JP2008239605A - N,n’−ビス(シアノエチル)−1,2−エチレンジアミン及びn,n’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンの選択的製造 - Google Patents
N,n’−ビス(シアノエチル)−1,2−エチレンジアミン及びn,n’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンの選択的製造 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】N,N’−ビス(シアノエチル)−1,2−エチレンジアミン及びN,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンの製造法の提供。
【解決手段】約2:1のモル比でアクリルニトリル及びエチレンジアミンを反応させ、N,N’−ビス(シアノエチル)−1,2−エチレンジアミン反応生成物を製造する段階、そして当該反応生成物を水素化する段階を含む、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンの製造法に関する。そして改良点が、総反応物質に基づいて、2〜30重量%の水の存在下で、アクリロニトリル及びエチレンジアミンを反応させることを含む、N,N’−ビス(2−シアノエチル)エチレンジアミン及びN,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンに対する反応の選択性を向上させることにある。
【選択図】なし
【解決手段】約2:1のモル比でアクリルニトリル及びエチレンジアミンを反応させ、N,N’−ビス(シアノエチル)−1,2−エチレンジアミン反応生成物を製造する段階、そして当該反応生成物を水素化する段階を含む、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンの製造法に関する。そして改良点が、総反応物質に基づいて、2〜30重量%の水の存在下で、アクリロニトリル及びエチレンジアミンを反応させることを含む、N,N’−ビス(2−シアノエチル)エチレンジアミン及びN,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンに対する反応の選択性を向上させることにある。
【選択図】なし
Description
N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミンは、次の2段階:エチレンジアミン(EDA)をシアノエチル化し、続いてシアノエチル化生成物を対応するアミンに水素化することにより生成されている。無水条件下で、そしてアクリロニトリルをEDAにモル比2:1で添加すると、上記シアノエチル化反応により、モノ−、ジ−及びトリシアノエチル化生成物の混合物が生成する。
ドイツ国特許第2446489号明細書には、2時間にわたり、アクリロニトリルを、酢酸を含むEDAにモル比2:1で添加したことが開示されている。当該生成物を蒸留し、98%の収率でN,N’−ビス(シアノエチル)エチレンジアミンが得られたことが記載されている。しかし、N,N’−ビス(2−シアノエチル)エチレンジアミンの収率を決定するために用いられている解析手法では、モノ−、ジ−及びトリシアノエチレン化エチレンジアミンを含む混合物からこの化合物を区別することができないと本発明者は考えている。さらに、酢酸の腐食性により、商業的にこの方法を使用することが強く妨げられている。
L.G.Duquetteらの「Ind.Eng.Chem.Prod.Res.Dev.」21,632−635,1982には、モル比に基づいた生成物の統計的分布を提供するためのシアノエチル化エチレンジアミンが開示されている。生成物の組成(モノ:ジ)は、モル比により影響を受けるのみであった;滞留時間、温度又は触媒(酢酸)の影響は受けなかった。
ドイツ国特許第2739917号明細書には、アクリロニトリル(1モル)をEDA(1モル)にゆっくりと添加して調製したポリアルキレンポリアミンが開示されている。当該生成物を、NH3の存在下で水素化し、70%のN−(2−アミノエチル)−1,3−プロパンジアミンと、20%のN,N’−エチレンビス(1,3−プロパンジアミン)とを得た。
米国特許第4094802号明細書には、25〜40℃において、5.5モルの水(水の濃度=21重量%)の中で、6モルのアクリルニトリルを1モルのエチレンジアミンに添加して、N,N,N’,N’−テトラキス(2−シアノエチル)エチレンジアミンを調製することが開示されている。当該生成物は、エタノール溶媒中、ラネーニッケル触媒上で水素化された。
英国特許第2067191号明細書には、ペレット化したCo−Zn触媒の存在下でポリニトリルを水素化してポリアミンを調製することが開示されている。ポリニトリル基材は、EDAをアクリロニトリルと反応させて調製されている。
