JPH09102627A - 光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置

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JPH09102627A
JPH09102627A JP7259623A JP25962395A JPH09102627A JP H09102627 A JPH09102627 A JP H09102627A JP 7259623 A JP7259623 A JP 7259623A JP 25962395 A JP25962395 A JP 25962395A JP H09102627 A JPH09102627 A JP H09102627A
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region
electric field
photoelectric conversion
type
conversion device
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JP7259623A
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English (en)
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Hiraki Kozuka
開 小塚
Shigetoshi Sugawa
成利 須川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非単結晶半導体からなるリーチスルー型の光
電変換装置において、キャリア増倍領域と電荷注入阻止
層の界面欠陥に起因する暗電流を低減することが可能
な、新規な構造の光電変換装置を提供する。 【構成】 少なくとも光吸収領域103、第1導電型領
域104、キャリア増倍領域105、第2導電型の電荷
注入阻止領域107から成るリーチスルー型アバランシ
ェフォトダイオードにおいて、前記キャリア増倍領域1
05と前記電荷注入阻止領域107との間に、前記第2
導電型の電荷注入阻止領域107よりも不純物濃度が小
さく、かつ第2導電型を有する電界緩和領域106を設
けたことを特徴とする光電変換装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非単結晶半導体を用
いた光電変換装置、特にアバランシェ増倍を用いた増幅
型の光電変換装置に関わるものである。
【0002】
【従来の技術】非単結晶半導体を用いたPIN構造、ま
たはショットキ構造の光電変換素子は広く一般に知られ
ており、その中でも特にシリコンを主体とする非晶質半
導体や微結晶半導体は低温で作製可能であり、かつ大面
積化が容易であることから1次元ラインセンサや積層型
固体撮像素子の光電変換部材として用いられている。
【0003】また、さらなる高感度化を目的として、非
単結晶半導体中のアバランシェ現象を利用した増幅型の
光電変換装置もいくつか提案されている。
【0004】例えば、非単結晶半導体のヘテロ接合のエ
ネルギー段差による衝突イオン化を利用した増幅型の光
電変換装置、及び積層型固体撮像装置が本発明者らによ
り特開昭3−278482号公報に提案されている。
【0005】また、IEEE Transaction
s on Electron Device,vol.
37,No.8,August 1990 pp180
4には光吸収領域と増倍領域の間にp型半導体を設け、
かつ増倍領域を非晶質Si/非晶質SiCの多層構成と
したリーチスルー型の非晶質アバランシェフォトダイオ
ードが提案されている(図15)。
【0006】同様に、Jpn.J.Appl.Phy
s.vol.32,(1993)ppL39−L41
Part2,No.1A/B,15 Jan1993に
は非晶質Siからなる光吸収領域と増倍領域の間にp型
半導体を設け、かつ正孔の電荷注入を制御する目的で電
荷注入阻止層であるn型半導体と金属電極との間に非晶
質SiNを設けたリーチスルー型の非晶質アバランシェ
