JP2017054911A - 撮像素子および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高感度性能を備えた撮像素子を実現し、撮像装置などに装備する。【解決手段】一眼レフ型カメラに設けられた撮像センサ、測距センサ、測光センサの撮画素構造において、光電荷を生成するCIGS系光電変換膜60と生成した光電荷を蓄積するn型の第1蓄積層74との間に、p型の基板表面層76を形成する。そして、所定の不純物濃度プロファイルをもつことにより、第1蓄積層74と基板表面層76とのpn接合部において、高電界が印加される電荷増倍領域76Aを形成する。【選択図】図4

Description

本発明は、撮像素子に関し、特に、カルコパイライト系化合物半導体の光電変換膜を用いた撮像素子に関する。
従来、カルコパイライト系化合物半導体(以下、CIGS系化合物半導体という)を光電変換膜に用いた撮像素子が知られている(特許文献1参照)。CIGS系化合物半導体は光吸収係数が高く、高いエネルギー変換効率によって光電変換する。CIGS系化合物半導体の光電変換膜(以下。CIGS系光電変換膜という)を電極で挟むことにより、インパクトイオン化(アバランシェ増倍)による高感度化を実現する。
一方、完全電荷転送型のCIGS系光電変換膜を備えた撮像素子では、シリコン基板に直接CIGS系光電変換膜を積層する構成を採用し、CIGS系化合物半導体とシリコン半導体との間の伝導帯の電子親和力の差によって、アバランシェ増倍を生じさせる(特許文献2参照)。
特開2009−259872号公報 特開2011−199057号公報(段落[0301]〜[0320]、図31、32参照)
特許文献1では、比較的容易にアバランシェ増倍を実現させることが可能であるが、完全電荷転送ができないため、相関二重サンプリング(CDS)によるリセットノイズ除去ができず、SN比が低下してしまう。一方、特許文献2では、完全電荷転送型においてアバランシェ増倍を実現可能と謳っているが、現実的にアバランシェ増倍を生じさせることが困難である。
したがって、カルコパイライト系化合物半導体を光電変換膜として半導体基板に積層させた構造をもつ完全電荷転送型撮像素子においても、効果的にアバランシェ増倍を実現させることが求められる。
本発明の撮像素子は、撮像装置などに適用可能な積層型撮像素子であって、第1種半導体の第1導電型の半導体基板内に形成された第1種半導体の第2導電型からなる第1の半導体領域と、第1の半導体領域に接合するように半導体基板の表面部分に形成された第1種半導体の第1導電型からなる第2の半導体領域と、第2の半導体領域と接合するように形成される第2種半導体を用いた光電変換膜とを備える。
例えば、第1種半導体はシリコン半導体、第2種半導体はカルコパイライト系化合物半導体として構成することが可能であり、第1導電型をp型、第2導電型をn型とすることができる。第1導電型がp型半導体であれば、n型の第1半導体領域とp型の第2の半導体領域となる。導電型が逆の場合、半導体領域も逆の導電型となる。
本発明では、光電変換膜は、光生成された光電荷が光電変換膜から半導体基板へ移動するように、エネルギーバンドが傾斜化されている。例えばp型半導体基板の場合、半導体基板から光電変換膜の表面側に向けて、n型、i型、p型の導電性領域を順に形成すればよい。n型半導体基板の場合、p型、i型、n型とすればよい。
さらに本発明では、第1の半導体領域と第2の半導体領域との接合部に光電荷が注入されたとき、その接合部において電荷増倍が生じるように、半導体基板の不純濃度プロファイルが形成されている。例えば、第1半導体領域の不純物濃度がおよそ1017/cm3程度、厚さがおよそ500nm、第2半導体領域の不純物濃度がおよそ1018/cm3、厚さが30〜50nmに設定し第1半導体領域をリセットする電圧を少なくとも5V以上に設定すればよい。
光電変換膜と第1の半導体領域との間に、その接合部分がpn接合によって電荷増倍領域を形成する第2の半導体領域を基板表面側に設けることで、CIGS系化合物半導体を光電変換膜として積層させる撮像素子において、アバランシェ増倍を実現することができる。
光電変換膜と第2の半導体領域との接合部分において暗電流発生を抑制するため、光電変換膜を覆うように形成される第1導電型の導電性領域をさらに形成してもよい。