米国特許第5434262号明細書には、例1の中で、3モルのアクリロニトリルを1モルのEDAに3時間にわたり添加して、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−エチレンジアミンを調製することが開示されている。当該生成物は、60%の収率で単離された。エタノール中、ラネー触媒上で、ジニトリル(10g)を水素化した際に、60%の収率で、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミンが得られた。
米国特許第5434262号明細書には、例1の中で、3モルのアクリロニトリルを1モルのEDAに3時間にわたり添加して、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−エチレンジアミンを調製することが開示されている。当該生成物は、60%の収率で単離された。エタノール中、ラネー触媒上で、ジニトリル(10g)を水素化した際に、60%の収率で、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミンが得られた。
米国特許第5750788号明細書には、溶媒としての水(水の濃度は、約68重量%であった)の中で、90分にわたり、5モルのアクリルニトリルを1モルのエチレンジアミンに添加して、N,N,N’,N’−テトラキス(シアノエチル)−1,2−エチレンジアミンを調製することが開示されている。当該生成物は、N−メチルピロリドン(NMP)中で分解され、そしてアンモニアの存在下、Co/Mn/P触媒上、連続反応器中で水素化された。
K.M.Taylorらの「J.Am.Chem.Soc.」1959,81,5333−5335には、水が、t−カルビンアミンのシアノエチル化のための触媒であることが開示されている。
米国特許第6245932号明細書には、触媒としての水の存在下で、アクリロニトリルとビシナルジアミンとを反応させることを含む、置換された脂環式ビシナルジアミンのシアノエチル化が開示されている。
米国特許第6245932号明細書には、触媒としての水の存在下で、アクリロニトリルとビシナルジアミンとを反応させることを含む、置換された脂環式ビシナルジアミンのシアノエチル化が開示されている。
本発明は、N,N’−ビス(2−シアノエチル)−1,2−エチレンジアミンと、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンとを選択的に製造することに向けられている。
ある実施形態では、総反応物質に基づいて、2〜30重量%の水の存在下で、アクリロニトリル及びエチレンジアミンを、1.6〜2.4:1のモル比で反応させることを含む、N,N’−ビス(2−シアノエチル)−1,2−エチレンジアミンを製造する方法が開示されている。
ある実施形態では、総反応物質に基づいて、2〜30重量%の水の存在下で、アクリロニトリル及びエチレンジアミンを、1.6〜2.4:1のモル比で反応させることを含む、N,N’−ビス(2−シアノエチル)−1,2−エチレンジアミンを製造する方法が開示されている。
本発明に従うと、反応混合物に2〜30重量%の水を添加すると、所望のジシアノエチル化生成物の選択性が劇的に増し、モノ−、ビス−及びトリス−生成物分布が、それぞれ、1〜10:80〜95:1〜10の重量%比で生ずる。
本発明のさらなる実施形態として、水素化触媒上で、半回分式条件下でニトリル混合物を水素化することにより、所望のN,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミンが、80重量%超、好ましくは85重量%超の収率で提供される。
本発明のさらなる実施形態として、水素化触媒上で、半回分式条件下でニトリル混合物を水素化することにより、所望のN,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミンが、80重量%超、好ましくは85重量%超の収率で提供される。
半回分式様式において、総反応物質に基づいて2〜30重量%の水の存在下で、アクリロニトリルとエチレンジアミンとを反応させる段階を含む、N,N’−ビス(2−シアノエチル)−1,2−エチレンジアミンを選択的に製造するための方法、すなわち、一定の時間、1.6〜2.4モルのアクリロニトリルを1モルのEDAに添加する方法が規定されている。
総反応物質に基づいて、2〜30重量%の水の存在下で、アクリロニトリルとエチレンジアミンとを反応させて、N,N’−ビス(2−シアノエチル)1,2−エチレンジアミン含有反応混合物を製造する段階、そして水素化触媒上で、半回分式反応において、上記反応混合物を水素化する段階を含む、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンを選択的に製造するための方法がまた提供されている。