フォトダイオードが提案されている(図16)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、図15、図16に示した従来のリーチスルー型の光
電変換装置においては暗電流抑制が非常に困難であると
いう問題を有している。これは、従来の構成においては
キャリア増倍領域でアバランシェ増倍を引き起こすため
に、キャリア増倍領域には例えば7×105 (V/c
m)(Jpn.J.Appl.Phys.vol.3
2,(1993))もの強電界を印加する必要があり、
この強電界によって増倍領域/電荷注入阻止層の界面欠
陥からキャリアが生成され、暗電流の原因となっている
からである。
【0008】従って、図15に示した構造ではキャリア
増倍領域のi型a−Siと電荷注入阻止領域であるn+
型a−Siとが接しており、上述した、増倍領域/電荷
注入阻止層に起因する暗電流が問題となる。
【0009】また、図16に示した構造においては、電
極からの正孔注入を阻止する目的で電極とn+a−Si
との間にa−SiNを設けているが、この構造に関して
もキャリア増倍層とn+a−Siとの界面に起因する暗
電流は問題となる。
【0010】一方、界面欠陥を低減する目的で、例えば
水素プラズマ処理やアニールといった作成プロセスにお
ける手法も広く一般に知られているが、これらの手法を
用いても、キャリア増倍領域とn+型a−Siの界面近
傍は必然的に高電界が印加されるような構成となるため
暗電流低減には不十分であった。
【0011】この界面欠陥に起因する暗電流は電界に対
して指数関数的に増加するため、界面欠陥を低減すると
ともに、この界面欠陥が存在する部分の電界を緩和する
ことが暗電流低減に対して最も効果的であると考えられ
る。
【0012】[発明の目的]本発明は上記事情に基づい
てなされたもので、その目的とするところは上述の非単
結晶半導体からなるリーチスルー型の光電変換装置にお
いて、キャリア増倍領域と電荷注入阻止層の界面欠陥に
起因する暗電流を低減することが可能な、新規な構造の
光電変換装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の問題を解決するた
めに、本発明は、少なくとも光吸収領域、第1導電型領
域、キャリア増倍領域、第2導電型電荷注入阻止領域か
ら成るリーチスルー型アバランシェフォトダイオードに
おいて、前記キャリア増倍領域と前記電荷注入阻止領域
との間に前記第2導電型電荷注入阻止領域よりも不純物
濃度が小さい第2導電型領域を設けたことをその手段と
する。
【0014】尚、ここでいうリーチスルー構成とは、光
吸収領域とキャリア増倍領域を有し、かつ前記光吸収領
域とキャリア増倍領域との間に電界分布をコントロール
するための不純物添加された半導体領域が存在する構成
と定義する。
【0015】
【発明の実施の形態】
[実施形態及び作用]以下に図1、及び図2を用いて本
発明の光電変換装置の実施態様例、及びその作用につい
て説明する。
【0016】図1は本発明の光電変換装置の断面構造の
概略図、図2は本発明の光電変換装置の逆バイアス時の
模式的なエネルギー帯図である。
【0017】101は電極、102は電子注入阻止領
域、103は光吸収領域、104はp型領域、105は
キャリア増倍領域、106は電界緩和領域、107は正
孔電荷注入阻止領域、108は電極、109は基体であ
る。
【0018】101の電極としては例えばITO、Zn
O、SnO2 、また半透明の金属電極など、光透過性を
有する一般的な電極を用いることができ、その膜厚は1
00〜10000A程度で、抵抗率や光の透過率を考慮
して決定することができる。
【0019】102の電子注入阻止領域は、この実施態
様例の場合はp型半導体、例えばp型非晶質Si、p型
非晶質SiC、p型微結晶Si等の単層膜、または多層
膜等を用いることができるが、103の光吸収領域と1
01の電極とのショットキ接合において電子に対して十
分なショットキバリアを有する場合には、この電子注入
阻止領域は省略してもかまわない。この電子注入阻止領
域の膜厚は光吸収係数と光吸収領域に印加される電界と
