JP5913582B2 - アルキルジアミンの製造方法 - Google Patents

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Description

関連する出願への相互参照
本願は、2011年6月13日に出願された米国仮特許出願第61/496,135号からの優先権を主張する。米国仮特許出願第61/496,135号の全体を引用により本明細書に援用する。
背景
本発明は、概して、高純度アルキルジアミン化合物の製造方法に関する。
アルキルジアミンは、多くの最終用途製品、例えば医薬品、染料、化粧品、及び農業用資材などの合成における中間体としての用途が見出された化合物である。これらの製品の多くは人間により使用又は消費されるため、かかる製品の製造業者は、アルキルジアミンが高純度のものであることを要求する。しかしながら、アルキルジアミンを製造するための公知の方法は、所望のレベルの純度を与えないか、あるいは、煩雑又は複雑すぎて商業スケールでは費用効率的でない。
例えば、2−メチル−1,2−ジアミノプロパン(MDP)は、非常に厳しい純度要件が課された医薬中間体である。高純度物質を製造するための典型的な方法は、独特の高価な試薬の使用のために往々にして非常に費用がかかり、往々にして工業設備で製造することができない。最終用途の医薬品の製造業者にとっていくらかの不純物は特に問題である。特に懸念される点は、還元工程中に従来形成された第2級アミン不純物(N−メチル−MDP)の存在である。というのは、この不純物は通常の蒸留方法では除去するのが非常に困難であるからである。
本発明により解決される問題は、高純度アルキルジアミン、例えばMDPなどを製造するための商業的に実行可能な方法の提供である。
ニトロアミンの還元によりアルキルジアミンを製造する場合に、アルキルアミン化合物の存在下で還元を実施することによって、純度が向上した生成物が得られることを見出した。都合良いことに、当該方法は、単純で、商業的に実施可能であり、厳しい純度要件が課される用途で使用するのに適するアルキルジアミン化合物を容易に製造することができる。
すなわち、一実施形態において、式I:
Figure 0005913582
(式中、nは1〜5の整数であり;R及びRは、独立に、H又はC−Cアルキルであるか、あるいは、RとRは、それらが結合している炭素と一緒になってC−C12シクロアルキルを形成しており;R及びRは、それぞれ独立に、H又はC−Cアルキルである)
のジアミン化合物の製造方法であって、対応するニトロアミン化合物を還元することを含み、当該還元が式II:
Figure 0005913582
(式中、RはH又はC−Cアルキルであり、RはC−Cアルキルである)
のアルキルアミン化合物の存在下で実施される、式Iのジアミン化合物の製造方法が提供される。
別の実施形態において、水素ガス、水素化触媒及びn−プロピルアミンの存在下で2−ニトロ−2−メチル−1−プロピルアミンを水素化することを含む、2−メチル−1,2−ジアミノプロパンの製造方法が提供される。
さらなる実施形態において、2−メチル−1,2−ジアミノプロパンと0.6質量%未満のそのN−メチル化誘導体を含む組成物が提供される。
特に断らない限り、数値範囲、例えば「2〜10」のような数値範囲は、範囲を規定する数値(例えば、2及び10)を含む。
特に断らない限り、比率、百分率、部などは質量を基準とする。
「アルキル」は、本明細書において、示した数の炭素原子を有する直鎖及び分岐鎖の脂肪族基を包含する。数が示されていない場合(例えば、アリール−アルキル−)、1〜6個のアルキル炭素が意図されている。アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、及びヘキシルが挙げられ、制限がない。特に断らない限り、アルキル基は、必要に応じて、本明細書に記載の合成に適合する1、2又は3個、好ましくは1又は2個、より好ましくは1個の置換基により置換されていてもよい。かかる置換基としては、ニトロ、ハロゲン、カルボン酸(例えばC−C−COOH)、及びC−Cアルケンが挙げられるが、これらに限定されない。特に断らない限り、上記の置換基はそれら自体がさらに置換されていない。いくつかの実施形態において、アルキルは非置換である。
