JP5119719B2 - 液体収容容器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばプリンタ用のインクカートリッジ等に好適な液体収容容器に関する。
従来、液体噴射ヘッドのノズルから液滴を噴射する液体噴射装置として、インクジェット式プリンタがある。このインクジェット式プリンタには、インクカートリッジをキャリッジ以外の場所に搭載するオフキャリッジタイプのインク供給システムを備えるものがある。このオフキャリッジタイプのインク供給システムを備える場合としては、大判印刷のために大容量のインクカートリッジを備える場合、及び、インクカートリッジを搭載しないことによりキャリッジを小型化し、インクジェット式プリンタを小型化、薄型化する場合等がある。インクカートリッジにはインクの残量を検出するためのインク検出ユニットを搭載するのが一般的である。オフキャリッジタイプのインクカートリッジは、例えば特許文献1等に開示されている。
特開2002−19136号公報
インク検出ユニットは圧電素子等のセンサを含み、センサにて検出された電気信号は、インクカートリッジに搭載された回路基板上の記憶素子に記憶される。回路基板上の固定接点に対して、インク検出ユニット側の端子は、両者の確実な電気的接続を維持するために弾性的に接触している。
ところで、インクカートリッジに、落下時のような衝撃が作用すると、液体検出ユニットが破損し、ひいてはセンサが破損する虞がある。
そこで、本発明の目的は、落下時のような衝撃が作用しても液体検出ユニットを破損させることのない構造を備えた液体収容容器を提供することにある。
本発明に係る液体収容容器は、
液体が収容された液体収容部と、
前記液体収容部を収容する空間が形成された筐体と、
前記筐体に設けられた装着部を介して前記液体収容部の液体導出口に連結された液体導入部を含む液体検出ユニットと、を有し、
少なくとも前記筐体の底面と前記液体検出ユニットとの間に、前記液体検出ユニットに作用する衝撃を吸収する衝撃吸収部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、液体収容容器に落下時のような衝撃が加わっても、衝撃吸収部によって液体検出ユニットに加わる衝撃を吸収して、液体検出ユニット破損を防止できる。
本発明では、前記液体検出ユニットは、ユニットケースと、前記ユニットケースに保持されるセンサと、中継部と、前記中継部の両端側の第1及び第2の端子とを有し、前記第2の端子が前記センサに接続される中継端子とを有し、前記ユニットケースは、前記中継端子の前記第1の端子を保持する第1の端子保持部と、前記中継端子の前記第2の端子を保持する第2の端子保持部と、前記第1の端子保持部と、前記第2の端子保持部との間に設けられて弾性変形して、前記液体検出ユニットに作用する衝撃を吸収する変形部とを含み、前記衝撃吸収部は、前記液体検出ユニットの前記変形部と前記液体導入部との間にて、前記液体検出ユニットと接触可能とすることができる。
こうすると、液体検出ユニット自体に設けた変形部にて衝撃吸収することができ、変形部での変形の結果として液体検出ユニットが移動した際には衝撃吸収部にて衝撃吸収することができる。しかも、変形部での弾性変形によって、第2の端子に接続されたセンサへの衝撃も吸収することができる。
本発明では、前記液体検出ユニットは、前記液体検出ユニットの前記変形部と前記液体導入部との間に液体導出部を含み、前記衝撃吸収部は、前記液体導出部と前記筐体の底面との間に設けられ、前記液体検出ユニットは、前記液体検出ユニットの前記変形部と前記液体導入部との間では、前記衝撃吸収部と接触する前記液体導出部を除いて、前記筐体の底面側とは非接触とすることができる。
液体収容容器の液体導出部の位置は、液体噴射装置等の本体に装着する際の位置精度が求められるので、液体導出部の受け部を筐体側に設ける必要がある。この受け部を衝撃吸収部とすることで、液体検出ユニットへの衝撃を吸収できる。液体検出ユニットは、液体検出ユニット変形部と液体導入部との間では、衝撃吸収部と接触する液体導出部を除いて、筐体の底面側とは非接触である。このため、筐体の底面側より液体検出ユニットに衝撃力が作用することはない。
本発明では、前記衝撃吸収部は、前記液体収容部の液体を吸収することができる材質にて形成することができる。
こうすると、衝撃吸収部が液体導出部から漏れた液体を吸収することができ、漏れた液体によるセンサなどの故障を防ぐことができる。
本発明では、前記衝撃吸収部は、前記液体検出ユニットの前記変形部と前記液体導入部との間の領域にて、前記液体検出ユニットと前記筐体の底面との間に敷き詰めてもよい。
この場合、液体検出ユニットと筐体の底面との間に敷き詰められた衝撃吸収部によって、液体検出ユニットに作用する衝撃が吸収される。なお、液体検出ユニットの変形部と液体導入部との間に液体導出部が存在する場合には、衝撃吸収部は、液体収容部の液体を吸収することができる材質にて形成することができる。
本発明では、前記筐体は、前記液体検出ユニットを収容する検出ユニット収容部と、前記液体収容部と前記検出ユニット収容部とを区画し、前記装着部が設けられた隔壁と、前記隔壁と共に前記検出ユニット収容部を区画し、回路基板を保持する側壁とを含み、前記液体検出ユニットは、前記筐体の装着部を中心として回転されて、回転末端位置にて、前記第1の端子が前記回路基板上の固定接点と接触する構造とすることができる。液体検出ユニットは、液体収容容器に内蔵される液体収容部と連結されるので、その連結を維持した液体収容ユニットを電気的に接続/接続解除するには、回転操作が最も好ましい。この場合、前記変形部は、前記液体検出ユニットに衝撃が作用した時に、前記変形部よりも前記液体導入部側にある領域が、前記筐体の装着部を中心として揺動することを許容して、前記液体検出ユニットに作用する衝撃を吸収することができる。
本発明では、前記変形部は、前記第1の端子保持部と前記第2の端子保持部との間の距離を縮める方向にも弾性変形するものであってもよい。
