JP2017092313A - 半導体製造装置。 - Google Patents

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寛之 脇岡
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Abstract

【課題】基板のうねりを低減する。
【解決手段】本実施形態の半導体製造装置は、基板を支持可能な、第一方向に延伸するレールと、前記レールの下方に配置されるヒートコマと、前記レールの上方に配置される第一クランプ治具と、前記ヒートコマとの間に前記基板を挟み付けることが可能であって、前記第一クランプ治具に設けられ、前記第一方向に交差する第二方向に並んで配置された第一の突起部と第二の突起部と、を有する半導体製造装置であって、前記第一の突起部は、前記第二の突起部より、前記基板の中央部に近い位置を挟み付けることが可能であり、前記第一の突起部の先端と第1クランプ治具の前記ヒートコマ側表面との距離は前記第二の突起部の先端と第1クランプ治具の前記ヒートコマ側表面との距離よりも長い。
【選択図】図3

Description

本実施形態は、半導体製造装置に関する。
半導体製造装置において、基板を押さえつける場合がある。
特開2007−329283号公報 特開平9−80404号公報
基板のうねりを低減する。
本実施形態の半導体製造装置は、基板を支持可能な、第一方向に延伸するレールと、前記レールの下方に配置されるヒートコマと、前記レールの上方に配置される第一クランプ治具と、前記ヒートコマとの間に前記基板を挟み付けることが可能であって、前記第一クランプ治具に設けられ、前記第一方向に交差する第二方向に並んで配置された第一の突起部と第二の突起部と、を有する半導体製造装置であって、前記第一の突起部は、前記第二の突起部より、前記基板の中央部に近い位置を挟み付けることが可能であり、前記第一の突起部の先端と第1クランプ治具の前記ヒートコマ側表面との距離は前記第二の突起部の先端と第1クランプ治具の前記ヒートコマ側表面との距離よりも長い。
第一実施形態に係る半導体製造装置を説明する模式的な平面図。 第一実施形態に係る半導体製造装置を説明する模式的な斜視図。 (A)第一実施形態に係るクランプ治具の全体像を模式的に示した断面図、(B)突起部の拡大像を模式的に示した断面図。 第一実施形態の比較例に係るクランプ治具の全体像を模式的に示した断面図。 第一実施形態の比較例における、クランプ治具が基板を押さえつける工程を説明した模式的な断面図。 第一実施形態のクランプ治具が基板を押さえつける工程を説明した模式的な断面図。 第一実施形態に係るクランプ治具の変形例を説明する模式的な断面図。 第一実施形態に係るクランプ治具の変形例を説明する模式的な断面図。 第一実施形態に係るクランプ治具の変形例を説明する模式的な斜視図。 第二実施形態に係る半導体製造装置を説明する模式的な平面図。 第二実施形態に係る半導体製造装置において、ヒートコマ上面に配置された孔と真空ポンプとの間の接続関係を説明する模式的な断面図。 第二実施形態における、時間と各配管の圧力との関係を示した模式的なグラフ。 第二実施形態に係る半導体製造装置の変形例を説明する模式的な平面図。 第二実施形態の変形例に係る半導体製造装置において、ヒートコマ上面に配置された孔と真空ポンプとの間の接続関係を説明する模式的な断面図。 第二実施形態の変形例に係る半導体製造装置において、ヒートコマ上面に配置された孔と真空ポンプとの間の接続関係を説明する模式的な断面図。 第三実施形態に係る半導体製造装置において、ヒートコマ上面に配置された孔と真空ポンプとの間の接続関係を説明する模式的な断面図。 第三実施形態における、時間と各配管の圧力との関係を示した模式的なグラフ。 第四実施形態に係る半導体製造装置を説明する模式的な斜視図。 第五実施形態に係るクランプ治具の全体像を模式的に示した断面図。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。以下の説明において、略同一の機能及び構成要素については、同一符号を付す。なお、本明細書において、「押し付けられる」、「押さえられる」、「押さえつける」、「接する」、「押下する」、「押さえる」等の二つ以上の物の接触、又は二つ以上の物にお互いに力が及ぶこと、の表現は、直接的でなく間接的に力が加えられる場合を含む。つまり、「突起物が基板に接する」、「突起物が基板を押さえつける」等の表現は、突起物と基板の間に別の物が存在し、突起物又は基板が当該物に接する、ことで、突起物又は基板の他方へ力が加わる場合も含む。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る半導体製造装置5を説明する模式的な平面図である。
半導体製造装置5は、供給部10、搬送部20、排出部30を有する。
