JP2009119726A - 液体収容容器及びそれに用いる液体検出ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】落下時のような衝撃が作用しても、特に圧電素子等のセンサチップを破損させることのない構造を備えた液体収容容器及びそれに用いる液体検出ユニットを提供する。
【解決手段】液体収容容器に装着される液体検出ユニットは、液体収容容器の液体収容部から導入された液体を液体消費装置に供給する経路途中に配置される。センサチップは、液体検出室146に連通して液体を受け入れるセンサキャビティ132Aに振動を印加して、その振動に伴う自由振動の状態を検出する。液体検出室146と液体導出部109とは、弾性を有する管路部材121によって連結されている。
【選択図】図13

Description

本発明は、例えばプリンタ用のインクカートリッジ等に好適な液体収容容器及びそれに用いる液体検出ユニットに関する。
従来、液体噴射ヘッドのノズルから液滴を噴射する液体消費装置として、インクジェット式プリンタがある。このインクジェット式プリンタには、インクカートリッジをキャリッジ以外の場所に搭載するオフキャリッジタイプのインク供給システムを備えるものがある。このオフキャリッジタイプのインク供給システムを備える場合としては、大判印刷のために大容量のインクカートリッジを備える場合、及び、インクカートリッジを搭載しないことによりキャリッジを小型化し、インクジェット式プリンタを小型化、薄型化する場合等がある。
インクカートリッジにはインクの残量を検出するためのインク検出ユニットを搭載するのが一般的である。オフキャリッジタイプのインクカートリッジは、例えば特許文献1等に開示されている。
インク検出ユニットは圧電素子等のセンサを含み、センサにて検出された電気信号は、インクカートリッジに搭載された回路基板上の記憶素子に記憶される。
特許文献2には、圧電素子自体を保護膜により保護することが提案されている。
特開2002−19136号公報 特開2006−123212号公報
ところで、インクカートリッジに、落下時のような衝撃が作用すると、液体検出ユニットが破損し、ひいてはセンサが破損する虞がある。
特許文献2に開示された保護膜は、圧電素子が湿気により破壊されることを保護膜により保護するもので、落下衝撃からの保護を目的としていない。仮に、落下衝撃の保護を目的として保護膜を形成すれば、保護膜が厚くせざるを得ない。この場合、例えば圧電素子を励起後の自由振動を妨げ、圧電素子の動作を妨げてしまう。
そこで、本発明の目的は、落下時のような衝撃が作用しても、特に圧電素子等のセンサを破損させることのない構造を備えた液体収容容器及びそれに用いる液体検出ユニットを提供することにある。
本発明の一態様に係る液体収容容器は、液体収容部と、前記液体収容部から導入された液体を液体消費装置に供給する経路途中に配置される液体検出ユニットとを有し、前記液体検出ユニットは、一体成形された樹脂製のユニットケースと、前記ユニットケースに保持されるセンサチップとを含み、前記ユニットケースは、前記液体収容部と連通される液体導入部と、前記液体導入部に連通する液体検出室と、前記液体検出室を通過した前記液体を、前記液体消費装置に供給する液体導出部と、前記液体検出室と前記液体導出部とを連通させる管路部材とを含み、前記センサチップは、前記液体検出室に連通して前記液体を受け入れるセンサキャビティに振動を印加して、前記振動に伴う自由振動の状態を検出し、前記液体検出室と前記液体導出部とは、弾性を有する前記管路部材によって連結されていることを特徴とする。
本発明の一態様では、液体検出室と液体導出部とが弾性を有する管路部材によって連結されている液体検出ユニットが液体収容容器に組み込まれている。液体収容容器に液体検出ユニットの液体導入部及び液体導出部が保持されたとしても、管路部材での弾性は担保される。よって、液体収容容器を例えば落下させても、管路部材の弾性変形によって液体検出ユニットに作用する衝撃を緩和でき、ひいてはセンサチップの破損を防止できる。
本発明の一態様では、前記液体検出室と前記液体導出部との間にスリットが形成されることが好ましい。例えば、液体検出室と液体導出部とを弾性を有する管路部材のみによって連結することで、液体検出室と液体導出部との間にスリットを形成することができる。これにより、管路部材の曲げ剛性を弱めることができ、衝撃吸収部材としての機能を強化できる。
本発明の一態様では、前記液体導入部は、前記ユニットケースの背面側に突出形成され、前記液体導出部は、前記ユニットケースの前記背面側より表面側に液体を導く流路と、前記流路の前記表面側にて開口する液体導出口とを含み、前記管路部材は、前記液体検出室に連結された上流端部から、前記液体導出部の前記背面側に連結された下流端部に向かう管路方向を、前記背面側から前記表面側に向かう前記液体導出部の前記流路の方向に対して傾斜させることができる。
管路部材を傾斜して配置することで、液体検出室と液体導出部との間にスリットを形成することができる上、限られたスペース内で管路部材の長さを確保して、管路部材の曲げ剛性を弱めることができ、衝撃吸収部材としての機能を強化できる。
本発明の一態様によれば、前記管路部材の断面の輪郭を実質的に円形とすることができる。つまり、管路部材は円形の中空横断面となり、断面矩形よりも曲げ剛性を弱めることができ、衝撃吸収部材としての機能を強化できる。
本発明の一態様では、前記ユニットケースは、ポリオレフィン系材料にて成形することができる。ポリオレフィン系材料は、応力が加わった場合の耐性に優れる上に、その材料の特性から管路部材の弾性も担保できる。また、ポリオレフィン系材料は、液体検出ユニットをインク検出ユニットとして用いる場合にインクとの相性がよい。
