JP2017071248A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

重荷重用空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2017071248A
JP2017071248A JP2015198221A JP2015198221A JP2017071248A JP 2017071248 A JP2017071248 A JP 2017071248A JP 2015198221 A JP2015198221 A JP 2015198221A JP 2015198221 A JP2015198221 A JP 2015198221A JP 2017071248 A JP2017071248 A JP 2017071248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
depth
main groove
crown
bottom portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015198221A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6672685B2 (ja
Inventor
薫理 田中
Kaori Tanaka
薫理 田中
郁夫 安宅
Ikuo Ataka
郁夫 安宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2015198221A priority Critical patent/JP6672685B2/ja
Publication of JP2017071248A publication Critical patent/JP2017071248A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6672685B2 publication Critical patent/JP6672685B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】トレッド部の摩耗進行に伴う耐ゴム欠け性能及びウエット性能の低下を抑制しうる。
【解決手段】トレッド部2に、タイヤ周方向に連続してのびる複数本の主溝3と、主溝3からタイヤ軸方向にのびる横溝4とを有することにより、主溝3及び横溝4で区分されたブロック5がタイヤ周方向に並ぶ少なくとも1列のブロック列6を有する重荷重用空気入りタイヤ1である。横溝4は、主溝3の最大溝深さよりも小さい深さの浅底部16、19を含む。浅底部16、16の溝底には、横溝4に沿ってのびる横溝底サイプ17、20が形成される。トレッド部2が摩耗したときに、ブロック列6は、横溝底サイプ17、20を介してタイヤ周方向に連続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トレッド部の摩耗進行に伴う耐ゴム欠け性能及びウエット性能の低下を防ぎうる重荷重用空気入りタイヤに関する。
従来、重荷重用空気入りタイヤには、トレッド部に、タイヤ周方向に連続してのびる複数本の主溝と、この主溝と交わる向きにのびる横溝とが設けられている。これにより、重荷重用空気入りタイヤには、主溝及び横溝で区分されたブロックが、タイヤ周方向に並ぶブロック列が形成される。
この種の重荷重用空気入りタイヤでは、トレッド部の摩耗進行に伴うウエット性能の低下を抑制するために、横溝の溝深さを大きくして、エッジ成分を高めるのが有効である。関連する技術としては、次のものがある。
特開2006−315579号公報
しかしながら、重荷重用空気入りタイヤでは、横溝の溝深さが大きいと、トレッド部が摩耗したときに、横溝に石噛みが発生し、ゴム欠けが生じやすいという問題があった。
一方、上記のような石噛みを防ぐために、例えば、横溝に、主溝の最大溝深さよりも小さい深さの浅底部を設けることが有効である。このような浅底部は、トレッド部が摩耗したときに、ブロック列をタイヤ周方向に連続させることができるため、石噛みを効果的に防ぐことができる。
しかしながら、このような浅底部は、トレッド部のエッジ成分を小さくするため、ウエット性能を低下させるという問題があった。
このように、耐ゴム欠け性能と、ウエット性能とは、二律背反の関係にあり、トレッド部の摩耗進行に伴う耐ゴム欠け性能及びウエット性能の低下を抑制しうる重荷重用空気入りタイヤが強く望まれていた。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、トレッド部が摩耗したときに、ブロック列を、横溝底サイプを介してタイヤ周方向に連続させることを基本として、トレッド部の摩耗進行に伴う耐ゴム欠け性能及びウエット性能の低下を抑制しうる重荷重用空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部に、タイヤ周方向に連続してのびる複数本の主溝と、前記主溝からタイヤ軸方向にのびる横溝とを有することにより、前記主溝及び前記横溝で区分されたブロックがタイヤ周方向に並ぶ少なくとも1列のブロック列を有する重荷重用空気入りタイヤであって、前記横溝は、前記主溝の最大溝深さよりも小さい深さの浅底部を含み、前記浅底部の溝底には、前記横溝に沿ってのびる横溝底サイプが形成され、前記トレッド部が摩耗したときに、前記ブロック列は、前記横溝底サイプを介してタイヤ周方向に連続することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、前記横溝の前記浅底部は、前記クラウン主溝の最大溝深さの55〜75%である請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤである。
また、請求項3記載の発明は、前記横溝底サイプの深さは、前記クラウン主溝の最大溝深さの85〜100%である請求項1又は2に記載の重荷重用空気入りタイヤである。
また、請求項4記載の発明は、前記主溝は、タイヤ赤道の両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のクラウン主溝と、前記クラウン主溝の外側に配された一対のミドル主溝と、前記ミドル主溝の外側に配された一対のショルダー主溝とを含み、前記ブロック列は、前記ミドル主溝と前記ショルダー主溝との間に形成されている請求項1乃至3のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤである。
また、請求項5記載の発明は、前記トレッド部は、前記主溝を介して前記ブロック列と隣り合い、かつ、タイヤ周方向に連続したリブを含み、前記リブには、前記主溝からのびるラグ溝が形成されており、前記ラグ溝は、前記主溝の最大溝深さよりも小さい深さの浅底部を含み、前記浅底部の溝底には、前記ラグ溝に沿ってのびるラグ溝底サイプが形成され、前記トレッド部が摩耗したときに、前記リブは、前記ラグ溝底サイプを介してタイヤ周方向に連続する請求項1乃至4のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤである。
また、請求項6記載の発明は、前記主溝は、タイヤ赤道の両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のクラウン主溝と、前記クラウン主溝の外側に配された一対のミドル主溝と、前記ミドル主溝の外側に配された一対のショルダー主溝とを含み、前記リブは、前記クラウン主溝と前記ミドル主溝との間に形成されている請求項5記載の重荷重用空気入りタイヤである。
