JP2007092671A - 送風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】送風機のエアガイダーにおける半径方向または羽根外周からの吸い込み流れの流量特性を向上させる。
【解決手段】ハブ2aとその周囲に設けられた複数枚の羽根2bからなる羽根車2と羽根車2の周囲に設けられたエアガイダー4とを備えた送風機1において、ベルマウス部4aとディフーザ部4cと円筒部4bとにより構成されたエアガイダー4における軸方向高さの内、円筒部4bの高さをH1とし、羽根車2の羽根2bの高さをH0としたとき、H1/H0を0≦H1/H0≦0.2の範囲に設定することにより、送風機1の風量及び騒音特性を向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は空気調和機などに用いられる送風機に関するものである。
従来、この種の送風機は軸流送風機としてプロペラファンが適用されていた(例えば、特許文献1参照)。
図4は、空気調和機用送風機として特許文献1に記載された送風機の縦断面図である。図4において、羽根車11の半径方向外側に位置して吸込領域K1と吹出領域K2とを仕切るエアガイダー15を付設するとともに、エアガイダー15は、吸込側に位置する吸込側円筒部(本発明のベルマウス部に相当)15aと、吹出側に位置する吹出側円筒部(本発明のディフューザー部に相当)15bと、吹出側円筒部15bと吸込側円筒部15aとの間に位置する円筒部15cとを有して構成されている。さらに、円筒部15cが各羽根13の外周部Pとオーバーラップせしめられていて、外周部Pの軸方向高さをH0、円筒部15cの軸方向高さをH2としたとき、H2/H0は0.25≦H2/H0≦0.50の範囲に設定されていることを特徴とする送風機である。このようなエアガイダー形状を構成することにより、軸方向からの吸い込み流れと合わせて、羽根3の外周部Pからの吸い込み流れが維持されつつ、羽根13の外周部Pにおいてエアガイダー15に囲まれていない部分において羽根13の圧力面から負圧面に漏れる漏れ流れ(即ち、翼端渦)の成長が抑制されることとなる。
特開2003−13892号公報
しかしながら、前記従来の送風機においては、エアガイダー15の軸方向高さが、羽根車11の半径方向からの流入特性に大きく影響を及ぼすため、特に吹出側円筒部15bと吸込側円筒部15aとの間に位置する円筒部15cの高さが、性能低下に大きく起因する寸法となり、ことによっては、吸い込み風量特性の減少によるファン運転騒音とファン性能が悪化するという課題を有していた。すなわち、まず羽根車11を運転した場合には、図5に示すように、軸方向からの吸い込み流れF1と合わせて、羽根13の半径方向である外周部Pからの吸い込み流れF2が発生する。その際、エアガイダー15の高さが羽根13に対してラップ量が高いと、吸い込み流れF2が減少し、それによる風量特性の低下や騒音の悪化が生じるものである。
また、図5は、図4に示す羽根の外周側後縁を吸込側に移動した送風機を示す。羽根の外周側後縁13cの位置が、吹出側円筒部15bとオーバッラップしてしまうと吹き出し流れが壁面に衝突しやすくなり、損失が生じ、著しく風量特性を低下する恐れがある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、広い運転領域において羽根車の流れに応じたエアガイダーを開発することによって送風機運転騒音の低減と送風機性能の向上を達成するようにした羽根車の送風機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の送風機は、箱体と前記箱体内に設けた熱交換器と前記熱交換器の空気吸込側とは反対側に設けた送風機とで構成され、前記送風機はハブと前記ハブの周囲に設けられた複数枚の羽根からなる羽根車と前記羽根車の周囲に設けられたエアガイダーとを備え、前記エアガイダーは、吸込側に位置する略円錐台形状の
ベルマウス部と、吹出側に位置する略円錐台形状のディフーザ部と、前記ベルマウス部とディフーザ部との間に位置する円筒部とにより構成され、前記エアガイダーにおける軸方向高さの内、前記円筒部の高さをH1とし、前記羽根車の羽根高さをH0としたとき、H1/H0が0≦H1/H0≦0.2の範囲に設定されていることを特徴とするものである。
これによって、羽根車への半径方向からの吸い込み風量が増加し、送風機性能特性の向上が可能となり、送風性能が高くかつ静粛運転が可能な送風機を提供することができるものである。
第1の発明は、箱体と前記箱体内に設けた熱交換器と前記熱交換器の空気吸込側とは反対側に設けた送風機で構成され、前記送風機は、ハブと前記ハブの周囲に設けられた複数枚の羽根からなる羽根車と前記羽根車の周囲に設けられたエアガイダーとを備え、前記エアガイダーは、吸込側に位置する略円錐台形状のベルマウス部と、吹出側に位置する略円錐台形状のディフーザ部と、前記ベルマウス部とディフーザ部との間に位置する円筒部とにより構成され、前記エアガイダーにおける軸方向高さの内、前記円筒部の高さをH1とし、前記羽根車の羽根高さをH0としたとき、H1/H0が0≦H1/H0≦0.2の範囲に設定されていることを特徴とする送風機であり、最適な羽根車への半径方向からの吸い込み風量が増加し、送風機性能特性の向上が実現できる。