供給部10は、基板40を搬送部20に供給する。例えば、供給部10は、複数の基板40を支持しており、基板40を順次、搬送部20に供給する。又は、供給部10は、別の工程のレールであってもよい。つまり、基板40が別の工程のレールから搬送部20に直接供給されてもよい。
搬送部20は、供給された基板40を排出部30に搬送するとともに、その過程において、所定の処理を行う。所定の処理は、例えば、半導体チップ50の基板40へのマウントや、半導体チップ50と基板40との間のワイヤボンディング等を含む。
排出部30には、搬送部20から搬送された基板40が排出される。排出部30は、例えば複数の基板40を支持可能である。または、排出部30は別の工程のレールであってもよい。つまり、基板40が別の工程のレールへと排出されてもよい。排出部30から排出された基板40は、別の半導体製造装置、又は別の半導体製造工程へと運ばれる。
(搬送部20について)
以下、図1及び図2を用いて、搬送部20の詳細についてより詳しく説明する。
図2は、搬送部20を模式的に示した斜視図である。図2において、プレヒートコマ70とヒートコマ80は、他の要素と重なる部分のうち一部は破線で示されている。なお、見易さの便宜のため、プレヒートコマ70とヒートコマ80の全ての部分は必ずしも記載されていない。
搬送部20は、例えば、レール25を有する。レール25は、例えば、上レール部25a及び、下レール部25bを有する。上レール部25a及び25bの間に基板40が支持される。また、レール25の延伸方向をX方向とする。X方向と交差する方向、例えば、直行する方向をY方向とする。なお、上レール部25a及び下レール部25bは一体として配置されてもよいし、どちらか一方でもよい。
基板40は、半導体装置の回路基板やインターポーザーである。また、基板40は図示しない部品が設けられていてもよい。基板40は、例えば、基板40に配置された穴(不図示)に、治具(不図示)が引っかけられ、治具に引っ張られることで、レール25の延伸方向に搬送される。
基板40は、図1に示されるように、例えばY方向に、4個の第一チップ領域45を有する。第一チップ領域45は、後の工程で基板40が分断された際に、例えば一つの半導体装置に対応する領域である。また、基板40は、図1に示されるように、例えばX方向にも複数の第一チップ領域45を有する。なお、一つの基板40が含む第一チップ領域45の個数は任意であって、図1に示された例には限られない。
基板40の下方には、プレヒートコマ70及びヒートコマ80が配置される。プレヒートコマ70及びヒートコマ80は、その上方の基板40を加熱可能である。図1及び図2において、プレヒートコマ70とヒートコマ80は、別の構成として、離れて配置される。なお、プレヒートコマ70とヒートコマ80は、一つの構成として、一体に配置されてもよい。
プレヒートコマ70により、基板40が予め加熱される。予め加熱されることで、ヒートコマ80による基板40の加熱時に、基板40がずれることを避けることができる。つまり、基板40は、後述するように、ヒートコマ80上で加熱されるとともに、クランプ治具100で押さえつけられる。基板40は熱膨張によりずれてしまう可能性がある。そこで、予め基板40がプレヒートコマ70上で加熱されることで、ヒートコマ80の加熱による基板40の熱膨張を小さくすることができる。すると、ヒートコマ80上での熱膨張による基板40のずれを低減することができる。
ヒートコマ80の上方において、基板40は、クランプ治具100a及び100bによって、ヒートコマ80に押さえつけられる。言い換えれば、基板40は、クランプ治具100a及び100bと、ヒートコマ80とに挟まれる。クランプ治具100aは供給部10側に配置され、クランプ治具100bは排出部30側に配置される。クランプ治具100a及び100bは、Y方向に延伸している。なお、以下の説明で、クランプ治具100a及びクランプ治具100bの区別を要しない場合は、単にクランプ治具100と称する。
ヒートコマ80はその上面に孔(図示せず)を有する。その孔は、図示しない真空ポンプに接続される。真空ポンプが吸引することで、基板40は、ヒートコマ80の上面に吸着される。
基板40はクランプ治具100a及び100bに押さえられている間の領域で、ヒートコマ80により加熱される。ヒートコマ80へ押さえつけられている第一チップ領域45に対して、ワイヤボンディング処理がなされる。基板40はヒートコマ80に押さえられているため、ワイヤボンディングを安定して行うことができる。また、ヒートコマ80から供給されている熱を利用して、基板40に対してワイヤボンディングをすることが可能である。そして、図1に示されるように、半導体チップ50と基板40との間にボンディングワイヤ55が形成される。
クランプ治具100が基板40を押さえる動きについてさらに詳細を説明する。なお、クランプ治具100の構造については、図3以降でさらに詳しく説明する。