この場合、変形部を弾性変形させることで第1の端子の位置が後退する。この状態で液体検出センサを、液体収容容器等に装着すれば、第1の端子を所定の電気的接続位置に到達させる際に、液体収容容器等に第1の端子を干渉させずに済む。従って、中継端子の変形等が生じにくく、接続不良を低減できる上、液体検出ユニットの装着操作も容易となる。変形部を弾性復帰させれば、第1の端子を回路基板等の固定接点と電気的に接続させることができる。つまり、変形部は、衝撃吸収機能と、液体検出ユニットの装着操作を容易化する機能とを併せ持つことができる。
本発明では、前記変形部はスリットを含み、前記スリットの溝幅を縮小するように前記変形部を弾性変形させることができる。
このように、ユニットケースの形状としてスリットを形成するだけで、変形部を形成することができる。
本発明では、前記変形部は、前記中継端子の前記中継部が延在する方向と交差して前記第1の端子保持部側に設けられた可動体と、前記中継端子の前記中継部が延在する方向と交差して前記第2の端子保持部側に設けられ、かつ、前記可動体と離間して設けられた支持体と、前記可動体及び前記支持体を連結する接続部とを含むことができる。こうすると、前記可動体、前記支持体及び前記接続部にて前記スリットが規定される。このスリットは、液体検出ユニットの装着操作を容易化する機能が主目的で形成されるが、液体検出ユニットに作用する衝撃力によっても変形する機能を担保できる。
本発明では、前記第1の端子保持部は、前記可動体が前記接続部と連結される基端より延びる自由端部に設けることができる。これにより、第1の端子保持部、ひいては第1の端子の変位量を大きく確保でき、液体検出ユニットの装着操作を容易化する変形部の機能が向上する。
本発明では、前記可動体の前記自由端部に、前記変形部を変形させる外力を付加するための操作部を設けることができる。こうすると、操作部を操作することで変形部を弾性変形させることができる、液体検出ユニットの着脱性がさらに容易となる。
本発明では、前記接続部は、前記可動体及び前記支持体と連結される各基端より上方に延びる2つの立ち上げ部と、前記2つの立ち上げ部の上端部同士を連結する連結部とを含むことができる。こうすると、前記2つの立ち上げ部を、前記変形部を変形させる外力を付加するための把持部として機能させることができる。
また、本発明では、前記接続部は、前記ユニットケースとは別部材の弾性体にて形成してもよい。
本発明では、前記中継端子は金属製の薄板にて形成され、前記中継部は、前記可動体及び前記支持体を横断する第1の薄板部と、前記第1の薄板部の端部にて屈曲されて、前記可動体に沿って延びる第2の薄板部と、含むことができる。この場合、前記第1の端子は、第2の薄板部の端部にて屈曲されて、前記可動体より離れる方向に突出形成される。こうすると、中継端子の中継部は複数の屈曲部によって剛性が高まり、可動体と追従移動しやすくなる。
本発明では、前記変形部は、前記変形部の変形に追従して前記第1の薄板部を変形案内する変形案内部を有することができる。こうすると、可動体に対する中継端子の追従性がさらに高まる。
本発明では、前記第1の薄板部は、前記支持体に沿って屈曲して補強される補強部を含むことができる。こうすると、中継端子の剛性がさらに高まり、第1の端子を変形部に追従して変位させやすくなる。
本発明では、前記第1の端子保持部は、前記中継端子の前記第1の端子を可動に保持し、前記中継端子の前記第1の端子は、前記変形部が弾性変形する方向で突出付勢されて前記第1の端子保持部に保持されてもよい。こうすると、変形部が弾性復帰した後も第1の端子に弾性押圧力を付加させることができる。
本発明では、前記第1の端子部は、突出付勢される方向を長手方向とする長孔部を有し、前記ユニットケースの第1の端子保持部は、前記長孔部に挿通される突起部を含むことができる。こうして、第1の端子保持部に第1の端子を可動に保持することができる。
本発明では、前記筐体は、前記液体検出ユニットの前記第1の端子が前記固定接点に接続された状態で前記検出ユニットを位置決めする位置決め部を有することができる。
本発明では、前記筐体は、前記液体検出ユニットの前記第1の端子が前記固定接点に接続された状態で前記検出ユニットを位置決めする位置決め部を有することができる。これにより、電気的接続を維持することができる。
本発明では、前記位置決め部は、前記液体検出ユニットが装着された後、前記変形部のスリットの溝幅が狭まらないように保持することができる。こうすると、変形部に過度の外力が加わらない限り、振動にも強い電気的接続の維持が可能となる。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(液体噴出装置の概要)
図1に示すように、本実施形態の液体噴射装置としてのプリンタ11は、フレーム12によって覆われている。そして、フレーム12内に、図2に示すように、ガイド軸14、キャリッジ15、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド20、バルブユニット21、液体収容体としてのインクカートリッジ23(図1参照)、加圧ポンプ25(図1参照)を備える。
図1に示すように、フレーム12は、略直方体形状の箱体であり、その前面には、カートリッジホルダ12aが形成されている。
図2に示すように、ガイド軸14は棒状に形成され、フレーム12内に架設されている。なお、本実施形態においては、ガイド軸14の架設されている方向を主走査方向というものとする。キャリッジ15は、ガイド軸14に対して相対移動可能に貫挿されており、主走査方向に往復移動可能となっている。そして、キャリッジ15は、タイミングベルト(図示しない)を介してキャリッジモータ(図示しない)に接続されている。キャリッジモータはフレーム12に支持されており、キャリッジモータが駆動されることにより、タイミングベルトを介してキャリッジ15が駆動され、キャリッジ15がガイド軸14に沿って、すなわち、主走査方向に往復移動される。
キャリッジ15の下面に設けられた記録ヘッド20は、液体としてのインクを噴射させるための複数のノズル(図示しない)を備えており、記録紙等の印刷媒体にインク滴を吐出すことにより画像や文字等の印刷データの記録を行う。バルブユニット21は、キャリッジ15上に搭載されており、一時貯留したインクを、圧力を調整した状態で記録ヘッド20へと供給するようになっている。