本発明の一態様では、前記液体収容部は、弾性シール部材を介して前記液体導入部を受け入れる液体導出部材を有することができる。
こうすると、液体検出ユニットの液体導入部が弾性的に保持されることになる。よって、液体導出部が液体収容容器にリジットに固定されていたとしても、液体検出ユニットは、液体導入部が弾性的に保持され、管路部材が弾性変形可能であるので、液体検出ユニットが揺動変位することで、液体出ユニットに作用する衝撃を吸収できる。
本発明の一態様では、前記液体収容部及び前記液体検出ユニットを保持する容器本体を含み、前記容器本体は、前記液体検出ユニットの前記液体導出部を位置規制する第1の位置規制部材を含むことができる。
液体検出ユニットの液体導出部は、液体消費装置側と接続されるので、容器本体に対して位置決めされることが好ましく、その位置決めを第1の位置規制部材により行なうことができる。この場合、液体収容容器の例えば落下時等に、液体導出部と第1の位置規制部材とに作用する衝撃力は、上述の管路部材の弾性変形によって低減できる。
本発明の一態様では、前記容器本体は、前記第1の位置規制部材と協働して、前記液体検出ユニットを位置規制する第2の位置規制部材を含むことができる。
この際、第2の位置規制部材は、液体検出ユニットをリジットに保持してもよく、弾性的に保持しても良い。この第1の位置規制部材と液体検出ユニットとの間に作用する衝撃力も、上述の管路部材の弾性変形によって低減できるからである。
本発明の他の態様に係る液体検出ユニットは、液体収容容器に装着されて、前記液体収容容器の液体収容部から導入された液体を液体消費装置に供給する経路途中に配置される液体検出ユニットにおいて、一体成形された樹脂製のユニットケースと、前記ユニットケースに保持されるセンサチップとを有し、前記ユニットケースは、前記液体収容容器の前記液体収容部と連通される液体導入部と、前記液体導入部に連通する液体検出室と、前記液体検出室を通過した前記液体を、前記液体消費装置に供給する液体導出部と、前記液体検出室と前記液体導出部とを連通させる管路部材と、を含み、前記センサチップは、前記液体検出室に連通して前記液体を受け入れるセンサキャビティに振動を印加して、前記振動に伴う自由振動の状態を検出し、前記液体検出室と前記液体導出部とは、弾性を有する前記管路部材によって連結されていることを特徴とする。
本発明の他の態様によれば、本発明の一態様に係る液体収容容器に組み込まれて使用される液体検出ユニットを定義している。この液体検出ユニットが液体収容容器に組み込まれた場合には、液体検出室と液体導出部とが弾性を有する管路部材によって連結されているので、落下等によって液体収容容器に衝撃が作用しても、管路部材の弾性変形によってその衝撃を緩和でき、センサチップの破損を防止できる。
(液体消費装置の概要)
図1に示すように、本実施形態の液体消費装置としてのプリンタ11は、フレーム12によって覆われている。そして、フレーム12内に、図2に示すように、ガイド軸14、キャリッジ15、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド20、バルブユニット21、液体収容体としてのインクカートリッジ23(図1参照)、加圧ポンプ25(図1参照)を備える。
図1に示すように、フレーム12は、略直方体形状の箱体であり、その前面には、カートリッジホルダ12aが形成されている。
図2に示すように、ガイド軸14は棒状に形成され、フレーム12内に架設されている。なお、本実施形態においては、ガイド軸14の架設されている方向を主走査方向というものとする。キャリッジ15は、ガイド軸14に対して相対移動可能に貫挿されており、主走査方向に往復移動可能となっている。そして、キャリッジ15は、タイミングベルト(図示しない)を介してキャリッジモータ(図示しない)に接続されている。キャリッジモータはフレーム12に支持されており、キャリッジモータが駆動されることにより、タイミングベルトを介してキャリッジ15が駆動され、キャリッジ15がガイド軸14に沿って、すなわち、主走査方向に往復移動される。
キャリッジ15の下面に設けられた記録ヘッド20は、液体としてのインクを噴射させるための複数のノズル(図示しない)を備えており、記録紙等の印刷媒体にインク滴を吐出すことにより画像や文字等の印刷データの記録を行う。バルブユニット21は、キャリッジ15上に搭載されており、一時貯留したインクを、圧力を調整した状態で記録ヘッド20へと供給するようになっている。
なお、本実施形態においては、バルブユニット21は、1つあたり2種類のインクを、圧力を調整した状態で個別に記録ヘッド20へと供給できるようになっている。そして、本実施形態においては、バルブユニット21は、計3つ設けられており、6つのインクの色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン、ライトマゼンタ、ライトシアン)に対応している。
なお、記録ヘッド20の下方には、プラテン(図示しない)が設けられており、このプラテンは、紙送り手段(図示しない)によって、主走査方向と直交する副走査方向に紙送りされるターゲットとしての記録媒体を支持するためのものとなっている。
(インクカートリッジの概要)
図3は本施形態に係る液体収容容器の一実施の形態としてのインクカートリッジの分解斜視図、図4(a)は図3に示した容器本体の袋体収容部に液体収容部であるインクパックと該インクパックの周囲の隙間を埋めるスペーサとを装着した状態の斜視図、図4(b)は図4(a)のA部拡大図、図5は図3に示した液体残量検出ユニットの分解斜視図である。
また、図6は液体残量検出ユニットの組立斜視図、図7は液体残量検出ユニットを裏面側から見た斜視図である。図9は残量検出ユニットを嵌合装着した状態の斜視図、図10(a)は回路基板およびその周囲の部分拡大図、図10(b)は図10(a)のD−D断面図である。
