JP2017110626A - 遠心送風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】騒音の低減、送風効率の向上を図ることが可能な遠心送風機を提供する。【解決手段】ケーシング4の空気吸入部41は、空気流れ下流側の端部を構成する下流側端部411、および回転軸20の径方向RDの内側の壁面を構成する内側壁面部412を有する。羽根車3の側板32は、空気流れ上流側の端部を構成する一端部321、および回転軸20の径方向の内側の板面を構成する内側板面部323を有する。そして、空気吸入部41および側板32は、下流側端部411と一端部321とが回転軸20の軸方向AXに間隔をあけた状態で対向配置される。さらに、空気吸入部41および側板32は、内側壁面部412における最小径となる部位の径と内側板面部323における最小径となる部位の径との差が側板32の厚みTh以下に設定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、回転軸の軸方向の一端側から吸い込んだ空気を回転軸の径方向の外側に向けて吐出する遠心送風機に関する。
従来、遠心ファンにおけるシュラウドとベルマウス間の隙間からの漏れ流れを低減して、主流との干渉による羽根負圧面の剥離騒音を下げる遠心送風機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、シュラウドの羽根負圧面領域における空気吸込側端部のベルマウスに対向する部位に、回転方向に沿うラビリンスシール部を設ける構成が開示されている。
特開2001−115991号公報
本発明者らの検討によれば、特許文献1に開示された構成では、ベルマウスの外周側にシュラウドが位置しており、ベルマウスとシュラウドとの間に段差が形成される。このため、ベルマウスの内側表面に沿う気流が、ベルマウスの空気流れ下流側の端部で剥離してシュラウドの内側表面に沿った流れとならない。これにより、ベルマウスの表面からファンのシュラウド付近に流入する気流に乱れが生ずる。このような乱れは、ファンの空気流れ下流側に進むにつれて成長するので、騒音増加や送風効率の低下を招く要因となる。
本発明は上記点に鑑みて、騒音の低減、送風効率の向上を図ることが可能な遠心送風機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、回転軸(20)の軸方向(AX)の一端側から吸い込んだ空気を回転軸の径方向(RD)の外側に向けて吐出する遠心送風機を対象としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、回転軸の軸線(CL)に対して放射状に配置された複数枚の羽根(31)、および複数枚の羽根における軸方向の一端側部位を連結する円環状の側板(32)を有し、回転軸の軸線を中心として回転する円筒状の羽根車(3)と、羽根車を収容すると共に、側板に近接する部位に羽根車の内側に空気を導くベルマウス状の空気吸入部(41)が形成されたケーシング(4)と、を備える。
そして、空気吸入部は、空気流れ下流側の端部を構成する下流側端部(411)、および回転軸の径方向の内側の壁面を構成する内側壁面部(412)を有している。また、側板は、空気流れ上流側の端部を構成する上流側端部(321)、および回転軸の径方向の内側の板面を構成する内側板面部(323)を有している。
さらに、空気吸入部および側板は、回転軸の回転方向(CD)における少なくとも一部において、下流側端部と上流側端部とが回転軸の軸方向に間隔をあけた状態で回転軸の軸方向に対向配置されると共に、内側壁面部における最小径となる部位の径(Db)と内側板面部における最小径となる部位の径(Ds)との差が側板の厚み以下に設定されている。
このように、空気吸入部および側板の少なくとも一部において、空気吸入部の内側壁面部および側板の内側板面部の最小径となる部位同士の径の差を側板の厚み以下とすれば、空気吸入部の内側壁面部と側板の内側板面部との間に実質的に段差がない形状となる。これにより、空気吸入部に沿って流れる空気が側板側へ滑らかに流れ易くなる。従って、騒音の低減、送風効率の向上を図ることが可能な遠心送風機を実現することができる。なお、ベルマウス状の空気吸入部とは、空気流れ上流側に向かってラッパ状に径を拡大させた空気吸入部を意味する。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態の遠心送風機の模式的な軸方向断面図である。 第1実施形態の遠心送風機の側板を含む要部の拡大断面図である。 第1実施形態の遠心送風機における空気の流れを示す軸方向断面図である。 比較例の遠心送風機の側板を含む要部の拡大断面図である。 第1実施形態の遠心送風機の側板付近の気流を示す拡大断面図である。 第1実施形態の遠心送風機の送風効率と比較例の遠心送風機の送風効率とを比較した図である。 第1実施形態の遠心送風機の騒音と比較例の遠心送風機の比騒音とを比較した図である。 第1実施形態の遠心送風機の側板を含む要部の変形例1を示す拡大断面図である。 第1実施形態の変形例1における側板付近の気流を示す拡大断面図である。 第1実施形態の遠心送風機の側板を含む要部の変形例2を示す拡大断面図である。 第1実施形態の変形例2における側板付近の気流を示す拡大断面図である。 第2実施形態の遠心送風機の側板を含む要部の拡大断面図である。 第2実施形態の遠心送風機の側板付近の気流を示す拡大断面図である。 第2実施形態の遠心送風機の側板を含む要部の変形例を示す拡大断面図である。 第2実施形態の変形例における側板付近の気流を示す拡大断面図である。 第3実施形態の遠心送風機の側板を含む要部の拡大断面図である。 第3実施形態の遠心送風機の側板付近の気流を示す拡大断面図である。 第4実施形態の遠心送風機の模式的な軸方向断面図である。 図18のXIX−XIX断面図である。 図18の矢印XXに示す方向から見た遠心送風機の矢視図である。 第1実施形態の遠心送風機を軸方向の一端側から見た上面図である。 図21のXXII−XXII断面図である。 図21のXXIII−XXIII断面図である。 図20のXXIV−XXIV断面図である。 図20のXXV−XXV断面図である。 第4実施形態の遠心送風機における空気の流れを示す軸方向断面図である。
