JP4638026B2 - 遠心送風機及びこれを備えた車両用空調装置 - Google Patents

遠心送風機及びこれを備えた車両用空調装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルマウスよりインペラ内部に取り入れた流体を、インペラの回転遠心力により送風する遠心送風機と、この遠心送風機を備えた車両用空調装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の遠心送風機の一例を図10に示す。なお、この図10は、従来の遠心送風機1をそのインペラ2の軸線2aを通る断面より見た場合の断面図である。
遠心送風機1は、前記インペラ2と、該インペラ2を回転駆動するモータ3と、これらインペラ2及びモータ3を収容するケーシング4と、該ケーシング4内のインペラ2に向かって空気を導入するベルマウス5とを備えた概略構成を有している。
【0003】
インペラ2は、前記軸線2aに平行かつその周囲に環状配置された複数枚の主ブレード2bと、これら主ブレード2bの各下端縁及び前記モータ3のシャフト3aが固定された主板2cと、該主板2cの前記各主ブレード2bが固定された側の裏面側に固定された複数枚の副ブレード2dと、各主ブレード2bの上端部を周囲より固定する補強リング2eとを備えている。ケーシング4は、図10の紙面上側より見た場合の外形状が概略カタツムリ状の外形状(図示せず)をなしており、その一側壁4aに前記ベルマウス5が一体に設けられている。
このベルマウス5は、前記一側壁4aからインペラ2に向かって先細りなリング状をなしており、インペラ2と同軸に配置されている。
【0004】
そして、この遠心送風機1によれば、モータ3を起動させると、インペラ2が軸線2a回りに回転し、ベルマウス5を介してインペラ2内に取り込んだ吸い込み流れSAが、遠心力によってインペラ2の外周囲に送り出されていく。このようにして送り出された吸い込み流れSAは、ケーシング4の内壁面に沿って吐出口(図示せず)へと導かれ、この吐出口を介してケーシング4外に吐出されていく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記説明の従来の遠心送風機1では、ケーシング4の内壁面に当たってインペラ2とベルマウス5との隙間からインペラ2内に逆流してくる流れ(図10に示す二次流れRF参照。)を原因とした問題を有している。
すなわち、
(1)ベルマウス5の吐出口からインペラ2内に流れ込んだ直後の吸い込み流れSAが、側方からの二次流れRFによって周囲より圧迫されるため、インペラ2の奥側(同図の下側)に向かって流れがちになり、主ブレード2bの実際の羽幅W1に対し、実際に送風に有効な有効羽幅W2が極端に狭くなってしまい、ファン特性の悪化(送風効率の低下)を招くという問題と、
(2)二次流れRFがインペラ2内に流れ込んだ直後の吸い込み流れSAと干渉して不安定な流れSA’を形成するため、騒音が発生しやすいという問題である。
【0006】
上記(1)の問題に対する解決策として、例えば図11に示すように、インペラ2の端部に、各主ブレード2bの端縁からベルマウス5の吐出口にかけて内周側に凸型の曲断面をなす矯正リング6を装備することも考えられるが、この矯正リング6により、やはり、主ブレード2bの実際の羽幅W1に対して有効羽幅W2が極端に狭くなってしまうこととなり、上記(2)の問題を回避することが不可能となる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、二次流れを原因とするファン特性の悪化問題と騒音問題との両方を同時に低減することのできる遠心送風機及びこれを備えた車両用空調装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の遠心送風機は、ベルマウスよりインペラの内部に取り入れた流体を、前記インペラの回転遠心力により送風する遠心送風機において、前記インペラの前記ベルマウスに指向する端部には、前記ベルマウスの外周面との間に、該ベルマウスの根元側から吐出口側に向かって先細りとなる環状の流路を形成する二次流れガイドリングが設けられ、該二次流れガイドリングの、前記流路を形成する内周面が、前記ベルマウスの外周面に向かって凸型となる二次流れガイド面とされている遠心送風機において、前記二次流れガイドリングは、該二次流れガイドリングの軸線を含む断面で見た場合の切断面が略1/4円形状を有するリングであり、前記インペラの各主ブレードの前記ベルマウスに指向する端縁に接合するように設けられていることを特徴とする。
