JP2017095456A - N,n’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンの調製方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンの調製方法。
【解決手段】従来法により使用されているモノオール系溶媒を置き換えるために、ジプロピレングリコールジメチルエーテル(PM)を含む溶液などのグリコールエーテル系溶液を使用し、Co−Mn−Al触媒の存在下で水素添加を行う。該方法は、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンの収率を98.85〜99.49%にまで改善し、副産物の生成を効果的に抑制する。
【選択図】なし
【解決手段】従来法により使用されているモノオール系溶媒を置き換えるために、ジプロピレングリコールジメチルエーテル(PM)を含む溶液などのグリコールエーテル系溶液を使用し、Co−Mn−Al触媒の存在下で水素添加を行う。該方法は、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンの収率を98.85〜99.49%にまで改善し、副産物の生成を効果的に抑制する。
【選択図】なし
Description
本発明は、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミン、およびより具体的には、収率が改善されたN,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンの調製方法に関する。
従来法では、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミン(以降ではBAEDAと略称)の合成は、モノオール系溶媒およびコバルトまたはニッケル含有金属触媒を使って行われている。しかし、モノオール系溶媒の使用は、最終生成物の品質に悪い影響を及ぼす多くの副産物を生成する。その結果、BAEDAの収率は限られ、最終生成物の精製に高価な精製システムが必要となる場合がある。
例えば、特許文献1は、BAEDAおよび溶媒としてのエタノールを使ってラネーニッケル触媒の存在下で水素添加を行い、60%の収率で目的の生成物を得るプロセスを開示している。
別の例として、特許文献2は、ペレット化したコバルト−亜鉛水素添加触媒を使って、ポリニトリルの水素添加によりポリアミンを得る方法を開示している。
さらなる例として、特許文献3では、ラネーコバルトを触媒として使用して、イソプロパノールの存在下でBAEDAを調製する方法が開示されている。この生成物は、ガスクロマトグラフィー(GC)で測定して98.16%の収率であった。
また、モノオール系溶媒(エタノール、イソプロパノールまたはメタノール)およびラネーニッケルを水素添加用の触媒として使用することは、当該技術分野において公知である。結果的には、エタノールおよびイソプロパノールが水素添加によるBAEDA調製用として好ましい溶媒で、95.80%の収率になる。
従来法において、BAEDAが水素添加の溶媒としてモノオール系溶媒の存在下で作製されるという固定観念を打破するために、本発明は高い選択性を有するBAEDAの調製方法を開示し、該方法は、ジプロピレングリコールジメチルエーテル(PM)を溶媒として使用し、およびコバルト−マンガン−アルミニウム触媒(以降ではCo−Mn−Al触媒と呼ぶ)を使用して、BAEDAの収率を98.85〜99.49%まで改善し、同時に、副産物の生成を効果的に抑制する。
本開示のBAEDA調製方法は、次の合成ステップを含む。
a)N,N’−ビス(2−シアノエチル)−1,2−エチレンジアミン(以降ではBCNEDAと略称)を反応物(ベース材料)として採用するステップ。
b)高圧反応器中に、ベース材料の重量を基準にして、1.00〜2.00重量%のCo−Mn−Al触媒および33.21〜38.53重量%のPM−LiOH溶液(0.01mol)を加えるステップであって、PM−LiOH溶液は、BCNEDA反応物を基準にして1mol%のLiOHを、総反応物重量を基準にして29〜35重量%のグリコールエーテル系溶液に溶解することにより調製され、グリコールエーテル系溶液は89〜92重量%のジプロピレングリコールジメチルエーテル(PM)溶媒および8〜11重量%の水を混合することにより調製されるステップ。
c)110〜130℃および700〜900psiの環境中で、高速撹拌下、シリンジポンプを使って3時間以内にBCNEDAを徐々に反応器中に注入するステップ。
d)120℃で、反応を連続的に行わせ、ガスクロマトグラフィー(GC)を使ってBCNEDAの変換が100%に達していることを確認し、100%に達している場合に反応を終わらせ、反応生成物の分析により、BAEDAの収率が98.85〜99.49%であることを確認するステップ。
a)N,N’−ビス(2−シアノエチル)−1,2−エチレンジアミン(以降ではBCNEDAと略称)を反応物(ベース材料)として採用するステップ。
