JP6450174B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、耐摩耗性能を維持しつつ優れた氷上性能を発揮する空気入りタイヤに関する。
氷路での走行性能(以下、「氷上性能」という)を向上させるために、トレッド部に、実質的に厚さを有していない切込状のサイプが設けられた空気入りタイヤが提案されている。
このような空気入りタイヤは、サイプの本数や傾斜の向きにより、氷上性能やドライ路面での走行性能が変化し得る。例えば、下記特許文献1及び2には、サイプ及び横溝の形状等を改善することにより、氷上性能及びドライ路面での走行性能を向上させた空気入りタイヤが提案されている。
特開2012−86665号公報 特開2011−042328号公報
しかしながら、上記の空気入りタイヤは、サイプによって陸部の耐摩耗性能が低下するという問題があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、ミドル陸部に設けられた溝及びサイプの傾斜の向き等を改善することを基本として、耐摩耗性能を維持しつつ優れた氷上性能を発揮しうる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部に、最もトレッド接地端側でタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝と、該ショルダー主溝よりもタイヤ軸方向内側でタイヤ周方向に連続してのびるセンター主溝とが設けられることにより、前記ショルダー主溝と前記センター主溝との間の一対のミドル陸部が区分された空気入りタイヤであって、前記ミドル陸部は、タイヤ軸方向に対して10〜30°の角度で同じ向きに傾斜して前記センター主溝から前記ショルダー主溝までのびる複数本のミドル横溝で区分されたミドルブロックを含み、前記ミドルブロックは、前記ミドル横溝と同じ向きに傾斜しかつタイヤ周方向で隣り合う前記ミドル横溝間を継ぐ1本のミドル副溝が設けられることにより、タイヤ軸方向内側の内側ブロック片と、タイヤ軸方向外側の外側ブロック片とを含み、前記内側ブロック片には、タイヤ軸方向の外端が前記ミドル副溝に連通しかつ前記ミドル横溝と逆向きに傾斜する内側ミドルサイプが設けられ、前記外側ブロック片には、タイヤ軸方向の内端が前記ミドル副溝に連通しかつ前記ミドル横溝と同じ向きに傾斜する外側ミドルサイプが設けられていることを特徴とする。
本発明に係る前記空気入りタイヤは、前記ミドル横溝のタイヤ軸方向の両端部には、溝底が隆起したタイバーが設けられているのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤは、前記ミドル横溝のタイヤ軸方向の両端部の溝幅は、前記ミドル横溝のタイヤ軸方向の中央部の溝幅よりも小さいのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤは、前記センター主溝は、タイヤ赤道の両側に設けられた一対からなることにより、前記一対のセンター主溝の間にセンター陸部が区分され、前記センター陸部は、前記一対のセンター主溝間を継ぐ複数本のセンター横溝で区分されたセンターブロックを含み、前記センターブロックは、前記ミドル横溝と同じ向きに傾斜してタイヤ軸方向にのびる第1センターサイプが設けられた第1センターブロックと、前記ミドル横溝と逆向きに傾斜してタイヤ軸方向にのびる第2センターサイプが設けられた第2センターブロックとを含むのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤは、前記センター横溝のタイヤ軸方向の両端部は、前記センター主溝を介して隣り合う前記内側ブロック片のタイヤ周方向にのびる端縁と向き合っているのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤのミドル陸部は、タイヤ軸方向に対して10〜30°の角度で傾斜してセンター主溝からショルダー主溝までのびる複数本のミドル横溝で区分されたミドルブロックを含んでいる。このようなミドル陸部は、ミドル横溝によって優れたエッジ効果を発揮し、氷路でのトラクション性能を向上させる。
