JP2007278268A - 遠心式多翼ファン - Google Patents

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Abstract

【課題】ファン効率の向上および騒音の低減を図る。
【解決手段】回転軸12周りに配置された多数枚のブレード13を有し、回転軸12の軸方向一端側から径方向内側に吸入した空気を径方向外側に吹き出す遠心式多翼ファンであって、ブレード13の前縁22は、曲率半径が0.2mm以下の急峻な角形状に形成されている。これにより、空気流れを必ず前縁22で剥離させることができ、剥離点および再付着点の変動を防止できるので、ブレード13間の流れが不安定になることを抑制できる。また、前縁が滑らかな曲線状の場合と比較して、剥離点および再付着点を空気流れ上流側に位置させることができ、後縁25側のブレード13間で整流できる距離が増えるので、ブレード13間から吹き出される空気の流れが不安定になることを抑制できる。この結果、ファン効率ηを向上できるとともに、騒音を低減できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転軸周りに多数枚のブレードが配設された遠心式多翼ファンに関する。
従来、この種の遠心式多翼ファンは、ブレードの前縁(回転軸側の縁部)の断面形状を滑らかな曲線状に形成することにより、前縁での空気流れの剥離をある程度抑制して、この剥離に起因するファン効率の低下や騒音の発生を抑制している。
さらに、特許文献1では、空気流れの剥離をより抑制できる遠心式多翼ファンが提案されている。この特許文献1の従来技術では、上記従来技術のブレードの背面に、空気流れの剥離領域の形状と同一形状の膨らみを設けている。ここで、ブレードの背面とはブレードの翼面のうち遠心式多翼ファンの回転方向と反対側の面を言い、ブレードの腹面とはブレードの翼面のうち背面と反対側の面を言う。
これにより、ブレードの背面で空気流れの剥離が発生する余地をなくして、この剥離に起因する騒音の発生をより抑制している。
特開2002−168194号公報
しかしながら、本発明者の詳細な検討によると、前者の従来技術では、前縁の断面形状を滑らかな曲線状に形成すると、空気流れが剥離する位置と空気流れが再付着する位置とが時間的に変動してしまうことがわかった。このため、ブレード間の流れが不安定になってしまうので、ファン効率が低下してしまったり、騒音が発生してしまうという問題があることがわかった(後述の図6参照)。
また、後者の従来技術(特許文献1)では、前者の従来技術と同様の理由にて空気流れが剥離する位置と空気流れが再付着する位置とが時間的に変動してしまうので、ブレードの背面の膨らみの形状を空気流れの剥離領域の形状と完全に同一にすることができない。このため、空気流れの剥離が発生する余地を十分になくすことができないという問題があることがわかった。
本発明は、上記点に鑑み、遠心式多翼ファンにおいてファン効率の向上および騒音の低減を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、回転軸(12)周りに配置された多数枚のブレード(13)を有し、
回転軸(12)の軸方向一端側から径方向内側に吸入した空気を径方向外側に吹き出す遠心式多翼ファンであって、
ブレード(13)の前縁(22)は、曲率半径が0.2mm以下の急峻な角形状に形成されていることを特徴とする。
これによると、前縁(22)が急峻な角形状(エッジ形状)になっているので、空気流れを必ず前縁(22)で剥離させることができる。このため、剥離点および再付着点の変動を防止できるので、ブレード(13)間の流れが不安定になることを抑制できる。
また、前縁(22)が急峻な角形状(エッジ形状)になっていると、前縁が滑らかな曲線状の場合と比較して、剥離点および再付着点を空気流れ上流側に位置させることができる(後述の図10を参照)。このため、後縁(25)側のブレード(13)間で整流できる距離が増えるので、ブレード(13)間から吹き出される空気の流れが不安定になることを抑制できる。
この結果、ファン効率(η)を向上できるとともに、騒音を低減できる。
本発明は、具体的には、前縁(22)には、ブレード(13)の腹面(13a)側の第1角部(22a)と、ブレード(13)の背面(13b)側の第2角部(22b)とが離間して形成されており、
