JP2002202093A - 遠心送風機及びこれを備えた車両用空調装置 - Google Patents

遠心送風機及びこれを備えた車両用空調装置

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JP2002202093A JP2000400018A JP2000400018A JP2002202093A JP 2002202093 A JP2002202093 A JP 2002202093A JP 2000400018 A JP2000400018 A JP 2000400018A JP 2000400018 A JP2000400018 A JP 2000400018A JP 2002202093 A JP2002202093 A JP 2002202093A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次流れを原因とするファン特性の悪化問題
と騒音問題との両方を同時に低減することのできる遠心
送風機及びこれを備えた車両用空調装置の提供を課題と
する。 【解決手段】 遠心送風機10においては、インペラ1
1のベルマウス14に指向する端部に、ベルマウス14
の外周面14cとの間に、該ベルマウス14の根元側か
ら吐出口側に向かって先細りとなる環状の流路である二
次流れガイド流路20を形成する二次流れガイドリング
11eを設け、該二次流れガイドリング11eの二次流
れガイド流路20を形成する内周面が、ベルマウス14
の外周面14cに向かって凸型となる二次流れガイド面
11e1とする構成を採用した。また、この遠心送風機
10を備えた車両用空調装置を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルマウスよりイ
ンペラ内部に取り入れた流体を、インペラの回転遠心力
により送風する遠心送風機と、この遠心送風機を備えた
車両用空調装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の遠心送風機の一例を図1
0に示す。なお、この図10は、従来の遠心送風機1を
そのインペラ2の軸線2aを通る断面より見た場合の断
面図である。遠心送風機1は、前記インペラ2と、該イ
ンペラ2を回転駆動するモータ3と、これらインペラ2
及びモータ3を収容するケーシング4と、該ケーシング
4内のインペラ2に向かって空気を導入するベルマウス
5とを備えた概略構成を有している。
【0003】インペラ2は、前記軸線2aに平行かつそ
の周囲に環状配置された複数枚の主ブレード2bと、こ
れら主ブレード2bの各下端縁及び前記モータ3のシャ
フト3aが固定された主板2cと、該主板2cの前記各
主ブレード2bが固定された側の裏面側に固定された複
数枚の副ブレード2dと、各主ブレード2bの上端部を
周囲より固定する補強リング2eとを備えている。ケー
シング4は、図10の紙面上側より見た場合の外形状が
概略カタツムリ状の外形状(図示せず)をなしており、
その一側壁4aに前記ベルマウス5が一体に設けられて
いる。このベルマウス5は、前記一側壁4aからインペ
ラ2に向かって先細りなリング状をなしており、インペ
ラ2と同軸に配置されている。
【0004】そして、この遠心送風機1によれば、モー
タ3を起動させると、インペラ2が軸線2a回りに回転
し、ベルマウス5を介してインペラ2内に取り込んだ吸
い込み流れSAが、遠心力によってインペラ2の外周囲
に送り出されていく。このようにして送り出された吸い
込み流れSAは、ケーシング4の内壁面に沿って吐出口
(図示せず)へと導かれ、この吐出口を介してケーシン
グ4外に吐出されていく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記説明の
従来の遠心送風機1では、ケーシング4の内壁面に当た
ってインペラ2とベルマウス5との隙間からインペラ2
内に逆流してくる流れ(図10に示す二次流れRF参
照。)を原因とした問題を有している。すなわち、
(1)ベルマウス5の吐出口からインペラ2内に流れ込
んだ直後の吸い込み流れSAが、側方からの二次流れR
Fによって周囲より圧迫されるため、インペラ2の奥側
(同図の下側)に向かって流れがちになり、主ブレード
2bの実際の羽幅W1に対し、実際に送風に有効な有効
羽幅W2が極端に狭くなってしまい、ファン特性の悪化
(送風効率の低下)を招くという問題と、(2)二次流
れRFがインペラ2内に流れ込んだ直後の吸い込み流れ
SAと干渉して不安定な流れSA’を形成するため、騒
音が発生しやすいという問題である。
【0006】上記(1)の問題に対する解決策として、