また、請求項7記載の発明は、前記ラグ溝の前記浅底部は、前記クラウン主溝の最大溝深さの55〜75%である請求項6記載の重荷重用空気入りタイヤである。
また、請求項8記載の発明は、前記ラグ溝底サイプの深さは、前記クラウン主溝の最大溝深さの85〜100%である請求項5乃至7のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤである。
また、請求項9記載の発明は、前記ミドル主溝は、前記クラウン主溝の最大溝深さよりも小さい深さの浅底部を含み、前記浅底部の溝底には、前記ミドル主溝に沿ってのびるミドル主溝底サイプが形成され、前記トレッド部が摩耗したときに、前記ブロック列と前記リブとは、前記ミドル主溝底サイプを介してタイヤ軸方向に連続する請求項5乃至8のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤである。
なお、本明細書では、特に断りがない限り、タイヤの各部の寸法は、正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷の正規状態において特定される値とする。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。
「正規内圧」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とする。
本発明の重荷重用空気入りタイヤは、トレッド部に、タイヤ周方向に連続してのびる複数本の主溝と、主溝からタイヤ軸方向にのびる横溝とを有する。これにより、重荷重用空気入りタイヤには、主溝及び横溝で区分されたブロックがタイヤ周方向に並ぶ少なくとも1列のブロック列が設けられる。
横溝は、主溝の最大溝深さよりも小さい深さの浅底部を含む。このような浅底部は、タイヤ周方向に隣り合うブロックを連結して、該ブロックの変形を小さくできる。従って、重荷重用空気入りタイヤは、エネルギーロスを小さくでき、燃費性能を向上しうる。また、浅底部の溝底には、横溝に沿ってのびる横溝底サイプが形成される。このような横溝底サイプは、横溝の溝幅を、接地圧によって大きくでき、ウエット性能及び耐ゴム欠け性能を向上しうる。
さらに、ブロック列は、トレッド部が摩耗したときに、横溝底サイプを介してタイヤ周方向に連続する。このようなブロック列は、石噛みを防ぐことができるため、耐ゴム欠け性能を維持しうる。また、ブロック列は、浅底部によってリブ状に形成されるため、耐摩耗性能を向上しうる。さらに、ブロック列は、横溝底サイプにより、エッジ成分を高めることができるため、ウエット性能を維持しうる。従って、本発明の重荷重用空気入りタイヤは、トレッド部の摩耗進行に伴う耐ゴム欠け性能及びウエット性能の低下を抑制しうる。
本実施形態の重荷重用空気入りタイヤのトレッド部の展開図である。 図1のA1−A1断面図である。 図1のクラウンブロック列の拡大図である。 図1の内側ミドルリブ及び外側ミドルブロック列の拡大図である。 図4のA2−A2断面図である。 摩耗初期のトレッド部の展開図である。 摩耗中期のトレッド部の展開図である。 摩耗末期のトレッド部の展開図である。 図1の外側ミドルブロック列及びショルダーブロック列の拡大図である。 図3のA3−A3断面図である。 図9のA4−A4断面図である。 図4のA5−A5断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の重荷重用空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある)1は、例えばトラック・バス等の重荷重車両に好適に使用される。
トレッド部2には、タイヤ周方向に連続してのびる複数本、本実施形態では6本の主溝3が設けられている。本実施形態の主溝3は、タイヤ赤道Cの両側をのびる一対のクラウン主溝3A、3A、クラウン主溝3Aの外側に配された一対のミドル主溝3B、3B、及び、ミドル主溝3Bの外側に配された一対のショルダー主溝3C、3Cが含まれる。
また、トレッド部2には、主溝3からタイヤ軸方向にのびる横溝4が設けられる。本実施形態の横溝4は、一対のクラウン主溝3A、3A間をのびるクラウン横溝4A、ミドル主溝3Bとショルダー主溝3Cとの間をのびる外側ミドル横溝4B、及び、ショルダー主溝3Cとトレッド端2tとの間をのびるショルダー横溝4Cが含まれる。
本明細書において、「トレッド端2t」は、外観上、明瞭なエッジによって識別しうるときには当該エッジとする。但し、エッジが識別不能の場合には、正規状態のタイヤ1に正規荷重を負荷してキャンバー角0゜でトレッド部2を平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側で平面に接地する接地端がトレッド端2tとして定められる。
「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" とする。
また、トレッド部2には、主溝3及び横溝4で区分されたブロック5が、タイヤ周方向に並ぶブロック列6が設けられる。本実施形態のブロック5は、一対のクラウン主溝3A、3A間で、クラウン横溝4Aによって区分されるクラウンブロック5A、ミドル主溝3Bとショルダー主溝3Cとの間で、外側ミドル横溝4Bによって区分された外側ミドルブロック5B、並びに、ショルダー主溝3Cとトレッド端2tとの間で、ショルダー横溝4Cによって区分されたショルダーブロック5Cが含まれる。これにより、ブロック列6は、クラウンブロック5Aがタイヤ周方向に並ぶクラウンブロック列6A、外側ミドルブロック5Bがタイヤ周方向に並ぶ外側ミドルブロック列6B、及び、ショルダーブロック5Cがタイヤ周方向に並ぶショルダーブロック列6Cが含まれる。
さらに、トレッド部2には、主溝3を介してブロック列6と隣り合うタイヤ周方向に連続したリブ7が設けられる。本実施形態のリブ7には、クラウン主溝3Aとミドル主溝3Bとの間を、タイヤ周方向に連続する内側ミドルリブ7Aが含まれる。この内側ミドルリブ7Aは、クラウン主溝3A及びミドル主溝3Bを介して、クラウンブロック列6A及び外側ミドルブロック列6Bと隣り合って配置されている。ここで、「連続する」とは、横溝4によってタイヤ周方向に分断されていないことを意味し、サイプは横溝4には含まないものとする。
クラウン主溝3Aは、図3に示されるように、タイヤ軸方向の内側で凸となる内側頂点3Aiと、タイヤ軸方向の外側で凸となる外側頂点3Aoとが交互に配置される。これにより、クラウン主溝3Aは、小さな振幅でジグザグ状に屈曲しながら、タイヤ周方向に連続してのびる。また、一対のクラウン主溝3A、3Aは、それらのジグザグの位相を、互いにタイヤ周方向に位置ずれして配置される。
このようなクラウン主溝3Aは、トレッド部2と路面との間の水膜を、タイヤ周方向に円滑に案内しつつ、タイヤ周方向に対してエッジ効果を発揮できる。従って、クラウン主溝3Aは、ウエット性能及びトラクション性能を向上しうる。さらに、クラウン主溝3Aは、ジグザグ状にのびるため、クラウン主溝3A内の空気を分散させることができる。従って、クラウン主溝3Aは、気柱共鳴の発生を抑制でき、ノイズ性能を向上しうる。しかも、一対のクラウン主溝3A、3Aは、それらのジグザグの位相を、互いにタイヤ周方向に位置ずれして配置されるため、ノイズを効果的に分散しうる。
なお、クラウン主溝3Aの溝幅W2aは、トレッド端2t、2t間のタイヤ軸方向距離であるトレッド幅TW(図1に示す)の2〜4%程度が望ましい。また、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)は、トレッド幅TWの5〜8%程度が望ましい。
