JP2017065152A - カートリッジケース - Google Patents

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Abstract

【課題】液体の圧力の変動を低減し、液体の吐出量が安定でき、印刷の画質の低下を低減可能なカートリッジケースを提供すること。【解決手段】カートリッジケース3は、第一方向に延びる第一内面344を備えたケース32と、ケース32における第一方向の端部側に設けられ、液体収容体に設けられる口栓を支持する口栓支持部37と、第二方向に延び、第一方向に付勢力を生じる弾性部材45の第一方向側の端部が装着される凸部と、第一内面344平行且つ第一方向と直交する直交方向に延び、弾性部材45の付勢力により第一方向に付勢されて第一方向に移動し、液体収容体を巻き取る巻取部材43とを備える。また、ケース32第一方向の端部側における第一方向への巻取部材43の移動の抵抗であって、第一方向への巻取部材43の移動に応じて抵抗が増加する抵抗部479Eを備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、液体を収容する液体収容体を収納可能なカートリッジケースに関する。
従来、液体を収容する液体収容体を収納可能なカートリッジケースが知られている。例えば、特許文献1には、インクジェット記録装置の記録ヘッドにインクを供給するインクタンクが開示されている。インクタンクはカートリッジケースの一例である。特許文献1の実施例2に記載のインクタンクは、インク袋、ケース、及び巻取部材を備えている。インク袋は液体であるインクを収容し、変形可能である。ケースはインク袋を収納し、インクジェット記録装置に着脱可能である。巻取部材は、ケース内に配置され、インク袋を巻き取り可能である。インクジェット記録装置は、巻取力発生手段としてのバネを備える。インクタンクがインクジェット記録装置に挿入されることにより、巻取力発生手段と巻取部材が接合され、バネの付勢力により巻取部材がインク袋を巻き取る。従って、インク袋のインクが加圧される。
特開2010−105195号公報
特許文献1に開示されるインクタンクにおいてインクの消費が進むと、インク袋の巻き取り方向と直交する方向のインク袋の横断面積が小さくなる。巻取部材がインク袋内のインクへ与える圧力は、単位横断面積当たりのバネの付勢力である。従って、インク袋の横断面積が小さくなると、バネの付勢力が一定であってもインクの圧力が増加する。インクの圧力が増加すると、記録ヘッドへのインクの供給力が増加し、インクの吐出量が不安定になる。従って、インクの吐出むらにより印刷の画質が低下する可能性がある。
本発明の目的は、液体の圧力の変動を低減し、液体の吐出量が安定でき、印刷の画質の低下を低減可能なカートリッジケースを提供することである。
本発明の第一態様に係るカートリッジケースは、液体を収容する液体収容体を支持可能なカートリッジケースであって、第一方向に延びる第一面を備えたケースと、前記ケースにおける前記第一方向の端部側に設けられ、前記液体収容体に設けられる口栓を支持する口栓支持部と、前記第一方向の反対方向である第二方向に延び、前記第一方向に付勢力を生じる弾性部材の前記第一方向側の端部が装着される、前記ケースの前記端部側に設けられた装着部と、前記第一面に平行且つ前記第一方向と直交する直交方向に延び、前記弾性部材の前記付勢力により前記第一方向に付勢されて前記第一方向に移動し、前記液体収容体を巻き取る巻取部材と、前記ケースの前記第一方向の端部側における前記第一方向への前記巻取部材の移動の抵抗であって、前記第一方向への前記巻取部材の移動に応じて抵抗が増加する抵抗部とを備えている。
上記カートリッジケースにおいて、巻取部材の第一方向への移動に応じて抵抗部の抵抗が増加する。従って、弾性部材の付勢力によって第一方向に移動する巻取部材から液体収容体へ作用する第一方向の力が、抵抗部が設けられていない場合よりも小さくなる。巻取部材による液体収容体の巻き取りが進み、液体収容体の横断面積が小さくなっても、液体の圧力が増加するおそれを低減でき、液体の圧力が安定する。従って、液体の吐出量が不安定になるおそれを低減できる。従って、印刷の画質の低下を低減可能である。
前記巻取部材は軸部を備え、前記抵抗部は、前記軸部が接触する接触部に設けられてよい。前記抵抗部は、前記接触部に設けられた凹凸であってもよい。前記軸部には、前記接触部に設けられた前記凹凸に噛み合う凹凸が設けられていてもよい。
前記軸部の転がる転がり面を備え、前記軸部の中心から前記転がり面に向かう方向から、前記抵抗部は、前記軸部に接触するようにしてもよい。前記転がり面は、前記第一方向に伸びるラックであり、前記軸部は、前記直交方向に直交する断面の外周形状が円形であり、前記接触部は、前記ラックと反対側において前記軸部と接触するようにしてもよい。前記抵抗部は、前記第一方向に向けて抵抗が増加するようにしてもよい。
前記直交方向の端部側に配置され、前記第一方向に延びる側板部と、前記側板部における前記第一方向の端部側に設けられ、前記第一方向へ移動する前記巻取部材の前記軸部と接触することにより、前記第一方向および前記直交方向に直交する第三方向に移動し、前記巻取部材の位置を表示する表示部とを備え、前記接触部は、前記側板部の前記第一面側の面であるようにしてもよい。
前記第一面に対向する第二面を備え、前記抵抗部は前記第二面に設けられ、前記巻取部材に巻き取られた前記液体収容体の外周面が前記第二面に設けられた前記抵抗部に接触するようにしてもよい。
第一実施形態のプリンタ1の斜視図である。 第二ケース60が閉鎖位置にあるカートリッジケース3を斜め上方から見た斜視図である。 第二ケース60が開放位置にあるカートリッジケース3を斜め上方から見た斜視図である。 液体収容体31の平面図である。 ケース32の分解斜視図である。 第二ケース60が閉鎖位置にあるカートリッジケース3を斜め下方から見た斜視図である。 図2のA−A線矢視方向断面図である。 第一ケース33の前端側の斜視図である。 (A)は、軸支部431,432の正面図である。(B)は、(A)のX−X線矢視方向断面図である。 (A)は、第一側板部47の左側面図である。(B)は、第一側板部47の底面図である。 第一側板部47の部分拡大図である。 (A)は、未使用の液体収容体31が装着された第一状態に於けるカートリッジケース3の図2のX1−X1線矢視方向断面図である。(B)は、第一状態に於けるカートリッジケース3の図2のX2−X2線における矢視方向断面図である。 (A)は、第二状態に於けるカートリッジケース3の図2のX1−X1線矢視方向断面図である。(B)は、第二状態に於けるカートリッジケース3の図2のX2−X2線における矢視方向断面図である。 (A)は、第三状態に於けるカートリッジケース3の図2のX1−X1線矢視方向断面図である。(B)は、第三状態に於けるカートリッジケース3の図2のX2−X2線における矢視方向断面図である。 (A)は、第四状態に於けるカートリッジケース3の図2のX1−X1線矢視方向断面図である。(B)は、第四状態に於けるカートリッジケース3の図2のX2−X2線における矢視方向断面図である。 第二実施形態の図2のX2−X2線におけるカートリッジケース3の矢視方向の断面図である。
本発明の第一実施形態であるプリンタ1を、図面を参照して説明する。図1を参照して、プリンタ1の概略構成を説明する。以下では、図1の上方、下方、右下方、左上方、右上方、及び左下方を、各々、プリンタ1の上方、下方、右方、左方、後方、及び前方と定義して説明する。
