JP6669475B2 - セル、セルスタック装置、モジュール、およびモジュール収容装置 - Google Patents
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Description
また、本発明のセルは、Niを含有する燃料極と、該燃料極上に設けられた固体電解質層と、該固体電解質層上に設けられた酸素極と、を有しており、前記固体電解質層は、厚み方向に貫通する孔を有し、該孔に前記孔内に露出した前記燃料極と当接するシール材が充填されており、前記シール材はSi、Ba、及びBを含む群から選択される少なくとも1つの元素及びNiを含有しており、前記燃料極は、前記シール材側において、前記シール材に含有されている前記元素と同一の元素を含有している。
また、本発明のセルは、Niを含有する燃料極と、該燃料極上に設けられた固体電解質層と、該固体電解質層上に設けられた酸素極と、を有しており、前記固体電解質層は、厚み方向に貫通する孔を有し、該孔にNiを含有するシール材が充填されており、該シール材が前記孔内に露出した前記燃料極と当接しており、前記シール材において、前記燃料極側が表層側よりも緻密である、または前記燃料極において、前記シール材側が内部側よりも緻密である。
れている。
EMを用いて100倍の倍率で撮影し、エネルギー分散型X線分析(EDS:Energy-Dispersive-Spectroscopy)により、Niのマッピングを行って確認すればよい。
なる。
後に結晶化する結晶化ガラスであることが望ましい。これは、結晶化ガラスの方が、非晶質の場合よりも、第2燃料極3を構成する粒子を粒成長させることがないためである。
第1燃料極1は、燃料ガスを第2燃料極3まで透過させるためにガス透過性であること、及びインターコネクタ8を介しての集電を行うために導電性であることが要求される。このような要求を満たすと同時に、同時焼成により生じる不都合を回避するために、鉄属金属成分と特定の希土類酸化物とから第1燃料極1を構成するのがよい。特にこれに限定されるものではなく、導電性材料であれば良い。
0%の範囲にあることが好適である。また、第1燃料極1の導電率は、300S/cm以上、特に440S/cm以上であることが好ましい。
第2燃料極3は、電極反応を生じせしめるものであり、それ自体公知の多孔質のサーメットから形成される。例えば、希土類元素が固溶しているZrO2或いはCeO2と、Ni及び/またはNiOとから形成される。
固体電解質層4は、電極間のイオンの橋渡しをする電解質としての機能を有すると同時に、燃料ガスと空気等の酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有していることが必要である。従って、この固体電解質層4の形成に用いる材料としては、このような特性を備えている緻密質な酸化物セラミックス、例えば、3〜15モル%の希土類元素酸化物が固溶した安定化ジルコニア(ZrO2)を用いるのが好ましい。この安定化ジルコニア(ZrO2)中の希土類元素酸化物としては、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Td、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luからなる群より選ばれた少なくとも1種の希土類元素の酸化物を例示することができるが、安価であるという点で、Y2O3、Yb2O3が好適である。
固体電解質層4に設けられる酸素極6は、前述した電極反応を生じせしめるものであり
、図1に示されているように、固体電解質層4を間に挟んで、前述した第2燃料極3と対面するような位置に配置されている。即ち、少なくとも第1燃料極1の一方の平坦面n上に位置する部分に配置される。
第1燃料極1上の平坦面nに設けられているインターコネクタ8は、導電性セラミックスからなるが、燃料ガス(水素)及び酸素含有ガスと接触するため、耐還元性、耐酸化性を有していることが必要である。このため、かかる導電性セラミックスとしては、一般に、ランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO3系酸化物)が使用される。インターコネクタ8としては、Tiを含有するペロブスカイト型複合酸化物、例えば、La、SrおよびTiを含有するペロブスカイト型複合酸化物等であっても良く、特に限定されるものではない。また、第1燃料極1の内部を通る燃料ガス及び第1燃料極1の外部を通る酸素含有ガスのリークを防止するため、かかる導電性セラミックスは緻密質でなければならず、例えば93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが好適である。
上述した構造を有するセルは、公知の方法で製造することができるが、特に以下に述べる同時焼成法を利用することが好適である。以下の製造方法は、図1、2に示した構造のセルを例にとって説明したものである。
、例えば、Y2O3を含有したZrO2(YSZ)などの固体電解質粉末を、有機バインダー及び溶媒と混合してスラリーを調製し、このスラリーを用いて、ドクターブレード法等により固体電解質層用シートを成形する。
1を概略的に示す側面図、(b)は(a)のセルスタック装置11の一部拡大断面図であり、(a)で示した破線で囲った部分を抜粋して示している。なお、(b)において(a)で示した破線で囲った部分に対応する部分を明確とするために矢印にて示している。
2:ガス流路
3:第2燃料極(燃料極)
4:固体電解質層
6:酸素極
8:インターコネクタ
9:発電素子部
10:セル
11:セルスタック装置
14:孔
15:シール材
18:モジュール
23:モジュール収容装置
Claims (7)
- Niを含有する燃料極と、
該燃料極上に設けられた固体電解質層と、
該固体電解質層上に設けられた酸素極と、を有しており、
前記固体電解質層は、厚み方向に貫通する孔を有し、該孔にNiを含有するシール材が充填されており、該シール材が前記孔内に露出した前記燃料極と当接しており、
前記シール材において、前記燃料極側が表層側よりもNiの濃度が高い、セル。 - Niを含有する燃料極と、
該燃料極上に設けられた固体電解質層と、
該固体電解質層上に設けられた酸素極と、を有しており、
前記固体電解質層は、厚み方向に貫通する孔を有し、該孔に前記孔内に露出した前記燃料極と当接するシール材が充填されており、
前記シール材はSi、Ba、及びBを含む群から選択される少なくとも1つの元素及びNiを含有しており、
前記燃料極は、前記シール材側において、前記シール材に含有されている前記元素と同一の元素を含有している、セル。 - Niを含有する燃料極と、
該燃料極上に設けられた固体電解質層と、
該固体電解質層上に設けられた酸素極と、を有しており、
前記固体電解質層は、厚み方向に貫通する孔を有し、該孔にNiを含有するシール材が充填されており、該シール材が前記孔内に露出した前記燃料極と当接しており、
前記シール材において、前記燃料極側が表層側よりも緻密である、セル。 - Niを含有する燃料極と、
該燃料極上に設けられた固体電解質層と、
該固体電解質層上に設けられた酸素極と、を有しており、
前記固体電解質層は、厚み方向に貫通する孔を有し、該孔にNiを含有するシール材が充填されており、該シール材が前記孔内に露出した前記燃料極と当接しており、
前記燃料極において、前記シール材側が内部側よりも緻密である、セル。 - 複数配列されており、互いに電気的に接続された請求項1乃至4のうちいずれかに記載
されたセルを有する
セルスタック装置。 - 請求項5に記載されたセルスタック装置と、
該セルスタック装置を収容する収容容器と、を有する
モジュール。 - 請求項6に記載されたモジュールと、
該モジュールを動作させるための補機と、
前記モジュールおよび前記補機を収容する外装ケースと、を有する
モジュール収容装置。
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