JP2017065179A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズルを覆うためのキャップが、ギアの切換の失敗により、誤って上昇してしまうのを防止することができる液体吐出装置を提供する。【解決手段】ASF切換ギアが選択駆動ギアと噛み合った状態でASFモータを正転させると、キャップ昇降機構が駆動され、ノズルキャップが昇降する。ASF切換ギアが給紙ギアと噛み合った状態でASFモータを正転させると、下段カセット給紙部からの給紙が行われる。下段カセット給紙部からの給紙のために、ASF切換ギアを選択駆動ギアと噛み合う状態から給紙ギアと噛み合う状態に切り換えるようにキャリッジを移動させたうえで、ASFモータを正転させたときに、キャップ昇降機構の駆動を検出するためのセンサがオフからオンに切り換わった場合に、ASFモータを停止させたうえで、キャリッジをインク吐出面がキャップユニットと対向する位置まで移動させる。【選択図】図18

Description

本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
ノズルから液体を吐出する液体吐出装置の一例として、特許文献1には、ノズルからインクを吐出して記録用紙に記録を行うプリンタ部を有する複合機が記載されている。特許文献1に記載の複合機のプリンタ部では、記録ヘッドを搭載して往復動するキャリッジを移動させることによってASFモータに接続された第1、第2切換ギアを移動させて、第1、第2切換ギアを、第1〜第3伝達ギアのうちいずれの伝達ギアと噛み合わせるかを切り換えることができるようになっている。そして、第2切換ギアが第3伝達ギアに噛み合った状態でASFモータを駆動させると、第1給紙ローラ又は第2給紙ローラが回転し、給紙が行われる。また、第2切換ギアが第2伝達ギアと噛み合った状態でASFモータを駆動させると、記録ヘッドを覆うノズルキャップのリフトアップが行われる。
特開2009-34847号公報
ここで、特許文献1に記載のプリンタ部では、通常、記録用紙への記録を行わないときには、ノズル内のインクの乾燥を防止するために、記録ヘッドがノズルキャップで覆われている。この状態では、第2切換ギアが、第2伝達ギアと噛み合っている。そして、記録用紙への記録を行うためには、ノズルキャップを記録ヘッドから離すことでキャリッジを往復動可能とし、その後、キャリッジを移動させて、第1、第2切換ギアを移動させることにより、第2切換ギアを第2伝達ギアと噛み合った状態から第3伝達ギアに噛み合った状態に切り換えたうえで、ASFモータを駆動させて給紙を行う。このとき、第2切換ギアと第2伝達ギアとが噛み込んでいることにより、第2切換ギアを第3伝達ギアに噛み合った状態に切り換えようとしても、第2切換ギアが第2伝達ギアと噛み合ったままとなることがある。この状態でASFモータが駆動されると、ノズルキャップがリフトアップされる。その結果、この後、キャリッジをノズルキャップと対向する位置に戻したときに、キャリッジがノズルキャップに衝突し、ノズル内のインクのメニスカスが破壊されてしまう虞がある。
本発明の目的は、ギアの切換に失敗して、キャップが誤ってキャッピング位置まで移動してしまうのを防止することが可能な液体吐出装置を防止することである。
本発明の液体吐出装置は、複数のノズルと、前記複数のノズルが形成された液体吐出面とを有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出面と当接して前記複数のノズルを覆うキャッピング位置と、前記液体吐出面から離れたアンキャッピング位置との間で、前記液体吐出面と交差するキャップ移動方向に移動可能なキャップと、前記キャップを前記キャップ移動方向に往復移動させるキャップ移動装置と、前記キャップ移動装置とは別の被駆動装置と、前記キャップ移動装置及び前記被駆動装置を駆動させる駆動モータと、前記駆動モータが所定方向に回転したときの動力を前記キャップ移動装置に伝達するための第1ギアと、前記駆動モータが前記所定方向に回転したときの動力を前記被駆動装置に伝達するための第2ギアと、前記駆動モータから動力が伝達されるギアであって、前記第1ギアと噛み合う位置と、前記第2ギアと噛み合う位置との間で移動可能な切換ギアと、前記切換ギアを移動させるギア移動装置と、前記キャップ移動装置の駆動を検出するためのセンサと、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記キャップが前記アンキャッピング位置に位置している状態で、前記キャップ移動装置が駆動したときに、前記キャップ移動装置の駆動が開始された後、前記キャップが前記キャッピング位置に到達するよりも前に、前記センサから信号が入力されることによって、前記キャップ移動装置が駆動したことを検出するように構成され、前記切換ギアを前記第1ギアと噛み合う位置から前記第2ギアと噛み合う位置に移動させるように、前記ギア移動装置を駆動させた後、前記駆動モータを前記所定方向に回転させたときに、前記キャップ移動装置が駆動したことを検出した場合に、前記駆動モータを停止させる。
また、本発明に係る液体吐出装置は、複数のノズルと、前記複数のノズルが形成された液体吐出面とを有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出面と当接して前記複数のノズルを覆うキャッピング位置と、前記液体吐出面から離れたアンキャッピング位置との間で、前記液体吐出面と交差するキャップ移動方向に移動可能なキャップと、前記キャップを前記液体吐出面と交差するキャップ移動方向に往復移動させるキャップ移動装置と、前記キャップ移動装置とは別の被駆動装置と、前記キャップ移動装置及び前記被駆動装置を駆動させる駆動モータと、前記駆動モータが所定方向に回転したときの動力を前記キャップ移動装置に伝達するための第1ギアと、前記第1ギアと前記走査方向に並んで配置された、前記駆動モータが前記所定方向に回転したときの動力を前記被駆動動装置に伝達するための第2ギアと、前記駆動モータから動力が伝達されるギアであって、前記第1ギアと噛み合う位置と、前記第2ギアと噛み合う位置との間で、前記走査方向に移動可能な切換ギアと、前記切換ギアを前記走査方向に移動させるギア移動装置と、前記キャップ移動装置の駆動を検出するためのセンサと、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記キャップが前記アンキャッピング位置に位置している状態で、前記キャップ移動装置が駆動したときに、前記キャップ移動装置の駆動が開始された後、前記キャップが前記キャッピング位置に到達するよりも前に、前記センサから信号が入力されることによって、前記キャップ移動装置が駆動したことを検出するように構成され、前記切換ギアを前記第1ギアと噛み合う位置から前記第2ギアと噛み合う位置に移動させるように、前記ギア移動装置を駆動させた後、前記駆動モータを前記所定方向に回転させたときに、前記キャップ移動装置が駆動したことを検出した場合に、前記切換ギアと前記第1ギアとの噛み込みを解消させるために前記駆動モータを両方向に繰り返し回転させる。
本発明では、キャップがアンキャッピング位置に位置している状態で、キャップ移動装置が駆動したときに、キャップ移動装置の駆動が開始された後、キャップが前記キャッピング位置に到達するよりも前に、センサから信号が入力されることによって、キャップ移動装置が駆動したことを検出する。そして、切換ギアを第1ギアと噛み合う位置から第2ギアと噛み合う位置に移動させるように、ギア移動装置を駆動させた後、駆動モータを所定方向に回転させたときに、センサからの信号によりキャップ移動装置が駆動したことを検出した場合に、駆動モータを停止させる、あるいは、切換ギアと第1ギアとの噛み込みを解消させるために駆動モータを両方向に繰り返し回転させる。これにより、切換ギアを第1ギアと噛み合う位置からシート供給ギアと噛み合う位置に移動させるのに失敗して、第1ギアと噛み合ったままの状態となっているときに、キャップがキャッピング位置まで移動してしまうのを防止することができる。
本発明の実施の形態に係るプリンタの側方から見た概略構成図である。 印刷部及びメンテナンスユニットの平面視での概略構成図である。 走査方向の右側から見たキャップ昇降機構及び切換バルブと、これらに接続されるギアの配置を示す図である。 (a)が図3のスライダの溝周辺部分の拡大図であり、(b)、(c)は、上方から見た、遊星ギア機構と傘歯車とバルブ駆動ギアとの位置関係を示す図であり、(b)が遊星ギアと傘歯車とが噛み合った状態、(c)が遊星ギアとバルブ駆動ギアとが噛み合った状態を示している。 スライダの平面図である。 図3の切換バルブのVI−VI線断面図である。 (a)は、ノズルキャップがキャッピング位置に位置している状態を示す図3(a)相当の図であり、(b)は、ノズルキャップをアンキャッピング位置に位置しているときの状態を示す図3相当の図である。 (a)がノズルキャップを降下させて中間位置に位置させた状態を示す図3相当の図であり、(b)がノズルキャップを上昇させて中間位置に位置させた状態を示す図3相当の図である。 スライダの位置と、センサの検出状態の変化を示す図である。 (a)は、スライダの位置とキャップユニットの高さとの関係を示す図であり、(b)は、スライダの位置とセンサのオン/オフとの関係を示す図である。 切換バルブを駆動させているときの状態を示す図3相当の図である。 走査方向の右側から見た、吸引ポンプとこれに接続されるギアの配置を示す図である。 PFモータと給紙ローラとPF入力ギアとPF切換ギアとの接続関係を説明するための図であり、(a)は、ASF切換ギアが上段給紙ギアと噛み合った状態、(b)は、ASF切換ギアが下段給紙ギアと噛み合った状態(c)は、PF切換ギアがポンプ駆動ギアと噛み合わず、且つ、ASFギアが選択駆動ギアと噛み合った状態、(d)は、PF切換ギアがポンプ駆動ギアと噛み合い、且つ、ASFギアが選択駆動ギアと噛み合った状態を示している。 ASFモータとASF入力ギアとASF切換ギアとの接続関係、及び、ASFギアによる接続の切換を説明するための図であり、(a)は図13(a)に対応した状態、(b)は図13(b)に対応した状態、(c)は図13(c)に対応した状態、(d)は図13(d)に対応した状態を示している。 PFモータに対する接続関係を説明するためのブロック図である。 ASFモータに対する接続関係を説明するためのブロック図である。 プリンタの電気的構成を示すブロック図である。 プリンタで印刷を行うときの流れを示すフローチャートである。 ノズルキャップと切換バルブと吸引ポンプとの連通関係を示す図であり、(a)は待機状態、(b)はバルブクリーニング時の状態、(c)はブラックの吸引パージ時の状態、(d)はカラーの吸引パージ時の状態、(e)はブラックの空吸引時の状態、(f)はカラーの空吸引時の状態を示している。 メンテナンスの流れを示すフローチャートである。 (a)が変形例1の図4(a)相当の図であり、(b)が変形例2の図4(a)相当の図である。 変形例3のキャップ昇降機構を説明するための図であり、(a)は、キャップユニットがキャッピング位置に位置する状態、(b)は、キャップユニットアンキャッピング位置に位置する状態、(c)は、センサがオフからオンに切り換わったときの状態を示している。 変形例4の図1相当の図である。 変形例5の図18相当のフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
