JP5654833B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、氷路面での直進性を確保しつつ、旋回性能を向上させた空気入りタイヤに関する。
トレッド部のブロックにサイピングが設けられることにより、氷路面でのグリップ力を高めた、いわゆるスタッドレスタイヤが知られている。図7に示されるように、この種のスタッドレスタイヤaでは、例えば、タイヤ赤道C上に配置されたセンターブロックbに、タイヤ軸方向と平行にのびるサイピングdが設けられ、該サイピングdのエッジ効果により氷路面での高い直進性が確保されている(下記特許文献1参照)。
しかしながら、上述のスタッドレスタイヤaは、旋回時に十分なエッジ効果が発揮され難く、旋回性能については、さらなる改善が望まれていた。
特開2009−90874号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、センターブロックの形状及びセンターブロックに形成されるサイピングの傾斜方向を改善することを基本として、氷路面での直進性を確保しつつ、旋回性能を向上し得る空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部に、タイヤ赤道の両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のセンター主溝と、該センター主溝の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝とを設けることにより、前記センター主溝間にセンター陸部が区分されるとともに、前記センター主溝と前記ショルダー主溝との間にミドル陸部が区分された空気入りタイヤであって、前記センター陸部は、複数本のセンター横溝によって区分された複数のセンターブロックがタイヤ周方向に並ぶセンターブロック列からなり、前記センター横溝は、タイヤ軸方向と平行にのび、前記ミドル陸部は、複数本のミドル横溝によって区分された複数のミドルブロックがタイヤ周方向に並ぶミドルブロック列からなり、前記センター陸部のタイヤ軸方向の幅は、前記ミドル陸部のタイヤ軸方向の幅の1.1〜2.0倍であり、前記センターブロックのタイヤ周方向の長さは、前記ミドルブロックのタイヤ周方向の長さの1.5〜3.5倍であり、前記センターブロック列は、タイヤ軸方向に対して1〜45°の角度でかつ同一方向に傾斜した第1センターサイプのみがタイヤ周方向に隔設された第1センターブロックと、タイヤ軸方向に対して1〜45°の角度でかつ前記第1センターサイプとは逆向きに傾斜した第2センターサイプのみがタイヤ周方向に隔設された第2センターブロックとを含み、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填し、しかも正規荷重を負荷してキャンバー角0度で平面に接地させた正規荷重負荷状態において、トレッド部の接地面は、前記第1センターブロック及び前記第2センターブロックの各一部を少なくとも含むことを特徴としている。
また請求項2記載の発明は、前記センターブロックは、前記センター主溝に面するブロック縁が、タイヤ周方向の長さが大きい長辺と、該長辺よりもタイヤ周方向の長さが小さい短辺とが交互に連なるジグザグ状をなし、前記第1及び第2センターサイプは、前記短辺のタイヤ赤道側の内端から該短辺と同じ向きの傾斜でのびる請求項1記載の空気入りタイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記短辺のタイヤ軸方向に対する角度θ1は、前記第1及び第2センターサイプのタイヤ軸方向に対する角度θ2との差の絶対値が45°以内である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤである。
また請求項4記載の発明は、前記各ミドルブロックには、ミドルサイプがタイヤ周方向に隔設され、前記第1センターサイプ及び第2センターサイプの配設ピッチは、前記ミドルサイプの配設ピッチの0.5倍以上かつ1.0倍より小である請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
本発明の空気入りタイヤでは、センター陸部のタイヤ軸方向の幅は、ミドル陸部のタイヤ軸方向の幅の1.1〜2.0倍であり、かつ、センターブロックのタイヤ周方向の長さは、ミドルブロックのタイヤ周方向の長さの1.5〜2.5倍で構成される。即ち、センターブロックは、ミドルブロックに比して大きく形成される。このようなセンターブロックは、直進時のタイヤ赤道付近の接地面積を増大させ、直進安定性が向上する。