少なくとも第2角部(22b)が角形状を有している。
また、本発明は、具体的には、前縁(22)の角形状が鋭角的に尖った形状である。
これによると、前縁(22)側におけるブレード(13)の翼厚を薄くすることができる。このため、ブレード(13)間の空気通路を拡大することができるので、遠心式多翼ファンから吹き出す風量を増加させることができる。
また、本発明は、具体的には、ブレード(13)の翼厚が、前縁(22)およびブレード(13)の後縁(25)から翼弦方向における中間部(28)に向かうにつれて増加している。
これによると、ブレード(13)の翼厚を翼弦方向に一定にする場合と比較して、ブレード(13)の背面(13b)側で空気流れの剥離が発生する余地を減少させることができる。このため、空気流れの剥離領域(S)を小さくすることができるので、剥離に起因するファン効率(η)の低下や騒音の発生を効果的に抑制できる(後述の図4を参照)。
本発明は、より具体的には、前縁(22)から中間部(28)までの翼弦方向距離(Lm)とブレード(13)の翼弦長(Lc)との比(Lm/Lc)を0.4以上、0.6以下の範囲に設定すれば、ファン効率(η)の低下や騒音の発生をより効果的に抑制できることがわかった(後述の図5(a)、(b)を参照)。
また、本発明は、より具体的には、比(Lm/Lc)を0.45以上、0.55以下の範囲に設定すれば、ファン効率(η)の低下や騒音の発生をより一層効果的に抑制できることがわかった(後述の図5(a)、(b)を参照)。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図8に基づいて説明する。本実施形態は、本発明による遠心式多翼ファンを有する送風機を車両用空調装置に適用したものであって、図1は、本発明に係る遠心式多翼ファンを有する送風機10の断面図である。図2は送風機10の上面図である。
本発明による遠心式多翼ファン(以下、ファンと略す。)11は回転軸(中心線)12周りに多数枚のブレード(翼)13およびブレード13を保持する保持プレート(ボス)14等から構成されている。ファン11は、回転軸12方向一端側(紙面上方側)から径内方側に吸入した空気を径外方側に吹き出すものである。
また、ファン11のうち吸入側(回転軸12方向一端側)には、ファン11の径内方側から径外方側に向かうほどブレード13の高さhが縮小するように断面略円弧状に形成されたシュラウド15が設けられている。
本例では、ブレード13をシュラウド15と共に樹脂の切削加工によって1枚ずつ成形し、このブレード13と保持プレート14等とを一体に固着することによってファン11を形成している。なお、ブレード13を金属の切削加工によって成形してもよいし、ブレード13、シュラウド15および保持プレート14を樹脂または金属にて一体成形してもよい。
樹脂製のスクロールケーシング(以下、スクロールと略す。)16は、その内部にファン11を収納するとともに、ファン11から吹き出す空気を集合させる渦巻き状の流路17を形成するものである。
このスクロール16は中心部にファン11が位置するように渦巻き状に形成されており、その外形壁を構成するスクロール側板16aから回転軸12(ファン11の中心)までの寸法(スクロール半径)Rは、スクロール16の巻き始めから巻き終わり側に向かうほど大きくなるように設定されている。
このため、ファン11から吹き出す空気をスクロール16の巻き終わり側に設けられた吹出口18に導く流路17の通路断面積が、巻き始め側から巻き終わり側に向かうほど拡大することとなる。
スクロール16のうち回転軸12方向一端側に対応する部位には、ファン11の内径側に空気を導く吸入口19が形成され、他端側に対応する部位には、ファン11を回転駆動する駆動手段としての電動モータ20が組み付けられている。
なお、吸入口19の外縁部には、ファン11の内径側に向けて空気を延びて吸入空気をファン11に導くベルマウス21がスクロール16に一体成形されている。
図3は、ファン11の要部拡大断面図であり、回転軸12と直交する平面におけるブレード13の断面形状を示している。ブレード13は、全体として円弧状の断面形状を有している。ブレード13は、円弧状の一端部(図3の下端部)がファン11の径内方側(図3の下方側)を向き、他端部(図3の上端部)がファン11の回転方向a側を向くように配置されている。