本発明の遠心送風機によれば、インペラとベルマウスとの隙間よりインペラ内に逆流しようとする二次流れは、ベルマウスの外周面と二次流れガイドリングの二次流れガイド面との間に形成される狭い流路を通ってインペラ内に流れ込む。この時の二次流れは、狭い流路を流れるために流速が増加し、なおかつ二次流れガイド面に沿った付着流れとなるので、インペラ内に導入された直後の吸い込み流れを巻き込んでインペラ外周側に向けて導く。これにより、インペラの入口側部分を通過してインペラ外に出ていく吸い込み流れも確保できるようになる。
【0009】
参考例の遠心送風機は、ベルマウスよりインペラの内部に取り入れた流体を、前記インペラの回転遠心力により送風する遠心送風機において、前記インペラの前記ベルマウスに指向する端部には、前記ベルマウスの外周面との間に、該ベルマウスの根元側から吐出口側に向かって先細りとなる環状の流路を形成する二次流れガイドリングが設けられ、該二次流れガイドリングの、前記流路を形成する内周面は、前記ベルマウスの外周面に向かって凸型となる二次流れガイド面とされている遠心送風機において、前記二次流れガイドリングが、概略帯状のリングであり、前記インペラの各主ブレードの前記ベルマウスに指向する側の端縁には、該端縁より前記ベルマウスに向かって延長され、概略1/4円形状をなしている延長部がそれぞれ形成され、これら延長部に前記二次流れガイドリングの裏面側が接合するように設けられていることを特徴とする。
上記参考例の遠心送風機によれば、ベルマウスの出口における吸い込み流れの旋回強度(ベルマウス出口を出てから各主ブレードに向かう旋回流れの強度)をより強めることができるので、この強い旋回流によってベルマウスとインペラとの隙間をシールすることができる。
【0010】
また、参考例の遠心送風機は、各主ブレードの端縁にリング状のもの(二次流れガイドリング)を接合させたシンプルな形状であるので、一体成形での型抜きがしやすくなり、製造容易とすることができる。さらには、帯状の二次流れガイドリングを採用する場合に比較して、剛性を高めて変形しにくくすることもできる。
【0011】
また、参考例の遠心送風機は、ベルマウスよりインペラの内部に取り入れた流体を、前記インペラの回転遠心力によりケーシング外に送風する遠心送風機において、前記ケーシングには、前記インペラと前記ベルマウスとの隙間を周囲より覆う二次流れ抑制リングが設けられていることを特徴とする。
この遠心送風機によれば、インペラとベルマウスとの隙間を通ってインペラ内部に逆流しようとする二次流れを二次流れ抑制リングによって妨げ、二次流れの流量を極力低減させることができるようになる。
【0012】
また、参考例の遠心送風機は、前記二次流れ抑制リングが、その軸線を含む断面で見た場合の外形状が、前記ケーシングの吐出口側からノーズ側にかけて高くなるテーパ形状となっていることを特徴とする。
この遠心送風機によれば、ケーシングの吐出口側からノーズ側にかけて二次流れの流量(ケーシングに当たってインペラ内部に戻ろうとする逆流の流量)が増える傾向にあるので、この二次流れが強くなるノーズ側に向かって二次流れ抑制リングの壁面高さを高くすることにより、より効果的に二次流れの干渉(影響)を抑えることができるようになる。
【0013】
本発明の車両用空調装置は、上記記載の遠心送風機が備えられていることを特徴とする。
