JP5473497B2 - 多翼遠心ファンおよびそれを用いた空気調和機 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明にかかる多翼遠心ファンは、スクロール形状のケーシングと、主板および該主板と対向する環状のシュラウド間に前進翼とされた羽根が放射状に複数枚配置されている羽根車とを備え、該羽根車が前記ケーシング内に回転自在に支持されている多翼遠心ファンにおいて、前記シュラウドは、内径が下流方向に向って漸次大きくされた内側に凸状の湾曲断面形状とされているとともに、その外径が前記羽根車の外径よりも大きくされており、前記羽根車の外径は、前記シュラウドの外径よりも大きくならない範囲で前記主板側の外径よりも前記シュラウド側の外径が大きくされ、該羽根車と前記ケーシングの舌部との間隔が、該羽根車の回転軸方向において略一定となるように、前記舌部先端と前記回転軸中心との距離が前記主板側から前記シュラウド側にかけて漸次大きくされ、さらに、前記舌部先端の円弧断面形状の曲率半径が、前記主板側で大きく、前記シュラウド側で小さくされ、前記舌部先端の前記ケーシングの吹出し流路に面した側面が、前記回転軸と略平行となるように、前記回転軸から前記舌部先端の曲率中心までの距離が、前記主板側から前記シュラウド側にかけて漸次大きくされていることを特徴とする。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図6を用いて説明する。
図1には、本発明が適用される多翼遠心ファンの斜視図が示されており、図2には、その横断面の端面図が示され、図3には、本発明の一実施形態に係る多翼遠心ファンの子午面断面図が示されている。
多翼遠心ファン1は、樹脂材によって射出成形された上下2分割構造のスクロール形状をなす樹脂製のケーシング2を備えている。
また、シュラウド13は、内径が下流方向に向って漸次大きくされた内側に凸状の湾曲断面形状とされるとともに、その外径が羽根車10のシュラウド13側の外径Φ2よりも更に大きくされている。
ケーシング2の舌部6は、図5に示されるように、羽根車10と舌部6との隙間が回転軸15の軸方向において略一定となるように、舌部6の先端と回転軸15の中心Pとの距離L(図2参照)が主板12側からシュラウド13側に向って漸次大きくされている。
上記多翼遠心ファン1において、モータ14が駆動されることにより羽根車10が時計回り方向に回転されると、空気吸込み口8を介して軸方向から吸込まれた空気は、羽根車10の複数枚の羽根11間を通って内周側から外周側へと流通され、その外周端から遠心方向に破線矢印で示されるように吐出される。
次に、本発明の第2実施形態について、図7および図8を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、ケーシング2の舌部6の構成が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図7に示されるように、ケーシング2の円弧断面形状とされている舌部6の先端の曲率半径R3を変えず、主板12側からシュラウド13側にかけて略一定としたまま、舌部6の先端の羽根車10側と反対側の吹出し流路9に面した側面9Aが回転軸15と略平行となるように、回転軸15の中心Pから舌部6の先端の曲率中心O3までの距離を、主板12側からシュラウド13側にかけて次第に大きくするとともに、曲率中心O3を回転方向に移動させた構成としている。
2 ケーシング
6 舌部
9 吹出し流路
9A 側面
10 羽根車
11 羽根
12 主板
13 シュラウド
15 回転軸
16 上下分割位置
P 回転軸中心
Φ1 主板側の外径
Φ2 シュラウド側の外径
R,R1,R2,R3 舌部の曲率半径
O1,O2,O3 舌部の曲率中心
L 舌部先端と回転軸中心との距離
Claims (4)
- スクロール形状のケーシングと、主板および該主板と対向する環状のシュラウド間に前進翼とされた羽根が放射状に複数枚配置されている羽根車とを備え、該羽根車が前記ケーシング内に回転自在に支持されている多翼遠心ファンにおいて、
前記シュラウドは、内径が下流方向に向って漸次大きくされた内側に凸状の湾曲断面形状とされているとともに、その外径が前記羽根車の外径よりも大きくされており、
前記羽根車の外径は、前記シュラウドの外径よりも大きくならない範囲で前記主板側の外径よりも前記シュラウド側の外径が大きくされ、
該羽根車と前記ケーシングの舌部との間隔が、該羽根車の回転軸方向において略一定となるように、前記舌部先端と前記回転軸中心との距離が前記主板側から前記シュラウド側にかけて漸次大きくされ、
さらに、前記舌部先端の円弧断面形状の曲率半径が、前記主板側で大きく、前記シュラウド側で小さくされ、前記舌部先端の前記ケーシングの吹出し流路に面した側面が、前記回転軸と略平行となるように、前記回転軸から前記舌部先端の曲率中心までの距離が、前記主板側から前記シュラウド側にかけて漸次大きくされていることを特徴とする多翼遠心ファン。 - スクロール形状のケーシングと、主板および該主板と対向する環状のシュラウド間に前進翼とされた羽根が放射状に複数枚配置されている羽根車とを備え、該羽根車が前記ケーシング内に回転自在に支持されている多翼遠心ファンにおいて、
前記シュラウドは、内径が下流方向に向って漸次大きくされた内側に凸状の湾曲断面形状とされているとともに、その外径が前記羽根車の外径よりも大きくされており、
前記羽根車の外径は、前記シュラウドの外径よりも大きくならない範囲で前記主板側の外径よりも前記シュラウド側の外径が大きくされ、
該羽根車と前記ケーシングの舌部との間隔が、該羽根車の回転軸方向において略一定となるように、前記舌部先端と前記回転軸中心との距離が前記主板側から前記シュラウド側にかけて漸次大きくされ、
さらに、前記舌部先端の円弧断面形状の曲率半径が、前記主板側から前記シュラウド側にかけて略一定とされ、前記舌部先端の前記ケーシングの吹出し流路に面した側面が、前記回転軸と略平行となるように、前記回転軸中心から前記舌部先端の曲率中心までの距離が、前記主板側から前記シュラウド側にかけて漸次大きくされるとともに、前記曲率中心が回転方向に移動されていることを特徴とする多翼遠心ファン。 - 前記ケーシングは、前記回転軸方向において2分割されており、その分割位置が前記舌部先端と前記回転軸中心との距離が前記主板側から前記シュラウド側にかけて漸次大きくされている部分と略鉛直部分との境界位置に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の多翼遠心ファン。
- 空気送風用のファンとして、請求項1ないし3のいずれかに記載の多翼遠心ファンが搭載されていることを特徴とする空気調和機。
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