実施形態の一つでは、ある間、すなわち半回分式反応の間、上記アクリロニトリルをエチレンジアミンに添加する。別の実施形態では、上記アクリロニトリルとエチレンジアミンとの両方を、別個の流れとして、又は混合物として、混合物に連続的且つ同時に添加する。上記水を、上記反応物質と一緒に混合して添加するか、又は別個に添加するかのどちらかであることができる。
上記各実施形態では、上記アクリロニトリル及びエチレンジアミンが、約1.6〜2.4:1(すなわち、1モルのエチレンジアミンあたり1.6〜2.4モルのアクリルニトリル)、好ましくは1.8〜2.2:1、最も好ましくは約2:1のモル比で、20〜90℃、好ましくは40〜70℃の温度において、そして水、アクリロニトリル及びエチレンジアミンの混合重量に基づいて2〜30重量%の水、好ましくは3〜25重量%、そして特に5〜20重量%の水の存在下において、大気圧又は自己圧力(autogenous pressure)下で反応して、少なくとも80重量%(好ましくは、85重量%)のN,N’−ビス(2−シアノエチル)エチレンジアミンを有する(シアノエチル)エチレンジアミン生成混合物が得られる。
(シアノエチル)エチレンジアミン生成物の混合物を、半回分式反応で水素化して、少なくとも80重量%(好ましくは、少なくとも85重量%)のN,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミンを有する、(3−アミノプロピル)エチレンジアミン生成物の混合物を得る。上記水素化反応では、当業者に周知である様に、6〜110バール(好ましくは20〜90バール、特に30〜70バール)の水素圧、及び70〜150℃(好ましくは100〜130℃)の温度を利用する。上記反応の中で用いられる好適な水素化触媒は、ニトリルをアミンに水素化する、当業界で用いられ且つ周知であるもの(特にラネー金属触媒、例えば、Grace’s Davison divisionに由来するラネーコバルト2724触媒)である。
バッチ反応は、反応物質が生成物に完全に転換するまで、複数の反応物質を共に混合し、そして反応させることを意味する。半回分式反応は、一方の反応物質(この場合には、アクリロニトリル)を、他の反応物質(エチレンジアミン)に、理想としては少なくとも反応が生じる比率で添加する;すなわち、上記反応物質は、添加が完了する時間まで、基本的に生成物に転換することを意味する。上記添加速度が上記反応速度より速い場合には、上記反応を完了させるために、上記添加の終わりのところで、さらなる反応時間が必要となる。
下記の例の中で、次の略称を用いる。
EDA=エチレンジアミン
ACN=アクリロニトリル
CNEDA=N−2−シアノエチル−1,2−エチレンジアミン
BCNEDA=N,N’−ビス(2−シアノエチル)−1,2−エチレンジアミン
TCNEDA=N,N,N’−トリス(2−シアノエチル)−1,2−エチレンジアミン
AEPD=N−(2−アミノエチル)−1,3−プロパンジアミン=N−3−アミノプロピル−1,2−エチレンジアミン
BAPED=N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン
TAPED=N,N,N’−トリス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン
EDA=エチレンジアミン
ACN=アクリロニトリル
CNEDA=N−2−シアノエチル−1,2−エチレンジアミン
BCNEDA=N,N’−ビス(2−シアノエチル)−1,2−エチレンジアミン
TCNEDA=N,N,N’−トリス(2−シアノエチル)−1,2−エチレンジアミン
AEPD=N−(2−アミノエチル)−1,3−プロパンジアミン=N−3−アミノプロピル−1,2−エチレンジアミン
BAPED=N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン
TAPED=N,N,N’−トリス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン
エチレンジアミン(EDA)のシアノエチル化
例1
機械的なスターラー、冷却器、窒素インレット及び供給インレットを備えている100mLのガラス反応器を、18.4g(0.31モル)のEDAで充填した。上記反応器を、窒素で数分間パージし、次いで、攪拌器を作動させ、そして上記反応器が50℃になるまで加熱した。温度が50℃に達したら、32.43g(0.61モル)のアクリルニトリル(ACN)を、2時間にわたって、上記反応器に供給した。添加が完了したら、当該反応混合物を冷却し、そしてガスクロマトグラフィー(GC)により分析した。結果を、表1中に示す。
例1