以下、発明を実施する形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。以下の実施形態は、特に組み合わせに支障が生じない範囲であれば、特に明示していない場合であっても、各実施形態同士を部分的に組み合わせることができる。
(第1実施形態)
本実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。図1に示す本実施形態の遠心送風機1は、例えば、車両用空調装置の室内ユニットへ空気を送風する送風ユニットに用いられる。
遠心送風機1は、回転軸20を有する電動モータ2と、電動モータ2により回転駆動されて空気を吹き出す羽根車3と、羽根車3を収容するケーシング4とを備える。なお、図1に示す矢印AXは、回転軸20の軸線CLに沿う軸方向を示している。また、図1に示す矢印CDは、回転軸20の回転方向を示している。さらに、図2に示す矢印RDは、回転軸20の軸方向AXに直交する径方向を示している。このことは、図1および図2以外の図面においても同様である。
羽根車3は、回転軸20の軸線CLを中心として回転する円筒状の部材である。羽根車3は、回転軸20に対して放射状に配置された複数枚の羽根31、各羽根31における軸方向AXの一端側の部位を連結する円環状の側板32、各羽根31における軸方向AXの他端側の部位を連結する円盤状の主板33を有する。
本実施形態の羽根車3は、各羽根31が前向き羽根からなるシロッコファンで構成される。各羽根31は、回転軸20の軸線CLを中心として放射状に配置されている。各羽根31は、隣り合う羽根31の間に空気が流通する空気流路が形成される。
側板32は、中央部が開口する円環状の部材で構成されている。羽根車3の軽量化を図るために、本実施形態の側板32は、その厚みThが、例えば、1〜3mm程度に設定されている。
本実施形態の側板32は、空気流れ上流側の端部を構成する一端部321、空気流れ下流側の端部を構成する他端部322を有している。また、本実施形態の側板32は、回転軸20の径方向RDの内側の板面を構成する内側板面部323、回転軸20の径方向RDの外側の板面を構成する外側板面部324を有している。本実施形態では、側板32の一端部321が上流側端部を構成する。また、側板32は、各羽根31の軸方向AXの一端側部位に連結されている。
内側板面部323は、後述するケーシング4の空気吸入部41から吸い込まれた空気を羽根車3に導入する導入口を形成している。本実施形態の内側板面部323は、回転軸20の軸方向AXから流入した空気が回転軸20の径方向RDの外側に導かれるように、羽根車3の内側に向けて膨らんだ形状を有している。具体的には、内側板面部323は、一端部321側から他端部322側に向かって径が徐々に大きくなっている。本実施形態では、側板32の一端部321が内側板面部323における最小径となる部位を構成する。
主板33は、その中央部が回転軸20に連結されている。また、主板33は、側板32に対向する部位に各羽根31の軸方向AXの他端側部位が連結されている。本実施形態の主板33は、円形の平面形状となっている。なお、主板33は、回転軸20の軸方向AXにおいて側板32側に向かって凸となる円錐面形状となっていてもよい。
ケーシング4は、羽根車3を収容する部材である。本実施形態のケーシング4は、羽根車3の外側に渦巻き状の空気流路40を形成するスクロールケーシングで構成されている。ケーシング4には、羽根車3の内側に空気を導くベルマウス状の空気吸入部41が形成されている。
空気吸入部41は、ケーシング4における回転軸20の軸方向AXの一端側であって、羽根車3の側板32に近接する部位に形成されている。空気吸入部41は、空気流れ下流側の端部を構成する下流側端部411、および回転軸20の径方向RDの内側の壁面を構成する内側壁面部412を有する。
本実施形態の空気吸入部41は、下流側端部411と側板32の一端部321とが回転軸20の軸方向AXに間隔をあけた状態で、回転軸20の軸方向AXに対向するようにケーシング4に形成されている。すなわち、空気吸入部41は、ケーシング4における回転軸20の径方向RDにおいて側板32と重なり合わない部位に形成されている。
内側壁面部412は、羽根車3の内側に空気を導くために、内側に向けて膨らんだ形状を有している。具体的には、内側壁面部412は、空気流れ上流側から下流側端部411に向かって径が徐々に小さくなっている。本実施形態では、空気吸入部41の下流側端部411が内側壁面部412における最小径となる部位を構成する。
本実施形態の遠心送風機1は、空気吸入部41から側板32へと向かう主流が剥離してしまうことを抑えるために、回転軸20の回転方向CDの全域において、空気吸入部41と側板32との間に実質的に段差がない形状としている。
図2に示すように、本実施形態の空気吸入部41および側板32は、空気吸入部41の内側壁面部412における最小径となる部位の径Dbと、側板32の内側板面部323における最小径となる部位の径Dsとの差が側板32の厚みTh以下に設定されている。なお、空気吸入部41の内側壁面部412における径とは、空気吸入部41の内側壁面部412における回転軸20の軸線CLに対する距離(例えば、半径)を意味する。また、側板32の内側板面部323における径とは、側板32の内側板面部323における回転軸20の軸線CLに対する距離(例えば、半径)を意味する。
本実施形態では、前述したように、空気吸入部41の下流側端部411が内側壁面部412における最小径となる部位を構成し、側板32の一端部321が内側板面部323における最小径となる部位を構成する。
このため、本実施形態の空気吸入部41および側板32は、回転軸20の回転方向CDの全域において、空気吸入部41の下流側端部411の径Dbと、側板32の一端部321の径Dsとの差が側板32の厚みTh以下に設定されている。なお、側板32の厚みThは、側板32における空気吸入部41側に近接する部位の厚みである。
本実施形態では、空気吸入部41の下流側端部411の径Dbが、回転軸20の回転方向CDの全域において、側板32の一端部321の径Ds以下に設定されている。より具体的には、本実施形態では、回転軸20の回転方向CDの全域において、空気吸入部41の下流側端部411の径Dbと、側板32の一端部321の径Dsとの差が実質的に一致するように設定されている(Db≒Ds)。
