JPH0122958Y2 - - Google Patents

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JPH0122958Y2
JPH0122958Y2 JP1982164139U JP16413982U JPH0122958Y2 JP H0122958 Y2 JPH0122958 Y2 JP H0122958Y2 JP 1982164139 U JP1982164139 U JP 1982164139U JP 16413982 U JP16413982 U JP 16413982U JP H0122958 Y2 JPH0122958 Y2 JP H0122958Y2
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JP
Japan
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blades
fan
pitch
cross
consecutive
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JP1982164139U
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JPS5968198U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば空気調和機の室内ユニツト
に組み込まれる横流フアンに関する。
(従来の技術) スプリツト形空気調和機の室内ユニツトは、第
1図に示すように、ケーシング1の前面下側部分
に空気吹出口2を設けるとともに、この空気吹出
口2より上方に空気吸込口3を設け、ケーシング
内の空気吸込口3に対向して熱交換器4を配置し
て構成されており、熱交換器4の後側に配置した
横流フアン5によつて、空気吸込口3から導入さ
れた空気を、熱交換器4を通り抜ける際に熱交換
させて、冷風とし、その冷風を空気吹出口2から
室内へ吹き出すようにしている。
上記横流フアン5は、第2図に示すように、軸
6に軸方向に所定間隔を置いて配置した仕切板7
によつて周方向に配列した翼8,8……を有する
複数のフアン部分9,9……を形成してなるもの
であつて、各フアン部分9の周方向に配列した翼
8,8の間隔すなわち翼間ピツチは周方向に同じ
寸法に設定されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし上記形式の横流フアンにおいては、翼間
ピツチが等しいから、第4図において符号Bで示
すように、(N×Z)Hz(N:フアン回転数
(rps) Z:羽根枚数 Hz:フアンの騒音の周波
数)で翼ピツチ音(NZ音)と呼ばれる騒音が発
生する。この騒音は、仕切板を介して隣り合うフ
アン部分9,9の羽根の位置が等しいとさらに高
音となり、運転時の騒音が問題となつている。
上記翼ピツチ音(NZ音)を改善するために、
特開昭49−80609号公報の送風機のように、各羽
根車の風切羽根を回転軸に対して交互に適宜回転
角度ずらせて、2個以上の風切羽根が同じ回転角
度位置にならないようにしたものは知られている
が、この場合には、翼ピツチ音は改善し得ても、
第5図において符号Cで示すような、周波数音
(N音)すなわち(繰り返し数×回転数)Hzの整
数倍の周波数で発生する騒音が生じてしまう。
そこで本考案は上記した点に鑑みてなされたも
ので、翼間ピツチの周期性に起因する翼ピツチ音
および周波数音による騒音発生を抑えるようにし
た横流フアンを提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の横流フアンは、仕切板により区分され
た各フアン部分の翼間ピツチを異なる長さに設定
するとともに、連続した複数の翼間ピツチの配列
が同じフアン部分内に形成されないようにし、さ
らにフアン部分の周方向に配列した連続した2つ
の翼が仕切板を介して隣り合うフアン部分の連続
した2つの翼と一線上に位置しないように配置さ
れていることを特徴とする。
(作用) 本考案の横流フアンにおいては、各フアン部分
の翼間ピツチを異なる長さに設定するとともに、
フアン部分に形成される連続した複数の翼間ピツ
チの配列が同じフアン部分内に形成されないよう
にして、翼ピツチ音NZを低下させるとともに、
翼間ピツチを異なる長さにすることで発生する周
波数Nの回転音を、フアン部分の周方向に配列し
た翼間ピツチを形成する連続した2つの翼のそれ
ぞれが、仕切板を介して隣り合うフアン部分の翼
間ピツチを形成する連続した2つの翼と一線上に
位置しないように配置することで改善するように
している。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面につき説明する。
第3図において符号10は、室内ユニツトに組
み込まれる横流フアンであつて、この横流フアン
10は、従来のものと同様に仕切板により複数の
フアン部分を形成している。上記横流フアン10
には周方向に翼11a,11b,11c,11d
……が配列されている。翼11a,11bの翼間
ピツチはl1、翼11b,11cの翼間ピツチはl2
翼11c,11dの翼間ピツチはl3、以下同じで
示される。上記翼間ピツチl1,l2,l3……は異な
る長さに設定されている。
一方、フアン部分の連続した4つの翼間ピツチ
たとえばl1,l2,l3,l4の組み合わせは、同じフア
ン部分の他の部分には存在しないようになつてい
る。すなわちフアン部分に周期性を形成しないよ
うにしている。またフアン部分の周方向に配列し
た連続する2つの翼11a,11bが仕切板を介
して隣り合うフアン部分の翼12a,12bと同
一線上に位置しないように設定されている。すな
わち仕切板を介して隣り合うフアン部分の翼間ピ
ツチが同一面において一致しないようになつてい
る。
第6図は本考案による横流フアンの実験結果を
示すものであつて、本考案の横流フアンは羽根外