また、センターブロック列は、タイヤ軸方向に対して1〜45°の角度でかつ同一方向に傾斜した第1センターサイプのみがタイヤ周方向に隔設された第1センターブロックと、タイヤ軸方向に対して1〜45°の角度でかつ前記第1センターサイプとは逆向きに傾斜した第2センターサイプのみがタイヤ周方向に隔設された第2センターブロックとを含む。このように、第1センターブロックには第1センターサイプのみが、また第2センターブロックには第2センターサイプのみがそれぞれ設けられるため、一つのブロックに第1センターサイプ及び第2センターサイプを混在させたものに比して、ブロック剛性を高く維持し、前記直進安定性をさらに向上しうる。
また、各センターブロックに設けられた第1及び第2センターサイプは、タイヤ軸方向と完全に平行ではなく、タイヤ軸方向に対して1〜45°の角度で傾斜している。このため、タイヤにスリップ角が与えられた旋回時、第1センターサイプ又は第2センターサイプのいずれか一方は、タイヤ軸方向に対する角度がより大きくなり、横力に対して大きな摩擦力を発揮し得る。従って、旋回性能が向上する。
しかも、正規荷重負荷状態では、トレッド部の接地面は、第1センターブロック及び第2センターブロックの各一部が少なくとも含まれる。このような空気入りタイヤは、走行時、必ず第1センターサイプと第2センターサイプとがともに接地面に表れるため、直進時では、第1及び第2センターサイプの傾斜の向きによって生じる横方向の摩擦力が互いに相殺されるため、直線時の片流れ等を防止して直進安定性の悪化を防止できる。
本発明の一実施形態の空気入りタイヤを示すトレッド部の展開図である。 図1の拡大図である。 (a)は、本実施形態の空気入りタイヤが路面に接地した接地面を示す平面図、(b)は、(a)の状態を示すタイヤ赤道面と平行な断面図である。 図2のX部分の拡大図である。 本発明の他の実施形態を示すトレッド部の展開図である。 本発明のさらに他の実施形態を示すトレッド部の展開図である。 従来のトレッド部の展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1に示されるように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2に、タイヤ周方向に連続してのびる複数本の主溝3と、該主溝3と交わる向きにのびる複数本の横溝4とが設けられている。なお、本実施形態のトレッドパターンは、タイヤ赤道C上の任意の点を中心とした実質的な(バリアブルピッチを除く)点対称パターンで形成されている。
本実施形態の主溝3は、タイヤ赤道Cの両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のセンター主溝3aと、該センター主溝3aの各外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝3bとからなる合計4本からなる。これにより、トレッド部2には、センター主溝3a、3a間をのびる1本のセンター陸部5a、前記センター主溝3aとショルダー主溝3bとの間をのびる一対のミドル陸部5b及び前記ショルダー主溝3bのタイヤ軸方向外側をのびる一対のショルダー陸部5cがそれぞれ区分される。
本実施形態のセンター主溝3a及びショルダー主溝3bは、タイヤ周方向と平行に直線状でのびているが、ジグザグ状や波状であっても良いのは言うまでもない。
センター主溝3a及びショルダー主溝3bの溝幅(溝の長手方向と直角な溝幅とし、以下、他の溝幅についても同様とする。)W1a、W1b及び溝深さについては、慣例に従って種々定めることができる。しかしながら、前記溝幅W1a、W1b及び/又は溝深さが大きすぎるとトレッド部2の陸部面積が低減されて、氷路性が悪化する傾向があり、逆に小さすぎると、排水性が悪化する傾向がある。このため、溝幅W1a、W1bは、例えば、トレッド幅TWの2〜10%が望ましく、また、溝深さは、6〜12mmが望ましい。
ここで、前記トレッド幅TWとは、タイヤを正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の状態におけるトレッド端e、e間のタイヤ軸方向距離とする。また、前記トレッド端eは、エッジ等によって外観上明瞭に識別しうるときには当該エッジによって定められるが、このようなエッジが明瞭でない場合には、タイヤを正規リムにリム組みし、かつ正規内圧を充填するとともに、正規荷重を負荷してキャンバー角0度で平面に接地させた正規荷重負荷状態のときの最もタイヤ軸方向外側の位置をトレッド端eとする。