ミドルブロックは、ミドル横溝と同じ向きに傾斜しかつタイヤ周方向で隣り合うミドル横溝間を継ぐ1本のミドル副溝が設けられることにより、タイヤ軸方向内側の内側ブロック片と、タイヤ軸方向外側の外側ブロック片とを含んでいる。これにより、ミドル副溝の溝縁が優れたエッジ効果を発揮し、とりわけ氷路での旋回性能が向上する。
内側ブロック片には、タイヤ軸方向の外端がミドル副溝に連通しかつミドル横溝と逆向きに傾斜する内側ミドルサイプが設けられている。即ち、内側ミドルサイプは、ミドル横溝及びミドル副溝と逆向きに傾斜している。このような内側ミドルサイプが設けられた内側ミドルブロック片は、ミドル横溝及びミドル副溝と同じ向きに傾斜するサイプが設けられた場合と比較して、ブロックのタイヤ周方向の剛性を大きくすることができる。このため、相対的に大きな接地圧が負荷される内側ブロック片の偏摩耗が抑制される。従って、ミドル陸部の耐摩耗性能が維持される。
外側ブロック片には、タイヤ軸方向の内端がミドル副溝に連通しかつミドル横溝と同じ向きに傾斜する外側ミドルサイプが設けられている。即ち、外側ミドルサイプは、内側ミドルサイプとは逆向きに傾斜している。これにより、内側ミドルサイプ及び外側ミドルサイプは、多方向にエッジ効果を発揮する。従って、優れた氷上性能が発揮される。
このため、本発明の空気入りタイヤは、耐摩耗性能を維持しつつ、氷上性能を向上させることができる。
本発明の一実施形態を示すトレッド部の展開図である。 図1のA−A断面図である。 ミドル陸部の拡大図である。 センター陸部の拡大図である。 ショルダー陸部の拡大図である。 比較例のトレッド部の展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1のトレッド部2の展開図である。本実施形態の空気入りタイヤ1は、例えば、乗用車の冬用タイヤとして好適に使用される。
図1に示されているように、タイヤ1のトレッド部2には、一対のショルダー主溝3、3と、その間の一対のセンター主溝4、4とが設けられている。
ショルダー主溝3は、最もトレッド接地端Te側でタイヤ周方向に連続してのびている。本実施形態のショルダー主溝3は、稲妻状のジグザグをなしている。ショルダー主溝3は、直線又波状でも良い。
「トレッド接地端Te」は、正規状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0°で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。
「正規状態」は、タイヤが正規リム(図示せず)にリム組みされ、かつ、正規内圧が充填された無負荷の状態である。以下、特に言及されない場合、タイヤの各部の寸法等は、この正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
センター主溝4は、ショルダー主溝3よりもタイヤ軸方向内側に設けられている。センター主溝4は、タイヤ周方向に連続してのびている。本実施形態のセンター主溝4は、タイヤ赤道Cの両側に一対設けられている。センター主溝4は、タイヤ赤道C上に1本のみ設けられても良い。
ショルダー主溝3の溝幅W1及びセンター主溝4の溝幅W2(タイヤ軸方向の平均の溝幅である)は、例えば、トレッド接地幅TWの2.5〜4.5%である。このようなショルダー主溝3及びセンター主溝4は、トレッド部2の剛性を維持しつつ、優れたウェット性能を発揮する。トレッド接地幅TWは、前記正規状態のタイヤ1のトレッド接地端Te、Te間のタイヤ軸方向の距離である。
図2には、図1のA−A断面図が示されている。図2に示されているように、ショルダー主溝3の溝深さd1及びセンター主溝4の溝深さd2は、例えば、7.0〜12.0mmであるのが望ましい。
図1に示されているように、トレッド部2には、センター陸部5と、一対のミドル陸部6、6と、一対のショルダー陸部7、7とが区分されている。
図3には、ミドル陸部6の拡大図が示されている。ミドル陸部6は、ショルダー主溝3とセンター主溝4との間に設けられている。ミドル陸部6のタイヤ軸方向の幅W3は、好ましくはトレッド接地幅TW(図1に示す)の0.15〜0.30倍である。このようなミドル陸部6は、ドライ路面及び氷路での操縦安定性能をバランス良く向上させる。