図3に示すインクカートリッジ100は、商業用のインクジェット式記録装置のカートリッジ装着部に着脱可能に装着されて、記録装置に装備された記録ヘッド(液体噴射ヘッド)にインクを供給する。
このインクカートリッジ100は、加圧手段によって加圧される袋体収容部103を区画形成した容器本体105と、インクを貯留して袋体収容部103内に収容されて袋体収容部103の加圧により貯留しているインクをインク導出部(液体導出部)107aから排出する液体収容部としてのインクパック107と、外部の液体消費装置である記録ヘッドにインクを供給するための液体導出部材109を有して容器本体105に着脱可能に装着される液体検出ユニット例えば液体残量検出ユニット111と、を備えている。
容器本体105は、樹脂成形によって形成された筐体である。容器本体105には、上部を開放した略箱形の袋体収容部103と、この袋体収容部103の前面側に位置して液体残量検出ユニット111を収容する検出ユニット収容部113とが区画形成されている。
袋体収容部103の開放面は、インクパック107の収容後に封止フィルム115によって封止される。これにより、袋体収容部103が密封室になる。
袋体収容部103と検出ユニット収容部113との間を区画している隔壁105aには、封止フィルム115により密封室に形成された袋体収容部103内に加圧空気を送給するための連通路である加圧口117が装備されている。インクカートリッジ100をインクジェット式記録装置のカートリッジ装着部に装着すると、加圧口117にカートリッジ装着部側の加圧空気供給手段が接続され、袋体収容部103内に供給される加圧空気よってインクパック107を加圧することが可能になる。
インクパック107は、複層封止フィルムにより形成した可撓性袋体107bの一端側に、液体残量検出ユニット111の接続針111a(図7参照)が挿入接続される筒状のインク導出部材107aを接合したものである。
インクパック107のインク導出部材107aは、隔壁105aに形成した接続口挿通用の開口118を図示しないブッシュゴムを介して気密に挿通されて、図4(a)及び図4(b)に示すように先端が検出ユニット収容部113内に突出するようになっている。なお、インク導入部材107aは、第2実施形態のインク導出部50(図6及び図7参照)と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
ここで、図3、図4(b)及び図5に示すように、このインク導出部材107aには、切欠部Cを有する封止フィルム108が溶着される。この封止フィルム108は、図6及び図7と同様にして、インク導出部材107aの開口端面と、このインク導出部材107aに配置されたゴムブッシュ(図示せず)の端面とに溶着されている。
インクパック107には、液体残量検出ユニット111を接続する前に、予め脱気度の高い状態に調整されたインクが充填され、封止フィルム108にて封止される。
袋体収容部103にインクパック107を装着したときには、可撓性袋体107bの前後の傾斜部107c,107dの上に、樹脂製のスペーサ119が装着される。樹脂製のスペーサ119は、袋体収容部103の上面が封止フィルム115によって覆われて、袋体収容部103が密封室となる時に、該密封室内でインクパック107がガタつくことを防止すると同時に、密封室内の余分な空き空間を埋めて、袋体収容部103内を加圧空気により加圧する際の加圧効率を高める。
検出ユニット収容部113及び封止フィルム115の上には、樹脂製のカバー121が装着される。カバー121は、容器本体105の上に被せると、不図示の係合手段が、容器本体105側の係合部122に係合して、容器本体105に固定される。
隔壁105aに開口した開口118の周囲には、図4(b)に示すように、液体残量検出ユニット111が所定操作で取り付けられる取付け部123が装備されている。
本実施の形態の場合、取付け部123は、液体残量検出ユニット111が回転可能に嵌合装着される嵌合構造で、容器本体105上の後述する回路基板131から離れた位置に設けられている。具体的には、取付け部123は、2つの湾曲した凸壁123a,123bを備え、これらの凸壁123a,123bにより液体残量検出ユニット111の回転を規制する環構造を形成している。
また、図4(b)に示すように、取付け部123に近接した位置で、隔壁105aに直交する如く検出ユニット収容部113に立設された隔壁105bには、取付け部123に嵌合した液体残量検出ユニット111の抜けを防止する係止溝124が装備されている。
検出ユニット収容部113の前面側を覆う隔壁である容器本体105の前面壁105cは、液体残量検出ユニット111の取り付け操作のために、取付け部123と対向する位置に切り欠きによる開口126が形成されている。
なお、図4(a)に示すように、前面壁105cの両側部には、インクカートリッジ100をカートリッジ装着部に装着した際に、カートリッジ装着部側に装備されている位置決めピンが挿入される位置決め孔127,128が装備されている。
位置決め孔127に近い容器本体105の側壁上で、前面寄りの位置には、インクカートリッジ100をカートリッジ装着部に装着した際にカートリッジ装着部側に装備された接続端子に接触して電気的な接続を果たす回路基板131が装備されている。この回路基板131はカートリッジ装着部側に装備された接続端子に接触する複数の接点が形成されている。
