JP3066150B2 - 遠心ファン - Google Patents

遠心ファン

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JP3066150B2
JP3066150B2 JP3314134A JP31413491A JP3066150B2 JP 3066150 B2 JP3066150 B2 JP 3066150B2 JP 3314134 A JP3314134 A JP 3314134A JP 31413491 A JP31413491 A JP 31413491A JP 3066150 B2 JP3066150 B2 JP 3066150B2
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centrifugal fan
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建彦 新村
愼一 西川
久 小暮
行雄 相沢
猛 小川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風量を増大させかつ騒
音の発生を抑える遠心ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、主板と吸込口を有する補助板と
の間を複数枚の羽根でつないで構成してなる遠心ファン
は知られている(実公昭61−21593号公報)。
【0003】この種のものは、遠心ファンの回転時に吸
込口から空気を吸い込んで、この空気を、主板と補助板
と羽根との間に形成される通風路を通じて羽根の外縁か
ら外部に放出するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、羽根の外縁から空気が放出される際に、羽根
の表面に沿って放出される空気と羽根の裏面に沿って放
出される空気とが羽根の外縁の近傍で合流するので、こ
の合流により流れのエネルギが減少して、風量が減少す
ると共に、騒音が大きくなるという問題がある。
【0005】またこの種の遠心ファンでは、回転数Nと
羽根の枚数Zとから定まる基本周波数に起因する、いわ
ゆる耳ざわりなNZ騒音が発生し易く、これを充分に抑
えることのできる遠心ファンは未だ提案されていないと
いう問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、風量を増大させることが
できると共に、騒音の発生を充分に抑えることのできる
遠心ファンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、主板と、吸込口を有する補強板との間を
複数枚の羽根でつないで構成してなる遠心ファンにおい
て、隣り合う羽根の間隔を不等間隔にし、その不等間隔
は大小の間隔が交互に繰り返されると共に、向い合う羽
根の間隔を等間隔に配列し、遠心ファンの回転時に風が
当たる羽根の外縁の表面にのみ、羽根の幅方向に延びる
突部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、遠心ファンの羽根の表面に突
部を設けているので、羽根の表面に沿って放出される空
気は、突部を乗り上げるようにして放出されるので、羽
根の外縁において、羽根の裏面に沿って放出される空気
と合流することはなく、よって従来のものに比べて流れ
のエネルギが消耗することはなく、その分だけ風量が増
大して、かつ騒音が抑えられる。また、遠心ファンの隣
り合う羽根の間隔が不等間隔になるように配列されると
共に、向い合う羽根の間隔が等間隔になるように配列さ
れるので、遠心ファンのバランスが崩れることはなく、
従ってこれを原因にした騒音の発生が抑えられる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0010】図2は熱交換ユニットの通風化粧グリルを
取外した状態を示している。図2において、1はユニッ
ト本体を示し、このユニット本体1は天井3内に埋設さ
れている。ユニット本体1の中央部には遠心ファン5が
回転自在に設けられ、この遠心ファン5のまわりには通
風路7が形成されている。この通風路7内には略四角形
状に形成された熱交換器9が遠心ファン5を囲むように
配置されている。尚、11は外装板であり、13はドレ
ンポンプである。
【0011】また熱交換器9の吸込側の直線形状部9a
には内側へ延びる、即ち遠心ファン5側へ延びる制御板
21が取付けられている。
【0012】この熱交換ユニットにおいて、遠心ファン
5を介して中央部から吸込まれる室内空気は、図2から
も明らかなように、制御板21を乗り越えるようにし
て、矢印の方向へ流れながら熱交換器9の吸込側から吐
出側に流出する。この際、制御板21は空気の流れに対
して適度な抵抗となるので、制御板21間の空間A〜D
内の圧力は均一化され、よって空間内A〜Dでの渦流の
発生、その中でもとくに熱交換器9の隅部9cでの渦流
の発生は抑制され、従って、熱交換ユニットからの騒音
の発生は抑えられる。
【0013】制御板21は熱交換器9の直線形状部9a
の中心からわずかにずれた位置であって、互いの間隔が
等間隔にならないような位置に取り付けられている。図
示の例では、空間Aの終端の制御板21は、遠心ファン
5の中心線l1 上に取り付けられ、空間Bの終端の制御
板21は、中心線l2 からαだけ離れた位置に取り付け
られ、空間の終端内の制御板21は、中心線l1 からβ
だけ離れた位置に取り付けられており、空間Dの終端の
制御板21は、中心線l2 からγだけ離れた位置に取り
付けられている(ただしα>γ>βである)。
【0014】ところで本実施例の要部を構成する遠心フ
ァン5は、図1に示すように、主板31と吸込口33a
を有する補助板33との間を複数枚の羽根35でつなぐ
ことにより構成されている。そして、それぞれの羽根3
5の外縁には、図1及び図3からも明らかなように、羽
根35の表面35a側に突出し、かつ羽根35の幅方向
に延在する突部37が設けられている。この突部37は
図示のように羽根35の中央近傍ではなく、羽根35の
外縁近傍に設けることが望ましく、その断面形状はなめ
らかな円弧状にすることが望ましい。
【0015】しかしてこの実施例によれば、遠心ファン
5を回転させて空気を送風するに際し、羽根35の外縁
にて放出される空気が合流することはない。即ち、図3