例えば図11に示すように、インペラ2の端部に、各主
ブレード2bの端縁からベルマウス5の吐出口にかけて
内周側に凸型の曲断面をなす矯正リング6を装備するこ
とも考えられるが、この矯正リング6により、やはり、
主ブレード2bの実際の羽幅W1に対して有効羽幅W2
が極端に狭くなってしまうこととなり、上記(2)の問
題を回避することが不可能となる。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、二次流れを原因とするファン特性の悪化問題と
騒音問題との両方を同時に低減することのできる遠心送
風機及びこれを備えた車両用空調装置の提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の手段を採用した。すなわち、本発明
の請求項1記載の遠心送風機は、ベルマウスよりインペ
ラの内部に取り入れた流体を、前記インペラの回転遠心
力により送風する遠心送風機において、前記インペラの
前記ベルマウスに指向する端部には、前記ベルマウスの
外周面との間に、該ベルマウスの根元側から吐出口側に
向かって先細りとなる環状の流路を形成する二次流れガ
イドリングが設けられ、該二次流れガイドリングの、前
記流路を形成する内周面が、前記ベルマウスの外周面に
向かって凸型となる二次流れガイド面とされていること
を特徴とする。上記請求項1記載の遠心送風機によれ
ば、インペラとベルマウスとの隙間よりインペラ内に逆
流しようとする二次流れは、ベルマウスの外周面と二次
流れガイドリングの二次流れガイド面との間に形成され
る狭い流路を通ってインペラ内に流れ込む。この時の二
次流れは、狭い流路を流れるために流速が増加し、なお
かつ二次流れガイド面に沿った付着流れとなるので、イ
ンペラ内に導入された直後の吸い込み流れを巻き込んで
インペラ外周側に向けて導く。これにより、インペラの
入口側部分を通過してインペラ外に出ていく吸い込み流
れも確保できるようになる。
【0009】請求項2記載の遠心送風機は、請求項1に
記載の遠心送風機において、前記二次流れガイドリング
が、概略帯状のリングであり、前記インペラの各主ブレ
ードの前記ベルマウスに指向する側の端縁には、該端縁
より前記ベルマウスに向かって延長された延長部がそれ
ぞれ形成され、これら延長部に前記二次流れガイドリン
グの裏面側が接合するように設けられていることを特徴
とする。上記請求項2記載の遠心送風機によれば、ベル
マウスの出口における吸い込み流れの旋回強度(ベルマ
ウス出口を出てから各主ブレードに向かう旋回流れの強
度)をより強めることができるので、この強い旋回流に
よってベルマウスとインペラとの隙間をシールすること
ができる。
【0010】請求項3記載の遠心送風機は、請求項1に
記載の遠心送風機において、前記二次流れガイドリング
が、該二次流れガイドリングの軸線を含む断面で見た場
合の切断面が略1/4円形状を有するリングであり、前
記インペラの各主ブレードの前記ベルマウスに指向する
端縁に接合するように設けられていることを特徴とす
る。上記請求項3記載の遠心送風機によれば、各主ブレ
ードの端縁にリング状のもの(二次流れガイドリング)
を接合させたシンプルな形状であるので、一体成形での
型抜きがしやすくなり、製造容易とすることができる。
さらには、帯状の二次流れガイドリングを採用する場合
に比較して、剛性を高めて変形しにくくすることもでき
る。
【0011】請求項4記載の遠心送風機は、ベルマウス
よりインペラの内部に取り入れた流体を、前記インペラ
の回転遠心力によりケーシング外に送風する遠心送風機
において、前記ケーシングには、前記インペラと前記ベ
ルマウスとの隙間を周囲より覆う二次流れ抑制リングが
設けられていることを特徴とする。上記請求項4記載の
遠心送風機によれば、インペラとベルマウスとの隙間を
通ってインペラ内部に逆流しようとする二次流れを二次
流れ抑制リングによって妨げ、二次流れの流量を極力低
減させることができるようになる。
【0012】請求項5記載の遠心送風機は、請求項4に
記載の遠心送風機において、前記二次流れ抑制リング
が、その軸線を含む断面で見た場合の外形状が、前記ケ
ーシングの吐出口側からノーズ側にかけて高くなるテー
パ形状となっていることを特徴とする。上記請求項5記
載の遠心送風機によれば、ケーシングの吐出口側からノ
ーズ側にかけて二次流れの流量(ケーシングに当たって
インペラ内部に戻ろうとする逆流の流量)が増える傾向
にあるので、この二次流れが強くなるノーズ側に向かっ
て二次流れ抑制リングの壁面高さを高くすることによ
り、より効果的に二次流れの干渉(影響)を抑えること
ができるようになる。