本発明の車両用空調装置によれば、その遠心送風機が、二次流れを原因とするファン特性の悪化問題と騒音問題との両方を同時に低減させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の遠心送風機は、ベルマウスよりインペラ内部に取り入れた流体を、前記インペラの回転遠心力により送風する装置であり、その各実施の形態を図面を参照しながら以下に説明するが、本発明がこれらのみに限定解釈されるものでないことは、もちろんである。以下の説明においては、本発明の遠心送風機を車両用空調装置に適用した場合の例として説明を行う。
【0015】
まず、図1〜図5を参照しながら、本発明の参考例について説明する。なお、図1は、参考例の遠心送風機を図2のB−B断面より見た断面図である。また、図2は、同遠心送風機を図1のC−C断面より見た断面図である。また、図3は、同遠心送風機の要部斜視図である。また、図4は、同遠心送風機の動作を説明する図であって、図2のB−B断面図である。また、図5は、同遠心送風機の二次流れガイドリングによる騒音レベル低減の効果を示すグラフであり、横軸が流量係数,縦軸が比騒音を示している。
【0016】
図1,2に示すように、参考例の遠心送風機10は、インペラ11と、該インペラ11を回転駆動するモータ12と、これらインペラ11及びモータ12を収容するケーシング13と、該ケーシング13内のインペラ11に向かって空気を導入するベルマウス14と、ケーシング13のノーズNの吸入ポート15及び吐出ポート16間を接続するバイパス配管17とを備えた概略構成を有している。
【0017】
ケーシング13は、図2の視線より見た場合の外形状が概略カタツムリ状をなす箱体であり、前記ベルマウス14が一体に形成された側壁13a(図1)と、該側壁13aに平行かつ対抗配置された側壁13bと、これら側壁13a,13b間の周縁を、送風口18を除いて接合する周壁13cとを備えて構成されている。
側壁13aには、前記モータ12のシャフト12aと同軸となるようにベルマウス14が一体成形で形成されている。このベルマウス14は、側壁13aからインペラ11に向かって先細りとなり、かつその軸線を含む断面より見た場合(すなわち図1の視線より見た場合)の切断面が、内周側に向かって凸型の曲線形状をなしている。したがって、ベルマウス14の内周面は、その入口14aから出口14bにかけての流路面積が徐々に狭くなる円形の流路を形成している。
側壁13bには、前記吸入ポート15及び吐出ポート16を通すための貫通孔がそれぞれ形成されている。そして、ノーズN側の流れの一部を吸入ポート15から吸い込み、バイパス配管17を介して吐出ポート16よりモータ12に吐出することにより、モータ12を冷却することが可能となっている。
【0018】
インペラ11は、その軸線11a(モータ12のシャフト12aと同一の軸線)に平行かつ該軸線11aの周囲に環状配置された複数枚の主ブレード11bと、これら主ブレード11bの各下端縁及びモータ12のシャフト12aが固定された主板11cと、該主板11cの各主ブレード11bが固定された側の裏面側に固定された複数枚の副ブレード11dと、二次流れに起因する不具合を解消するための二次流れガイドリング11eとを備えて構成されている。
なお、このインペラ11のケーシング13内における配置は、図2に示すように、ノーズN側の周壁13cに近く、かつ軸線11aを介したその反対側(以下、これを吐出口側と称する)では周壁13cから離れた位置に配置されるものとなっている。
【0019】
各主ブレード11bは、前記軸線11a方向に長い羽であり、図2に示すように、軸線11aの半径方向に対して所定角度をなすように傾斜配置されている。また、これら主ブレード11bは、互いに等ピッチ間隔で配置されており、各主ブレード11b間に形成される各隙間が、インペラ11の内部から外部に向かってスパイラル状に広がる流路11fを形成している。
そして、図3に示すように、各主ブレード11bの前記ベルマウス14に指向する側の端縁には、該端縁よりベルマウス14に向かって延長された延長部11b1がそれぞれ形成され、これら延長部11b1に前記二次流れガイドリング11eの裏面側が接合するように構成されている。これら延長部11b1は、概略1/4円形状をなしており、その円弧11b2がベルマウス14の外周面14cに指向する側に形成されている。この円弧11b2の曲線形状は、前記外周面14cの曲線形状と略同じとされている。