電荷蓄積期間において第1半導体領域の電界の強さを維持するため、撮像装置に備えられた撮像素子駆動部が、光電変換期間中、第1の半導体領域に蓄積された電荷を、第1半導体領域と隣接して形成される第2導電型の第3の半導体領域へ間欠的に転送すればよい。
本発明によれば、高感度性能を備えた撮像素子を実現し、撮像装置などに装備することができる。
第1の実施形態であるデジタルカメラのブロック図である。 本実施形態の撮像センサおよび測光センサに使用される撮像素子の概略構成図である。 本実施形態の測距センサに使用される撮像素子の概略的構成図である。 本実施形態の撮像素子における任意の画素部分の概略的断面図である。 図4に示した画素の等価回路図である。 図4のX1−X2方向に沿った定常状態でのエネルギーバンドを概略的に示した図である。 光が入射して生成された光電荷が蓄積される過程におけるX1−X2方向に沿ったエネルギーバンドおよび内部電界を概略的に示した図である。 CIGS光電変換膜を直接シリコン基板に積層させたヘテロ接合におけるエネルギーバンドを概略的に示した図である。 本実施形態の撮像素子に対する駆動タイミングチャートを示した図である。 図9とは別の駆動タイミングチャートを示した図である。 第2の実施形態における撮像素子の概略的断面図である。 第3の実施形態における撮像素子の概略的断面図である。 第4の実施形態における撮像素子の概略的断面図である。 第5の実施形態における撮像素子の概略的断面図である。 第6の実施形態における撮像素子の概略的断面図である。
以下では、図面を参照して本実施形態であるデジタルカメラについて説明する。図1は、第1の実施形態であるデジタルカメラのブロック図である。
デジタルカメラ10は、ここでは一眼レフタイプのデジタルカメラとして構成されており、カメラ本体30と、カメラ本体30に着脱自在な交換レンズ20とを備える。カメラCPUを含むシステムコントロール回路40は、レリーズボタン、モード選択ダイヤル(いずれも図示せず)などに対する入力操作に従い、レンズ制御回路56、画像処理回路34などに制御信号を出力し、露出制御、記録動作、再生表示動作などカメラ全体の動作制御を行う。カメラ動作制御のプログラムは、ROM55などの記録媒体に記憶されている。
撮影モードにおいて、撮影光学系22を通った光は、可動ミラー33によって図示しないファインダへ導かれる。ユーザはファインダを通じて被写体を視認することができる。操作スイッチ群52によってレリーズボタンの半押しが検出されると、位相差方式に従った焦点調節が実行される。可動ミラー33に取り付けられたハーフミラー31によって被写体光が測距センサ37に入射し、測距センサ37からの輝度信号に基づいてデフォーカス量が算出される。
レンズCPU28は、カメラ本体30レンズ制御回路56からの指令に基づきレンズ駆動機構26を制御し、レンズ駆動機構26は、レンズCPU28からの制御信号に従って撮影光学系22のフォーカシングレンズを光軸方向に沿って移動させる。また、レリーズボタン半押しに従い、ファインダ内に設けられた測光センサ38が被写体の明るさを検出し、システムコントロール回路40は露出値(シャッタスピード、絞り値、感度など)を算出する。
レリーズボタンが全押しされると、レンズ制御回路56は、可動ミラー33(ハーフミラー31も含む)を光路から退避させるとともに、シャッタ35、絞り24などを駆動し、露出制御する。これにより、撮影光学系22を通った被写体からの光が撮像センサ32に結像し、被写体像が撮像センサ32に形成される。撮像センサ32は、ここでは(M×N)の画素配列をさせた2次元単板式のCMOS型イメージセンサによって構成されている。また、原色カラーモザイクフィルタアレイがオンチップで設けられている。
撮像センサ駆動回路36が撮像センサ32を駆動することにより、1フレーム分の画素信号が撮像センサ32から読み出される。読み出された画素信号は、AFE回路(図示せず)などを経由して画像処理回路34に送られる。画像処理回路34は、読み出された1フレーム分の画素信号に対して色補間処理、ガンマ補正処理、ホワイトバランス調整などを施し、静止画像データを生成する。静止画像データは、圧縮あるいは非圧縮状態で着脱自在な画像メモリ(メモリカードなど)54に記録される。再生モードが設定されると、記録画像が表示器50に再生表示される。