なお、本実施形態においては、バルブユニット21は、1つあたり2種類のインクを、圧力を調整した状態で個別に記録ヘッド20へと供給できるようになっている。そして、本実施形態においては、バルブユニット21は、計3つ設けられており、6つのインクの色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン、ライトマゼンタ、ライトシアン)に対応している。
なお、記録ヘッド20の下方には、プラテン(図示しない)が設けられており、このプラテンは、紙送り手段(図示しない)によって、主走査方向と直交する副走査方向に紙送りされるターゲットとしての記録媒体を支持するためのものとなっている。
(液体収容容器)
図3は液体収容容器の一実施の形態としてのインクカートリッジの分解斜視図、図4はインクカートリッジの内部構造図、図5はインクカートリッジの外観図である。図6(A)は、液体検出ユニット111が搭載された領域のインクカートリッジの平面図であり、図6(B)は、図6(A)の領域A1の拡大図であり、図7は液体検出ユニット111の設置領域の側面図である。
図3に示すインクカートリッジ100は、商業用のインクジェット式記録装置のカートリッジ装着部に着脱可能に装着されて、記録装置に装備された記録ヘッド(液体噴射ヘッド)にインクを供給する。
このインクカートリッジ100は、加圧手段によって加圧される袋体収容部103を区画形成した容器本体105と、インクを貯留して袋体収容部103内に収容されて袋体収容部103の加圧により貯留しているインクをインク導出部材(液体導出部)107aから排出する液体収容部としてのインクパック107と、外部の液体消費装置である記録ヘッドにインクを供給するための液体導出部材109を有して容器本体105に着脱可能に装着される液体検出ユニット111と、を備えている。
容器本体105は、樹脂成形によって形成された筐体である。容器本体105には、上部を開放した略箱形の袋体収容部103と、この袋体収容部103の前面側に位置して液体検出ユニット111を収容する検出ユニット収容部113とが区画形成されている。図6(A)に示すように、液体検出ユニット111は、検出ユニット収容部113に収容されている。
袋体収容部103の開放面は、インクパック107の収容後に封止フィルム115によって封止される。これにより、袋体収容部103が密封室になる。
袋体収容部103と検出ユニット収容部113との間を区画している隔壁105aには、封止フィルム115により密封室に形成された袋体収容部103内に加圧空気を送給するための連通路である加圧口117が装備されている。インクカートリッジ100をインクジェット式記録装置のカートリッジ装着部に装着すると、加圧口117にカートリッジ装着部側の加圧空気供給手段が接続され、袋体収容部103内に供給される加圧空気よってインクパック107を加圧することが可能になる。
インクパック107は、複層封止フィルムにより形成した可撓性袋体107bの一端側に、液体検出ユニット111の液体導入部である接続針111a(図12(B)参照)が挿入接続される筒状のインク導出部材107aを接合したものである。
(検出ユニット収容部)
次に、図8及び図9(A)(B)を参照して、隔壁105aの外側の検出ユニット収容部113について説明する。検出ユニット収容部113は、図10以降にて説明する液体検出ユニット111をインクパック107に接続して収容すると共に、図8に示す回路基板131と検出ユニット111とを電気的に接続するものである。
インクパック107のインク導出部材107aは、隔壁105aに形成した接続口挿通用の開口118(装着部)を気密に挿通して、図9(A)及び図9(B)に示すように先端が検出ユニット収容部113内に突出するようになっている。
ここで、図9(B)に示すように、このインク導出部材107aにも、封止フィルム108が溶着される。この封止フィルム108は、インク導出部材107の開口端面と、このインク導出部材107aに配置されたシール部材(図示せず)の端面とに溶着されている。
インクパック107には、液体検出ユニット111を接続する前に、予め脱気度の高い状態に調整されたインクが充填され、封止フィルム108にて封止される。
袋体収容部103にインクパック107を装着したときには、可撓性袋体107bの前後の傾斜部107c,107dの上に、樹脂製のスペーサ119が装着される。樹脂製のスペーサ119は、袋体収容部103の上面が封止フィルム115によって覆われて、袋体収容部103が密封室となる時に、該密封室内でインクパック107がガタつくことを防止すると同時に、密封室内の余分な空き空間を埋めて、袋体収容部103内を加圧空気により加圧する際の加圧効率を高める。
検出ユニット収容部113及び封止フィルム115の上には、樹脂製のカバー121が装着される。カバー121は、容器本体105の上に被せると、不図示の係合手段が、容器本体105側の係合部122に係合して、容器本体105に固定される。
隔壁105aに開口した開口118の周囲には、図9(B)に示すように、液体検出ユニット111が所定操作で取り付けられる取付け部123が装備されている。
本実施の形態の場合、取付け部123は、液体検出ユニット111が回転可能に嵌合装着される嵌合構造で、容器本体105上の後述する回路基板131から離れた位置に設けられている。具体的には、取付け部123は、2つの湾曲した凸壁123a,123bを備え、これらの凸壁123a,123bにより液体検出ユニット111の回転を規制する環構造を形成している。また、取付け部123の構造として、液体検出ユニット111を取付け部123に回転させながら装着させる際に、回転軸が偏心するような偏心構造を採用することができる。液体検出ユニット111が検出ユニット収容部113に取り付けられると、後述する中継端子143,144(図10等参照)が容器本体105の端子131d(図13(B)参照)に接続される。容器本体105には、位置決め部129(図9(B)及び図11参照)としてリブが設けられている。位置決め部129が設けられていることで、液体検出ユニット111が取り付けられる際に位置を規定し易くなる。この位置決め部129は、液体検出ユニット111が装着された後、後述の変形部112(図6(B)及び図12(A)(B)参照)が変形しないように固定する役割を有する。