ミドル陸部6は、複数本のミドル横溝10で区分されたミドルブロック11が並ぶブロック列である。
各ミドル横溝10は、センター主溝4からショルダー主溝3までのびている。各ミドル横溝10は、タイヤ軸方向に対して同じ向きに傾斜している。ミドル横溝10のタイヤ軸方向に対する角度θ1は、10〜30°である。前記角度θ1が10°より小さい場合、タイヤ周方向のエッジ成分が小さくなり、氷路での旋回性能が低下するおそれがある。逆に、前記角度θ1が30°より大きい場合、氷路でのトラクション性能が低下するおそれがあり、かつ、ミドルブロック11の耐摩耗性能が低下するおそれがある。前記角度θ1は、より好ましくは15〜25°である。
ミドル横溝10のタイヤ軸方向の両側の端部10eの溝幅W4は、ミドル横溝10のタイヤ軸方向の中央部10mの溝幅W5よりも小さい。このようなミドル横溝10は、ミドル陸部6のタイヤ周方向の剛性の低下を抑制する。従って、優れた耐摩耗性能が発揮される。
ミドル横溝10の端部10eの溝幅W4とミドル横溝10の中央部10mの溝幅W5との比W4/W5は、好ましくは0.55以上、より好ましくは0.60以上であり、好ましくは0.70以下、より好ましくは0.65以下である。このようなミドル横溝10は、ウェット性能を維持しつつ、優れた耐摩耗性能を発揮する。
ミドル横溝10の端部10eの溝幅W4は、例えば、ミドルブロック11のタイヤ周方向にのびる端縁12のタイヤ周方向の長さL1の0.11〜0.17倍である。ミドル横溝10の前記中央部10mの溝幅W5は、例えば、ミドルブロック11の前記長さL1の0.17〜0.27倍である。
同様の観点から、図2に示されているように、ミドル横溝10のタイヤ軸方向の両側の端部10e、10eには、溝底10dが隆起したタイバー13が設けられているのが望ましい。このようなタイバー13は、ミドル陸部6の剛性を高め、耐摩耗性能及び氷路での操縦安定性能を向上させる。
図3に示されているように、ミドルブロック11には、1本のミドル副溝15が設けられている。ミドル副溝15は、タイヤ周方向に直線状にのびている。ミドル副溝15は、例えば、略一定の溝幅を有している。ミドル副溝15は、タイヤ軸方向に対して、ミドル横溝10と同じ向きに傾斜している。これにより、ミドル副溝15の溝縁15eが優れたエッジ効果を発揮し、とりわけ氷路での旋回性能が向上する。しかも、このようなミドル副溝15は、ウェット走行時、ミドル横溝10と協働して、タイヤの接地面と路面との間の水をタイヤ軸方向外側に排出する。従って、ウェット性能が向上する。
ミドル副溝15の溝幅W6は、好ましくはミドル陸部6の前記幅W3の0.06倍以上、より好ましくは0.08倍以上であり、好ましくは0.13倍以下、より好ましくは0.11倍以下である。このようなミドル副溝15は、ミドルブロック11の剛性を維持しつつ、優れたウェット性能を発揮する。
ミドル副溝15のタイヤ軸方向に対する角度θ2は、好ましくは70°以上、より好ましくは75°以上であり、好ましくは85°以下、より好ましくは80°以下である。このようなミドル副溝15は、ウェット走行時、トレッド部の踏面と路面との間の溝を、効果的にタイヤ軸方向外側に案内する。このため、優れたウェット性能が発揮される。
ミドル副溝15は、タイヤ周方向で隣り合うミドル横溝10、10間を継いでいる。これにより、ミドルブロック11は、タイヤ軸方向内側の内側ブロック片18と、タイヤ軸方向外側の外側ブロック片19とを含んでいる。
内側ブロック片18は、略平行四辺形状である。内側ブロック片18のタイヤ軸方向の最大の幅W8は、例えば、ミドル陸部6の前記幅W3の0.40〜0.60倍、より好ましくは0.40〜0.50倍である。
内側ブロック片18には、内側ミドルサイプ20と、ディンプル25とが設けられている。本明細書において「サイプ」とは、幅が0.5〜1.5mmの切り込みを意味し、排水用の溝とは区別される。
内側ミドルサイプ20は、タイヤ軸方向の外端20oがミドル副溝15に連通している。このような内側ミドルサイプ20は、優れた吸水性能を発揮し、ひいては氷上性能を向上させる。