にAで示すように、羽根35の表面35aに沿って放出
される空気は、突部37を乗り上げるようにして放出さ
れるので、その裏面35bに沿って放出される空気と合
流することはなく、むしろ離間する方向に放出される。
【0016】よって従来のものに比べると、流れのエネ
ルギを消耗することがなく、その分だけ、図4に示すよ
うに、風量は増大する。即ち、これによれば同一の回転
数を維持しようとする場合に、その風量を確実に増大さ
せることができる。またこれによれば遠心ファン5の回
転時に、図5に示すように、その騒音を低減させること
ができる。即ち、同一の風量を確保しようとする場合
に、その騒音レベルを確実に低下させることができる。
【0017】図6及び図7はそれぞれ騒音の測定値を示
し、図6は突部37付きの遠心ファン5の場合、図7は
突部37なしの遠心ファン5の場合の測定値を示してい
る。図7の場合と比較して見ると、図6の場合は耳ざわ
りな70Hz前後の低周波領域aのNZ音が大きく減衰
していることが判明した。これから明らかなように、本
実施例によれば、羽根35の外縁に、羽根35の表面側
35aに突出しかつ羽根35の幅方向に延在する突部3
7を設けたので、羽根35の出側において空気流が衝突
することはなく、低周波成分の騒音を大幅に低減させる
ことができるという効果が得られる。
【0018】図8は他の実施例を示している。
【0019】これによれば、遠心ファン5の各羽根に4
1〜48の符号を付し、各羽根41〜48の間隔にδ1
〜δ8 の符号を付した場合に、隣り合う羽根の間隔が不
等間隔になるように(即ちδ1 ≠δ2 、δ2 ≠δ3 、δ
3 ≠δ4 、δ4 ≠δ5 、δ5 ≠δ6 、δ6 ≠δ7 、δ7
≠δ8 )、しかも向い合う羽根の間隔が等間隔になるよ
うに(即ちδ1 =δ5 、δ2 =δ6 、δ3 =δ7 、δ4
=δ8 )、各羽根41〜48が配列されている。尚、隣
り合う羽根の間隔が不等間隔に配列される場合には、そ
の間隔が大、小、大、小となるように順に配列すること
が望ましい。具体的にはδ1 >δ2 の場合には、δ2
δ3 、またδ3 >δ4となるように配列することが望ま
しい。
【0020】ところで遠心ファン5の回転数Nと羽根の
枚数Zとにより定められる基本周波数は、N×Z/60
Hzで表されるが、この基本周波数の整数倍の周波数を
減衰させるためには、各羽根41〜48を不等間隔に配
列させることが望ましい。しかし、不等間隔に配列させ
るだけでは、遠心ファン5のバランスが崩れるので、こ
れを原因にした振動、騒音が発生する。
【0021】しかして、本実施例によれば、遠心ファン
5の隣り合う羽根が不等間隔になるように配列するだけ
でなく、向い合う羽根の間隔が等間隔になるように配列
しているので、遠心ファン5のバランスは保たれ、従っ
て、これを原因にした振動、騒音の発生を確実に抑える
ことができる。
【0022】以下、一実施例に基づいて本発明を説明し
たが、本発明はこれに限定されるものでないことは明ら
かである。例えば、図3に示す突部37の形状は、その
形状に限定されるものではなく、種々の形状に変更する
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、羽根の表面に突部を設けたので、羽根の表面
に沿って放出される空気は、突部を乗り上げるようにし
て放出されるので、羽根の外縁においてその裏面に沿っ
て放出される空気と合流することはなく、よって従来の
ものに比べて流れのエネルギが消耗することはなく、そ
の分だけ風量を増大させかつ騒音を低減させることがで
きる。また、隣り合う羽根の間隔を不等間隔にすると共
に、向い合う羽根の間隔を等間隔に配列したので、遠心
ファンのバランスが崩れることはなく、従ってこれを原
因にした騒音の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遠心ファンの一実施例を示す斜視
図である。
【図2】熱交換ユニットの一例を示す平面図である。
【図3】本発明の要部を示す説明図である。
【図4】風量と回転数との関係を示す線図である。
【図5】風量と騒音との関係を示す線図である。
【図6】騒音の測定値を示す線図である。
【図7】騒音の測定値を示す線図である。
【図8】遠心ファンの他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ユニット本体 3 天井 5 遠心ファン 7 通風路 9 熱交換器 31 主板 33 補助板 33a 吸込口 35、41〜48 羽根 35a 表面 37 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相沢 行雄 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小川 猛 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−318798(JP,A) 実開 昭59−141196(JP,U) 実開 昭58−42397(JP,U) 特公 昭63−13040(JP,B2) 特公 平4−42559(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 29/18 - 29/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主板と、吸込口を有する補強板との間を
    複数枚の羽根でつないで構成してなる遠心ファンにおい
    て、隣り合う羽根の間隔を不等間隔にし、その不等間隔
    は大小の間隔が交互に繰り返されると共に、向い合う羽
    根の間隔を等間隔に配列し、遠心ファンの回転時に風が
    当たる羽根の外縁の表面にのみ、羽根の幅方向に延びる
    突部を設けたことを特徴とする遠心ファン。
JP3314134A 1991-10-31 1991-10-31 遠心ファン Expired - Fee Related JP3066150B2 (ja)

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WO2000019106A1 (en) * 1998-09-30 2000-04-06 Kyodo-Allied Industries Pte Ltd. Fan wheels
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