を考慮してその膜厚が決定されるが、具体的には100
0A以下が好ましい。
【0020】103は光吸収領域で、例えば非晶質S
i、非晶質SiGe、非晶質SiC等が好適であり、検
出される光の波長に合わせてそのバンドギャップを調整
することができる。当然のことながら、この光吸収領域
は一定のバンドギャップを有する必然性はなく、例えば
連続的にバンドギャップが変化する構成、ヘテロ接合を
有するような構成であっても構わない。この光吸収領域
において検出されるべき光の大部分が吸収されるのが好
ましい。従って、この光吸収領域の膜厚は検出されるべ
き光に対する光吸収係数を考慮して決定できるが、おお
よその目安としては1000A〜10μ程度である。
【0021】104のp型領域は電極間に印加された電
圧を103の光吸収領域と105の増倍領域に所望の電
圧が印加できるように印加電圧を分配する機能を有して
おり、この実施態様例の場合においてはp型、即ち正の
空間電荷が存在する半導体領域となっている。具体的に
はp型非晶質Si、p型非晶質SiC、p型微結晶S
i、など、p型の非単結晶半導体を用いることができ、
その不純物濃度は所望の電界分布が得られるように設計
することができる。定性的には、不純物濃度が大きいほ
ど、光吸収領域と増倍領域に印加される電界の比は大き
くなる。
【0022】105のキャリア増倍領域は103の光吸
収領域で生成された光キャリアをアバランシェ増倍する
機能を有する。このキャリア増倍領域は、例えば非晶質
Si、非晶質SiGe、非晶質SiC等の単層膜の他
に、図1に示されるような多層膜、または連続的に組成
が変化するようなグレーデット膜、さらには本発明者ら
によって特開平3−278482号公報に提案されてい
るようなステップバック構造を有する増倍領域のいずれ
でもかまわないが、特に、増倍率制御、低ノイズ、低電
圧駆動という特性が要求される場合にはステップバック
構造を用いるのが好ましい。
【0023】107の正孔注入阻止領域はこの実施態様
例の場合、高濃度にドープされたn型半導体、例えばn
型非晶質Si、n型非晶質SiC、n型非晶質SiN、
n型微結晶Si、n型単結晶Si等が好適である。この
正孔注入阻止領域は電極からの正孔注入が十分に阻止で
きる程度の不純物濃度、及び膜厚があればよく、具体的
には不純物濃度として1018〜1020(個/cm3 )程
度、膜厚として500〜10000A程度が好ましい。
【0024】108の電極は例えばAl、Cr、Ti、
W等の金属、及び化合物を用いることができるが、例え
ば単結晶半導体上に本発明の光電変換装置を積層して形
成される固体撮像装置などの場合には、この電極は無く
てもかまわない。
【0025】続いて本発明の最大の特徴である106の
電界緩和領域について説明する。
【0026】106の電界緩和領域の目的は105のキ
ャリア増倍領域と107の正孔注入阻止領域との間の電
界を緩和し暗電流を低減することにある。この実施態様
例においては、電界緩和領域は少なくともn型半導体を
含み、具体的にはn型非晶質Si、n型微結晶Si等の
n型非単結晶半導体の単層だけでなく、n型非晶質Si
/i型非晶質Si等の積層構成、多層構成を用いること
ができる。また、正孔注入阻止領域側からキャリア増倍
領域側へ連続的に不純物濃度が減少するような構成でも
よい。
【0027】この電界緩和領域を用いることによって、
従来の構造であるキャリア増倍領域/正孔注入阻止領域
接合は、本発明によるキャリア増倍領域/電界緩和領域
/正孔注入阻止領域という接合形態となるわけである。
本発明においても当然のことながらキャリア増倍領域に
は所望の電界を印加する必要があるが、本発明の場合
は、キャリア増倍領域に用いている材料と正孔注入阻止
領域に用いている材料の中間的な材料を電界緩和領域と
して用いることができるため、キャリア増倍領域/電界
緩和領域界面は従来よりも低欠陥化が可能となる。これ
を具体的な一例を用いて説明する。例えばキャリア増倍
領域がi型非晶質Si層、電界緩和領域がn−型非晶質
Si層、正孔注入阻止領域がn+非晶質Si層とする。
従来形態においてはi型非晶質Si/n+型非晶質Si
