JPS63170342A - ニトリル類の還元方法 - Google Patents

ニトリル類の還元方法

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JPS63170342A
JPS63170342A JP62002858A JP285887A JPS63170342A JP S63170342 A JPS63170342 A JP S63170342A JP 62002858 A JP62002858 A JP 62002858A JP 285887 A JP285887 A JP 285887A JP S63170342 A JPS63170342 A JP S63170342A
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raney
aluminum
hydrogen
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Nobuyuki Oonaka
大仲 信至
Hisashi Saito
久 斎藤
Shigeo Fukuda
福田 重雄
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ll上り」」LLgL 本発明は、溶融噴霧法により製造したラネーコバルト触
媒を使用するニトリル類の還元方法に関する乙のである
L来辺潜工 二トリル類を水素還元して一級アミンを得ようとする場
合、どうしてら二級ないし三級のアミンの副生は避けら
れず、いかにして−級アミンの収率を向上させるかが技
術上の一つの課題であった。
これに対して従来様々な技術が開光されてきたかその一
つと1−で触媒にラネーコバルト触媒を用いると有効で
あることが、既に実証されている。
従来ラネーコバルト触媒は、まず黒鉛等のルツボでコバ
ルトおよびアルミニウムを加熱、溶融、混合し、それを
鋳型に流しこんで冷却し、ラネ・−き金のインゴットを
製造する。次に、それをクラ・ノジャーミル、ボールミ
ル、チューブミル等の粉砕機で100メツシユ以下に粉
砕し、ラネー合金粉末を得る。更にこの粉末をアルカリ
水溶液に投入し、加熱攪拌してアルミニウムを溶出させ
て、水素1ヒ活性のあるラネーコバルト触媒を得るとい
った工程を経て製造されている。
日が解iしようと るU題 本発明者らは、従来のラネ・−の製造方法と異なり、水
流ジェットないし高圧ガスのエネルギーを利用して溶融
したラネー合金を噴霧ないし霧1ヒさせ、−挙に粉末状
のラネー合金としたものをアルカリで′!凸f里して得
たう才、−コバルト角虫媒について鋭意研究した結果、
この触媒が従来の製法のラネーコバルト触媒に比較して
二I〜リルの還元反応に高活性かつ高Jπ択性を有する
ことを見いだし、本発明を完成させた。
化1息り症止すjj−の」!且− すなわ4>本発明は、ニトリル類を水素還元して一般ア
ミンを得るに際し、コバルトとアルミニウムをエビ・須
成分とする混合溶融物を噴霧して得られるラネ・−合金
粉末をアルカリで処理した触媒を使用することを特徴と
するニトリル類の還元方法である。
本光明て゛陸用される噴霧法ラネーコバルト触媒は、粉
末冶金の分野で既に公知であるいわゆるアトマイゼーシ
ョンの方法であればいずれでも使用て′きる。アトマイ
ゼーションの溶融噴霧装置およびそれを1吏用した金属
粉の製法については、例えば、特公昭43−6389号
公報に詳細に説明されている。本発明の触媒の製法を略
記すれば、まずコバルトとアルミニウムの一定割合を高
周波炉ないし電気炉で混合溶融する。コバルトの割合が
全電の25ないし60重量%であると触媒活性に好まし
い。第3成分としてマンガン、モリブデン鉄および鉛か
ら選ばれる一種以上の金属を1ないし15重量?6加え
た合金ら反応の種類によって高話性分示す場合がある。
合金溶融物は噴霧装置上部の保持炉に移され、1150
’C付近に保持される。次いで底部の溶湯ノズルから細
流となって流出する合金溶融物は、ノズル側方よりの高
速の水流ジェットまたは高圧不活性ガスによって粉粒[
ヒされ、同時に急冷凝固して噴霧タンクの底部に集積す