【0020】
図1に示すように、二次流れガイドリング11eは、概略帯状のリングであり、ベルマウス14の外周面14cとの間に、該ベルマウス14の根元側から吐出口側に向かう方向(入口14a側から出口14b側に向かう方向)に先細りとなる薄肉の環状流路(以下、これを二次流れガイド流路20と称する)を形成するリングである。そして、この二次流れガイドリング11eの、前記二次流れガイド流路20を形成する内周面は、前記ベルマウス14の外周面に向かって凸型となる二次流れガイド面11e1とされている。この二次流れガイド面11e1は、ベルマウス14の外周面14cがなす凹曲面に合致するような凸曲面形状をなしている。
【0021】
なお、インペラ11を射出成形で製造する場合には、図3で示したように、二次流れガイドリング11eと各主ブレード11bとを別部品として成形した後に両者を接合させるものとしても良いし、もしくは、はじめから両者が一体となった状態に成形するものとしても良い。何れの場合においても、この二次流れガイドリング11eは、各主ブレード11b間を固定する強度部材としても機能できるので、従来の技術で説明したような前記補強リング2eを不要とし、部品点数の増加防止、すなわち製造コストの増加防止をも可能としている。
【0022】
図1に示す前記各副ブレード11dは、前記軸線11aに平行かつ該軸線11aの周囲(モータ12の周囲)に環状配置された複数枚の羽であり、前記各主ブレード11bと同じ傾斜配置及びピッチ間隔に配置されている。そして、これら副ブレード11d間に形成される各隙間が、インペラ11の内部から外部に向かってスパイラル状に広がる流路11gを形成している。
前記主板11cは、モータ12が収容される中央部分が盛り上がった形状の円盤であり、その上面側に各主ブレード11bが固定され、下面側に各副ブレード11dが固定されている。また、この主板11cの中心には、モータ12のシャフト12aが接続されている。一方、モータ12は、ケーシング13の側壁13bに固定されている。
【0023】
以上説明の構成を有する遠心送風機10の動作について、図4を参照しながら以下に説明を行う。
まず、モータ12を起動させると、インペラ11が軸線11a回りに回転し、ベルマウス14を介してインペラ11内に吸い込み流れSAを取り込み、遠心力によってインペラ11の外周囲に送り出されていく。このようにして送り出された吸い込み流れSAは、ケーシング13の内壁面に沿って吐出口18へと導かれ、この吐出口18を介してケーシング13外に吐出されていく。
一方、各副ブレード11dの回転により、これら副ブレード11dが配置された側のインペラ11空間内の流れが遠心力によってインペラ11の外周囲に送り出されていく。すると、このインペラ11空間内が負圧となってノーズN側の流れの一部を吸い込む流れを形成する。そして、この流れによって、モータ12が冷却される。
【0024】
インペラ11とベルマウス14との隙間よりインペラ11内に逆流しようとする二次流れRFは、ベルマウス14の外周面14cと二次流れガイドリング11eの二次流れガイド面11e1との間に形成される狭い二次流れガイド流路20を通ってインペラ11の内部に流れ込む。この時の二次流れRFは、狭い二次流れガイド流路20を流れるために流速が増加し、なおかつ二次流れガイド面11e1に沿った強い付着流れとなるので、インペラ11内に導入された直後の吸い込み流れSAを巻き込んでインペラ11の外周側に向けて導く。これにより、インペラ11の入口側部分を通過してインペラ11の外周囲に出ていく吸い込み流れSAも確保できるようになる。
【0025】
さらには、各主ブレード11bの端縁には、該端縁よりベルマウス14に向かって延長された延長部11b1がそれぞれ形成されているので、ベルマウス14の出口14bにおける吸い込み流れSAの旋回強度(ベルマウス14の出口14bを出てから各主ブレード11b1に向かって旋回する旋回流れの強度)をより強めることができるので、この強い旋回流によってベルマウス14とインペラ11との隙間をよりシールすることができるようになる。