界面に高電界を印加する構成であるが、n+型非晶質S
iは高濃度にリンをドープしているため接合界面で欠陥
を生じやすく、電界印加に伴い暗電流が増加する。
【0028】一方、本発明においては高電界が印加され
るi型非晶質Si/n−型非晶質Si界面はn−型非晶
質Siにドープされるリンの量はn+型非晶質Siより
も少なく、従って接合界面はi型非晶質Si/n+型非
晶質Siよりも低欠陥になる。そして、このn−非晶質
Si中に存在する正の空間電荷によってn−非晶質Si
/n+非晶質Si界面の電界を従来よりも低減でき、結
果として暗電流低減に絶大な効果が得られるわけであ
る。
【0029】ここで、この電界緩和領域を用いることに
より、電界緩和領域と正孔注入阻止領域との接合界面近
傍の電界がどの程度緩和できるかを具体的に示す。
【0030】図17はキャリア増倍領域に106 (V/
cm)の電界が印加されているとき、電界緩和領域と正
孔注入阻止領域との接合界面近傍の電界と、電界緩和領
域の不純物濃度と膜厚の積との関係を示したものであ
る。なお、ここでは電界緩和領域として一様なn型半導
体を想定している。
【0031】図17の”×”は不純物濃度がゼロ、即ち
従来の構成における電界であり、当然のことながら、キ
ャリア増倍領域と電荷注入阻止領域との界面近傍の電界
はキャリア増倍領域の電界と等しくなっている。図17
から、本発明における電界緩和領域の不純物濃度と膜厚
の積を大きくすることで、電界緩和領域と正孔注入阻止
領域との接合界面近傍の電界を低減できることがわか
る。例えば、電界を5×105 (V/cm)程度に設定
したい場合には、不純物濃度と膜厚の積を約3.3×1
12(コ/cm2 )に設定すればよいことがわかる。
尚、不純物濃度と膜厚との積が大きいほど界面の電界は
小さくなるが、不純物濃度が大きくなりすぎると当然の
ことながら膜質も低下するので、暗電流低減の効果がな
くなるので、具体的には不純物濃度と膜厚の積が5×1
11〜5×1012(コ/cm2 )程度が好ましい。
【0032】なお、ここでいう微結晶とは、数十Aから
数百Aの粒径を示す微少な結晶粒が単独で存在する構造
または非晶質中に混在した構造と定義する。ここで結晶
粒径は、X線回折法及びラマン分光法等により求めるこ
とができる。
【0033】さらに、これまで述べてきた実施態様例は
本発明のほんの一例であり、本発明はこの実施態様例に
制限されるものではない。
【0034】
【実施例】
[実施例1]以下、実施例を用いて本発明の光電変換装
置の一具体例を説明する。
【0035】図3は本発明における実施例の光電変換装
置の断面構造図、図4は逆バイアス時の模式的なエネル
ギー帯図である。
【0036】201はITO、202はp+型非晶質S
i、203はi型非晶質Si、204はp型非晶質S
i、205はi型非晶質Si、206はn型非晶質S
i、207はn+型非晶質Si、208はCr、209
はガラスである。
【0037】最初にガラス基体209上にスパッタリン
グ法を用いてCr電極208を形成する。続いてプラズ
マCVD法を用いてn+型非晶質Si207、n型非晶
質Si206、i型非晶質Si205、p型非晶質Si
204、i型非晶質Si203、p型非晶質Si202
を連続的に形成する。
【0038】ここで、n+型非晶質Si207は原料ガ
スとしてSiH4 、H2 、PH3 を用い、SiH4 とP
3 の比は、PH3 /SiH4 =10-2である。また、
膜厚は1000Aとした。
【0039】n型非晶質Si206はn+型非晶質Si
と同様の原料ガスを用いるが、このn型非晶質Si層の
場合、SiH4 とPH3 の比は、PH3 /SiH4 =1
-4、膜厚は300Aである。キャリア増倍領域である
i型非晶質Si205の膜厚は1000A、光吸収領域
であるi型非晶質Si203の膜厚は6000Aであ
り、これらは原料ガスとしてSiH4 とH2 を用いて形
成している。また、p型領域であるp型非晶質Si20
4の膜厚は500A、電子注入阻止層であるp+型非晶
質Siの膜厚は500Aであり、これらは、原料ガスと
してSiH4 、H 2 、B26 を用いて形成している。
【0040】プラズマCVD法を用いてこれらの非晶質