また、本実施形態の空気吸入部41および側板32は、空気吸入部41の下流側端部411の接線と、側板32の一端部321の接線とが実質的に平行となるように設定されている。より具体的には、本実施形態では、空気吸入部41の下流側端部411の接線、および側板32の一端部321の接線の双方が回転軸20の軸方向AXに沿った方向に延びるように設定されている。これにより、空気吸入部41の下流側端部411にて空気の剥離が生じたとしても、剥離した空気が側板32の一端部321にて再付着し易くなる。
ここで、羽根車3の空気吸入側と空気吐出側とは、空気吸入部41と側板32との隙間を介して連通している。このため、羽根車3の空気吐出側から吐出された空気は、空気吸入部41と側板32との隙間を介して羽根車3の空気吸入側に逆流することがある。本実施形態では、空気吸入部41と側板32との隙間が、羽根車3の空気吐出側から空気吸入側へ向かう逆流の流路を構成する。
本実施形態の空気吸入部41の下流側端部411は、側板32の一端部321に対向する部位が回転軸20の径方向RDに延びる形状となっている。また、本実施形態の側板32の一端部321は、空気吸入部41の下流側端部411に対向する部位が回転軸20の径方向RDに延びる形状となっている。従って、本実施形態では、逆流の流路を構成する空気吸入部41と側板32との隙間が、回転軸20の径方向RDに延びる流路形状となっている。
次に、本実施形態の遠心送風機1の作動を説明する。遠心送風機1は、電動モータ2の回転軸20の回転に伴って羽根車3が回転する。これにより、図3に示すように、回転軸20の軸方向AXの一端側の空気吸入部41から羽根車3に吸い込まれた空気が、遠心力によって回転軸20の径方向RDの外側に向けて吹き出される。
ここで、図4は、本実施形態の比較例となる遠心送風機CEの側板32付近の気流を示す図面である。比較例の遠心送風機CEは、空気吸入部41の外周側に側板32が位置している点だけが、本実施形態の遠心送風機1と異なっている。なお、説明の便宜上、図4では、比較例の遠心送風機CEにおける本実施形態の遠心送風機1と同様の構成について同一の参照符号を付している。
比較例の遠心送風機CEでは、図4に示すように、羽根車3の回転により、回転軸20の軸方向AXの一端側の空気吸入部41から羽根車3に空気が吸い込まれる。比較例の遠心送風機CEは、空気吸入部41と側板32との間に大きな段差が形成されるので、空気吸入部41の表面に沿う気流が、空気吸入部41の空気流れ下流側端部411で剥離する。これにより、空気吸入部41の表面から羽根車3の側板32付近に流入する気流に横渦を伴う乱れが生ずる。この乱れが、羽根車3における空気流れ下流側に進むほど成長する。この結果、騒音が増加すると共に、送風効率が低下してしまう。なお、横渦は、空気の主流の流れ方向に対して交差する回転の中心軸を持つ渦である。
これに対して、本実施形態の遠心送風機1は、空気吸入部41の内側壁面部412における最小径となる部位の径Dbと、側板32の内側板面部323における最小径となる部位の径Dsとの差が側板32の厚みTh以下に設定されている。
このため、本実施形態の遠心送風機1では、図5に示すように、空気吸入部41の表面に沿う気流が、空気吸入部41の空気流れ下流側端部411から離れた後に側板32に再付着する。そして、側板32付近の気流は、側板32から剥離することなく側板32に沿って流れる。このように、本実施形態の遠心送風機1は、空気吸入部41に沿って流れる気流が側板32側へ滑らかに流れ易くなる。
ここで、図6は、本実施形態の遠心送風機1および比較例の遠心送風機CEにおいて、空気の吐出流量を変化させた際の送風効率を比較した図である。なお、図6では、比較例の遠心送風機CEの送風効率を実線Aで示し、本実施形態の遠心送風機1の送風効率を破線Bで示している。
また、図7は、本実施形態の遠心送風機1および比較例の遠心送風機CEにおいて、空気の吐出流量を変化させた際の比騒音を比較した図である。なお、図7では、比較例の遠心送風機CEの比騒音を実線Aで示し、本実施形態の遠心送風機1の比騒音を破線Bで示している。
図6によれば、本実施形態の遠心送風機1は、比較例の遠心送風機CEに比較して、全流量域において送風効率が向上していることが確認できる。また、図7によれば、本実施形態の遠心送風機1は、比較例の遠心送風機CEに比較して、全流量域において騒音が低減できていることが確認できる。このように、本実施形態の遠心送風機1では、騒音の低減および送風効率の向上を図ることができる。
以上説明した本実施形態の遠心送風機1は、空気吸入部41の内側壁面部412および側板32の内側板面部323の最小径となる部位同士の径の差を側板32の厚みTh以下に設定する構成としている。
これによれば、空気吸入部41の内側壁面部412と側板32の内側板面部323との間に実質的に段差がない形状とすることができる。これにより、空気吸入部41に沿って流れる空気が側板32側へ滑らかに流れ易くなる。従って、本実施形態の遠心送風機1によれば、騒音の低減、送風効率の向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態の遠心送風機1は、空気吸入部41の下流側端部411の径Dbと、側板32の一端部321の径Dsとの差が実質的に一致するように設定されている。これによれば、空気吸入部41に沿う気流が側板32に衝突してしまうことを抑えることができるので、空気吸入部41に沿う気流が側板32側へより一層滑らかに流れ易くなる。
(第1実施形態の変形例1)
本変形例では、第1実施形態の内側壁面部412および側板32の内側板面部323の最小径となる部位同士の径に差ができるように変形させた例について、図8、図9を参照して説明する。