したがって、ブレード13の腹面(ファン11の回転方向aを向いた面)13aは凹面形状になっており、ブレード13の背面(腹面13aと反対側の面)13bは凸面形状になっている。
ブレード13のうちファン11の径内方側の縁部である前縁22には、腹面13a側の腹面側前縁角部22aと、背面13b側の背面側前縁角部22bとが離間して形成されている。この両角部22a、22bは急峻な角形状(エッジ形状)を有している。なお、腹面側前縁角部22aは本発明における第1角部に該当するものであり、背面側前縁角部22bは本発明における第2角部に該当するものである。
腹面側前縁角部22aは、ファン11の回転中心から所定距離(以下、この距離を内径と呼ぶ。)dだけ離れて配置されている。本例では、背面側前縁角部22bもファン11の回転中心から内径dだけ離れて配置されている。
ブレード13のうちファン11の径外方側の縁部である後縁25には、腹面13a側の腹面側後縁角部25aと、背面13b側の背面側後縁角部25bとが離間して形成されている。この両角部25a、25bは急峻な角形状(エッジ形状)を有している。
腹面側後縁角部25aは、ファン11の回転中心から所定距離(以下、この距離を外径と呼ぶ。)Dだけ離れて配置されている。本例では、背面側後縁角部25bもファン11の回転中心から外径Dだけ離れて配置されている。
なお、本例では、ブレード13を樹脂の切削加工により成形しているので、上記の角部22a、22b、25a、25bの全ての曲率半径が限りなく零に近くなっている。ブレード13を型成形する場合には、型製作上の都合により上記の角部22a、22b、25a、25bの曲率半径が約0.2mmになる。
ブレード13の反り線は、通常はブレード13の厚さ方向の中心線に設定されるのであるが、本例では、ブレード13の反り線を腹面13a上に設定している。このため、腹面側前縁角部22aと腹面側後縁角部25aとを結ぶ線分がブレード13の翼弦29になる。因みに、反り線および翼弦の定義は、JIS B 0132による。また、後述する翼厚、翼弦長、入射角および比騒音の定義も、JIS B 0132による。
ブレード13の翼厚は翼弦29が延びる方向(以下、この方向を翼弦方向と呼ぶ。)に変化している。具体的には、ブレード13の翼厚が前縁22および後縁25から翼弦方向における中間部28に向かうにつれて増加するように、ブレード13の背面13bをファン11の回転方向aと反対側に膨らませている。
なお、本例では、前縁22からブレード13の翼厚が最大になっている位置28までの翼弦方向距離Lmと翼弦長Lcとの比Lm/Lcが0.5に設定されている。また、ブレード13の最大翼厚tmと腹面側前縁角部22aにおける翼厚tfとの比tm/tfが2.8に設定されている。
次に、上記構成における本実施形態の作動について説明する。いま、電動モータ20に通電してファン11を図2の矢印a方向に回転駆動すると、ファン11は回転軸12方向一端側の吸入口19から径内方側に吸入された空気を径外方側に吹き出す。ファン11から吹き出された空気は空気通路16を吹出口18へ向かって流れて、吹出口18から送風機10の外部へ吹き出される。
図4は、このときにおけるブレード13間での空気流れを示す模式図である。矢印bに示すように、吸入口19から吸入された空気は、ある入射角iでブレード13に向かって流れる。このブレード13に向かって流れる空気のうち、ブレード13の腹面13aに当たった空気は矢印cのように腹面13aの凹面形状に沿って流れて矢印dのようにファン11の径外方側に吹き出される。
一方、ブレード13に向かって流れる空気のうち、ブレード13の前縁22に当たった空気は矢印eのように背面13b側に向かって流れるが、背面側前縁角部22bのエッジ形状に沿って背面13b側に回り込むことができないので、背面側前縁角部22bで必ず空気流れが剥離する。
剥離した空気流れは背面13bのうち点Aに示す翼弦方向中央部付近の位置でブレード13に再付着する。以下、この点Aの位置を再付着点Aと呼ぶ。したがって、ブレード13の背面13b側には空気流れの剥離領域Sが形成される。そして、ブレード13の背面13bに再付着した空気は背面13bの凸面形状に沿って流れて矢印fのようにファン11の径外方側に吹き出される。
図4において、ブレード13の2点鎖線は比較例1であり、本実施形態に対して翼厚を翼弦方向に一定にしたブレード13の背面13bを示している。また、図4中の点Bは、この比較例1における再付着点を示したものである。