(プリンタの全体構成)
図1、図2に示すように、本実施の形態に係るプリンタ1は、印刷部2、下段カセット給紙部3、上段カセット給紙部4、メンテナンスユニット7等を備えている。
(印刷部)
印刷部2は、キャリッジ11、インクジェットヘッド12(本発明の「液体吐出ヘッド」)、搬送ローラ13、14、プラテン15などを備えている。キャリッジ11は、走査方向に延びた2本のガイドレール16に、走査方向に移動自在に支持されている。キャリッジ11は、図示しないベルトやプーリを介して、キャリッジモータ156(図17参照)に接続され、キャリッジモータ156に駆動されることで、走査方向に往復移動する。なお、以下では、図2に示すように、走査方向の右側及び左側を定義して説明を行う。
インクジェットヘッド12は、キャリッジ11に搭載され、その下面であるインク吐出面12aに形成された複数のノズル17からインクを吐出する。複数のノズル17は、走査方向と直交する搬送方向に配列されることによってノズル列18を形成している。インクジェットヘッド12には、4つのノズル列18が走査方向に並んで配置されている。複数のノズル17からは、走査方向の右側のノズル列18を形成するものから順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが吐出される。
搬送ローラ13は、インク吐出面12aと平行で且つ走査方向と直交する搬送方向における、キャリッジ11よりも上流側に配置されている。搬送ローラ13は、駆動ローラ13aと、駆動ローラ13aの上側に配置された従動ローラ13bとによって構成される。駆動ローラ13aは、後述するようにPFモータ101(図13参照)に接続されている。PFモータ101を逆転(CCW)させると、PFモータ101から駆動ローラ13aに動力が伝達され、駆動ローラ13aが図1の時計回り方向に回転する。これにより、記録用紙Pを、駆動ローラ13aと従動ローラ13bとに挟んだ状態で、搬送方向に搬送させることができる。一方、PFモータ101を正転(CW)させると、駆動ローラ13aが図1の反時計回り方向に回転する。
搬送ローラ14は、搬送方向におけるキャリッジ11よりも下流側に配置されている。搬送ローラ14は、駆動ローラ14aと、駆動ローラ14aの上側に配置された従動ローラ14bとによって構成される。駆動ローラ14aは、図示しない複数のギアを介して駆動ローラ13aと接続されている。これにより、PFモータ101から駆動ローラ13aに動力が伝達されると、駆動ローラ14aにも駆動力が伝達され、駆動ローラ14aが回転する。また、このときの駆動ローラ13aと14aの回転の方向は同じとなる。これにより、PFモータ101を逆転(CCW)させると、記録用紙Pを、駆動ローラ14aと従動ローラ14bとに挟んだ状態で、搬送方向に搬送させることができる
プラテン15は、搬送方向における搬送ローラ13と搬送ローラ14との間に、インク吐出面12aと対向するように配置されている。プラテン15は、搬送ローラ13、14に搬送される記録用紙Pを下側から支持する。
(下段カセット給紙部)
下段カセット給紙部3は、プラテン15の下方に配置されている。下段カセット給紙部3は、用紙カセット21と、給紙ローラ22(本発明の「被駆動装置」、「第1シート供給装置」)とを備えている。用紙カセット21には、上下に重ねられた複数の記録用紙P(本発明の「第1シート」)が収容されている。給紙ローラ22は、後述するように、下段給紙ギア131(図14参照、本発明の「第1シート供給ギア」)を含む複数のギア(下段給紙ギア131以外は図示省略)を介して、ASFモータ102(図14参照、本発明の「駆動モータ」)と接続可能に構成されている。そして、給紙ローラ22がASFモータ102と接続された状態で、ASFモータ102を正転(本発明の「所定方向に回転」)させると、ASFモータ102から給紙ローラ22に動力が伝達され、給紙ローラ22が、図1の時計回り方向に回転する。これにより、給紙カセット21に収容された記録用紙Pが、搬送方向の上流側に向けて搬送される。給紙カセット21の搬送方向における上流側には、搬送方向の下流側から送られてきた記録用紙Pを、搬送ローラ13の搬送方向における上流側の位置まで案内するための供給経路10が設けられている。給紙ローラ22により搬送された記録用紙Pは、図1に矢印A1で示すように、供給経路10に沿って、搬送ローラ13の搬送方向における上流側まで搬送されることで、印刷部2に供給される。
(上段カセット給紙部)
上段カセット給紙部4は、プラテン15と下段カセット給紙部3との間に配置されている。上段カセット給紙部4は、用紙カセット31と、給紙ローラ32(本発明の「被駆動装置」、「第2シート供給ローラ」)とを備えている。用紙カセット31は、用紙カセット21とほぼ同様の構造のものであり、上下方向に重ねられた複数の記録用紙P(本発明の「第2シート」)が収容されている。給紙ローラ32は、後述するように、上段給紙ギア132(図14参照、本発明の「第2シート供給ギア」)を含む複数のギア(上段給紙ギア132以外は図示省略)を介して、ASFモータ102と接続可能に構成されている。そして、給紙ローラ32とASFモータ102とが接続された状態で、ASFモータ102を逆転(本発明の「所定方向と反対方向に回転」)させると、ASFモータ102から給紙ローラ32に動力が伝達され、給紙ローラ32が図1の時計回り方向に回転し、用紙カセット31に収容された記録用紙Pが、図1に矢印A2で示したように、供給経路10に向けて搬送方向の上流側に搬送され、印刷部2に供給される。
(メンテナンスユニット)
次に、メンテナンスユニット7について説明する。図2〜図9に示すように、メンテナンスユニット7は、ワイパ59、キャップユニット61、切換バルブ62、吸引ポンプ63及び廃液タンク64を備えている。
<ワイパ>
ワイパ59は、プラテン15の右側に配置されている。ワイパ59は、ワイパ昇降装置157(図17参照)により、昇降させることができるようになっている。ワイパ昇降装置157によりワイパ59を上昇させた状態では、ワイパ59の上端がインク吐出面12aよりも上方に位置する。これにより、この状態で、キャリッジ11をワイパ59と対向する位置で移動させると、ワイパ59がインク吐出面12aに接触する。一方、ワイパ昇降装置157によりワイパ59を降下させた状態では、ワイパ59の上端がインク吐出面12aよりも下方に位置する。これにより、この状態で、キャリッジ11をワイパ59と対向する位置で移動させても、ワイパ59はインク吐出面12aに接触しない。
<キャップユニット>
キャップユニット61は、ゴム材料などからなり、走査方向におけるワイパ59の右側に配置されている。キャップユニット61は、2つのノズルキャップ61a、61bが一体となったものである。ノズルキャップ61aと61bとは、ノズルキャップ61aがノズルキャップ61bの右側に隣接するように走査方向に並んで配置されている。インク吐出面12aがキャップユニット61と対向する位置までキャリッジ11を移動させると、最も右側のノズル列18がノズルキャップ61aと重なり、左側3列のノズル列18がノズルキャップ61bと重なる。また、キャップユニット61は、キャップ昇降機構66(本発明の「キャップ移動装置」)によって昇降可能(本発明の「キャップ移動方向に移動可能」)であり、インク吐出面12aがキャップユニット61と対向した状態で、キャップ昇降機構66によりキャップユニット61を上昇させると、キャップユニット61がインク吐出面12aに当接し、最も右側のノズル列18がノズルキャップ61aで覆われ、左側3列のノズル列18がノズルキャップ61bで覆われる。
<キャップ昇降機構>
キャップ昇降機構66は、図3〜図5に示すように、キャップ保持部71、スライダ72(本発明の「カム」)、クランクギア73及びアーム74を備えている。キャップ保持部71は、キャップホルダ71aと昇降部材71bとを有する。キャップホルダ71aは、キャップユニット61を下方から支持することで、キャップユニット61の剛性を確保している。昇降部材71bは、キャップホルダ71aを収容しており、図示しないガイドにより、上下方向に移動自在に支持されている。また、キャップホルダ71aと昇降部材71bとの間には、バネ71cが配置されており、キャップホルダ71aは、バネ71cにより上方に付勢されている。また、昇降部材71bの下面の走査方向における両端部近傍の部分には、それぞれ、下側に突出した突出部71dが設けられ、各突出部71dの走査方向における外側の側面には、走査方向に延びた突起71e(本発明の「摺動部」)が形成されている。
スライダ72は、2つの部分76、77を有している。部分76は、昇降部材71bの下方に配置され、搬送方向に延びている。部分76の走査方向における両端部には、それぞれ、突起71eが挿通される溝76aが形成されている。溝76aは、図4(a)に示すように、3つの平行部76b、76c、76dと、2つの傾斜部76e、76fとを有している。なお、図4(a)では、溝76aの構造をわかりやすくするため、溝76aの搬送方向の長さを、図3よりも長く図示している。
平行部76bは、部分76の搬送方向における上流側の端部に設けられ、搬送方向と平行に延びている。平行部76cは、部分76の平行部76bよりも搬送方向の下流側且つ下側に配置され、搬送方向と平行に延びている。平行部76dは、搬送方向及び上下方向における平行部76bと平行部76cとの間に配置され、搬送方向と平行に延びている。傾斜部76eは、搬送方向における平行部76bと平行部76dとの間に配置され、搬送方向に対して傾斜して延びて、平行部76bと平行部76dとを接続する。傾斜部76fは、搬送方向における平行部76cと平行部76dとの間に配置され、搬送方向に対して傾斜して延びて、平行部76cと平行部76dとを接続する。なお、傾斜部76eと76fの搬送方向に対する傾斜角度は、ほぼ同じとなっている。突起71eは、溝76aの下面76a1と摺動する。
なお、本実施の形態では、溝76aの下面76a1のうち、傾斜部76fによって形成される部分が、本発明の「第1面」に相当し、平行部76cによって形成される部分が、本発明の「第2面」に相当し、平行部76bによって形成される部分が、本発明の「第3面」に相当し、傾斜部76eによって形成される部分が、本発明の「第4面」に相当し、平行部76dによって形成される部分が、本発明の「第5面」に相当する。