【0013】請求項6記載の車両用空調装置は、請求項
1〜5のいずれかに記載の遠心送風機が備えられている
ことを特徴とする。上記請求項6記載の車両用空調装置
によれば、その遠心送風機が、二次流れを原因とするフ
ァン特性の悪化問題と騒音問題との両方を同時に低減さ
せることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の遠心送風機は、ベルマウ
スよりインペラ内部に取り入れた流体を、前記インペラ
の回転遠心力により送風する装置であり、その各実施の
形態を図面を参照しながら以下に説明するが、本発明が
これらのみに限定解釈されるものでないことは、もちろ
んである。以下の説明においては、本発明の遠心送風機
を車両用空調装置に適用した場合の例として説明を行
う。
【0015】まず、図1〜図5を参照しながら、本発明
の第1の実施の形態について説明する。なお、図1は、
本実施の形態の遠心送風機を図2のB−B断面より見た
断面図である。また、図2は、同遠心送風機を図1のC
−C断面より見た断面図である。また、図3は、同遠心
送風機の要部斜視図である。また、図4は、同遠心送風
機の動作を説明する図であって、図2のB−B断面図で
ある。また、図5は、同遠心送風機の二次流れガイドリ
ングによる騒音レベル低減の効果を示すグラフであり、
横軸が流量係数,縦軸が比騒音を示している。
【0016】図1,2に示すように、本実施の形態の遠
心送風機10は、インペラ11と、該インペラ11を回
転駆動するモータ12と、これらインペラ11及びモー
タ12を収容するケーシング13と、該ケーシング13
内のインペラ11に向かって空気を導入するベルマウス
14と、ケーシング13のノーズNの吸入ポート15及
び吐出ポート16間を接続するバイパス配管17とを備
えた概略構成を有している。
【0017】ケーシング13は、図2の視線より見た場
合の外形状が概略カタツムリ状をなす箱体であり、前記
ベルマウス14が一体に形成された側壁13a(図1)
と、該側壁13aに平行かつ対抗配置された側壁13b
と、これら側壁13a,13b間の周縁を、送風口18
を除いて接合する周壁13cとを備えて構成されてい
る。側壁13aには、前記モータ12のシャフト12a
と同軸となるようにベルマウス14が一体成形で形成さ
れている。このベルマウス14は、側壁13aからイン
ペラ11に向かって先細りとなり、かつその軸線を含む
断面より見た場合(すなわち図1の視線より見た場合)
の切断面が、内周側に向かって凸型の曲線形状をなして
いる。したがって、ベルマウス14の内周面は、その入
口14aから出口14bにかけての流路面積が徐々に狭
くなる円形の流路を形成している。側壁13bには、前
記吸入ポート15及び吐出ポート16を通すための貫通
孔がそれぞれ形成されている。そして、ノーズN側の流
れの一部を吸入ポート15から吸い込み、バイパス配管
17を介して吐出ポート16よりモータ12に吐出する
ことにより、モータ12を冷却することが可能となって
いる。
【0018】インペラ11は、その軸線11a(モータ
12のシャフト12aと同一の軸線)に平行かつ該軸線
11aの周囲に環状配置された複数枚の主ブレード11
bと、これら主ブレード11bの各下端縁及びモータ1
2のシャフト12aが固定された主板11cと、該主板
11cの各主ブレード11bが固定された側の裏面側に
固定された複数枚の副ブレード11dと、二次流れに起
因する不具合を解消するための二次流れガイドリング1
1eとを備えて構成されている。なお、このインペラ1
1のケーシング13内における配置は、図2に示すよう
に、ノーズN側の周壁13cに近く、かつ軸線11aを
介したその反対側(以下、これを吐出口側と称する)で
は周壁13cから離れた位置に配置されるものとなって
いる。
【0019】各主ブレード11bは、前記軸線11a方
向に長い羽であり、図2に示すように、軸線11aの半
径方向に対して所定角度をなすように傾斜配置されてい
る。また、これら主ブレード11bは、互いに等ピッチ
間隔で配置されており、各主ブレード11b間に形成さ
れる各隙間が、インペラ11の内部から外部に向かって
スパイラル状に広がる流路11fを形成している。そし
て、図3に示すように、各主ブレード11bの前記ベル
マウス14に指向する側の端縁には、該端縁よりベルマ
ウス14に向かって延長された延長部11b1がそれぞ
れ形成され、これら延長部11b1に前記二次流れガイ
ドリング11eの裏面側が接合するように構成されてい
る。これら延長部11b1は、概略1/4円形状をなし
ており、その円弧11b2がベルマウス14の外周面1
