JPH0617791A - 送風機 - Google Patents

送風機

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JPH0617791A
JPH0617791A JP4176590A JP17659092A JPH0617791A JP H0617791 A JPH0617791 A JP H0617791A JP 4176590 A JP4176590 A JP 4176590A JP 17659092 A JP17659092 A JP 17659092A JP H0617791 A JPH0617791 A JP H0617791A
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noise
sound
blower
impeller
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JP4176590A
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Ryuta Kondo
龍太 近藤
Katsuhiko Yamamoto
克彦 山本
Satoshi Imabayashi
敏 今林
Katsuzo Konakawa
勝蔵 粉川
Masahiro Ohama
昌宏 尾浜
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • F04D29/661Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/666Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for elastic fluid pumps by means of rotor construction or layout, e.g. unequal distribution of blades or vanes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 笛を吹くような耳障りな騒音発生のない静寂
な送風機を得る。 【構成】 複数の羽根11を有する羽根車13の各羽根
間のピッチ角φを所定の範囲内で変化させ、各ピッチ角
φの組合せの最小公倍数が最大値あるいはその近傍値を
取る組合せに選び、乱数的に配列して羽根車13を構成
している。これによって、聴感的にも笛を吹くような音
色として非常にうるさい特異音であるnz音およびその
高調波音のピークを確実に分散させ、すなわちnz音に
起因する高周波音の発生を抑制し、耳障りな騒音を発生
しない低騒音の送風機を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターボファンやクロス
フローファン等の送風機に関し、さらに詳述すれば低騒
音化のための羽根車の設計技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の送風機は、例えば図5お
よび図6に示すような構成になっていた。
【0003】すなわち、多数の羽根1を軸中心に対して
ピッチ角φを等しく主板2に植設して羽根車3を構成
し、舌部4を有するケーシング5内に羽根車3を収納し
て送風機を構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成の送風機は、ケーシング5の舌部4の近傍で発
生する特異音を抑制することが最大の課題となってい
る。この特異音は、その周波数が羽根車3に設けた羽根
1の枚数zと毎分回転数nrpmの積 (n×z)/60Hz
と、その整数(2,3,・・・)倍で現われる離散周
波数音で、通常羽根ピッチ音やnz音と呼ばれ、聴感的
にも笛を吹くような音色として非常にうるさく感じられ
る。
【0005】このnz音の強弱は、羽根車3、舌部4、
ケーシング5の各形状や、相対位置、あるいは負荷など
によって変化するが、nz音を抑える設計と、送風機効
率を上昇させる設計とは相反し、例えば、図6において
舌部寸法sを小さく取れば、送風機効率は向上するが、
nz音は逆に大きくなるという課題があった。
【0006】図6は従来の送風機の羽根車3の羽根1の
相対位置を示しており、羽根車3の回転軸中心に対する
各羽根1間のピッチ角φは等しく、図7に示されるよう
にnz音として (n×z)/60Hz、およびその高調
波音である整数N(=2,3,・・・)倍音として N
×(n×z)/60Hz にピークが発生する。
【0007】これに対して、このnz音を弱めるため、
種々の試みが従来より行なわれており、各羽根1間のピ
ッチ角φを乱数的に配列するような対策をほどこした一
例がある。この一例を示した図8において、ピッチ角φ
がA部で39゜、B部で47゜となっており、この部分
から発生するnz音の周波数は (n×360/39)
/60Hz および (n×360/47)60Hz とな
る。したがって、このように乱数的にピッチ角φを配列
すれば、通常 (n×z)/60Hz、N×(n×z)/
60Hz(N=2,3,・・・) で現われるnz音およ
びその高調波音のピークが互いに分散して現われる。こ
れにより、nz音は聴感的には他の周波数の音と混ざっ
てほとんど聞こえなくなる。
【0008】しかし、羽根1間のピッチ角φの配列をや
みくもに乱数的に選んでも、うまくnz音を分散させ抑
えることができず逆に2つのピッチ角φの組合せが公約
数をもつと、それぞれの部分から発生するnz音が干渉
し、強調される。すなわち、ピッチ角のうちの2つを例
えばφ1=40゜とφ2=48゜にしたとするとnz音
の周波数は nz1=(n×360/40)/60Hz
および nz2=(n×360/48)/60Hz とな
り、nz1の5倍音とnz2の6倍音が等しくなり強調