部分77は、部分76よりも幅が狭く、部分76の搬送方向における下流側の端部の中央部から、搬送方向の下流側に延びている。部分77の搬送方向における下流側の端部には、アーム支持部77aが設けられている。アーム支持部77aは走査方向に延び、アーム74の一端部を揺動自在に支持している。また、部分77の走査方向における左側の側面77bには、搬送方向に沿って延びたギア部77cが形成されている。また、スライダ72に対して、ギア部77cと噛み合うオイルダンパ78が設けられている。オイルダンパ78は、後述するように、スライダ72の搬送方向への滑り(急激な移動)を防止するためのものである。また、スライダ72に対しては、搬送方向の位置を検出するためのセンサ79が設けられている。センサ79は、発光素子79aと受光素子79bとを有する。発光素子79aは、部分77の走査方向における左側に配置され、受光素子79bは、部分77の走査方向における右側に配置されている。そして、発光素子79aは受光素子79bに向けて光を照射する。受光素子79bは発光素子79aから照射された光を受信するためのものである。また、これに対応して、部分77の下面には、遮光部77d(本発明の「被検出部」)が設けられている。遮光部77dは、後述するようにスライダ72が搬送方向に移動したときに、発光素子79aから照射された光を遮断するか否かが切り換わる。そして、センサ79では、発光素子79aから照射された光が受光素子79bで受信されたときにオフとなって信号を出力せず、発光素子79aから照射された光が受光素子79bで受信されないときにオンとなって信号を出力する。スライダ72の位置と、センサ79のオンとオフの切り換わりについては後程詳細に説明する。
クランクギア73は、軸方向が走査方向と平行となるように配置されている。クランクギア73の中心からずれた部分の側面には、アーム74の他端部を揺動自在に支持するアーム支持部73aが設けられている。また、クランクギア73は、傘歯車129と噛み合っている。
<切換バルブ>
切換バルブ62は、図3、図6に示すように、収容部材81(本発明の「ポート形成部材」)と流路部材82(本発明の「移動部材」)とを備えている。収容部材81は、下端が塞がれた円筒形の部材である。収容部材81には、2つのキャップ連通ポート84a、84bと、大気連通ポート84cと、ポンプ連通ポート84dを有している。連通ポート84a〜84dは、内部空間81aに連通しているとともに、収容部材81の径方向の外側の互いに異なる方向に突出している。キャップ連通ポート84aは、チューブ86aを介してノズルキャップ61aと連通している。キャップ連通ポート84bは、チューブ86bを介してノズルキャップ61bと連通している。大気連通ポート84cは、チューブ86cを介して廃液タンク64と連通している。ポンプ連通ポート84dは、チューブ86dを介して吸引ポンプ63と連通している。
流路部材82は、ゴム材料などからなる円柱形状の部材であり、収容部材81の内部空間81aに回転可能に収容されている。流路部材82には、連通ポート84a〜84dを互いに連通させるためのインク流路を形成する図示しない溝等が形成されている。また、流路部材82は、バルブカム85に取り付けられている。バルブカム85は、バルブ駆動ギア134aを含むバルブ駆動ギア群134と接続されている。なお、切換バルブ62の構造自体は従来と同様であるので、ここでは、これ以上の詳細な説明を省略する。
<選択ギア機構>
ここで、本実施の形態では、選択ギア機構136を介して、ASFモータ102から、キャップ昇降機構66及び切換バルブ62のうちいずれか一方に、選択的に動力の伝達が可能となっている。より詳細に説明すると、図3、図4(b)、(c)に示すように、選択ギア機構136は、選択駆動ギア137(本発明の「第1ギア」)と、傘歯車138と、遊星ギア機構139とを有する。選択駆動ギア137は、後述のASF切換ギア122と噛み合い可能に構成され、ASF切換ギア122と噛み合った状態で、ASFモータ102と接続される。傘歯車138は、選択駆動ギア137と噛み合っている。遊星ギア機構139は、太陽ギア139aと遊星ギア139bとを有している。太陽ギア139aは、傘歯車138と噛み合っており、選択駆動ギア137及び傘歯車138とともに回転する。遊星ギア139bは、太陽ギア139aと噛み合っており、太陽ギア139aが回転したときに、自身の軸を中心に回転しつつ、太陽ギア139aの軸を中心に回動する。
そして、選択駆動ギア137がASFモータ102に接続された状態で、ASFモータ102を正転(CW)させると、ASFモータ102の動力がギア137、138、139a、139bに伝達され、図4(b)、図7(a)、(b)、図8(a)、(b)に示すように、太陽ギア139aが図4(b)の反時計回り方向に回転し、遊星ギア139bが、太陽ギア139aの軸を中心にこれらの図4(b)の時計回り方向に水平面内で回動して傘歯車129と噛み合う。この状態で、さらにASFモータ102の正転を継続すると、ASFモータ102の動力が傘歯車129を介してクランクギア73に伝達され、クランクギア73がこれらの図の反時計回り方向に回転し、これに連動して、スライダ72が搬送方向(本発明の「スライド方向」)に往復移動する。
そして、スライダ72が搬送方向の上流側に移動するときには、キャップ保持部71の突起71eが、溝76aの下面76a1の、平行部76b、傾斜部76e、平行部76d、傾斜部76f、平行部76cによって形成される部分とこの順に摺動する。これにより、キャップ保持部71及びキャップユニット61が降下する。一方、スライダ72が搬送方向の下流側に移動するときには、キャップ保持部71の突起71eが、溝76aの下面76a1の、平行部76c、傾斜部76f、平行部76d、傾斜部76e、平行部76bによって形成される部分とこの順に摺動する。これにより、キャップ保持部71及びキャップユニット61が上昇する。このとき、オイルダンパ78は、スライダ72の移動に連動して回転する。このように、キャップ昇降機構66では、クランクギア73の一方向の回転を、スライダ72を搬送方向に往復移動に変換し、キャップ保持部71の突起71eを、スライダ72の溝76aの下面76a1と摺動させることで、キャップ保持部71及びキャップユニット61を昇降させる。
そして、図7(a)に示すように、突起71eが、平行部76bに位置しているときには、キャップユニット61が、インク吐出面12aに当接して、複数のノズル17を覆う(以下、このときのキャップユニット61の位置を「キャッピング位置」とする)。また、図7(b)に示すように、突起71eが、平行部76cに位置しているときには、キャップユニット61がインク吐出面12aから離れる(以下、このときのキャップユニット61の位置を「アンキャッピング位置」とする)。また、図8(a)、(b)に示すように、突起71eが、平行部76dに位置しているときには、キャップユニット61がインク吐出面12aから離れるが、突起71eが平行部76cに位置しているときよりも、キャップユニット61とインク吐出面12aとの距離が小さい(以下、このときのキャップユニット61の位置を「中間位置」とする)。
ここで、キャップユニット61を、キャッピング位置、アンキャッピング位置及び中間位置の間で移動させるときの、ASFモータ102の制御について説明する。本実施の形態では、図9(a)に示すように、突起71eが平行部76cの所定部分(図9(b)で突起71eが位置する部分)よりも搬送方向の下流側(傾斜部76fと反対側)に位置しているとき、及び、図9(g)に示すように、突起71eが平行部76bの所定部分(図9(f)で突起71eが位置する部分)よりも搬送方向の上流側に位置しているときには、遮光部77dが発光素子79a及び受光素子79bと対向しない。そして、一方、図9(b)〜(f)に示すように、突起71eが平行部76cの上記所定部分よりも搬送方向の上流側(傾斜部76f側)で、且つ、平行部76bの上記所定部分よりも搬送方向の下流側に位置しているときに、遮光部77dが発光素子79a及び受光素子79bと対向する。なお、図9(a)〜(g)では、図面をわかりやすくするため、スライダ72の部分76及び溝76aの搬送方向の長さを、図3(a)よりも長くしている。また、本実施の形態では、図9(a)の状態での遮光部77dの位置が本発明の「非検出位置」に相当し、図9(b)の状態での遮光部77dの位置が本発明の「検出位置」に相当する。
これにより、本実施の形態では、図10(a)、(b)に示すように、横軸に、搬送方向におけるスライダ72のある部分の位置をとり、縦軸に、ある基準面からのキャップユニット61の高さ、及び、センサからの信号をとると、図10(a)に示すように、スライダ72の上記部分の位置が、位置U11と、位置U11よりも搬送方向の上流側の位置U12との間であるときに、キャップユニット61の高さがH1となる。また、スライダ72の上記部分の位置が、位置U12よりも搬送方向の上流側の位置U13と、位置U13よりも搬送方向の上流側の位置U14との間であるときに、キャップユニット61の高さがH1よりも高いH2となる。また、スライダ72の上記部分の位置が、位置U14よりも搬送方向の上流側の位置U15と、位置U15よりも搬送方向の上流側の位置U16との間であるときに、キャップユニット61の高さがH2よりも高いH3となる。また、スライダ72の上記部分の位置が、位置U12と位置U13との間であるとき、及び、位置U14と位置U15との間であるときに、それぞれ、搬送方向の下流側から上流側に向かうほど、キャップユニット61の高さが高くなる。
また、図10(b)に示すように、スライダ72の上記部分の位置が、位置U11と位置U21との間であるとき、及び、位置U22とU16との間であるときに、センサ79がオフとなる。また、スライダ72の上記部分の位置が、位置U22と位置U16との間であるときに、センサ79がオンとなる。ここで、位置U21は、位置U11と位置U12との間の位置であり、位置U22は、位置U15と位置U16との間の位置である。
このことを利用して、本実施の形態では、図7(a)に示すように、キャップユニット61がキャッピング位置に位置している状態で、ASFモータ102を正転させてスライダ72を搬送方向に移動させ、センサ79がオフからオンに切り換わったときに、さらにASFモータ102を所定量だけ回転させることにより、図8(a)に示すように、キャップユニット61をキャッピング位置から中間位置に移動させる。このとき、平行部76dが搬送方向と平行に延びているため、センサ79がオフからオンに切り換わってからのASFモータ102の回転量に多少のばらつきがあっても、突起71eは、平行部76dのいずれかの部分に位置し、キャップユニット61は確実に中間位置に位置する。
また、本実施の形態では、この状態から、さらにASFモータ102を正転させ、センサ79がオンからオフに切り換わったときに、さらにASFモータ102を所定量だけ回転させることにより、図7(b)に示すように、キャップユニット61を中間位置からアンキャッピング位置に移動させることができる。このとき、平行部76cが搬送方向と平行に延びているため、センサ79がオンからオフに切り換わってからのASFモータ102の回転量に多少のばらつきがあっても、突起71eは、平行部76cのいずれかの部分に位置し、キャップユニット61は確実にアンキャッピング位置に位置する。
また、本実施の形態では、この状態から、さらにASFモータ102を正転させ、センサ79がオフからオンに切り換わったときに、さらにASFモータ102を所定量だけ回転させることにより、図8(b)に示すように、キャップユニット61をアンキャッピング位置から中間位置に移動させることができる。このとき、平行部76dが搬送方向と平行に延びているため、センサ79がオフからオンに切り換わってからのASFモータ102の回転量に多少のばらつきがあっても、突起71eは、平行部76dのいずれかの部分に位置し、キャップユニット61は確実に中間位置に位置する。