4cに指向する側に形成されている。この円弧11b2
の曲線形状は、前記外周面14cの曲線形状と略同じと
されている。
【0020】図1に示すように、二次流れガイドリング
11eは、概略帯状のリングであり、ベルマウス14の
外周面14cとの間に、該ベルマウス14の根元側から
吐出口側に向かう方向(入口14a側から出口14b側
に向かう方向)に先細りとなる薄肉の環状流路(以下、
これを二次流れガイド流路20と称する)を形成するリ
ングである。そして、この二次流れガイドリング11e
の、前記二次流れガイド流路20を形成する内周面は、
前記ベルマウス14の外周面に向かって凸型となる二次
流れガイド面11e1とされている。この二次流れガイ
ド面11e1は、ベルマウス14の外周面14cがなす
凹曲面に合致するような凸曲面形状をなしている。
【0021】なお、インペラ11を射出成形で製造する
場合には、図3で示したように、二次流れガイドリング
11eと各主ブレード11bとを別部品として成形した
後に両者を接合させるものとしても良いし、もしくは、
はじめから両者が一体となった状態に成形するものとし
ても良い。何れの場合においても、この二次流れガイド
リング11eは、各主ブレード11b間を固定する強度
部材としても機能できるので、従来の技術で説明したよ
うな前記補強リング2eを不要とし、部品点数の増加防
止、すなわち製造コストの増加防止をも可能としてい
る。
【0022】図1に示す前記各副ブレード11dは、前
記軸線11aに平行かつ該軸線11aの周囲(モータ1
2の周囲)に環状配置された複数枚の羽であり、前記各
主ブレード11bと同じ傾斜配置及びピッチ間隔に配置
されている。そして、これら副ブレード11d間に形成
される各隙間が、インペラ11の内部から外部に向かっ
てスパイラル状に広がる流路11gを形成している。前
記主板11cは、モータ12が収容される中央部分が盛
り上がった形状の円盤であり、その上面側に各主ブレー
ド11bが固定され、下面側に各副ブレード11dが固
定されている。また、この主板11cの中心には、モー
タ12のシャフト12aが接続されている。一方、モー
タ12は、ケーシング13の側壁13bに固定されてい
る。
【0023】以上説明の構成を有するの遠心送風機10
の動作について、図4を参照しながら以下に説明を行
う。まず、モータ12を起動させると、インペラ11が
軸線11a回りに回転し、ベルマウス14を介してイン
ペラ11内に吸い込み流れSAを取り込み、遠心力によ
ってインペラ11の外周囲に送り出されていく。このよ
うにして送り出された吸い込み流れSAは、ケーシング
13の内壁面に沿って吐出口18へと導かれ、この吐出
口18を介してケーシング13外に吐出されていく。一
方、各副ブレード11dの回転により、これら副ブレー
ド11dが配置された側のインペラ11空間内の流れが
遠心力によってインペラ11の外周囲に送り出されてい
く。すると、このインペラ11空間内が負圧となってノ
ーズN側の流れの一部を吸い込む流れを形成する。そし
て、この流れによって、モータ12が冷却される。
【0024】インペラ11とベルマウス14との隙間よ
りインペラ11内に逆流しようとする二次流れRFは、
ベルマウス14の外周面14cと二次流れガイドリング
11eの二次流れガイド面11e1との間に形成される
狭い二次流れガイド流路20を通ってインペラ11の内
部に流れ込む。この時の二次流れRFは、狭い二次流れ
ガイド流路20を流れるために流速が増加し、なおかつ
二次流れガイド面11e1に沿った強い付着流れとなる
ので、インペラ11内に導入された直後の吸い込み流れ
SAを巻き込んでインペラ11の外周側に向けて導く。
これにより、インペラ11の入口側部分を通過してイン
ペラ11の外周囲に出ていく吸い込み流れSAも確保で
きるようになる。
【0025】さらには、各主ブレード11bの端縁に
は、該端縁よりベルマウス14に向かって延長された延
長部11b1がそれぞれ形成されているので、ベルマウ
ス14の出口14bにおける吸い込み流れSAの旋回強
度(ベルマウス14の出口14bを出てから各主ブレー
ド11b1に向かって旋回する旋回流れの強度)をより
強めることができるので、この強い旋回流によってベル
マウス14とインペラ11との隙間をよりシールするこ
とができるようになる。
【0026】以上説明の本実施の形態の遠心送風機10
の効果を以下にまとめる。本実施の形態の遠心送風機1
0によれば、二次流れガイド面11e1を有する二次流
れガイドリング11eをインペラ11に設けたことによ
り、インペラ11の入口側部分を通過してインペラ11
の外周囲に出ていく吸い込み流れSAも確保できるよう