されるという課題もあった。
【0009】図9に羽根車3の回転数n=2400rp
m,羽根枚数z=4,ピッチ角φの組合せを(92゜,
88゜,96゜,84゜)としたときのnz音の騒音レ
ベル特性を示す。これから明らかのように、例えば2つ
のφの公約数12、4に対応する1200Hz、3600
Hzなどの高周波領域のレベルが比較的大きくなってい
る。
【0010】本発明はこのような従来の課題を解決する
もので、笛を吹くような耳障りな騒音のない送風機の提
供を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の送風機は、複数の羽根を有する羽根車の各
羽根間のピッチ角を、所定の範囲内で変化させ各羽根間
のピッチ角の組合せの最小公倍数が最大値あるいはその
近傍値を取るように選び、乱数的に配列した羽根車を備
えるようにしたものである。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成により、聴感的にも笛を
吹くような音色として非常にうるさい特異音であるnz
音およびその高調波音のピークを確実に分散させる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。
【0014】図1および図2において、多数の羽根11
を主板12に植設して羽根車13を構成し、舌部14を
有するケーシング15内に羽根車13を収納して送風機
を構成し、羽根車13を原動機で駆動する。
【0015】各羽根11間のピッチ角φは羽根車13の
回転軸中心に対して乱数的に配列されており、ピッチ角
φの組合せは所定の変化範囲内において各ピッチ角の最
小公倍数の組合せが最大値近傍の値を取るように選ばれ
ている。
【0016】上記した構成において羽根車13が回転し
ても、nz音が分散してピーク音の発生が防止される。
また全ピッチ角φのうちの任意の2つが持つ公約数の総
数が少ないので、nz音に起因する高周波音の発生も抑
制され、聴感的にも笛を吹くような音色として非常にう
るさい特異音であるnz音および高周波音が低減され
る。
【0017】例えば、羽根枚数zをz=4とし、ピッチ
角φを±8%変化させたときのピッチ角φのそれぞれの
組合せと、これに対応した最小公倍数等をパソコンによ
り計算すると、表1に示すようになる。
【0018】
【表1】
【0019】表1から明らかのように、この場合の組合
せは69通りあり、最小公倍数の大きい順に(91゜,
87゜,97゜,85゜)、(93゜,89゜,95
゜,83゜)、(91゜,89゜,97゜,83゜)、
・・・の組合せとなる。そして、例えばこれらの組合せ
のうち最小公倍数が3番目に大きい組合せは、4つのそ
れぞれのピッチ角φが(91゜,89゜,97゜,83
゜)の場合であり、また公約数を持たない場合であるこ
とが表1から理解される。図3にこの組合せを有する羽
根車13を示し、図4に回転数n=2400rpmにおい
て運転したときのnz音の騒音レベル特性を示す。
【0020】一方、図9に示した従来例の4つのピッチ
角φの組合せが(92゜,88゜,96゜,84゜)の
場合は、4つのピッチ角φのうち任意の2つの組合せが
持つ公約数の総数が非常に多く、逆に最小公倍数が最も
小さい値になっている。
【0021】図4に示した本一実施例の騒音レベル特性
図と、図9に示した従来例の騒音レベル特性図とを比較
すると、ピッチ角φの組合せが多くの公約数を持つ従来
例の場合に比べて本一実施例の場合にはnz音が分散さ
れ、特に高周波領域の騒音レベルが小さくなっているこ
とがわかる。なお、ここでは最小公倍数が3番目に大き
いピッチ角φの組合せを取り上げて説明したが、1番
目、2番目の場合でも騒音レベル特性上は同様の結果が
得られる。
【0022】また、遠心型のターボファンを例にあげて
説明したが、クロスフローファン、プロペラファン、多
翼ファンなど他の送風機の羽根車についても同様の効果
が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の送風機によ
れば、各羽根間のピッチ角を所定の範囲内で変化させ、
各羽根間のピッチ角の組合せの最小公倍数が最大値ある
いはその近傍値を取るように選び、乱数的に配列した羽
根車を設けたことにより、聴感的にも笛を吹くような音
色として非常にうるさい特異音であるnz音およびその
高調波音のピーク値を確実に分散させることができる。
したがって、nz音に起因する高周波音の発生を抑制し
た、低騒音の送風機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における送風機を示す斜視図
【図2】同送風機の羽根車の平面図
【図3】本発明の他の実施例における送風機の羽根車の
平面図
【図4】同送風機におけるnz音の騒音レベル特性図
【図5】従来の送風機を示す斜視図
【図6】同送風機の羽根車の平面図
【図7】同送風機の騒音レベル特性図
【図8】他の従来の送風機を示す羽根車の平面図
【図9】同送風機におけるnz音の騒音レベル特性図
【符号の説明】
11 羽根 13 羽根車 φ ピッチ角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粉川 勝蔵 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 尾浜 昌宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の羽根を有する羽根車において、隣り
    合うそれぞれの前記羽根の間のピッチ角を所定の範囲内
    で変化させ、前記羽根の取付枚数と同数で構成される前
    記ピッチ角の組合せの最小公倍数が最大値あるいはその
    近傍値を取るようにした送風機。
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