図2及び図3に示されるように、クラウン主溝3Aには、その溝底から突出する突起10が、クラウン主溝3Aの溝中心線3ALに沿って隔設される。また、突起10は、トレッド平面視おいて、略縦長矩形状に形成されている。このような突起10は、クラウン主溝3Aにおける石噛みを防ぐのに役立つ。
図4に示されるように、ミドル主溝3Bは、内側頂点3Biと、外側頂点3Boとが交互に配置されて、ジグザグ状に屈曲しながらタイヤ周方向に連続してのびる。また、ミドル主溝3Bは、外側頂点3Boから内側頂点3Biへのびる長尺傾斜部11Aと、内側頂点3Biから外側頂点3Boへのび、かつ、長尺傾斜部11Aよりもタイヤ周方向の長さが小さい短尺傾斜部11Bとを含んでいる。
このようなミドル主溝3Bは、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向に対してエッジ効果を発揮でき、ウエット性能及びトラクション性能を向上するのに役立つ。このような作用を効果的に発揮させるために、ミドル主溝3Bの溝幅W2bは、トレッド幅TW(図1に示す)の1〜3%程度が望ましい。
図4及び図5に示されるように、ミドル主溝3Bの溝底には、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)よりも小さい深さD3の浅底部13が設けられる。本実施形態の浅底部13は、長尺傾斜部11Aに設けられる第1浅底部13A、短尺傾斜部11Bに設けられ、かつ、第1浅底部13Aの深さD3aよりも深さD3bが大きい第2浅底部13Bを含む。さらに、浅底部13は、第1浅底部13Aと第2浅底部13Bとの間の各頂点3Bi、3Boに設けられ、かつ、第2浅底部13Bの深さD3bよりも深さD3cが大きい第3浅底部13Cを含む。
このような第1浅底部13A、第2浅底部13B及び第3浅底部13Cは、内側ミドルリブ7Aと外側ミドルブロック5Bとの間を連結して、該内側ミドルリブ7A及び該外側ミドルブロック列6Bの変形を効果的に小さくすることができる。従って、第1浅底部13A及び第2浅底部13Bは、内側ミドルリブ7A及び外側ミドルブロック列6Bでのエネルギーロスを小さくでき、燃費性能を向上することができる。
また、第1浅底部13A、第2浅底部13B及び第3浅底部13Cの各溝底には、ミドル主溝3Bの中心線に沿ってのびるミドル主溝底サイプ14が設けられる。このようなミドル主溝底サイプ14は、ミドル主溝3Bの溝幅W2bを、接地圧によって大きくできるため、ウエット性能を向上させつつ、石噛みによるゴム欠けを防ぐことができる。
このような作用を効果的に発揮させるために、ミドル主溝底サイプ14の深さD4aは、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)の85〜100%が望ましい。なお、ミドル主溝底サイプ14の深さD4aが、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの85%未満であると、トレッド部2の摩耗進行により、ミドル主溝底サイプ14が早期に消滅し、上記作用を十分に発揮できないおそれがある。逆に、ミドル主溝底サイプ14の深さD4aは、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの100%を超えると、内側ミドルリブ7A及び外側ミドルブロック5Bの変形が大きくなり、耐摩耗性能が低下するおそれがある。このような観点より、ミドル主溝底サイプ14の深さD4aは、より好ましくは、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの90%以上であり、また、より好ましくは95%以下である。
本実施形態のミドル主溝底サイプ14は、長尺傾斜部11Aに主として設けられる長尺サイプ14Aと、短尺傾斜部11Bに主として設けられる短尺サイプ14Bとが含まれる。長尺サイプ14A及び短尺サイプ14Bは、ミドル主溝3Bの内側頂点3Bi及び外側頂点3Boにおいて互いに離間する。これにより、ミドル主溝底サイプ14は、外側ミドルブロック列6B及び内側ミドルリブ7Aの過度の変形を抑制でき、燃費性能及び操縦安定性能を維持することができる。
ところで、第1浅底部13Aは、トレッド部2の摩耗が進行すると、第2浅底部13B及び第3浅底部13Cよりも早期に接地する。これにより、第1浅底部13Aは、図6に示されるように、外側ミドルブロック5Bと、内側ミドルリブ7Aとを、ミドル主溝底サイプ14(長尺サイプ14A)を介してタイヤ軸方向に連続させることができる。
このような第1浅底部13Aは、長尺傾斜部11Aでの石噛みを防ぐことができるため、耐ゴム欠け性能を維持しうる。さらに、第1浅底部13Aは、長尺傾斜部11Aにおいて、ゴムボリュームを大きくできるため、耐摩耗性能を向上しうる。また、長尺サイプ14Aは、外側ミドルブロック5Bと、内側ミドルリブ7Aとの間で、エッジ成分を形成することができるため、ウエット性能を維持しうる。
また、第1浅底部13Aが設けられる長尺傾斜部11Aは、剛性が高く、噛みこんだ石の動きが小さいため、最も石噛みが発生しやすい。このため、長尺傾斜部11Aでは、摩耗初期から石噛みしやすい。ここで、摩耗初期とは、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの20〜40%が摩耗した状態を意味する。
このため、第1浅底部13Aの深さD3a(図5に示す)は、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)の20〜40%に設定されるのが望ましい。これにより、第1浅底部13Aは、摩耗初期に確実に接地することができるため、長尺傾斜部11Aにおいて、摩耗初期以降の石噛みを効果的に防ぎつつ、ゴムボリュームを確実に大きくすることができる。従って、第1浅底部13Aは、耐ゴム欠け性能及び耐摩耗性能を効果的に維持することができる。
なお、第1浅底部13Aの深さD3aが、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)の40%を超えると、第1浅底部13Aが摩耗初期に接地することができず、上記作用を十分に発揮できないおそれがある。逆に、第1浅底部13Aの深さD3aが、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの20%未満であると、第1浅底部13Aが摩耗初期から接地するため、排水性能が低下するおそれがある。このような観点より、第1浅底部13Aの深さD3aは、より好ましくは、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの35%以下であり、また、より好ましくは、25%以上である。
図7に示されるように、トレッド部2の摩耗がさらに進むと、第1浅底部13A(図6に示す)に設けられる長尺サイプ14Aは、タイヤ周方向に離間して配される一対の小サイプ15、15から構成される。このような小サイプ15、15は、図6に示した長尺サイプ14Aのタイヤ周方向の長さを減じることができるため、摩耗初期以降の耐ゴム欠け性能及び耐摩耗性能を維持しうる。