になるので、インペラ11の軸線11a方向での吸い込
み流れSAの流量分布に大きな偏りが生じるのを低減さ
せ、各主ブレード11bの有効羽幅を広げることができ
るようになる。さらには、二次流れRFは二次流れガイ
ド面11e1に沿って緩やかに方向を曲げながら馴染む
ように、吸い込み流れSAを巻き込んでいくので、従来
のように二次流れRFが吸い込み流れSAにぶつかって
不安定な流れを生じることによる騒音の発生を低減させ
ることができるようになる。
【0027】したがって、二次流れRFを原因とするフ
ァン特性の悪化問題と騒音問題との両方を同時に低減さ
せることが可能となる。因みに、発明者が行った検討例
によると、図5のグラフに示すように、従来(△印)に
比較して本発明の構成を有する遠心送風機10(○印)
は、騒音レベルを数デシベル下げることが可能であるこ
とが判明した。
【0028】また、本実施の形態の遠心送風機10によ
れば、各主ブレード11bの端縁に延長部11b1を形
成したことにより、ベルマウス14の出口14bにおけ
る吸い込み流れSAの旋回強度をより強めることができ
るので、この強い旋回流によってベルマウス14とイン
ペラ11との隙間をシールすることができ、この隙間を
通ってインペラ11内部に流れ込もうとする二次流れR
Fの量(漏れ量)を低減させることが可能となる。ま
た、本実施の形態の車両用空調装置によれば、上述のよ
うに、その遠心送風機10が、二次流れRFを原因とす
るファン特性の悪化問題と騒音問題との両方を同時に低
減させることができるので、高い空調性能と静音性の両
方を達成することを可能としている。
【0029】次に、図6及び図7を参照しながら、本発
明の第2の実施の形態についての説明を以下に行う。本
実施の形態の遠心送風機30は、上記第1の実施の形態
の遠心送風機10に比較して、前記二次流れガイドリン
グ11e及び前記延長部11b1の代わりに、後述の二
次流れガイドリング31を備えた点が特に異なっている
ので、この相違点を中心に説明し、その他同一構成要素
には同一符号を付し、説明を省略するものとする。な
お、図6は、本実施の形態の遠心送風機30を示す図で
あって、図2のB−B断面図に相当する断面図である。
また、図7は、同遠心送風機30の要部斜視図である。
【0030】前記二次流れガイドリング31は、図6及
び図7に示すように、該二次流れガイドリング31の軸
線を含む断面で見た場合の切断面が略1/4円形状を有
する中実のリングであり、前記インペラ11の各主ブレ
ード11bの前記ベルマウス14に指向する端縁に接合
するように設けられた構成となっている。また、二次流
れガイドリング31の軸線を含む断面で見た場合の該二
次流れガイドリング31の切断面に形成される円弧31
bは、ベルマウス14の外周面14cに指向する側に形
成されており、その曲線形状は、前記外周面14cの曲
線形状と略同じとされている。そして、この円弧31b
によって二次流れガイドリング31の内周に形成される
環状の面が、二次流れガイド面31cとされている。図
7に示すように、各主ブレード11bの前記ベルマウス
14に指向する側の端縁は、前記延長部11b1を持た
ぬ平坦形状になっている。そして、この端縁には、前記
延長部11b1の代わりに前記二次流れガイドリング3
1が一体に接合されている。
【0031】なお、インペラ11を射出成形で製造する
場合には、二次流れガイドリング31と各主ブレード1
1bとを別部品として成形した後に両者を接合させるも
のとしても良いし、もしくは、はじめから両者が一体と
なった状態に成形するものとしても良い。何れの場合に
おいても、この二次流れガイドリング31は、各主ブレ
ード11b間を固定する強度部材としても機能できるの
で、従来の技術で説明したような前記補強リング2eを
不要とし、部品点数増加の防止、すなわち製造コスト増
加の防止をも可能としている。しかしながら、本実施の
形態の二次流れガイドリング31は、その切断面が略1
/4円形状を有する中実のリングであるため、例えば上
記第1の実施の形態で説明した帯状の二次流れガイドリ
ング11e等に比較して成形が容易であるため、最初か
ら二次流れガイドリング31と各主ブレード11bとを
一体に成形する方が、部品点数を減らしたり製作工数を
減らすことができるので、製造コストの観点からより好
ましいと言える。
【0032】以上説明の構成を有するの遠心送風機30
の動作について、図6を参照しながら以下に説明を行
う。まず、モータ12を起動させると、インペラ11が
軸線11a回りに回転し、ベルマウス14を介してイン
ペラ11内に吸い込み流れSAを取り込み、遠心力によ
ってインペラ11の外周囲に送り出されていく。このよ