クランプ治具100は、予め基板40と離れて、基板40の上方に配置される。基板40が所定の位置に搬送されると、クランプ治具100とヒートコマ80は近接する。クランプ治具100とヒートコマ80が近接することで、基板40は、クランプ治具100とヒートコマ80に挟みつけられる。なお、クランプ治具100を下降させることで近接させてもよいし、ヒートコマ80をクランプ治具100側へ持ち上げることで近接させてもよいし、又は両方を動かしてもよい。
なお、図1及び図2では、クランプ治具100は、ヒートコマ80上で基板40を押さえている。また、クランプ治具100は、基板40のY方向の一部を押さえている。つまり、基板40のY方向の長さは、クランプ治具100のY方向の長さよりも長い。クランプ治具100の大きさ及び配置はこれに限られない。例えば、クランプ治具100のY方向の長さは基板40のY方向の長さよりも長くてもよい。また、クランプ治具100は、上方から見て、ヒートコマ80と重ならない、外側の領域に配置されてもよい。すなわち、クランプ治具100は、ヒートコマ80とともに基板40を押さえつけることが可能であれば良い。クランプ治具100は、後述する条件を除いて、任意の大きさ、形状でよい。
図3は、本実施形態のクランプ治具100の詳細を説明する模式的な断面図である。図3(A)は、クランプ治具100の全体図を示す模式的な断面図であり、図3(B)は、クランプ治具100の任意の突起部230を拡大した模式的な断面図である。
クランプ治具100は、本体部200a〜200fと、突起部230a〜230eとを有する。以下の説明で、特に区別を要しない場合は、単に本体部200、突起部230と称する。クランプ治具100は、突起部230の周囲に、ばね部210とピン220を有する。
本体部200a〜200fは、図示しない図3(A)の前又は後ろで接続しており、一体の本体部200を構成する。本体部200a〜200fの間には突起部230a〜230eが配置される。別の見方をすれば、本体部200の開口部205に、突起部230a〜230eが配置される。
Y軸方向において、基板40の中央近くに配置される突起部が突起部230cである。突起部230b及び230dは、突起部230cよりも基板40の外側を押さえつける突起部である。突起部230a及び230eは、さらにその外側を押さえつけることが可能な突起部である。なお、図3の突起部は5つの例が図示されているが、これに限られない。クランプ治具100は、任意の個数の突起部230を有してよい。
突起部230は、その上部が開口部205より大きく形成されており、本体部200に引っかかって配置される。突起部230は、中央の突起部よりもその周囲の突起部が短く設けられている。具体的には、中央の突起部230aより、その外側の突起部230b及び230dは短い。さらに、突起部230b及び230dより、その外側の突起部230a及び230eは短い。
言いかえれば、中央の突起部230aと基板40との距離は、その外側の突起部230b及び230dと基板40との距離より短い。さらに、突起部230b及び230dと基板40との距離は、その外側の突起部230a及び230eと基板40との距離は短い。
さらに、言いかえれば、中央の突起部230aとヒートコマ80との距離は、その外側の突起部230b及び230dとヒートコマ80との距離より短い。さらに、突起部230b及び230dとヒートコマ80との距離は、その外側の突起部230a及び230eとヒートコマ80との距離は短い。
各突起部230は、その周囲にばね部210とピン220が設けられる。突起部230は、例えば基板40を押さえつける際にその反作用として、突起部230に基板40と反対方向、すなわち上方向に力が加えられる。突起部230が上へ力が加えられると、突起部230は本体部200に対して上に押し上げられる。突起部230が上へ押し上げられると、ばね部210はピン220と本体部200の間に挟まれ、ばね部210は縮められる。ばね部210が縮められると、ばね部210はその縮められた長さに応じて、本体部200及びピン220を押しかえす。つまり、ばね部210の反発力で、突起部230は基板40を押さえつける。
クランプ治具100と基板40とが近接し、クランプ治具100が基板40をヒートコマ80へ押さえつける流れを説明する。
まず、一番長い中央の突起部230cが、基板40をヒートコマ80へ押さえつける。次に、その外側の突起部230b及び230dが基板40を押さえつける。その次に、さらにその外側の突起部230a及び230eが基板40を押さえつける。すなわち、クランプ治具100は、中央の突起部230が基板40を押さえつけ、順に外側の突起部230が基板40を押さえつける。
(第一実施形態の効果)
本実施形態のクランプ治具100を用いることで、基板40をヒートコマ80に対して、少ないずれで安定して押さえることが可能である。
図4は、比較例のクランプ治具100’である。本比較例は、突起部230’の長さが、場所によらずほぼ一定である点が、本実施例と異なっている。