また、本実施の形態では、この状態から、さらにASFモータ102を正転させ、センサ79がオンからオフに切り換わったときに、さらにASFモータ102を所定量だけ回転させることにより、図7(a)に示すように、キャップユニット61を中間位置からキャッピング位置に移動させることができる。このとき、平行部76bが搬送方向と平行に延びているため、センサ79がオンからオフに切り換わってからのASFモータ102の回転量に多少のばらつきがあっても、突起71eは、平行部76bのいずれかの部分に位置し、キャップユニット61は確実にキャッピング位置に位置する。
一方、選択駆動ギア137がASFモータ102に接続された状態で、ASFモータ102を逆転(CCW)させると、ASFモータ102の動力がギア137、138、139a、139bに伝達され、図3(c)、図11に示すように、太陽ギア139aが図3(c)の時計回り方向に回転し、遊星ギア139bが、太陽ギア139aの軸を中心に図3(c)の反時計回り方向に水平面内で回転してバルブ駆動ギア134aと噛み合う。この状態で、さらにASFモータ102の逆転を継続すると、ASFモータ102の動力がバルブ駆動ギア134aに伝達され、バルブ駆動ギア群134を構成する各ギアが回転し、バルブカム85及び流路部材82が回転する。そして、切換バルブ62では、流路部材82が回転させることにより、キャップ連通ポート84a、84bとポンプ連通ポート84dとの連通とその遮断等、連通ポート84a〜84d間の連通関係を切り換えることができる。
吸引ポンプ63は、チューブポンプであり、上記のとおりチューブ86dを介して切換バルブ62のポンプ連通ポート84dと連通しており、切換バルブ62と反対側において、チューブ86eを介して廃液タンク64と連通している。また、図12に示すように、吸引ポンプ63は、ギア63aを有する。ギア63aは、ポンプ駆動ギア141aを含むポンプ駆動ギア群141と接続され、後述するようにポンプ駆動ギア群141を介してPFモータ101と接続可能に構成されている。そして、吸引ポンプ63とPFモータ101とが接続された状態で、PFモータ101が正転すると、PFモータ101の動力が吸引ポンプ63に伝達され、吸引ポンプ63は、チューブ86dと86eとの連通を遮断する遮断状態となる。そして、さらにPFモータ101の正転が継続されると、吸引ポンプ63は吸引を行う。一方、PFモータ101が逆転すると、PFモータ101の動力が吸引ポンプ63に伝達され、吸引ポンプ63は、チューブ86dと86eとが連通された連通状態となる。なお、回転の方向によって遮断状態と連通状態との間で切換可能なチューブポンプは公知のものであるため、ここでは、これ以上の詳細な説明は省略する。
廃液タンク64は、後述の吸引パージ等によって排出されたインクなどを貯留するためのものである。廃液タンク64のインクが貯留される空間は大気連通している。これにより、チューブ86cを介して廃液タンク64と連通する大気連通ポート84cは大気連通している。また、吸引ポンプ63が上記連通状態となっているときに、ポンプ連通ポート84dが、チューブ86d、86e、吸引ポンプ63及び廃液タンク64を介して大気連通する。
(モータの接続の切換)
次に、PFモータ101及びASFモータ102の接続の切換について図13(a)〜(d)、図14(a)〜(d)、図15、図16を用いて説明する。なお、図15、図16では、構成要素同士を実線でつなぐことにより、これらが常に接続されていることを示し、破線でつなぐことにより、複数の構成要素のうちいずれか1つと選択的に接続されることを示している。
図13(a)〜(d)、図15に示すように、PFモータ101には、駆動軸105が接続されている。駆動軸105には、駆動ローラ13aが取り付けられている。また、駆動軸105には、PF入力ギア111が取り付けられている。そして、PFモータ101が駆動されると、駆動軸105と駆動ローラ13aとPF入力ギア111とが一体的に回転する。
また、PF入力ギア111は、PF切換ギア112と噛み合っている。PF切換ギア112は、走査方向に延びた軸106に回転自在に支持されている。また、PF切換ギア112は、キャリッジ11の走査方向への移動に連動して、軸106に沿って走査方向に移動可能となっている。これにより、PF切換ギア112は、図13(a)〜(d)のいずれかの位置に選択的に移動させることができるようになっている。そして、PF切換ギア112は、図13(a)〜(c)で示す位置に位置している状態で、ポンプ駆動ギア141aと噛み合わず、図13(d)に示す位置に位置している状態で、ポンプ駆動ギア141aと噛み合う。また、PF切換ギア112は、図13(a)〜(d)のいずれに位置しているときにも、PF入力ギア111と噛み合う。
図13(a)〜(d)、図14(a)〜(d)、図16に示すように、ASFモータ102は、ASF入力ギア群121と接続されている。また、ASF入力ギア群121は、ASF入力ギア121aを含んでおり、ASF入力ギア121aは、ASF切換ギア122と噛み合っている。ASF切換ギア122は、軸106に回転自在に支持されている。また、ASF切換ギア122はPF切換ギア112との走査方向における位置関係が常に保持されるように軸106に取り付けられている。これにより、キャリッジ11の移動に連動してPF切換ギア112が走査方向に移動すると、ASF切換ギア122も走査方向に移動する。
そして、本実施の形態では、ASF切換ギア122を、走査方向に移動させることにより、図13(a)〜(d)、のいずれかの位置に選択的に移動させることができるようになっている。そして、ASF切換ギア122は、図13(a)で示す位置に位置している状態では、下段給紙ギア131と噛み合う。また、ASF切換ギア122は、図13(b)で示す位置に位置している状態では、上段給紙ギア132と噛み合う。また、ASF切換ギア122は、図13(c)、(d)で示す位置に位置している状態では、選択駆動ギア137と噛み合う。
なお、本実施の形態では、切換ギア112、122を走査方向に移動させるキャリッジ11が、本発明の「ギア移動装置」に相当する。
(制御装置)
次に、プリンタ1の動作を制御するための制御装置150について説明する。制御装置150は、図17に示すように、CPU(Central Processing Unit)151、ROM(Read Only Memory)152、RAM(Random Access Memory)153、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)154等を備え、これらが協働してキャリッジモータ156、インクジェットヘッド12、PFモータ101、ASFモータ102、ワイパ昇降装置157等の動作を制御する。
ここで、図17では、CPU151を1つだけ図示しているが、制御装置150は、CPU151を1つだけ備え、この1つのCPU151が処理を一括して行ってもよいし、CPU151を複数備え、これら複数のCPU151が処理を分担して行ってもよい。また、図17では、ASIC154を1つだけ図示しているが、制御装置150は、ASIC154を1つだけ備え、この1つのASIC154が処理を一括して行ってもよいし、ASIC154を複数備え、これら複数のASIC154が処理を分担して行ってもよい。
(印刷動作)
次に、プリンタ1において印刷を行う方法について説明する。プリンタ1では、図18のフローチャートに示す手順で印刷を行う。ここで、プリンタ1では、印刷や後述のメンテナンスなどを行わない待機状態において、キャップユニット61がインク吐出面12aに当接しており、これにより、ノズル17内のインクの乾燥が防止されている。また、上記待機状態では、切換バルブ62において、図19(a)に示すように、キャップ連通ポート84a、84bと、ポンプ連通ポート84dとが連通した状態となっている。また、吸引ポンプ63は、上記連通状態となっている。これにより、待機状態では、複数のノズル17を覆うノズルキャップ61a、61bが、吸引ポンプ63を介して大気連通している。また、待機状態では、PF切換ギア112及びASF切換ギア122が図13(d)に示す位置に位置している。なお、図19(a)では吸引ポンプ63に、上下両方を向いた矢印を付すことによって、吸引ポンプ63が連通状態であることを示している。
プリンタ1において印刷を行うためには、まず、ASFモータ102を正転させることによって、キャップユニット61をアンキャッピング位置まで降下させる(S101)。次に、ASF切換ギア122と選択駆動ギア137との噛み込みを解消するために、ASFモータ102を駆動させて、ASF切換ギア122を両方向に微小角度ずつ繰り返し回転させる、噛み込み解消動作を行わせる(S102)。次に、用紙カセット21、31のいずれかから、印刷部2に向けて記録用紙Pを供給させるための給紙処理を実行する(S103)。具体的には、まず、キャリッジ11を移動させることで、PF切換ギア112及びASF切換ギア122を、図13(a)、(b)のいずれかの位置に移動させる。そして、切換ギア112、122を図13(a)の位置に移動させた場合には、下段カセット給紙部3から給紙を行わせるために、ASFモータ102を正転させる。一方、切換ギア112、122を図13(b)の位置に移動させた場合には、上段カセット給紙部4から給紙を行わせるために、ASFモータ102を逆転させる。
続いて、下段カセット給紙部3から給紙を行わせる場合には(S104:YES)、センサ79がオフからオンに切り換わらなければ(S105:NO)、記録用紙Pに印刷を行わせる(S106)。より詳細に説明すると、ASFモータ102の駆動を継続することで、下段カセット給紙部3からの給紙を継続させる。そして、PFモータ101を正転させて、搬送ローラ13、14に、供給された記録用紙Pを搬送方向に搬送させ、キャリッジモータ156を駆動してキャリッジ11を走査方向に往復移動させつつ、インクジェットヘッド12を駆動して複数のノズル17からインクを吐出させることにより、記録用紙Pに印刷を行わせる。そして、印刷の完了後、噛み込み解消動作を行ってから(S107)、上記待機状態に戻す(S108)。具体的には、キャリッジモータ156を駆動して、キャリッジ11を、インク吐出面12aがキャップユニット61と対向する位置まで移動させ、この状態で、ASFモータ102を正転させることによって、キャップユニット61をキャッピング位置まで上昇させてインク吐出面12aに当接させる。
一方、センサ79がオフからオンに切り換わった場合には(S105:YES)、ASFモータ102を停止させたうえで(S109)、キャリッジモータ156を駆動させて、キャリッジ11を、インク吐出面12aがキャップユニット61と対向する位置まで移動させる(S110)。
そして、この後、ASFモータ102を駆動して、噛み込み解消動作を行わせる(S111)。ただし、S111の噛み込み解消動作では、S102の噛み込み解消動作よりもASF切換ギア122の回転を繰り返す回数を多くする。そして、S111の噛み込み解消動作の後、S103に戻る。