【0026】
以上説明の参考例の遠心送風機10の効果を以下にまとめる。
参考例の遠心送風機10によれば、二次流れガイド面11e1を有する二次流れガイドリング11eをインペラ11に設けたことにより、インペラ11の入口側部分を通過してインペラ11の外周囲に出ていく吸い込み流れSAも確保できるようになるので、インペラ11の軸線11a方向での吸い込み流れSAの流量分布に大きな偏りが生じるのを低減させ、各主ブレード11bの有効羽幅を広げることができるようになる。さらには、二次流れRFは二次流れガイド面11e1に沿って緩やかに方向を曲げながら馴染むように、吸い込み流れSAを巻き込んでいくので、従来のように二次流れRFが吸い込み流れSAにぶつかって不安定な流れを生じることによる騒音の発生を低減させることができるようになる。
【0027】
したがって、二次流れRFを原因とするファン特性の悪化問題と騒音問題との両方を同時に低減させることが可能となる。因みに、発明者が行った検討例によると、図5のグラフに示すように、従来(△印)に比較して本発明の構成を有する遠心送風機10(○印)は、騒音レベルを数デシベル下げることが可能であることが判明した。
【0028】
また、本参考例の遠心送風機10によれば、各主ブレード11bの端縁に延長部11b1を形成したことにより、ベルマウス14の出口14bにおける吸い込み流れSAの旋回強度をより強めることができるので、この強い旋回流によってベルマウス14とインペラ11との隙間をシールすることができ、この隙間を通ってインペラ11内部に流れ込もうとする二次流れRFの量(漏れ量)を低減させることが可能となる。
また、本参考例の車両用空調装置によれば、上述のように、その遠心送風機10が、二次流れRFを原因とするファン特性の悪化問題と騒音問題との両方を同時に低減させることができるので、高い空調性能と静音性の両方を達成することを可能としている。
【0029】
次に、図6及び図7を参照しながら、本発明の実施の形態についての説明を以下に行う。本実施の形態の遠心送風機30は、上記参考例の遠心送風機10に比較して、前記二次流れガイドリング11e及び前記延長部11b1の代わりに、後述の二次流れガイドリング31を備えた点が特に異なっているので、この相違点を中心に説明し、その他同一構成要素には同一符号を付し、説明を省略するものとする。なお、図6は、本実施の形態の遠心送風機30を示す図であって、図2のB−B断面図に相当する断面図である。また、図7は、同遠心送風機30の要部斜視図である。
【0030】
前記二次流れガイドリング31は、図6及び図7に示すように、該二次流れガイドリング31の軸線を含む断面で見た場合の切断面が略1/4円形状を有する中実のリングであり、前記インペラ11の各主ブレード11bの前記ベルマウス14に指向する端縁に接合するように設けられた構成となっている。
また、二次流れガイドリング31の軸線を含む断面で見た場合の該二次流れガイドリング31の切断面に形成される円弧31bは、ベルマウス14の外周面14cに指向する側に形成されており、その曲線形状は、前記外周面14cの曲線形状と略同じとされている。そして、この円弧31bによって二次流れガイドリング31の内周に形成される環状の面が、二次流れガイド面31cとされている。
図7に示すように、各主ブレード11bの前記ベルマウス14に指向する側の端縁は、前記延長部11b1を持たぬ平坦形状になっている。そして、この端縁には、前記延長部11b1の代わりに前記二次流れガイドリング31が一体に接合されている。
【0031】
なお、インペラ11を射出成形で製造する場合には、二次流れガイドリング31と各主ブレード11bとを別部品として成形した後に両者を接合させるものとしても良いし、もしくは、はじめから両者が一体となった状態に成形するものとしても良い。何れの場合においても、この二次流れガイドリング31は、各主ブレード11b間を固定する強度部材としても機能できるので、従来の技術で説明したような前記補強リング2eを不要とし、部品点数増加の防止、すなわち製造コスト増加の防止をも可能としている。