図5(A)〜(C)は、比較例のクランプ治具100’で基板40を押さえた場合を模式的に説明する図である。図5(A)は、基板40が搬送され、クランプ治具100とヒートコマ80が近接する前を模式的に示した図である。図5(B)は、クランプ治具100とヒートコマ80が近接をはじめ、クランプ治具100が基板40に接し始めた状態を模式的に示した図である。図5(C)は、クランプ治具100がヒートコマ80へ近接し、基板40がクランプ治具100とヒートコマ80とによって、挟み付けられている状態を模式的に示した図である。
図5(A)に示される通り、基板40は、必ずしもヒートコマ80の上面に対して平らではない。基板40は、例えば、基板40自体の反りに加えて、基板40上に設けられた図示しない部品や、半導体チップ50が貼り付けられることで、反りやうねりを有している。特に、基板40が薄膜化すると、反りやうねりが大きくなる傾向がある。
図5(B)〜図5(C)に示される通り、基板40を、ほぼ均等な長さの突起部230’を有するクランプ治具100’で押さえつけた場合、基板40が各突起部230’とヒートコマ80とに挟みつけられるタイミングは、どの突起部でもほぼ変わらない。図5(B)に示されるように、基板40の中央に生じている基板40の反りやうねりは、十分にクランプ治具100’の外側に逃げることができない。つまり、図5(C)に示される通り、基板40がクランプ治具100とヒートコマ80とに挟みつけられた際に、基板40の中央部に反り、うねり、浮き、しわ等が残る。なお、図5(C)では、実際には、突起部230’は本体部200’の上方に突出した部分を有するが図面ではその記載を省略している。なお、中央部とは、基板40をX方向から見たとき、その中心を含む部分を意味する。基板40をX方向から見たとき、中央部の両側の領域は、基板40の外側と称する。または、中央部は、基板40をX方向から見たとき、基板40の中心を指す意味で用いる場合もある。
基板40の中央部に反りやうねりが生ずると、ヒートコマ上で基板が浮く場合がある。また、ボンディング荷重が安定せずに、ボンディング荷重を基板40に対して正確に与えることができない場合がある。つまり、基板40の中央部に反りやうねりが生ずると、ボンディング不着の原因となる場合がある。また、ワイヤボンディング時に正確にボンディングすることが難しくなり、意図しない場所とのショート不良等の原因となる。
図6(A)〜図6(C)は、本実施形態のクランプ治具100を用いた場合を説明する模式的な図である。図6(A)〜図6(C)は、図5(A)〜図5(C)の図に対応している。
図6(B)に示される通り、本実施形態のクランプ治具100を用いることで、基板40は、各突起部230とヒートコマ80とに中央から外側に向けて順に挟み込まれる。順に外側に挟み込まれることで、基板40に生じていた反りやうねりは中央から外側に順に押し出される。すると、図6(C)に示される通り、クランプ治具100とヒートコマ80で挟み込まれた状態において、基板40に生ずる反り等は低減される。反り等が低減されることで、ワイヤボンディングの不着不良やショート不良が低減される。
さらに、本実施形態によれば、基板40は、ヒートコマ80を挟むように配置されたクランプ治具100a及び100bの両方によって、ヒートコマ80に押さえつけられる。すなわち、ヒートコマ80のY方向の両側の位置で、基板40が挟み付けられる。このようにY方向の2か所で基板40が挟み込まれることで、基板40をより安定して挟み込むことができる。
なお、上述の説明では、図3に示されるように、中央部の突起部230cの長さが一番長いとして説明したが、本実施形態はこれに限られない。すなわち、中央部に近い突起部(例えば、突起部230c)の先端が、外側の突起部(例えば、230a及び230e)よりも、基板40及びヒートコマ80の表面に近く配置されていればよい。
より具体的に説明する。例えば、本体部200の上方の突起部230の長さは任意である。つまり、中央部に配置されている突起部230cにおける本体部200の上方に配置されている長さが、外側に配置されている突起部(例えば230a又は230e)における本体部200の上方に配置されている長さよりも短くても構わない。すなわち、中央部に近く配置されている突起部230cの全長は、外側に配置されている突起部230a又は230eの全長よりも短くなっても構わない。
(第一実施形態の変形例)
図7(A)及び図7(B)は、第一の実施形態の変形例のクランプ治具100を示した模式的な図である。図7(A)に示されるように、中央の突起部230’’のみを長くし、その他の突起部230’’を短くしてもよい。または、図7(B)に示されるように、中央3つの突起部230’’’を長くし、一番外側の突起部230’’’のみを短くしてもよい。
言いかえれば、図7(A)に示されるように、中央の突起部230’’とヒートコマ80との距離は、その他の突起部230’’とヒートコマ80との距離よりも短くしてもよい。または、図7(B)に示されるように、中央3つの突起部230’’’とヒートコマ80との距離を短くし、外側の突起部230’’’とヒートコマ80との距離のみを長くしてもよい。