また、上段カセット給紙部4から給紙を行う場合には(S104:NO)、流路部材82の回転が検出されない場合には(S112:NO)、S106に進む。一方、流路部材82の回転が検出された場合には(S112:YES)、S109に進む。ここで、流路部材82の回転角度は、比較的高い精度が要求される。そのため、切換バルブ62には、流路部材82の回転角度を検出するための図示しないセンサが設けられている。S111では、例えば、このセンサからの信号に基づいて流路部材82の回転を検出する。
(メンテナンス)
次に、メンテナンスユニット7を用いたメンテナンスについて説明する。プリンタ1では、図20のフローに沿って、メンテナンスを行う。
メンテナンスでは、図20に示すように、まず、流路部材82が収容部材81に固着して、流路部材82を回転させることができなくなっているか否かを判定する(S201)。そして、流路部材82が収容部材81に固着していない場合には(S201:NO)、そのままS203に進み、流路部材82が収容部材81に固着している場合には(S201:YES)、バルブクリーニングを行ってから(S202)、S203に進む。なお、S201では、例えば、待機状態で、ASFモータ102を所定時間逆転させたときに、流路部材82が回転しないことにより、ASFモータ102に流れる電流が所定の閾値を超えた場合に、流路部材82が収容部材81に固着していると判定する。
バルブクリーニングでは、図19(b)に示すように、待機状態から、PFモータ101を正転させることで、吸引ポンプ63に吸引を行わせる。すると、複数のノズル17からインクジェットヘッド12内のインクが排出されて切換バルブ62に流れ込む。これにより、切換バルブ62内で固化したインクが、切換バルブ62に流れ込んだインクの水分を吸収して溶け、流路部材82の収容部材81への固着が解消される。さらに、吸引ポンプ63による吸引中に、ASFモータ102を逆転させて、流路部材82を回転させる。すると、切換バルブ62内に流れ込んだインクが切換バルブ62内の各部分に均等に行き渡る。これにより、流路部材82の収容部材81への固着を効率よく解消させることができる。なお、図19(b)では、吸引ポンプ63に、下向きの矢印を付すことによって、吸引ポンプ63が遮断状態となって吸引を行っていることを示している。後述の図19(c)〜(f)についても同様である。
後述の吸引パージや空吸引を行ったときには、切換バルブ62にインクが流れ込む。切換バルブ62内に流れ込んだインクが長期間放置されると固化し、流路部材82が収容部材81に固着してしまう虞がある。流路部材82が収容部材81に固着すると、後述の吸引パージや空吸引を行う際に、流路部材82を回転させることができなくなってしまう虞がある。そこで、本実施の形態では、上述したようにバルブクリーニングを行うことにより、流路部材82の収容部材81への固着を解消させる。
S203では、吸引パージを行わせる。より詳細には、S203では、インクジェットヘッド12内の増粘したブラックインクを排出させるためのブラックの吸引パージと、インクジェットヘッド12内の増粘したカラーインクを排出させるためのカラーの吸引パージとを続けて行わせる。
ブラックの吸引パージでは、キャップユニット61をキャッピング位置に位置させ、切換ギア112、122を図13(d)の位置に位置させた状態で、ASFモータ102を逆転させて、流路部材82を回転させることにより、図19(c)に示すように、キャップ連通ポート84aとポンプ連通ポート84dとを連通させ、キャップ連通ポート84bと大気連通ポート84cとを連通させる。そして、この状態で、PFモータ101を正転させて、吸引ポンプ63に吸引を行わせる。これにより、最も右側のノズル列18を形成する複数のノズル17からインクジェットヘッド12内の増粘したブラックインクが排出される。なお、キャップ連通ポート84bと大気連通ポート84cとを連通させているのは、吸引時のキャップユニット61の変形によってノズルキャップ61b内の空間の容積が減少したときの、ノズルキャップ61b内の圧力上昇を抑えるためである。
カラーの吸引パージでは、キャップユニット61をキャッピング位置に位置させ、切換ギア112、122を図13(d)の位置に位置させた状態で、ASFモータ102を逆転させて、流路部材82を回転させることにより、図19(d)に示すように、キャップ連通ポート84bとポンプ連通ポート84dとを連通させ、キャップ連通ポート84aと大気連通ポート84cとを連通させる。そして、この状態で、PFモータ101を正転させて、吸引ポンプ63に吸引を行わせる。これにより、左側3列のノズル列18を形成する複数のノズル17からインクジェットヘッド12内の増粘したカラーインクが排出される。なお、キャップ連通ポート84aと大気連通ポート84cとを連通させているのは、吸引時のキャップユニット61の変形によってノズルキャップ61a内の空間の容積が減少したときのノズルキャップ61a内の圧力上昇を抑えるためである。
次に、キャップユニット61に溜まったインクを排出させる空吸引を行わせる(S204)。より詳細には、S204では、ブラックの吸引パージによってノズルキャップ61aに溜まったブラックインクを排出させるためのブラックの空吸引と、カラーの吸引パージによってノズルキャップ61bに溜まったカラーインクを排出させるためのカラーの空吸引とを続けて行わせる。
ブラックの空吸引では、切換ギア112、122を図13(d)の位置に位置させた状態で、ASFモータ102を正転させて、クランクギア73を回転させることにより、図8(a)に示すように、キャップユニット61を中間位置まで降下させる。続いて、ASFモータ102を逆転させて、流路部材82を回転させることにより、図19(e)に示すように、キャップ連通ポート84aとポンプ連通ポート84dとを連通させる。そして、この状態で、PFモータ101を正転させて、吸引ポンプ63に吸引を行わせる。これにより、ノズルキャップ61aに溜まったブラッククインクが排出される。
カラーの空吸引では、図8(a)に示すように、キャップユニット61を中間位置に位置させた状態で、ASFモータ102を逆転させて、流路部材82を回転させることにより、図19(f)に示すように、キャップ連通ポート84bとポンプ連通ポート84dとを連通させる。そして、この状態で、PFモータ101を正転させて、吸引ポンプ63に吸引を行わせる。これにより、ノズルキャップ61bに溜まったカラーインクが排出される。
本実施の形態と異なり、空吸引を行わせる際に、キャップユニット61をアンキャッピング位置まで降下させると、キャップユニット61がインク吐出面12aから離れる際に、これらの間にできるインク(ブリッジ)が破壊され、インクがキャップユニット61の周囲に飛び散ってしまう虞がある。本実施の形態では、空吸引を行わせる際に、キャップユニット61を中間位置まで降下させる。本実施の形態では、キャップユニット61を中間位置まで降下させても、ブリッジが破壊されないように中間位置の高さが設定されている。これにより、空吸引の際に、ブリッジが破壊されてインクがキャップユニット61の周囲に飛び散ってしまうのを防止することができる。
次に、ワイパ59により、インク吐出面12aに付着したインクを拭き取るワイピングを行わせる(S205)。ワイピングを行わせるためには、ASFモータ102を正転させて、クランクギア73を回転させることにより、図7(b)に示すように、キャップユニット61をアンキャッピング位置まで降下させる。また、ワイパ昇降装置157を駆動してワイパ59を上昇させる。そして、キャリッジモータ156を駆動してキャリッジ11を走査方向に移動させる。これにより、インク吐出面12aに付着したインクがワイパ59によって拭き取られる。ここで、キャップユニット61が中間位置に位置している状態では、アンキャッピング位置に位置している状態よりも、キャップユニット61とインク吐出面12aとの距離が小さく、この状態でキャリッジ11を走査方向に移動させると、インク吐出面12aがキャップユニット61と接触してしまう虞がある。そこで、本実施の形態では、インク吐出面12aがキャップユニット61と接触してしまうのを防止するために、ワイピングの際に、キャップユニット61を中間位置からアンキャッピング位置まで降下させている。
次に、複数のノズル17から、ワイピングによって流れ込んだインクなどを排出するためのフラッシングを行わせる(S206)。フラッシングを行わせるためには、キャリッジモータ156を駆動させて、キャリッジ11をインク吐出面12aがキャップユニット61と対向する位置に戻したうえで、ASFモータ102を正転させて、クランクギア73を回転させることにより、図8(b)に示すように、キャップユニット61を中間位置まで上昇させる。そして、この状態で、インクジェットヘッド12に複数のノズル17からキャップユニット61に向けてインク吐出させる。
ここで、本実施の形態と異なり、フラッシングの際に、キャップユニット61をアンキャッピング位置に位置させたままとすることも考えられる。しかしながら、この場合には、フラッシングによってノズル17から吐出されたインクがキャップユニット61で跳ね返り、キャップユニット61の外部に飛び出してしまう虞がある。そこで、本実施の形態では、フラッシングの際に、キャップユニット61をアンキャッピング位置よりもインク吐出面12aに近い中間位置に位置させている。これにより、フラッシングによりノズル17から吐出されたインクが、キャップユニット61で跳ね返ってキャップユニット61の外部に飛び出してしまうのを防止することができる。
次に、フラッシングによってキャップユニット61に溜まったインクを排出させるために、S204と同様の空吸引を行わせる(S207)。そして、S207の空吸引の完了後、ASFモータ102を正転させることによって、図7(a)に示すように、キャップユニット61をキャッピング位置に移動させることにより、上述の待機状態に戻す(S208)。以上により、メンテナンスが終了する。
以上に説明した実施の形態では、下段カセット給紙部3から給紙を行う場合に、ASF切換ギア122を、選択駆動ギア137と噛み合う状態から、給紙ギア131と噛み合う状態に切り換わるように、キャリッジ11を移動させてから、ASFモータ102を正転させる。このとき、ASF切換ギア122と選択駆動ギア137とが噛みこんでいると、上記切換に失敗し、ASF切換ギア122は選択駆動ギア137と噛み合った状態に維持される。この状態で、ASFモータ102を正転させると、キャップ昇降機構66が駆動され、キャップユニット61が上昇してしまう。キャップユニット61がキャッピング位置まで上昇してしまうと、この後、キャリッジ11を、インク吐出面12aがキャップユニット61と対向する位置に戻そうとしたときに、キャリッジ11が、キャップユニット61と衝突してしまう。その結果、キャリッジ11がキャップユニット61に衝突するときの衝撃で、複数のノズル17内のインクのメニスカスが破壊されてしまう虞がある。
そこで、本実施の形態では、ASF切換ギア122を、選択駆動ギア137と噛み合う状態から、給紙ギア131と噛み合う状態に切り換わるように、キャリッジ11を移動させたうえで、ASFモータ102を正転させたときに、センサ79がオフからオンに切り換わった場合に、ASFモータ102を停止させる。これにより、キャップユニット61がキャッピング位置まで上昇してしまうのを防止することができる。