用語「シクロアルキル」は、示した数の環炭素原子を有する飽和した及び部分的に不飽和の環状炭化水素基を意味する。数が特定されていない場合、3〜12個の炭素、好ましくは3〜8個の炭素、より好ましくは3〜7個の炭素が意図される。好ましいシクロアルキル基としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルが挙げられ、制限がない。特に断らない限り、シクロアルキル基は、必要に応じて、本明細書に記載の合成に適合する1、2又は3個、好ましくは1又は2個、より好ましくは1個の置換基により置換されていてもよい。かかる置換基としては、C−Cアルキル、ニトロ、ハロゲン、カルボン酸(例えばC−C−COOH)、及びC−Cアルケンが挙げられるが、これらに限定されない。好ましい置換基はC−Cアルキルである。いくつかの実施形態において、シクロアルキルは非置換であるか、又はC−Cアルキルのみにより置換されている。
本発明において、式Iのアルキルジアミン化合物は、ニトロアミン化合物の還元により製造される。当該還元は、アルキルアミン化合物の存在下で実施される。還元にかけられるニトロアミン化合物は、所望のアルキルジアミンに対応する構造を有するモノニトロモノアミンである。従って、当該ニトロアミンは、下記式:
Figure 0005913582
(式中、nは1〜5の整数であり;R及びRは、独立に、H又はC−Cアルキルであるか、あるいは、RとRは、それらが結合している炭素と一緒になってC−C12シクロアルキルを形成しており;R及びRは、それぞれ独立に、H又はC−Cアルキルである)
により表すことができる。上記式のニトロアミン化合物は、市販されているものであるか、又は、それらは当業者が容易に製造できるものである。例えば、ニトロアミン化合物は、ホルムアルデヒド、アンモニア、及びニトロアルカン/シクロアルカン化合物の反応により製造できる。典型的な合成法は、J.K.N. Jones 及びT. Urbanski, “Reactions of Nitroparaffins. Part II. The Reaction of 2-Nitropropane with Formaldehyde and Ammonia”, J. Chem Soc. 1766 (1949)、及び米国特許第2,408,171号に記載されており、これらの内容は引用により本明細書に援用する。
上記のとおり、本発明において、ニトロアミンの還元はアルキルアミン化合物の存在下で実施される。アルキルアミン化合物は、下記式II:
Figure 0005913582
(式中、RはH又はC−Cアルキルであり、RはC−Cアルキルである)
により表すことができる。本発明のいくつかの実施形態において、RはHである。いくつかの実施形態において、RはHであり、Rはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、又はヘキシルである。いくつかの実施形態において、アルキルアミン化合物はn−プロピルアミンである。式IIのアルキルアミン化合物は市販されているものであるか、あるいは、それらは当業者が容易に製造できるものである。
式IIのアルキルアミン化合物の量は、ニトロアミン化合物の量を基準として1〜10モル%に及ぶことができる。いくつかの実施形態において、この量は1〜3モル%である。