また、回路基板131の裏面には、図10に示すように、インク残量やカートリッジの使用履歴等の情報を記録するためのメモリ素子131cが搭載されると共に、液体残量検出ユニット111に搭載される液体残量状態を検出するセンサ部材(圧電素子を含み、以下、単に「センサ部材」と呼ぶ。)132(図5参照)をインクジェット式記録装置側の接続端子に導通接続するための接点131dが形成されている。従って、インクカートリッジ100(図3参照)が記録装置のカートリッジ装着部に装着されて、回路基板131の表面の各接点(図示せず)がカートリッジ装着部側の接続端子に接続されると、この回路基板131を介して、メモリ素子131cやセンサ部材132が記録装置側の制御回路に電気接続され、これらのメモリ素子131cやセンサ部材132の動作を記録装置側から制御することが可能になる。
(液体検出ユニット)
本実施の形態の液体検出ユニットの一例である液体残量検出ユニット111は、図5及び図6に示すように、回転操作により容器本体105(図3参照)に取り付けられる樹脂製のユニットケース133と、このユニットケース133の裏面側にセンサベース141を介して固定されるセンサ部材132と、センサ部材132の周囲のセンサベース141の表面等を覆う絶縁性のセンサ封止フィルム(図示せず)と、このセンサ部材132上の端子132a,132bを回路基板131(図10(a)及び図10(b)参照)の裏面の接点131d(図10(a)及び図10(b)参照)に接続するべくセンサ封止フィルム(図示せず)の上からユニットケース133に取り付けられる一対の金属板製の中継端子143,144と、を備えている。
ユニットケース133は、インクパック107のインク導出部材107aに接続される図7に示す接続針(液体導入部)111aと、カートリッジ装着部側のインク供給針(液体導出針)が挿入接続されるインク導出部(液体導出部)109と、このインク導出部109に連通した内部流路空間(液体検出室)146と、内部流路空間(液体検出室)146及びインク導出部109を連結する管路部材121とを有したケース本体133aを有する。
なお、ユニットケース133は、例えばポリオレフィン系材料(PO)にて成形されることで全体として剛体であるが、内部流路空間(液体検出室)146及びインク導出部109を連結する管路部材121の弾性を利用して、管路部材121の変形により衝撃吸収機能を有する。
このユニットケース133には、内部流路空間146内に装填されて内部流路空間146との協働でインク導出部109に連通した流路を形成する流路形成部材133cと、ケース本体133aの端面に溶着されて内部流路空間146の開放面を封止することによって残量検出用の圧力室を画成する圧力室封止フィルム(図示せず)と、この圧力室封止フィルムの上を覆って保護する蓋体133bなどが装着される。
蓋体133bは、基端側に突設された係止片151の孔151aに、ケース本体133aの外周に突設された係合軸152を嵌合させることで、ケース本体133aに回転自在に連結され、更に、先端側をばね153によりケース本体133aに連結することで、ケース本体133aに固定されている。
インク導出部109には、カートリッジ装着部側のインク供給針が挿入された時に流路を開く流路開閉機構155が装着される。流路開閉機構155は、インク導出部109に固定される筒状の弾性シール部材155aと、弾性シール部材155aの内側に配置されて液路を閉鎖する弁機構とを有する。弁機構は、弾性シール部材155aに着座することにより流路を閉じた状態に保持する弁体155bと、弁体155bを弾性シール部材155aに着座する方向に付勢するばね部材155cとから構成されている。
流路開閉機構155が装着されたインク導出部109の開口端は、切欠部C(図5参照)を有する封止フィルム156により封止される。この封止フィルム156は、インク導出部109の開口端面と、インク導出部109に装着された弾性シール部材155aの端面とに溶着される。
なお、図示していないが、図3及び図4に示すインクパック107側のインク導出部材107aも、上述のインク導出部109と実質的に同じ構成を有している。つまり、インク導出部材107aに固定される筒状の弾性シール部材と、その弾性シール部材の内側に配置されて液路を閉鎖する弁機構とを有する。
インクカートリッジ100を記録装置のカートリッジ装着部に装着すると、カートリッジ装着部に装備されているインク供給針(図示せず)が封止フィルム156の切欠部Cを通過して、液体導出部109に挿入される。この時、液体導出部109に挿入されたインク供給針が弁体155bをシール部材155aから離脱させることで、ユニットケース133内の流路がインク供給針に連通した状態になり、記録装置側へのインク供給が可能になる。
さらに、図7に示すように、ケース本体133aは、その裏面側で容器本体105の取付け部123(図4(a)参照)に対応する位置に、該取付け部123に回転可能に嵌合する容器嵌合部135を有する。この容器嵌合部135の内側には、インクパック107のインク導出部材107aに挿入接続する接続針であるインク導入部111aが設けられている。この接続針111aは、図3及び図4(b)に示す切欠部Cを有する封止フィルム108を通過してインク導出部材107a内に挿入される。これにより、インク導出部材107a内の弁機構を開放させてインクの導出が可能になる。つまり、インク導入部111aは、上述のインク供給針40と同様に機能する。前述の内部流路空間146と流路形成部材133c(図5及び図6参照)が形成する流路は、インク導出部109とインク導入部111aとを連通させる内部流路である。
ここで、液体残量検出ユニット111に設けられたインク導入部111aは、図8(a)及び図8(b)に示すように、流路111a4が形成された筒体111a1と、筒体の挿入先端面から筒体周壁に向けて形成されて流路111a4と連通するスリット111a2とを含み、筒体の挿入先端面は平坦面111a3となっている。液体残量検出ユニット111に設けられたインク導入部111aは、封止フィルム108の切欠部Cを介して、インクパック107のインク導出部材107aに挿入される。インク導出部材107aは、上述したインク導出部109と同じ構成を有するので、インク導出部材107aに挿入されたインク導入部111aは弾性シール部材(図示せず)に密嵌され、さらに弁体(図示せず)を弾性シール部材(図示せず)から離脱させることで、インクパック107がインク導入部111aに連通した状態になり、液体残量検出ユニット111へのインク供給が可能になる。