変形例の場合も、中央部の突起部230を長く、その外周部の突起部230が短いため、前述の第一実施形態と同様の効果を奏する。また、本変形例では突起部230の長さは2種類であるため、部品の種類を減らすことができる。つまり、突起部230の部品交換時のメンテナンスなどが容易になる利点がある。
さらに、クランプ治具100の突起部230は、ばね部210を有していなくともよい。例えば、突起部230がゴム等の弾性材であってもよい。また、図8に示されるように、クランプ治具100の先端部のみが弾性材235であってもよい。すなわち、各突起部230a〜230eは、それぞれその先端部に弾性材235a〜235eを有する。つまり、クランプ治具100が中央から順次、基板40をクランプする構造であれば前述の効果は得られる。
変形例のように、弾性材235をクランプ治具100の先端部に用いることで、クランプ治具100の先端部と基板40との間で、金属同士が擦れる動作を低減することができる。つまり、金属同士が擦れることで生ずる金属汚染やダストの発生を低減することが可能である。さらに、摩耗を低減することができるため、クランプ治具100のメンテナンスが容易になる。また、弾性材235をクランプ治具100の先端に配置する構造は、比較例と同様のクランプ冶具の先端部に樹脂を取り付けるだけで製造が可能なため、クランプ治具100の製造が容易である。つまり、安価にクランプ治具100を用意することができる利点がある。
さらに、クランプ治具100は、任意の本数の突起部230を有していてもよいし、突起部230の間隔は任意である。
さらに、図9のように、クランプ治具100を100aと100bを一体に設けてもよい。つまり二つに分かれている必要はない。
また、ヒートコマ80上でワイヤボンディングされるとして説明したが、本実施形態はこれに限られない。例えば、ヒートコマ80上で、基板40上に半導体チップ50がダイボンディングされるとしてもよい。すなわち、ダイボンディング時も基板40の中央部に反りやうねりが生ずると、ヒートコマ上で基板が浮く場合がある。また、ボンディング荷重が安定せずに、ボンディング荷重を基板40に対して正確に与えることができない場合がある。つまり、基板40の中央部に反りやうねりが生ずると、ボンディング不良の原因となる場合がある。本実施形態のクランプ治具100を用いることで、ダイボンディングの不良も同様に低減することが可能となる。
(第二実施形態)
本実施形態について、図10〜図12を参照して説明する。
本実施形態では、第一実施形態と、ヒートコマ80の上面に配置される孔105が配置され、さらにその孔105を介した基板40の吸引力に、孔の位置毎に差を設けていることが第一実施形態と異なる。
図10は、第二実施形態に係るヒートコマ80の上方から見た模式的な平面図である。なお、基板40下方の、ヒートコマ80及びヒートコマ80の上面に配置される孔105は、波線で図示される。
図10に示される通り、ヒートコマ80の上面は、第一領域85a〜85eに分かれている。第一領域85cがY方向で一番中央の領域であり、第一領域85b及び85dがその両側の領域であり、第一領域85a及び85eはさらにその外側の領域である。
第一領域85a〜85eには、それぞれ孔105a〜105eが配置される。孔105a〜105eは、後述するように配管を介して真空ポンプ(図示せず)に接続される。そして、真空ポンプに吸引されることで、孔105a〜105e及びそこに接続された配管は減圧され、陰圧となる。つまり、ヒートコマ80はその上面に配置された孔105を介して、基板40を吸着することが可能である。
図11は、孔105、真空ポンプ300、配管310、バルブ320の接続を示した模式的な図である。
孔105a及び孔105eは、配管310cに接続する。孔105b及び105dは、配管310bに接続する。孔105cは、配管310aに接続する。配管310cは、バルブ320bを介して、配管310bに接続する。配管310bは、バルブ320aを介して、配管310aに接続する。配管310aは真空ポンプ300に接続する。
バルブ320aの開口度を調整することで、配管310a及び310bとの間の圧力の下がり方に時間差を設けることができる。同様に、バルブ320bの開口度を調整することで、配管310b及び310cとの間の圧力の下がり方に時間差を設けることができる。
図12は、各配管310の圧力と時間の関係を模式的に示したグラフである。図12に示されるように、所定の圧力aに対して、配管310aの圧力が最初に到達する。そして、配管310bの圧力が次に到達し、配管310cの圧力は一番遅く到達する。
つまり、ヒートコマ80の上面の孔は、中央部の孔105cが一番早く吸引し、次にその外側の孔105b及び105dが時間的に遅れて吸引し、最後に一番外側の孔105a及び105eが吸引する。