このとき、本実施の形態では、突起71eが、平行部76cの所定部分よりも搬送方向における下流側に位置する状態(図9(a)の状態)から、上流側に位置する状態(図9(b)の状態)に切り換わったときに、センサ79がオフからオンに切り換わる。これにより、突起71eが平行部76c内に位置し、キャップユニット61がアンキャッピング位置に位置しているときに、ASFモータ102を停止させることができる。すなわち、キャップユニット61が、アンキャッピング位置から中間位置に向かって上昇を開始するよりも前に、ASFモータ102を停止させることができる。
また、本実施の形態では、ASFモータ102を停止させた後、キャリッジ11を、インク吐出面12aがキャップユニット61と対向する位置まで移動させる。上述したように、キャップユニット61がキャッピング位置まで上昇するよりも前に、ASFモータ102を停止させているため、キャリッジ11をこのように移動させたときに、キャリッジ11がキャップユニット61に衝突してしまうのを防止することができる。
また、本実施の形態では、キャップユニット61がアンキャッピング位置に位置している状態でASFモータ102を正転させ、センサ79がオフからオンに切り換わったときに、さらに所定量だけASFモータ102を正転させることによって、キャップユニット61を中間位置に位置させている。すなわち、本実施の形態では、センサ79からの信号に基づいて、キャップ昇降機構66の駆動を検出することができるとともに、センサ79オフからオンに切り換わったときの位置(センサ79から信号が入力されたときの位置)を基準として、キャップユニット61をアンキャッピング位置から中間位置に移動させることができる。
また、本実施の形態では、下段カセット給紙部3から給紙を行う場合に、ASF切換ギア122を給紙ギア131と噛み合った状態とし、上段カセット給紙部4から給紙を行う場合にASF切換ギア122を給紙ギア132と噛み合った状態とする。一方で、上述したように、ASF切換ギア122と噛み合うギアの切換に失敗することがある。そこで、本実施の形態では、下段カセット給紙部3から給紙を行う場合と、上段カセット給紙部4から給紙を行う場合とで、ASFモータ102の回転方向を反対方向としている。これにより、S103で、ASF切換ギア122と噛み合うギアの切換に失敗した場合に、本来供給されるべきカセット給紙部と異なるカセット給紙部から記録用紙Pが供給されてしまうのを防止することができる。
ここで、下段カセット給紙部3から給紙を行うために、ASF切換ギア122が給紙ギア131と噛み合った状態に切り換わるように、キャリッジ11を移動させたときに、切換に失敗して、ASF切換ギア122が給紙ギア132と噛み合った状態となってしまった場合には、この後、ASFモータ102を正転させたときに、例えば、図示しない、両面印刷の際に記録用紙Pを搬送方向の上流側に戻すためのローラが回転する。しかしながら、記録用紙Pの供給時には、通常、記録用紙Pを搬送方向の上流側に戻すためのローラが配置された位置に記録用紙Pが存在しないため、大きな問題とはならない。
また、上段カセット給紙部4から給紙を行うために、ASF切換ギア122が給紙ギア132と噛み合った状態に切り換わるように、キャリッジ11を移動させたときに、切換に失敗して、ASF切換ギア122が給紙ギア131と噛み合った状態となってしまった場合には、この後、ASFモータ102を逆転させても、給紙ローラ22が給紙時と反対方向に回転するだけで、他の装置などが動作してしまうことはない。
また、下段カセット給紙部3から給紙を行う場合と、上段カセット給紙部4から給紙を行う場合とで、ASFモータ102の回転方向が反対方向となっている場合、キャップ昇降装置66を駆動させるときのASFモータ102の回転方向は、必ず、下段カセット給紙部3から給紙を行う場合、及び、上段カセット給紙部4から給紙を行う場合のどちらかの場合のASFモータ102の回転方向と同じとなる(本実施の形態では、下段カセット給紙部3から給紙を行う場合の回転方向と同じ)。そのため、上述したように、ASF切換ギア122を、選択駆動ギア137と噛み合う状態から、給紙ギア131と噛み合う状態に切り換わるようにキャリッジ11を移動させたうえで、ASFモータ102を正転させたときに、センサ79がオフからオンに切り換わった場合に、ASFモータ102を停止させるようにする意義は大きい。
また、本実施の形態では、キャリッジ11の移動に連動して、切換ギア112、122が走査方向に移動する。そのため、切換ギア112、122と噛み合うギアを切り換えるためには、キャップユニット61をアンキャッピング位置に位置させた状態で、キャリッジ11を移動させる必要がある。そして、キャリッジ11が、インク吐出面12aがキャップユニット61と対向する位置から離れている状態で、キャップユニット61がアンキャッピング位置からキャッピング位置に上昇してしまうと、この後、キャリッジ11を、インク吐出面12aがキャップユニット61と対向する位置に戻そうとしたときに、キャリッジ11がキャップユニット61に衝突してしまう虞がある。したがって、上述したように、ASF切換ギア122を、選択駆動ギア137と噛み合う状態から、給紙ギア131と噛み合う状態に切り換えるようにキャリッジ11を移動させたうえで、ASFモータ102を正転させたときに、センサ79がオフからオンに切り換わった場合に、ASFモータ102を停止させるようにする意義は大きい。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。
上述の実施の形態では、プリンタ1が、下段カセット給紙部3及び上段カセット給紙部の2つの給紙部を有し、これに対応して、ASF切換ギア122と接続可能な、給紙ギア131、132の2つの給紙ギアを有していたが、これには限られない。プリンタが、2以下又は4以上の給紙部を有し、これに対応して、ASF切換ギア122と接続可能な、2以下又は4以上の給紙ギアを有し、いずれかの給紙部から給紙を行う時のASFモータ102の回転方向が、キャップユニット61を昇降させるときのASFモータ102の回転方向と同じとなっていてもよい。
また、上述の実施の形態では、ASF切換ギア122が選択駆動ギア137と噛み合っている状態で、ASFモータ102を正転させるとキャップユニット61が昇降し、ASFモータ102を逆転させると流路部材82が回転するようになっていたが、これには限られない。
例えば、上述の実施の形態とは逆に、ASF切換ギア122が選択駆動ギア137と噛み合っている状態で、ASFモータ102を正転させると流路部材82が回転し、ASFモータ102を逆転させるとキャップユニット61が昇降するようにしてもよい。この場合には、上述の実施の形態とは逆に、上段カセット給紙部4から給紙を行う場合に(S104:NO)、S105に進み、下段カセット給紙部3から給紙を行う場合に(S104:YES)、S111に進む。なお、この場合には、ASFモータ102の逆転時の回転方向が、本発明の「所定方向」に相当し、ASFモータ102の正転時の回転方向が、本発明の「所定方向と反対方向」に相当する。また、この場合には、給紙ローラ32が本発明の「第1シート供給装置」に相当し、給紙ローラ22が本発明の「第2シート供給装置」に相当する。
また、ASF切換ギア122が選択駆動ギア137と噛み合っている状態で、ASFモータ102を、キャップユニット61を昇降させるときと反対方向に回転させたときの動作は、上述の実施の形態と異なっていてもよい。
また、上述の実施の形態では、スライダ72の溝76aが、3つの平行部76b、76c、76dと、2つの傾斜部76e、76fとを有するものであったが、これには限られない。変形例1では、図21(a)に示すように、スライダ201の溝201aは、2つの平行部201b、201cと、1つの傾斜部201dとを有している。平行部201bは、平行部76bと同様のものであり、突起71eが平行部201b内に位置している状態で、キャップユニット61がキャッピング位置に位置する。平行部201cは、平行部76cと同様のものであり、突起71eが平行部201c内に位置している状態で、キャップユニット61がアンキャッピング位置に位置する。傾斜部201dは、搬送方向に対して傾斜して延び、平行部201bと201cとを接続している。なお、変形例1では、溝201aの下面201a1のうち、傾斜部201dによって形成される部分が、本発明の「第1面」に相当し、平行部201cによって形成される部分が、本発明の「第2面」に相当する。
この場合でも、キャップユニット61がアンキャッピング位置に位置している状態から、キャップ昇降機構66が駆動されたときに、突起71eが平行部201cの所定部分よりも搬送方向の下流側の部分に位置する状態から上流側の部分に位置する状態に切り換わったときに、センサ79がオフからオンに切り換わる。したがって、センサ79がオフからオンに切り換わったときに、ASFモータ102を停止させれば、キャップユニット61が上昇を開始する前に、ASFモータ102を停止させることができる。
また、キャップ昇降機構は、キャップユニット61がアンキャッピング位置に位置している状態で、ASFモータ102を所定量以上回転させたときに、キャップユニット61の上昇が開始されるようになっていることにも限られない。
変形例2では、図21(b)に示すように、スライダ211の溝212が搬送方向と平行な平行部を有しておらず、溝212全体が、搬送方向に対して傾斜して延びている。この場合には、キャップユニット61がアンキャッピング状態でASFモータ102を正転させて、スライダ72を搬送方向に移動させると、ただちにキャップユニット61の上昇が開始される。この場合には、突起71eが搬送方向に対して傾斜した溝212の所定部分に到達したときに、センサ79がオフからオンに切り換わる。したがって、センサ79がオフからオンに切り換わったときに、ASFモータ102を停止させれば、キャップユニット61がキャッピング位置に到達するよりも前の、アンキャッピング位置とキャッピング位置との間に位置している状態で、キャップ昇降機構66の駆動を停止させることができる。
また、上述の実施の形態では、スライダ72とクランクギア73とがアーム74を介して連結されており、クランクギア73の回転がスライダ72の搬送方向への移動に変換されるようになっていたが、これには限られない。クランクギア73の代わりに、ASFモータ102の回転を、スライダ72の搬送方向への往復移動に変換する、別の装置が設けられていてもよい。
また、キャップ昇降機構は、キャップ保持部71の突起71eを、搬送方向に往復移動するスライダ72の溝76aの下面76a1と摺動させることで、キャップ保持部71及びキャップユニット61を昇降させるものであることにも限られない。キャップ昇降機構は、ASFモータ102を正転させて駆動したときに、キャップユニット61の上昇と降下の両方を行うことが可能な別の構成を有するものであってもよい。