半導体領域を形成したのち、スパッタリング法を用いて
ITO201を形成し、最後にフォトリソグラフィ法で
ITO201、p+型非晶質Siをパターニングして素
子分離を行って図3に示すような本発明の光電変換装置
を得ることができる。
【0041】ここで、比較例として、本実施例における
電界緩和領域のn型非晶質Si206の代わりにi型非
晶質Siを用いたサンプル、即ち従来技術による光電変
換装置を作成し、本実施例と比較した。本実施例、及
び、従来技術において、増倍率が10倍となる電圧を印
加したときの暗電流は本実施例の方が約1桁小さく、本
発明の有効性が実証された。尚、光応答特性、ガンマ特
性は両者とも差異はみられなかった。
【0042】[実施例2]以下、図5、図6を用いて本
発明の他の具体例を説明する。
【0043】本実施例は電界緩和領域として、不純物濃
度、材料組成を連続的に変化させた例である。
【0044】図5は本発明における実施例の光電変換装
置の断面構造図、図6は逆バイアス時の模式的なエネル
ギー帯図である。
【0045】201はITO、302はp+型非晶質S
iC、203はi型非晶質Si、304はp型非晶質S
i、205はi型非晶質Si、306はn型非晶質Si
N→i型非晶質Si組成変化層、307はn+型非晶質
SiN、208はCr電極、209はガラス基体であ
る。
【0046】最初にガラス基体209上にスパッタリン
グ法を用いてCr電極208を形成する。続いてプラズ
マCVD法を用いてn+型非晶質SiN307、n型非
晶質SiN→i型非晶質Si組成変化層306、i型非
晶質Si205、p型非晶質SiC304、i型非晶質
Si203、p型非晶質SiC302を連続的に形成す
る。
【0047】ここで、n+型非晶質Si207は原料ガ
スとしてSiH4 、H2 、PH3 、NH3 を用い、膜厚
は800A、禁制帯幅は2.0eVである。
【0048】n型非晶質SiN→i型非晶質Si組成変
化層306はn+型非晶質SiNと同様の成膜条件から
原料ガスのうちNH3 とPH3 を連続的に減少させてi
型非晶質Siの条件まで変化させる。この実施例におい
てはn型非晶質SiN→i型非晶質Si組成変化層30
6の膜厚は500Aであり、禁制帯幅は2.0eVから
1.7eVまで変化することになる。キャリア増倍領域
であるi型非晶質Si205の膜厚は2000A、光吸
収領域であるi型非晶質Si203の膜厚は8000A
であり、これらの原料ガスとしてSiH4 とH2 を用い
て形成している。また、p型領域であるp型非晶質Si
C304の膜厚は600A、禁制帯幅は1.9eV、電
子注入阻止層であるp+型非晶質SiCの膜厚は300
A、禁制帯幅は2.1eVであり、これらは、原料ガス
としてSiH4 、H2 、B26、CH4 を用いて形成
している。
【0049】プラズマCVD法によりこれらの非晶質半
導体領域を形成したのち、スパッタリング法を用いてI
TO201を形成し、最後にフォトリソグラフィ法でI
TO201、p+型非晶質SiC302をパターニング
して素子分離を行い図5に示すような本発明の光電変換
装置を得ることができる。
【0050】ここで、比較例として、本実施例における
電界緩和領域のn型非晶質SiN→i型非晶質Si30
6の代わりにi型非晶質Siを用いたサンプル、即ち従
来技術による光電変換装置を作成し、本実施例と比較し
た。本実施例、及び、従来技術において、増倍率が30
倍となる電圧を印加したときの暗電流は本実施例の方が
約1/2と小さく、本発明の有効性が実証された。
【0051】[実施例3]本実施例は本発明者らがすで
に特開平3−278482号公報で提案しているステッ
プバック構造層をキャリア増倍領域として用いた例を示
す。
【0052】図7は本実施例の光電変換装置の断面構造
図、図8は本実施例の光電変換装置の逆バイアス印加時
のエネルギー帯図である。
【0053】最初にn+c−Si基体407上に容量結
合型プラズマCVD装置を用いて電界緩和領域であるn
型非晶質Si206を300A、キャリア増倍領域40
5を1500A、第1電界調整層であるp型微結晶Si
404を200A、光吸収層である非晶質Si203を