径85φ、長さ668L、羽根枚数30枚、フアン回転数
1200rpm(20r.p.s)翼間ピツチは0.8l〜1.2l(l:翼
間ピツチの周上平均値)。
第6図において、点線Aは本考案による翼間ピ
ツチ配列、第4図における実線Bは従来の翼ピツ
チ配列(同一ピツチ)、第5図における一点鎖線
Cは、外周上同パターンを4回繰り返すようにし
た翼ピツチ配列を示す。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、各フアン部
分の翼間ピツチを異なる長さに設定するととも
に、フアン部分に形成される連続した複数の翼間
ピツチの配列が同じフアン部分の内に形成されな
いようにすることで、周期性による騒音を低減せ
しめ、これにより運転時に発生する翼ピツチ音を
低下させ、また翼ピツチ音を低下したことにより
発生する周波数の回転音を、フアン部分の周方向
に配列した翼間ピツチを形成する連続した2つの
翼のそれぞれが、仕切板を介して隣り合うフアン
部分の翼間ピツチを形成する連続した2つの翼と
一線上に位置しないように配置することで低下さ
せ、したがつて、翼ピツチ音を下げるだけではな
く、翼ピツチ音を下げることに伴つて発生する周
波数Nの回転音をも同時に下げることができ、運
転時の騒音が少なくなるので、特に空気調和機の
室内ユニツトに適用すると効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は空気調和機の室内ユニツトの一部断面
図、第2図は室内ユニツトに組み込まれる横流フ
アンの側面図、第3図は本考案により横流フアン
の一部を省略して示す断面図、第4図は従来の同
一ピツチの翼ピツチ配列の横流フアンの騒音を測
定したグラフ、第5図は外周上同パターンを4回
繰り返えすようにした翼ピツチ配列の横流フアン
の騒音を測定したグラフ、第6図は本考案による
横流フアンの騒音を測定したグラフである。 1……ケーシング、10……横流フアン、11
a,11b……翼、l1,l2……翼間ピツチ、12
a,12b……翼間ピツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸方向に所定間隔を置いて配置した仕切板によ
    つて周方向に配列した翼を有するフアン部分を複
    数列設けた横流フアンにおいて、各フアン部分の
    翼間ピツチを異なる長さに設定するとともに、フ
    アン部分に形成される連続した複数の翼間ピツチ
    の配列が同じフアン部分の内に形成されないよう
    にし、かつフアン部分の周方向に配列した翼間ピ
    ツチを形成する連続した2つの翼のそれぞれが、
    仕切板を介して隣り合うフアン部分の翼間ピツチ
    を形成する連続した2つの翼と一線上に位置しな
    いように配置されていることを特徴とする横流フ
    アン。
JP16413982U 1982-10-29 1982-10-29 横流フアン Granted JPS5968198U (ja)

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JP16413982U JPS5968198U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 横流フアン

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JP16413982U JPS5968198U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 横流フアン

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Publication Number Publication Date
JPS5968198U JPS5968198U (ja) 1984-05-09
JPH0122958Y2 true JPH0122958Y2 (ja) 1989-07-12

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ID=30359941

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JP16413982U Granted JPS5968198U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 横流フアン

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2770677B2 (ja) * 1992-10-14 1998-07-02 ダイキン工業株式会社 横流ファン
JP2758800B2 (ja) * 1992-12-09 1998-05-28 シャープ株式会社 クロスフローファン
JP3107711B2 (ja) * 1994-08-09 2000-11-13 株式会社東芝 横流ファン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4980609A (ja) * 1972-12-08 1974-08-03
JPS5716297A (en) * 1980-07-02 1982-01-27 Toshiba Corp Multiblade fan

Family Cites Families (1)

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JPS5578799U (ja) * 1978-11-27 1980-05-30

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JPS5968198U (ja) 1984-05-09

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