また、前記「正規リム」とは、当該タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば"Design Rim"、ETRTOであれば"Measuring Rim"とする。また、前記「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES"に記載の最大値、ETRTOであれば"INFLATION PRESSURE"とするが、タイヤが乗用車用である場合には180kPaとする。
さらに「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES"に記載の最大値、ETRTOであれば"LOAD CAPACITY"であるが、タイヤが乗用車用の場合には前記荷重の88%に相当する荷重とする。
また、センター主溝3a及びショルダー主溝3bの配設位置も特に限定されるものではないが、例えば、図1に示されるように、センター主溝3aの中心線G1とタイヤ赤道Cとの間のタイヤ軸方向距離L1は、好ましくは、トレッド幅TWの5〜25%が望ましい。同様に、ショルダー主溝3bの中心線G2とトレッド端eとの間のタイヤ軸方向距離L2は、好ましくは、トレッド幅TWの10〜30%が望ましい。これにより、各陸部5a乃至5cの剛性がバランス良く確保され、氷路面での直進性や旋回性能及び耐偏摩耗性を向上しうる。なお、中心線G1、G2が波状等、非直線の場合には、その振幅の中心で前記タイヤ軸方向距離L1、L2が特定される。
また、本実施形態の横溝4は、センター陸部5aを横切る複数本のセンター横溝4aと、ミドル陸部5bを横切る複数本のミドル横溝4bと、ショルダー主溝3bから少なくともトレッド端eまでのびる複数本のショルダー横溝4cとを含んでいる。
このような主溝3及び横溝4により、本実施形態のセンター陸部5aは、各センター横溝4aによって区分された複数のセンターブロック6がタイヤ周方向に並ぶセンターブロック列6Rからなる。また、ミドル陸部5bは、各ミドル横溝4bによって区分された複数のミドルブロック7がタイヤ周方向に並ぶミドルブロック列7Rからなる。さらに、ショルダー陸部5cは、各ショルダー横溝4cによって区分された複数のショルダーブロック8がタイヤ周方向に並ぶショルダーブロック列8Rからなる。
また、本実施形態のセンター横溝4aは、タイヤ軸方向と平行に直線状でのびている。また、本実施形態のミドル横溝4bは、タイヤ軸方向に対して一方側に傾斜(この例では左上がりに傾斜)して直線状でのびている。さらに、本実施形態のショルダー横溝4cは、ミドル横溝4bとは逆向き(この例では右上がり)に傾斜してのびている。なお、前記ミドル横溝4bとショルダー横溝4cとは、ショルダー主溝3bを介して互いに向き合わせて配置されている。
氷路面での旋回性能と耐摩耗性とをバランス良く向上させるために、図1に示されるように、ミドル横溝4bの傾斜角度α1及びショルダー横溝4cの傾斜角度α2(角度α1及びα2は、いずれも絶対値であり、以下同じである。)は、好ましくは、タイヤ軸方向に対して5度以上、より好ましくは7度以上が望ましく、また好ましくは25度以下、より好ましくは20度以下が望ましい。
また、前記各横溝4a乃至4cの溝幅W2a、W2b、W2cは、排水性と各ブロック6乃至8の剛性とをバランス良く確保する観点より、トレッド幅TWの3〜10%が望ましい。また、同様の観点より、各横溝4a乃至4cの溝深さは、6〜12mmが望ましい。
本実施形態のセンターブロック6は、タイヤ軸方向の幅よりもタイヤ周方向の長さが大きい縦長矩形状に形成される。このようなセンターブロック6は、タイヤ周方向の剛性が高く、直進性や耐偏摩耗性に優れる。また、ミドルブロック7及びショルダーブロック8も縦長状ではあるが、平行四辺形状で形成される(本例では、ミドルブロック7は、右下がり、ショルダーブロック8は、右上がりに傾斜する形状である。)。このようなミドルブロック7及びショルダーブロック8は、夫々タイヤ周方向の両側のブロック縁7e、8e(図2に示す)がタイヤ軸方向に対し傾斜するため、旋回時等において、横滑り方向に対してエッジ効果を高めるのに役立つ。