機械的なスターラー、冷却器、窒素インレット及び供給インレットを備えている100mLのガラス反応器を、18.4g(0.31モル)のEDAで充填した。上記反応器を、窒素で数分間パージし、次いで、攪拌器を作動させ、そして上記反応器が50℃になるまで加熱した。温度が50℃に達したら、32.43g(0.61モル)のアクリルニトリル(ACN)を、2時間にわたって、上記反応器に供給した。添加が完了したら、当該反応混合物を冷却し、そしてガスクロマトグラフィー(GC)により分析した。結果を、表1中に示す。
例2〜5
例1の手順を、表1中に示した投入量及び反応温度で繰り返した。
例1の手順を、表1中に示した投入量及び反応温度で繰り返した。
例6
1.8LのMettler−Toledo RC1製反応器を、430g(7.2モル)のEDA及び62g(3.4モル)のH2Oで充填した。攪拌器を作動させ、反応器を窒素でパージし、次いで70℃まで加熱した。当該反応混合物が、所望の温度に到達したら、4時間にわたり、759g(14.3モル)のACNを上記反応器にポンピングした。ACNの添加が完了したら、当該反応混合物を、70℃で0.5時間攪拌した。上記反応器を室温まで冷却し、そして生成物を排出した。表1中の、GCによる当該生成物の分析(水を含まない条件)により、それが2.45%のCNEDA、90.31%のBCNEDA、及び5.92%のTCNEDAを含むことが示された。
1.8LのMettler−Toledo RC1製反応器を、430g(7.2モル)のEDA及び62g(3.4モル)のH2Oで充填した。攪拌器を作動させ、反応器を窒素でパージし、次いで70℃まで加熱した。当該反応混合物が、所望の温度に到達したら、4時間にわたり、759g(14.3モル)のACNを上記反応器にポンピングした。ACNの添加が完了したら、当該反応混合物を、70℃で0.5時間攪拌した。上記反応器を室温まで冷却し、そして生成物を排出した。表1中の、GCによる当該生成物の分析(水を含まない条件)により、それが2.45%のCNEDA、90.31%のBCNEDA、及び5.92%のTCNEDAを含むことが示された。
例7
2ガロンのParr製反応器を、1522g(25.3モル)のEDA及び211g(1.7モル)のH2Oで充填した。攪拌器を作動させ、上記反応器を窒素でパージし、次いで70℃まで加熱した。当該反応混合物が所望の温度に到達したら、4時間にわたり、2688g(50.6モル)のACNを上記反応器にポンピングした。上記反応器を、室温まで冷却し、そして生成物を排出した。表1中の、GCによる当該生成物の分析(水を含まない条件)により、それが4.63%のCNEDA、90.01%のBCNEDA、及び5.02%のTCNEDAを含むことが示された。
2ガロンのParr製反応器を、1522g(25.3モル)のEDA及び211g(1.7モル)のH2Oで充填した。攪拌器を作動させ、上記反応器を窒素でパージし、次いで70℃まで加熱した。当該反応混合物が所望の温度に到達したら、4時間にわたり、2688g(50.6モル)のACNを上記反応器にポンピングした。上記反応器を、室温まで冷却し、そして生成物を排出した。表1中の、GCによる当該生成物の分析(水を含まない条件)により、それが4.63%のCNEDA、90.01%のBCNEDA、及び5.02%のTCNEDAを含むことが示された。
例8(対照)
例6の方法を、397.7g(6.6モル)のEDA及び703.9g(13.3モル)のACNを用いて繰り返した。水は、当該反応混合物に添加しなかった。GCによる生成物の分析により、水を含まない条件に基づいて、12.25%のCNEDA、75.04%のBCNEDA及び12.30%のTCNEDAを含むことが示された。
例6の方法を、397.7g(6.6モル)のEDA及び703.9g(13.3モル)のACNを用いて繰り返した。水は、当該反応混合物に添加しなかった。GCによる生成物の分析により、水を含まない条件に基づいて、12.25%のCNEDA、75.04%のBCNEDA及び12.30%のTCNEDAを含むことが示された。
例1〜8により、シアノエチル化反応に水を添加すると、ジシアノエチル化生成物の選択性が高くなることが示された。
例9
例6中で記載した装置を用いた。反応器は、250gのニトリル混合物(無水条件に対して、90.9%のBCNEDA、1.1%のCNEDA及び5.1%のTCNEDAを含む)の初期充填物を含んでいた。この混合物は、約5重量%のH2Oを含んでいた。攪拌器を動かし、窒素で反応器をパージし、次いで、70℃まで加熱した。EDA379.1g(6.3モル)及びACN670.4g(12.6モル)を、4時間にわたり、別個の供給ポンプから同時にポンピングした。添加が完了したら、当該混合物を室温まで冷却した。表2中の、GCによる当該生成物の分析(水を含まない条件)により、8.1%のCNEDA、68.8%のBCNEDA及び30.5%のTCNEDAを含むことが示された。反応の最後のところで、粗生成物中のH2Oの濃度は、約1重量%だった。容器内残液からの寄与を差し引くと、当該組成物は、水を含まない条件に基づいて、約10%のCNEDA、64%のBCNEDA及び24%のTCNEDAとなるであろう。