センサ部材132は、内部流路に振動を印加できるようにケース本体133aの裏面側に固定された圧電センサである。このセンサ部材132からの出力信号を記録装置側の制御回路が解析することで、インクパック107におけるインクのエンドまたはニアエンドが検出される。
本実施の形態の場合、容器嵌合部135は、図7に示すように、取付け部123の凸壁123a,123bに回転可能に嵌合する2つの湾曲した凸壁135a,135bを備える。これらの凸壁135a,135bにより、液体残量検出ユニット111の回転を規制する環構造を形成している。
ケース本体133a上の容器嵌合部135の周囲には、係止片138が設けられている。この係止片138は、取付け部123(図4(a)参照)に容器嵌合部135を嵌合させた状態から、図9に示す矢印(イ)の方向に液体残量検出ユニット111を回転させた時に、容器本体105側の係止溝124(図4(b)参照)に係合して、嵌合部の抜け止めを果たす。
図5,図10(a)及び図10(b)に示すように、ユニットケース133に組み付けられる中継端子143,144は、一端143a,144aがユニットケース133に組み付けられたセンサ部材132の端子132a,132bに接触し、且つ他端143b,144bが回路基板131上の接点131d,131dに接触するようにユニットケース133のケース本体133aに取り付けられて、回路基板131にセンサ部材132を電気的に接続する。
中継端子143,144は、さらに詳述すると、一端143a,144a側がセンサ部材132の端子132a,132bに接触・導通した状態にユニットケース133のケース本体133aに固定されている。また、中継端子143,144の他端143b,144b側は、液体残量検出ユニット111が容器本体105に取り付けられる際の回転軸方向(図6で矢印(ロ)方向)に可動にユニットケース133に保持される。
また、中継端子143,144の一端143a,144a側には、端子132a,132bに接触させるための接触片143c,144cが一体形成される。そして、中継端子143,144の一端143a,144a側には、ケース本体133aに突設されたボス(図示せず)に圧入される取付穴161,162がそれぞれ設けられており、圧入によりケース本体133aに固定される。
中継端子143,144の他端143b,144b側は、図6に示すように、液体残量検出ユニット111が容器本体105に取り付けられる際の回転軸方向(図6で矢印(ロ)方向)に沿ってケース本体133aの端部に形成されたスリット164により位置規制されており、図6の矢印(ロ)方向には移動できるように保持されている。
そして、図10(b)に示すように、容器本体105上の回路基板131の取付位置付近には、中継端子143,144の他端143b,144bの位置を回路基板131上の接点131dの位置に整合させる一対のガイドリブ166,167が突設されている。一対のガイドリブ166,167は、他端143b,144bが通過可能な溝168を形成している。
また、図5に示すように、中継端子143,144の他端143b,144bには、液体残量検出ユニット111が容器本体105に取り付けられる際の回転軸側への弾性変位を可能にする弾性手段171が設けられている。弾性手段171は、中継端子143,144をプレス成形により形成する際に形成した曲げ部である。更に、中継端子143,144の一端143a,144a側の取付穴161,162の周辺には、端子の剛性を高める絞り形状173を、端子の長手方向に沿って形成している。中継端子143,144は、金属板のプレス成形品で、絞り形状173はプレス加工により形成する。
(インクカートリッジの組立及び記録装置への装着方法)
本実施の形態のインクカートリッジ100は、次の手順で組み立てられる。
まず、図9に示したように、容器本体105の取付け部123に液体残量検出ユニット111を垂直に立てた状態で嵌合させる。次いで図10(a)に示すように、嵌合させた液体残量検出ユニット111を矢印(イ)方向に回転させることで、液体残量検出ユニット111の他端側に突出した中継端子143,144の他端143b,144bを回路基板131の裏面の接点131d,131dに接触させる。この回転末端位置では、液体残量検出ユニット111は位置規制部材により容器本体105に保持される。本実施形態では、この回転規制は、図9及び図10(a)に示す第1の位置規制部材である回転ストッパ部材129に、液体残量検出ユニット111のインク導出部材109が当接することでなされる。
また、図14に示すように、液体残量検出ユニット111には被係止部材125が設けられている。一方、容器本体105には、液体残留検出ユニット111が回転末端位置に到達した時、弾性変形により被係止部材125係止して、図14にて回転取付方向(イ)とは逆方向の回転規制する係止部材130を有する。この係止部材130は、第1の位置規制部材(回転ストッパ部)129と協働して、液体残量検出ユニット111を位置規制する第2の位置規制部材の一例である。