図4及び図5に示されるように、第2浅底部13Bは、トレッド部2の摩耗が進行すると、第1浅底部13A乃至第3浅底部13Cのうち、第1浅底部13Aの次に接地する。これにより、第2浅底部13Bは、図7に示されるように、外側ミドルブロック5Bと、内側ミドルリブ7Aとを、ミドル主溝底サイプ14(短尺サイプ14B)を介してタイヤ軸方向に連続させることができる。このような第2浅底部13B及び短尺サイプ14Bは、短尺傾斜部11Bでの耐ゴム欠け性能、耐摩耗性能及びウエット性能を維持しうる。
また、第2浅底部13Bが設けられる短尺傾斜部11Bは、長尺傾斜部11Aに次いで剛性が高く、噛みこんだ石の動きが小さいため、摩耗中期において、石噛みしやすい。なお、摩耗中期とは、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの40〜60%が摩耗した状態を意味する。
このため、第2浅底部13Bの深さD3b(図5に示す)は、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)の40〜60%に設定されるのが望ましい。これにより、第2浅底部13Bは、摩耗中期に確実に接地することができる。従って、第2浅底部13Bは、短尺傾斜部11Bにおいて、摩耗中期までのウエット性能を維持しつつ、摩耗中期以降の耐ゴム欠け性能及び耐摩耗性能を維持しうる。
なお、第2浅底部13Bの深さD3bが、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)の60%を超えると、第2浅底部13Bが摩耗中期に接地することができず、上記作用を十分に発揮できないおそれがある。逆に、第2浅底部13Bの深さD3bが、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの40%未満であると、第2浅底部13Bが摩耗中期前から接地するため、ミドル主溝3Bの排水性能が低下するおそれがある。このような観点より、第2浅底部13Bの深さD3bは、より好ましくは、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの55%以下であり、また、より好ましくは、45%以上である。
図7に示されるように、第2浅底部13Bに設けられる短尺サイプ14Bは、第2浅底部13Bの中央部に設けられる一つの小サイプ18のみから構成される。このような小サイプ18は、図4に示した短尺サイプ14Bのタイヤ周方向の長さを減じることができるため、耐ゴム欠け性能及び耐摩耗性能を向上しうる。
図4及び図5に示されるように、第3浅底部13Cは、トレッド部2の摩耗が進行すると、第1浅底部13A乃至第3浅底部13Cのうち、最後に接地する。これにより、第3浅底部13Cは、図8に示されるように、内側頂点3Bi及び外側頂点3Bo(図4に示す)において、外側ミドルブロック5Bと内側ミドルリブ7Aとを、ミドル主溝底サイプ14を介してタイヤ軸方向に連続させることができる。このような第3浅底部13C及びミドル主溝底サイプ14は、内側頂点3Bi及び外側頂点3Bo(図4に示す)での耐ゴム欠け性能、耐摩耗性能及びウエット性能を維持することができる。
図4に示されるように、第3浅底部13Cが設けられる内側頂点3Bi、及び、外側頂点3Boでは、外側ミドル横溝4B、又は、ラグ溝23と交差しているため、噛みこんだ石の動きを大きくすることができる。このため、内側頂点3Bi、及び、外側頂点3Boでは、第1浅底部13Aが設けられる長尺傾斜部11Aや、第2浅底部13Bが設けられる短尺傾斜部11Bに比べて、噛みこんだ石を排出しやすい。とりわけ、外側頂点3Boでは、外側ミドル横溝4Bの溝幅W1b(図9に示す)が、ミドル主溝3Bの溝幅W2bよりも大きく設定されているため、噛みこんだ石を排出しやすい。他方、摩耗末期では、第1浅底部13A及び第2浅底部13Bが接地するため、内側頂点3Bi及び外側頂点3Boにおいて、噛みこんだ石の動きが小さくなり、石噛みしやすくなる。このような石噛みによる損傷を防ぐために、第3浅底部13Cが必要となる。なお、摩耗末期とは、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)の60〜75%が摩耗した状態を意味する。
このため、本実施形態の第3浅底部13Cの深さD3c(図5に示す)は、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)の60〜75%に設定されるのが望ましい。これにより、第3浅底部13Cは、摩耗末期に確実に接地することができる。従って、第3浅底部13Cは、内側頂点3Bi及び外側頂点3Boにおいて、摩耗末期までのウエット性能を維持しつつ、摩耗末期以降の耐ゴム欠け性能及び耐摩耗性能を維持しうる。
なお、第3浅底部13Cの深さD3cが、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)の75%を超えると、第3浅底部13Cが摩耗末期に接地することができず、上記作用を十分に発揮できないおそれがある。逆に、第3浅底部13Cの深さD3cが、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの60%未満であると、摩耗末期前から第3浅底部13Cが接地するため、ミドル主溝3Bの排水性能が低下するおそれがある。このような観点より、第3浅底部13Cの深さD3cは、より好ましくは、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの70%以下であり、また、より好ましくは、65%以上である。
図8に示されるように、第3浅底部13Cに設けられるミドル主溝底サイプ14は、長尺サイプ14Aの先端部14At及び短尺サイプ14Bの先端部14Btのみから構成される。このような各先端部14At、14Btは、第3浅底部13Cの剛性を効果的に維持することができ、耐ゴム欠け性能及び耐摩耗性能を向上しうる。
図9に示されるように、ショルダー主溝3Cは、クラウン主溝3Aと同様に、内側頂点3Ciと外側頂点3Coとが交互に配置されて、小さな振幅でジグザグ状に屈曲しながらタイヤ周方向に連続してのびる。
このようなショルダー主溝3Cも、ウエット性能及びトラクション性能を向上しうる。上記のような作用を効果的に発揮させるために、ショルダー主溝3Cの溝幅W2cは、トレッド幅TW(図1に示す)の4〜6%程度が望ましく、また、最大溝深さD2c(図2に示す)は、トレッド幅TWの5〜8%程度が望ましい。さらに、ショルダー主溝3Cには、クラウン主溝3Aと同様に、石噛み防止用の突起が設けられてもよい。
図3に示されるように、クラウン横溝4Aは、一対のクラウン主溝3A、3Aの内側頂点3Ai、3Ai間を連通し、かつ、タイヤ周方向に対して傾斜してのびる。このようなクラウン横溝4Aは、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向に対してエッジ効果を発揮できる。さらに、クラウン横溝4Aは、トレッド部2と路面との間の水膜を、タイヤ軸方向外側に円滑に案内しうる。
従って、クラウン横溝4Aは、トラクション性能、ウエット性能、及び、操縦安定性能を向上しうる。なお、クラウン横溝4Aの溝幅W1aは、クラウン主溝3Aの溝幅W2aの50〜80%が望ましい。なお、クラウン横溝4Aの溝幅W1aが、クラウン主溝3Aの溝幅W2aの50%未満であると、ウエット性能が低下するおそれがある。逆に、クラウン横溝4Aの溝幅W1aが、クラウン主溝3Aの溝幅W2aの80%を超えても、クラウンブロック列6Aの剛性が低下し、耐摩耗性能が低下するおそれがある。このような観点より、クラウン横溝4Aの溝幅W1aは、好ましくは、クラウン主溝3Aの溝幅W2aの60%以上であり、また、好ましくは、70%以下である。