図8に示すように、本変形例では、空気吸入部41の下流側端部411の径Dbを、側板32の一端部321の径Dsより小さく設定している(Db<Ds)。なお、本変形例においても、空気吸入部41の内側壁面部412および側板32の内側板面部323の最小径となる部位同士の径の差ΔDが側板32の厚みTh以下に設定されている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。本変形例の遠心送風機1においても、図9に示すように、空気吸入部41の表面に沿う気流は、空気吸入部41の空気流れ下流側端部411から離れた後に側板32に再付着して、側板32から剥離することなく側板32に沿って流れる。従って、本変形例の遠心送風機1によれば、第1実施形態と同様に、騒音の低減、送風効率の向上を図ることが可能となる。
(第1実施形態の変形例2)
本変形例では、第1実施形態の内側壁面部412および側板32の内側板面部323の形状を変形させた例について、図10、図11を参照して説明する。
図10に示すように、本変形例の空気吸入部41は、内側壁面部412のうち、下流側端部411よりも若干空気流れ上流の部位が最小径となるように構成されている。すなわち、本変形例の内側壁面部412は、下流側端部411の径が下流側端部411よりも若干空気流れ上流の部位に比べて若干大きくなっている。
また、本変形例の側板32は、内側板面部323のうち、一端部321と他端部322との間の部位が最小径となるように構成されている。すなわち、本変形例の内側板面部323は、一端部321と他端部322との間の部位の径が、一端部321および他端部322の径に比べて大きくなっている。
そして、本変形例の空気吸入部41および側板32は、空気吸入部41の内側壁面部412における最小径となる部位の径Dbと、側板32の内側板面部323における最小径となる部位の径Dsとの差が側板32の厚みTh以下に設定されている。
また、本変形例の空気吸入部41および側板32は、内側壁面部412における最小径となる部位の接線と、内側板面部323における最小径となる部位の接線とが実質的に平行となるように設定されている。より具体的には、本変形例では、内側壁面部412における最小径となる部位の接線、および内側板面部323における最小径となる部位の接線の双方が回転軸20の軸方向AXに沿った方向に延びるように設定されている。
その他の構成は第1実施形態と同様である。本変形例の遠心送風機1においても、図11に示すように、空気吸入部41の表面に沿う気流が、空気吸入部41の空気流れ下流側端部411から離れた後に側板32に再付着して、側板32から剥離することなく側板32に沿って流れる。従って、本変形例の遠心送風機1によれば、第1実施形態と同様に、騒音の低減、送風効率の向上を図ることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図12、図13を参照して説明する。本実施形態では、空気吸入部41と側板32との間に逆流の向きを、主流に近づくように偏向させる構成としている点が第1実施形態と相違している。
図12に示すように、本実施形態の遠心送風機1は、空気吸入部41と側板32との間に、空気吸入部41の下流側端部411と側板32の一端部321との隙間からの逆流を主流に近づくように偏向させる偏向流路5が設定されている。なお、逆流は、空気吸入部41の下流側端部411と側板32の一端部321との隙間から羽根車3の空気吸入側へと向かう気流である。また、主流は、空気吸入部41から羽根車3の空気吸入側へと向かう気流である。
偏向流路5は、側板32の外側板面部324とケーシング4の内壁面との間に形成される上流側流路51、および空気吸入部41の下流側端部411と側板32の一端部321との間に形成される下流側流路52で構成される。
本実施形態の空気吸入部41の下流側端部411は、側板32の一端部321に対向する部位の径が、一端部321側に近づくにつれて小さくなるように内側壁面部412に対して傾斜している。すなわち、本実施形態の下流側端部411は、側板32の一端部321に対向する部位が内側壁面部412に対して鋭角で交差するように傾斜している。
また、本実施形態の上流側流路51は、ケーシング4の内壁面のうち、下流側端部411に連なる部位が、下流側端部411における側板32の一端部321に対向する部位と同様に内側壁面部412に対して傾斜している。
一方、本実施形態の側板32の一端部321は、空気吸入部41の下流側端部411に対向する部位が回転軸20の径方向RDに延びる形状となっている。このため、本実施形態の下流側流路52は、その断面積が空気流れ下流側に向かって小さくなっている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態の遠心送風機1では、図13に示すように、空気吸入部41の表面に沿う気流が側板32から剥離することなく側板32に沿って流れる。
さらに、本実施形態の遠心送風機1は、空気吸入部41と側板32との間に、空気吸入部41の下流側端部411と側板32の一端部321との隙間からの逆流を主流に近づくように偏向させる偏向流路5が設定されている。
このため、空気吸入部41と側板32との隙間からの逆流の向きが、主流に沿った向きとなり、主流と逆流とが干渉することを抑制することができる。これにより、空気吸入部41に沿う気流が側板32側へ滑らかに流れ易くなるので、騒音の低減、送風効率の向上を図ることが可能となる。
(第2実施形態の変形例)
本変形例では、第2実施形態の偏向流路5の下流側流路52を変更した例について、図14、図15を参照して説明する。
第2実施形態の如く、下流側流路52の断面積が空気流れ下流側に向かって小さくなる構成とすると、逆流の流路が絞られることで、逆流に乱れが生じ易くなってしまう。このことは、主流と逆流とが合流する際に、主流を乱す要因となることから好ましくない。
そこで、本変形例では、図14に示すように、側板32の一端部321における下流側端部411に対向する部位を内側板面部323に対して傾斜させている。具体的には、本変形例の側板32の一端部321は、下流側端部411に対向する部位の径が、下流側端部411側に近づくにつれて大きくなるように内側板面部323に対して傾斜している。すなわち、本変形例の側板32の一端部321は、下流側端部411に対向する部位が内側板面部323に対して鈍角で交差するように傾斜している。これにより、本変形例の下流側流路52は、その断面積が空気流れ上流側と下流側とで同等となっている。