うにして送り出された吸い込み流れSAは、ケーシング
13の内壁面に沿って吐出口18へと導かれ、この吐出
口18を介してケーシング13外に吐出されていく。一
方、各副ブレード11dの回転により、これら副ブレー
ド11dが配置された側のインペラ11空間内の流れが
遠心力によってインペラ11の外周囲に送り出されてい
く。すると、このインペラ11空間内が負圧となってノ
ーズN側の流れの一部を吸い込む流れを形成する。そし
て、この流れによって、モータ12が冷却される。
【0033】インペラ11とベルマウス14との隙間よ
りインペラ11内に逆流しようとする二次流れRFは、
ベルマウス14の外周面14cと二次流れガイドリング
31の二次流れガイド面31cとの間に形成される狭い
二次流れガイド流路20を通ってインペラ11の内部に
流れ込む。この時の二次流れRFは、狭い二次流れガイ
ド流路20を流れるために流速が増加し、なおかつ二次
流れガイド面31cに沿った強い付着流れとなるので、
インペラ11内に導入された直後の吸い込み流れSAを
巻き込んでインペラ11の外周側に向けて導く。これに
より、インペラ11の入口側部分を通過してインペラ1
1の外周囲に出ていく吸い込み流れSAも確保できるよ
うになる。
【0034】以上説明の本実施の形態の遠心送風機30
によれば、上記第1の実施の形態の効果に加えて、以下
の効果を得ることも可能となる。すなわち、二次流れガ
イドリング31として1/4円形状の切断面を有する形
状を採用し、かつインペラ11の端縁に接合させる構成
を採用したことにより、一体成形での型抜きがしやすく
なるので、製造容易で生産性を向上させることが可能と
なる。さらには、帯状の二次流れガイドリングを採用す
る場合などに比較して、1/4円形状の切断面を有する
ために、高い剛性を確保して変形しにくくすることも可
能となっている。なお、本実施の形態では、二次流れガ
イドリング31は中実としたが、軽量化を目的として中
空にしても良いことは勿論である。
【0035】次に、図8及び図9を参照しながら、本発
明の第3の実施の形態についての説明を以下に行う。本
実施の形態の遠心送風機50は、上記第1の実施の形態
の遠心送風機10に比較して、前記二次流れガイドリン
グ11e及び前記延長部11b1を設ける代わりに、後
述の二次流れ抑制リング51を備えた点が特に異なって
いるので、この相違点を中心に説明し、その他同一構成
要素には同一符号を付し、説明を省略するものとする。
なお、図8は、本実施の形態の遠心送風機50を示す図
であって、図2のD−D断面図に相当する断面図であ
る。また、図9は、同遠心送風機50の要部斜視図であ
る。
【0036】前記二次流れ抑制リング51は、図8及び
図9に示すように、前記インペラ11と前記ベルマウス
14との隙間を周囲より覆うリング状の部品であり、ケ
ーシング13の側壁13aに一体に形成されている。さ
らに、この二次流れ抑制リング51は、その軸線を含む
断面で見た場合の外形状(すなわち、図8の視線より見
た場合の外形状)が、ケーシング13の吐出口側からノ
ーズN側にかけて高くなるテーパ形状となっている。図
8に示すように、各主ブレード11bの前記ベルマウス
14に指向する側の端縁は、前記延長部11b1を持た
ぬ平坦形状になっている。そして、この端縁部分におい
て、各主部ブレード11bは、補強リング32によって
等ピッチ間隔に固定されている。インペラ11を射出成
形で製造する場合には、この補強リング32と各主ブレ
ード11bとを一体に成形しても良いし、もしくは、両
者を別々に成形した後、これらを組み合わせるものとし
ても良い。
【0037】以上説明の構成を有するの遠心送風機50
の動作について、図8を参照しながら以下に説明を行
う。まず、モータ12を起動させると、インペラ11が
軸線11a回りに回転し、ベルマウス14を介してイン
ペラ11内に吸い込み流れSAを取り込み、遠心力によ
ってインペラ11の外周囲に送り出されていく。このよ
うにして送り出された吸い込み流れSAは、ケーシング
13の内壁面に沿って前記吐出口18へと導かれ、この
吐出口18を介してケーシング13外に吐出されてい
く。一方、各副ブレード11dの回転により、これら副
ブレード11dが配置された側のインペラ11空間内の
流れが遠心力によってインペラ11の外周囲に送り出さ
れていく。すると、このインペラ11空間内が負圧とな
って前記ノーズN側の流れの一部を吸い込む流れを形成
する。そして、この流れによって、モータ12が冷却さ
れる。
【0038】インペラ11とベルマウス14との隙間よ
りインペラ11内に逆流しようとする二次流れRFは、
二次流れ抑制リング51の存在によって妨げられるの