同様に、図10に示されるように、クラウン横溝4Aの最大溝深さD1aは、トレッド幅TW(図1に示す)の5〜8%程度が望ましい。さらに、クラウン横溝4Aのタイヤ周方向に対する角度α2a(図3に示す)は、55〜75度程度が望ましい。
図3及び図10に示されるように、クラウン横溝4Aには、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)よりも小さい深さD5aを有する浅底部16が設けられる。このような浅底部16は、タイヤ周方向で隣り合うクラウンブロック5A、5A間を連結して、該クラウンブロック5Aの変形を小さくすることができる。従って、浅底部16は、クラウンブロック列6Aのエネルギーロス(転がり抵抗)を小さくでき、燃費性能を向上することができる。なお、浅底部16のタイヤ軸方向の長さL5aは、クラウンブロック5Aのタイヤ軸方向の幅W6aの50〜80%が望ましい。
さらに、浅底部16の溝底には、クラウン横溝4Aの溝中心線に沿ってのびる横溝底サイプ17が形成される。このような横溝底サイプ17は、クラウン横溝4Aの溝幅W1aを、接地圧によって大きくでき、ウエット性能及び耐ゴム欠け性能を向上しうる。さらに、横溝底サイプ17は、浅底部16に柔軟性を与えることができ、クラウンブロック5Aのつぶれによるエネルギーロスを小さくすることができる。なお、横溝底サイプ17の深さD7aは、ミドル主溝底サイプ14の深さD4a(図5に示す)と同一範囲(クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの85〜100%)が望ましい。
また、浅底部16は、トレッド部2の摩耗の進行によって接地する。これにより、浅底部16は、図8に示されるように、クラウンブロック列6Aを、横溝底サイプ17を介してタイヤ周方向に連続させることができる。このような浅底部16は、クラウンブロック列6Aをリブ状に形成できるため、耐ゴム欠け性能及び耐摩耗性能を効果的に維持しうる。また、横溝底サイプ17は、リブ状のクラウンブロック列6Aに、エッジ成分を形成できるため、ウエット性能を効果的に維持しうる。
図10に示されるように、浅底部16の深さD5aは、ウエットでのトラクション性能を維持させるために、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)の55〜75%に設定されるのが望ましい。これにより、図8に示されるように、浅底部16は、摩耗末期に確実に接地することができる。従って、浅底部16は、クラウン横溝4Aにおいて、摩耗末期までのウエット性能を維持しつつ、摩耗末期以降の耐ゴム欠け性能及び耐摩耗性能を維持しうる。
なお、浅底部16の深さD5aが、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)の75%を超えると、浅底部16が、摩耗末期に接地しないおそれがある。逆に、浅底部16の深さD5aが、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの55%未満であると、浅底部16が摩耗末期前から接地するため、排水性能が低下するおそれがある。このような観点より、浅底部16の深さD5aは、より好ましくは、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの70%以下であり、また、より好ましくは、60%以上である。
図9に示されるように、外側ミドル横溝4Bは、ミドル主溝3Bの外側頂点3Boとショルダー主溝3Cの内側頂点3Ciとの間を連通し、かつ、タイヤ周方向に対して傾斜してのびる。このような外側ミドル横溝4Bは、クラウン横溝4A(図3に示す)と同様に、トラクション性能、ウエット性能及び操縦安定性能を向上しうる。
外側ミドル横溝4Bの溝幅W1bは、クラウン横溝4Aの溝幅W1a(図3に示す)と同一範囲が望ましい。図11に示されるように、外側ミドル横溝4Bの最大溝深さD1bは、クラウン横溝4Aの最大溝深さD1a(図10に示す)と同一範囲が望ましい。さらに、外側ミドル横溝4Bのタイヤ周方向に対する角度α2b(図9に示す)は、45〜75度程度が望ましい。
図9及び図11に示されるように、外側ミドル横溝4Bには、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2a(図2に示す)よりも小さい深さD5bを有する浅底部19が設けられる。このような浅底部19は、クラウン横溝4Aの浅底部16(図10に示す)と同様に、外側ミドルブロック列6Bのエネルギーロス(転がり抵抗)を小さくでき、燃費性能を向上することができる。
さらに、浅底部19の溝底には、外側ミドル横溝4Bの溝中心線に沿ってのびる横溝底サイプ20が形成される。このような横溝底サイプ20も、クラウン横溝4Aの横溝底サイプ17(図10に示す)と同様に、ウエット性能及び耐ゴム欠け性能を向上しうる。なお、横溝底サイプ20の深さD7bは、クラウン横溝4Aの横溝底サイプ17の深さD7a(図10に示す)と同一範囲が望ましい。
本実施形態の横溝底サイプ20タイヤ軸方向の内端は、ミドル主溝3Bの外側頂点3Boにおいて、ミドル主溝3Bの長尺サイプ14Aと連通するのが望ましい。これにより、横溝底サイプ20は、ミドル主溝3Bの長尺傾斜部11A及び外側ミドル横溝4Bの各溝幅W2b(図4に示す)、W1bを効果的に大きくでき、ウエット性能及び耐ゴム欠け性能をさらに向上しうる。なお、横溝底サイプ20は、短尺サイプ14Bとは連通していない。これにより、外側ミドルブロック列6Bは、その剛性を維持することができ、燃費性能及び操縦安定性能を向上しうる。
また、浅底部19は、トレッド部2の摩耗の進行によって接地する。これにより、浅底部19は、図8に示されるように、外側ミドルブロック列6Bを、横溝底サイプ20を介してタイヤ周方向に連続させることができる。このような浅底部19及び横溝底サイプ20は、外側ミドルブロック列6Bにおいて、耐ゴム欠け性能、耐摩耗性能及びウエット性能を維持しうる。
浅底部19が設けられる外側ミドル横溝4Bでは、クラウン横溝4Aと同様に、摩耗末期以降において、石噛み等による損傷が生じやすい傾向がある。
このため、浅底部19の深さD5bは、クラウン横溝4Aの浅底部16の深さD5a(図10に示す)と同一範囲(クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの55〜75%)に設定されるのが望ましい。これにより、浅底部19は、摩耗末期に確実に接地することができる。従って、浅底部19は、外側ミドル横溝4Bにおいて、摩耗末期までのウエット性能を維持しつつ、摩耗末期以降の耐ゴム欠け性能及び耐摩耗性能を維持しうる。
図9に示されるように、ショルダー横溝4Cは、ショルダー主溝3Cの外側頂点3Coとトレッド端2tとの間を連通し、かつ、タイヤ周方向に対して傾斜してのびる。このようなショルダー横溝4Cは、クラウン横溝4Aや外側ミドル横溝4Bと同様に、トラクション性能、ウエット性能、及び、操縦安定性能を向上しうる。
ショルダー横溝4Cの溝幅W1cは、クラウン横溝4Aの溝幅W1aと同一範囲が望ましい。また、最大溝深さD1c(図2に示す)は、クラウン横溝4Aの最大溝深さD1aと同一範囲が望ましい。さらに、ショルダー横溝4Cのタイヤ周方向に対する角度α2cは、70〜90度程度が望ましい。