第2の発明は、第1の発明において、エアガイダーにおける略円錐台形状のディフーザ部の円弧の開始位置と、各羽根の後縁の位置とを一致させることによって羽根車からの吹き出し流れをディフーザ部の側壁に沿って吹きだすことが可能となり、送風機運転騒音のより一層の低減が実現できる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、エアガイダーが、ベルマウス部とディフーザ部と円筒部との一体成型により構成されたもので、これによって、より安価にエアガイダーを作ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における送風機を有する空気調和機の室外機の縦断面図である。図1において、この室外機は、箱体7と箱体7内に設けた熱交換器6と、熱交換器6の空気吸込側6aとは反対側6bに設けた送風機1とで構成され、送風機1はモータ3によって回転駆動される羽根車2を備え、この羽根車2は斜流羽根車で、ハブ2aとその周囲に設けられた複数の羽根2bとにより構成されている。また羽根車2の各羽根2bの外周側にはエアガイダー4が設置され、エアガイダー4は、吸込側に位置する略円錐台形状のベルマウス部4aと、吹出側に位置する略円錐台形状のディフーザ部4cと、ベルマウス部4aとディフーザ部4cとの間に位置する円筒部4bとにより構成されていて、ディフーザ部4cの吹出側端部にはこれに連続して軸方向にほぼ直交する方向へ延びる仕切り壁部4dが箱体の吹出側前面板8も兼ねて設置されており、羽根車2とモータ3とは支持フレーム5を介して箱体7に固定されている。
そしてこの実施の形態1における送風機1は、エアガイダー4部分の形状に特徴を有しており、これによって従来に増して高い性能と低騒音運転とを実現している。すなわち、ベルマウス部4aとディフーザ部4cと円筒部4bとにより構成されたエアガイダー4は
、エアガイダー4における軸方向高さの内、円筒部4bの高さをH1とし、羽根車2の羽根2bの高さをH0としたとき、H1/H0は0≦H1/H0≦0.2の範囲に設定された構造になっている。
このように円筒部4bの高さを抑えることにより、図2において矢印流線で示す羽根2bの前面側からの吸い込み流れF1の他に羽根2bの外周側または半径方向からも空気の吸い込み流れF2が行われる際、羽根2bの外周側から吸い込まれる容積が従来と比べて増加し、風量特性を向上することができる。
図3は、実施の形態1における送風機の風量及び騒音特性図で、H1/H0(円筒部の高さ/羽根高さ)を変化させたときの、同一回転数における風量特性と同一風量時における騒音特性をグラフ化したものである。図3より、送風特性に対して最適なH1/H0の範囲は0〜0.2であり、0.2を超えると急激な風量低下と騒音上昇が発生することがわかる。これは、円筒部4bの高さがある一定以上の高さになると著しく半径方向からの流入量が減り、風量を維持しようとすると回転数を上げなければならないためである。
また、図2に示すように、エアガイダー4における略円錐台形状のディフーザ部4cの円弧の開始位置と、各羽根2bの後縁外周部2cの位置とをほぼ一致させることによって羽根車からの吹き出し流れをディフーザ部4cの側壁に沿って吹きだすことが可能となり、送風効率を向上させ、送風機運転騒音のより一層の低減が可能となる。
さらに、ベルマウス4aとディフーザ4cと円筒部4bとを一体成型することによって、より安価にエアガイダーを作ることができる。一体成型については例えば一体プレス加工や樹脂成型などが考えられる。なおエアガイダーは、グリルを有する前面板と一体化してもよい。
以上のように、本発明にかかる送風機は、エアガイダーの最適な高さ寸法の範囲を規定することによりより広い運転領域において羽根車の流れに応じたエアガイダーを開発することによって送風機運転騒音の低減と送風機性能の向上を達成しうるようにした羽根車の送風機を提供することができるものであり、空気調和機などの用途に適用できる。
本発明の実施の形態1における送風機を有する空気調和機の室外機の縦断面図 図1の要部拡大図 本発明の実施の形態1の風量及び騒音特性図 従来の送風機の縦断面図 図4の要部拡大図
符号の説明
1 送風機
2 羽根車
2a ハブ
2b 羽根
2c 後縁外周部
3 モータ
4 エアガイダー
4a ベルマウス部
4b 円筒部
4c ディフーザ部
4d 仕切り壁部
5 支持フレーム
6 熱交換器
7 箱体
8 前面板
H0 羽根高さ
H1 円筒部の高さ

Claims (3)

  1. 箱体と前記箱体内に設けた熱交換器と前記熱交換器の空気吸込側とは反対側に設けた送風機とで構成され、前記送風機は、ハブと前記ハブの周囲に設けられた複数枚の羽根からなる羽根車と前記羽根車の周囲に設けられたエアガイダーとを備え、前記エアガイダーは、吸込側に位置する略円錐台形状のベルマウス部と、吹出側に位置する略円錐台形状のディフーザ部と、前記ベルマウス部とディフーザ部との間に位置する円筒部とにより構成され、前記エアガイダーにおける軸方向高さの内、前記円筒部の高さをH1とし、前記羽根車の羽根高さをH0としたとき、H1/H0が0≦H1/H0≦0.2の範囲に設定されていることを特徴とする送風機。
  2. エアガイダーにおける略円錐台形状のディフーザ部の円弧の開始位置と、各羽根の後縁の位置とを略一致させたことを特徴とする請求項1記載の送風機。
  3. エアガイダーは、ベルマウス部とディフーザ部と円筒部との一体成型により構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の送風機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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