本実施形態では、ブレード13の翼厚が前縁22および後縁25から翼弦方向における中間部28に向かうにつれて翼厚が増加するように、ブレード13の背面13bをファン11の回転方向aと反対側に膨らませているので、ブレード13の背面13b側で空気流れの剥離が発生する余地を減少させることができる。
より具体的には、本実施形態における再付着点Aを、比較例1における再付着点Bよりも前縁22側に位置させることができる。このため、空気流れの剥離領域Sを比較例1と比較して小さくすることができるので、剥離に起因するファン効率ηの低下や騒音の発生を比較例1と比較して抑制できる。
ここで、ファン効率ηとは、η=Q×Pt/(L×N)で表されるものであり、Qは空気流量(m3/sec)、Ptはファン全圧(Pa)、Lは軸動力(N・m)、Nは回転速度(rad/sec)である。
図5(a)は、最大厚み位置と比騒音との関係を示すグラフであり、図5(b)は、最大厚み位置とファン効率ηとの関係を示すグラフである。図5(a)、(b)は最大厚み位置が異なる数種類のブレード13について、作動点(後述の図7を参照)における比騒音とファン効率ηとを測定した試験結果であり、横軸は前縁22から最大厚み位置までの距離Lmと翼弦長Lcとの比Lm/Lcである。
図5(a)、(b)に示すように、上記比Lm/Lcを0.4以上、0.6以下の範囲に設定すると比騒音およびファン効率ηを向上できることがわかった。さらに、比Lm/Lcを0.45以上、0.55以下の範囲に設定すると、比騒音およびファン効率ηをより向上できることがわかった。
なお、最大厚み位置が中間部28(Lm/Lc=0.5)よりも後縁25(Lm/Lc=1)側に位置していると、比騒音およびファン効率ηが悪化する。これは、以下のような理由によると考えられる。
すなわち、ファン11の回転方向a側に吹き出される空気の風量を増加させるためには、ファン11の回転方向a側を向いている後縁25付近でのブレード13間の距離を大きくして、後縁25付近での空気通路面積を大きくするのが有効であるのは周知のとおりである。
このため、最大厚み位置を後縁25付近に設定すると後縁25付近でのブレード13間の距離が小さくなってしまい、ファン11の回転方向a側に吹き出される空気の風量が減少してしまうので、ファン効率ηが悪化してしまうと考えられる。また、空気の風量が減少してしまうため、所定の風量を出すためにはファンの回転数を高めなければならないので、ファンの回転数の増加に伴って比騒音が悪化してしまうと考えられる。
ところで、図6は比較例2におけるファンの要部拡大断面図である。この比較例2は、本実施形態に対してブレード13の翼厚を翼弦方向に一定にするとともに、ブレード13の前縁22および後縁25の断面形状を滑らかな曲線状にしたものである。
この比較例2のようにブレード13の前縁22の断面形状を滑らかな曲線状にすると、このブレード13に向かって流れる空気(矢印b)のうち、ブレード13の前縁22に当たった空気は矢印gのように腹面13a側に向かって流れる空気と、矢印hのように背面13b側に向かって流れる空気とに分かれる。腹面13a側に向かって流れる空気gは腹面13aの凹面形状に沿って流れて矢印kのようにファン11の径外方側(図6の上方側)に吹き出される。
一方、背面13b側に向かって流れる空気hは、背面13b側に回り込んで流れようとするが、背面13bに沿って流れることができずに背面13bで空気流れが剥離する。
発明者の詳細な検討によると、図6の点C1、点C2に示すように、比較例2では空気流れが剥離する位置(以下、剥離点と呼ぶ)が時間的に変動していることがわかった。このような剥離点の変動に伴い、図6の点D1、点D2に示すように、剥離した空気流れの再付着点の位置も時間的に変動していることがわかった。
そして、このような剥離点C1、C2および再付着点D1、D2の変動によって、図6のS1、S2に示すように空気流れの剥離領域も変動するので、ブレード13間の流れが不安定になってしまい、この結果、ファン効率ηが低下したり騒音が発生してしまうことがわかった。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、背面側前縁角部22bをエッジ状に形成しているので空気流れを必ず背面側前縁角部22bで剥離させることができる。このため、剥離点および再付着点の位置の変動を防止して空気流れの剥離領域の変動を防止できるので、ブレード13間の流れが不安定になることを抑制できる。この結果、ファン効率ηを向上できるとともに、騒音を低減できる。