内側ミドルサイプ20は、タイヤ軸方向に対してミドル横溝10と逆向きに傾斜している。このような内側ミドルサイプ20が設けられた内側ブロック片18は、ミドル横溝10及びミドル副溝15と同じ向きに傾斜するサイプが設けられた場合と比較して、ブロックのタイヤ周方向の剛性を大きくすることができる。このため、相対的に大きな接地圧が負荷される内側ブロック片18の偏摩耗が抑制される。従って、ミドル陸部6の耐摩耗性能が維持される。
内側ミドルサイプ20のタイヤ軸方向に対する角度θ3は、好ましくは15°以上、より好ましくは20°以上であり、好ましくは35°以下、より好ましくは30°以下である。このような内側ミドルサイプ20は、タイヤ軸方向に対してもエッジ効果を発揮し、氷路での旋回性能を向上させる。
ミドル横溝10と内側ミドルサイプ20との間の角度θ8は、好ましくは30°以上、より好ましくは35°以上であり、好ましくは50°以下、より好ましくは45°以下である。このようなミドル横溝10及び内側ミドルサイプ20は、タイヤ軸方向及びタイヤ周方向にバランス良くエッジ効果を発揮し、氷路でのトラクション性能及び旋回性能を向上させる。
1つの内側ブロック片18内に設けられている内側ミドルサイプ20の本数N1は、好ましくは3本以上、より好ましくは4本以上であり、好ましくは7本以下、より好ましくは6本以下である。このような内側ミドルサイプ20は、内側ブロック片18の剛性を維持しつつ、優れたエッジ効果を発揮する。このため、耐摩耗性能が維持されつつ、氷上性能が向上する。
内側ミドルサイプ20は、フルオープンサイプ22と、セミオープンサイプ21とを含んでいる。フルオープンサイプ22は、タイヤ軸方向の両端がミドル副溝15又はセンター主溝4に連通する。このようなフルオープンサイプ22は、優れたウェット性能を発揮する。セミオープンサイプ21は、タイヤ軸方向の外端21oがミドル副溝15に連通し、かつ、タイヤ軸方向の内端21iが内側ブロック片18内で終端する。このようなセミオープンサイプ21は、内側ブロック片18の剛性を向上させ、優れた耐摩耗性能を発揮する。
ディンプル25は、踏面内に表れる閉じたエッジ26を有する。ディンプル25は、エッジ26で囲まれた領域が凹んでいる。このようなディンプル25は、エッジ26が横溝に連通しないため、内側ブロック片18の剛性の低下を効果的に抑制する。このため、耐摩耗性能が向上する。しかも、ディンプル25のエッジ26は、多方向にエッジ効果を発揮する。従って、優れた氷上性能が発揮される。
ディンプル25は、タイヤ周方向に長い楕円状又は長円状が望ましい。このようなディンプル25は、内側ブロック片18のタイヤ周方向の剛性を維持する。しかも、このようなディンプル25は、タイヤ軸方向に対して優れたエッジ効果を発揮する。従って、耐摩耗性能が維持されつつ、氷上性能が向上する。
ディンプル25は、セミオープンサイプ21の長さ方向の延長線上に設けられているのが望ましい。このようなディンプル25は、内側ブロック片18の剛性分布を均一にし、ブロックの偏摩耗を抑制する。
外側ブロック片19も、略平行四辺形状である。外側ブロック片19のタイヤ軸方向の最大の幅W9と内側ブロック片18の前記幅W8との比W9/W8は、好ましくは0.7以上、より好ましくは0.9以上であり、好ましくは1.5以下、より好ましくは1.1以下である。これにより、ミドル陸部6の剛性分布が均一になり、ミドル陸部6の耐摩耗性能が向上する。
外側ブロック片19には、外側ミドルサイプ24が設けられている。外側ミドルサイプ24は、タイヤ軸方向の内端24iがミドル副溝15に連通し、タイヤ軸方向の外端24oがショルダー主溝3に連通している。このような外側ミドルサイプ24は、優れた吸水効果を発揮し、ウェット性能を向上させる。
外側ミドルサイプ24は、タイヤ軸方向に対してミドル横溝10と同じ向きに傾斜している。このような外側ミドルサイプ24は、内側ミドルサイプ20と相俟って、多方向にエッジ効果を発揮する。従って、優れた氷上性能が発揮される。