図2は、撮像センサ32の概略構成図である。
撮像センサ32では、シリコン基板70にマトリクス配列させた複数の画素Pから成る有効画素領域PAを形成し、その周囲には、垂直駆動回路32A、制御回路32B、カラム信号処理回路32C、水平駆動回路32D、出力回路32Eが設けられている。また、各画素Pには、光電変換部とともに、転送トランジスタ、リセットトランジスタ、選択トランジスタ、増幅トランジスタなど複数の画素トランジスタ(ここでは図示せず)が設けられている。
制御回路32Bは、垂直駆動回路32A、カラム信号処理回路32C、水平駆動回路32Dへクロック信号あるいは制御信号を出力する。垂直駆動回路32Aは、水平制御線HLを通じて各画素Pを行単位で順次垂直方向に選択読み出し操作し、各画素Pの信号電荷に基づく画素信号を、垂直信号線VLを通じてカラム信号処理回路32Cへ供給する。画素列ごとに配置されたカラム信号処理回路32Cは、オプティカルブラック領域(図示せず)の画素から送られてくる画素信号によってノイズ除去や信号増幅処理などを行う。水平駆動回路32Dは、画素信号を出力回路32Eへ送り、出力処理された画素信号が撮像センサ32から読み出される。測光センサ38においても、同様の構成が採用されている。
図3は、測距センサの概略的構成図である。シリコン基板70には、基準画素配列SPと参照画素配列TPとが相対するように配置されている。測距センサ37はラインセンサの形態をしており、撮影光学系22から瞳分割された光学像を、同一ライン上に配置される基準画素列SPと参照画素列TPに結像して受光し、それらの画素信号の位相ずれからレンズの焦点ずれ量(デフォーカス量)を算出して焦点検出が行なわれる。垂直駆動回路32Aなどのトランジスタ回路の構成および動作は、撮像センサ32、測光センサ38と実質的に同じである。
図4は、測距センサ37における任意の画素部分の概略的断面図である。図5は、図4に示した画素の等価回路図である。ここでは、1つの画素部分を示している。
測距センサ37は、シリコン基板70に光電変換膜(光導電膜)を積層した積層型撮像素子として構成されており、ここではp型のシリコン基板70に基づいて画素Pが形成されている。シリコン基板70は、光電変換膜を中心とする画素領域、すなわち光電変換膜を通る光の同一光路上に沿って不純物濃度プロファイルをもつ。
具体的には、シリコン基板70に対し、不純物がドーピングされたn型ウェル(以下、第1蓄積層という)74が、画素領域に従って形成されている。n型ウェル74の表面上には、p型ウェル(以下、基板表面層という)76が形成される。基板表面層76の上には、CIGS系光電変換膜60が積層配置されている。
第1蓄積層74、基板表面層76は、不純物イオンの注入(ドーピング)によって形成することができる。例えば、P(リン)などのイオンをp型シリコン基板70に対して最初に打ち込み、その上でB(ホウ素)などを打ち込むことによって形成される。イオン注入以外の方法によっても、このような積層構造で表される不純物濃度プロファイルを形成することが可能である。
CIGS系光電変換膜60は、従来知られた成膜方法で形成可能である。ここでは、可視光全域に感度をもつ組成(CuGa0.52In0.482)から成るCIGS系化合物半導体を格子整合させた状態でエピタキシャル成長させて形成する。このとき、シリコン基板70側から光電変換膜側に向けてn型、i型、p型の順に半導体型(導電性)が連続的に変化するように膜を形成する。n型導電性は、12族元素(例えば亜鉛(Zn))をドーピングすることによって得ることができる。p型導電性は、Cuと13族元素(Ga、In)との比を1以下にすることによって得られる。i型導電性は何もドーピングせずに得られる。
CIGS系光電変換膜60の表面上には、不純物ドーピングなどによってCIGS系のp+型ウェル(以下、p+CIGS層という)62が形成されている。p+CIGS層62は、シリコン基板70へ電源供給するための接続部であるウェルコンタクト75とともに、GND電位に接続されている。
このような不純物濃度プロファイルを有する画素Pが、各画素領域において構成されている。画素Pの各層における不純物濃度および厚さは、例えば以下のように定めることができる。この場合、リセット電源電圧VDDRは第1蓄積層74が空乏化する電圧に相当し、5〜10V程度にすることができる。