インク導出部材109には、記録装置側のインク導入部材(インク針)が刺入されるので、容器本体105に対する位置決めが必要であるので、第1,第2の位置規制部材129,130により位置決めされる。この回転規制位置では、図10(b)に示すように、液体残量検出ユニット111に保持された中継端子143,144の他端143b,144bが、一対のガイドリブ166,167の間の溝168内に保持される。これで、液体残量検出ユニット111の容器本体105への取り付けが完了する。なお、液体残量検出ユニット111の位置規制部材は、上述した第1の位置規制部材(回転ストッパ部材129)及び第2の位置規制部材(係止部材130)に限らない。つまり、液体残量検出ユニット111のインク導出部109や被係止部材125を位置規制するものに限定されない。また、上述した第1,第2の位置規制部材129,130が位置規制方向では剛体であるが、液体残量検出ユニット111のインク導出部109側を弾性的に保持してもよい。ただし、本実施形態では、液体残量検出ユニット111の管路部材121が弾性を有するので、位置規制部材は液体残量検出ユニットをリジットに保持するものであっても良い。後述の通り、位置規制部材が液体残量検出ユニット111をリジットに保持しても、管路部材121により衝撃吸収機能を担保できるからである。
液体残量検出ユニット111を容器本体105に装着後、図3及び図4に示すように、容器本体105の袋体収容部103内に、インクパック107を装填して、液体残量検出ユニット111のインク導入部111a(図7参照)を、封止フィルム108の切欠部Cを通過させてインク導出部材107aに接続する。この際、インク導入部111aの挿入先端が図8(a)(b)に示すように平坦面111a3を有していても、封止フィルム108の切欠部Cを抵抗なく通過させることができる。更に、インクパック107の傾斜部107c,107dの上にスペーサ119をセットする。次いで、袋体収容部103の上面に封止フィルム115を溶着等により貼付して、袋体収容部103を密封室に仕上げて、その上にカバー121を取り付ければ、組み立て完了となる。
インクカートリッジ100を記録装置のカートリッジ装着部に装着する際には、カートリッジ装着部に装備されているインク供給針(図示せず)が封止フィルム156の切欠部Cを通過して、液体導出部109に挿入される。これにより、インクカートリッジ100から記録ヘッドにインクを供給可能となる。
なお、上記実施の形態では、液体残量検出ユニット111の容器本体105への取り付け構造として、回転操作により取り付ける構造を示した。しかし、取り付け操作が簡単であれば、液体残量検出ユニット111の容器本体105への取り付け構造は、上記実施の形態に限定されない。例えば、液体残量検出ユニットを上下方向のスライド操作で容器本体に取り付ける構成にすることも考えられる。
(センサチップ)
図11は、センサベース(検出部設置部材)141を下方から見た斜視図である。図11に示すように、センサベース141には、厚さ方向で貫通する第1の貫通孔(供給路)141Aと第2の貫通孔(排出路)141Bとが設けられている。このセンサベース141は振動板として機能し、例えばSUSにて形成されている。
図12(A)はセンサチップ132が搭載されたセンサベース141を上方から見た斜視図であり、図12(B)はその概略断面図である。センサ部材132は検出対象のインク(液体)を受け入れるセンサキャビティ132Aを有しており、センサキャビティ132Aはセンサベース141の第1,第2の貫通孔141A,141Bに連通している。なお、センサベース141に搭載されたセンサチップ132が、可撓性フィルム(図示せず)等によってユニットケース133に装着されると、図5に示す内部流路空間(液体検出室)146が、センサベース141の第1,第2の貫通孔141A,141Bを介してセンサキャビティ132Aと連通される。センサキャビティ132Aの上面は振動板132Bで塞がれている。さらに、振動板132Bの上面に圧電素子132Cが配置されている。
圧電素子132Cは、例えば、センサキャビティ132Aに振動を印加して、該振動に伴う残留振動(自由振動)波形を検出する機能を果たす。インクパック107内のインクが消費されて、インク残量が低下すると、インク検出室146内のインク圧力が低下する。インク圧力が所定値以下になると、図5または図13に示す圧受部材または移動部材としての流路形成部材133cがセンサベース141側に変位する。そして、図13に示すように、流路形成部材133cがセンサベース141と当接してセンサキャビティ132Aが閉空間となると、その自由振動の振幅又は周波数が変化する。自由振動の振幅や周波数は、電気信号として出力され、この出力信号を記録装置側の制御回路が解析することで、インクエンドまたはニアエンドが検出される。この圧電層の材料としては、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)、または、鉛を使用しない鉛レス圧電膜、等を用いることができる。
センサチップ132は、チップ本体の下面をセンサベース141の上面中央部に載せることにより、接着層132Dによってセンサベース141に一体に固着されており、その接着層132Dによって同時に、センサベース141とセンサチップ132間がシールされている。
(液体検出ユニットの衝撃吸収構造)
上述の通り、インクカートリッジ100に落下時のような衝撃が作用すると、液体残量検出ユニット111が破損し、ひいてはセンサチップ132やセンサチップ132をユニットケース133に固定する可撓性フィルム(図示せず)が破損する虞があるので、その衝撃を緩和する必要がある。
本実施形態では、図5〜図7や、あるいは流路形成部材133cを装着したユニットケース133の断面図である図13に示すように、液体検出室である内部流路空間146とインク導出部109とは、弾性を有する管路部材121によって連結されている。ユニットケース133は剛体であるが、管路部材121の部分の剛性が最も強度的に弱い。よって、落下時にユニットケース133に衝撃荷重が作用した場合、管路部材121が弾性変形して、その衝撃を吸収することができる。