で、二次流れRFの流量を極力低減させることができる
ようになる。さらには、一般にケーシング13の吐出口
側からノーズN側にかけて二次流れRFの流量(ケーシ
ング13に当たってインペラ11の内部に戻ろうとする
逆流の流量)が増える傾向にあるが、この二次流れが強
くなるノーズN側に向かって二次流れ抑制リング51の
壁面高さが高くされているので、より効果的に吸い込み
流れSAに対する二次流れRFの干渉(影響)を抑える
ことができるようになる。これにより、インペラ11の
入口側部分を通過してインペラ11の外周囲に出ていく
吸い込み流れSAも確保できるようになる。
【0039】以上説明の本実施の形態の遠心送風機50
によれば、以下の効果を得ることも可能となる。すなわ
ち、ケーシング13に二次流れ抑制リング51を設けた
ことにより、二次流れRFの流量を極力低減させ、イン
ペラ11入口の吸い込み流れSAに対する二次流れRF
の干渉(影響)を抑えることができるようになるので、
二次流れRFを原因とするファン特性の悪化問題と騒音
問題との両方を同時に低減することが可能となる。ま
た、二次流れ抑制リング51の断面形状として、ケーシ
ング13の吐出口側からノーズN側にかけて高くなるテ
ーパ形状を採用することにより、二次流れRFが強くな
るノーズN側においても効果的に二次流れRFの干渉
(影響)を抑えることができるようになる。したがっ
て、二次流れRFを原因とするファン特性の悪化問題と
騒音問題とをさらに効果的に低減させることが可能とな
る。
【0040】なお、上記第1〜第3の実施の形態におい
ては、本発明の遠心送風機10,30,50を車両用空
調装置に設ける場合を例に説明したが、これに限らず、
その他の用途に本発明の遠心送風機を適用しても良いこ
とは勿論である。
【0041】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の遠心送風機によ
れば、二次流れガイド面を有する二次流れガイドリング
をインペラに設けたことにより、インペラの入口側部分
を通過してインペラ外に出ていく吸い込み流れも確保で
きるようになるので、インペラの軸線方向での吸い込み
流れの流量分布に大きな偏りが生じるのを低減させ、有
効羽幅を広げることができるようになる。さらには、二
次流れは二次流れガイド面に沿って緩やかに方向を曲げ
ながら馴染むように、吸い込み流れを巻き込んでいくの
で、従来のように二次流れが吸い込み流れにぶつかって
不安定な流れを生じることによる騒音の発生を低減させ
ることができるようになる。したがって、二次流れを原
因とするファン特性の悪化問題と騒音問題との両方を同
時に低減させることが可能となる。
【0042】また、請求項2記載の遠心送風機によれ
ば、各主ブレードの端縁に延長部を形成したことによ
り、ベルマウスの出口における吸い込み流れの旋回流強
度をより強めることができるので、この強い旋回流によ
ってベルマウスとインペラとの隙間をシールすることが
でき、この隙間を通ってインペラ内部に流れ込もうとす
る二次流れの量(漏れ量)を低減させることが可能とな
る。
【0043】また、請求項3記載の遠心送風機によれ
ば、二次流れガイドリングとして1/4円形状の切断面
を有する形状を採用し、かつインペラの端縁に接合させ
る構成を採用したことにより、一体成形での型抜きがし
やすくなるので、製造容易で生産性を向上させることが
可能となる。さらには、帯状の二次流れガイドリングを
採用する場合に比較して、1/4円形状の切断面を有す
るために、高い剛性を確保して変形しにくくすることも
可能となっている。
【0044】また、請求項4記載の遠心送風機によれ
ば、ケーシングに二次流れ抑制リングを設けることによ
り、二次流れの流量を極力低減させ、インペラ入口の吸
い込み流れに対する二次流れの干渉(影響)を抑えるこ
とができるようになるので、二次流れを原因とするファ
ン特性の悪化問題と騒音問題との両方を同時に低減する
ことが可能となる。
【0045】また、請求項5記載の遠心送風機によれ
ば、二次流れ抑制リングの断面形状として、ケーシング
の吐出口側からノーズ側にかけて高くなるテーパ形状を
採用することにより、二次流れが強くなるノーズ側にお
いても効果的に二次流れの干渉(影響)を抑えることが
できるようになる。したがって、二次流れを原因とする
ファン特性の悪化問題と騒音問題とをさらに効果的に低
減させることが可能となる。
【0046】また、請求項6記載の車両用空調装置によ
れば、その遠心送風機が、二次流れを原因とするファン
特性の悪化問題と騒音問題との両方を同時に低減させる
ことができるので、高い空調性能と静音性の両方を達成