その他の構成は、第2実施形態と同様である。本変形例の遠心送風機1では、図15に示すように、空気吸入部41の表面に沿う気流が側板32から剥離することなく側板32に沿って流れる。
さらに、本変形例の遠心送風機1は、偏向流路5の下流側流路52の断面積が空気流れ上流側と下流側とで同等となっている。このため、空気吸入部41と側板32との隙間からを流れる逆流の乱れが抑えられるので、主流と逆流とが合流する際の主流の乱れを効果的に抑えることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について、図16、図17を参照して説明する。本実施形態では、偏向流路5の形状が第2実施形態と相違している。
図16に示すように、本実施形態の遠心送風機1は、偏向流路5における側板32の外側板面部324とケーシング4の内壁面との間に形成される上流側流路51が丸みを有する形状となっている。
具体的には、本実施形態のケーシング4は、上流側流路51を形成する内壁面が、回転軸20の一端側に向かって凸となる半円弧状の形状となっている。また、本実施形態の側板32は、空気吸入部41の下流側端部411に対向する一端部321がR形状となっている。
その他の構成は、第2実施形態と同様である。本実施形態の遠心送風機1では、図17に示すように、空気吸入部41の表面に沿う気流が側板32から剥離することなく側板32に沿って流れる。
さらに、本実施形態の遠心送風機1は、偏向流路5における上流側流路51が丸みを有する形状となっている。このため、偏向流路5の上流側流路51を逆流が滑らかに流れ易くなる。これにより、空気吸入部41と側板32との隙間からを流れる逆流の乱れが抑えられるので、主流と逆流とが合流する際の主流の乱れを効果的に抑えることが可能となる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について、図18〜図26を参照して説明する。本実施形態の遠心送風機1Aは、回転軸20の回転方向CDの一部において、空気吸入部41の内側壁面部412および側板32の内側板面部323の最小径となる部位同士の径の差を側板32の厚みTh以下に設定している点が前述した実施形態と相違している。
図18〜図20に示すように、本実施形態の遠心送風機1Aのケーシング4は、第1実施形態の遠心送風機1と同様に、ノーズ部42を始点として羽根車3の外側に渦巻き状の空気流路40を形成する側壁部43を有するスクロールケーシングで構成されている。
ケーシング4の側壁部43は、回転軸20の軸線CLに対する半径が対数螺旋状に増大するように、側壁部43のノーズ部42に位置する巻き始め部431から巻き終り部432にかけて延びている。これにより、本実施形態のケーシング4は、空気流路40の通路断面積が側壁部43の巻き始め部431側から巻き終り部432側に向かうほど大きくなっている。
本実施形態のように、ケーシング4をスクロールケーシングで構成する場合、羽根車3の羽根31の後縁側と側壁部43との間隔が、巻き始め部431から巻き終り部432に向かって拡大する。具体的には、羽根31の後縁側と側壁部43との間隔は、側壁部43における巻き始め部431で最も狭くなり、巻き終り部432で最も広くなる。
このため、本実施形態のケーシング4内部では、回転軸20の回転方向CDにおいて、羽根車3の空気吐出側で気流の乱れが生じ易い部位と気流の乱れが生じ難い部位とが存在する。
例えば、図19および図20に示す側壁部43における巻き始め部431から中間部433までの区間SE1では、側壁部43が通風抵抗となることで、羽根車3の空気吐出側で気流の乱れが生じ易い傾向がある。
一方、図19および図20に示す側壁部43における中間部433から巻き終り部432までの区間SE2では、側壁部43が殆ど通風抵抗とならないので、羽根車3の空気吐出側で気流の乱れが生じ難い傾向がある。
ここで、第1実施形態で説明したように、第1実施形態の遠心送風機1では、比較例の遠心送風機CEに比べて、騒音の低減および送風効率の向上を図ることができることが判っている。
本発明者らは、第1実施形態の遠心送風機1において、更なる騒音の低減を図るために、遠心送風機1の回転軸20の回転方向CDにおける騒音の大きさについて鋭意調査した。この結果、第1実施形態の遠心送風機1では、図21に示す側壁部43における巻き終り部432付近が、側壁部43における巻き始め部431から中間部433までの区間SE1に比べて、騒音が大きくなっていることが判った。
そこで、本発明者らは、まず、側壁部43における巻き始め部431から中間部433までの区間SE1、および側壁部43における巻き終り部432付近の空気の流れ方の違いについて調査した。
この結果、第1実施形態の遠心送風機1では、側壁部43における巻き始め部431から中間部433までの区間SE1において、図22に示すように、空気吸入部41の表面付近に流入した気流が側板32に沿って流れていることが判った。
また、側壁部43における巻き始め部431から中間部433までの区間SE1では、羽根車3の空気吐出側から吐出された空気の一部が、空気吸入部41と側板32との隙間を介して羽根車3の空気吸入側に逆流する傾向があることが判った。理由としては、側壁部43における巻き始め部431から中間部433までの区間SE1は、前述したように、羽根車3の空気吐出側における側板32が空気抵抗となってしまうことが挙げられる。
これに対して、側壁部43における巻き終り部432付近では、図23に示すように、空気吸入部41の表面付近に流入した気流が側板32に沿って流れていることが判った。
また、側壁部43における巻き終り部432付近では、空気吸入部41の表面付近に流入した気流の一部が、空気吸入部41と側板32との隙間を介して羽根車3の空気吐出側に流れる傾向があることが判った。理由としては、側壁部43における巻き終り部432付近では、側壁部43における巻き始め部431から中間部433までの区間SE1に比べて、羽根車3の空気吐出側における抵抗となる要素が少ないことが挙げられる。
さらに、側壁部43における巻き終り部432付近では、空気吸入部41の表面付近に流入した気流と空気吸入部41と側板32との隙間から流出した気流とが、側板32付近の気流が剥離し易い剥離領域DAにて衝突する傾向があることが判った。このような気流の衝突は、騒音の発生要因となってしまう。