また、図9(B)に示すように、取付け部123に近接した位置で、隔壁105aに直交する如く検出ユニット収容部113に立設された隔壁105b(図9(A)(B)参照)には、取付け部123に嵌合した液体検出ユニット111の抜けを防止する係止溝124が装備されている。
検出ユニット収容部113の前面側を覆う隔壁である容器本体105の前面壁105cは、液体検出ユニット111の取り付け操作のために、取付け部123と対向する位置に切り欠きによる開口126が形成されている。
なお、図9(A)に示すように、前面壁105cの両側部には、インクカートリッジ100をカートリッジ装着部に装着した際に、カートリッジ装着部側に装備されている位置決めピンが挿入される位置決め孔127,128が装備されている。
位置決め孔127に近い容器本体105の側壁上で、図8に示すように、前面寄りの位置には、インクカートリッジ100をカートリッジ装着部に装着した際にカートリッジ装着部側に装備された接続端子に接触して電気的な接続を果たす回路基板131が装備されている。この回路基板131はカートリッジ装着部側に装備された接続端子に接触する複数の接点が形成されている。
また、回路基板131の裏面には、図13(B)に示すように、インク残量やカートリッジの使用履歴等の情報を記録するためのメモリ素子131cが搭載されると共に、液体検出ユニット111に搭載される液体残量状態を検出するセンサ部材(圧電素子を含み、以下、単に「センサ部材」と呼ぶ。)132(図10参照)を、中継端子143,144を介してインクジェット式記録装置側の接続端子に導通接続するための接点131dが形成されている。従って、インクカートリッジ100(図3参照)が記録装置のカートリッジ装着部に装着されて、回路基板131の表面の各接点(図示せず)がカートリッジ装着部側の接続端子に接続されると、この回路基板131を介して、メモリ素子131cやセンサ部材132が記録装置側の制御回路に電気接続され、これらのメモリ素子131cやセンサ部材132の動作を記録装置側か制御することが可能になる。
(液体検出ユニット)
本実施の形態の液体検出ユニット111は、図10〜図13に示すように、回転操作により容器本体105(図8参照)に取り付けられる樹脂製のユニットケース133と、このユニットケース133の裏面側にセンサベース141を介して固定されるセンサ部材132と、センサ部材132の周囲のセンサベース141の表面等を覆う絶縁性のセンサ封止フィルム142と、このセンサ部材132上の端子を回路基板131(図8参照)の裏面の接点131d(図13(A)及び(B)参照)に接続するべくセンサ封止フィルム142の上からユニットケース133に取り付けられる一対の金属板製の中継端子143,144と、を備えている。
ユニットケース133は、カートリッジ装着部側のインク供給針(液体導出針)が挿入接続されるインク導出部109とこのインク導出部109に連通した内部流路空間146を有したケース本体133aと、内部流路空間146内に装填されて内部流路空間146との協働でインク導出部109に連通した流路を形成する流路形成部材133cと、ケース本体133aの端面に溶着されて内部流路空間146の開放面を封止することによって残量検出用の圧力室を画成する圧力室封止フィルム156と、この圧力室封止フィルム156の上を覆って保護する蓋体133bとから構成されている。
蓋体133bは、基端側に突設された係止片151の孔151aに、ケース本体133aの外周に突設された係合軸152を嵌合させることで、ケース本体133aに回転自在に連結され、更に、先端側をばね153によりケース本体133aに連結することで、ケース本体133aに固定されている。
インク導出部109には、カートリッジ装着部側のインク供給針が挿入された時に流路を開く流路開閉機構155が装着される。流路開閉機構155は、インク導出部109に固定される筒状のシール部材155aと、該シール部材155aに着座することにより流路を閉じた状態に保持する弁体155bと、弁体155bをシール部材155aに着座する方向に付勢するばね部材155cとから構成されている。
流路開閉機構155が装着されたインク導出部109の開口端は、封止フィルム157により封止される。この封止フィルム108は、インク導出部109の開口端面と、インク導出部109に装着されたシール部材155aの端面とに溶着される。
インクカートリッジ100を記録装置のカートリッジ装着部に装着すると、カートリッジ装着部に装備されているインク供給針が封止フィルム157を突き破って、液体導出部材109に挿入される。この時、液体導出部材109に挿入されたインク供給針が弁体155bをシール部材155aから離脱させることで、ユニットケース133内の流路がインク供給針に連通した状態になり、記録装置側へのインク供給が可能になる。
さらに、図12(B)に示すように、ケース本体133aは、その裏面側で容器本体105の取付け部123(図9(A)参照)に対応する位置に、該取付け部123に回転可能に嵌合する容器嵌合部135を有する。この容器嵌合部135の内側には、インクパック107のインク導出部材107aに挿入接続する接続針111aが設けられている。この接続針111aは、図3及び図9(B)に示す封止フィルム108を突き破ってインク導出部材107a内に挿入される。これにより、インク導出部材107a内の弁機構を開放させてインクの導出が可能になる。つまり、接続針111aは、上述のインク供給針と同様、液体導出針として機能する。前述の内部流路空間146と流路形成部材133b(図10及び図12(A)参照)が形成する流路は、インク導出部109と接続針111aとを連通させる内部流路である。
センサ部材132は、内部流路に振動を印加できるようにケース本体133aの裏面側に固定された圧電センサで、内部流路内のインク流量(圧力)の変化に伴う残留振動の変化を電気信号として出力する。このセンサ部材132の出力信号を記録装置側の制御回路が解析することで、インクパック107におけるインク残量が検出される。
本実施の形態の場合、容器嵌合部135は、図12(B)に示すように、取付け部123の凸壁123a,123b(図9(B)参照)に回転可能に嵌合する2つの湾曲した凸壁135a,135bを備える。これらの凸壁135a,135bにより、液体検出ユニット111の回転を規制する環構造を形成している。