図2に示されるように、センター陸部5aのタイヤ軸方向の幅W3は、ミドル陸部5bのタイヤ軸方向の幅W4の1.1〜2.0倍に形成されるとともに、センターブロック6のタイヤ周方向の長さL3は、ミドルブロック7のタイヤ周方向の長さL4の1.5〜3.5倍に形成される。このようなセンターブロックは、直進時のタイヤ赤道付近の接地面積を増大させ、直進安定性が向上する。
なお、センター陸部5aの幅W3がミドル陸部5bの幅W4の1.1倍未満であると、センターブロックの直進安定性の悪化や、タイヤ周方向の両側に位置するブロック縁6eによるエッジ効果が低下し、特に氷上での直進性が悪化しやすい。逆に、センター陸部5aの幅W3がミドル陸部5bの幅W4の2.0倍を超えると、ミドル陸部5bの横剛性が相対的に小さくなり、ミドル陸部5bに摩耗が集中しやすくなる。このような観点より、前記幅の比W3/W4は、好ましくは1.3倍以上が望ましく、また好ましくは1.7倍以下が望ましい。
同様に、センターブロック6の前記長さL3が、ミドルブロック7の前記長さL4の1.5倍未満であると、センターブロック6のタイヤ周方向の剛性が相対的に小さくなり、直進安定性が低下する他、ヒールアンドトウ摩耗といった耐偏摩耗性が生じやすくなる。逆に、センターブロック6の前記長さL3が、ミドルブロック7の前記長さL4の3.5倍を超えると、ミドル陸部5bの横剛性が相対的に小さくなり、ミドル陸部5bに摩耗が集中しやすくなる。このような観点より、前記長さの比L3/L4は、より好ましくは2倍以上が望ましく、またより好ましくは3倍以下が望ましい。
また、図2に示されるように、センターブロック列6Rの各センターブロック6には、センターサイプS1が形成される。また、センターブロック6は、タイヤ軸方向に対して同一方向に傾斜した第1センターサイプS1aのみがタイヤ周方向に隔設された第1センターブロック6aと、前記第1センターサイプS1aとは逆向きに傾斜した第2センターサイプS1bのみがタイヤ周方向に隔設された第2センターブロック6bとを含む。そして、本実施形態のタイヤ1では、センター陸部6Rが、前記2種類のブロック6a、6bからなるとともに、これらがタイヤ周方向に交互に配置されている。
このように、第1センターブロック6aには第1センターサイプS1aのみが、また第2センターブロック6bには第2センターサイプS1bのみがそれぞれ設けられるため、一つのブロックに第1センターサイプS1a及び第2センターサイプS1bを混在させたものに比して、ブロック剛性を高く維持し、さらに直進安定性を向上しうる。
また、第1センターサイプS1a及び第2センターサイプS1bのタイヤ軸方向に対する角度θ2a及びθ2b(角度θ2a及びθ2bは、いずれも絶対値であり、以下同じである。)は、1〜45°に形成される。このように、各センターブロック6a、6bに設けられた第1及び第2センターサイプS1a、S1bは、タイヤ軸方向と完全に平行ではなく、タイヤ軸方向に対して1〜45°の角度θ2a及びθ2bで傾斜している。このため、タイヤ1にスリップ角が与えられた旋回時、第1センターサイプS1a又は第2センターサイプS1bのいずれか一方は、タイヤ軸方向に対する角度がより大きくなり、横力に対して大きな摩擦力を発揮し得る。従って、本発明の空気入りタイヤ1は、旋回性能が向上する。とりわけ、旋回性能と直進性能とをより高い次元で両立させるためには、前記角度θ2a及びθ2bは、より好ましくは10°以上、さらに好ましくは15°以上が望ましく、またより好ましくは30°以下、さらに好ましくは25°以下が望ましい。
また、図3(a)及びそのタイヤ赤道での断面である(b)に示されるように、前記正規荷重負荷状態でのトレッド部2の接地面Se(本図で、Y−Yで囲まれる領域)には、第1センターブロック6a及び第2センターブロック6bの各一部が少なくとも含まれる。即ち、接地面Seには、タイヤ軸方向に対して異なる向きに傾斜する第1センターサイプS1a及び第2センターサイプS1bの双方が常に表れる。このような空気入りタイヤ1は、直進時、第1センターサイプS1a及び第2センターサイプS1bの傾斜の向きによって生じる横方向の摩擦力が互いに相殺され、直線時の片流れやふらつきを等を防止して直進安定性の悪化を確実に防止できる。
このようなトレッド部2の接地面Seを得るためには、例えば、前記接地面Seのタイヤ周方向の長さである接地長さL5が、センターブロック6のタイヤ周方向の長さL3とセンター横溝4aの溝幅W2aの2倍の長さとを加えた長さよりも大きくなるようトレッド部のプロファイルを設計すること等により、容易に実現することができる。