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用空調装置に備えられている遠
心送風機の第1の実施の形態を示す図であって、図2の
B−B断面図である。
【図2】 同遠心送風機を示す図であって、図1のC−
C断面図である。
【図3】 同遠心送風機の要部斜視図である。
【図4】 同遠心送風機の動作を説明する図であって、
図2のB−B断面図である。
【図5】 同遠心送風機の二次流れガイドリングによる
騒音レベル低減の効果を示すグラフであり、横軸が流量
係数,縦軸が比騒音を示している。
【図6】 本発明の車両用空調装置に備えられている遠
心送風機の第2の実施の形態を示す図であって、図2の
B−B断面図に相当する断面図である。
【図7】 同遠心送風機の要部斜視図である。
【図8】 本発明の車両用空調装置に備えられている遠
心送風機の第3の実施の形態を示す図であって、図2の
D−D断面図に相当する断面図である。
【図9】 同遠心送風機の要部斜視図である。
【図10】 従来の遠心送風機を示す図であって、イン
ペラの軸線を通る断面より見た断面図である。
【図11】 同遠心送風機に矯正リングを装備した場合
の変形例である。
【符号の説明】
10,30,50・・・遠心送風機 11・・・インペラ 11b・・・主ブレード 11b1・・・延長部 11e,31・・・二次流れガイドリング 11e1・・・二次流れガイド面 14・・・ベルマウス 14a・・・入口(根元) 14b・・・出口(吐出口) 14c・・・ベルマウスの外周面 20・・・二次流れガイド流路(環状の流路) 51・・・二次流れ抑制リング N・・・ノーズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/44 F04D 29/44 P Y 29/66 29/66 M N

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルマウスよりインペラの内部に取り
    入れた流体を、前記インペラの回転遠心力により送風す
    る遠心送風機において、 前記インペラの前記ベルマウスに指向する端部には、前
    記ベルマウスの外周面との間に、該ベルマウスの根元側
    から吐出口側に向かって先細りとなる環状の流路を形成
    する二次流れガイドリングが設けられ、 該二次流れガイドリングの、前記流路を形成する内周面
    は、前記ベルマウスの外周面に向かって凸型となる二次
    流れガイド面とされていることを特徴とする遠心送風
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遠心送風機におい
    て、 前記二次流れガイドリングは、概略帯状のリングであ
    り、 前記インペラの各主ブレードの前記ベルマウスに指向す
    る側の端縁には、該端縁より前記ベルマウスに向かって
    延長された延長部がそれぞれ形成され、これら延長部に
    前記二次流れガイドリングの裏面側が接合するように設
    けられていることを特徴とする遠心送風機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の遠心送風機におい
    て、 前記二次流れガイドリングは、該二次流れガイドリング
    の軸線を含む断面で見た場合の切断面が略1/4円形状
    を有するリングであり、前記インペラの各主ブレードの
    前記ベルマウスに指向する端縁に接合するように設けら
    れていることを特徴とする遠心送風機。
  4. 【請求項4】 ベルマウスよりインペラの内部に取り
    入れた流体を、前記インペラの回転遠心力によりケーシ
    ング外に送風する遠心送風機において、 前記ケーシングには、前記インペラと前記ベルマウスと
    の隙間を周囲より覆う二次流れ抑制リングが設けられて
    いることを特徴とする遠心送風機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の遠心送風機におい
    て、 前記二次流れ抑制リングは、その軸線を含む断面で見た
    場合の外形状が、前記ケーシングの吐出口側からノーズ
    側にかけて高くなるテーパ形状となっていることを特徴
    とする遠心送風機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の遠心
    送風機が備えられていることを特徴とする車両用空調装
    置。
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