b)高圧反応器中に、ベース材料の重量を基準にして、1.00〜2.00重量%のCo−Mn−Al触媒および33.21〜38.53重量%のPM−LiOH溶液(0.01mol)を加えるステップであって、PM−LiOH溶液は、BCNEDA反応物を基準にして1mol%のLiOHを、総反応物重量を基準にして29〜35重量%のグリコールエーテル系溶液に溶解することにより調製され、グリコールエーテル系溶液は89〜92重量%のジプロピレングリコールジメチルエーテル(PM)溶媒および8〜11重量%の水を混合することにより調製されるステップ。
c)110〜130℃および700〜900psiの環境中で、高速撹拌下、シリンジポンプを使って3時間以内にBCNEDAを徐々に反応器中に注入するステップ。
d)120℃で、反応を連続的に行わせ、ガスクロマトグラフィー(GC)を使ってBCNEDAの変換が100%に達していることを確認し、100%に達している場合に反応を終わらせ、反応生成物の分析により、BAEDAの収率が98.85〜99.49%であることを確認するステップ。
本発明によるBAEDAの調製方法では、反応物として特定量のBCNEDAを用いて、特定の配合のPM溶液の存在下で水素添加合成を行い、反応後に得られた最終反応物のBAEDA収率が98.85〜99.49%に改善される。
本開示のBAEDA調製方法は、次の合成ステップを含む。
a)特定の配合のCo−Mn−Al触媒をPM−LiOH溶液に加えるステップ。
b)ステップa)の溶液を、120℃の温度および800psiの水素圧力に設定された300mLの攪拌器付高圧反応器に移し、系が定常状態になった後に、水素添加のために、93.5gのBCNEDAを反応器中に圧送するステップ。および
c)120℃の温度および800psiの水素圧力下で、反応を連続的に行わせ、GCを使ってBCNEDAの変換が100%に達していることを確認し、100%に達している場合に反応を終わらせて、それによりBAEDAを含む混合物を得るステップ。
a)特定の配合のCo−Mn−Al触媒をPM−LiOH溶液に加えるステップ。
b)ステップa)の溶液を、120℃の温度および800psiの水素圧力に設定された300mLの攪拌器付高圧反応器に移し、系が定常状態になった後に、水素添加のために、93.5gのBCNEDAを反応器中に圧送するステップ。および
c)120℃の温度および800psiの水素圧力下で、反応を連続的に行わせ、GCを使ってBCNEDAの変換が100%に達していることを確認し、100%に達している場合に反応を終わらせて、それによりBAEDAを含む混合物を得るステップ。
本開示のBAEDA調製方法の重要な技術は、BAEDAの収率を98.85〜99.49%に改善し、副産物の生成を効果的に抑制するために、触媒としての特定の配合のCo−Mn−Al触媒および合成用PM−LiOH溶液に依拠している。
特定の配合のCo−Mn−Al触媒は、BCNEDA反応物の重量を基準にして、1.00〜2.00重量%の量で使用される。
PM−LiOH溶液は、BCNEDA反応物を基準にして1mol%のLiOHを、総反応物重量を基準にして29〜35重量%のグリコールエーテル溶液に溶解することにより調製される。グリコールエーテル系溶液は、好ましくは、ジプロピレングリコールジメチルエーテル(PM)溶媒と水の混合溶液であり、混合溶液中で、水は8〜11重量%である。水は水酸化リチウムが溶解し、PM全体に分布するのを助けるために添加される。水酸化リチウムは、触媒を活性化するための触媒促進剤として使用され、BCNEDAの1mol%である。
以下の実施例は、本発明のさらなる説明のためにここで考察されるが、本発明の範囲はそれに制限されるものではない。
300mLの攪拌器付高圧反応器中に、1.000gのCo−Mn−Al触媒(Kawaken OFT−55)、0.065gのLiOH、3.230gの水および27.752gのジプロピレングリコールジメチルエーテル(PM)溶液を加えた。120℃の一定温度および800psiの水素圧力の環境中で、93.500gのBCNEDAを反応器中に圧送した。
BCNEDAを圧送後、120℃で混合物の反応を継続させた。ガスクロマトグラフィー(以降でGCと略称)を使ってBCNEDAの変換が100%に達したことを確認した。
反応後、最終反応生成物の組成を分析した。結果を表1に示す。BAEDAの収率は99.49%である。
プロセスは実施例1のものと同様としたが、Co−Mn−Al触媒(Kawaken OFT−55)の量を1.500gに増やした。
反応後、最終反応生成物の組成を分析した。結果を表1に示す。BAEDAの収率は99.00%である。
プロセスは実施例1のものと同様としたが、異なるCo−Mn−Al触媒(Kawaken OFT−MS)を使用した。
反応後、最終反応生成物の組成を分析した。結果を表1に示す。BAEDAの収率は99.15%である。
プロセスは実施例3のものと同様としたが、異なるCo−Mn−Al触媒(Kawaken OFT−MS)を使用した。