ケース本体133a上の容器嵌合部135の周囲には、係止片138が設けられている。この係止片138は、取付け部123(図9(B)参照)に容器嵌合部135を嵌合させた状態から、図13(A)に示す矢印の方向に液体検出ユニット111を回転させた時に、容器本体105側の係止溝124(図9(B)参照)に係合して、嵌合部の抜け止めを果たす。
次に、図10〜図15を用いて、液体検出ユニット111をより具体的に説明する。
液体検出ユニット111は、ユニットケース133と、中継端子143,144とを含む。中継端子143,144は、図10に示すように、中継部143c,144cと、中継部143c,144cの一端側の第1の端子143a,144aと、中継部143c,144cの第2の端子143b,144bとを含む。
ユニットケース133は、図12(B)に示すように、中継端子143,144の第1の端子143a,144aを保持する第1の端子保持部111bと、中継端子143,144の第2の端子143b,144bを保持する第2の端子保持部111cと、変形部112とを含む。変形部112は、第1の端子保持部111bと、第2の端子保持部111cとの間に設けられ、第1の端子保持部111bと第2の端子保持部111cとの間の距離を縮める方向に弾性変形するものである。
このように変形部112を設けることで、液体検出ユニット111を容器本体105に取り付ける際に、変形部112により液体検出ユニット111の第1の端子保持部111bを第2の端子保持部111c側に変形させることができる。このため、第1の端子保持部111bに保持された中継端子143,144の第1の端子143a,144aが容器本体105と干渉することなく取り付けることができる。また、弾性変形により変形させるため、取り付け後は、第1の端子保持部111bは元の位置に復帰する。このため、中継端子143,144の第1の端子143a,144aを容器本体105の端子に確実に接続することができる。したがって、液体検出ユニット111の容器本体105への取り付け時における中継端子143,144の破損を防ぎ、確実な導通を図ることができる。
また、中継端子143,144の第1の端子143a,144aは、容器本体105に接触しながら取り付けられると、変形に基づき導通不良が生じる場合があり、このような問題を確実に回避することができる。さらに、液体検出ユニット111を取り外す際にも、変形部112を変形させてやれば容易に取り外すことができる。さらなる効果として、衝撃が液体検出ユニット111に加わった際に、変形部112があることで、液体検出ユニット111自体への衝撃を吸収することができ、センサ部材(圧電素子)への衝撃が伝わり難くすることができる。
第1の端子保持部111bおよび第2の端子保持部111cは、中継端子143,144の端部を保持することができるものであれば特に限定されない。図12(B)に示すように、第2の端子保持部111cはボス形状に形成されている。第2の端子143bを、図10に示すセンサ部材132と接触維持させるために、中継端子143,144には図10に示すように孔161が形成されている。この孔161にボス形状の第2の端子保持部111cが圧入される。
一方、第1の端子143a,144aは、第1の端子保持部111bに可動に保持されることが好ましい。このために、図14(A)の第1の端子143a,144bには、図14(A)のA部を拡大した図14(B)に示すように、長孔部143a1,144a1が形成されている。この長孔部143a1,144a1に、突起部として形成された第1の端子保持部111bが挿通される。こうして、第1の端子保持部111bは、中継端子143,144の第1の端子143a,144aを可動に保持している。
さらに、中継端子143,144の第1の端子143a,144aは、変形部112が弾性変形する方向である図14(B)の矢印方向に突出付勢されて、第1の端子保持部111bに保持されている。第1の端子143a,144aの長孔部143a1,144aの長手方向は、図14(B)にて突出付勢方向を示す矢印方向と一致している。
ユニットケース133は、樹脂材料例えばポリオレフィン系材料からなる。ポリオレフィン系材料は、応力がかかったときの耐性に優れる。また、ポリオレフィン系材料によれば、弾性変形させることができる変形部112をユニットケース本体133aと共に一体成形でつくることができる。
ユニットケース本体133aの変形部112は、図6(B)及び図11に示すように、可動体112cと、可動体112cを支持する支持体112bと、支持体112bと可動体112cとを接続する接続部112dとを含む。可動体112cは、中継端子143,144の中継部143c,144cが延在する方向と交差して第1の端子保持部111b側に設けられている。支持部112bは、中継端子143,144の中継部143c,144cが延在する方向と交差して第2の端子保持部111c側に設けられ、かつ、可動体112cと離間して設けられている。そして、可動体112c、支持体112b及び接続部112dにて、スリット112eが規定されている。このスリット112eの溝幅Wを縮めるように、変形部112は弾性変形可能である。
図12(A)に示すように、可動体112cは、接続部112dと連結された基端から延びる自由端部側に第1の端子保持部111bを含んでいる。そして、第1の端子保持部111bが形成される領域は膨出されて、変形部112に外力を付与する操作部11b1として機能する。
中継端子143c,144cは金属製の薄板にて形成されている。図10及び図11に示すように、中継部143c,144cは、可動体及び支持体を横断する第1の薄板部143d,144dと、記第1の薄板部143d,144dの端部の屈曲部143e,144eにて屈曲されて、可動体112cに沿って延びる第2の薄板部143f,144fとを含んでいる。そして、第1の端子143b,144bは、第2の薄板部143f,144fの端部の屈曲部143g,144gにて屈曲されて、可動体112cより離れる方向に突出形成されている。また、第1の薄板部143d,144dには、支持体112bに沿って屈曲された屈曲部143g,144gを有する。これらの屈曲部は、中継端子134c,144cの剛性を高める補強部として機能する。