p+CIGS層62:不純物濃度1019〜1020/cm3程度、厚さ10〜30nm程度
光電変換膜60:厚さ300〜500nm程度
基板表面層76:不純物濃度1018/cm3程度、厚さ30〜50nm程度
第1蓄積層74:不純物濃度1017/cm3程度、厚さ500nm程度
シリコン基板70:不純物濃度1017/cm3程度
シリコン基板70には、第1蓄積層74に隣接して第2蓄積層77が形成されている。第2蓄積層77上方には、第2蓄積層77で電荷保持中に入射光が混入して不要電荷が生成されるのを防止する遮光膜78が形成されている。また、第1蓄積層74に隣接してアンチブルーミングゲート(ABG)79が形成されており、CIGS系光電変換膜60で生成された光電荷が第1蓄積層74から溢れないようにABG79を通じて過剰な光電荷を排除する。
画素Pに入射した光によって光電荷がCIGS系光電変換膜60において生成されると、生成された光電荷は基板表面層76に転送させる。基板表面層76と第1蓄積層74との接合部分はpn接合となり、基板表面層76の接合部分には電荷増倍となる領域(以下では、電荷増倍領域という)76Aが形成される。電荷増倍領域76Aにおいてアバランシェ増倍された光電荷は、第1蓄積層74に蓄積される。蓄積された光電荷は、ストレージゲート(SG)71を通じて第2蓄積層77に転送される。
ここで、シリコン半導体における電荷増倍(アバランシェ増倍)は殆ど電子によって行われることが知られており、信号電荷(光電荷)としては電子を用いるのが好ましい。すなわち、第1蓄積層74の導電型がn型になるような構成するのが好ましい。また、アバランシェ増倍過程における増倍率の揺らぎによる雑音(過剰雑音)は、電子または正孔のどちらか一方のキャリアで増倍される場合は比較的小さく抑えられることが知られており、シリコン半導体領域での電荷増倍(アバランシェ増倍)は、過剰雑音を抑える上でも好ましい。
さらに、光電荷はフローティングディフュージョンゲート(FG)73を通じてフローティングディフュージョン(FD)80に転送され、画素アンプ(AMP)および選択スイッチ(SEL)82を経由して測距センサ37から読み出される。信号読み出し後、FD80に転送された電荷はリセットゲート(RG)83を通じてリセット電源電圧VDDRに排出される。図5では、図4に示した画素の等価回路図を示している。リセット電源電圧VDDRと画素アンプ電源電圧VDDAは同じ値でもよく、あるいは、リセット電源電圧VDDRのみ比較的高い電圧に設定してもよい。
図4、5では、測距センサ37の画素の構成を示しているが、撮像センサ32、測光センサ38についても同様に構成されている。なお、カルコパイライト系材料の組成を調整することにより、シリコンの格子定数a(5.431Å)の条件下でバンドキャップを任意に設定することができることから、上述した赤色光に応じた光電変換膜とともに、緑色光に応じた光電変換膜、青色に応じた光電変換膜を形成し、それらをベイヤー配列方式などに従って配置することで、カラーフィルタアレイを用いない構造の撮像素子にすることもできる。
以下では、図6〜8を用いて、CIGS系光電変換膜において生成された光電荷に対するアバランシェ増倍について説明する。
図6は、図4のX1−X2方向に沿った定常状態でのエネルギーバンドを概略的に示した図である。なお、シリコン基板70とp+CIGS層62はGNDレベルに接続されている。
図6に示すように、CIGS系光電変換膜60では不純物濃度を徐々に変化させたプロファイルを形成しているため、エネルギーバンドが傾斜している。そして、シリコン基板70の基板表面層(pウェル)76とCIGS系光電変換膜60との界面(pn接合部)には、電子親和力差によるポテンシャル障壁(バンドシフト)DDが生じる。
電子親和力は、伝導帯CBから真空準位までのエネルギーを示し、2つの物質の電子親和力に差がある場合、接合後にバンドシフトDDが生じる。(CuGa0.52In0.482)はCuInS2(電子親和力4.7eV)とCuGaS2(電子親和力4.1eV)の混晶であってInとGaの組成比が約1:1であることから、その電子親和力は約4.4eVとなる。シリコンの電子親和力が4.05eVであることから、CIGS系光電変換膜60と基板表面領域76とを接合した場合、伝導帯CBには0.35eVのバンドシフトDDが生じる。