図7(a)〜(d)は、本発明による効果を示すグラフであり、本実施形態についての試験結果を、比較例2についての試験結果と比較して示している。図8は、図7(a)〜(d)に示す効果の測定に用いたブレード13の諸元を示す図表である。因みに、上記の試験は、JIS B 8330およびJIS B 8346に準拠したものである。また、図8における入口角、出口角、食違い角の定義は、JIS B 0132による。
図7(b)〜(d)からわかるように、作動点(通風抵抗曲線とファン全圧Ptとの交点)におけるファン全圧Pt、ファン効率ηおよび比騒音を本実施形態と比較例2とで比較すると、本実施形態ではファン全圧Ptを11Pa上昇できるので、ファン効率ηを4%向上できる。さらに、比騒音を1.7dB低減できる。
なお、ブレード13の腹面側前縁角部22aおよび背面側前縁角部22bをエッジ状に形成すると、空気流れが腹面側前縁角部22aおよび背面側前縁角部22bに衝突する際にいわゆるエッジ音が発生してしまい比騒音が増加してしまうのであるが、本実施形態では比騒音が低減されている。これは、上述した効果による比騒音の低減量がエッジ音による比騒音増加量を上回り、全体として比騒音を低減できるためと考えられる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、ブレード13の前縁22に腹面側前縁角部22aおよび背面側前縁角部22bを離間して形成しているが、本実施形態では、図9に示すように、ブレード13の前縁22に腹面側前縁角部22aと背面側前縁角部22bとを形成することなく、ブレード13の前縁22を鋭角的に尖った形状に形成している。
また、本実施形態では、ブレード13の後縁25に腹面側後縁角部25aと背面側後縁角部25bとを形成することなく、ブレード13の後縁25も鋭角的に尖った形状に形成している。
本実施形態では、ブレード13の前縁22を鋭角的に尖った形状に形成しているので、空気流れをブレード13の前縁22で必ず剥離させることができる。このため、上記第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
さらに、本実施形態では、ブレード13の前縁22側と後縁25側の翼厚を、上記第1実施形態と比較して薄くすることができる。このため、ブレード13間に形成される空気通路を上記第1実施形態よりも拡大することができるので、ファン11から吹き出す風量を上記第1実施形態よりも増加させることができる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、ブレード13の翼厚を前縁22および後縁25から翼弦方向における中間部28に向かうにつれて増加させているが、本実施形態では、図10に示すように、翼厚を翼弦方向に一定にしている。
また、本実施形態では、ブレード13の後縁25の断面形状を滑らかな曲線状にしているが、上記第1実施形態のように、ブレード13の後縁25に、腹面13a側の腹面側後縁角部25aと、背面13b側の背面側後縁角部25bとを離間して形成してもよい。
本実施形態では、背面側前縁角部22bをエッジ状に形成しているので、上記第1実施形態と同様に、空気流れを必ず背面側前縁角部22bで剥離させることができる。剥離した空気流れは再付着点Eでブレード13に再付着するので、ブレード13の背面13b側には空気流れの剥離領域Sが形成される。
ところで、図10中には、上述の比較例2を二点鎖線で示している。つまり、比較例2は本実施形態に対してブレード13の前縁22の断面形状を滑らかな曲線状にしたものである。
上述のように、比較例2では、ブレード13の前縁22の断面形状が滑らかな曲線状になっているので、剥離点が時間的に変動し、再付着点および空気流れの剥離領域も時間的に変動する。なお、図10は、これらが最も空気流れ上流側に位置している状態を図示しており、剥離点にC3、再付着点にD3、空気流れの剥離領域にS3の符号を付している。