このように、本発明者らの調査によれば、第1実施形態の遠心送風機1では、空気吸入部41と側板32との隙間を流れる気流の向きが、回転軸20の回転方向CDにおいて変化する傾向があることが判った。
そして、本発明者らの調査結果を鑑みると、側壁部43における巻き終り部432付近では、剥離領域DAにて反対向き流れる気流の衝突が生ずることで、騒音が大きくなっていると推察される。
そこで、本実施形態の遠心送風機1Aでは、図18に示すように、回転軸20の回転方向CDにおける一部において、空気吸入部41と側板32との間に実質的に段差がない形状としている。
具体的には、本実施形態の遠心送風機1Aは、図19および図20に示す側壁部43における巻き始め部431から中間部433までの区間SE1において、図24に示すように、空気吸入部41と側板32との間に実質的に段差がない形状としている。すなわち、本実施形態の遠心送風機1Aは、側壁部43における巻き始め部431から中間部433までの区間SE1において、空気吸入部41の下流側端部411の径Db1と、側板32の一端部321の径Dsとの差が側板32の厚みTh以下となっている。
一方、本実施形態の遠心送風機1Aでは、図18に示すように、回転軸20の回転方向CDの一部において、空気吸入部41と側板32との間に段差を有する形状としている。
具体的には、本実施形態の遠心送風機1Aは、図19および図20に示す側壁部43における巻き終り部432付近において、図25に示すように、空気吸入部41と側板32との間に段差を有する形状としている。本実施形態の遠心送風機1Aは、側壁部43における巻き終り部432付近において、空気吸入部41の下流側端部411の径Db2と、側板32の一端部321の径Dsとの差が側板32の厚みThより大きくなっている。なお、空気吸入部41の下流側端部411の径Db2は、側壁部43における巻き終り部432付近において、側板32の一端部321の径Dsよりも小さくなっている。
本実施形態の遠心送風機1Aは、側壁部43における中間部433から巻き終り部432付近までの区間SE2にて、空気吸入部41の下流側端部411の径Dbと側板32の一端部321の径Dsとの差が回転軸20の回転方向CDに連続的に大きくなっている。
本実施形態の遠心送風機1Aは、側壁部43における巻き終り部432から巻き始め部431までの区間において、空気吸入部41の下流側端部411の径Dbと側板32の一端部321の径Dsとの差が回転軸20の回転方向CDに連続的に小さくなっている。なお、空気吸入部41の下流側端部411の径Dbと、側板32の一端部321の径Dsとの差は、連続的に変化させずに、非連続的に変化させるようにしてもよい。
続いて、本実施形態の遠心送風機1Aの作動について、図26を参照して説明する。なお、図26では、紙面の右側が、側壁部43における巻き始め部431付近の断面形状を示し、紙面の左側が側壁部43における巻き終り部432付近の断面形状を示している。
図26に示すように、本実施形態の遠心送風機1Aは、側壁部43における巻き始め部431側で、空気吸入部41の下流側端部411の径Db1と、側板32の一端部321の径Dsとの差が側板32の厚みTh以下となっている。
このため、本実施形態の遠心送風機1Aは、側壁部43における巻き始め部431側において、空気吸入部41に沿って流れる気流が側板32側へ滑らかに流れ易くなっている。また、本実施形態の遠心送風機1Aは、側壁部43における巻き始め部431側において、羽根車3の空気吐出側の気流が、空気吸入部41と側板32との隙間を介して羽根車3の空気吸入側に逆流する。
さらに、本実施形態の遠心送風機1Aは、側壁部43における巻き終り部432側で、空気吸入部41の下流側端部411の径Db2と、側板32の一端部321の径Dsとの差が側板32の厚みThより大きくなっている。
このため、本実施形態の遠心送風機1Aは、側壁部43における巻き終り部432側にて、空気吸入部41に沿う気流が側板32から剥離するが、空気吸入部41の表面付近の気流が、空気吸入部41と側板32との隙間を介して羽根車3の空気吐出側に流れない。すなわち、本実施形態の遠心送風機1Aは、側壁部43における巻き終り部432側においても、羽根車3の空気吐出側の気流が、空気吸入部41と側板32との隙間を介して羽根車3の空気吸入側に逆流する。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。このため、本実施形態の遠心送風機1Aは、第1実施形態と共通の構成から奏される作用効果を第1実施形態と同様に得ることができる。つまり、本実施形態の遠心送風機1Aは、側壁部43における巻き始め部431から中間部433までの区間SE1にて、空気吸入部41の内側壁面部412および側板32の内側板面部323の最小径となる部位同士の径の差が側板32の厚みTh以下となっている。
これによれば、ケーシング4内部のうち、気流の乱れが生じ易い側壁部43における巻き始め部431から中間部433までの区間SE1において、空気吸入部41の内側壁面部412と側板32の内側板面部323との間に実質的に段差がない形状となる。これにより、ケーシング4内部のうち、気流の乱れが生じ易い箇所では、空気吸入部41に沿って流れる空気が側板32側へ滑らかに流れ易くなるので、遠心送風機1Aの騒音の低減、送風効率の向上を図ることができる。
また、本実施形態の遠心送風機1Aは、側壁部43における巻き終り部432付近に対応する部位が、巻き始め部431から中間部433に対応する部位に比べて空気吸入部41および側板32の最小径となる部位同士の径の差が大きくなっている。
これによると、側壁部43における巻き終り部432付近には、空気吸入部41の内側壁面部412と側板32の内側板面部323との間に段差が形成される。このため、空気吸入部41の表面付近の気流が、空気吸入部41と側板32との隙間を介して羽根車3の空気吐出側に流れてしまうことを抑えることができる。これにより、本実施形態の遠心送風機1Aでは、側壁部43における巻き終り部432付近における気流の衝突による騒音を抑えることができる。従って、本実施形態の遠心送風機1Aでは、第1実施形態の遠心送風機1に比べて、騒音の低減を図ることができる。
