JP2006207595A - 遠心式送風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遠心式送風機において、ベルマウスが形成される上ケースとシュラウドとにより形成される隙間から空気が逆流することを抑制する。
【解決手段】遠心式送風機30は、ファン32を収納する上ケース36の空気取入口40の近傍に、シュラウド58の上端部66との隙間が狭くなるように形成された断面略半円弧状のベルマウス42を有する。ベルマウス42の半円弧状の端部から鉛直下方の側壁部70は、上ケース36の曲折部36aに連接される。上ケース36の曲折部36aの内壁面36bは、シュラウド58の湾曲面58aと略一定の微小間隔Bを有して該シュラウド58の外周端76まで滑らかに湾曲して形成される。シュラウド58の湾曲面58aと側壁部70の内壁面70aとの隙間は、微小間隔Bに連通してベルマウス42に対して次第に広くなる拡大間隔Cが形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠心式送風機に関し、一層詳細には、車両に搭載される空調装置に使用する遠心式送風機に関する。
従来技術に係る遠心式送風機の概略構造を図3に示す(例えば、特許文献1参照)。
遠心式送風機1はファン2とケース3とから構成される。ケース3は、上ケース3aと下ケース3bとがクランプ、ねじ部材(図示せず)等により一体に組み付けられ、周知のスクロール形状に形成されている。上ケース3aには空気取入口4が形成され、下ケース3bには駆動用のモータ5が固定されている。ファン2は、ボス部6と、複数個のブレード7と、前記ブレード7の頂部に環状に形成された補強リングの機能を有するシュラウド8とが一体成形されている。ボス部6は、モータ5のシャフト9に挿着され、該モータ5の回転駆動力が伝達される中心円筒部10を有する。
前記ボス部6は、凸形状を有し、中央部に中心円筒部10が設けられ該中央部から径外方向に滑らかに湾曲するような曲面に形成されている。ブレード7は、ボス部6の外周端12の近傍から垂直上方に延伸するように形成され、前記ボス部6の外周端12に円周方向に沿って所定の等角度で離間するように複数個配置される。シュラウド8は、ブレード7の頂部に結合され、該シュラウド8の内周端13とボス部6の外周端12とを結ぶ線が型割ライン14に一致している。そして、シュラウド8の内周端13から上方に延伸する環状の突起15が形成される。
上ケース3aには、シュラウド8の突起15を包含するように断面半円弧状のベルマウス16が形成され、前記ベルマウス16の内壁17と突起15との間には一定の微小間隔Aが形成されている。ベルマウス16の付け根部近傍の上ケース3aの内壁3cは、シュラウド8の曲面18と略一定の微小間隔Aで離間し、前記微小間隔Aは、シュラウド8の突起15の外周壁から半径方向外方に延伸して滑らかに湾曲して前記曲面18の端部19まで比較的長い距離にわたって形成される。従って、ブレード7間を通過した空気は前記微小間隔Aの隙間を通ってファン2の外径側から内径側に逆流することが抑制される。
このように構成された遠心式送風機1において、図4に示されるようにブレード7間を通過した空気がケース3内に送りこまれ図示しないエバポレータに導かれる際、空気の一部はシュラウド8とベルマウス16により形成される微小間隔Aを流線20に沿って流れる。
この流線20に沿う空気流を抑制するためには、微小間隔Aを極力狭くしてシュラウド8の突起15とベルマウス16の内壁17との間で渦流21を発生させるか若しくはシュラウド8とベルマウス16により形成される微小間隔Aをできる限り長くすることを必要とする。
そこで、小型化のためにシュラウド8とベルマウス16との微小間隔Aをさらに狭くしようとする場合、ファン2の回転時に前記シュラウド8とベルマウス16との接触を回避すべく該シュラウド8およびベルマウス16の加工寸法精度を高くし、かつ遠心式送風機1の組立精度も向上させることが必要となる。
特開平5−296194号公報
