JP3460350B2 - クロスフローファン - Google Patents

クロスフローファン

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JP3460350B2
JP3460350B2 JP34083194A JP34083194A JP3460350B2 JP 3460350 B2 JP3460350 B2 JP 3460350B2 JP 34083194 A JP34083194 A JP 34083194A JP 34083194 A JP34083194 A JP 34083194A JP 3460350 B2 JP3460350 B2 JP 3460350B2
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英志 田中
徹 稲塚
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D17/00Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps
    • F04D17/02Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps having non-centrifugal stages, e.g. centripetal
    • F04D17/04Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps having non-centrifugal stages, e.g. centripetal of transverse-flow type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • F04D29/661Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/663Sound attenuation
    • F04D29/665Sound attenuation by means of resonance chambers or interference

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気調和機等に用い
られるクロスフローファンに関するものであって、特に
騒音を低減できるクロスフローファンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】クロスフローファンでは、1秒当たりの
ファン回転数Nと円弧翼の枚数Zとの積NZの周波数の
音であるNZ音や、上記積NZの2倍の2NZの周波数
の音である2NZ音とが、他の周波数の音に比べて顕著
に大きくなり、聴感上耳ざわりな回転騒音を発生すると
いう間題があった。
【0003】回転騒音の低減を図ったクロスフローファ
ンの従来例としては、例えば、特開平6−129387
号公報記載のクロスフローファンがある。このクロスフ
ローファンは図4に示すように、前向きに湾曲した複数
の円弧翼1を有する羽根車2を備え、羽根車2の円弧翼
1をランダムなピッチ角α1、α2、α3・・・で周方
向に配列している。そして図5に示すように上記羽根車
2を回転軸に5個配列したファンロータ11を備えてお
り、互いに隣接する羽根車2を周方向に位置ずれさせる
ことにより両羽根車2間に位相差を設けている。上記位
相差は全て一定角度θcに設定されており、角度θcは
1°〜4°の範囲内で選択するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のク
ロスフローファンでは、ファンの送風性能を向上しよう
としたり、ファンと熱交換器との距離が短くなることに
より、回転騒音(NZ、2NZ音)のレベルが大きくな
るという現象が発生する。この現象の一例を図2(a)
の音周波数スペクトルに示す。同図に示すようにNZ音
のピーク音が発生している。このように従来のクロスフ
ローファンでは、回転騒音を低減させるのに限界があっ
た。
【0005】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、騒音レベルを一
段と低減することが可能なクロスフローファンを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のクロス
フローファンは、前向きに湾曲した円弧翼1をランダム
なピッチ角で周方向に複数配列した羽根車2を回転軸方
向に複数個配列し、互いに隣接する羽根車2を周方向に
位置ずれさせることにより両羽根車2間に位相差を設け
たファンロータ11を有するクロスフローファンにおい
て、少なくとも1つの位相差を他の位相差と異ならせた
ことを特徴としている。
【0007】また請求項2のクロスフローファンは、上
記位相差は2つの角度に設定されており、回転軸方向に
2つの角度を交互に変化させていることを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】位相差を一定角度2.1°に設定した従来例の
クロスフローファンでは、図2(a)の音周波数スペク
トルに示すようにNZ音のピーク音が発生した。これに
対し、請求項2に対応するクロスフローファンにおいて
は、位相差の2つの角度を3.6°、2.6°に設定す
ると、図2(b)に示すように従来例に比べてNZ音の
ピークレベルを低減させることができ、全体の騒音レベ
ルも分散させることができた。また位相差の2つの角度
を4.6°、1.6°に設定すると、図2(c)に示す
ように位相差の2つの角度を3.6°、2.6°に設定
した場合よりもNZ音のピークレベルをさらに低減させ
ることができ、全体の騒音レベルも分散させることがで
きた。
【0009】従来例で発生するNZ音のピークレベルが
請求項2のクロスフローファンでは低減され、全体の騒
音レベルも分散されるのは、従来例では位相差が一定角
度に設定されていたのに対し、請求項2のクロスフロー
ファンでは位相差が2つの角度に設定されており、回転
軸方向に2つの角度が交互に変化しているからである。