アルキルアミンの存在下でのアルキルジアミンへのニトロアミン化合物の還元は、脂肪族ニトロ基を還元することが可能な任意の試薬を使用して実施することができる。かかる還元剤の例としては、水素化触媒、例えばラネー(Raney)ニッケル、又はコバルト、白金もしくはパラジウム系触媒(元素状で又は酸化物としてCo、Pt又はPd、支持体、例えば炭素有り又は無し)との組み合わせで水素ガス;並びに他の還元剤、例えば金属/酸の組み合わせ、例えば鉄/酢酸など;又は水素化アルミニウム、例えばVITRIDEが挙げられる。好ましい還元剤としては、上記の触媒:ラネーニッケル、白金、又はパラジウムのうちのいずれかとの組み合わせで水素ガスが挙げられる。ニトロ基の水素化のための条件はよく知られており、例えば、約700kPa〜7000kPaの圧力で約30℃〜100℃の温度範囲が典型的であるが、当業者はこれらを容易に調節できる。いくつかの実施形態において、より低い圧力及び/又は温度が好ましい。例えば、いくつかの実施形態において、圧力は4100〜4240kPaであることができる。いくつかの実施形態において、温度は35〜55℃、あるいは、40〜50℃であることができる。
水素と水素化触媒を使用する典型的な方法の具体例では、アルキルアミンと水素化触媒が、高圧反応器、例えばParrオートクレーブに装入される。溶媒、例えばメタノールなどを加えてもよい。反応器を密閉し、水素ガスで加圧する。ニトロアミン化合物(これは溶液、例えば水溶液の形態にあってもよい)を反応器に装入し、反応器の温度を所望のレベルまで上昇させる。反応が起こるのに十分な時間が経過した後、温度及び圧力を下げ、反応器から生成物混合物を取り出す。アルキルジアミン化合物は、当該技術分野でよく知られている方法、例えば蒸留などにより単離することができる。
本発明の方法により形成されるアルキルジアミンは式I:
Figure 0005913582
(式中、nは1〜5の整数であり;R及びRは、独立に、H又はC−Cアルキルであるか、あるいは、RとRは、それらが結合している炭素と一緒になってC−C12シクロアルキルを形成しており;R及びRは、それぞれ独立に、H又はC−Cアルキルである)
の化合物である。
いくつかの実施形態において、式Iのアルキルジアミン(及びその対応するニトロアミン)におけるnは1〜4であるか、あるいは、nは1〜3、あるいは、1〜2、あるいは、1である。
いくつかの実施形態において、式Iのアルキルジアミン(及びその対応するニトロアミン)におけるR及びRは、独立に、C−Cアルキルであるか、あるいは、それらは、独立に、C−Cアルキル、あるいは、独立に、C−Cアルキルである。いくつかの実施形態において、R及びRの両方がメチルである。
いくつかの実施形態において、式Iのアルキルジアミン(及びその対応するニトロアミン)におけるR及びRは、それらが結合している炭素と一緒になって、C−C12シクロアルキル、あるいは、C−Cシクロアルキル、あるいは、C−Cシクロアルキルを形成している。いくつかの実施形態において、R及びRは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロペンチル又はシクロヘキシルを形成している。
いくつかの実施形態において、式Iのアルキルジアミン(及びその対応するニトロアミン)におけるR及びRは、それぞれ独立に、H又はC−Cアルキル、あるいは、H又はC−Cアルキルである。いくつかの実施形態において、R及びRは、全てHである。
いくつかの実施形態において、式Iのアルキルジアミン化合物は、2−メチル−1,2−ジアミノプロパン(対応するニトロアミン化合物は2−ニトロ−2−メチル−1−プロピルアミンである)、1−アミノ−シクロペンタンメタンアミン、1−アミノ−シクロヘキサンメタンアミン、又は2−アミノ−2−メチル−1−アミノブタンである。
本発明の方法は、高純度で式Iのアルキルジアミン化合物を提供する。特に、当該方法において、式IIのアルキルアミン化合物が含まれることによって、式IのジアルキルアミンのN−アルキル化誘導体副生成物を低減した量含む生成物が提供される。このN−アルキル化誘導体副生成物は、通常、所望の生成物から除去するのが困難である。対照的に、上記アルキルアミン又はそのN−アルキル化誘導体は除去するのがかなり容易である。
「高純度」とは、本発明の方法からの生成物が、例えば蒸留などの精製工程にかけられる前に、アルキルジアミン化合物の質量を基準として5質量%未満、あるいは、3質量%未満、あるいは1質量%未満、あるいは、0.6質量%未満、あるいは0.3質量%未満のN−アルキル化誘導体(上記アルキルジアミンの)を含むことを意味する。この量は、例えばガスクロマトグラフィーにより容易に求めることができる。いくつかの実施形態において、生成物は、上記アルキルジアミンのN−アルキル化誘導体を含まない(ガスクロマトグラフィーにより測定した場合)。