特に、本実施形態の遠心送風機1Aは、側壁部43における巻き終り部432付近おいて、空気吸入部41の内側壁面部412および側板32の内側板面部323の最小径となる部位同士の径の差が側板32の厚みThより大きくなっている。
これによると、側壁部43における巻き終り部432に対応する部位には、空気吸入部41の内側壁面部412と側板32の内側板面部323との間に、側板32の厚みThより大きい段差が形成される。このため、空気吸入部41の表面付近の気流が空気吸入部41と側板32との隙間を介して羽根車3の空気吐出側に流れてしまうことをより一層抑えることができる。
ここで、本実施形態では、側壁部43における巻き終り部432付近おいて、空気吸入部41の内側壁面部412および側板32の内側板面部323の最小径となる部位同士の径の差が側板32の厚みThより大きくする例について説明したが、これ限定されない。側壁部43における巻き終り部432付近において、空気吸入部41と側板32との間に段差が形成される構成であれば、例えば、空気吸入部41および側板32の最小径となる部位同士の径の差が側板32の厚みTh以下となっていてもよい。
(他の実施形態)
以上、発明を実施する代表的な形態について説明したが、上述の実施形態に限定されることなく、例えば、以下のように種々変形可能である。
上述の各実施形態では、車両用空調装置の送風ユニットに対して遠心送風機1、1Aを適用する例について説明したが、これに限定されない。遠心送風機1、1Aは、例えば、車両のシート空調装置に適用可能である。また、遠心送風機1、1Aは、車両用に限らず、定置型の空調装置や、換気装置等にも適用可能である。さらに、遠心送風機1、1Aは、空調装置に限らず、様々な装置に適用可能である。
上述の各実施形態では、羽根車3を各羽根31が前向き羽根からなるシロッコファンで構成する例について説明したが、これに限定されない。羽根車3は、例えば、各羽根31が後ろ向き羽根からなるターボファンで構成されていてもよい。
上述の各実施形態では、ケーシング4としてスクロールケーシングを例示したが、これに限定されず、例えば、全周吹き出し型のケーシング4が採用されていてもよい。このように、ケーシング4を全周吹き出し型のケーシングで構成する場合、スクロールケーシングを採用する場合に比べて、空気吸入部41と側板32との隙間を流れる気流の向きが、回転軸20の回転方向CDにおいて変化し難いと考えられる。このため、ケーシング4を全周吹き出し型のケーシングで構成する場合は、第1〜第3実施形態の如く、回転軸20の回転方向CDの全域において、空気吸入部41と側板32との間に実質的に段差がない形状とすることが望ましい。
上述の第1〜第3実施形態の如く、空気吸入部41の下流側端部411の径Dbは、側板32の一端部321の径Ds以下に設定されていることが望ましいが、これに限定されない。空気吸入部41の内側壁面部412および側板32の内側板面部323の最小径となる部位の径の差が側板32の厚みTh以下であれば、下流側端部411の径Dbが、一端部321の径Dsよりも大きくなるように設定されていてもよい。
上述の第1〜第3実施形態の如く、空気吸入部41の下流側端部411の接線、および側板32の一端部321の接線の双方が回転軸20の軸方向AXに沿った方向に延びるように設定されていることが望ましいが、これに限定されない。空気吸入部41の下流側端部411の接線、および側板32の一端部321の接線の双方が回転軸20の軸方向AXに対して若干傾斜した方向に延びるように設定されていてもよい。
上述の第2、第3実施形態では、空気吸入部41と側板32との間に偏向流路5を設定する例について説明したが、これに限定されない。例えば、空気吸入部41と側板32との間に、ラビリンスシール等の逆流防止機構を設定してもよい。
上述の実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
上述の実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
上述の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、遠心送風機は、空気吸入部および側板が、下流側端部と上流側端部とが回転軸の軸方向に間隔をあけた状態で回転軸の軸方向に対向配置される。空気吸入部および側板は、内側壁面部における最小径となる部位の径と内側板面部における最小径となる部位の径との差が側板の厚み以下に設定されている。
第2の観点によれば、遠心送風機は、内側壁面部における最小径となる部位の径が、内側板面部における最小径となる部位の径以下に設定されている。このように、内側壁面部における最小径となる部位の径を、内側板面部における最小径となる部位の径以下に設定する構成とすれば、空気吸入部に沿う気流が側板に衝突してしまうことを抑えることができる。
第3の観点によれば、遠心送風機のケーシングは、羽根車の外側に渦巻き状の空気流路を形成する側壁部を有するスクロールケーシングで構成されている。そして、遠心送風機の空気吸入部および側板は、側壁部における巻き始め部から中間部までの間の少なくとも一部において、内側壁面部および内側板面部における最小径となる部位の径との差が側板の厚み以下に設定されている。
これによれば、ケーシング内部のうち、気流の乱れが生じ易い側壁部における巻き始め部から中間部までの区間の少なくとも一部が、空気吸入部の内側壁面部と側板の内側板面部との間に実質的に段差がない形状となる。これにより、ケーシング内部のうち、気流の乱れが生じ易い箇所において、空気吸入部に沿って流れる空気が側板側へ滑らかに流れ易くなるので、遠心送風機の騒音の低減、送風効率の向上を図ることができる。
第4の観点によれば、遠心送風機の空気吸入部および側板は、側壁部における巻き終り部付近の部位が、側壁部における巻き始め部から中間部の区間の部位に比べて、内側壁面部および内側板面部の最小径となる部位の径との差が大きくなっている。
これによると、側壁部における巻き終り部に対応する部位に、空気吸入部の内側壁面部と側板の内側板面部との間に段差が形成される。このため、空気吸入部の表面付近の気流が、空気吸入部と側板との隙間を介して羽根車の空気吐出側に流れてしまうことを抑えることができる。これにより、側壁部における巻き終り部付近における気流の衝突による騒音を抑えることができるので、遠心送風機の更なる騒音の低減を図ることができる。