図7は、リセット状態(ABG=ON)から蓄積状態(ABG=OFF)に切り替えた状態で、光が入射して生成された光電荷が蓄積される過程におけるX1−X2方向に沿ったエネルギーバンドおよび内部電界を概略的に示した図である。
光が入射すると、CIGS系光電変換膜60において光電子正孔対が生成される。正孔はエネルギーバンド傾斜に従い、p+CIGS層62を通じてGNDに排出される。一方、電子はエネルギーバンド傾斜に従ってシリコン界面側に移動する。CIGS系化合物半導体とシリコンSiの電子親和力差による障壁は、上述したように0.35eV程度存在するが、上述したようにp型の基板表面層76の層を薄くすることで(50nm以下)、トンネル効果により電子がCIGS光電変換膜60から基板表面層76への注入(移動)が可能となる。
図4を用いて説明したように、基板表面層76の不純物濃度が1018/cm3程度、厚さ30〜50nm程度であって、第1蓄積層74の不純物濃度が1017/cm3程度、厚さ500nm程度となるように、不純物濃度プロファイルが形成されている。これによって、リセット電源電圧VDDRが5〜6V程度で第1蓄積層74は完全空乏化することができ、pn接合部分の電荷増倍領域76Aの電界は、電荷増倍を生じさせる5×105V/cm程度にすることができる。よって、基板表面層76から電荷増倍領域76Aへ移動した電子に対してアバランシェ増倍を起こすことができる。
図8は、ヘテロ接合によってCIGS系光電変換膜60を直接シリコン基板70に積層させたときのエネルギーバンドを概略的に示した図である。ただし、CIGS系化合物半導体の不純物濃度は一定とし、CIGS系化合物半導体とシリコンSiのフェルミレベルEFは同じとしている。図6で説明した通り、CuGa0.52In0.482の電子親和力は4.4eVで、一方、シリコンの電子親和力は4.05eVであるので、それらを接合した場合、図8の右側に示すように、伝導帯に0.35eVのバンドオフセットが生じる。
ここで、エネルギー差によってアバランシェ増倍を起こそうとした場合、通常、エネルギーバンドギャップの約3倍のエネルギー差が必要とされると言われている。したがって、シリコンSiにおける価電子帯VBと伝導帯CBとの差が1.12eVであることから、3.36eVのエネルギー差が必要となる。しかしながら、CIGS系化合物半導体とシリコン半導体の伝導帯CBのエネルギー差は0.35eVであり、しかもシリコン側のエネルギーが高いことから、このCIGS系光電変換膜60とシリコンを単に積層した構造のままではアバランシェ増倍を生じさせることは困難である。
そこで、本実施形態では、光電荷を生成するCIGS系光電変換膜60と生成した光電荷を蓄積するn型の第1蓄積層74との間に、p型の基板表面層76を形成している。そして、上記不純物濃度プロファイルをもつことにより、第1蓄積層74と基板表面層76とのpn接合部において、高電界が印加される電荷増倍領域76Aが形成される。そして、適切なリセット電源電圧VDDRを設定することにより、光電荷を電荷増倍領域76Aでアバランシェ増倍させることが可能となる。
以上のような半導体構造を持つ画素を配列させた測距センサ37により、高感度な焦点検出を行うことができる。AF調整では、比較的短時間で被写体までの距離を検出しなければならず、撮像センサ32よりも高感度性能が要求される。測距センサ37においては感度向上のために画素加算を行うと、分解能が低下して焦点検出精度が低下するために好ましくない。また、図3に示すようにライン直交方向に拡張して高感度化を行う手法は一般的ではあるが、これを拡張しすぎると測距ラインが太くなって測距位置が不明確になる。本実施形態の高感度性能をもつ測距センサ37を用いることで、焦点検出精度を高めることができる。
なお、撮像センサ32、測光センサ38においても、上記半導体構造をもつ画素を配列させることが可能である。特に、測光処理では、撮像センサとは異なり長時間露光を行うことは許されず、短時間でシャッタスピードなどの露出値を算出する必要がある。本実施形態の高感度性能の測光センサ38を用いることにより、適正な被写体の明るさを短時間で検出することが可能となる。