また、図2及びそのX部拡大図である図4に示されるように、本実施形態のセンターブロック6は、センター主溝3aに面するブロック縁9がジグザグ状で形成されている。本実施形態のブロック縁9は、タイヤ周方向の長さL6が大きくかつ長辺10と、該長辺10よりもタイヤ周方向の長さL7が小かつ長辺10とは逆向きに傾斜する短辺11とが交互に連なるジグザグ状で形成されている。このようなセンターブロック6は、ブロック縁9によって、より高いエッジ効果が得られ、さらに直進性や旋回性能が向上する。
また、前記各センターサイプS1a及びS1bは、短辺11のタイヤ赤道側の内端11eから該短辺11と同じ向きの傾斜でのびている。このようなセンターサイプS1a、S1bは、センターブロック6の剛性、とりわけ短辺11の内端11e付近の剛性低下を防止し、耐偏摩耗性を抑制するのに役立つ。
また、短辺11のタイヤ軸方向に対する角度θ1とセンターサイプ6のタイヤ軸方向に対する角度θ2a又はθ2b(以下、これらを総称してθ2で表示することがある。)との差θ1−θ2の絶対値は、好ましくは45°以内、より好ましくは30°以内が望ましく、さらに好ましくは0°、即ち、θ1=θ2が望ましい。前記角度の差θ1−θ2の絶対値が大きくなると、内端11e付近の剛性が低下し、耐偏摩耗性や直進性及び旋回性能が悪化するおそれがある。
また、図2に示されるように、本実施形態の第1センターブロック6aのブロック縁9aと、第2センターブロック6bのブロック縁9bとは、タイヤ周方向に対し逆向きに傾斜してのびるのが望ましい。即ち、図2に示されるセンターブロック6のタイヤ赤道Cの左側のブロック縁9の例では、第1センターブロック6aのブロック縁9aの長辺10aは右下がりかつ短辺11aは右上がりに傾斜しているが、第2センターブロック6bのブロック縁9bでは、長辺10bが右上がり、短辺11bが右下がりに傾斜している。このようなセンターブロック6は、タイヤの回転方向に関わらずに、エッジ効果が有効に発揮される他、直進安定性を向上しうる点で望ましい。
また、ミドルブロック7には、ミドルサイプS2が、タイヤ周方向に隔設されている。本実施形態のミドルサイプS2は、ミドル横溝4bの傾斜と同方向(即ち、本実施形態では右下がり)に傾斜してのびている。このようなミドルブロック7は、タイヤ周方向の剛性を維持しつつタイヤ軸方向に対してエッジ効果を発揮する。従って、耐偏摩耗性や旋回性能が向上する。なお、好ましくは、ミドルサイプS2は、ミドル横溝4bと平行にのびている。これにより、ミドルブロック7のタイヤ周方向の両端部の剛性低下が抑制される。
また、図2に示されるように、前記第1センターサイプS1aの配設ピッチPa1及び第2センターサイプS1bの配設ピッチPa2は、ミドルサイプS2の配設ピッチPbの好ましくは0.5倍以上、より好ましくは0.6倍以上が望ましく、また好ましくは1.0倍より小、より好ましくは0.8倍以下が望ましい。前記配設ピッチPa1及び/又はPa2が相対的に大きくなると、センターサイプS1の本数が低下し、氷上性能が悪化するおそれがある。逆に、配設ピッチPa1及び/又はPa2が相対的に小さくなると、センターブロック6のタイヤ周方向の剛性が過度に低下し、ヒールアンドトウ摩耗といった偏摩耗が発生するおそれがある。なお、本実施形態では、第1のセンターサイプS1aと、第2センターサイプS1bとの配設ピッチは、ともに同一としている。
上述の作用をより発揮させるために、前記センターサイプS1のタイヤ周方向の配設ピッチPaは、好ましくは3mm以上、より好ましくは4mm以上が望ましく、また、好ましくは7mm以下、より好ましくは6mm以下が望ましい。
なお、ミドルブロック7のタイヤ軸方向内側のブロック縁15は、エッジ効果をさらに発揮させる観点より、タイヤ周方向に連続するジグザグ状に形成されている。
また、前記ショルダーブロック8は、ショルダー横溝4cの傾斜と同方向(即ち、本実施形態では右上がり)に傾斜してのびるショルダーサイプS3が、タイヤ周方向に隔設されている。好ましくは、ショルダーサイプS3も、ショルダー横溝4cと平行にのびるのが望ましい。これにより、ショルダーブロック8のタイヤ周方向の両端部の剛性低下が抑制される。なお、ショルダーブロック8には、トレッド端eからタイヤ赤道C側に向かって凸となる形状の切欠き部13が設けられるのが望ましい。このような切欠き部13は、ショルダーブロック8のエッジ効果をさらに発揮し、さらに旋回性能を向上させる。