例えば、変形例3では、図22(a)〜(c)に示すように、キャップ昇降機構215が、上述の実施の形態と同様のキャップ保持部71と、偏心カム216とを備えている。偏心カム216は、昇降部材71bの下側に配置され、昇降部材71bを下方から支持している。偏心カム216は、ASF切換ギア122が選択駆動ギア137と接続された状態で、ASFモータ102が正転したときに、図示しないギアなどを介して、選択駆動ギア137と接続され、ASFモータ102からの動力によって、軸216aを中心に図の反時計回り方向に回転する。そして、これにより、キャップ保持部71及びキャップユニット61は、図22(a)に示すように、キャップユニット61がインク吐出面12aと当接するキャッピング位置と、図22(b)に示すように、キャップユニット61がインク吐出面12aから離れたアンキャッピング位置との間で昇降する。
また、変形例3でも、上述の実施の形態と同様のセンサ79が設けられている(図では発光素子79aのみを図示している)。センサ79は、図22(b)に示すように、キャップユニット61がアンキャッピング位置に位置している状態では、発光素子79aから照射された光が、偏心カム216によって遮断されず、且つ、図22(c)に示すように、偏心カム216が図22(b)の状態から図の反時計回り方向に所定角度回転したときに、発光素子79aからの光が偏心カム216によって遮断される(センサ79がオフからオンに切り換わる)ように配置されている。
これにより、変形例3でも、ASF切換ギア122を選択駆動ギア137と噛み合った状態から給紙ギア131に噛み合った状態に切り換わるようにキャリッジ11を移動させたうえで、ASFモータ102を正転させたときに、センサ79がオフからオンに切り換わった場合に、ASFモータ102を停止させれば、キャップユニット61がキャッピング位置に移動してしまうのを防止することができる。
また、上述の実施の形態では、ASF入力ギア121aと噛み合ったASF切換ギア122を、給紙ギア131及び給紙ギア132のどちらと噛み合わせるかを切り換えることによって、ASFモータ102から、給紙ローラ22に動力を伝達するか、給紙ローラ32に動力を伝達するかを切り換えたが、これには限られない。例えば、給紙ギア131、132の代わりに、1つの給紙ギア(本発明の「第2ギア」)を設け、この給紙ギアと給紙ローラ32、33との間に遊星ギア機構を設け、ASFモータ102を正転させたときに、遊星ギアを介して給紙ギアが給紙ローラ32と接続され、ASFモータ102を逆転させたときに、遊星ギアを介して給紙ギアが給紙ローラ33と接続されるようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、切換ギア112、122が、キャリッジ11の移動に連動して走査方向に移動するように構成されていたが、これには限られない。切換ギア112、122は、別の駆動源によって走査方向に移動されるようになっていてもよい。また、この場合、PF切換ギア112とASF切換ギア122とは、一体的に移動することには限られず、別々の駆動源により独立して移動可能となっていてもよい。
この場合には、インクジェットヘッドは、キャリッジに搭載され、キャリッジとともに走査方向に移動しつつ、複数のノズルからインクを吐出する、いわゆるシリアルヘッドであることにも限られない。
例えば、変形例4では、図23に示すように、インクジェットヘッド221が、走査方向(図の紙面垂直方向)に記録用紙Pの全長にわたって延びた、いわゆるラインヘッドであり、その下面であるインク吐出面221aに形成された複数のノズル222からインク吐出する。また、プラテン223が、2枚の板状部材223a、223bを有している。板状部材223aは、走査方向に長尺の長方形の部材であり、インクジェットヘッド221よりも搬送方向の上流側の、走査方向に延びた軸224aに揺動自在に支持されている。板状部材223bは、板状部材223aと同様の長方形の部材であり、インクジェットヘッド221よりも搬送方向の上流側の、走査方向に延びた軸224bに揺動自在に支持されている。また、板状部材223a、223bは、図示しないモータを駆動させることによって、軸224a、224bを中心に揺動させることができるようになっている。
また、変形例4では、プラテン223の下方にノズルキャップ225が配置されている。ノズルキャップ225は、キャップ昇降機構226によって昇降させることができるようになっている。キャップ昇降機構226は、例えば、キャップ昇降機構66と同様の原理で、ノズルキャップ225を昇降させる。ただし、ノズルキャップ225がキャップユニット61とサイズ等が異なるため、キャップ昇降機構226も、キャップ昇降機構66とは、各部材のサイズなどが異なっている。また、図示は省略するが、変形例3でも、上述の実施の形態のセンサ79と同様の、キャップ昇降機構226の駆動を検出するためのセンサが設けられている。また、キャップ昇降機構226は、キャップ昇降機構66と同様、ASF切換ギア122を介して、ASFモータ102と接続可能となっている。そして、キャップ昇降機構226は、ASF切換ギア122を介して、ASFモータ102と接続された状態で、ASFモータ102が正転したときに、ノズルキャップ225を昇降させる。
変形例4では、印刷時には、図23に実線で示したように、板状部材223a、223bをインクジェットヘッド221と対向するような姿勢となっている。これにより、記録用紙Pが板状部材223a、223bによって下方から支持される。
一方、変形例4では、メンテナンス時などに、ノズルキャップ225で、インク吐出面221aを覆う場合には、図23に一点鎖線で示したように、板状部材223a、223bを、それぞれ、印刷時の姿勢から90°揺動させた姿勢とし、インクジェットヘッド221と対向しないようにする。そして、この状態で、キャップ昇降機構226によりノズルキャップ225を上昇させて、インク吐出面221aに当接させる。
ここで、変形例4では、下段カセット給紙部3から給紙を行うために、ASF切換ギア122を、キャップ昇降機構226と接続された状態から、給紙ギア131と噛み合った状態に切り換えるための動作を行ったときに、上記切換に失敗すると、この後、ASFモータ102を正転させたときに、ノズルキャップ225が上昇してしまう。この場合、この後、板状部材223a、223bを図23の実線で示す姿勢から一点鎖線で示す姿勢に揺動させようとしたときに、板状部材223a、223bがノズルキャップ225と接触してしまう。
そこで、変形例4でも、下段カセット給紙部3から給紙を行うために、ASF切換ギア122を、キャップ昇降機構226と接続された状態から、給紙ギア131と噛み合った状態に切り換えるための動作を行ったうえで、ASFモータ102を正転させたときに、センサがオフからオンに切り換わった場合には、上述の実施の形態と同様、ASFモータ102を停止させる。これにより、ノズルキャップ225が上昇してしまうのを防止することができる。
また、上述の実施の形態では、給紙ローラ22、32を駆動するためのASFモータ102を用いて、キャップ昇降機構66及び切換バルブ62を駆動させたが、これには限られない。給紙ローラ22、32とは別の被駆動装置、例えば、図示しない排紙トレイカバーを開放させるためのモータを用いて、キャップ昇降機構66及び切換バルブ62を駆動させてもよい。
また、上述の実施の形態では、ASF切換ギア122を、選択駆動ギア137と噛み合う状態から給紙ギア131と噛み合う状態に切り換わるようにキャリッジ11を移動させたうえで、ASFモータ102を正転させたときに、センサ79がオフからオンに切り換わった場合に、ASFモータ102を停止させたうえで、キャリッジ11を、インク吐出面12aがキャップユニット61と対向する位置まで移動させたが、これには限られない。
上述の実施の形態と同様に、S109においてASFモータ102を停止させた後、キャリッジ11を、インク吐出面12aがキャップユニット61と対向する位置まで移動させることなく、S111の噛み込み解消動作を行わせてもよい。この場合でも、上述の実施の形態と同様、S109においてASFモータ102を停止させるため、キャップユニット61がキャッピング位置まで上昇してしまうのを防止することができる。
さらには、ASF切換ギア122を、選択駆動ギア137と噛み合う状態から、給紙ギア131と噛み合う状態に切り換えるようにキャリッジ11を移動させたうえで、ASFモータ102を正転させたときに、センサ79がオフからオンに切り換わった場合に、ASFモータ102を停止させることにも限られない。
変形例5では、図24に示すように、S105でセンサがオフからオンになった場合、及び、S111で流路部材82の回転が検出された場合に、ASFモータ102を停止させることなく、ASFモータ102の駆動の仕方を変更して、ASF切換ギア122を両方向に微小角度ずつ繰り返し回転させる噛み込み解消動作を行わせる(S301)。そして、噛み込み解消動作の完了後、S102に戻る。
S301の噛み込み解消動作では、最初にASFモータ102を逆転させる。この場合には、ASFモータ102の逆転により、クランクギア73が、まず、キャップユニット61を降下させる方向に回転する。また、このとき、それまで正転していたASFモータ102が逆転することになるため、ASFモータ102の回転が瞬間的に停止する。その後、ASFモータ102を逆転させたときに、クランクギア73がキャップユニット61を上昇させる方向に回転する。そして、噛み込み解消動作では、以下、クランクギア73は、キャップユニット61を降下させる方向及び上昇させる方向に交互に回転する。したがって、キャップユニット61は、センサ79がオフからオンに切り換わったときの位置よりも上昇してしまうことがない。これにより、キャップユニット61がキャッピング位置まで上昇してしまうのを防止することができる。
そして、S301の噛み込み解消動作により、ASF切換ギア122と、選択駆動ギア137との噛み込みを解消し、この後、S102に戻って印刷のための動作を再開することができる。
また、変形例3では、S301の噛み込み解消動作において、最初にASFモータ102を逆転させたが、これには限られない。S301の噛み込み解消動作において、最初にASFモータ102を正転させてもよい。この場合には、ASFモータ102の最初の正転時に、クランクギア73がキャップユニット61を上昇させる方向に回転する。そのため、キャップユニット61が、センサ79がオフからオンに切り換わったときの位置よりも若干上昇してしまうことがある。ただし、この場合でも、その後、ASFモータ102を逆転させたときに、クランクギア73がキャップユニット61を降下させる方向に回転する。そのため、ASFモータ102の正転時に、キャップユニット61が上昇した場合でも、その後のASFモータ102の逆転時に、キャップユニット61が降下する。したがって、この場合には、噛み込み解消動作が完了したときに、キャップユニット61は、センサ79がオフからオンに切り換わったときの位置、又は、この位置から若干上昇した位置に位置することとなる。これにより、キャップユニット61がキャッピング位置まで上昇してしまうのを防止することができる。
また、以上では、ノズルからインクを吐出することによって印刷を行うプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。ノズルからインク以外の液体を吐出するプリンタ以外の液体吐出装置に本発明を適用することも可能である。