別の言い方をすれば、吸引開始時に、孔105cを介した基板40に対する吸引力が、孔105b及び105dを介した吸引力よりも早く大きくなり、孔105b及び105dを介した吸引力が、孔105a及び105eを介した吸引力よりも早く大きくなる。さらに、別の言い方をすれば、第一領域85cにおいて、最も早く基板40が吸着され、次に第一領域85b及び85dにおいて基板40が吸着され、最後に第一領域85a及び85eにおいて、基板40が吸着される。
なお、孔105b及び105dの吸引のタイミングは同時でもよいし、ずれていても構わない。同様に、孔105a及び105eの吸引のタイミングも同様である。
このように、ヒートコマ80の上面の吸着に時間差を設けることで、中央から順番に基板40はヒートコマ80に吸着される。すなわち、基板40に生じる反りやうねりなどを、中央から外側に逃がすことが可能である。つまり、第一実施形態と同様に、基板40のずれ等を低減することができる。
(第二実施形態の変形例)
第二実施形態は、第一実施形態のクランプ治具100と組み合わせることができることに加え、第一実施形態の比較例のクランプ治具100’と組み合わせることができる。クランプ治具100の改造を要しないことで、クランプ治具100’と組み合わせた場合は安価に実現できる利点がある。
なお、基板40がヒートコマ80の上面に吸着されるタイミングと、基板40がクランプ治具100とヒートコマ80との間に挟み付けられるタイミングとは、どちらが先でも構わないし、同時でも構わない。
図13は、孔105の配置を変えた変形例である。中央の孔105c’が一番早く吸引し、孔105b’及び105d’はその後に吸引し、105a’及び105e’は最後に吸引する。このように、孔105の配置は任意の配置を取りうる。
図14は、配管310’の太さを変えた変形例の孔105、真空ポンプ300、配管310、キャビティ340の接続を示した模式的な図である。
接続関係は、図11と同様であるため、異なる点のみを説明する。
第二の実施形態では、配管310c’は、バルブを介して配管310b’に接続していたが、本変形例では、キャビティ(空洞部)340bを介して接続する。同様に、配管310b’は、キャビティ340aを介して、配管310a’に接続する。
各配管310の太さは、第二の実施形態では、ほぼ同じ太さであったのに対し、本変形例では配管310’毎に異なっている。具体的には、真空ポンプ300に接続した配管310a’が一番太く、配管310b’が次に太く、配管310c’が一番細い。
配管310’の太さに差を設け、またその接続部にキャビティ340を配置することで、真空ポンプ300が吸引した際に、図12と同様の配管310の圧力と時間の関係を実現できる。
さらに、本変形例では、配管310’の間にキャビティ340が設けられている。キャビティ340が配置されることで、キャビティ340の体積(容量)分だけ配管310の減圧に時間差を設けることが可能である。つまり、真空ポンプ300は、配管310b’が減圧される前に、キャビティ340aの体積分をより多く吸引する必要があるため、配管310b’は、配管310a’に比べて圧力が下がるのが遅くなる。同様に、配管310c’と310b’にも圧力が下がるタイミングに差を設ける事が出来る。
なお、キャビティ340の容量だけで、減圧のタイミングに差を設けても良い。つまり、図15のように配管310の太さに差を設けなくともよい。
なお、別の変形例としては、図11を参照して説明した第二実施形態においても、配管の太さに差を設けても構わない。
このように、基板40の内側の孔105cの吸着力の大きさが、外側の孔、例えば105b、105aの吸着力よりも早く大きくなれば、配管310と孔105は任意の構成を用いることが可能である。
(第三実施形態)
本実施形態について、図16及び図17を用いて説明する。
本実施形態では、配管310をつなぐバルブ350の開閉のタイミングを、制御部360の制御により行う点で第二実施形態と異なる。配管310aと310bとの間に配置されるバルブ350a,及び配管310bと310bとの間に配置されるバルブ350bは、例えば電磁弁である。
バルブ350a、バルブ350bは、それぞれ制御部360に電気的に接続する。制御部360は、コンピューター、マイコン、半導体製造装置5の一部等である。制御部360は、バルブ350a及び350bに対して、電気的な信号を送信することで、バルブ350a及び350bの開閉を行うことができる。
図17は、各配管310の圧力と時間の関係を模式的に示したグラフである。
時刻t1において、真空ポンプ300が吸引を開始する。真空ポンプ300が吸引すると、真空ポンプ300に接続した配管310aの圧力が減圧される。時刻t1の後、所定の時間後、つまり、時刻t2において、制御部360はバルブ350aを開放する。すると、配管310bの圧力は、配管310aを介して減圧される。時刻t3において、制御部360はバルブ350bを開放する。すると、配管310cの圧力は、配管310a及び310bを介して減圧される。