例6中で記載した装置を用いた。反応器は、250gのニトリル混合物(無水条件に対して、90.9%のBCNEDA、1.1%のCNEDA及び5.1%のTCNEDAを含む)の初期充填物を含んでいた。この混合物は、約5重量%のH2Oを含んでいた。攪拌器を動かし、窒素で反応器をパージし、次いで、70℃まで加熱した。EDA379.1g(6.3モル)及びACN670.4g(12.6モル)を、4時間にわたり、別個の供給ポンプから同時にポンピングした。添加が完了したら、当該混合物を室温まで冷却した。表2中の、GCによる当該生成物の分析(水を含まない条件)により、8.1%のCNEDA、68.8%のBCNEDA及び30.5%のTCNEDAを含むことが示された。反応の最後のところで、粗生成物中のH2Oの濃度は、約1重量%だった。容器内残液からの寄与を差し引くと、当該組成物は、水を含まない条件に基づいて、約10%のCNEDA、64%のBCNEDA及び24%のTCNEDAとなるであろう。
例10
上記反応由来の生成物を、容器内残液(250g)として充填し、そして当該実験を、正確に同一の条件下で繰り返した。表2中で示すように、この反応に由来する生成物は、水を含まない条件に基づいて、GCによる測定として、10.3%のCNEDA、57.8%のBCNEDA及び24.2%のTCNEDAを含んでいた。H2O含有率は、約0.2重量%だった。
上記反応由来の生成物を、容器内残液(250g)として充填し、そして当該実験を、正確に同一の条件下で繰り返した。表2中で示すように、この反応に由来する生成物は、水を含まない条件に基づいて、GCによる測定として、10.3%のCNEDA、57.8%のBCNEDA及び24.2%のTCNEDAを含んでいた。H2O含有率は、約0.2重量%だった。
例11
H2OをEDA充填物に添加することを除き、例9の手順を続けた。当該反応器は、250gのニトリル混合物(無水条件に対して、90.9%のBCNEDA、1.1%のCNEDA及び5.1%のTCNEDAを含む)の初期充填物を含んでいた。この混合物は、約5重量%のH2Oを含んでいた。攪拌器を作動させ、窒素で反応器をパージし、次いで、70℃まで加熱した。52.6g(2.9モル)の水を、364.9gのEDAに混合した(総計=417.5g;6.1モルのEDA)。4時間にわたり、上記反応器の中に、この混合物をポンピングした。同時に、4時間にわたり、別個の供給ポンプを用いて、643.6gのACN(12.1モル)を上記反応器にポンピングした。添加が完了したら、当該混合物を室温まで冷却した。表2中の、GCによる当該生成物の分析(水を含まない条件)により、当該組成が、6.1%のCNEDA、79.8%のBCNEDA及び12.1%のTCNEDAであったことが示された。容器内残液に由来する寄与を差し引くと、上記組成は、約7%のCNEDA、77%のBCNEDA及び14%のTCNEDAとなるであろう。含水率は、総混合物の5重量%だった。
H2OをEDA充填物に添加することを除き、例9の手順を続けた。当該反応器は、250gのニトリル混合物(無水条件に対して、90.9%のBCNEDA、1.1%のCNEDA及び5.1%のTCNEDAを含む)の初期充填物を含んでいた。この混合物は、約5重量%のH2Oを含んでいた。攪拌器を作動させ、窒素で反応器をパージし、次いで、70℃まで加熱した。52.6g(2.9モル)の水を、364.9gのEDAに混合した(総計=417.5g;6.1モルのEDA)。4時間にわたり、上記反応器の中に、この混合物をポンピングした。同時に、4時間にわたり、別個の供給ポンプを用いて、643.6gのACN(12.1モル)を上記反応器にポンピングした。添加が完了したら、当該混合物を室温まで冷却した。表2中の、GCによる当該生成物の分析(水を含まない条件)により、当該組成が、6.1%のCNEDA、79.8%のBCNEDA及び12.1%のTCNEDAであったことが示された。容器内残液に由来する寄与を差し引くと、上記組成は、約7%のCNEDA、77%のBCNEDA及び14%のTCNEDAとなるであろう。含水率は、総混合物の5重量%だった。
例12
上記反応器に、最初に125g(6.9モル)のH2Oを充填し、そしてニトリル混合物の初期充填がないことを除いて、例9の手順に従った。攪拌器を作動させ、窒素で上記反応器をパージし、次いで、62℃まで加熱した。4時間にわたり、別個のポンプから、EDA379.9g(6.3モル)及びACN670.4g(12.6モル)を、上記反応器に同時に供給した。添加開始から0.5時間以内に、温度を70℃に上昇させ、そして残りの反応の間、70℃に保った。添加が完了したら、当該反応混合物を冷却し、そして生成物を取り出し、そしてGCで分析した。表2中で示すように、当該生成物は、3.1%のCNEDA、89.3%のBCNEDA及び6.4%のTCNEDAを含んでいた(無水条件)。含水率は、総混合物の10.6重量%であった。