図2及び図9に示されるように、ショルダー横溝4Cには、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aよりも小さい深さD5cを有する浅底部21が設けられる。このような浅底部21は、タイヤ周方向で隣り合うショルダーブロック5C、5C間を連結して、該ショルダーブロック5Cの変形を小さくすることができる。従って、浅底部21は、ショルダーブロック列6Cのエネルギーロス(転がり抵抗)を小さくでき、燃費性能を向上することができる。なお、浅底部21のタイヤ軸方向の長さL5cは、ショルダーブロック5Cのタイヤ軸方向の幅W6cの50〜80%が望ましい。
本実施形態のショルダー横溝4Cの浅底部21には、溝底サイプが設けられていない。これにより、浅底部21は、ショルダーブロック5Cの剛性を効果的高めることができ、燃費性能及び操縦安定性能を高めることができる。
また、浅底部21は、トレッド部2の摩耗の進行によって接地する。これにより、図7に示されるように、浅底部21は、ショルダーブロック列6Cをタイヤ周方向に連続させることができる。このような浅底部21は、ショルダーブロック列6Cにおいて、耐ゴム欠け性能、耐摩耗性能及びウエット性能を維持しうる。
浅底部21の深さD5cは、ウエットでのトラクション性能を維持させるために、ミドル主溝3Bの第2浅底部13Bの深さD3b(図5に示す)と同一範囲(クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの40〜60%)に設定されるのが望ましい。これにより、浅底部21は、摩耗中期に確実に接地することができる。従って、浅底部21は、摩耗中期までのウエット性能を維持しつつ、摩耗中期以降の耐ゴム欠け性能及び耐摩耗性能を維持しうる。
図3に示されるように、クラウンブロック5Aは、トレッド平面視において、タイヤ周方向の長さL6aが、タイヤ軸方向の幅W6aよりも大きい縦長矩形状に形成される。このようなクラウンブロック5Aは、タイヤ周方向の剛性を高めてエネルギーロスを少なくすることができ、燃費性能、及び、トラクション性能を向上しうる。このような作用を効果的に発揮させるために、クラウンブロック5Aの長さL6aは、トレッド幅TW(図1に示す)の25〜40%程度が望ましく、また、幅W6aは、トレッド幅TWの8〜20%程度が望ましい。
図9に示されるように、外側ミドルブロック5Bは、タイヤ周方向の長さL6bが、タイヤ軸方向の幅W6bよりも大、かつタイヤ軸方向内側に突出する略縦長ベース形状に形成される。このような外側ミドルブロック5Bは、クラウンブロック5Aと同様に、タイヤ周方向剛性を高めることができ、燃費性能、トラクション性能及び操縦安定性能を向上しうる。外側ミドルブロック5Bの長さL6bは、トレッド幅TW(図1に示す)の25〜40%程度が望ましく、また、幅W6bは、トレッド幅TWの7〜15%程度が望ましい。
ショルダーブロック5Cは、タイヤ周方向の長さL6cが、タイヤ軸方向の幅W6cよりも大きい縦長矩形状に形成される。このようなショルダーブロック5Cも、クラウンブロック5A及び外側ミドルブロック5Bと同様に、タイヤ周方向剛性を高めることができ、燃費性能、トラクション性能及び操縦安定性能を向上しうる。なお、ショルダーブロック5Cの長さL6cは、好ましくは、トレッド幅TW(図1に示す)の25〜35%程度が望ましく、また、幅W6cは、トレッド幅TWの10〜20%程度が望ましい。
図4に示されるように、内側ミドルリブ7Aは、クラウン主溝3Aとミドル主溝3Bとの間で、タイヤ周方向に連続するリブ体として形成される。このような内側ミドルリブ7Aは、ブロック列6に比べて、タイヤ周方向の剛性、及びタイヤ軸方向の剛性を高めることができ、直進安定性能、旋回安定性能、及び、燃費性能を高めうる。この内側ミドルリブ7Aの幅W9は、トレッド幅TW(図1に示す)の7〜15%程度が望ましい。
内側ミドルリブ7Aには、ミドル主溝3Bからタイヤ赤道C側にのび、かつ、クラウン主溝3Aに連通することなく終端するラグ溝23が設けられる。このラグ溝23は、クラウン主溝3Aの外側頂点3Ao側からミドル主溝3Bの内側頂点3Biとの間を、外側ミドル横溝4Bの角度α2b(図9に示す)と同一の角度α2dでのびている。
このようなラグ溝23は、タイヤ周方向に対して傾斜してのびるため、トレッド部2と路面との間の水膜を、タイヤ軸方向外側に円滑に案内でき、ウエット性能を維持しうる。また、ラグ溝23は、クラウン主溝3Aと連通していないため、接地時において、該クラウン主溝3A内で圧縮された空気がラグ溝23に流れ込むのを抑制でき、ノイズ性能を向上しうる。なお、ラグ溝23の溝幅W8は、クラウン横溝4Aの溝幅W1a(図3に示す)と同一範囲が望ましい。また、ラグ溝23の内端とクラウン主溝3Aとの間の最短距離L8は、トレッド幅TWの1.3〜2.5%が望ましい
ラグ溝23には、図4及び図12に示されるように、クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aよりも小さい深さD5dを有する浅底部25が設けられる。このような浅底部25は、内側ミドルリブ7Aの周方向剛性を効果的に高めることができ、燃費性能を向上することができる。
浅底部25の溝底には、ラグ溝23に沿ってのびるラグ溝底サイプ26が形成される。このようなラグ溝底サイプ26も、ラグ溝23の溝幅W8を、接地圧によって大きくでき、ウエット性能及び耐ゴム欠け性能を向上することができる。なお、ラグ溝底サイプ26の深さD7dは、クラウン横溝4Aの横溝底サイプ17の深さD7a(図10に示す)と同一範囲(クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの85〜100%)が望ましい。
本実施形態のラグ溝底サイプ26のタイヤ軸方向の外端は、ミドル主溝3Bの内側頂点3Biにおいて、短尺サイプ14Bに連通するのが望ましい。これにより、ラグ溝底サイプ26は、ラグ溝23、及び、ミドル主溝3Bの短尺傾斜部11Bの各溝幅W8、W2bを効果的に大きくでき、ウエット性能及び耐ゴム欠け性能を大幅に向上しうる。
また、浅底部25は、トレッド部2の摩耗の進行によって接地する。これにより、浅底部25は、図8に示されるように、内側ミドルリブ7Aを、ラグ溝底サイプ26を介してタイヤ周方向に連続させることができる。このような浅底部25及びラグ溝底サイプ26は、内側ミドルリブ7Aにおいて、耐ゴム欠け性能、耐摩耗性能及びウエット性能を維持しうる。
浅底部25が設けられるラグ溝23では、クラウン横溝4Aや外側ミドル横溝4Bと同様に、摩耗末期以降において、石噛み等による損傷が生じやすい傾向がある。
このため、浅底部25の深さD5dは、クラウン横溝4Aの浅底部16の深さD5a(図10に示す)と同一範囲(クラウン主溝3Aの最大溝深さD2aの55〜75%)に設定されるのが望ましい。これにより、浅底部25は、摩耗末期に確実に接地することができる。従って、浅底部25は、ラグ溝23において、摩耗末期までのウエット性能を維持しつつ、摩耗末期以降の耐ゴム欠け性能及び耐摩耗性能を維持しうる。
図4に示されるように、本実施形態の内側ミドルリブ7Aには、ラグ溝底サイプ26のタイヤ軸方向の内端からタイヤ軸方向内側に向かってのび、かつ、クラウン主溝3Aに連通するミドル連通サイプ32が設けられている。
このようなミドル連通サイプ32は、内側ミドルリブ7Aの剛性を緩和でき、その部分で歪が集中するのを防ぐことができる。また、ミドル連通サイプ32は、内側ミドルリブ7Aのエッジ成分を高めることができ、ウエット性能の向上しうる。さらに、ミドル連通サイプ32は、ラグ溝底サイプ26とともに、ラグ溝23の溝幅W8を効果的に大きくでき、ウエット性能及び耐ゴム欠け性能をさらに向上しうる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