外側ミドルサイプ24のタイヤ軸方向に対する角度θ4は、好ましくは10°以上、より好ましくは13°以上であり、好ましくは20°以下、より好ましくは17°以下である。このような外側ミドルサイプ24は、タイヤ軸方向にもエッジ効果を発揮し、氷路での旋回性能を向上させる。
1つの外側ブロック片19に設けられた外側ミドルサイプ24の本数N2は、好ましくは3本以上、より好ましくは4本以上であり、好ましくは7本以下、より好ましくは6本以下である。このような外側ミドルサイプ24は、外側ブロック片19の剛性を維持しつつ、優れたエッジ効果を発揮する。
外側ミドルサイプ24の前記本数N2と前記内側ミドルサイプ20の前記本数N1との比N2/N1は、好ましくは0.6以上、より好ましくは0.8以上であり、好ましくは1.0以下、より好ましくは0.9以下である。これにより、内側ブロック片18と外側ブロック片19との摩耗の進行が均一になり、ひいては耐摩耗性能が向上する。
図4には、センター陸部5の拡大図が示されている。図4に示されているように、センター陸部5は、タイヤ赤道Cの一方側に設けられている第1センター主溝4Aと、タイヤ赤道Cの他方側に設けられている第2センター主溝4Bとの間に設けられている。
センター陸部5は、複数本のセンター横溝30で区分されたセンターブロック33が並ぶブロック列である。センター陸部5のタイヤ軸方向の幅W10は、例えば、トレッド接地幅TW(図1に示す)の0.12〜0.16倍である。
センター横溝30は、センター主溝4、4間を継いでいる。センター横溝30は、例えば、略一定の溝幅で直線状にのびている。センター横溝30の溝幅W11は、好ましくはセンター陸部5の幅W10の0.12倍以上、より好ましくは0.14倍以上であり、好ましくは0.18倍以下、より好ましくは0.16倍以下である。このようなセンター横溝30は、センター陸部5の剛性を維持しつつ、優れた排水性能を発揮する。
センター横溝30は、タイヤ軸方向に対して傾斜している。センター横溝30のタイヤ軸方向に対する角度θ5は、好ましくは5°以上、より好ましくは8°以上であり、好ましくは15°以下、より好ましくは12°以下である。このようなセンター横溝30は、ウェット走行時、センター陸部5の踏面と路面との水を効果的にタイヤ軸方向外側に排出し、ウェット性能を向上させる。
センター横溝30のタイヤ軸方向の両端部30e、30eは、センター主溝4を介して隣り合う内側ブロック片18のタイヤ周方向にのびる端縁18eと向き合っているのが望ましい。これにより、走行時、トレッド部にタイヤ周方向の荷重が負荷した際、センター横溝30のタイヤ周方向の変形が内側ブロック片18により抑制される。このため、操縦安定性能が向上する。
センター横溝30は、第1センター横溝31と第2センター横溝32とを含んでいる。第1センター横溝31は、タイヤ軸方向に対して一方側(この例では右上がり)に傾斜している。第2センター横溝32は、タイヤ軸方向に対して他方側(この例では右下がり)に傾斜している。
センターブロック33は、略台形状である。本実施形態のセンターブロック33は、第1センターブロック34及び第2センターブロック35を含んでいる。第1センターブロック34は、タイヤ周方向の長さL2が第1センター主溝4A側から第2センター主溝4B側に向かって漸増している。第2センターブロック35は、第1センターブロック34とは逆に、タイヤ周方向の長さL2が第2センター主溝4B側から第1センター主溝4A側に向かって漸増している。第1センターブロック34と第2センターブロック35とは、タイヤ周方向に交互に設けられている。このようなセンターブロック33は、センター陸部5のタイヤ軸方向の剛性を、左右均一に向上させる。
センターブロック33には、凹部36及びセンターサイプ37が設けられている。
凹部36は、センターブロック33のタイヤ周方向にのびるブロック縁33eがタイヤ赤道C側に凹んで形成されている。このような凹部36は、センター主溝4の排水性能を補い、ウェット性能を向上させる。
センターサイプ37は、直線状にのびている。センターサイプ37は、タイヤ軸方向に対して傾斜している。センターサイプ37のタイヤ軸方向に対する角度θ6は、好ましくは5°以上、より好ましくは8°以上であり、好ましくは15°以下、より好ましくは12°以下である。このようなセンターサイプ37は、氷路でのトラクション性能を維持しつつ、氷路での旋回性能を向上させる。