6000A、電子注入阻止層であるp+型微結晶SiC
402を500Aを連続的に形成する。
【0054】ここでキャリア増倍領域405はグレーデ
ット層4051を3段積層した構造を有し、このグレー
デット層4051は非晶質SiCから非晶質SiGeへ
と連続的な禁制帯幅を有するように炭素とシリコン、ま
たはゲルマニウムとシリコンの組成比を連続的に変化さ
せた構造となっており、その膜厚は500Aである。従
って、このキャリア増倍領域における最小禁制帯幅Eg
1は非晶質SiGeの禁制帯幅である1.5eV、最大
禁制帯幅Eg2は非晶質SiCの禁制帯幅である2.2
eVとなる。
【0055】このキャリア増倍領域405は以下に示す
方法で作製する。原料ガスにはSiH4 、GeH4 、C
4 、H2 、O2 を用い、おのおの独立したマスフロー
コントローラー(以下、MFCと略す)で流量制御をし
て成膜室に供給する。さらに、このMFCはコンピュー
タにより制御され、所望の禁制帯幅のプロファイルを得
ることができるようにガス流量を調節することが可能で
ある。まず最初に原料ガスとして、SiH4 、CH4
2 を用いて堆積を始め、堆積を始めると同時にCH4
の流量を、一定の割合で減少させる。CH4 の流量が0
になったらば、今度はGeH4 を一定の割合で増加させ
る。そして、グレーデット層4051が所望の膜厚に達
したら放電を停止させる。すなわち、所望の組成変化層
の膜厚に対して所望の禁制帯幅のプロファイルが得られ
るようにGeH4 及びCH4 の流量を制御するわけであ
る。
【0056】上述のようにn型非晶質Si206、キャ
リア増倍領域405、p型微結晶Si404、i型非晶
質Si203、p+型微結晶SiCを連続的に作製した
のち、透明電極としてITO201をスパッタリング方
により形成し、最後にフォトリソグラフィー法で画素分
離を行い本実施例の構成を得ることができる。
【0057】[実施例4]本実施例は電界緩和領域がn
型半導体とi型半導体の積層構造を有する光電変換装置
である。
【0058】図9は本実施例の光電変換装置の断面構造
図、図10は本実施例の光電変換装置の逆バイアス印加
時のエネルギー帯図である。
【0059】最初にガラス基体209上にCr電極20
8を形成し、続いて容量結合型プラズマCVD装置を用
いて正孔注入阻止層であるn+型非晶質Si208を1
000A、電界緩和領域506となるi型非晶質Si5
062とn型非晶質Si5061をおのおの300Aづ
つ形成し、さらにキャリア増倍領域405を1500
A、第1電界調整層であるp型非晶質Si204を50
0A、光吸収層である非晶質Si203を6000A形
成する。プラズマCVD法で半導体領域を形成したの
ち、電子注入阻止機能を有するショットキ電極としてP
t電極501を電子ビーム蒸着法で100A形成し、本
実施例の光電変換装置が実現できる。
【0060】本実施例においては電界緩和領域をi型/
n型の構成としているが、本発明は本実施例のように単
層の積層だけではなく、多層積層であっても構わない。
【0061】[実施例5]本実施例はMOSトランジス
タを形成した半導体回路基板上に本発明の光電変換装置
を積層した積層型固体撮像装置である。
【0062】図11は本実施例の光電変換装置の断面構
造図である。
【0063】p型単結晶シリコン基板601にチャネル
ストッパとなるp+領域、及びソースとなるn領域60
2、ドレインとなるn領域603を形成する。尚、60
2のn領域は蓄積容量も兼ねている。続いてゲート酸化
膜、ゲート電極となるポリシリコンを形成し、層間絶縁
膜堆積後、ドレイン領域にコンタクト孔を開けて読み出
し電極604を形成、さらに層間絶縁膜を堆積しソース
領域にコンタクト孔を開けて第1画素電極605を形成
し、続いて層間絶縁膜を堆積して平坦化を行い、第1画
素電極に接続する第2画素電極606を形成する。その
後、プラズマCVD法を用いて正孔注入阻止層となるn
+型微結晶Si607、電界緩和領域となるn型非晶質
Si608を堆積し、その後、フォトリソグラフィ法を
用いてn型非晶質Si608、n+型微結晶Si60