特に、図13に示すように、液体検出室である内部流路空間146とインク導出部109とは、弾性を有する管路部材121のみによって連結され、液体検出室である内部流路空間146とインク導出部109との間にスリット134Cが形成されていると、管路部材121の部分での衝撃吸収に効果的である。
また、管路部材121の曲げ剛性を低くするには、管路部材121の輪郭が実質的に円形であることが好ましい。
ここで、液体導入部である接続針111aが突出する方向を、ユニットケース133の背面側134Bとし、その反対方向を表面側134Aとする。つまり、図13に示すように、ユニットケース133には、インク導入部111aに対して背面側134Bより矢印X1方向にインクが導入され、インク導出部109の表面側134Aより矢印X2方向にインクが導出される。
このために、液体導出部109は、ユニットケース133の背面側134Bより表面側134Aにインクを導く流路109aと、その流路109aの表面側134Aにて開口する液体導出口109bとを含む。
管路部材121は、液体検出室146に連結された上流端部121Aから液体導出部109の背面側134Bに連結された下流端部121Bに向かう管路方向X3が、表面から背面に向かう液体導出部109の流路109aの方向X2に対して傾斜している。
このように、管路部材121を傾斜させることで、限られたスペース内にて管路部材121を長く確保して、曲げ剛性を弱めることができる。
また、ユニットケース133は、表面側134Aと背面側134Bとに相対的に型開きされる射出成形型にて射出成形される。この際、管路部材121を型開き方向に対して傾斜させることで、管路部材121の中空部を規定する雄型を、型開閉に応じてスライドするスライドピンとすることができる利点がある。なお、管路部材121は必ずしもスライドピンを用いた射出成形に限らず、凹溝を射出成形して開口面をフィルムで封止したものであってもよい。
(インクカートリッジの衝撃吸収構造)
上述したユニットケース133の衝撃吸収構造は、液体残量検出ユニット111単体よりもむしろ、インクカートリッジ100に装着した後に、センサチップ132を衝撃から保護する点で有効である。
このユニットケース133の衝撃吸収構造に加えて、インクカートリッジ100側の構造も加味されて、センサチップ132を衝撃から保護することができる。
つまり、液体残量検出ユニット111は、インク導入部111aとインク導出部109とが、インクカートリッジ100に支持されるが、そのインク導入部111aとインク導出部109との間に位置する管路部材121が弾性変形可能である。加えて、インク導入部111aがインクカートリッジ100にリジットに固定されずに弾性的に保持されている構造が、衝撃吸収に役立つ。剛体であるインク導入部111aは、図5に示すインク導出部109に装着される環状の弾性シール部材155aと同様の弾性シール部材を介して、インクカートリッジ100のインク導出部材107aに保持される。この弾性シール部材は本来液密シールのための部材であるが、そのシール特性を担保する上で弾性を有する。従って、インク導入部111aはインクカートリッジ100のインク導出部材107aに弾性的に保持されている。
よって、ユニットケース133のインク導出部109側がインクカートリッジ100にリジットに固定されていたとしても、ユニットケース133は、インク導入部111aが弾性的に保持され、管路部材121が弾性変形可能である。従って、たとえインク導出部109がインクカートリッジ100側にリジットに固定されたとしても、液体残量検出ユニット111が揺動変位することで、液体残量検出ユニット111に作用する衝撃を吸収できる。これにより、特に衝撃に弱いセンサチップ132を保護することができる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるものである。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。
また、液体検出の目的としては、液体残量の検出以外にも、例えば液体圧力を検出するものであっても良い。
さらに言えば、液体検出手段も圧電型検出手段に限らない。要は、液体圧によって変位する移動部材133cの変位を検出できれば良く、例えば光学的検出手段などであっても良い。
また、本発明の液体収容容器の用途は、インクジェット記録装置のインクカートリッジに限らない。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体消費装置に流用可能である。
液体消費装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレー等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレー、面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置、捺染装置やマイクロデスペンサ等が挙げられる。
また、本発明において、液体とは、液体消費装置が噴射できるような材料であれば良い。液体の代表的な例は上記実施の形態で説明したようなインクである。液体は、液晶のように、文字や画像の印刷に用いられる材料以外の物質であっても良い。また、本発明において、液体は、物質の一状態としての液体のみならず、物質の一状態としての液体に、顔料や金属粒子のような固形物を混ぜたものであっても良い。