上記反応器に、最初に125g(6.9モル)のH2Oを充填し、そしてニトリル混合物の初期充填がないことを除いて、例9の手順に従った。攪拌器を作動させ、窒素で上記反応器をパージし、次いで、62℃まで加熱した。4時間にわたり、別個のポンプから、EDA379.9g(6.3モル)及びACN670.4g(12.6モル)を、上記反応器に同時に供給した。添加開始から0.5時間以内に、温度を70℃に上昇させ、そして残りの反応の間、70℃に保った。添加が完了したら、当該反応混合物を冷却し、そして生成物を取り出し、そしてGCで分析した。表2中で示すように、当該生成物は、3.1%のCNEDA、89.3%のBCNEDA及び6.4%のTCNEDAを含んでいた(無水条件)。含水率は、総混合物の10.6重量%であった。
例9〜12は、水をシアノエチル化反応に添加する場合、EDAとACNとを、反応器に同時に添加する別の反応様式下において、ジシアノエチル化生成物の選択性が増すことを示している。水を、容器内残液として上記反応器に充填するか、又は当該水をEDAと混合することができる。
シアノエチル化エチレンジアミンの水素化
他に指示がない限りは、水素化例13〜17に用いられたシアノエチル化エチレンジアミン混合物の組成は、6.83%のCNEDA、86.79%のBCNEDA及び6.00%のTCNEDAであった。
他に指示がない限りは、水素化例13〜17に用いられたシアノエチル化エチレンジアミン混合物の組成は、6.83%のCNEDA、86.79%のBCNEDA及び6.00%のTCNEDAであった。
例13
NH 3 存在下のバッチ水素化
この反応に、1.8LのMettler−Toledo RC1製反応器を用いた。当該反応器を、1000mLのシアノエチル化エチレンジアミン混合物、及び15gのラネー(商標)コバルト2724触媒で充填した。攪拌器を1000rpmで作動させ、そして窒素で上記反応器をパージした。アンモニア100gを、上記反応器の内に供給した。上記反応器を、水素を用いて27.5バールまで加圧し、そして混合物を75℃まで加熱した。4.5時間後に、温度を80℃まで上昇させた。水素の取り込みが終わるまで、反応器をこれらの条件下に維持した。反応混合物を冷却し、次いで、反応器を排出させ、そして窒素でパージした。当該生成物を取り出し、ろ過し、そしてGCにより分析した。この反応による生成物は、溶媒を含まない条件に基づいて、9.27%のAEPD、65.70%のBAPED及び3.56%のTAPEDを含んでいた。
NH 3 存在下のバッチ水素化
この反応に、1.8LのMettler−Toledo RC1製反応器を用いた。当該反応器を、1000mLのシアノエチル化エチレンジアミン混合物、及び15gのラネー(商標)コバルト2724触媒で充填した。攪拌器を1000rpmで作動させ、そして窒素で上記反応器をパージした。アンモニア100gを、上記反応器の内に供給した。上記反応器を、水素を用いて27.5バールまで加圧し、そして混合物を75℃まで加熱した。4.5時間後に、温度を80℃まで上昇させた。水素の取り込みが終わるまで、反応器をこれらの条件下に維持した。反応混合物を冷却し、次いで、反応器を排出させ、そして窒素でパージした。当該生成物を取り出し、ろ過し、そしてGCにより分析した。この反応による生成物は、溶媒を含まない条件に基づいて、9.27%のAEPD、65.70%のBAPED及び3.56%のTAPEDを含んでいた。
例14
LiOHにより変性した触媒上のバッチ水素化
この反応に、例13に記載される装置を用いた。710mLのシアノエチル化エチレンジアミン混合物、8.9gのラネー(商標)コバルト2724触媒及び0.7gのLiOH.H2O(6.9gの水中)で、上記反応器を充填した。攪拌器を動かし、そして窒素で上記反応器をパージし、次いで、水素でパージした。上記反応器を、水素を用いて27.5バールまで加圧し、次いで、70℃まで加熱した。335Lの水素を消費したら、温度を80℃まで上昇させた。水素の取り込みが終わるまで、これらの条件下に上記反応器を維持した。当該反応混合物を冷却し、次いで、上記反応器をガス抜きし、そして窒素でパージした。当該生成物を取り出し、ろ過し、そしてGCにより分析した。この反応による当該生成物は、水を含まない条件に基づいて、8.25%のAEPD、76.62%のBAPED及び4.93%のTAPEDを含んでいた。
LiOHにより変性した触媒上のバッチ水素化