本実施形態では、各サイプS1乃至S3は、いずれも両端又は一端が主溝3又はトレッド端eに連通したフルオープンタイプ又はセミオープンタイプで形成されている。このような各サイプS1乃至S3は、氷路面において十分なエッジ効果を発揮する。
また、本実施形態の各サイプS1乃至S3は、直線状で形成される。従って、各ブロック6乃至8の剛性の過度の低下を抑制するとともにエッジ効果による氷上性能をバランス良く発揮させるのに役立つ。
また、各サイプS1乃至S3の幅は、慣例に従い、0.3〜1.5mm程度が望ましい。また、前記各サイプS1乃至S3の深さは、小さすぎると氷上におけるエッジ効果が十分に発揮できないおそれがあり、逆に大きすぎるとブロック剛性が低下し、旋回性能や直進性を悪化させるおそれがある。このような観点より、各サイプS1乃至S3の深さは、好ましくは主溝3の最大深さの70%以上、より好ましくは75%以上が望ましく、また、好ましくは100%以下、より好ましくは、95%以下が望ましい。
また、ミドルサイプS2のタイヤ軸方向に対する角度θ3及びショルダーサイプS3のタイヤ軸方向に対する角度θ4は、各ブロック7、8の剛性と、旋回性能とをバランス良く発揮させる観点より、好ましくは10°以上、より好ましくは15°以上が望ましく、また好ましくは45°以下、より好ましくは40°以下が望ましい。
図5には、本発明の他の実施形態のトレッド部2の展開図を示す。この実施形態では、センター横溝4aが、タイヤ軸方向に対して角度θ5で傾斜してのびている。このようにタイヤ軸方向に傾斜したセンター横溝4aは、タイヤ軸方向に対するエッジ効果が発揮されるため、さらに旋回性能を向上する。なお、前記角度θ5が大きくなると、センターブロック6の周方向の両端部の剛性が小さくなり、ヒールアンドトウ摩耗が生じ易い傾向がある。逆に、前記角度θ5が小さくなると、旋回性能を向上できない傾向がある。このような観点より、前記角度θ5は、好ましくは5°以上、より好ましくは10°以上が望ましく、また、好ましくは45°以下、より好ましくは40°以下が望ましい。
図6には、本発明のさらに他の実施形態が示される。この実施形態では、第1及び第2センターサイプS1a及びS1b、ミドルサイプS2、ショルダーサイプS3は、いずれもジグザグ状にのびるジグザグ部12を含むものが示される。このようなジグザグ部12を含むサイプSでは、旋回時のようにブロックに大きな横力が作用した場合であっても、ジグザグ部12が、互いに噛み合うことによってサイプの大きな目開きを防止でき、各ブロックの剛性を維持しうる。また、サイプのエッジが増加するので、氷上走行時に高いグリップ力が発揮される点で望ましい。
以上、本発明の実施形態について、詳述したが、本発明は例示の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形して実施しうるのは言うまでもない。
本発明の効果を確認するために、図1のトレッドパターンを有する空気入りタイヤ(サイズ:195/65R15)が表1の仕様に基づき試作された。そして、それらについて、各種の性能が評価された。具体的な寸法は、次の通りである。なお、表1の仕様以外は、全て同一である。
センター主溝の溝幅W1a:6.0mm
センター主溝の溝深さ:10.0mm
ショルダー主溝の溝幅W1b:7.0mm
ショルダー主溝の溝深さ:9.5mm
センター横溝の溝幅W2a:8.5mm
センター横溝の溝深さ:8.0mm
ミドル横溝の溝幅W2b:8.2mm
ミドル横溝の溝深さ:8.5mm
ミドル横溝のタイヤ軸方向に対する角度α1:10度
ショルダー横溝のタイヤ周方向の溝幅W2c:9.0mm
ショルダー横溝の溝深さ:8.5mm
ショルダー横溝のタイヤ軸方向に対する角度α2:10度
図5に示されるセンター横溝のタイヤ軸方向に対する角度θ5:8度
また、テスト方法は次の通りである。
<氷上実車性能(直進性及び旋回性能)>
試供タイヤを15×6のリムに装着して内圧200kPaを充填し、排気量2000ccのFR車の四輪に装着し、気温−10℃のミラーバーン状の氷路を走行させた。そして、車両の発進時、加速時及び制動時を含む直進時のグリップ感と、旋回時のグリップ感とを、それぞれドライバーのフィーリングにより、従来例を6点とする10点法で評価した。数値が大きいほど良好である。
<乾燥路実車性能>