本発明の実施形態におけるプリンタの斜視図である。 図1に示すプリンタの分解斜視図である。 本発明の第3実施形態としてのインクカートリッジの分解斜視図である。 図4(a)は、袋体収容部にインクパックを装着した状態の斜視図、図4(b)は図4(a)のA部拡大図である。 液体残量検出ユニットの分解斜視図である。 液体残量検出ユニットの斜視図である。 液体残量検出ユニットを裏面側から見た斜視図である。 図8(a)及び図8(b)は、図7に示す液体残量検出ユニットに設けられたインク導出部材の正面図及び断面図である。 残量検出ユニットを嵌合装着した状態の斜視図である。 図10(a)は回路基板およびその周囲の拡大図、図10(b)は図10(a)のD−D断面図である。 センサベースを裏から見た斜視図である。 図12(A)はセンサチップが搭載されたセンサベースを表から見た斜視図、図12(B)は概略断面図である。 流路形成部材を装着したユニットケースの断面図である。 液体残量検出ユニットのインク導出部側を位置規制する第1,第2の位置規制部材を示す図である。
符号の説明
11 プリンタ(液体消費装置)、100 インクカートリッジ(液体収容容器)、107 インクパック(液体収容部)、107a 液体導出部材、
109 液体導出部、109a 流路、109b 液体導出口、
111 液体残量検出ユニット(液体検出ユニット)、111a 液体導入部、
121 管路部材、121A 上流端部、121B 下流端部、125 被係止部材、
129 第1の位置規制部材、130 第2の位置規制部材、132 センサチップ、
132A センサキャビティ、133 ユニットケース、134A 表面側、
134B 背面側、134C スリット、141 ベースプレート、
146 液体検出室、X2 流路方向、X3 管路方向

Claims (9)

  1. 液体収容部と、
    前記液体収容部から導入された液体を液体消費装置に供給する経路途中に配置される液体検出ユニットと、
    を有し、
    前記液体検出ユニットは、
    一体成形された樹脂製のユニットケースと、
    前記ユニットケースに保持されるセンサチップと、
    を含み、
    前記ユニットケースは、
    前記液体収容部と連通される液体導入部と、
    前記液体導入部に連通する液体検出室と、
    前記液体検出室を通過した前記液体を、前記液体消費装置に供給する液体導出部と、
    前記液体検出室と前記液体導出部とを連通させる管路部材と、
    を含み、
    前記センサチップは、前記液体検出室に連通して前記液体を受け入れるセンサキャビティに振動を印加して、前記振動に伴う自由振動の状態を検出し、
    前記液体検出室と前記液体導出部とは、弾性を有する前記管路部材によって連結されていることを特徴とする液体収容容器。
  2. 請求項1において、
    前記液体検出室と前記液体導出部との間にスリットが形成されていることを特徴とする液体収容容器。
  3. 請求項2において、
    前記液体導入部は、前記ユニットケースの背面側に突出形成され、
    前記液体導出部は、前記ユニットケースの前記背面側より表面側に液体を導く流路と、前記流路の前記表面側にて開口する液体導出口とを含み、
    前記管路部材は、前記液体検出室に連結された上流端部から、前記液体導出部の前記背面側に連結された下流端部に向かう管路方向が、前記背面側から前記表面側に向かう前記液体導出部の前記流路の方向に対して傾斜していることを特徴とする液体収容容器。
  4. 請求項2または3において、
    前記管路部材の断面の輪郭が実質的に円形であることを特徴とする液体収容容器。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記ユニットケースは、ポリオレフィン系材料にて成形されていることを特徴とする液体収容容器。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記液体収容部は、弾性シール部材を介して前記液体導入部を受け入れる液体導出部材を有することを特徴とする液体収容容器。
  7. 請求項6において、
    前記液体収容部及び前記液体検出ユニットを保持する容器本体を含み、
    前記容器本体は、前記液体検出ユニットの前記液体導出部を位置規制する第1の位置規制部材を含むことを特徴とする液体収容容器。
  8. 請求項7において、
    前記容器本体は、前記第1の位置規制部材と協働して、前記液体検出ユニットを位置規制する第2の位置規制部材を含むことを特徴とする液体収容容器。
  9. 液体収容容器に装着されて、前記液体収容容器の液体収容部から導入された液体を液体消費装置に供給する経路途中に配置される液体検出ユニットにおいて、
    一体成形された樹脂製のユニットケースと、
    前記ユニットケースに保持されるセンサチップと、
    を有し、
    前記ユニットケースは、
    前記液体収容容器の前記液体収容部と連通される液体導入部と、
    前記液体導入部に連通する液体検出室と、
    前記液体検出室を通過した前記液体を、前記液体消費装置に供給する液体導出部と、
    前記液体検出室と前記液体導出部とを連通させる管路部材と、
    を含み、
    前記センサチップは、前記液体検出室に連通して前記液体を受け入れるセンサキャビティに振動を印加して、前記振動に伴う自由振動の状態を検出し、
    前記液体検出室と前記液体導出部とは、弾性を有する前記管路部材によって連結されていることを特徴とする液体検出ユニット。
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JP7086272B2 (ja) 2018-08-16 2022-06-17 コリア リサーチ インスティテュート オブ ケミカル テクノロジー イソインドリン-1-オン誘導体、同じものを調製する方法、およびがんを予防するまたは処置するための有効な構成要素として同じものを含む医薬組成物

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