反応後、最終反応生成物の組成を分析した。結果を表1に示す。BAEDAの収率は98.85%である。
[比較例1]
180mLの高圧反応器中に、1.0700gのラネーコバルト2724触媒、0.2520gのLiOH・H2O、1.0000gのH2O、29.8gのイソプロパノールを加えた。120℃の一定温度および800psiの水素圧力の環境中で、100.4gのBCNEDAを反応器中に圧送した。
180mLの高圧反応器中に、1.0700gのラネーコバルト2724触媒、0.2520gのLiOH・H2O、1.0000gのH2O、29.8gのイソプロパノールを加えた。120℃の一定温度および800psiの水素圧力の環境中で、100.4gのBCNEDAを反応器中に圧送した。
BCNEDAを圧送後、120℃で混合物の反応を継続させた。ガスクロマトグラフィー(以降でGCと略称)を使ってBCNEDAの変換が100%に達したことを確認した。
反応後、最終反応生成物の組成を分析した。結果を表1に示す。BAEDAの収率は98.16%である。
[比較例2]
300mLの高圧反応器中に、12.000gのラネーニッケル触媒、100.00gの無水アンモニア、20.000gのPM溶媒を加えた。120℃の一定温度および800psiの水素圧力の環境中で、93.500gのBCNEDAを反応器中に圧送した。
300mLの高圧反応器中に、12.000gのラネーニッケル触媒、100.00gの無水アンモニア、20.000gのPM溶媒を加えた。120℃の一定温度および800psiの水素圧力の環境中で、93.500gのBCNEDAを反応器中に圧送した。
BCNEDAを圧送後、120℃で混合物の反応を継続させた。ガスクロマトグラフィー(以降でGCと略称)を使ってBCNEDAの変換が100%に達したことを確認した。
反応後、最終反応生成物の組成を分析した。結果を表1に示す。BAEDAの収率は85.10%である。
[比較例3]
1000mLの高圧反応器中に、25.000gのラネーニッケル触媒、50.00gの無水アンモニア、および20.000gのメタノールを加えた。65℃の一定温度および3.5〜4.5MPaの水素圧力の環境中で、118.383gのメタノールを含む400gのBCNEDAを反応器中に圧送した。
1000mLの高圧反応器中に、25.000gのラネーニッケル触媒、50.00gの無水アンモニア、および20.000gのメタノールを加えた。65℃の一定温度および3.5〜4.5MPaの水素圧力の環境中で、118.383gのメタノールを含む400gのBCNEDAを反応器中に圧送した。
BCNEDAを圧送後、55〜65℃で混合物の反応を継続させた。ガスクロマトグラフィー(以降でGCと略称)を使ってBCNEDAの変換が100%に達したことを確認した。
反応後、最終反応生成物の組成を分析した。結果を表1に示す。BAEDAの収率は85.80%である。
[比較例4]
1000mLの高圧反応器中に、25.000gのラネーニッケル触媒、2.000gの水酸化ナトリウム、および20.000gのエタノールを加えた。55℃の一定温度および1.5MPaの水素圧力の環境中で、118.383gのエタノールを含む400gのBCNEDAを反応器中に圧送した。
1000mLの高圧反応器中に、25.000gのラネーニッケル触媒、2.000gの水酸化ナトリウム、および20.000gのエタノールを加えた。55℃の一定温度および1.5MPaの水素圧力の環境中で、118.383gのエタノールを含む400gのBCNEDAを反応器中に圧送した。
BCNEDAを圧送後、60〜70℃の温度および1.5〜2.0MPaの水素圧力下で混合物の反応を継続させた。ガスクロマトグラフィー(以降でGCと略称)を使ってBCNEDAの変換が100%に達したことを確認した。
反応後、最終反応生成物の組成を分析した。結果を表1に示す。BAEDAの収率は95.80%である。
[比較例5]
プロセスは実施例1のものと同様としたが、Co−Mn−Al触媒(Kawaken OFT−55)の量を0.500gに減らした。
プロセスは実施例1のものと同様としたが、Co−Mn−Al触媒(Kawaken OFT−55)の量を0.500gに減らした。
反応後、生成物の組成を分析した。結果を表1に示す。BAEDAの収率は79.31%である。
[比較例6]
プロセスは比較例5のものと同様としたが、異なるCo−Mn−Al触媒(Kawaken OFT−MS)を使用した。
プロセスは比較例5のものと同様としたが、異なるCo−Mn−Al触媒(Kawaken OFT−MS)を使用した。
反応後、生成物の組成を分析した。結果を表1に示す。BAEDAの収率は77.43%である。
1.ラネーNi、DUGUSSA Company製
2.ラネーCo、Grace’sDavison製
3.Co−Mn−Al、Kawaken Company
4.溶媒比率(%)=(水+アルコール)/BCNEDA
5.収率(%)=変換率(%)×選択率(%)
結論:
1.実施例1〜4からわかるように、BAEDA調製プロセスでは、特定の配合のCo−Mn−Al触媒の存在下で水素添加を行うための特定の比率のジプロピレングリコールジメチルエーテル(PM)などのグリコールエーテル系溶媒を使用することにより、反応が安全になり、BAEDAの収率が98.85〜99.49%に達した。
2.比較例1〜4に示されるように、BAEDA調製プロセスにおいて、水素添加用の触媒としてのラネーNiまたはラネーCoと共にモノオール系溶媒を使用した場合には、BAEDAの収率は85.10〜98.16%にしかならない可能性がある。
3.比較例5〜6からわかるように、BAEDA調製プロセスでは、0.53重量%のCo−Mn−Al触媒の存在下で水素添加を行うための特定の比率のPMなどのグリコールエーテル系溶媒の使用により、BAEDAの収率はそれぞれ、77.43%および79.31%であった。触媒の量が少なすぎて、BAEDAの収率を改善できなかった。
1.実施例1〜4からわかるように、BAEDA調製プロセスでは、特定の配合のCo−Mn−Al触媒の存在下で水素添加を行うための特定の比率のジプロピレングリコールジメチルエーテル(PM)などのグリコールエーテル系溶媒を使用することにより、反応が安全になり、BAEDAの収率が98.85〜99.49%に達した。
2.比較例1〜4に示されるように、BAEDA調製プロセスにおいて、水素添加用の触媒としてのラネーNiまたはラネーCoと共にモノオール系溶媒を使用した場合には、BAEDAの収率は85.10〜98.16%にしかならない可能性がある。
3.比較例5〜6からわかるように、BAEDA調製プロセスでは、0.53重量%のCo−Mn−Al触媒の存在下で水素添加を行うための特定の比率のPMなどのグリコールエーテル系溶媒の使用により、BAEDAの収率はそれぞれ、77.43%および79.31%であった。触媒の量が少なすぎて、BAEDAの収率を改善できなかった。
Claims (8)
- N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンの調製方法であって、
a)高圧反応器中に、ベース材料としてのN,N’−ビス(2−シアノエチル)−1,2−エチレンジアミン(BCNEDA)の重量を基準にして、1.00〜2.00重量%のCo−Mn−Al触媒および33.21〜38.53重量%のジプロピレングリコールジメチルエーテル−LiOH(0.01mol)溶液を加えることと、
b)110〜130℃の温度および700〜900psiの圧力の環境中で、高速撹拌下、シリンジポンプを使って3時間以内にBCNEDAを徐々に前記反応器中に圧送することと、
c)圧送後、120℃で前記混合物の反応を継続させることと、
d)ガスクロマトグラフィー(GC)を使ってBCNEDAの変換が100%に達していることを確認し、前記反応を終わらせることと、
e)N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミン(BAEDA)の98.85%〜99.49%の収率を得ることと、を含む、
方法。 - 前記Co−Mn−Al触媒は、1.0重量%の量で添加されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- N,N’−ビス(2−シアノエチル)−1,2−エチレンジアミンは、水素添加のために連続的に導入されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記合成のための圧力は、800psiであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- BCNEDAは、120℃の温度で前記反応器中に徐々に圧送されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記N,N’−ビス(2−シアノエチル)−1,2−エチレンジアミンは、3時間未満の時間にわたり圧送されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記ジプロピレングリコールジメチルエーテルは、前記BCNEDA反応物の重量を基準にして、33重量%の量で添加されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記ジプロピレングリコールジメチルエーテル−LiOH溶液は、前記BCNEDA反応物を基準にして1mol%のLiOHを、前記BCNEDA反応物の重量を基準にして、29〜35重量%のグリコールエーテル系溶液に溶解することにより調製され、前記グリコールエーテル系溶液は、89〜92重量%のジプロピレングリコールジメチルエーテル(PM)溶媒を8〜11重量%の水と混合することにより調製されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
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