る。集積物は脱水乾燥後分級され、100メツシユ以下
のラネーコバルト合金粉末を得ることができる。この溶
融噴霧法の特徴としては従来のインゴット粉砕法では甚
だしく粉砕し難い合金組成のらのでら容易にラネー合金
粉末とすることができること、および急冷されるので今
までと異なった合金組成が生じており、思わぬ触媒活性
の発現が見られることが挙げられる。従来のインテ・ソ
ト法との合金組成の違いはX線回折によって確認されて
いる。
噴霧によって得られたラネー合金粉末は、通常のライ・
−粉末と同様にアルカリで処理してアルミニウムを溶出
し、水素1ヒ活性のあるラネーコバルト触媒に導くこと
ができる。この操作は一般に展開とよばれているが、展
開条作も触媒活性に大きく))饗する。アルカリ水溶液
の種類と濃度、合金粉末投入時の温度、熟成保持の温度
と時間、水洗の度合い、触媒のp H等多くのファクタ
ーがあるが、通電の方法の範囲内で好活性の触媒が得ら
れる。例えば、20%の苛性ソーダ水溶液を50°C以
下に冷却しつつラネー合金粉末を除々に投入する。この
時激しく水素を発生するので注意を要する。ついで撹拌
しながら20〜80″Cの範囲内の適当な温度に1〜2
時間区持し熟成する。終了後静置して触媒を沈降させ、
アルカリ水を傾斜濾過し、再び水を加えて攪拌し水洗す
る。洗液のp、Hが9以下になるまで水洗操作を数回繰
り返し、反応に洪するラネー触媒とする。
上記の方法で製造したラネーコバルト触媒は、ニトリル
類を水素還元して一般アミンを得る反応において高活性
かつ高選択性を有する。本方法に適用されるニトリル類
の種類としては、脂肪族ニトリルおよび芳香族ニトリル
のいずれでら良く、例えば、アセトニトリル、プロピオ
ニトリル、スクシノニトリル、アジポニトリル、ベンゾ
ニトリル、ベンジルシアナイド、テレフタウニ1〜リル
、0−20ルベンジルシアナイド、N、N−ビスシアノ
エチルピペラジンなどが挙げられる。水素1ヒ反応は通
常オートクレーブを使用して行われ無溶媒または溶媒の
存在下、水素圧O〜100 kg/I:m1反反応度は
常温〜200 ”Cで好まし〈実施される。
この際−級アミンの池に二級および三級アミンの副生は
避けられないが、それを抑制する池の公知の手段、例え
ばアンモニアの添加なども当然併用できる。反応の種類
によって一般アミンの収率は異なるが、本発明の方法は
従来のラネー触媒使用の場合より短時間で反応が終了し
、−級アミンの収率らよい。
LL 本発明の方法がニトリル類の還元反応において好結果を
呈する本質的な理由は不明であるが、触媒製法によるラ
ネー合金組成の違いがX線回折に表れており、噴霧法に
よるラネーコバルト合金の金属組成がニトリル類の還元
触媒活性に好影響を与えているらのと思われる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
実施例 1 溶融噴霧法で製造したコバルト30重量%、アルミニウ
ム66重量?δおよびマンガン4重量%の組成からなる
ラネーコバルト合金粉末30gを20°6苛性ソーダ水
溶i11300 g テ展開温度60°Cにおいて2時
間展開し、充分に水洗してラネーコバルト触媒を得た。
2001上下電磁攪拌式オートクレーブに0−クロルベ
ンジルシアナイド45.5g(0,3モル)と上記で調
製した触媒をペーストで1.0gおよび液体アンモニア
0.2gを能込み、水素置換してから水素初圧80 k
g/cm”まで水素を導入して反応を開始した。反応温
度130 ’Cまで加熱し、水素が吸収されて圧力が5
0 kg/cm’まで低下したら再び9 Q kg/c
−まで水素を導入して水素吸収が完全に停止するまで反
応を続けた。終了までの所要時間は52分であった。反
応液をガスクロマトグラフィーで分析したところ0−ク
ロルアミノフェオ・チルアミンの収率は93−526で
あった。
比較例 1 通常のインゴット法で得たコバルト30重景?6アルミ
ニウム66重量%およびマンガン4重量%の組成からな
るラネーコバルト合金粉末を実施例1と同様に展開して
ラネーコバルト触媒を得な。
この触媒のペースト1.0gを使い実施例1と全く同じ
条件で0−クロルベンジルシアナイドの還元反応を行っ