図9は、イメージセンサなどに対する駆動タイミングチャートを示した図である。
φSHR、φSHSは、画素列ごとにカラム信号処理回路内に設けられている図示しないCDS回路のリセット信号サンプリングパルス、光信号サンプリングパルスをそれぞれ表す。t1〜t2を経過した後のストレージゲート71へのφSGパルス信号までが、光電変換時間(積分時間)を表す。t3〜t4は、対象となる行の画素読み出しまでの待機時間を示す。t4〜t6は、CDS動作期間を示す。
図10は、図9とは別の駆動タイミングチャートを示した図である。ここでは、ストレージゲート71に対するφSGパルス信号が、t1〜t3の期間において所定間隔で規則的に出力されている。通常、第1蓄積層74に電荷が蓄積されていくと、第1蓄積層74の電位が下がり、電荷増倍領域76Aの電界が弱くなる。しかしながら、光電変換期間においてφSGパルス信号を出力することで間欠的に第1蓄積層74の電荷を第2蓄積層77に転送することにより、電荷増倍領域76Aの電界が弱くなるのを防ぐことができる。
次に、図11を用いて第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、透明電極がp+CIGS層の上に設けられる。それ以外の構成については、実質的に第1の実施形態と同じである。
図11は、第2の実施形態における測距センサ37’の概略的断面図である。ここでは、p+CIGS層62の上面に透明電極(例えば、ITO、AZOなど)が設けられている。このような導電性の優れた透明電極を設けることにより、画素領域全体の電位分布を比較的均一に保つことができ、感度が均一化する。
次に、図12を用いて、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、逆バイアス電圧をかける。それ以外の構成については、第1の実施形態と同じである。
図12は、第3の実施形態における測距センサ37”の概略的断面図である。ここでは、p+CIGS層62とGNDとの間に逆バイアス電圧VRをかける電源部72が設けられる。これにより、CIGS系光電変換膜60内の電界が強くなり、電荷走行速度が増加する。その結果、第1蓄積層74への電荷転送時間を短縮することができ、動作速度が向上する。
次に、図13を用いて、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、光電変換膜の一部を延ばして遮光膜を形成する。それ以外の構成については、第1の実施形態と同じである。
図13は、第4の実施形態における測距センサ137の概略的断面図である。ここでは、p+CIGS層162が画素領域全体およびその周辺にまで渡って延びている。また、同じように延びるCIGS膜がその下面に接合して形成されている。このように光吸収率が高い膜を形成することで、第2蓄積層77の上部に専用遮光幕を設ける必要がなくなる。また、光電変換領域が広がるため、外部量子効率の向上、すなわち感度の向上を図ることができる。
次に、図14を用いて、第5の実施形態について説明する。第5の実施形態では、裏面照射型の撮像センサを構成する。それ以外の構成については、第1の実施形態と同じである。
図14は、第5の実施形態における測距センサ237の概略的断面図である。第2蓄積層77、およびフローティングゲート部73などの画素周辺回路などが、CIGS系光電変換膜60とは反対側に絶縁層275を挟んで配置されている。これによって、画素の光電変換領域を拡大することが可能となり、外部量子効率の向上、すなわち感度の向上を図ることができる。また、CIGS系光電変換膜60が第2蓄積層77の上方(光入射側)にあるため、遮光膜として機能する。
次に。図15を用いて第6の実施形態について説明する。第6の実施形態では、CIGS系光電変換膜をシリコン基板に埋め込む。それ以外の構成については、第1の実施形態と同じである。
図15は、第6の実施形態における測距センサ337の概略的断面図である。ただし、光電変換膜付近のみ図示している。ここでは、CIGS系光電変換膜60の上面および側面を覆うように、p+CIGS層62’が設けられている。CIGS系光電変換膜60とシリコン基板70との界面付近でpn接合が表面に現れると、表面準位を介して暗電流が増加する恐れがあるが、p+CIGS層62’でCIGS系光電変換膜60を埋め込むことで、暗電流を低減することができる。