7、第2画素電極606を順次パターニングすることに
より素子分離を行う。続いて再びプラズマCVD法を用
いてキャリア増倍層609、第1電界調整層となるp型
非晶質Si610、光吸収層となるi型非晶質Si61
1、及び電子注入阻止層となるp型微結晶Si612連
続的に堆積する。ここでキャリア増倍層609について
は、非晶質SiCから非晶質SiGeへと連続的な禁制
帯幅を有するように炭素とシリコン、またはゲルマニウ
ムとシリコンの組成比を連続的に変化させたグレーデッ
ト層を5層積層した構造であり、詳細は実施例3と同様
である。キャリア増倍層、第1電界調整層、光吸収層、
電子注入阻止層を連続的に作製したのち、最後に透明電
極としてITO201をスパッタリング法により形成
し、本発明の構成を得ることができる。
【0064】[実施例6]本実施例は半導体回路基板と
してバイポーラ型固体撮像装置を用い、その上に本発明
の光電変換装置を光導電膜として積層した例である。
【0065】図12は本実施例の受光部付近の概略的断
面図、図13は1画素の等価回路図、図14は本装置全
体の等価回路、及びブロック等価回路図である。
【0066】図12においてp型シリコン基板701上
にエピタキシャル成長によりコレクタ領域となるp−層
702が形成され、その中にnベース領域703、更に
p+エミッタ領域704が形成されバイポーラトランジ
スタを構成している。このnベース領域は隣接画素と分
離されており、また水平方向に隣接するnベース領域と
の間には酸化膜705を挟んでゲート電極706が形成
されている。従って隣接するnベース領域703を各々
ソース・ドレイン領域としてpチャンネルMOSトラン
ジスタが構成されている。ゲート電極706はnベース
領域703の電位を制御するためのキャパシタとしても
働いている。
【0067】更に、絶縁層707を形成した後、エミッ
タ電極708を形成する。その後、絶縁層709を形成
して平坦化を行う。続いて絶縁層707,709、及び
酸化膜705をエッチングしてnベース領域に接続する
画素電極710を形成する。
【0068】次に、高周波プラズマCVD法により、正
孔注入阻止層となるn+型非晶質Si207を形成し、
さらに電界緩和領域となるn型非晶質Si206、キャ
リア増倍層405、第1電界調整層となるp型非晶質S
i204、光吸収層となるi型非晶質Si203、及び
電子注入阻止層となるp型非晶質Si202を連続的に
堆積する。ここでキャリア増倍層405については、非
晶質SiCから非晶質SiGeへと連続的な禁制帯幅を
有するように炭素とシリコン、またはゲルマニウムとシ
リコンの組成比を連続的に変化させたグレーデット層を
3層積層した構造であり、詳細は実施例3と同様であ
る。そして最後に透明電極としてITO201をスパッ
タリング法により形成し、本発明の構成を得ることがで
きる。また、コレクタ電極716は基板701の裏面に
オーミック接続されている。
【0069】従って、1画素の等価回路は図13のよう
に結晶シリコンで構成されるバイポーラトランジスタ7
31のベースにnチャンネルMOSトランジスタ732
とキャパシタ733、及び光電変換素子734が接続さ
れ、ベースに電位を与えるための端子735とnチャン
ネルMOSトランジスタ732、及びキャパシタ733
を駆動するための端子736とセンサ電極737とエミ
ッタ電極738、コレクタ電極739とで表される。
【0070】図14は図12、図13に示した1画素セ
ル740を3×3の2次元マトリックス配置した回路構
成図である。同図において1画素セル740のコレクタ
電極741は全画素にそれぞれ設けられ、センサ電極7
42も全画素にそれぞれ設けられている。また、NMO
Sトランジスタのゲート電極、及びキャパシタ電極は行
ごとに駆動配線743,743’,743”と接続さ
れ、垂直シフトレジスタ(V.S.R)744と接続さ
れている。また、エミッタ電極は列ごとに信号読みだし
のための垂直配線746,746’,746”と接続さ
れている。垂直配線746,746’,746”はそれ
ぞれ垂直配線の電荷をリセットするためのスイッチ74
7,747’,747”と読みだしスイッチ750,7