つまり、バルブ350a及び350bの開放するタイミングを調整することで、孔105c、孔105b及び105d、孔105a及び105eが所望の圧力aで基板40を吸引するタイミングに時間差を設けることが可能である。言い換えれば、真空ポンプ300が吸引を開始後、所定の時間経過後にバルブ350aが解放され、さらに所定の時間経過後にバルブ350bが解放される。
すなわち、第三実施形態においても、第二実施形態と同様に基板40のずれを低減することが可能である。
(第三実施形態の変形例)
バルブ350a及び350bは、電磁弁に限られず、例えばシリンダー弁等を用いてもよい。例えば、空気の圧力でシリンダー弁の開閉を制御する場合は、制御部360はバルブ350a及び350bとガス管で接続されている。そして、制御部360はバルブ350a又は350bに対して、空気を送り出すことで、バルブ350a又は350bの開閉を制御する。
つまり、バルブ350a、350bは、外から所望のタイミングで開閉ができればよく、任意の構成を用いることができる。
(第四実施形態)
本実施形態について、図18を用いて説明する。
図18に示されるように、本実施形態のクランプ治具100a及び100bは、それぞれその中央部に一つの突起部230a及び230bを有する。
特に、第二実施形態、第三実施形態のように、ヒートコマ80に備えられた孔105の吸着力に時間差を設けた場合は、クランプ治具100は中央だけでも良い。すなわち、クランプ治具100が基板40のY方向の中央部を押さえたのち、ヒートコマ80の上面の孔が順に吸引すれば、他の実施形態と同様に、基板40のズレを低減することが可能である。
(第五実施形態)
本実施形態について、図19を用いて説明する。
図19に示されるように、本実施形態のクランプ治具100’は、第一実施形態と同様に、本体部200a’〜200f’と、突起部230a’〜230e’と、を有する。以下の説明で、特に区別を要しない場合は、単に本体部200’、突起部230’と称する。
本実施形態のクランプ治具100’も、第一実施形態と同様に、突起部230a’〜230e’は基板40の中央に近い位置を押さえつける突起部230’が一番長く、基板40の外側を押さえつける突起部230’のほうがその長さが短い。
本実施形態のクランプ治具100は、第一実施形態と異なり、突起部230’は本体部200’に対して、上昇することなく、基板40を押さえることが可能である。
具体的には、例えば、突起部230’は本体部200’に対して接着剤を用いて付着されていてもよい。または、突起部230’と本体部200’とは、一体に設けられてもよい。
別の言い方をすれば、突起部230’は本体部200’に対して、固定されていてもよい。
このようなクランプ治具100’を用いることで、第四実施形態と同様に、中央の一番長い突起部230c’が、基板40を押さえることが可能である。
さらに、本実施形態によれば、突起部230c’の周囲に長さが短い突起部230’が配置され、これらの突起部230’は本体部200’に対して固定される。このクランプ治具100’が用いられることで、基板40はヒートコマ80の近傍の位置に支持され、容易にヒートコマ80に吸着される。つまり、基板40が反りやうねり等でヒートコマ80の上方に大きく反ると、ヒートコマ80への吸着が難しい場合がある。本実施形態によれば、基板40は中央部だけでなく、外周部でもクランプ治具100’の突起部230’に押さえられるため、そのような不具合を回避することが容易になる。
本発明の実施形態を説明したが、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
5…半導体製造装置
10…供給部
20…搬送部
25…レール
25a…上レール部
25b…下レール部
30…排出部
40…基板
45…第一チップ領域
50…半導体チップ
55…ボンディングワイヤ
70…プレヒートコマ
80…ヒートコマ
85…第一領域
100…クランプ治具
105…孔
200…本体部
205…開口部
210…ばね部
220…ピン
230…突起部
235…弾性材
300…真空ポンプ
310…配管
320…バルブ
340…キャビティ
350…バルブ
360…制御部

Claims (17)

  1. 基板を支持可能な、第一方向に延伸するレールと、
    前記レールの下方に配置されるヒートコマと、
    前記レールの上方に配置される第一クランプ治具と、
    前記ヒートコマとの間に前記基板を挟み付けることが可能であって、前記第一クランプ治具に設けられ、前記第一方向に交差する第二方向に並んで配置された第一の突起部と第二の突起部と、
    を有する半導体製造装置であって、
    前記第一の突起部は、前記第二の突起部より、前記基板の中央部に近い位置を挟み付けることが可能であり、前記第一の突起部の先端と第1クランプ治具の前記ヒートコマ側表面との距離は前記第二の突起部の先端と第1クランプ治具の前記ヒートコマ側表面との距離よりも長い、
    半導体製造装置。
  2. 前記第一クランプ治具に設けられた第三の突起部をさらに有しており、