図1に示すように、プリンタ1は印刷媒体であるTシャツ等の布帛(図示外)に対して、液体であるインクを吐出して印刷するインクジェットプリンタである。印刷媒体は、紙等でもよい。プリンタ1は、互いに異なる5種のインク(ホワイト(W)、ブラック(K)、イエロー(Y)、シアン(C)、及びマンタ(M))を下方へ向けて吐出することで、印刷媒体にカラー画像を印刷できる。
プリンタ1は、筐体2、プラテン駆動機構6、プラテン5、トレイ4、枠体10、ガイドシャフト9、レール11、キャリッジ20、支持部(図示略)、ヘッドユニット100,200、駆動ベルト101、及び駆動モータ19を備える。筐体2は、略直方体状である。筐体2の右部の前側に、プリンタ1の操作を行うための操作部(図示略)が設けられている。操作部は、ディスプレイ及び操作ボタンを備える。ディスプレイは、各種情報を表示する。
プラテン駆動機構6は、後端部に設けられたモータ(図示外)を駆動源として、プラテン5及びトレイ4を、一対のガイドレール(図示略)に沿って筐体2の前後方向に移動させる。プラテン5は、平面視長方形状の板状である。プラテン5の上面に、例えばTシャツ等の布帛である印刷媒体が載置される。トレイ4は、平面視矩形状であり、プラテン5の下方に設けられている。
枠体10は、平面視長方形状の枠状である。枠体10は、筐体2の上部に設置される。枠体10は、ガイドシャフト9と、レール11とを内側において夫々支持する。キャリッジ20は、ガイドシャフト9に沿って左右方向に搬送可能に支持されている。ヘッドユニット100,200は、キャリッジ20に搭載される。ヘッドユニット100,200夫々の底面に、ヘッド部(図示略)が設けられている。ヘッド部は複数個の微細なノズルを備えており、圧電素子の駆動によりノズルから下向きにインクの液滴を吐出する。
駆動ベルト101は、枠体10の内側において、左右方向に沿って架け渡される帯状である。駆動モータ19は、正逆回転可能であり、駆動ベルト101を介して、キャリッジ20と連結されている。プラテン5が印刷媒体を前後方向(搬送方向、副走査方向)に搬送しながら、駆動モータ19の駆動により左右方向に往復移動するヘッド部からインクが吐出されることで、プリンタ1による印刷媒体への印刷が行われる。
プリンタ1の右側に、カートリッジ装着部8が設けられている。ヘッドユニット100,200の夫々のヘッド部に、カートリッジ装着部8に装着されたカートリッジケース3からインクが供給される。カートリッジ装着部8に、複数のカートリッジケース3をセット可能である。カートリッジ装着部8に、例えば、最大6つのカートリッジケース3がセット可能である。カートリッジ装着部8の前部に設けられた枠部38に、上下方向に3列、左右方向に2列の開口部120が設けられている。開口部120は、カートリッジケース3を出し入れ可能である。ゴム栓(図示略)が、カートリッジケース3に収容された液体収容体31の口栓7(図2参照)に配置される。カートリッジケース3がカートリッジ装着部8に装着されると、ゴム栓に、液体収容体31から液体を導出するための中空針(図示略)が刺さる。これによって、カートリッジケース3はカートリッジ装着部8にセットされる。
<カートリッジケース3>
以下では、図2の上方、下方、右下方、左上方、右上方、及び左下方を、各々、カートリッジケース3の上方、下方、前方、後方、右方、及び左方と定義して説明する。カートリッジケース3の後方から前方に向かう方向を第一方向、第一方向の反対方向である前方から後方に向かう方向を第二方向とも言う。図3に示すように、カートリッジケース3は、液体収容体31、及び、液体収容体31を内部に収容するケース32を備えている。
図4に示すように、液体収容体31は液体収容袋13及び口栓7を備えている。液体収容袋13は、可撓性を有する長方形状の樹脂性の二枚のシート13A,13Bを、夫々の一面同士が対向した状態で重ね合わせ、周縁部分を熱溶着又は熱シールによって接続することで形成された袋状の容器である。液体収容袋13は前後方向に延びる。以下の説明において、液体収容袋13の前端部を第一端部131という。液体収容袋13の後端部を第二端部132という。
液体収容袋13は、液体収容部133、及び延伸部134を備えている。液体収容部133の内部に、液体が収容される。液体としては、インク、及び、布帛が染められた色を脱色する抜染材等、種々の液体が用いられる。本実施形態の液体はインクである。延伸部134は、液体収容袋13におけるインクを収容しない部位である。延伸部134は、液体収容袋13の第二端部132に設けられ、且つ液体収容部133から後方向に延びる。第一端部131におけるシート13A,13Bの間に、口栓7の挿通部76が挿通されている。第一端部131に、挿通部76に沿って湾曲することでシート13A,13Bが互いに離れる方向(上下方向)に湾曲して形成された湾曲領域146が設けられている。湾曲領域146は、挿通部76よりも後方向に延びる。
口栓7は、液体収容袋13の第一端部131に接続され、前後方向に延びる円筒状である。口栓7の内部に配置されたゴム栓によって、液体収容部133内のインクが漏れないように封止されている。挿通部76は、口栓7の後端部に設けられている。挿通部76は、前後方向に延びる円筒状であり、二枚のシート13A,13Bの間に配置されて液体収容部133の内部に挿通される。シート13A,13Bは、挿通部76に熱溶着される。
<ケース32>
図2及び図3に示すように、ケース32は、前後方向に長い箱状の外観を有する。ケース32は、第一ケース33、第二ケース60、巻取部材43、弾性部材45、検出部46(図5参照)、切替部材205(図5参照)等を備えている。第一ケース33は、液体収容体31を支持する。第二ケース60は、第一ケース33の上側に配置される。第二ケース60は、第一ケース33に対して前後方向にスライド移動可能である。図2に示すように、第二ケース60が前方にスライドして、第一ケース33の上方が閉鎖される位置を閉鎖位置という。図3に示すように、第二ケース60が後方にスライドして、第一ケース33の上方が開放される位置を開放位置という。
<第一ケース33>
図5に示すように、第一ケース33は、支持壁部34、口栓支持部37、一対の側壁51,52、前壁部333、及び後壁部334等を備えている。支持壁部34は、前後左右方向に延びる壁部であり、且つ前後方向に長い矩形状である。支持壁部34の上面を第一内面344という。すなわち、第一方向、および第二方向は、第一内面344が伸びる前後方向、および左右方向のうち、第一内面344の長さが長い方の前後方向である。第一方向は、口栓支持部37に向かう方向である前方向であって、第二方向は、口栓支持部37から遠ざかる後ろ方向である。一対の側壁51,52は夫々、支持壁部34の左辺部及び右辺部から上方に延びる、第一ケース33の左右両側の側壁である。後壁部334は、支持壁部34の後端部310に沿って上方に延びる、第一ケース33の後側の側壁である。
図5、図7及び図8に示すように、左側の側壁51は、第一部位511、第二部位512、第三部位513、及び下支持部514を備えている。第一部位511は、第一内面344の左辺部から上方に延びる、側壁51の下側部分を構成する壁部である。第二部位512は、第一部位511の上端から左方に突出する部位である。第三部位513は、第二部位512の左端部から上方に延びる、側壁51の上側部分を構成する壁部である。
右側の側壁52は、第一部位521、第二部位522、第三部位523、及び下支持部524を備えている。第一部位521は第一内面344の右辺部から上方に延びる、側壁52の下側部分を構成する壁部である。第二部位522は、第一部位521の上端から右方に突出する部位である。第三部位523は、第二部位522の右端部から上方に延びる、側壁52の上側部分を構成する壁部である。第二部位522の後端部には、第二部位522から上方に突出する壁部である規制壁(図示外)が設けられている。