しかしながら、本実施の形態の二次流れガイドリング31は、その切断面が略1/4円形状を有する中実のリングであるため、例えば上記参考例で説明した帯状の二次流れガイドリング11e等に比較して成形が容易であるため、最初から二次流れガイドリング31と各主ブレード11bとを一体に成形する方が、部品点数を減らしたり製作工数を減らすことができるので、製造コストの観点からより好ましいと言える。
【0032】
以上説明の構成を有する遠心送風機30の動作について、図6を参照しながら以下に説明を行う。
まず、モータ12を起動させると、インペラ11が軸線11a回りに回転し、ベルマウス14を介してインペラ11内に吸い込み流れSAを取り込み、遠心力によってインペラ11の外周囲に送り出されていく。このようにして送り出された吸い込み流れSAは、ケーシング13の内壁面に沿って吐出口18へと導かれ、この吐出口18を介してケーシング13外に吐出されていく。
一方、各副ブレード11dの回転により、これら副ブレード11dが配置された側のインペラ11空間内の流れが遠心力によってインペラ11の外周囲に送り出されていく。すると、このインペラ11空間内が負圧となってノーズN側の流れの一部を吸い込む流れを形成する。そして、この流れによって、モータ12が冷却される。
【0033】
インペラ11とベルマウス14との隙間よりインペラ11内に逆流しようとする二次流れRFは、ベルマウス14の外周面14cと二次流れガイドリング31の二次流れガイド面31cとの間に形成される狭い二次流れガイド流路20を通ってインペラ11の内部に流れ込む。この時の二次流れRFは、狭い二次流れガイド流路20を流れるために流速が増加し、なおかつ二次流れガイド面31cに沿った強い付着流れとなるので、インペラ11内に導入された直後の吸い込み流れSAを巻き込んでインペラ11の外周側に向けて導く。これにより、インペラ11の入口側部分を通過してインペラ11の外周囲に出ていく吸い込み流れSAも確保できるようになる。
【0034】
以上説明の本実施の形態の遠心送風機30によれば、上記参考例の効果に加えて、以下の効果を得ることも可能となる。
すなわち、二次流れガイドリング31として1/4円形状の切断面を有する形状を採用し、かつインペラ11の端縁に接合させる構成を採用したことにより、一体成形での型抜きがしやすくなるので、製造容易で生産性を向上させることが可能となる。さらには、帯状の二次流れガイドリングを採用する場合などに比較して、1/4円形状の切断面を有するために、高い剛性を確保して変形しにくくすることも可能となっている。
なお、本実施の形態では、二次流れガイドリング31は中実としたが、軽量化を目的として中空にしても良いことは勿論である。
【0035】
次に、図8及び図9を参照しながら、本発明の第2の実施の形態についての説明を以下に行う。本実施の形態の遠心送風機50は、上記参考例の遠心送風機10に比較して、前記二次流れガイドリング11e及び前記延長部11b1を設ける代わりに、後述の二次流れ抑制リング51を備えた点が特に異なっているので、この相違点を中心に説明し、その他同一構成要素には同一符号を付し、説明を省略するものとする。なお、図8は、本実施の形態の遠心送風機50を示す図であって、図2のD−D断面図に相当する断面図である。また、図9は、同遠心送風機50の要部斜視図である。
【0036】
前記二次流れ抑制リング51は、図8及び図9に示すように、前記インペラ11と前記ベルマウス14との隙間を周囲より覆うリング状の部品であり、ケーシング13の側壁13aに一体に形成されている。さらに、この二次流れ抑制リング51は、その軸線を含む断面で見た場合の外形状(すなわち、図8の視線より見た場合の外形状)が、ケーシング13の吐出口側からノーズN側にかけて高くなるテーパ形状となっている。
図8に示すように、各主ブレード11bの前記ベルマウス14に指向する側の端縁は、前記延長部11b1を持たぬ平坦形状になっている。そして、この端縁部分において、各主部ブレード11bは、補強リング32によって等ピッチ間隔に固定されている。インペラ11を射出成形で製造する場合には、この補強リング32と各主ブレード11bとを一体に成形しても良いし、もしくは、両者を別々に成形した後、これらを組み合わせるものとしても良い。