図11において、操作部111b1を操作して矢印A方向に外力を付与すると、可動体112cを支持体112bに近づける方向に揺動して弾性変形する。これにより、第1の端子保持部111bと第2の端子保持部111cとの間のスリット112eの幅Wを狭めることができる。また、変形部112において、変形部112を変形させた際に可動体112cの変形に追従して、中継端子143c,144cの第1の薄板部143d,144dが第1の端子保持部111b側に変形するように案内する変形案内部112a(中継端子144cのための変形案内部は図11では図示せず)が設けられている。この変形案内部112aは、可動体112cと一体で変形するため、第1の薄板部143d,144dの側方から力を加えることができる。
中継端子143,144は、さらに詳述すると、第2の端子143b,144b側がセンサ部材132の端子(図示せず)に接触・導通した状態でユニットケース133のケース本体133aに固定されている。また、中継端子143,144の第1の端子143a,144a側は、液体検出ユニット111が容器本体105に取り付けられる際の回転操作によって、容器本体105に固定された回路基板131と電気的に接続される。
(液体収容容器の製造方法)
この電気的な接続を含む、本実施の形態のインクカートリッジ100は、次の手順で組み立てられる。
まず、図13(A)に示したように、容器本体105の取付け部123(図9(B)参照)に液体検出ユニット111を垂直に立てた状態で嵌合させる。この後、インクパック107を容器本体105にセットする。この際、液体検出ユニット111の接続針111a(図12(B)参照)が、封止フィルム108を突き破ってインクパック107のインク導出部材107aに接続される。また、液体検出ユニット111の容器嵌合部135(図12(B)参照)が、容器本体105隔壁105aに設けられた凸壁123a,123b(図9(B)参照)に回転可能に係止される。
次いで、嵌合させた液体検出ユニット111を図9(A)(B)の矢印方向に回転させる。回転方向の末端位置側にて、図11に示すように、液体検出ユニット111が容器本体105の位置決め部129に当接する。
ここで、液体検出ユニット111を単純に回転操作すると、中継端子143,144の第1の端子143a,144aが、図13(B)に示す検出ユニット収容部の側壁105eの上端と干渉してしまう。
そこで、第1の端子143a,144aが側壁105eと干渉する前に、図11に示す操作部111b1を矢印B方向に押圧操作する。これにより、変形部112を弾性変形させて、スリット112eの溝幅Wを狭めることができる。
この際、変形部112を変形させた際に可動体112cの変形に追従して、中継端子143c,144cの第1の薄板部143d,144dが変形案内部112aに案内されて、第1の端子143a,144aを可動体112cと確実に追従させることができる。
このため、中継端子143,144の第1の端子143a,144aが、図13(B)に示す検出ユニット収容部の側壁105eの上端と干渉せず、液体検出ユニット111をさらに回転させて、上述した回転末端位置に到達させることができる。
回転末端位置では、図11に示すように、液体検出ユニット111が容器本体105の位置決め部129に当接する。ここで、可動体112cは、図11に示すように、接続部112dと連結される基端より延びる一方の自由端部に操作部111b1を有する一方で、基端より他の自由端部に向けて延びる被位置決め部112fを有している。被位置決め部112fが位置決め部129と接触すると、変形部112にてスリット112eの溝幅Wが縮小するような変形は生じない。なぜなら、スリット112eの溝幅Wを縮小させるためには、被位置決め部112f側の溝幅を広げなければならないが、位置決め部129がこれを阻止するからである。よって、回転末端位置では変形部112の変形は防止される。
また、この回転末端位置では、液体検出ユニット111が元の位置に向けて回転されることも規制される。図15に示すように、操作部111b1は、容器本体105の底面に設けられた度当て面105eとその上方の回転規制リブ105fとの間に挟まれるからである。この位置で、回転末端位置が規定されると共に、操作部111b1を操作しない限り、元の位置に回転復帰することも防止される。なお、液体検出ユニット111が回転規制リブ105fと干渉しないように、液体検出ユニット111の回転中は操作部111b1が操作されている。
回転末端位置にて操作部111b1への外力を解除すると、第1の端子143a,144aが可動体112cと共に前方位置に復帰して、図13(B)に示すように回路基板131cの固定接点131dと電気的に接続される。この際、図14(B)に示すように突起部である第1の端子保持部111bが挿通された長孔部143a1,144a1を有する第1の端子143a,144aは、図14(B)の矢印方向である前方に向けて突出付勢されている。よって、変形部112の変形が阻止されている回転末端位置においても、第1の端子143a,144aを回路基板131に弾性的に圧接することができる。これにより、振動等にも強い電気的接続が確保される。
なお、インクカートリッジ100を記録装置のカートリッジ装着部に装着する際には、カートリッジ装着部に装備されているインク供給針が封止フィルム156を突き破って、液体導出部材109に挿入される。これにより、インクカートリッジ100から記録ヘッドにインクを供給可能となる。
(液体収容容器の分解方法)
インクカートリッジ100の分解方法、特に、液体検出ユニット111を容器本体105から取り外す際には、操作部111b1を操作して変形部112を変形させて、図11に示すスリット1112eの溝幅Wを縮小させる。この後、操作部111b1を操作しながら、液体検出ユニット111を回転させる。これにより、操作部111b1が、図13(B)に示す側壁105eの上端部や、図15に示す回転規制リブ105fと干渉せずに、液体検出ユニット111を図13(A)の状態まで戻し回転させることができる。このように、液体検出ユニット111を破損させずに取り外すことができるので、液体検出ユニット111の再利用を図ることができる。
(変形部の他の例)