しかしながら、シュラウド8およびベルマウス16の加工寸法精度を高め、遠心式送風機1の組立精度を向上させることにより、該遠心式送風機1の製造コストが上昇する。また、遠心式送風機1の製造コストの上昇を回避するため、例えば、シュラウド8とベルマウス16との微小間隔Aを広げる代わりに、該微小間隔Aを半径方向外方に延伸するとケース3の大きさを拡大しなければならず、特に車両内部の制約された設置スペースに収納することが困難になり、しかも設計の自由度を著しく損なう。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、シュラウドとベルマウス近傍との隙間に長さの短い微小間隔を形成し、かつ前記微小間隔に連接して隙間が前記ベルマウスに指向して急激に広くなる拡大間隔を設けて渦流を急激に発生させることにより、空気がファンの外径側から内径側に逆流することを防止し、且つ小型化に適し、しかも製造コストも低廉な遠心式送風機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、空気取入口を形成するベルマウスを有するケースと、
前記ケースに収納され円周方向に複数個配設されたブレードと前記ブレードの空気吸入側端部に形成された環状のシュラウドとを有するファンと、
を備え、
前記シュラウドは、前記空気取入口から前記ブレード間に前記ファンの軸方向より半径方向外方に方向転換して流入する空気の流れに沿った断面略円弧状に形成され、前記ベルマウス近傍の内壁面が前記シュラウドとの間に微小間隔を形成し、かつ前記微小間隔に連通して該微小間隔よりも広い拡大間隔を形成することを特徴とする。
この場合、遠心式送風機において、前記微小間隔が1.5〜3mmに設定され、前記拡大間隔が2〜4mmに設定されることが好ましい。
本発明は、前記ベルマウス近傍の内壁面と前記シュラウドとの間に微小間隔が形成され、かつ前記微小間隔に連通して該微小間隔よりも広い拡大間隔が形成されているため、空気が微小間隔を経て拡大間隔を流れる際に急激に渦流が発生し、該空気がファンの外径側から内径側に逆流することを防止することが可能となる。
本発明に係る遠心式送風機によれば、ベルマウスが形成されるケースとシュラウドとの隙間に長さの短い微小間隔と、前記微小間隔に連通して流路幅が前記微小間隔よりも広い拡大間隔とを形成することにより、微小間隔を経て拡大間隔を流れる空気に急激に渦流が発生してファンの外径側から内径側に流れる空気の逆流を容易に防止することができる。
さらに、本発明によれば、ベルマウスが形成されるケースとシュラウドとの隙間に微小間隔および拡大間隔を形成することにより、遠心式送風機の小型化が可能になり、またその重量を低減することができるという特有の効果が得られる。
以下、本発明に係る遠心式送風機につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る遠心式送風機30の概略構成を示す要部縦断面である。
遠心式送風機30はファン32とケース34とから構成される。ケース34は、図示しない空気出口部に連接される上ケース36と下ケース38とが圧入、クランプ、ねじ部材(図示せず)等により一体に組み付けられている。
上ケース36には、空気取入口40がベルマウス42に形成され、下ケース38には、モータブラケット44がねじ部材(図示せず)により固定される。前記モータブラケット44に膨出形成された凹部46に駆動用のモータ48が圧入される。なお、モータブラケット44に防水カバー50が取着され、この防水カバー50によりモータ48に対する水の浸入が阻止されている。
ファン32は、ボス部52、複数個よりなるブレード56および前記ブレード56の頂部に環状に形成されたシュラウド58とが一体成形されている。
ボス部52は、その中心円筒部60がモータ48のシャフト62に挿着され該モータ48の回転駆動力が伝達される。なお、ボス部52は凸形状で中央部から径外方向に滑らかに湾曲するような曲面に形成され、前記ボス部52の外周端54が半径外方向に沿って略水平方向に延在されている。
ブレード56は、ボス部52の外周端54の近傍から略垂直上方に延伸して設けられ、前記ボス部52とシュラウド58の間で円周方向に沿って等角度で互いに離間するように複数個配置される。