【0037】
以上説明の構成を有する遠心送風機50の動作について、図8を参照しながら以下に説明を行う。
まず、モータ12を起動させると、インペラ11が軸線11a回りに回転し、ベルマウス14を介してインペラ11内に吸い込み流れSAを取り込み、遠心力によってインペラ11の外周囲に送り出されていく。このようにして送り出された吸い込み流れSAは、ケーシング13の内壁面に沿って前記吐出口18へと導かれ、この吐出口18を介してケーシング13外に吐出されていく。
一方、各副ブレード11dの回転により、これら副ブレード11dが配置された側のインペラ11空間内の流れが遠心力によってインペラ11の外周囲に送り出されていく。すると、このインペラ11空間内が負圧となって前記ノーズN側の流れの一部を吸い込む流れを形成する。そして、この流れによって、モータ12が冷却される。
【0038】
インペラ11とベルマウス14との隙間よりインペラ11内に逆流しようとする二次流れRFは、二次流れ抑制リング51の存在によって妨げられるので、二次流れRFの流量を極力低減させることができるようになる。さらには、一般にケーシング13の吐出口側からノーズN側にかけて二次流れRFの流量(ケーシング13に当たってインペラ11の内部に戻ろうとする逆流の流量)が増える傾向にあるが、この二次流れが強くなるノーズN側に向かって二次流れ抑制リング51の壁面高さが高くされているので、より効果的に吸い込み流れSAに対する二次流れRFの干渉(影響)を抑えることができるようになる。これにより、インペラ11の入口側部分を通過してインペラ11の外周囲に出ていく吸い込み流れSAも確保できるようになる。
【0039】
以上説明の本実施の形態の遠心送風機50によれば、以下の効果を得ることも可能となる。
すなわち、ケーシング13に二次流れ抑制リング51を設けたことにより、二次流れRFの流量を極力低減させ、インペラ11入口の吸い込み流れSAに対する二次流れRFの干渉(影響)を抑えることができるようになるので、二次流れRFを原因とするファン特性の悪化問題と騒音問題との両方を同時に低減することが可能となる。
また、二次流れ抑制リング51の断面形状として、ケーシング13の吐出口側からノーズN側にかけて高くなるテーパ形状を採用することにより、二次流れRFが強くなるノーズN側においても効果的に二次流れRFの干渉(影響)を抑えることができるようになる。したがって、二次流れRFを原因とするファン特性の悪化問題と騒音問題とをさらに効果的に低減させることが可能となる。
【0040】
なお、上記参考例および第1〜第2の実施の形態においては、本発明の遠心送風機10,30,50を車両用空調装置に設ける場合を例に説明したが、これに限らず、その他の用途に本発明の遠心送風機を適用しても良いことは勿論である。
【0041】
【発明の効果】
本発明の遠心送風機によれば、二次流れガイド面を有する二次流れガイドリングをインペラに設けたことにより、インペラの入口側部分を通過してインペラ外に出ていく吸い込み流れも確保できるようになるので、インペラの軸線方向での吸い込み流れの流量分布に大きな偏りが生じるのを低減させ、有効羽幅を広げることができるようになる。さらには、二次流れは二次流れガイド面に沿って緩やかに方向を曲げながら馴染むように、吸い込み流れを巻き込んでいくので、従来のように二次流れが吸い込み流れにぶつかって不安定な流れを生じることによる騒音の発生を低減させることができるようになる。
したがって、二次流れを原因とするファン特性の悪化問題と騒音問題との両方を同時に低減させることが可能となる。
また、二次流れガイドリングとして1/4円形状の切断面を有する形状を採用し、かつインペラの端縁に接合させる構成を採用したことにより、一体成形での型抜きがしやすくなるので、製造容易で生産性を向上させることが可能となる。さらには、帯状の二次流れガイドリングを採用する場合に比較して、1/4円形状の切断面を有するために、高い剛性を確保して変形しにくくすることも可能となっている。