センターサイプ37は、第1センターサイプ38と第2センターサイプ39とを含んでいる。第1センターサイプ38は、第1センターブロック34に設けられ、タイヤ軸方向に対してミドル横溝10(図1に示す)と同じ向きに傾斜している。本実施形態の第1センターサイプ38は、第1センター横溝31と平行である。第2センターサイプ39は、第2センターブロック35に設けられ、タイヤ軸方向に対してミドル横溝10と逆向きに傾斜している。本実施形態の第2センターサイプ39は、第2センター横溝32と平行である。このような第1センターサイプ38及び第2センターサイプ39は、多方向にエッジ効果を発揮し、氷路での操縦安定性能を向上させる。
図5には、ショルダー陸部7の拡大図が示されている。図5に示されているように、ショルダー陸部7は、ショルダー主溝3のタイヤ軸方向外側に設けられている。ショルダー陸部7は、複数本のショルダー横溝40で区分されたショルダーブロック41が並ぶブロック列である。ショルダー陸部7のタイヤ軸方向の幅W12は、例えば、トレッド接地幅TW(図1に示す)の0.15〜0.20倍である。
ショルダー横溝40は、例えば、略一定の溝幅で直線状にのびている。ショルダー横溝40の溝幅W13は、好ましくはショルダー陸部7の前記幅W12の0.12倍以上、より好ましくは0.14倍以上であり、好ましくは0.18倍以下、より好ましくは0.16倍以下である。このようなショルダー横溝40は、ショルダー陸部7の剛性を維持しつつ、優れたウェット性能を発揮する。
ショルダー横溝40は、ショルダー主溝3からトレッド接地端Teまでのびている。各ショルダー横溝40は、ミドル横溝10(図1に示す)と同じ向きに傾斜している。ショルダー横溝40のタイヤ軸方向に対する角度θ7は、好ましくは5°以上、より好ましくは8°以上であり、好ましくは15°以下、より好ましくは12°以下である。このようなショルダー横溝40は、ウェット走行時、踏面と路面との溝を効果的にタイヤ軸方向外側に排出する。従って、ウェット性能が向上する。
ショルダーブロック41は、タイヤ軸方向の端縁41e、41eが互いに平行にのびている略矩形状である。ショルダーブロック41には、ショルダーサイプ42が設けられている。
ショルダーサイプ42は、タイヤ軸方向に対してショルダー横溝40と同じ向きに傾斜している。本実施形態のショルダーサイプ42は、ショルダー横溝40と平行である。このようなショルダーサイプ42は、タイヤ周方向に優れたエッジ効果を発揮し、氷路でのトラクション性能を向上させる。
ショルダーサイプ42は、タイヤ軸方向の内端42iがショルダー主溝3に連通し、タイヤ軸方向の外端42oがショルダーブロック41内で終端している。このようなショルダーサイプ42は、優れた氷上性能を発揮し、かつ、トレッド接地端Te付近でのショルダーブロック41の偏摩耗を抑制する。
本実施形態の冬用タイヤとして、トレッド部のランド比は、好ましくは63%以上、より好ましくは65%以上であり、好ましくは70%以下、より好ましくは68%以下である。トレッド部のランド比が63%より小さい場合、トレッド部の剛性が低下し、耐摩耗性能が低下するおそれがある。逆に、トレッド部のランド比が70%より大きい場合、ウェット性能及び氷上性能が低下するおそれがある。ランド比は、全ての溝及びサイプを埋めた状態で測定されるトレッド部の全接地面積に対する、実際のトレッド部の合計接地面積の割合である。
以上、本発明の空気入りタイヤについて詳細に説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施される。
図1の基本パターンを有するサイズ225/65R17の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例として、図6に示されているトレッドパターンを有する空気入りタイヤが試作された。図6のトレッドパターンは、ミドル横溝10と内側ミドルサイプ20とがタイヤ軸方向に対して同じ向きに傾斜している。各テストタイヤの氷上性能及び耐摩耗性能がテストされた。各タイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