下支持部514,524は、互いに左右対称に設けられた、上向きに配置された複数の歯が前後方向に連続して並ぶラックギアである。下支持部514は、第二部位512の右縁部に設けられている。下支持部524は、第二部位522の左縁部に設けられている(図5参照)。下支持部514,524は夫々、後壁部334の若干前側から口栓支持部37の若干後側まで延びている。
図8に示すように、支持壁部34の前端部300に、正面視矩形状の前壁部333が設けられている。前壁部333は、第一内面344の前端部における左右方向中央から、第一部位511,521の上端部と略同じ高さ位置まで上方に延びている。前壁部333の左右方向中央には、前壁部333の上辺部から円弧状に下方に凹む部位である逃がし部333Aが形成されている。
図6に示すように、第一外面345には、上方に凹む二つの溝部361,362が設けられている。溝部361は、前壁部333の左側に設けられ、支持壁部34の前端部から後端部のやや前側まで延びる。溝部362は、前壁部333の右側に設けられ、支持壁部34の前端部から後端部のやや前側まで延びる。第一内面344における溝部361,362の上側の部位は、上方に突出して前後方向に延びる突出部363,364である(図7参照)。突出部363,364の上面には板状ゴムである滑止部材360が夫々貼り付けられている。
図5及び図8に示すように、口栓支持部37は、支持壁部34の前縁部に設けられた、口栓7を支持する部位であり、第一支持部346、及び第二支持部347を備えている。第一支持部346は、前壁部333の後方に設けられている。第一支持部346は、第一内面344から上方に突出した、平面視でT字状の板状部材である。第二支持部347は、第一支持部346の後側、且つ二つの溝部361,362の間に設けられている。第二支持部347は、支持壁部34から上方に延びる左右方向に長い壁部である。第二支持部347の上辺部から略半円状に下方に凹んだ凹部348が設けられている。凹部348は、正面視で逃がし部333Aよりも若干上側にある。
図5及び図7に示すように、ケース凹部335は、突出部363,364の間の下方に凹む凹部である。ケース凹部335は、口栓支持部37の後側から支持壁部34の後端部の前側まで延びる。図6に示すように、ケース凹部335(図5参照)における口栓支持部37(図5び図8参照)の後側に、装着開口部339が設けられている。装着開口部339は、支持壁部34を上下方向に貫通する開口部である。装着開口部339の若干上側に、二つの凸部337を備えた装着板(図示外)が設けられている。二つの凸部337は、底面視で装着開口部339から露出し、且つ装着板(図示外)から左右に並んで下方に突出する。
図5及び図8示すように、第二支持部347の左右両側に、係止壁388,389が設けられている。係止壁388は、第一内面344から上方に延び、且つ第二支持部347と第一部位511との間を左右方向に延びる。係止壁389は、第一内面344から上方に延び、且つ第二支持部347と第一部位521との間を左右方向に延びる。係止壁388,389に、保持部398が設けられる。保持部398は、係止壁388の右端部及び係止壁389の左端部から夫々後方に延びる一対の板状体であり、後述の付勢部材230が固定される。図5に示すように、後壁部334に、保持部399が設けられている。保持部399は、後壁部334の左右方向中央部から前方に突出する一対の板状体であり、後述の付勢部材240が固定される。
図5に示すように、係止壁389の右端部上側に、スリット355が設けられている。第一部位521の後端部左側にも、スリット355が設けられている。これらのスリット355は、それぞれ押え板220の前端部、および後端部を上下移動可能に支持する。図示しないが、係止壁388の左端部上側に、スリットが設けられている。第一部位511の後端部右側にも、スリットが設けられている。これらのスリットは、それぞれ押え板210の前端部、および後端部を上下移動可能に支持する。
<切替部材205>
図5に示すように、切替部材205は押え板210,220及び付勢部材230,240を有する。押え板210は、上下前後方向に延びる枠状板である。押え板210の上下方向長さは、側壁51の上下方向長さよりも若干短い。押え板210の前後方向長さは、後壁部334から係止壁388までの前後方向距離と略等しい。押え板210に、スライド開口212、上支持部213、退避部214及び退避部215が設けられている。
スライド開口212は、側面視で押え板210の内側に設けられた、前後方向に延びる略矩形状の開口部である。スライド開口212は、押え板210を左右方向に貫通し、且つ押え板210の後端縁から前端縁まで延びている。スライド開口212の上辺部及び下辺部は、上下方向に対向して略平行に延びている。スライド開口212の上辺部のうちで、スライド開口212の前後方向両端部を除いた部位に、上支持部213が設けられている。
上支持部213は、下向きに配置された複数の歯が前後方向に連続して並ぶラックギアである。スライド開口212の下辺部から上支持部213までの上下方向距離は、後述の軸支部431の回転ギア431A(図9(A)参照)の直径D1よりも若干大きい。スライド開口212の前後方向両端部に、退避部214,215が夫々設けられている。退避部214,215におけるスライド開口212の上辺部は、上支持部213よりも上方にある。退避部214,215の上下方向長さ及び左右方向長さは、何れも回転ギア431Aの直径D1よりも若干大きい。軸支部431の回転ギア431Aは、スライド開口212内を貫通して、下支持部514のラックギアに噛み合って転がる。従って、軸支部431はスライド開口212内を前後方向に移動可能である。
押え板220は、押え板210と同一部材であり、スライド開口222、上支持部223、退避部224及び退避部225が設けられている。従って、軸支部432の回転ギア432Aは、スライド開口212内を貫通して、下支持部524のラックギアに噛み合って転がる。従って、軸支部432はスライド開口222を前後方向に移動可能である。
付勢部材230,240は、押え板210,220を第一ケース33に取り付けるための部材である。付勢部材230,240は、左右方向に延びる同一の板バネであり、夫々保持部398,399に対して取り付けられる。付勢部材230の中央部には、前方に突出する固定用突起231が設けられている。付勢部材240の中央部には、後方に突出する固定用突起241が設けられている。
図5及び図7に示すように、押え板210は、第一部位511の右面に沿って、後壁部334と係止壁388との間に配置される。押え板220は、第一部位521の左面に沿って、後壁部334と係止壁389との間に配置される。これにより、押え板210,220は夫々、第一部位511,521と左右方向に並んで配置される。
固定用突起231が保持部398に係止されることで、付勢部材230は左右方向にずれないように位置決めされる。図示外の固定部材により、付勢部材230は前後方向にずれないように位置決めされる。付勢部材230の左右方向の両端部は、押え板210,220に夫々形成された係止孔217,227に挿入される。
固定用突起241が保持部399に係止されることで、付勢部材240は左右方向にずれないように位置決めされる。図示外の固定部材により、付勢部材240は前後方向にずれないように位置決めされる。付勢部材240の左右方向の両端部は、押え板210,220に夫々形成された係止孔218,228に挿入される。