シュラウド58は、ファン32を構成するブレード56の頂部と結合される。前記シュラウド58は、空気取入口40より流入する空気がファン32の軸方向から半径外方向に方向転換されるように緩やかな円弧状に形成されている。
さらに、上ケース36の前記空気取入口40の近傍には、前記シュラウド58の先鋭な上端部66との隙間が狭くなるように断面略半円弧状のベルマウス42が形成されている。前記ベルマウス42の半円弧状の端部から鉛直下方に延在する側壁部70は、上ケース36の曲折部36aに連接される。なお、前記シュラウド58の内周端72とボス部52の外周端54とを結ぶ直線が成形時の型割ライン74に一致するように形成されている。
曲折部36aの内壁面36bは、シュラウド58の湾曲面58aと略一定の微小間隔Bを有して該シュラウド58の外周端76まで滑らかに湾曲して形成される。そして、シュラウド58の湾曲面58aと側壁部70の内壁面70aとの隙間は、前記微小間隔Bに連通して前記ベルマウス42に対して次第に広がる拡大間隔Cが形成される。この場合、微小間隔Bと拡大間隔Cは、B<Cの関係にあり、本実施の形態の一例によれば、好ましくは、微小間隔Bは2mmであり、拡大間隔Cは3.5mmである。
本実施の形態に係る遠心式送風機30によれば、モータ48の駆動作用下にファン32の回転により空気取入口40から該ファン32内に吸い込まれた空気はボス部52の曲面に沿って流れ、ファン32の遠心力によりブレード56間を通過してケース34に送り込まれて図示しない空気出口部に導かれる。
一方、ブレード56間を通過した空気は、ケース34に送りこまれ図示しない空気出口部に導かれる際に、空気の一部はシュラウド58の湾曲面58aと曲折部36aの内壁面36bおよび側壁部70の内壁面70aとの隙間、すなわち、微小間隔Bおよび拡大間隔Cをシュラウド58の湾曲面58aに沿って流れてファン32の外径側から内径側に逆流する。
このため、空気が微小間隔Bを経て拡大間隔Cを通過する際に急激な渦流が発生するため、空気の逆流が抑制される。
図2は、シュラウド58の湾曲面58aと曲折部36a、側壁部70のそれぞれの内壁面36b、70aとにより形成される間隔および角度を詳細に設定した実施例であり、このような間隔と角度とを選択することにより急激な渦流を発生させることができ、これにより空気の逆流を抑制することができた。
本実施の形態に係る遠心式送風機30においては、シュラウド58の湾曲面58aと曲折部36a、側壁部70のそれぞれの内壁面36b、70aとにより形成される隙間に微小間隔Bおよび該微小間隔Bよりも広い拡大間隔Cを設定することにより急激な渦流が発生するので、従来に比して容易に空気の逆流を抑制することができる。
本実施の形態に係る遠心式送風機の概略構成を示す要部縦断面図である。 図1に示す遠心式送風機のベルマウスが形成される上ケースとシュラウドとの隙間の詳細説明図である。 従来技術に係る遠心式送風機を示す概略構成図である。 図3に示す遠心式送風機のベルマウスが形成される上ケースとシュラウドとの隙間の空気流の動作説明図である。
符号の説明
30…遠心式送風機 32…ファン
34…ケース 40…空気取入口
42…ベルマウス 52…ボス部
56…ブレード 58…シュラウド

Claims (2)

  1. 空気取入口を形成するベルマウスを有するケースと、
    前記ケースに収納され円周方向に複数個配設されたブレードと前記ブレードの空気吸入側端部に形成された環状のシュラウドとを有するファンと、
    を備え、
    前記シュラウドは、前記空気取入口から前記ブレード間に前記ファンの軸方向より半径方向外方に方向転換して流入する空気の流れに沿った断面略円弧状に形成され、前記ベルマウス近傍の内壁面が前記シュラウドとの間に微小間隔を形成し、かつ前記微小間隔に連通して該微小間隔よりも広い拡大間隔を形成することを特徴とする遠心式送風機。
  2. 請求項1記載の遠心式送風機において、前記微小間隔が1.5〜3mmに設定され、前記拡大間隔が2〜4mmに設定されることを特徴とする遠心式送風機。
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