なお、第1〜第6の実施形態については、それぞれ選択的に任意の組合せで実施形態を構成することも可能である。また、シリコン基板をn型にすることもできる。この場合、第1蓄積層をp型、基板表面層をn型とし、CIGS系光電変換膜を、基板側からp型、i型、n型の順にしてエネルギーバンドを傾斜化させればよい。また、カラコパイライト系化合物半導体であれば、上記以外の組成によって光電変換膜を形成してもよい。いずれにおいても、電荷増倍が生じるような不純物濃度プロファイルを形成すればよい。さらに、光電変換膜を形成するための材料としては、例えば、GaAs / InPや、CuInGaS / CuInGaSe / AgInGaSe2、FeS2 / Cu2S / SnS2 / BaSi2、GaP、InGaPなどを用いることができる。
本実施形態では一眼レフ型カメラに上記画素構造の撮像センサ、測光センサ、測距センサを設けているが、それらの少なくともいずれかであってもよい。また、一眼レフ型カメラ以外のカメラ、あるいはその他の撮像装置においても適用可能である。
10 デジタルカメラ(撮像装置)
32 撮像センサ(撮像素子)
37 測距センサ(撮像素子)
38 測光センサ
60 CIGS系光電変換膜(光電変換膜、第2種半導体)
62 p+CIGS層
70 シリコン基板(第1種半導体、半導体基板)
74 第1蓄積層(第1の半導体領域)
76 基板表面層(第2の半導体領域)
76A 電荷増倍領域


Claims (7)

  1. 第1種半導体である第1導電型の半導体基板内に形成された第1種半導体の第2導電型からなる第1の半導体領域と、
    前記第1の半導体領域に接合するように前記半導体基板の表面部分に形成された第1種半導体の第1導電型からなる第2の半導体領域と、
    前記第2の半導体領域と接合するように形成される第2種半導体を用いた光電変換膜とを備え、
    前記光電変換膜は、生成された光電荷が前記半導体基板側に移動するようにエネルギーバンドが傾斜されて形成され、
    前記光電荷が第1の半導体領域と第2の半導体領域との接合部に注入されたとき、その接合部において電荷増倍が生じるように、前記半導体基板の不純濃度プロファイルが形成されていることを特徴とする撮像素子。
  2. 前記第1の半導体領域の不純物濃度がおよそ1017/cm3程度、厚さがおよそ500nmであり、
    前記第2の半導体領域の不純物濃度がおよそ1018/cm3、厚さが30〜50nmであり、
    前記第1の半導体領域をリセットする電圧が少なくとも5V以上であることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記光電変換膜を覆うように形成される第1導電型の半導体領域をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の撮像素子。
  4. 前記光電変換膜が、前記半導体基板から前記光電変換膜の表面側に向けて、第1導電型、真性半導体型、第2導電型の順に導電性領域を形成していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像素子。
  5. 前記第1種半導体がシリコン半導体、前記第2種半導体がカルコパイライト系化合物半導体であり、
    前記第1導電型がp型、第2導電型がn型であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像素子。
  6. 請求項1乃至5のいずれに記載の撮像素子を備えた撮像装置であって、
    前記撮像素子を、撮像センサ、測光センサ、測距センサのうち少なくとも測距センサとして備えていることを特徴とする撮像装置。
  7. 前記撮像素子を駆動する撮像素子駆動部を備え、
    前記撮像素子駆動部が、光電変換期間中、前記第1の半導体領域に蓄積された電荷を、前記第1の半導体領域と隣接して形成される第2導電型の第3の半導体領域へ間欠的に転送することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
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