<巻取部材43>
図5及び図7に示すように、巻取部材43は、軸本体430、軸支部431,432、及び連結軸436を備える。軸本体430は、左右方向に延びる円筒状である。軸本体430は、外周面433、軸凹部434、及び軸孔435を備える。外周面433に滑り止め加工が施されてもよい。滑り止め加工は、外周面433を滑り止め用の樹脂シートで覆ったり、外周面433に滑り止め用の表面加工を施こしたり、軸本体430自体ゴム等の弾性部材でもよい。なお、外周面433に滑り止め加工が施されていなくてもよい。
軸凹部434は、外周面433の左右方向中央部に設けられ、外周面433よりも軸本体430の内側に若干凹む溝状である。軸孔435は、軸本体430の断面中心(回転中心)を左右方向に貫通する孔である。連結軸436は、軸孔435に挿通されている。軸孔435に挿通された連結軸436の両端部は、軸孔435から左右両側に突出する。軸本体430は、軸孔435に挿通された連結軸436の周りで回転可能である。
図9(A)及(B)に示すように、軸支部431,432は夫々、軸本体430(図5参照)の左右両端に設けられ、且つ軸本体430の回転中心と略同軸の部材である。軸支部431は、回転ギア431A及び軸部431Bを備える。図9(A)及び(B)に示すように、回転ギア431Aは、下支持部514及び押え板210の上支持部213に噛み合うことが可能な複数の歯が周方向に形成された円盤状のギアであり、例えばピニオンギアである。回転ギア431Aの回転中心に形成された連結孔431Dに連結軸436の左端部が挿入され、連結軸436が軸支部431に固定されている。軸部431Bは、回転ギア431Aから左方に突出する、回転ギア431Aよりも小径の円柱体である。
同様に軸支部432は、回転ギア432A及び軸部432Bを備える。回転ギア432Aは、下支持部524及び押え板220の上支持部223に噛み合うことが可能な複数の歯が周方向に形成された円盤状のギアであり、例えばピニオンギアである。回転ギア432Aの回転中心に形成された連結孔432Dに連結軸436の右端部が挿入され連結軸436が軸支部432に固定されている。軸部432Bは、回転ギア432Aから右方に突出する、回転ギア432Aよりも小径の円柱体である。軸部432Bの縦断面の外周形状は、一例として、円形である。また、軸部432Bは凹凸を備えてもよく、縦断面の外周形状は、略円形であるが、円形として説明する。すなわち、軸部432Bが、転がる形状を有していればよく、その形状を円形として説明する。従って、軸部432Bの縦断面の外周形状は楕円形でもよい。
図7に示すように、第一ケース33内では、軸本体430が押え板210,220の間に配置される。下支持部514は、スライド開口212を介して右側に露出している。軸支部431は、軸本体430の左端から側壁51に向けて左方に突出して、スライド開口212に右側から挿入されている。回転ギア431Aは、スライド開口212内に配置され、かつ下支持部514に対して噛み合っている。第二部位512の上面に、前後方向に延びるリブ515が設けられている。軸部431Bは、リブ515の上側に配置されている。
同様に、下支持部524は、スライド開口222を介して左側に露出している。軸支部432は、軸本体430の右端から側壁52に向けて右方に突出して、スライド開口222に左側から挿入されている。回転ギア432Aは、スライド開口222内に配置された状態で、下支持部524に対して噛み合っている。第二部位522の上面に、前後方向に延びるリブ525が設けられている。軸部432Bは、リブ525の上側に配置されている。これにより巻取部材43は、外周面433が第一内面344よりも若干上側にある状態で、リブ515,525によって下方から支持される。回転ギア431A,432Aは、僅かにバックラッシがある状態で下支持部514,524に夫々噛み合っているため、巻取部材43の移動に伴って滑らかに回転可能である。
<弾性部材45>
図3及び図5に示すように、弾性部材45は、ケース凹部335の内側に配置された、定荷重又は変動荷重の板バネである。弾性部材45の前端部450に、左右方向に並ぶ二つの丸孔部451が設けられている。ケース凹部335に配置された弾性部材45の前端部450は、装着板(図示外)と装着開口部339(図6参照)との隙間に後方から挿入される。二つの凸部337が二つの丸孔部451内に嵌め込まれることで、弾性部材45の前端部450は装着開口部339に固定される(図6参照)。装着板(図示外)から後方に延びる弾性部材45の後端部は、巻取部材43の軸凹部434に巻回される。弾性部材45は、前方に復元力を生じるように付勢されるため、軸本体430を介して巻取部材43を前方に付勢する。
<第二ケース60>
図5及び図7に示すように、第二ケース60は、上壁部64、一対の側壁61,62を備えている。上壁部64は前後左右方向に延びる壁部であり、且つ前後方向に長い矩形状である。
<検出部46>
図5に示すように、検出部46は、第一側板部47、第二側板部48、及び巻バネ461を備えている。第一側板部47と第二側板部48とは、ケース32の前方向の端部において、第一内面344と平行且つ前後方向と直交する直交方向の端部のうち右端部に配置され、前方向に延びる。第一側板部47は、第二側板部48の上側に配置されている。第一側板部47は、その前端部に第一表示部473を備えている。第二側板部48は、その前端部に第二表示部483を備えている。巻バネ461は、第一側板部47と第二側板部48とに係合して、第一側板部47と第二側板部48を付勢する。
<第一側板部47>
図10(A)及び(B)に示すように、第一側板部47は、第一腕部471、第一当接部472、第一表示部473、第一側板係合部474,475、及び第一バネ装着部476を備えている。第一表示部473は、第一側板部47における前方向の端部に設けられている。第一腕部471は、前方向に延びる板状であり、第一表示部473よりも後方に位置する。第一腕部471の下部の前方向の端部に、上方に切り欠かれた切欠部477が形成されている。
第一当接部472は、第一腕部471の下部の一部から左方向に突出する部分である。第一当接部472は、図9に示す軸支部の431の軸部431Bの外周面に当接する。より詳細には、第一当接部472は、第一腕部471と平行に延設された左側面から見て横長の板部である。第一当接部472は、切欠部477よりも後方向側において、第一腕部471の下端から左方及び下方に突出する。第一当接部472は、第一腕部471の後端部のやや前方向側から、前方向に延びる。第一当接部472の前方向側の端部は、第二側板部48の後述する第二腕部481の前後方向中央部のやや前方向側に位置する。第一当接部472の下面479は、前後方向に延びる面である。下面479の後端側に、傾斜面479Aが形成され、下面479の前端側に傾斜面479Bが形成されている。下面479に、軸支部の431の軸部431Bの外周面が当接する。
下面479の後端部479Cから前端部479Dの間に、抵抗部479Eが形成されている。図11に示すように、抵抗部479Eは、一例として、複数の凹凸479Fにより形成されている。一例として、凹凸479Fの稜線及び谷線は、左右方向に形成されている。後端部479C側の凸部の高さがL1、前端部479D側の凸部の高さがL2、ピッチがL3である場合には、例えば、L2がL1よりも大きく、凸部の高さは、後端部479C側から前端部479D側に向けて高くなってもよい。一例として、L1=0.03mm、L2=0.06mm、L3=0.3mmである。ピッチL3は、0.1〜2mmが望ましい。また、凸部L1,L2の高さは、0.01〜0.2mmが望ましい。この場合には、抵抗部479Eは、下面479の後端部479Cから前端部479Dに向けて、摺動抵抗が増加する。従って、軸支部の431の軸部431Bの外周面が下面479の後端部479Cから前端部479Dまで移動する場合には、後端部479Cから前端部479Dに向けて摺動抵抗が増加する。抵抗部479Eの凹凸479Fは、弾性部材45の付勢力と、液体収容体31の剛性と、液体収容体31の左右方向の横断面積に基づいて、決定されてもよい。