この反応に、例13に記載される装置を用いた。710mLのシアノエチル化エチレンジアミン混合物、8.9gのラネー(商標)コバルト2724触媒及び0.7gのLiOH.H2O(6.9gの水中)で、上記反応器を充填した。攪拌器を動かし、そして窒素で上記反応器をパージし、次いで、水素でパージした。上記反応器を、水素を用いて27.5バールまで加圧し、次いで、70℃まで加熱した。335Lの水素を消費したら、温度を80℃まで上昇させた。水素の取り込みが終わるまで、これらの条件下に上記反応器を維持した。当該反応混合物を冷却し、次いで、上記反応器をガス抜きし、そして窒素でパージした。当該生成物を取り出し、ろ過し、そしてGCにより分析した。この反応による当該生成物は、水を含まない条件に基づいて、8.25%のAEPD、76.62%のBAPED及び4.93%のTAPEDを含んでいた。
例15
イソプロパノール溶媒中での半回分式水素化
例7のシアノエチル化エチレンジアミンを、2ガロンのParr製反応器で水素化した。600gのイソプロパノール及び60gのラネー(商標)コバルト2724触媒で上記反応器を充填した。上記反応器を、窒素でパージし、次いで水素でパージした。攪拌器速度を、1000rpmにセットし、そして上記反応器を水素加圧下で、120℃まで加熱した。温度が120℃に到達したら、圧力を800psigまで高めた。4時間にわたり、シアノエチル化エチレンジアミン生成物4400gを、触媒及び溶媒の混合物に添加した。添加の終了のところで、当該反応混合物を冷却し、次いで上記反応器をガス抜きし、そして窒素でパージした。上記生成物を、上記反応器から排出し、そしてろ過した。GCにより当該生成物を分析したところ、溶媒を含まない条件に基づいて、当該生成物は、3.71%のAEPD、87.19%のBAPED及び4.62%のTAPEDを含むことが示された。
イソプロパノール溶媒中での半回分式水素化
例7のシアノエチル化エチレンジアミンを、2ガロンのParr製反応器で水素化した。600gのイソプロパノール及び60gのラネー(商標)コバルト2724触媒で上記反応器を充填した。上記反応器を、窒素でパージし、次いで水素でパージした。攪拌器速度を、1000rpmにセットし、そして上記反応器を水素加圧下で、120℃まで加熱した。温度が120℃に到達したら、圧力を800psigまで高めた。4時間にわたり、シアノエチル化エチレンジアミン生成物4400gを、触媒及び溶媒の混合物に添加した。添加の終了のところで、当該反応混合物を冷却し、次いで上記反応器をガス抜きし、そして窒素でパージした。上記生成物を、上記反応器から排出し、そしてろ過した。GCにより当該生成物を分析したところ、溶媒を含まない条件に基づいて、当該生成物は、3.71%のAEPD、87.19%のBAPED及び4.62%のTAPEDを含むことが示された。
例16
LiOHにより変性した触媒を用いた、イソプロパノール溶媒中の半回分式水素化
この反応に、例13に記載される反応器を用いた。298mLのイソプロパノール、10.07gのラネー(商標)コバルト2724触媒及び10gのH2Oで上記反応器を充填した。22.83gのH2O中に、2.25gのLiOH.H2O(0.06モル)を含む溶液を添加した。上記反応器を密封し、そして窒素でパージし、次いで水素でパージし、そして水素を用いて35バールまで加圧した。当該反応混合物を120℃まで加熱し、次いで水素圧を55バールまで高めた。水素化反応器に、4時間にわたり、4.37%のCNEDA、88.92%のBCNEDA及び4.38%のTCNEDAを含むシアノエチル化エチレンジアミン1004gを添加した。
LiOHにより変性した触媒を用いた、イソプロパノール溶媒中の半回分式水素化
この反応に、例13に記載される反応器を用いた。298mLのイソプロパノール、10.07gのラネー(商標)コバルト2724触媒及び10gのH2Oで上記反応器を充填した。22.83gのH2O中に、2.25gのLiOH.H2O(0.06モル)を含む溶液を添加した。上記反応器を密封し、そして窒素でパージし、次いで水素でパージし、そして水素を用いて35バールまで加圧した。当該反応混合物を120℃まで加熱し、次いで水素圧を55バールまで高めた。水素化反応器に、4時間にわたり、4.37%のCNEDA、88.92%のBCNEDA及び4.38%のTCNEDAを含むシアノエチル化エチレンジアミン1004gを添加した。
添加が完了した10分後に、当該反応を停止させた。上記反応器を冷却し、ガス抜きし、そして窒素でパージした。当該生成物を、70℃で内部フィルターを通して排出した。上記触媒及び297gの上記生成物を、上記反応器内に置いた。GCにより当該生成物を分析したところ、当該組成が溶媒を含まない条件に基づいて、4.16%のAEPD、87.28%のBAPED及び6.17%のTAPEDであったことが示された。
例17
容器内残液としての反応生成物及びLiOHにより変性した触媒を用いた半回分式水素化
