JP3048078B2 - 空気調和機の室内機ユニット - Google Patents

空気調和機の室内機ユニット

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JP3048078B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は横流ファンを備えた空気
調和機の室内機ユニットに係わり、さらに詳しくは、横
流ファンから発生する騒音をより少なくするための手段
に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室内機ユニットには、その
本体上部の吸込口21と本体下部の吹出口22とを結ぶ空気
通路23内にエアーフィルタ24と、熱交換器25と、この熱
交換器25に対向する横流ファン26とが配置されている。
この横流ファン26は回転軸を中心にして所定の間隔で配
列された複数の仕切板27と、これらの仕切板27の円周方
向に配設された複数の翼(羽根)28とにより構成されて
いる。この横流ファン26は図示しない電動機により駆動
されるが、送風効率を高めるために後方にはリアガイダ
29が形成されており、前方には舌面30を有するスタビラ
イザ31が設けられている。なお、このスタビライザ31の
上部は熱交換器25から流下する除霜水を受けるためのド
レンパン(水受皿)32になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の室内
機ユニットにおいて、軸流ファン26が回転すると熱交換
器25により熱交換された空気は吹出口22から室内へ送風
されるが、そのとき、吹出口22の天井側を形成している
スタビライザ31の舌面30に軸流ファン26から送風される
風の一部が衝突して再び軸流ファン26内に吸い込まれ、
軸流ファン26の吹出し部にはその軸流ファン26に対して
偏心した同心円状の大きな渦33が形成される。この渦流
33を各翼(羽根)28が切るとき、そこには圧力変動を生
じ、翼ピッチ音と称する騒音を発生する。この翼ピッチ
音の周波数は、ファンの回転数をN、翼(羽根)28の数
をZ、電源周波数をHとしたときNZ/Hの整数倍とな
り、単一の異常音として耳に感じる。このような翼ピッ
チ音は横流ファン26とスタビライザ31の舌面30との隙間
の大小にも関係し、隙間を大きくすれば翼ピッチ音は小
さくなるが送風効率が低下するという問題があり、逆に
隙間を小さくすれば送風効率は上昇するが翼ピッチ音も
大きくなってしまうという問題がある。したがって、本
発明においては、送風効率を低下させることなく、簡単
な形状で確実な騒音低減効果が得られる空気調和機の室
内機ユニットを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、本体と、この本体上
部の吸込口と本体下部の吹出口とを結ぶ空気通路内に配
置される熱交換器と、この熱交換器の背面側に対向して
配置される横流ファンと、前記熱交換器の下部に設けら
れるドレンパンと、このドレンパンに一体に設けられ、
前記横流ファンに近接させて配置されるスタビライザと
からなり、前記横流ファンの仕切板に対向する前記スタ
ビライザの上部と下部にそれぞれ所定長さの突起部を形
成することにした。
【0005】
【作用】上記の構成であれば、横流ファンを構成する仕
切板等が対向するスタビライザの上部と下部にそれぞれ
所定長の突起部が形成されているので、横流ファンの回
転時に、横流ファンの仕切板の外周部とこれに近接する
スタビライザの舌面とのギャップを断続的に変えること
ができる。このように両者間のギャップを変化させるこ
とにより、横流ファンの回転時に発生する渦流を変形さ
せることができるので、渦流に伴う翼ピッチ音を分散さ
せることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。図1は室内機ユニットの外観説明図で、
筐体1は本体2と、この本体2に着脱自在に被せられる
前面カバー3とから成り、前面カバー3の正面側には上
部が開閉自在に軸支された正面パネル4が取付けられて
いる。この正面パネル4と筐体1の上部には室内の空気
を吸い込むための吸込口5があり、前面下部には吹出口
6が形成されている。図2は室内機ユニットの内部構成
を簡単に表したもので、吸込口5と吹出口6との間には
本体2のリアガイダ7と前方のスタビライザ8等からな
る空気通路9が形成されており、この空気通路9の上方
には前面カバー3の内面に沿わせて本体2寄りまで移動