好ましい実施形態において、本発明は、0.6質量%未満、あるいは0.3質量%未満のN−アルキル化誘導体、例えばN−メチルMDP(N,2−ジメチルプロパン−1,2−ジアミン)などを含む2−メチル−1,2−ジアミノプロパン(MDP)を提供する。いくつかの実施形態において、本発明は、例えばN−メチルMDPなどのN−アルキル化誘導体を含まないMDPを提供する。
本明細書に記載したように製造されたアルキルジアミン化合物には、例えば医薬化合物の合成における中間体としてなどの様々な用途がある。
本発明の幾つかの実施形態を以下の実施例で詳しく説明する。
実施例1
高純度2−メチル−1,2−ジアミノプロパン
2−ニトロ−2−メチル−1−プロピルアミン。2−ニトロ−2−メチル−1−プロピルアミンは、任意の便利な手段、例えばH.G. Jounsonにより米国特許第2,408,171号に記載された方法などにより製造することができる。例えば、238グラムの2−メチル−2−ニトロ−1−プロパノールをスチール容器に加え、次に、この容器を、任意の手段、例えば固体二酸化炭素による冷却によって、−35℃付近の温度に冷却する。所望の温度に達したら、340グラムの液体アンモニアを加え、容器を密封する。次に、反応容器を、約40℃〜約80℃、好ましくは約65℃の温度に、反応が完了するまで、温度に依存して、約2時間加熱する。次に、アンモニアを反応容器から排出すると、黄色液体として見える2−ニトロ−2−メチル−1−プロピルアミンの水溶液が容器内に残る。
2−メチル−1,2−ジアミノプロパン。300mlのParrオートクレーブに45.2グラムのメタノール、1.9グラムのn−プロピルアミン、および3.1グラムのGraceラネーニッケルを装入した。次に、反応器を密閉し、純粋な水素で4080kPaまで加圧し、600rpmで撹拌した。次に、2−ニトロ−2−メチル−1−プロピルアミンの水溶液(上記のように調製)を約0.8g/分の流量で加圧反応器に圧送した。反応器の温度を周囲温度から52℃まで上昇させ、Parrコントローラによって49〜52℃の温度に調節した。水素圧を、オンデマンドレギュレータにより制御し、反応時間中3944kPa〜4185kPaに維持した。供給が完了したら、装入量21.6グラムのメタノールを、使用したポンプを介して供給し、残留ニトロアミンの筋をなくした。この物質は、反応器にも装入した。メタノールの装入が完了したら、混合物を52℃、4110kPaで20分間維持し、その後、攪拌を停止した。
試料を反応から取り出し、ガスクロマトグラフ(GC)により分析した。GCはメチル不純物を示さなかった。GCによると、MDPは純度79.5%であり、N−メチル−MDPは0.0%であった。不純物として現れたプロピルアミンを補正したところ、MDPは純度87.3%であった。
例2(比較)
従来の方法による2−メチル−1,2−ジアミノプロパン
N−プロピルアミンを反応器に加えなかったこと以外は実質的に同じ条件を使用して実施例1を繰り返した。GCは、生成物MDPが純度84.4%であるが、0.6%のN−メチル−MDPを含むことを示した。
実施例3(予言)
高純度の1−アミノ−シクロペンタンメタンアミン
高純度の1−アミノ−シクロペンタンメタンアミンは、出発ニトロアルカンとしてニトロシクロペンタンに置き換え、重要でない変更を必要に応じて加えた以外は実施例1に記載した手順と実質的に同じ手順を用いて製造することができる。
実施例4(予言)
高純度の1−アミノ−シクロヘキサンメタンアミン
高純度の1−アミノ−シクロヘキサンメタンアミンは、出発ニトロアルカンとしてニトロシクロヘキサンに置き換え、重要でない変更を必要に応じて加えた以外は実施例1に記載した手順と実質的に同じ手順を用いて製造することができる。
実施例5(予言)
高純度の2−アミノ−2−メチル−1−アミノブタン