例えば、変形部112は次のように変更することができる。第1の変形例としては、図16に示すように、可動体112cと支持体112bとを接続する接続部112dをU字状に形成することができる。つまり、接続部112dは、可動体112c及び支持体112dと連結される各基端より上方に延びる2つの立ち上げ部170と、2つの立ち上げ部170の上端部同士を連結する連結部172とを有する。この2つの立ち上げ部170が、変形部112を変形させる外力を付加するための把持部として機能する。つまり、把持部170をつまんで、2つの立ち上げ部170,170間のスリット112eの溝幅を縮小するように変形させることができる。
第2の変形例としては、図17に示すように、可動体112cと支持体112bとを接続する接続部112dがケース本体133aとは別個の弾性体(たとえば、バネ)により構成されている。この場合も、スリット112eの溝幅を縮小するように、変形部112が変形可能である。
(液体検出ユニットの衝撃吸収構造)
図18〜図20に示すように、検出ユニット収容部113の底面113aと液体検出ユニット111との間に、液体検出ユニット111を衝撃から保護する衝撃吸収部130が設けられている。図18(A)に示す検出ユニット収容部113の一部を拡大して示す図18(B)に示すように、衝撃吸収部130は、緩衝材130aと、この緩衝材130aを底面113aにて位置決め支持する緩衝材支持部113bとを含む。図19に示すように、液体検出ユニット111が検出ユニット収容部113に装着されると、衝撃吸収部130は液体検出ユニット111のインク導出部109と対面する。インク導出部109と衝撃吸収部130との間に僅かな隙間を設けても良いし、あるいは両者を接触させても良い。なお、液体検出ユニット111は、変形部112と液体導入部(接続針)111a(図12(B)参照)との間では、衝撃吸収部130と接触可能なインク導出部109を除いて、底面132aに対して充分な隙間をもって非接触となっている。
図20は図18(B)とは異なる衝撃吸収部130を示している。図20では、衝撃吸収部130の緩衝材は、変形部112よりも図20中で左側に存在する液体検出ユニット111の領域の下方にて、底面113aに敷き詰められている。図20に示す衝撃吸収部130は、平坦部130cと、インク導出部109と対向する領域で突出した突出部130dとを有する。図20でも、液体検出ユニット111と衝撃吸収部130との間に僅かな隙間を設けても良いし、あるいは両者を接触させても良い。
比較例として、図21に示すように、液体検出ユニット111をインク導出部109の下で接触する剛体の受け部180を設けることが考えられる。これによると、取り付け時やインクカートリッジの落下時に衝撃が直に液体検出ユニット111に加わり、センサ部材132が壊れることがある。しかし、図18〜図20の例では衝撃吸収部130があることで、これらの衝撃を吸収でき、センサ部材132の破損を防ぐことができる。
また、図18〜図20に示す衝撃吸収部130の緩衝材は、フォームやフェルトのような多孔質材など、液体収容部の液体を吸収することができる材質からなることができる。この材質としては、たとえば王子キノクロス(株)のハトシートCAGα(商品名)を採用することができる。これによれば、インク導出部109から漏れたインクを吸収することができ、漏れたインクによるセンサ部材132などの故障を防ぐことができる。
本実施形態では、インクカートリッジ100の筐体105側に設けた衝撃吸収部130による衝撃吸収効果に加えて、液体検出ユニット111自体に設けた変形部112での衝撃吸収効果との相乗効果によって、液体検出ユニット111を衝撃から保護することができる。
つまり、上述した変形部112は、主として図11に示すスリット112eの溝幅Wを狭める方向に弾性変形可能であるが、スリット112eが形成される部分が脆弱であるので、このスリット112eはあらゆる方向からの衝撃に対しても変形可能である。
従って、インクカートリッジ100に衝撃が作用すると、液体検出ユニット111の変形部112がまず変形して衝撃を吸収し、次に、変形部112を介して液体検出ユニット111が移動すると、液体検出ユニット111と接触する衝撃吸収部130が変形して衝撃を吸収する。
特に、本実施形態では、液体検出ユニット111は、インク導入部111a側に設けられた容器嵌合部135(図12(B)参照)が隔壁105aの取付け部123の凸壁123a,123b(図9(B)参照)に回転自在に支持される一方で、操作部111b1が、度当て面105eとその上方の回転規制リブ105fとの間に挟まれて回転末端位置が規定され(図15参照)、その間の位置に変形部112が設けられている。よって、変形部112の変形によって、変形部112よりもインク導入部111a側にある領域が取付け部123を中心に回転し、それにより液体検出ユニット111への衝撃を吸収できる。また、変形部112を介して液体検出ユニット111が回転すると、液体検出ユニット111と接触する衝撃吸収部130が変形して衝撃を吸収できる。
なお、上述した変形部112は、主として液体検出ユニット111の着脱時に第1の端子143a,144aを退避移動させる目的で設計されているが、それに代えて、あるいはそれに加えて、液体検出ユニット111の装着後に上述した衝撃吸収のための移動(例えば上述の回転)を許容する目的で設計されても良い。この場合も、液体検出ユニットにスリットを形成する等して、衝撃吸収のため移動を許容すればよい。
また、上述した実施形態において、流体噴射装置を、記録用紙(図示略)の搬送方向(前後方向)と交差する方向において記録ヘッド19が記録用紙(図示略)の幅方向(左右方向)の長さに対応した全体形状をなす、いわゆるフルラインタイプ(ラインヘッド方式)のプリンタに具体化してもよい。
さらに、上述した実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式プリンタ11に具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体を含む)を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に具体化することもできる。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「液体」とは、例えば無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等または、液状体、流状体などが含まれる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。