[実施例]
図1に示す基本構造をなし、表1に示す浅底部及び横溝底サイプを有するタイヤが製造され、それらが評価された。また、比較のために、横溝底サイプを有さないタイヤ(比較例)についても、同様にテストされた。なお、共通仕様は以下のとおりである。
タイヤサイズ:275/80R22.5 151/148J
リムサイズ:22.5×7.5
トレッド幅TW:248mm
クラウン主溝:
溝幅W2a:6mm、W1a/TW:2.4%
最大溝深さD2a:16mm、D1a/TW:6.5%
ミドル主溝:
溝幅W2b:5mm、W2b/TW:2.0%
ショルダー主溝:
溝幅W2c:10mm、W2c/TW:4.0%
最大溝深さD2c:16mm、D2c/TW:6.5%
クラウン横溝:
角度α2a:65度
最大溝深さD2a:10mm、D2a/TW:4.0%
外側ミドル横溝:
角度α2b:65度
ショルダー横溝:
角度α2c:80度
最大溝深さD2c:16mm、D2c/TW:6.5%
ラグ溝:
角度α2d:65度
溝幅W8:8mm、W8/TW:3.2%
テスト方法は、次のとおりである。
<耐摩耗性能(ライフ性能)>
各供試タイヤを上記リムにリム組みし、内圧900kPa充填して、10トン積みのトラック(2−D車)の後輪の一方に装着し、主溝の深さが1.6mmになるまでの走行距離が測定された。評価は、各走行距離の逆数を、実施例1を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
<耐ゴム欠け性能>
上記ライフ性能試験終了後に、各ブロック列及びリブに生じたゴム欠けの個数を目視にて確認した。評価は、ゴム欠けの個数の逆数を、実施例1を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
<ウエット性能>
75%摩耗させた各供試タイヤを上記リムにリム組みし、内圧900kPa充填して、10トン積みのトラック(2−D車)の全輪に装着し、5mmの水膜を有するウエットアスファルト路面において、2速(1500rpm)固定でクラッチを繋いだ瞬間から10m通過したときのタイムを測定した。評価は、各タイムの逆数を、実施例1を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
荷重:半積前荷
路面:WET−ドルセット路面(摩擦係数:0.3〜0.4)
テストの結果を表1に示す。
Figure 2017071248
テストの結果、実施例のタイヤは、トレッド部の摩耗進行に伴う耐ゴム欠け性能及びウエット性能の低下を抑制しうることが確認できた。また、実施例のタイヤは、耐摩耗性能を維持しうることが確認できた。
1 重荷重用空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 主溝
4 横溝
5 ブロック
6 ブロック列
16、19 浅底部
17、20 横溝底サイプ

Claims (9)

  1. トレッド部に、タイヤ周方向に連続してのびる複数本の主溝と、前記主溝からタイヤ軸方向にのびる横溝とを有することにより、前記主溝及び前記横溝で区分されたブロックがタイヤ周方向に並ぶ少なくとも1列のブロック列を有する重荷重用空気入りタイヤであって、
    前記横溝は、前記主溝の最大溝深さよりも小さい深さの浅底部を含み、
    前記浅底部の溝底には、前記横溝に沿ってのびる横溝底サイプが形成され、
    前記トレッド部が摩耗したときに、前記ブロック列は、前記横溝底サイプを介してタイヤ周方向に連続することを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。
  2. 前記横溝の前記浅底部は、前記クラウン主溝の最大溝深さの55〜75%である請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  3. 前記横溝底サイプの深さは、前記クラウン主溝の最大溝深さの85〜100%である請求項1又は2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  4. 前記主溝は、タイヤ赤道の両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のクラウン主溝と、
    前記クラウン主溝の外側に配された一対のミドル主溝と、
    前記ミドル主溝の外側に配された一対のショルダー主溝とを含み、
    前記ブロック列は、前記ミドル主溝と前記ショルダー主溝との間に形成されている請求項1乃至3のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  5. 前記トレッド部は、前記主溝を介して前記ブロック列と隣り合い、かつ、タイヤ周方向に連続したリブを含み、
    前記リブには、前記主溝からのびるラグ溝が形成されており、
    前記ラグ溝は、前記主溝の最大溝深さよりも小さい深さの浅底部を含み、
    前記浅底部の溝底には、前記ラグ溝に沿ってのびるラグ溝底サイプが形成され、
    前記トレッド部が摩耗したときに、前記リブは、前記ラグ溝底サイプを介してタイヤ周方向に連続する請求項1乃至4のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  6. 前記主溝は、タイヤ赤道の両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のクラウン主溝と、
    前記クラウン主溝の外側に配された一対のミドル主溝と、
    前記ミドル主溝の外側に配された一対のショルダー主溝とを含み、
    前記リブは、前記クラウン主溝と前記ミドル主溝との間に形成されている請求項5記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  7. 前記ラグ溝の前記浅底部は、前記クラウン主溝の最大溝深さの55〜75%である請求項6記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  8. 前記ラグ溝底サイプの深さは、前記クラウン主溝の最大溝深さの85〜100%である請求項5乃至7のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  9. 前記ミドル主溝は、前記クラウン主溝の最大溝深さよりも小さい深さの浅底部を含み、
    前記浅底部の溝底には、前記ミドル主溝に沿ってのびるミドル主溝底サイプが形成され、
    前記トレッド部が摩耗したときに、前記ブロック列と前記リブとは、前記ミドル主溝底サイプを介してタイヤ軸方向に連続する請求項5乃至8のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
JP2015198221A 2015-10-06 2015-10-06 重荷重用空気入りタイヤ Active JP6672685B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015198221A JP6672685B2 (ja) 2015-10-06 2015-10-06 重荷重用空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015198221A JP6672685B2 (ja) 2015-10-06 2015-10-06 重荷重用空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017071248A true JP2017071248A (ja) 2017-04-13