図9(B)に示す、軸支部の431の軸部431Bの外周面にも凹凸が形成されもよい。一例として、軸部431Bの外周面の凹凸のピッチは、抵抗部479Eと同一が望ましい、一例として、ピッチは、0.3mmである。ピッチは、0.1〜2mmが望ましい。凸部の高さは、一例として、0.01〜0.2mmが望ましい。
図10(A)及び図10(B)に示すように、第一腕部471の前方向の端部に、左方に延びる壁部478が接続されている。第一表示部473は、壁部478の左端の下端部から前方向に延びる板状である。即ち、第一表示部473は、第一腕部471よりも左側に位置している。第一表示部473は、第一突出部473Aと第二突出部473Bとを含む。第一突出部473Aは、第一表示部473の第一方向の先端において下方に突出する部位である。第二突出部473Bは、第一突出部473Aの後側において下方に突出する部位である。第二突出部473Bの下端は、第一突出部473Aの下端よりも上方に位置する。
第一側板係合部474,475は、夫々、第一支持開口部541,542に係合する部位であり、前方向に離間して設けられている。第一支持開口部541,542は、図5及び図8に示すように、第一ケース33の側壁52に形成された切欠きである。第一側板係合部474は、第一腕部471の後方向の端部の上部に設けられている。第一側板係合部474は、第一腕部471から右方に突出し、右端において後方向に延びる。第一側板係合部475は、第一腕部471の前方向の端部の上部に設けられている。第一側板係合部475は、第一腕部471から右方に突出し、右端において前方向に延びる。
第一バネ装着部476は、第一側板係合部475の後方向側に設けられている。第一バネ装着部476は、第一腕部471の上端から左方に突出し、左端部が上方に延びる。第一バネ装着部476に、巻バネ461の上部(図5参照)が装着される。
<第二側板部48>
図5に示すように、第二側板部48は、第二腕部481、第二当接部482、第二表示部483、第二側板係合部484,485、第二バネ装着部(図示略)、及び突出部488を備えている。第二表示部483は、第二側板部48における前方向の端部に設けられている。第二腕部481は、前方向に延びる板状であり、第二表示部483よりも後方向側に位置する。第二側板部48の第二腕部481の前後方向の長さは、第一側板部47の第一腕部471の前後方向の長さより長い。
第二当接部482は、第二腕部481の一部から左方に突出する。第二当接部482は、図9に示す軸支部の431の軸部431Bの外周面に当接する。より詳細には、第二当接部482は、第二腕部481の下端から左方に突出する。第二当接部482は、第二腕部481の後端部のやや前側から、前方向に延びる。第二当接部482の前方向の端部は、第二腕部481の前後方向中央部のやや前側である。突出部488は、第二腕部481の下端において第二当接部482の前方向側に設けられている。第二当接部482と突出部488とは前方向に離間している。
第二腕部481の前方向の端部に、左方に延びる壁部489が接続されている。第二表示部483は、壁部489の左端から前方向に延びる板状である。即ち、第二表示部483は、第二腕部481よりも左側に位置している。第二表示部483は、左側面視矩形状である。
第二側板係合部484,485は、夫々、第二支持開口部551,552に係合する部位であり、前方向に離間して設けられている。第二支持開口部551,552は、第一ケース33の側壁52に形成された切欠きである。第二側板係合部484は、第二腕部481の後方向の端部の下端に設けられており、第二腕部481から右方に突出する。第二側板係合部485は、第二腕部481の前方向の端部の下端に設けられており、第二腕部481から右方に突出する。
第二バネ装着部(図示略)は、第二側板係合部485の後方向側に設けられている。第二バネ装着部は、第二腕部481の下端から左方に突出し、左端部が下方に延びる。第二バネ装着部に、巻バネ461の下部が装着される。図5に示すように、巻バネ461は、上下方向に延びる。巻バネ461は、上端部に第一バネ装着部476に装着可能な環状のリングを備え、下端部に第二バネ装着部486に装着可能な環状のリングを備えている。
<第一側板部47と第二側板部48とを支持する第一ケース33の構造>
図8に示すように、側壁52に形成された第一支持開口部541,542相互間の距離は、第一側板部47の第一側板係合部474,475(図10(A)、(B)参照)相互間の距離に対応している。第一支持開口部541,542は、上下方向に延びる切り欠きである。第一側板係合部474,475の先端部には、第一腕部471と平行に延設された爪部が、それぞれ形成されている。これらの爪部が第一支持開口部541,542の外側の側壁52に引っかかる。従って、上下方向に延びる切り欠きである第一支持開口部541,542は、第一側板係合部474,475をそれぞれ上下方向に案内し、第一表示部473(図10(A)、(B)参照)が上下方向に移動可能に第一側板部47を支持する。
側壁52に形成された第二支持開口部551,552相互間の距離は、第二側板部48の第二側板係合部484,485相互間の距離に対応している。第二支持開口部551,552は、第二表示部483が上下方向に移動可能に第二側板部48を支持する。
第一側板係合部474,475が、第一支持開口部541,542に配置され、第二側板係合部484,485が第二支持開口部551,552に配置される。この配置において、巻バネ461は上下方向に引き伸ばされた延ばされた状態で第一バネ装着部476(図10(A)参照)と第二バネ装着部(図示外)とに装着される。巻バネ461は復元力によって第一バネ装着部476を下方に付勢し、第二バネ装着部を上方に付勢する。
図8示すように、下支持部524の上面は、ラック524Aになっており、図9(A)及び(B)に示す巻取部材43の軸支部432が転がる転がり面である。ラック524Aは、前方向に延設されている。図12に示すように、第一当接部472は、ラック524Aに対して、前方向に向かうほど下方に位置するように斜めに配置される。第二当接部482は、ラック524Aに対して前方向に向かうほど上方に位置するように斜めに配置される。第一側板部47と第二側板部48とがそれぞれ側壁52に配置された状態において、第二側板部48の第二腕部481の上方に第一側板部47の第一腕部471が位置する。第一当接部472は、第一腕部471及び第二腕部481より左側に配置されている。従って、第一当接部472の下面479は、第二当接部482の上面に対向して上方に位置する。第一当接部472の下面479及び第二当接部482の上面は、それぞれ前方向に移動する軸支部432の軸部431Bの外周面に当接する。