装着リム:17×6.5J
タイヤ内圧:220kPa
テスト車両:4輪駆動車、排気量2400cc
タイヤ装着位置:全輪
<氷上性能>
前記テスト車両で氷路を走行したときの氷上性能が、運転者の官能により評価された。結果は、比較例1を100とする評点であり、数値が大きい程、氷上性能が優れていることを示す。
<耐摩耗性能>
上記テスト車両でドライ路面を8000km走行したときの摩耗量が測定された。評価は、摩耗量の逆数で行われ、実施例1を100とする指数で表示されている。数値が大きい程、耐摩耗性能が優れていることを示す。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0006450174
Figure 0006450174
テストの結果、実施例の空気入りタイヤは、耐摩耗性能が維持されつつ、氷上性能が向上しているのが確認できた。
2 トレッド部
3 ショルダー主溝
4 センター主溝
6 ミドル陸部
10 ミドル横溝
11 ミドルブロック
15 ミドル副溝
18 内側ブロック片
19 外側ブロック片
20 内側ミドルサイプ
24 外側ミドルサイプ

Claims (4)

  1. トレッド部に、最もトレッド接地端側でタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝と、該ショルダー主溝よりもタイヤ軸方向内側でタイヤ周方向に連続してのびるセンター主溝とが設けられることにより、前記ショルダー主溝と前記センター主溝との間の一対のミドル陸部が区分された空気入りタイヤであって、
    前記ミドル陸部は、タイヤ軸方向に対して10〜30°の角度で同じ向きに傾斜して前記センター主溝から前記ショルダー主溝までのびる複数本のミドル横溝で区分されたミドルブロックを含み、
    前記ミドルブロックは、前記ミドル横溝と同じ向きに傾斜しかつタイヤ周方向で隣り合う前記ミドル横溝間を継ぐ1本のミドル副溝が設けられることにより、タイヤ軸方向内側の内側ブロック片と、タイヤ軸方向外側の外側ブロック片とを含み、
    前記内側ブロック片には、タイヤ軸方向の外端が前記ミドル副溝に連通しかつ前記ミドル横溝と逆向きに傾斜する内側ミドルサイプが設けられ、
    前記外側ブロック片には、タイヤ軸方向の内端が前記ミドル副溝に連通しかつ前記ミドル横溝と同じ向きに傾斜する外側ミドルサイプが設けられ、
    前記ミドル横溝のタイヤ軸方向の両端部には、溝底が隆起したタイバーが設けられ、
    前記ミドル陸部の踏面から前記タイバーの外面までの深さは、前記ミドル副溝の深さよりも大きいことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ミドル横溝のタイヤ軸方向の両端部の溝幅は、前記ミドル横溝のタイヤ軸方向の中央部の溝幅よりも小さい請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記センター主溝は、タイヤ赤道の両側に設けられた一対からなることにより、前記一対のセンター主溝の間にセンター陸部が区分され、
    前記センター陸部は、前記一対のセンター主溝間を継ぐ複数本のセンター横溝で区分されたセンターブロックを含み、
    前記センターブロックは、前記ミドル横溝と同じ向きに傾斜してタイヤ軸方向にのびる第1センターサイプが設けられた第1センターブロックと、前記ミドル横溝と逆向きに傾斜してタイヤ軸方向にのびる第2センターサイプが設けられた第2センターブロックとを含む請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記センター横溝のタイヤ軸方向の両端部は、前記センター主溝を介して隣り合う前記内側ブロック片のタイヤ周方向にのびる端縁と向き合っている請求項3記載の空気入りタイヤ。
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