本発明の実施形態におけるプリンタの斜視図である。 図1に示すプリンタの分解斜視図である。 図1に示すインクカートリッジの分解斜視図である。 インクカートリッジの部分断面図である。 インクカートリッジの外観図である。 図6(A)は液体検出ユニットにおけるインクカートリッジの部分平面図であり、図6(B)は図6(A)の拡大図である。 液体検出ユニットにおけるインクカートリッジの部分側面図である。 回路基板におけるインクカートリッジの部分側面図である。 図9(A)はインクカートリッジの斜視図であり、図9(B)は接続口挿通用の開口における拡大図である。 液体検出ユニットの分解斜視図である。 液体検出ユニットの位置決めの説明図である。 図12(A)及び図12(B)は液体検出ユニットのケース本体の概略斜視図である。 図13(A)及び図13(B)は液体検出ユニットの取り付けの説明図である。 図14(A)及び図14(B)は液体検出ユニットの側面図である。 液体検出ユニットの位置決めの説明図である。 図16(A)及び図16(B)はユニットケースの斜視図である。 図17(A)及び図17(B)はユニットケースの斜視図である。 図18(A)及び図18(B)は、衝撃吸収部を説明するための斜視図である。 衝撃吸収部を有する筐体に液体検出ユニットを装着した状態を示す斜視図である。 図18(B)とは異なる衝撃吸収部を説明するための斜視図である。 衝撃吸収部のない比較例としての筐体を示す斜視図である。
符号の説明
11 プリンタ、12 フレーム、12a カートリッジホルダ、14 ガイド軸、15 キャリッジ、20 記録ヘッド、21 バルブユニット、36 インク供給チューブ、23 インクカートリッジ、25 加圧ポンプ、103 袋体収容部、105 容器本体、105a 隔壁、105b 隔壁、105c 前面壁、105d 側壁、105e 度当て面、105f 回転規制リブ、107 インクパック、107a インク導出部材、107b 可撓性袋体、107c 前後の傾斜部、107d 前後の傾斜部、108 封止フィルム、109 インク導出部、111 液体残量検出ユニット、111a 接続針(インク導入部)、111b 第1の端子保持部、111b1 操作部、111c 第2の端子保持部、112 変形部、112a 変形案内部、112b 支持体、112c 可動体、112d 接続部、112e スリット、112f 被位置決め部、112g 把持部、112g、112g1、112g2、112g3 屈曲部、113 検出ユニット収容部、113a 底面、115 封止フィルム、117 加圧口、118 接続口挿通用の開口、119 スペーサ、121 樹脂性のカバー、122 容器本体105側の係合部、123 取付け部、123a 凸壁、123b 凸壁、124 係止溝、127 位置決め孔、128 位置決め孔、129 位置決め部、130 衝撃吸収部、130a,130c,130d 緩衝材、130b 緩衝材支持部、131 回路基板、132 センサ部材、132a センサ部材132上の端子、132b センサ部材132上の端子、133 ユニットケース、133a ケース本体、133b 蓋体、141 センサベース、143,144 中継端子、143a,144a 第1の端子、143b,144b 第2の端子、143c,144c 中継部、143d,144d 第1の薄板部、143e,144e 屈曲部、143f,144f 第2の薄板部、143g,144g 屈曲部、143h,144h 屈曲部、146 内部流路空間、151 係止片、151a 係止片の孔、153 ばね、155 流路開閉機構、155a 筒状のシール部材、155b 弁体、155c ばね部材、156、157 封止フィルム、161 取付穴

Claims (3)

  1. 液体が収容された液体収容部と、
    前記液体収容部を収容する空間が形成された筐体と、
    前記筐体に設けられた装着部を介して前記液体収容部の液体導出口に連結された液体導入部を含む液体検出ユニットと、
    を有し、
    少なくとも前記筐体の底面と前記液体検出ユニットとの間に、前記液体検出ユニットに作用する衝撃を吸収する衝撃吸収部が設けられ
    前記液体検出ユニットは、
    ユニットケースと、
    前記ユニットケースに保持されるセンサと、
    中継部と、前記中継部の両端側の第1及び第2の端子とを有し、前記第2の端子が前記センサに接続される中継端子と、
    を有し、
    前記ユニットケースは、
    前記中継端子の前記第1の端子を保持する第1の端子保持部と、
    前記中継端子の前記第2の端子を保持する第2の端子保持部と、
    前記第1の端子保持部と、前記第2の端子保持部との間に設けられて弾性変形して、前記液体検出ユニットに作用する衝撃を吸収する変形部と、
    を含むことを特徴とする液体収容容器。
  2. 請求項において、
    前記筐体は、
    前記液体検出ユニットを収容する検出ユニット収容部と、
    前記液体収容部と前記検出ユニット収容部とを区画し、前記装着部が設けられた隔壁と、
    前記隔壁と共に前記検出ユニット収容部を区画し、回路基板を保持する側壁と、
    を含み、
    前記液体検出ユニットは、前記筐体の装着部を中心として回転されて、回転末端位置にて、前記第1の端子が前記回路基板上の固定接点と接触し、
    前記変形部は、前記液体検出ユニットに衝撃が作用した時に、前記変形部よりも前記液体導入部側にある領域が、前記筐体の装着部を中心として揺動することを許容して、前記液体検出ユニットに作用する衝撃を吸収することを特徴とする液体収容容器。
  3. 請求項1または2において、
    前記衝撃吸収部は、前記液体収容部の液体を吸収することができる材質からなることを特徴とする液体収容容器。
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