詳細は後述するが、ケース32は、インクの残量に応じて第一表示部473と第二表示部483との上下方向の位置を移動させることで、インクの残量を表示できる。第一表示部473は下方位置(図12(A)及び図13(A)参照)と上方位置(図14(A)及び図15(A)参照)との間で移動する。第二表示部483は下方位置(図13(A)及び図14(A)参照)と上方位置(図12(A)及び図15(A)参照)との間で移動する。第一表示部473と第二表示部483の位置の組み合わせは、図12〜図15に示す第一状態から第四状態に変化する。プリンタ1は、第一光学検出部(図示略)及び第二光学検出部(図示略)を備える。第一光学検出部(図示略)及び第二光学検出部(図示略)は、夫々、発光部(図示略)と受光部(図示略)とを有している。カートリッジ装着部8にカートリッジケース3が装着されると、例えば、第一表示部473の第二突出部473Bが第一光学検出部の発光部の右側に配置され、第二突出部473Bが受光部の左側に配置される。また、第二表示部483が第二光学検出部の発光部の右側に配置され、第二表示部483が受光部の左側に配置される。
第一光学検出部の発光部が発光した光が受光部で検出される場合、第一光学検出部は「1」を出力する。第二光学検出部の発光部が発光した光が受光部で検出される場合、第二光学検出部は「1」を出力する。第一光学検出部の発光部が発光した光が第一表示部473又は第二表示部483によって遮られて受光部で検出されない場合、第一光学検出部は「0」を出力する。第二光学検出部の発光部が発光した光が第一表示部473又は第二表示部483によって遮られて受光部で検出されない場合、第二表示部483によって遮られて受光部で検出されない場合、第二光学検出部は「0」を出力する。プリンタ1のCPU(図示外)は、第一光学検出部及び第二光学検出部の出力値である「1」と「0」との組み合わせを検出することで、インクの残量を検出する。インクの残量の検出態様の詳細については後述する。
作業者は、カートリッジケース3の前端側から開口部120に挿し込み、カートリッジケース3をカートリッジ装着部8に装着する(図1参照)。この時、カートリッジケース3に収容された液体収容体31の口栓7に配置されたゴム栓(図示略)に、液体収容体31から液体を導出するための中空針(図示略)が刺さる。
第一光学検出部(図示略)が第一表示部473の近傍に配置され、第二光学検出部(図示略)が第二表示部483との近傍に配置される。図12(B)に示すように、カートリッジケース3の液体収容体31が未使用の状態では、図12(A)に示すように、巻取部材43の軸支部432は、第一側板部47と第二側板部48よりも後方向側に位置する。従って、検出部46は、巻バネ461(図5参照)の付勢力によって第一表示部473が下方位置にあり、第二表示部483は上方位置にある第一状態になる。この場合、第一光学検出部(図示略)の発光部(図示略)の光が第一表示部473の第二突出部473Bに遮られ、受光部(図示略)で受光されない。また、第二光学検出部(図示略)の発光部(図示略)の光が第二表示部483の下方を通過し、受光部で受光される。よって、第一光学検出部及び第二光学検出部の出力値の組み合わせは「0」、「1」となる。プリンタ1のCPUは、第一光学検出部及び第二光学検出部の出力値を検出し、液体収容体31のインクの残量を検出できる。
印刷動作が行われると、液体収容部133内のインクが中空針を介して液体収容体31の外部に導出され、プリンタ1のノズルから吐出される。インクが導出されるのに伴って、弾性部材45の付勢力によって、図13(B)に示すように、巻取部材43が液体収容体31を巻き取りながら前方向に移動する。
図13(A),(B)に示すように、巻取部材43は、軸支部432の軸部432B(図9(B)参照)の外周面が第二側板部48の第二当接部482の上面に当接する第一中間位置まで移動する。第二当接部482は、ラック524Aに対して前方向に向かうほど上方に位置するように斜めに配置されるので、軸支部432の軸部432Bの外周面が第二当接部482を下方に押すことによって、巻バネ461の付勢力に抗して、第二側板部48の第二表示部483が左側面視時計回りに回動する。このため、検出部46は、第一表示部473が下方位置にあり、第二表示部483が下方位置にある第二状態になる。この場合、第一光学検出部の発光部の光が第一表示部473の第二突出部473Bに遮られ、受光部で受光されない。また、第二光学検出部の発光部の光が第二表示部483に遮られ、受光部で受光されない。よって、第一光学検出部及び第二光学検出部の出力値の組み合わせは「0」、「0」となる。
印刷動作によってさらにインクが導出されると、図14(A),(B)に示すように、軸支部432の軸部432B(図9(B)参照)が第二当接部482の上面と第一当接部472の下面479とに当接する第二中間位置まで巻取部材43が移動する。第一当接部472は、ラック524Aに対して、前方向に向かうほど下方に位置するように斜めに配置されるので、軸支部432の軸部432B(図9(B)参照)の外周面によって第一当接部472の下面479が上方に押されることによって、巻バネ461の付勢力に抗して、第一側板部47の第一表示部473が左側面視反時計回りに回動する。このため、検出部46は、第一表示部473が上方位置にあり、第二表示部483が下方位置にある第三状態となる。この場合、第一光学検出部の発光部の光が第一表示部473の第二突出部473Bの下方を通過し、受光部で受光される。また、第二光学検出部(図示略)の発光部の光が第二表示部483に遮られ、受光部で受光されない。よって、第一光学検出部及び第二光学検出部の出力値の組み合わせは「1」、「0」となる。
印刷動作によってさらにインクが導出されると、図15(A),(B)に示すように、軸支部432の軸部432B(図9(B)参照)が第二当接部482と突出部488との間にあり、且つ、第一当接部472の下面479に当接した第三中間位置まで巻取部材43が移動する。軸支部432の軸部432B(図9(B)参照)が第二当接部482と突出部488の両方に当接していないので、巻バネ461の付勢力によって、第二側板部48の第二表示部483が、左側面視反時計回りに回動する。このため、検出部46は、第一表示部473が上方位置にあり、第二表示部483が上方位置にある第四状態となる。この場合、第一光学検出部の発光部の光が第一表示部473の第二突出部473Bの下方を通過し、受光部で受光される。また、第二光学検出部の発光部の光が第二表示部483の下方を通過し、受光部で受光される。よって、第一光学検出部及び第二光学検出部の出力値の組み合わせは「1」、「1」となる。プリンタ1のCPUは、第一光学検出部及び第二光学検出部の出力値を検出し、液体収容体31のインクの残量を検出できる。CPUは、例えば、液体収容体31の交換を作業者に促す表示を行う。
図15(B)に示すように、軸支部432が第二当接部482と突出部488との間にある場合、巻取部材43は液体収容袋13の湾曲領域146に位置する。湾曲領域146は、湾曲領域146より後方向側の部位より巻き取り難いので、湾曲領域146において巻取部材43の移動が停止する。巻取部材43が停止した位置が、巻取部材43の移動の終了位置となる。巻取部材43の移動の終了位置は、図15(B)に示す第三中間位置と同じでも、第三中間位置よりも前方向側であってもよい。
図12(B)に示すように、液体収容体31に収容されているインクが未消費の場合には、液体収容体31は、上下方向に一定の厚みを持っている。この状態を、以下、「初期状態」という。液体収容体31の左右方向の横断面積は、巻取部材43の近傍及び口栓7の近傍を除き、一定の面積を持っている。以下、「初期横断面積」という。液体収容体31内のインクの消費が進み、図13(B)に示す第一中間位置まで、巻取部材43による液体収容体31の巻き取りが進んだ場合でも、液体収容体31は、上下方向に一定の厚みを持っており、液体収容体31の左右方向の横断面積は、巻取部材43の近傍及び口栓7の近傍を除き、初期横断面積とほぼ同様の面積を持っている。従って、弾性部材45が巻取部材43に与える付勢力による液体収容体31内のインクの圧力はインクが未消費の場合と略同一である。