させることのできる着脱自在なエアーフィルタ10と、三
分割された熱交換器11と、横流ファン(クロスフローフ
ァン)12とが配置され、熱交換器11により熱交換された
空気は横流ファン12により吹出口6に送られ、室内への
風向は風向板13によって調節されるようになっている。
なお、スタビライザ8の上部は熱交換器9から流下する
除霜水を受けるためのドレンパン(水受皿)14になって
おり、横流ファン12寄りの一側にはその横流ファン12に
対向させて上部に折り返した舌面15が形成されている。
【0007】図3は横流ファン12とスタビライザ8の舌
面15との関係を表したものである。横流ファン12は図示
しない電動機の回転軸に嵌着される回転軸16と、この回
転軸16の軸方向に所定の間隔で配置された仕切板17と、
各仕切板17ー17間に環状に配した複数の翼(羽根)18と
からなり、後方のリアガイダ7と前方のスタビライザ8
の舌面15とにそれぞれ所定の間隔をおいて対向するよう
に設けられている。一方、スタビライザ8の舌面15には
横流ファン12の仕切板17にそれぞれ対向する上下二つの
突起部19,20が所定の間隔をおいて形成されている。こ
れらの突起部19,20は翼ピッチ音を減少させるためのも
ので、その横幅は約20ミリあり中央部が横流ファン12の
仕切板17と対向するようになっている。
【0008】また、突起部19,20の舌面15からの高さは
両者均一ではなく、上部の突起部19の高さは下部の突起
部20の高さの略二分の一に形成され、さらに、両者それ
ぞれの上下幅の比は上部の突起部19を1としたとき下部
の突起部20は略5、すなわち略5倍になるよう形成され
ている。このように、両突起部19,20の突出高さを変え
ておけば横流ファン12の回転時に、スタビライザ8の舌
面15と横流ファン12側とのギャップが断続的に変化する
ことになり、横流ファン12に発生する渦流を変形させる
ことができる。渦流が変形するということは翼ピッチ音
が分散することを意味し、結果として騒音が低減する。
【0009】
【発明の効果】以上、説明したような寸法の異なる突起
部を横流ファンに対向するスタビライザの舌面に設けて
なる室内機ユニットであるならば、横流ファンの回転時
に発生する渦流を変形させることができるので、渦流に
よって生じる翼ピッチ音を分散させるのに役立ち、騒音
の低減が図れる。しかもごく簡単な構造であるため廉価
であり、しかも前述の突起部は渦流が生じ易い位置に限
定した形で形成されるので送風効率を高めるのにも有効
になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる室内機ユニットの外観斜視図で
ある。
【図2】本発明の一実施例を示す室内機ユニットの要部
側断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す要部斜視図である。
【図4】従来例を説明するための室内機ユニットの要部
側断面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 本体 3 前面カバー 4 正面パネル 5 吸込口 6 吹出口 7 リアガイダ 8 スタビライザ 9 空気通路 12 横流ファン(クロスフローファン) 15 舌面 16 回転軸 17 仕切板 18 翼(羽根) 19 突起部 20 突起部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、この本体上部の吸込口と本体下
    部の吹出口とを結ぶ空気通路内に配置される熱交換器
    と、この熱交換器の背面側に対向して配置される横流フ
    ァンと、前記熱交換器の下部に設けられるドレンパン
    と、このドレンパンに一体に設けられ、前記横流ファン
    に近接させて配置されるスタビライザとからなり、前記
    横流ファンの仕切板に対向する前記スタビライザの上部
    と下部にそれぞれ所定長さの突起部を形成してなること
    を特徴とする空気調和機の室内機ユニット。
  2. 【請求項2】 前記スタビライザに突出形成される上部
    突起部の高さを下部突起部の高さの略2分の1にしてな
    る請求項1記載の空気調和機の室内機ユニット。
  3. 【請求項3】 前記スタビライザに突出形成される上部
    突起部の上下幅を下部突起部の上下幅の略5分の1にし
    てなる請求項1記載の空気調和機の室内機ユニット。
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