    前記第三の突起部は、前記第二の突起部より、前記基板の外側を挟み付けることが可能であり、前記第三の突起部の先端と第1クランプ治具の前記ヒートコマ側表面との距離は前記第二の突起部の先端と第1クランプ治具の前記ヒートコマ側表面との距離よりも短い請求項1記載の半導体製造装置。
  3. 前記レールの上方に配置される第二クランプ治具と、
    前記ヒートコマとの間に前記基板を挟み付けることが可能であって、前記第二クランプ治具に設けられ、前記第二方向に並んで配置される第四の突起部と第五の突起部とをさらに有し、
    前記第四の突起部は、前記第五の突起部より、前記基板の中央部を挟み付けることが可能であり、前記第四の突起部は前記第五の突起部よりもその長さが長い、
    前記第一クランプ治具と前記第二クランプ治具とは、前記ヒートコマを挟んで、前記第一方向に離れて配置される請求項1記載の半導体製造装置。
  4. 前記第一クランプ治具は、前記第二クランプ治具と一体に設けられる請求項3記載の半導体製造装置。
  5. 前記第一の突起部は、第一のばねを有しており、
    前記第二の突起部は、第二のばねを有しており、
    前記第一クランプ治具は、前記第一のばね及び前記第二のばねの反発力で前記基板を挟み付けることが可能な請求項1記載の半導体製造装置。
  6. 前記第一の突起部及び前記第二の突起部は、少なくともその先端に弾性材を有している請求項1記載の半導体製造装置。
  7. 前記半導体製造装置は、前記基板を吸引するための吸引部、をさらに有し、
    前記ヒートコマはその上面に、前記基板を吸引可能となる様に前記吸引部に接続された複数の孔を有し、
    前記上面は、前記第一方向に交差する第二方向に第一領域と第二領域とを有し、
    前記第一領域は、前記第二領域よりも前記基板の中央側の位置に配置され、
    前記吸引部が前記基板を吸引する際に、前記第一領域の前記孔を介した吸引力が、前記第二領域の前記孔を介した吸引力より早く大きくなる請求項1記載の半導体製造装置。
  8. 前記ヒートコマの上で、ボンディングが可能な請求項1〜7何れか一項記載の半導体製造装置。
  9. 基板を支持可能な、第一方向に延伸するレールと、
    前記レールの下方に配置され、複数の孔を有する上面を備えたヒートコマと、
    前記複数の孔に接続され、前記孔を介して前記基板を吸引可能な吸引部と、
    を有する半導体製造装置であって、
    前記上面は、前記第一方向に交差する第二方向に第一領域と第二領域とを有し、
    前記第一領域は、前記第二領域よりも前記基板の中央側に配置され、
    前記第一領域が前記第二領域よりも先に前記基板を吸引可能な半導体製造装置。
  10. 前記吸引部が前記基板を吸引開始時に、前記第一領域の前記孔を介した吸引力が、前記第二領域の前記孔を介した吸引力より早く大きくなる請求項9記載の半導体製造装置。
  11. 前記第一領域の前記孔と前記吸引部とに接続して配置された第一配管と、
    前記第二領域の前記孔と前記第一配管とに接続して配置された第二配管と、
    前記第一配管と前記第二配管の間に配置されたバルブと、をさらに有する請求項9記載の半導体製造装置。
  12. 前記第一領域の前記孔と前記吸引部とに接続して配置された第一配管と、
    前記第二領域の前記孔と前記第一配管とに接続して配置された第二配管と、
    前記第一配管と前記第二配管の間に配置されたキャビティと、をさらに有する請求項9記載の半導体製造装置。
  13. 前記第一領域の前記孔と前記吸引部とに接続して配置された第一配管と、
    前記第二領域の前記孔と前記第一配管とに接続して配置された第二配管と、をさらに有し、
    前記第一配管は、前記第二配管よりもその内径が太い請求項9記載の半導体製造装置。
  14. 前記上面は、前記第二方向に第三領域を有し、
    前記第三領域は、前記第二領域よりも前記基板の外側に配置され、
    前記吸引部の前記基板を吸引時に、前記第二領域の前記孔を介した吸引力が、前記第三領域の前記孔を介した吸引力より早く大きくなる請求項9記載の半導体製造装置。
  15. 前記第一領域の前記孔と前記吸引部とに接続して配置された第一配管と、
    前記第二領域の前記孔と前記第一配管とに接続して配置された第二配管と、
    前記第一配管と前記第二配管の間に配置されたバルブと、
    前記バルブの開閉を制御可能な制御部と、をさらに有し、
    前記制御部は、前記吸引部が吸引を開始後、所定の時間経過後に前記バルブを開閉する請求項9記載の半導体製造装置。
  16. 前記レールの上方に配置され、前記ヒートコマとの間に前記基板を挟み付けることが可能な第一の突起部を有する第一クランプ治具と、をさらに有する請求項9記載の半導体製造装置。
  17. 前記ヒートコマの上で、ボンディングが可能な請求項9〜16何れか一項記載の半導体製造装置。
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