次いで、液体収容体31内のインクの消費が進み、図14(B)に示す第二中間位置まで、巻取部材43による液体収容体31の巻き取りが進んだ場合には、液体収容体31は、上下方向に一定の厚みが初期状態より薄くなり、液体収容体31の左右方向の横断面積は、「初期横断面積」よりも小さくなる。巻取部材43が液体収容体31の液体へ与える圧力は、単位横断面積当たりの弾性部材45の付勢力である。従って、液体収容体31の左右方向の横断面積が小さくなると、弾性部材45の付勢力が一定であっても液体収容体31のインクの圧力が増加する。本実施の形態では、図14(B)に示す第二中間位置からは、軸支部432の軸部432Bが抵抗部479Eに当接し、軸部432Bの前方向への移動に抵抗が与えられる。従って、巻取部材43が液体収容体31のインクへ与える力は、初期状態よりも弱くなる。この結果、インクの圧力は、抵抗部479Eが第一当接部472の下面479に設けられない場合に比べて、インクが未消費の場合のインクの圧力に近づく。よって、インクの圧力の変動幅は小さくなる。従って、ヘッドユニット100,200のヘッド部からのインクの吐出量が不安定になるおそれを低減できる。従って、印刷媒体への印刷の画質の低下を低減可能である。
さらに、液体収容体31内のインクの消費が進み、図15(B)に示す第三中間位置まで、巻取部材43による液体収容体31の巻き取りが進んだ場合には、液体収容体31は、上下方向に一定の厚みが第二中間位置よりさらに薄くなり、左右方向の横断面積は、第二中間位置よりも小さくなる。抵抗部479Eの凹凸479Fは、前方に近づくにつれて大きくなっており、第二中間位置から第三中間位置まで、巻取部材43が移動する間に、抵抗部479Eが軸部432Bの前方向への移動に与える抵抗は、前方向に近づくにつれて、増加する。従って、巻取部材43が液体収容体31のインクへ与える力は、凹凸479Fの大きさが変わらない場合に比べて、徐々に減少する。よって、液体収容体31の左右方向の横断面積が小さくなっても、凹凸479Fの大きさが変わらない場合に比べて、インクの圧力が増加するおそれを低減でき、インクの圧力が安定する。従って、ヘッドユニット100,200のヘッド部からのインクの吐出量が不安定になるおそれを低減できる。従って、印刷媒体への印刷の画質の低下を低減可能である。
上記カートリッジケース3において、巻取部材43の前方向への移動に応じて、巻取部材43に接続された軸支部432の軸部432Bの外周面が、第一当接部472の抵抗部479Eの後端部479Cから前端部479Dまで摺動する。抵抗部479Eの後端部479Cから前端部479Dに向けて、軸部432Bの外周面に加えられる摺動抵抗が増加するので、弾性部材45の付勢力によって前方向に移動する巻取部材43から液体収容体31へ作用する前方向への力が、抵抗部479Eが設けられていない場合よりも小さくなる。巻取部材43による液体収容体31の巻き取りが進み、液体収容体31の左右方向の横断面積が小さくなっても、インクの圧力が増加するおそれを低減でき、インクの圧力の変動幅は小さくなる。従って、ヘッドユニット100,200のヘッド部からのインクの吐出量が不安定になるおそれを低減できる。従って、印刷媒体への印刷の画質の低下を低減可能である。
液体収容体31を巻き取る巻取部材43は、軸部432Bを備え、抵抗部479Eは、軸部432Bが接触する接触部である第一当接部472に設けられている。第一当接部472に設けられた抵抗部479Eにより、第一当接部472の下面479と巻取部材43の軸部432Bとの間の抵抗が増加する。ケース32の前方向の端部側において、前方向へ移動する巻取部材43の軸部432Bに抵抗が加えられているので、液体収容袋13の左右方向の横断面積が小さくなる状況において、より確実に、液体収容袋13内のインクへの圧力の増加を低減し、インクの圧力の変動幅を小さくすることが出来る。巻取部材43において、液体収容体31と接触する部分以外の部位に抵抗が加えられているので、巻取の邪魔にならない。
また、抵抗部479Eは、凹凸479Fを設ける代わりに、ゴム板等を貼り付けた摩擦面としてしてもよい。この場合には、従来の第一側板部47にゴム板等を貼りつけるだけで抵抗部を設けることができる。また、抵抗部479Eを設ける代わりに、弾性部材45として可変荷重のバネを用いて、図14(B)に示す第二中間位置まで巻取部材43が移動した以後は、荷重が減少するようにしてもよい。
抵抗部479Eは、軸部432Bが接触する接触部である第一当接部472の下面479に設けられた凹凸479Fである。巻取部材43の軸部432Bに、下面479の凹凸479Fが接触して抵抗が加えられる。軸部432Bへの接触面が凹凸なので、巻取部材43の巻き取りは、凹凸479Fのピッチに従って均一に進む。従って、巻取部材43の回転が安定し、液体収容袋13内のインクに圧力変動を生じるおそれを低減できる。従って、ヘッドユニット100,200のヘッド部からのインクの吐出量が不安定になるおそれを低減できる。これに対して、抵抗部479Eに凹凸が設けられていない場合には、摩擦面間において付着・滑りを繰り返すスティックスリップ現象が生じる。従って、巻取部材43の巻き取りは、不均一なピッチで進むので、液体収容袋13内のインクの圧力変動が大きくなる。
巻取部材43の軸部432Bの外周面形成された凹凸が、第一当接部472の下面479に設けられた凹凸479Fに噛み合うことにより、巻取部材43の軸部432Bに抵抗が加えられる。第一当接部472の下面479及び軸部432Bの外周面の両方に凹凸が形成されるので、軸部432Bの外周面が下面479に付着しにくく、摩擦面間において付着・滑りを繰り返すスティックスリップ現象をさらに生じにくい。
軸部432Bの中心から下支持部524の上面に向かう方向から、抵抗部479Eは軸部432Bに接触する。下支持部524は、巻取部材43の軸部432Bが転がる転がり面であるので、抵抗部479Eと軸部432Bは滑り接触となる。この結果、転がり接触である下支持部524の上面に抵抗部479Eを設けるよりも確実に巻取部材43の前方向への移動の抵抗を発生させることが出来る。
巻取部材43の軸部432Bが転がる転がり面は、第一方向に伸びるラック524Aである。軸部432Bの縦断面の外周形状は、円形である。軸部432Bは、ラック524A上を転がり、接触部である抵抗部479Eは、ラック524Aと反対側において、軸部432Bに接触する。従って、軸部432Bが下支持部524上を滑らずに、確実に転がることができる。
抵抗部479Eは、前方向に向けて抵抗が増加する。従って、巻取部材43による液体収容体31の巻き取りが進み、液体収容体31の左右方向の横断面積が小さくなっても、弾性部材45の付勢力によって前方向に移動する巻取部材43から液体収容体31へ作用する前方向の力が、前方向に向けて減少する。従って、液体収容袋13内のインクへの圧力の増加を低減し、インクの圧力の変動幅を小さくすることが出来る。尚、抵抗部479Eの抵抗は、前方向に向けて徐々に増加させてもよいし、階段状の増加でもよい。また、抵抗部479Eは凹凸479Fの有る領域と、無い領域の2領域を備えてもよい。この場合には、抵抗部479Eの前部を凹凸479Fの有る領域とし、後部を凹凸479Fの無い領域としてもよい。
第一側板部47において、第一当接部472の下面479が巻取部材43の軸部431Bに接触することにより、第一腕部471が前方向および第三方向である上方向に移動する。従って、第一表示部473が上方向に移動するに移動し、巻取部材43の位置を表示する。抵抗部479Eは、第一側板部47の第一当接部472の下面479に設けられているので、抵抗部479Eを第一側板部47と別部材で設ける必要が無く、構造が複雑にならない。