第5の観点によれば、遠心送風機の空気吸入部および側板は、側壁部における巻き終り部に対応する部位が、内側壁面部における最小径となる部位の径と内側板面部における最小径となる部位の径との差が側板の厚みより大きくなっている。
これによると、側壁部における巻き終り部に対応する部位に、空気吸入部の内側壁面部と側板の内側板面部との間に、側板の厚みより大きい段差が形成される。これによれば、空気吸入部の表面付近の気流が空気吸入部と側板との隙間を介して羽根車の空気吐出側に流れてしまうことをより一層抑えることができる。
第6の観点によれば、遠心送風機は、空気吸入部および側板との間に、下流側端部と上流側端部との隙間から羽根車の空気吸入側へ向かう逆流の向きを、空気吸入部から羽根車の空気吸入側へと向かう主流に近づくように偏向させる偏向流路が設定されている。このように、逆流の向きが主流に近づくように偏向させる構成とすれば、主流と逆流との干渉を抑えることができる。これにより、空気吸入部に沿う気流が側板側へ滑らかに流れ易くなるので、騒音の低減、送風効率の向上を図ることが可能となる。
第7の観点では、具体的な偏向流路の構成を特定している。すなわち、偏向流路は、下流側端部と上流側端部との隙間を含んでいる。そして、下流側端部は、上流側端部に対向する対向部位の径が上流側端部に近づくにつれて小さくなるように内側壁面部に対して傾斜している。
ここで、例えば、上流側端部における下流側端部に対向する対向面が、回転軸の径方向に延びる構成となっている場合、上流側端部と下流側端部との隙間の断面積が空気流れ下流に向かって小さくなってしまう。この場合、上流側端部と下流側端部との隙間を流れる逆流に乱れが生じ易くなることから好ましくない。
この点を鑑み、第8の観点において、上流側端部を、下流側端部に対向する対向部位の径が下流側端部に近づくにつれて大きくなるように内側板面部に向かって傾斜させている。これによれば、上流側端部と下流側端部との隙間における逆流の乱れを抑えることができるので、主流と逆流との干渉を抑えることができる。これにより、空気吸入部に沿って流れる空気が側板側へ滑らかに流れ易くなるので、騒音の低減、送風効率の向上を図ることが可能となる。
1 遠心送風機
3 羽根車
31 羽根
32 側板
321 一端部(上流側端部)
323 内側板面部
4 ケーシング
41 空気吸入部
411 下流側端部
412 内側壁面部

Claims (8)

  1. 回転軸(20)の軸方向(AX)の一端側から吸い込んだ空気を前記回転軸の径方向(RD)の外側に向けて吐出する遠心送風機であって、
    前記回転軸の軸線(CL)に対して放射状に配置された複数枚の羽根(31)、および前記複数枚の羽根における前記軸方向の一端側部位を連結する円環状の側板(32)を有し、前記回転軸の軸線を中心として回転する円筒状の羽根車(3)と、
    前記羽根車を収容すると共に、前記側板に近接する部位に前記羽根車の内側に空気を導くベルマウス状の空気吸入部(41)が形成されたケーシング(4)と、を備え、
    前記空気吸入部は、空気流れ下流側の端部を構成する下流側端部(411)、および前記回転軸の径方向の内側の壁面を構成する内側壁面部(412)を有しており、
    前記側板は、空気流れ上流側の端部を構成する上流側端部(321)、および前記回転軸の径方向の内側の板面を構成する内側板面部(323)を有しており、
    前記空気吸入部および前記側板は、前記回転軸の回転方向(CD)の少なくとも一部において、前記下流側端部と前記上流側端部とが前記回転軸の軸方向に間隔をあけた状態で前記回転軸の軸方向に対向配置されると共に、前記内側壁面部における最小径となる部位の径(Db)と前記内側板面部における最小径となる部位の径(Ds)との差が前記側板の厚み以下に設定されている遠心送風機。
  2. 前記内側壁面部における最小径となる部位の径が、前記内側板面部における最小径となる部位の径以下に設定されている請求項1に記載の遠心送風機。
  3. 前記ケーシングは、前記羽根車の外側に渦巻き状の空気流路(40)を形成する側壁部(43)を有するスクロールケーシングで構成されており、
    前記空気吸入部および前記側板は、前記側壁部における巻き始め部(431)から前記巻き始め部と巻き終り部(432)との中間に位置する中間部(433)までの間の少なくとも一部において、前記内側壁面部における最小径となる部位の径と前記内側板面部における最小径となる部位の径との差が前記側板の厚み以下に設定されている請求項2に記載の遠心送風機。
  4. 前記空気吸入部および前記側板は、前記側壁部における前記巻き終り部に対応する部位が、前記側壁部における前記巻き始め部から前記中間部の区間に対応する部位に比べて、前記内側壁面部における最小径となる部位の径と前記内側板面部における最小径となる部位の径との差が大きくなっている請求項3に記載の遠心送風機。
  5. 前記空気吸入部および前記側板は、前記側壁部における前記巻き終り部に対応する部位が、前記内側壁面部における最小径となる部位の径と前記内側板面部における最小径となる部位の径との差が前記側板の厚みより大きくなっている請求項4に記載の遠心送風機。
  6. 前記空気吸入部および前記側板との間には、前記下流側端部と前記上流側端部との隙間から前記羽根車の空気吸入側へ向かう逆流の向きを、前記空気吸入部から前記羽根車の空気吸入側へと向かう主流に近づくように偏向させる偏向流路(5)が設定されている請求項1ないし5のいずれか1つに記載の遠心送風機。
  7. 前記偏向流路は、前記下流側端部と前記上流側端部との隙間を含んでおり、
    前記下流側端部は、前記上流側端部に対向する対向部位の径が前記上流側端部に近づくにつれて小さくなるように前記内側壁面部に対して傾斜している請求項6に記載の遠心送風機。
  8. 前記上流側端部は、前記下流側端部に対向する対向部位の径が前記下流側端部に近づくにつれて大きくなるように前記内側板面部に向かって傾斜している請求項7に記載の遠心送風機。
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