た。反応終了までの所要時間は6−1分を要し、0−ク
ロルフェネチルアミンの収率は92%であった。
実施例 2 溶融噴霧法で得たコバルト50重量%およびアルミニウ
ム50重量%から全るラネーコバルト・合金粉末を実施
例1と同様に展開し、ラネーコバルト触媒を得た。
この触媒のペースト1.0gを使い実施例1と同様にQ
−クロルベンジルシアナイドの還元反応を行った。反応
終了までの所要時間は68分を要し、0−クロルフェネ
チルアミンの収率は93.3%であった。
比較例 2 インゴット法で得たコバルI・50重量%およびアルミ
ニウム50重量%からなるラネーコバルト合金粉末を実
施例1と同様に展開し、ラネーコバ用1〜触媒を得た。
この触媒のペースト1.0gを使い実施例1と同様に0
−クロルベンジルシアナイドの還元反応を行った。反応
終了までの所要時間は102分を要し0−クロルフェネ
チルアミンの収率は90.5%であった。
実施例 3 実施例1で得た噴霧法ラネーコバルト触媒のペースト0
.8gと3.9−ビスシアノエチル−2゜4.8.10
−テトラヘキサスピロ−5,5−ウンデカン(以下CT
Uと略称ず)40gおよび液体アンモニア0.2gを2
00m1オートクレーフに仕込み、水素圧25 k、g
/cm”一定、反応温度155゛Cで2時間反応させた
。反応液を取り出し、高速液体クロマトグラフィーで主
生成物の3,9−ビスアミノプロピル−2,4,8,1
0−テI−ラオキソスピロー5,5−ウンデカン(以下
A T [Jと略称す)および未反応のCTUを定量し
た。CTUの転化率は99.8%、ATUの収率は95
°6であった。
比較例 3 比較例1で得たインゴット法ラネーコバルト触媒の0,
8gを用い、実施例3と全く同じ条件でCTUの還元反
応をおこなった。CTUの転[ヒ率は88%、ATUの
収率は75%であった。
実施例 4 実施例2で得た溶融噴霧法ラネーコノくルト触媒0.8
gを用い、実施例3と全く同じ条件でCTUの還元反応
をおこなった。CTUの転(ヒ率は91q=、Aruの
収率は82%であった。
比較例 4 比較例2で得たインゴット法ラネーコバルト触媒の0.
8gを用い、実施例3と全く同じ条件でCTUの還元反
応をおこなった。CTUの転化率は82″ら、ATUの
収率は58″′6であった。
L引へ丸l 実施例からも明らかなように溶融噴霧法とインゴット法
のラネーコバルト触媒は、ニトリルの水素化反応におい
て活性および選択性において差異があり、溶融噴霧法の
ラネーコバルト触媒が優れている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ニトリル類を水素還元して一級アミンを得るに際し
    、コバルトとアルミニウムを必須成分とする混合溶融物
    を噴霧して得られるラネー合金粉末をアルカリで処理し
    た触媒を使用することを特徴とするニトリル類の還元方
    法。 2、混合溶融物がコバルトとアルミニウムの他に第3成
    分としてマンガン、モリブデン、鉄および鉛から選ばれ
    る一種以上の金属を含有するものである特許請求の範囲
    第一項記載の還元方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1209146A1 (de) * 2000-11-16 2002-05-29 Basf Aktiengesellschaft Verfahren zur Hydrierung von Nitrilen zu primären Aminen an Raney-Katalysatoren
JP2017095456A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 南亜塑膠工業股▲ふん▼有限公司 N,n’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンの調製方法
CN115193436A (zh) * 2022-08-22 2022-10-18 山东明化新材料有限公司 一种镍钴金属骨架催化剂、制备方法及其应用

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