1 プリンタ
11 キャリッジ
12 インクジェットヘッド
12a インク吐出面
17 ノズル
61a、61b ノズルキャップ
66 キャップ昇降機構
72 スライダ
73 クランクギア
76a 溝
76a1 下面
76b、76c、76d 平行部
76e、76f 傾斜部
79 センサ
102 ASFモータ
122 ASF切換ギア
131、132 給紙ギア
137 選択駆動ギア
150 制御装置
156 キャリッジモータ
201a 溝
201b、201c 平行部
201d 傾斜部
221 インクジェットヘッド
225 ノズルキャップ
226 キャップ昇降機構

Claims (10)

  1. 複数のノズルと、前記複数のノズルが形成された液体吐出面とを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出面と当接して前記複数のノズルを覆うキャッピング位置と、前記液体吐出面から離れたアンキャッピング位置との間で、前記液体吐出面と交差するキャップ移動方向に移動可能なキャップと、
    前記キャップを前記キャップ移動方向に往復移動させるキャップ移動装置と、
    前記キャップ移動装置とは別の被駆動装置と、
    前記キャップ移動装置及び前記被駆動装置を駆動させる駆動モータと、
    前記駆動モータが所定方向に回転したときの動力を前記キャップ移動装置に伝達するための第1ギアと、
    前記駆動モータが前記所定方向に回転したときの動力を前記被駆動装置に伝達するための第2ギアと、
    前記駆動モータから動力が伝達されるギアであって、前記第1ギアと噛み合う位置と、前記第2ギアと噛み合う位置との間で移動可能な切換ギアと、
    前記切換ギアを移動させるギア移動装置と、
    前記キャップ移動装置の駆動を検出するためのセンサと、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記キャップが前記アンキャッピング位置に位置している状態で、前記キャップ移動装置が駆動したときに、前記キャップ移動装置の駆動が開始された後、前記キャップが前記キャッピング位置に到達するよりも前に、前記センサから信号が入力されることによって、前記キャップ移動装置が駆動したことを検出するように構成され、
    前記切換ギアを前記第1ギアと噛み合う位置から前記第2ギアと噛み合う位置に移動させるように、前記ギア移動装置を駆動させた後、前記駆動モータを前記所定方向に回転させたときに、前記キャップ移動装置が駆動したことを検出した場合に、前記駆動モータを停止させることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記キャップ移動装置は、前記切換ギアが前記第1ギアと噛み合った状態で、前記駆動モータが前記所定方向に所定量以上回転したときに、前記アンキャッピング位置に位置している前記キャップを、前記キャッピング位置に向けて前記キャップ移動方向に移動させるように構成され、
    前記制御装置は、前記切換ギアが前記第1ギアと噛み合った状態で、前記駆動モータが前記所定方向に前記所定量回転するよりも前に、前記センサから前記信号が入力されることによって、前記キャップ移動装置が駆動したことを検出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記キャップ移動装置は、
    前記切換ギアが前記第1ギアと噛み合った状態で、前記駆動モータに接続されるカムと、
    前記カムに摺動可能に取り付けられ、前記キャップと接続する摺動部と、を備え、
    前記カムは、
    前記切換ギアが前記第1ギアと噛み合った状態で、前記駆動モータが前記所定方向に回転したときに、前記摺動部と摺動して、前記キャップが前記キャップ移動方向に移動するように前記摺動部を移動させる第1面と、
    前記第1面に接続し、前記キャップが前記アンキャッピング位置に位置している状態で前記摺動部が位置し、前記切換ギアが前記第1ギアと噛み合った状態で、前記駆動モータが前記所定方向に回転したときに、前記キャップが前記キャップ移動方向に移動しないように前記摺動部と摺動する第2面と、
    前記摺動部が前記第1面に向かって前記第2面と摺動するときに、前記センサが前記信号を出力しない非検出位置から前記信号を出力する検出位置に移動する被検出部と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記キャップ移動装置は、
    前記摺動部を有し、キャップ移動方向に移動可能に構成され、前記キャップを保持するキャップ保持部と、
    前記駆動モータによって前記キャップ移動方向と交差するスライド方向に往復移動するように構成された前記カムと、を備え、
    前記第1面は、前記スライド方向に対して傾いて延び、
    前記第2面は、前記スライド方向と平行に延び、
    前記被検出部は、
    前記摺動部が、前記第2面の所定部分よりも前記第1面と反対側の部分に位置しているときに、前記非検出位置に位置し、
    前記摺動部が、前記第2面の前記所定部分よりも前記第1面側の部分に位置しているときに、前記検出位置に位置するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記カムは、
    前記キャップが前記キャッピング位置に位置している状態で前記摺動部が位置し、前記スライド方向において、前記第1面よりも前記第2面と反対側に配置され、前記スライド方向と平行に延びた第3面と、
    前記スライド方向において前記第1面と前記第3面との間に配置され、前記第3面と接続し、前記スライド方向に対して傾いて延びた第4面と、
    前記キャップ移動方向における前記第2面と前記第3面との間で、且つ、前記スライド方向における前記第1面と前記第4面との間に配置され、前記スライド方向と平行に延び、前記第1面及び前記第4面と接続する第5面と、をさらに有し、
    前記制御装置は、
    前記摺動部を前記第2面から前記第5面まで摺動させるように前記カムを移動させるときに、前記センサから信号が入力されたときの位置を基準にして、前記カムを移動させることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記液体吐出面と平行な走査方向に移動可能に構成されたキャリッジと、
    前記キャリッジを移動させるキャリッジモータと、をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記切換ギアを前記第1ギアと噛み合う位置から前記第2ギアと噛み合う位置に移動させるように、前記ギア切換装置を駆動させた後、前記駆動モータを前記所定方向に回転させたときに、前記キャップ移動装置が駆動したことを検出した場合に、前記駆動モータを停止させるとともに、前記キャリッジモータに、前記キャリッジを、前記液体吐出面が前記キャップと対向する位置に移動させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液体吐出装置。
  7. 前記液体吐出面と平行な走査方向に移動可能に構成されたキャリッジと、
    前記キャリッジを移動させるキャリッジモータと、をさらに備え、
    前記ギア移動装置は、
    前記キャリッジを含み、
    前記キャリッジの移動に連動して、前記切換ギアを移動させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の液体吐出装置。
  8. 前記被駆動装置が、
    第1シートを供給する第1シート供給装置と、
    前記第1シートとは別の第2シートを供給する第2シート供給装置と、を有し、
    前記切換ギアが前記第2ギアと噛み合った状態で、前記駆動モータが前記所定方向に回転したときに、前記駆動モータの動力が前記第1シート供給装置に伝達され、
    前記切換ギアが前記第2ギアと噛み合った状態で、前記駆動モータが前記所定方向と反対方向に回転したときに、前記駆動モータの動力が前記第2シート供給装置に伝達されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の液体吐出装置。
  9. 前記第2ギアは、
    前記駆動モータが前記所定方向に回転したときの動力を前記第1シート供給装置に伝達するための第1シート供給ギアと、
    前記駆動モータが前記所定方向と反対方向に回転したときの動力を前記第2シート供給装置に伝達するための第2シート供給ギアと、を有し、
    前記切換ギアは、前記第1ギアと噛み合う位置と、前記第1シート供給ギアと噛み合う位置と、前記第2シート供給ギアと噛み合う位置との間で移動可能に構成されていることを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。
  10. 複数のノズルと、前記複数のノズルが形成された液体吐出面とを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出面と当接して前記複数のノズルを覆うキャッピング位置と、前記液体吐出面から離れたアンキャッピング位置との間で、前記液体吐出面と交差するキャップ移動方向に移動可能なキャップと、
    前記キャップを前記液体吐出面と交差するキャップ移動方向に往復移動させるキャップ移動装置と、
    前記キャップ移動装置とは別の被駆動装置と、
    前記キャップ移動装置及び前記被駆動装置を駆動させる駆動モータと、
    前記駆動モータが所定方向に回転したときの動力を前記キャップ移動装置に伝達するための第1ギアと、
    前記第1ギアと前記走査方向に並んで配置された、前記駆動モータが前記所定方向に回転したときの動力を前記被駆動動装置に伝達するための第2ギアと、
    前記駆動モータから動力が伝達されるギアであって、前記第1ギアと噛み合う位置と、前記第2ギアと噛み合う位置との間で、前記走査方向に移動可能な切換ギアと、
    前記切換ギアを前記走査方向に移動させるギア移動装置と、
    前記キャップ移動装置の駆動を検出するためのセンサと、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記キャップが前記アンキャッピング位置に位置している状態で、前記キャップ移動装置が駆動したときに、前記キャップ移動装置の駆動が開始された後、前記キャップが前記キャッピング位置に到達するよりも前に、前記センサから信号が入力されることによって、前記キャップ移動装置が駆動したことを検出するように構成され、
    前記切換ギアを前記第1ギアと噛み合う位置から前記第2ギアと噛み合う位置に移動させるように、前記ギア移動装置を駆動させた後、前記駆動モータを前記所定方向に回転させたときに、前記キャップ移動装置が駆動したことを検出した場合に、前記切換ギアと前記第1ギアとの噛み込みを解消させるために前記駆動モータを両方向に繰り返し回転させることを特徴とする液体吐出装置。
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