従って少なくとも1つの位相差を他の位相差と異ならせ
た請求項1のクロスフローファンでも、NZ音のピーク
レベルを低減させることが可能であり、全体の騒音レベ
ルを分散させることも可能である。
【0010】
【実施例】次にこの発明のクロスフローファンの具体的
な実施例について図面を参照しつつ詳細に説明する。な
お従来例と同一部品については同一符号を付して説明す
ることとする。
【0011】第1実施例のクロスフローファンは、図4
に示すように前向きに湾曲した円弧翼1を35枚有する
羽根車2を備えており、上記円弧翼1をランダムなピッ
チ角α1、α2、α3・・・で周方向に配列している。
そして上記羽根車2と同一形状の羽根車2を、図1のよ
うに、回転軸方向に10個配列し、これらの羽根車2に
ファン回転軸3を同軸に設けてファンロータ11を構成
している。上記ファンロータ11は、互いに隣接する羽
根車2を周方向に位置ずれさせることにより両羽根車2
間に位相差θ(スキュー角)を設けている。上記位相差
θは2つの角度θ=θ=θ=θ=θ=3.6
°、θ=θ=θ=θ=2.6°に設定されてお
り、回転軸方向に2つの角度が交互に変化している。
【0012】次に第1実施例のクロスフローファンと従
来例のクロスフローファンの音レベルの周波数特性の試
験結果を示す。なおファン回転速度は1450(rp
m)で試験を行なっている。位相差θcを一定角度2.
1°に設定した従来例のクロスフローファンによる音周
波数スペクトルを図2(a)に示す。同図に示すように
NZ音のピーク音が発生している。次に第1実施例のク
ロスフローファンによる音周波数スペクトルを図2
(b)に示す。図中の点線は図2(a)のNZ音のピー
クレベルを示している。図2(b)に示すように、この
クロスフローファンでは、NZ音のピークレベルが従来
例のクロスフローファンより低減している。また全体の
騒音レベルも分散している。
【0013】第1実施例のクロスフローファンにおいて
位相差θの2つの角度をθ=θ=θ=θ=θ
=4.6°、θ=θ=θ=θ=1.6°に設定
した第2実施例の音周波数スペクトルを図2(c)に示
す。同図に示すようにこのクロスフローファンでは、第
1実施例よりもNZ音のピークレベルがさらに低減して
いる。また全体の騒音レベルも分散している。なお、同
図において周波数が約1300〔Hz〕にみられるピー
クによる騒音は耳ざわりなものではなかったことを確認
している。
【0014】以上のようにこの実施例のクロスフローフ
ァンでは、従来例よりもNZ音のピークレベルを低減す
ることができ、全体の騒音レベルを分散することもでき
るので、大幅な低騒音化の実現が可能である。
【0015】ところで従来例で発生するNZ音のピーク
レベルがこの実施例では低減され、全体の騒音レベルも
分散されるのは、従来例では位相差が一定角度に設定さ
れていたのに対し、この実施例では位相差が2つの角度
に設定されており、回転軸方向に2つの角度が交互に変
化しているからである。従って少なくとも1つの位相差
を他の位相差と異ならせて最低2種類以上の位相差(ス
キュー角)が存在するクロスフローファンでは、程度の
大小はあるもののNZ音のピークレベルを低減すること
が可能であり、全体の騒音レベルを低減することが可能
であるため、この発明のクロスフローファンは上記実施
例に限定されるものではない。
【0016】低騒音化の観点からは、第3実施例として
図3に示すように全ての位相差θ〜θをランダムな
値に設定したクロスフローファンが好ましく、しかも上
記位相差θは1°〜4°の範囲内であることが好まし
い。しかし、製作容易性の観点からは、上記第1又は第
2実施例のように位相差を2つの角度に設定して、回転
軸方向に2つの角度が交互に変化しているクロスフロー
ファンの方が優れている。
【0017】
【発明の効果】以上のように、請求項1のクロスフロー
ファンでは、NZ音のピークレベルを低減させることが
可能であり、全体の騒音レベルも分散させることも可能
であるため、騒音レベルを低減できる。
【0018】また請求項2のクロスフローファンでは、
NZ音のピークレベルを低減させることができ、全体の
騒音レベルも分散させることができるので、大幅な低騒
音化の実現が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すファンロータの斜
視図である。
【図2】(a)従来例のクロスフローファンの音周波数
スペクトルを示す図である。 (b)この発明の第1実施例のクロスフローファンの音
周波数スぺクトルを示す図である。 (c)この発明の第2実施例のクロスフローファンの音
周波数スペクトルを示す図である。
【図3】この発明の第3実施例を示すファンロータの斜
視図である。
【図4】この発明の第1実施例の円弧翼の配列を示す図
である。
【図5】従来例のファンロータの斜視図である。
【符号の説明】
1 円弧翼 2 羽根車 11 ファンロータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−129387(JP,A) 特開 昭60−17296(JP,A) 実開 昭59−167990(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 17/04 F04D 29/30 F04D 29/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前向きに湾曲した円弧翼(1)をランダ
    ムなピッチ角で周方向に複数配列した羽根車(2)を回
    転軸方向に複数個配列し、互いに隣接する羽根車(2)
    を周方向に位置ずれさせることにより両羽根車(2)間
    に位相差を設けたファンロータ(11)を有するクロス
    フローファンにおいて、少なくとも1つの位相差を他の
    位相差と異ならせたことを特徴とするクロスフローファ
    ン。
  2. 【請求項2】 上記位相差は2つの角度に設定されてお
    り、回転軸方向に2つの角度を交互に変化させているこ
    とを特徴とする請求項1のクロスフローファン。
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