上記車両を用い、乾燥アスファルト路面のテストコースを走行させた。そして、車両の加速時及び制動時を含む直進時のグリップ感と、旋回時のグリップ感とがドライバーのフィーリングにより、従来例を6点とする10点法で総合評価された。数値が大きいほど良好である。
<耐偏摩耗性能>
上記車両を用い、乾燥アスファルト路面のテストコースを合計3000km走行させ、ミドルブロック列及びショルダーブロック列について、偏摩耗の有無を肉眼により観察し、従来例を6点とする10点法で評価した。数値が大きいほど良好である。
テストの結果を表1に示す。
Figure 0005654833
Figure 0005654833
テストの結果、実施例のものは、比較例に比べて、直進性を維持しつつ旋回性能を向上していることが確認できた。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3a センター主溝
3b ショルダー主溝
10a ショルダー横溝
4a センター横溝
4b ミドル横溝
5a センター陸部
5b ミドル陸部
6 センターブロック
6R センターブロック列
7 ミドルブロック
7R ミドルブロック列
9 第1センターブロック
10 第2センターブロック
S1a 第1センターサイプ
S1b 第2センターサイプ
C タイヤ赤道
Se 接地面

Claims (4)

  1. トレッド部に、タイヤ赤道の両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のセンター主溝と、該センター主溝の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝とを設けることにより、前記センター主溝間にセンター陸部が区分されるとともに、前記センター主溝と前記ショルダー主溝との間にミドル陸部が区分された空気入りタイヤであって、
    前記センター陸部は、複数本のセンター横溝によって区分された複数のセンターブロックがタイヤ周方向に並ぶセンターブロック列からなり、
    前記センター横溝は、タイヤ軸方向と平行にのび、
    前記ミドル陸部は、複数本のミドル横溝によって区分された複数のミドルブロックがタイヤ周方向に並ぶミドルブロック列からなり、
    前記センター陸部のタイヤ軸方向の幅は、前記ミドル陸部のタイヤ軸方向の幅の1.1〜2.0倍であり、
    前記センターブロックのタイヤ周方向の長さは、前記ミドルブロックのタイヤ周方向の長さの1.5〜3.5倍であり、
    前記センターブロック列は、タイヤ軸方向に対して1〜45°の角度でかつ同一方向に傾斜した第1センターサイプのみがタイヤ周方向に隔設された第1センターブロックと、
    タイヤ軸方向に対して1〜45°の角度でかつ前記第1センターサイプとは逆向きに傾斜した第2センターサイプのみがタイヤ周方向に隔設された第2センターブロックとを含み、
    正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填し、しかも正規荷重を負荷してキャンバー角0度で平面に接地させた正規荷重負荷状態において、トレッド部の接地面は、前記第1センターブロック及び前記第2センターブロックの各一部を少なくとも含むことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記センターブロックは、前記センター主溝に面するブロック縁が、タイヤ周方向の長さが大きい長辺と、該長辺よりもタイヤ周方向の長さが小さい短辺とが交互に連なるジグザグ状をなし、
    前記第1及び第2センターサイプは、前記短辺のタイヤ赤道側の内端から該短辺と同じ向きの傾斜でのびる請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記短辺のタイヤ軸方向に対する角度θ1は、前記第1及び第2センターサイプのタイヤ軸方向に対する角度θ2との差の絶対値が45°以内である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記各ミドルブロックには、ミドルサイプがタイヤ周方向に隔設され、
    前記第1センターサイプ及び第2センターサイプの配設ピッチは、前記ミドルサイプの配設ピッチの0.5倍以上かつ1.0倍より小である請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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