本実施形態において、第一内面344が本発明の「第一面」の一例である。第一ケース33が本発明の「ケース」の一例である。第一内面344が本発明の「第一面」の一例である。装着開口部339が本発明の「装着部」の一例である。軸部432Bが本発明の「軸部」の一例である。下面479が本発明の「接触部」の一例である。凹凸479Fが本発明の「接触部に設けられた凹凸」の一例である。ラック524Aが本発明の「転がり面」の一例である。第一側板部47と第二側板部48とは本発明の「側板部」の一例である。第一表示部473と第二表示部483とは本発明の「表示部」の一例である。第二内面644が本発明の「第二面」の一例である。前端部300が本発明の「第一方向の端部」の一例である。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、第二ケース60が設けられずにカートリッジケース3の上方が開放されていてもよい。また、抵抗部が第二当接部482に設けられていてもよい。巻取部材43の軸部432Bが接触する接触部として、以下が考えられる。例えば、第二当接部482の上面に抵抗部が設けられてもよい。また、第二当接部482の左面に抵抗部が設けられてもよい。また、押え板220のスライド開口222に抵抗部が設けられてもよい。また、図7に示す第二ケース60の軸部432Bの案内溝を形成するリブ65の先端651に抵抗部が設けられてもよい。
弾性部材45がケース32内に設けられていたが、これに限定されない。また、軸部431Bが転がる下支持部514,524が、第一内面344側である下側に設けられていたが、上側に設けた支持部を、軸部431Bが転がり、下側に抵抗部を設けてもよい。例えば、図7に示す第二ケース60の軸部432Bの案内溝を形成するリブ65の先端651に軸支部432が転がるラックを設け、第一ケース33の下支持部524に凹凸を設け、抵抗部としてもよい。また、抵抗部479Eは、下面479の後端部479Cからでなく途中から前端部479Dに向けて形成されてもよい。軸部432Bが、本発明の「接触部」としての下面479と接触したが、回転ギア432Aと接触してもよい。この場合、回転ギア432Aが本発明の「軸部」の一例である。回転ギア432Aは、ピニオンギアでなくても、断面円形であってもよい。
また、図16に示す第二実施形態のように、第二ケース60の第二内面644に抵抗部69を設けても良い。抵抗部69は、一例として、第二内面644から第一内面344に向けて一定の厚みで突出し前後左右方向に所定の大きさを持つ部材から形成される。抵抗部69の下面69Aには、凹凸を設けて摩擦面とすればよい。抵抗部69の下面69Aが巻取部材43に巻き取られた液体収容体31の表面に当接して、巻取部材43の前方向への移動に抵抗を与える。抵抗部69の一例としては、第二内面644に貼り付けられた板状ゴムでもよい。また、抵抗部69は第二ケース60と一体に形成されてもよい。抵抗部69の設けられる位置は、第一方向においては、第二ケース60の第一当接部472と同じ位置で、第二ケース60の左右方向の中央等に設ければよい。この場合には、第二ケース60の第二内面644に突出部を設けるという簡単な構造で、抵抗部69を実現できる。
抵抗部69の下面69Aは、凹凸の高さを第一実施形態の抵抗部479Eと同様に変化させて、表面の摩擦抵抗が第一方向に向けて大きくなるようにしてもよい。また、抵抗部69の下面69Aは、第一方向に向かうに連れて第一内面344に向けて傾斜するようにしてもよい。この場合には、第一方向に向けて抵抗部69の抵抗を大きくできる。
3 カートリッジケース
13 液体収容袋
31 液体収容体
32 ケース
33 第一ケース
37 口栓支持部
43 巻取部材
45 弾性部材
47 第一側板部
48 第二側板部
60 第二ケース
69 抵抗部
69A 下面
100 ヘッドユニット
200 ヘッドユニット
300 前端部
339 装着開口部
344 第一内面
431,432 軸支部
431B,432B 軸部
450 前端部
471 第一腕部
472 第一当接部
473 第一表示部
479 下面
479C 後端部
479D 前端部
479E 抵抗部
479F 凹凸
483 第二表示部
524 下支持部
524A ラック
644 第二内面

Claims (9)

  1. 液体を収容する液体収容体を支持可能なカートリッジケースであって、
    第一方向に延びる第一面を備えたケースと、
    前記ケースにおける前記第一方向の端部側に設けられ、前記液体収容体に設けられる口栓を支持する口栓支持部と、
    前記第一方向の反対方向である第二方向に延び、前記第一方向に付勢力を生じる弾性部材の前記第一方向側の端部が装着される、前記ケースの前記端部側に設けられた装着部と、
    前記第一面に平行且つ前記第一方向と直交する直交方向に延び、前記弾性部材の前記付勢力により前記第一方向に付勢されて前記第一方向に移動し、前記液体収容体を巻き取る巻取部材と、
    前記ケースの前記第一方向の端部側における前記第一方向への前記巻取部材の移動の抵抗であって、前記第一方向への前記巻取部材の移動に応じて抵抗が増加する抵抗部と
    を備えたことを特徴とするカートリッジケース。
  2. 前記巻取部材は軸部を備え、
    前記抵抗部は、前記軸部が接触する接触部に設けられることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジケース。
  3. 前記抵抗部は、前記接触部に設けられた凹凸であることを特徴とする請求項2に記載のカートリッジケース。
  4. 前記軸部には、前記接触部に設けられた前記凹凸に噛み合う凹凸が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のカートリッジケース。
  5. 前記軸部の転がる転がり面を備え、
    前記軸部の中心から前記転がり面に向かう方向から、前記抵抗部は、前記軸部に接触することを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載のカートリッジケース。
  6. 前記転がり面は、前記第一方向に伸びるラックであり、
    前記軸部は、前記直交方向に直交する断面の外周形状が円形であり、
    前記接触部は、前記ラックと反対側において前記軸部と接触することを特徴とする請求項5に記載のカートリッジケース。
  7. 前記抵抗部は、前記第一方向に向けて抵抗が増加することを特徴とする請求項2〜6の何れかに記載のカートリッジケース。
  8. 前記直交方向の端部側に配置され、前記第一方向に延びる側板部と、
    前記側板部における前記第一方向の端部側に設けられ、前記第一方向へ移動する前記巻取部材の前記軸部と接触することにより、前記第一方向および前記直交方向に直交する第三方向に移動し、前記巻取部材の位置を表示する表示部と、
    を備え、
    前記接触部は、前記側板部の前記第一面側の面であることを特徴とする請求項2〜7の何れかに記載のカートリッジケース。
  9. 前記第一面に対向する第二面を備え、
    前記抵抗部は前記第二面に設けられ、
    前記巻取部材に巻き取られた前記液体収容体の外周面が前記第二面に設けられた前記抵抗部に接触することを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のカートリッジケース。
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