高純度の2−アミノ−2−メチル−1−アミノブタンは、出発ニトロアルカンとして2−ニトロブタンに置き換え、重要でない変更を必要に応じて加えた以外は実施例1に記載した手順と実質的に同じ手順を用いて製造することができる。
本発明に関連する発明の実施態様の一部を以下に示す。
[態様1]
式I:
Figure 0005913582
(式中、nは1〜5の整数であり;R 及びR は、独立に、H又はC −C アルキルであるか、あるいは、R とR は、それらが結合している炭素と一緒になってC −C 12 シクロアルキルを形成しており;R 及びR は、それぞれ独立に、H又はC −C アルキルである)
のアルキルジアミン化合物の製造方法であって、対応するニトロアミン化合物を還元することを含み、前記還元が式II:
Figure 0005913582
(式中、R はH又はC −C アルキルであり、R はC −C アルキルである)
のアルキルアミン化合物の存在下で実施される、式Iのアルキルジアミン化合物の製造方法。
[態様2]
nが1である、上記態様1に記載の方法。
[態様3]
及びR がHである、上記態様1〜2のいずれか一つに記載の方法。
[態様4]
及びR が、独立に、C −C アルキルである、上記態様1〜3のいずれか一つに記載の方法。
[態様5]
及びR が、それらが結合している炭素と一緒になってC −C シクロアルキルを形成している、上記態様1〜4のいずれか一つに記載の方法。
[態様6]
式Iのアルキルジアミン化合物が、2−メチル−1,2−ジアミノプロパン、1−アミノ−シクロペンタンメタンアミン、1−アミノ−シクロヘキサンメタンアミン、又は2−アミノ−2−メチル−1−アミノブタンである、上記態様1に記載の方法。
[態様7]
がHであり、R がC −C アルキルである、上記態様1〜6のいずれか一つに記載の方法。
[態様8]
式IIのアルキルアミン化合物がn−プロピルアミンである、上記態様1〜7のいずれか一つに記載の方法。
[態様9]
前記還元が、水素化触媒と組み合わせて水素ガスを用いて実施される、上記態様1〜8のいずれか一つに記載の方法。
[態様10]
水素ガス、水素化触媒及びn−プロピルアミンの存在下で、2−ニトロ−2−メチル−1−プロピルアミンを水素化することを含む、2−メチル−1,2−ジアミノプロパンの製造方法。
[態様11]
2−メチル−1,2−ジアミノプロパンと0.6質量%未満のそのN−メチル化誘導体を含む組成物。

Claims (4)

  1. 式I:
    Figure 0005913582
    (式中、nは1〜5の整数であり;R及びRは、独立に、H又はC−Cアルキルであるか、あるいは、RとRは、それらが結合している炭素と一緒になってC−C12シクロアルキルを形成しており;R及びRは、それぞれ独立に、H又はC−Cアルキルである)
    のアルキルジアミン化合物の製造方法であって、対応するニトロアミン化合物
    Figure 0005913582
    (式中、n及びR 〜R は式Iについて定義したとおりである)
    を還元することを含み、前記還元が式II:
    Figure 0005913582
    (式中、RはH又はC−Cアルキルであり、RはC−Cアルキルである)
    のアルキルアミン化合物の存在下で実施される、式Iのアルキルジアミン化合物の製造方法。
  2. 式Iのアルキルジアミン化合物が、2−メチル−1,2−ジアミノプロパン、1−アミノ−シクロペンタンメタンアミン、1−アミノ−シクロヘキサンメタンアミン、又は2−アミノ−2−メチル−1−アミノブタンである、請求項1に記載の方法。
  3. 式IIのアルキルアミン化合物がn−プロピルアミンである、請求項1または2に記載の方法。
  4. 水素ガス、水素化触媒及びn−プロピルアミンの存在下で、2−ニトロ−2−メチル−1−プロピルアミンを水素化することを含む、2−メチル−1,2−ジアミノプロパンの製造方法。
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