JP6672685B2 JP6672685B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=58539070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015198221A Active JP6672685B2 (ja) 2015-10-06 2015-10-06 重荷重用空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6672685B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022015682A (ja) * 2020-07-09 2022-01-21 住友ゴム工業株式会社 タイヤ

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63134312A (ja) * 1986-11-26 1988-06-06 Bridgestone Corp 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JPH1086613A (ja) * 1996-09-19 1998-04-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2001187517A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2013132966A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd 重荷重用空気入りタイヤ
JP2014151716A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Sumitomo Rubber Ind Ltd 重荷重用空気入りタイヤ
JP2014151787A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Sumitomo Rubber Ind Ltd 重荷重用空気入りタイヤ
JP2014201166A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 住友ゴム工業株式会社 重荷重用空気入りタイヤ
JP2015128964A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 住友ゴム工業株式会社 重荷重用空気入りタイヤ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63134312A (ja) * 1986-11-26 1988-06-06 Bridgestone Corp 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JPH1086613A (ja) * 1996-09-19 1998-04-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2001187517A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2013132966A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd 重荷重用空気入りタイヤ
JP2014151716A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Sumitomo Rubber Ind Ltd 重荷重用空気入りタイヤ
JP2014151787A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Sumitomo Rubber Ind Ltd 重荷重用空気入りタイヤ
JP2014201166A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 住友ゴム工業株式会社 重荷重用空気入りタイヤ
JP2015128964A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 住友ゴム工業株式会社 重荷重用空気入りタイヤ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022015682A (ja) * 2020-07-09 2022-01-21 住友ゴム工業株式会社 タイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6672685B2 (ja) 2020-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5406949B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
US10894446B2 (en) Tire
JP5937996B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP6617512B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP3213932B1 (en) Tire
JP5798579B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP5654833B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5827669B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6828386B2 (ja) タイヤ
JP6988349B2 (ja) タイヤ
JP6450174B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6114722B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP5993400B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6891556B2 (ja) タイヤ
JP5957496B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5957474B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP7302416B2 (ja) タイヤ
JP2018108776A (ja) タイヤ
JP6672685B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP2018131111A (ja) タイヤ
JP7052457B2 (ja) タイヤ
JP2022098190A (ja) タイヤ
JP7347008B2 (ja) タイヤ
JP2021020635A (ja) タイヤ
JP2019182066A (ja) タイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6672685

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250