【0042】
また、参考例の遠心送風機によれば、各主ブレードの端縁に延長部を形成したことにより、ベルマウスの出口における吸い込み流れの旋回流強度をより強めることができるので、この強い旋回流によってベルマウスとインペラとの隙間をシールすることができ、この隙間を通ってインペラ内部に流れ込もうとする二次流れの量(漏れ量)を低減させることが可能となる。
【0043】
また、参考例の遠心送風機によれば、ケーシングに二次流れ抑制リングを設けることにより、二次流れの流量を極力低減させ、インペラ入口の吸い込み流れに対する二次流れの干渉(影響)を抑えることができるようになるので、二次流れを原因とするファン特性の悪化問題と騒音問題との両方を同時に低減することが可能となる。
【0044】
また、参考例の遠心送風機によれば、二次流れ抑制リングの断面形状として、ケーシングの吐出口側からノーズ側にかけて高くなるテーパ形状を採用することにより、二次流れが強くなるノーズ側においても効果的に二次流れの干渉(影響)を抑えることができるようになる。したがって、二次流れを原因とするファン特性の悪化問題と騒音問題とをさらに効果的に低減させることが可能となる。
【0045】
また、本発明の車両用空調装置によれば、その遠心送風機が、二次流れを原因とするファン特性の悪化問題と騒音問題との両方を同時に低減させることができるので、高い空調性能と静音性の両方を達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用空調装置に備えられている遠心送風機の参考例を示す図であって、図2のB−B断面図である。
【図2】 同遠心送風機を示す図であって、図1のC−C断面図である。
【図3】 同遠心送風機の要部斜視図である。
【図4】 同遠心送風機の動作を説明する図であって、図2のB−B断面図である。
【図5】 同遠心送風機の二次流れガイドリングによる騒音レベル低減の効果を示すグラフであり、横軸が流量係数,縦軸が比騒音を示している。
【図6】 本発明の車両用空調装置に備えられている遠心送風機の第1の実施の形態を示す図であって、図2のB−B断面図に相当する断面図である。
【図7】 同遠心送風機の要部斜視図である。
【図8】 本発明の車両用空調装置に備えられている遠心送風機の第2の実施の形態を示す図であって、図2のD−D断面図に相当する断面図である。
【図9】 同遠心送風機の要部斜視図である。
【図10】 従来の遠心送風機を示す図であって、インペラの軸線を通る断面より見た断面図である。
【図11】 同遠心送風機に矯正リングを装備した場合の変形例である。
【符号の説明】
10,30,50・・・遠心送風機
11・・・インペラ
11b・・・主ブレード
11b1・・・延長部
11e,31・・・二次流れガイドリング
11e1・・・二次流れガイド面
14・・・ベルマウス
14a・・・入口(根元)
14b・・・出口(吐出口)
14c・・・ベルマウスの外周面
20・・・二次流れガイド流路(環状の流路)
51・・・二次流れ抑制リング
N・・・ノーズ

Claims (2)

  1. ベルマウスよりインペラの内部に取り入れた流体を、前記インペラの回転遠心力により送風する遠心送風機において、
    前記インペラの前記ベルマウスに指向する端部には、前記ベルマウスの外周面との間に、該ベルマウスの根元側から吐出口側に向かって先細りとなる環状の流路を形成する二次流れガイドリングが設けられ、
    該二次流れガイドリングの、前記流路を形成する内周面は、前記ベルマウスの外周面に向かって凸型となる二次流れガイド面とされている遠心送風機において、
    前記二次流れガイドリングは、該二次流れガイドリングの軸線を含む断面で見た場合の切断面が略1/4円形状を有するリングであり、前記インペラの各主ブレードの前記ベルマウスに指向する端縁に接合するように設けられていることを特徴とする遠心送風機。
  2. 請求項1に記載の遠心送風機が備えられていることを特徴とする車両用空調装置。
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