この例において、例16に由来する生成物297gを、この例において容器内残液(heel)として用いた。例16で用いたのと同一の触媒をまた用いた。反応器を、窒素及び水素でパージし、次いで水素で35バールまで加圧した。当該反応混合物を120℃まで加熱し、次いで上記反応器を、水素を用いて55バールまで加圧した。例16の中で用いたシアノエチル化ジアミン999.8gを、4時間にわたり充填した。添加完了5分後に、当該反応を停止させた。上記反応器を冷却し、ガス抜きし、そして窒素でパージした。当該生成物を、内部フィルターを通して排出した。当該生成物のGC分析により、当該組成は、溶媒を含まない条件に基づいて、3.96%のAEPD、87.94%のBAPED及び5.97%のTAPEDであったことが示された。
例13〜17は、シアノエチル化したEDA混合物を水素化するために好適な種々の水素化条件を示している。
容器内残液としての反応生成物及びLiOHにより変性した触媒を用いた半回分式水素化
この例において、例16に由来する生成物297gを、この例において容器内残液(heel)として用いた。例16で用いたのと同一の触媒をまた用いた。反応器を、窒素及び水素でパージし、次いで水素で35バールまで加圧した。当該反応混合物を120℃まで加熱し、次いで上記反応器を、水素を用いて55バールまで加圧した。例16の中で用いたシアノエチル化ジアミン999.8gを、4時間にわたり充填した。添加完了5分後に、当該反応を停止させた。上記反応器を冷却し、ガス抜きし、そして窒素でパージした。当該生成物を、内部フィルターを通して排出した。当該生成物のGC分析により、当該組成は、溶媒を含まない条件に基づいて、3.96%のAEPD、87.94%のBAPED及び5.97%のTAPEDであったことが示された。
例13〜17は、シアノエチル化したEDA混合物を水素化するために好適な種々の水素化条件を示している。
Claims (18)
- アクリルニトリル及びエチレンジアミンを、1.6〜2.4:1のモル比で反応させる段階を含む、N,N’−ビス(2−シアノエチル)エチレンジアミンの製造方法であって、
改良点が、総反応物質に基づいて、2〜30重量%の水の存在下で、アクリロニトリル及びエチレンジアミンを反応させることを含む、N,N’−ビス(2−シアノエチル)エチレンジアミンに対する反応の選択性を向上させることにある前記製造方法。 - 前記アクリロニトリル及びエチレンジアミンのモル比が、1.8〜2.2:1である、請求項1に記載の方法。
- 前記アクリロニトリル及びエチレンジアミンのモル比が、約2:1である、請求項1に記載の方法。
- 前記アクリロニトリル及びエチレンジアミンを、前記反応に同時且つ連続的に添加する、請求項1に記載の方法。
- 前記反応に、前記アクリロニトリルを連続的に添加する、請求項1に記載の方法。
- 前記反応を20〜90℃の温度で実施する、請求項1に記載の方法。
- 前記水が3〜25重量%で存在する、請求項2に記載の方法。
- 前記水が3〜25重量%で存在する、請求項3に記載の方法。
- 前記水が、5〜20重量%で存在する、請求項2に記載の方法。
- 前記水が、5〜20重量%で存在する、請求項3に記載の方法。
- アクリルニトリル及びエチレンジアミンを、約2:1のモル比で反応させる段階を含む、N,N’−ビス(2−シアノエチル)エチレンジアミンの製造方法であって、
改良点が、総反応物質に基づいて、5〜20重量%の水の存在下で、20〜90℃の反応温度において、アクリロニトリル及びエチレンジアミンを反応させることを含む、N,N’−ビス(2−シアノエチル)エチレンジアミンに対する反応の選択性を向上させることにある前記製造方法。 - アクリルニトリル及びエチレンジアミンを、1.6〜2.4:1のモル比で反応させ、N,N’−ビス(シアノエチル)−1,2−エチレンジアミン反応生成物を製造する段階、そして
当該反応生成物を水素化する段階を含む、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンの製造方法であって、
改良点が、総反応物質に基づいて、2〜30重量%の水の存在下で、アクリロニトリル及びエチレンジアミンを反応させることを含む、N,N’−ビス(2−シアノエチル)エチレンジアミン及びN,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミンに対する反応の選択性を向上させることにある前記製造方法。 - 前記アクリロニトリル及びエチレンジアミンのモル比が、約2:1である、請求項12に記載の方法。
- 前記アクリロニトリル及びエチレンジアミンを、前記反応に同時且つ連続的に添加する、請求項12に記載の方法。
- 前記反応に、前記アクリロニトリルを連続的に添加する、請求項12に記載の方法。
- シアノエチル化反応を、20〜90℃の温度で実施する、請求項12に記載の方法。
- 水素化反応を、7〜110バールの水素圧及び70〜150℃の温度において実施する、請求項12に記載の方法。
- 前記水素化反応がラネー金属触媒を含む、請求項17に記載の方法。
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