これに対して、本実施形態のようにブレード13の前縁22が急峻な角形状(エッジ形状)になっていると、比較例2と比較して、剥離点を空気流れ上流側に位置させることができるので、再付着点Eおよび空気流れの剥離領域Sも空気流れ上流側に位置させることができる。
このため、後縁25側のブレード13間で整流できる距離が増えるので、ブレード13間からファン11の径外方側に吹き出される空気の流れが不安定になることを抑制できる。この結果、ファン効率(η)を向上できるとともに、騒音を低減できる。
なお、本実施形態で述べた作用効果は、上記第1、第2実施形態においても同様に発揮されるものである。つまり、翼厚が前縁22および後縁25から翼弦方向における中間部28に向かうにつれて増加しているブレード13においても、前縁22を急峻な角形状(エッジ形状)にすれば、前縁22の断面形状が滑らかな曲線状になっている場合と比較して剥離点、再付着点Eおよび空気流れの剥離領域Sを空気流れ上流側に位置させることができる。
(他の実施形態)
なお、上記第1実施形態では、背面側前縁角部22bのみならず、腹面側前縁角部22a、腹面側後縁角部25aおよび背面側後縁角部25bもエッジ形状にしているが、腹面側前縁角部22a、腹面側後縁角部25aおよび背面側後縁角部25bを必ずしもエッジ形状に形成する必要はなく、例えば、曲率半径が0.2mmより大きい円弧形状に形成してもよい。
また、上記第2実施形態では、ブレード13の前縁22のみならず、後縁25も鋭角的に尖った形状に形成しているが、ブレード13の後縁を必ずしも鋭角的に尖った形状に形成する必要はなく、例えば、曲率半径が0.2mmより大きい円弧形状に形成してもよい。
本発明の第1実施形態を示す送風機の断面図である。 図1の送風機の上面図である。 第1実施形態におけるファンの要部拡大断面図である。 第1実施形態におけるブレード間での空気流れを示す模式図である。 (a)は最大厚み位置と比騒音との関係を示すグラフであり、(b)は最大厚み位置とファン効率との関係を示すグラフである。 比較例2におけるファンの要部拡大断面図である。 (a)〜(d)は本発明による効果を示すグラフである。 図7(a)〜(d)に示す効果の測定に用いたブレードの諸元を示す図表である。 第2実施形態におけるファンの要部拡大断面図である。 第3実施形態におけるファンの要部拡大断面図である。
符号の説明
13…ブレード、13a…腹面、13b…背面、22…前縁、
22a…腹面側前縁角部(第1角部)、22b…背面側前縁角部(第2角部)、
25…後縁、28…中間部、Lc…翼弦長、Lm…翼弦方向距離。

Claims (6)

  1. 回転軸(12)周りに配置された多数枚のブレード(13)を有し、
    前記回転軸(12)の軸方向一端側から径方向内側に吸入した空気を径方向外側に吹き出す遠心式多翼ファンであって、
    前記ブレード(13)の前縁(22)は、曲率半径が0.2mm以下の急峻な角形状に形成されていることを特徴とする遠心式多翼ファン。
  2. 前記前縁(22)には、前記ブレード(13)の腹面(13a)側の第1角部(22a)と、前記ブレード(13)の背面(13b)側の第2角部(22b)とが離間して形成されており、
    少なくとも前記第2角部(22b)が前記角形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の遠心式多翼ファン。
  3. 前記前縁(22)の前記角形状が鋭角的に尖った形状であることを特徴とする請求項1に記載の遠心式多翼ファン。
  4. 前記ブレード(13)の翼厚が、前記前縁(22)および前記ブレード(13)の後縁(25)から翼弦方向における中間部(28)に向かうにつれて増加していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の遠心式多翼ファン。
  5. 前記前縁(22)から前記中間部(28)までの翼弦方向距離(Lm)と前記ブレード(13)の翼弦長(Lc)との比(Lm/Lc)が0.4以上、0.6以下の範囲に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の遠心式多翼ファン。
  6. 前記比(Lm/Lc)が0.45以上、0.55以下の範囲に設定されていることを特徴とする請求項5に記載の遠心式多翼ファン。
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