50’,750”に接続されている。リセットスイッチ
747,747’,747”のゲート電極は垂直リセッ
トパルスを印加するための端子748に共通接続され、
また、ソース電極は垂直ラインリセット電圧を印加する
ための端子749に接続されている。読みだしスイッチ
750,750’,750”のゲート電極はそれぞれ配
線751,751’,751”を介して水平シフトレジ
スタ(H.S.R)752に接続されており、またドレ
イン電極は水平読み出し配線753を介して出力アンプ
757に接続されている。水平読みだし配線753は水
平読みだし配線の電荷をリセットするためのスイッチ7
54に接続されている。
【0071】リセットスイッチ754は水平配線リセッ
トパルスを印加するための端子755と水平配線リセッ
ト電圧を印加するための端子756に接続される。そし
てアンプ出力757の出力は端子758から取り出され
る。
【0072】以下図12、図14を用いて動作を簡単に
説明する。
【0073】図12の光吸収層203で入射された光が
吸収され、発生したキャリアが増倍層405で増倍され
ベース領域703内に蓄積される。図14の垂直シフト
レジスタから出力される駆動パルスが駆動配線743に
現れるとキャパシタを介してベース電位が上昇し1行目
の画素から光量に応じた信号電荷が垂直配線746,7
46’,746”にそれぞれ取り出される。
【0074】次に水平シフトレジスタ752から走査パ
ルスが751,751’,751”に順次出力される
と、スイッチ750,750’,750”が順にON、
OFF制御され、信号がアンプ757を通して出力端子
758に取り出される。この際リセットスイッチ754
はスイッチ750,750’,750”が順番にON動
作する間にON状態となり、水平配線753の残留電荷
を除去している。
【0075】次に垂直ラインリセットスイッチ747,
747’,747”がON状態となり垂直配線746,
746’,746”の残留電荷除去される。そして垂直
シフトレジスタ744から駆動配線743に負方向のパ
ルスが印加されると1行面の各画素のnMOSトランジ
スタがON状態となり、各画素のベース残留電荷が除去
され初期化される。
【0076】次に垂直シフトレジスタ744から出力さ
れる駆動パルスが駆動配線743’に現れ、2行目の画
素信号が同様に取り出される。
【0077】次に3行面の画素の信号電荷の取り出しも
同様に行われる。
【0078】以上の動作を繰り返すことにより本装置は
動作する。
【0079】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、電
荷注入阻止領域と同じ導電型で、かつ電荷注入阻止領域
よりも不純物濃度が小さい電界緩和領域を新たに設け、
キャリア増倍領域/電界緩和領域/電荷注入阻止領域と
いう接合形態とすることにより、キャリア増倍領域に用
いている材料と電荷注入阻止領域に用いている材料の中
間的な材料を電界緩和領域として用いることができるた
め、キャリア増倍領域/電界緩和領域界面は従来よりも
低欠陥化が可能となる。
【0080】また、この電界緩和領域により、キャリア
増倍領域と電荷注入阻止領域との間の電界を緩和し、界
面欠陥に起因する暗電流を低減することが可能となる効
果が得られる。
【0081】従って、本発明の光電変換装置により、低
暗電流の増倍型光電変換装置や、積層型固体撮像装置等
の供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光電変換装置の実施態様例における断
面構造図である。
【図2】本発明の光電変換装置の実施態様例における逆
バイアス時の模式的なエネルギー帯図である。
【図3】本発明の光電変換装置の第1実施例における断
面構造図である。
【図4】本発明の光電変換装置の第1実施例における逆
バイアス時の模式的なエネルギー帯図である。
【図5】本発明の光電変換装置の第2実施例における断
面構造図である。
【図6】本発明の光電変換装置の第2実施例における逆
バイアス時の模式的なエネルギー帯図である。
【図7】本発明の光電変換装置の第3実施例における断
面構造図である。
【図8】本発明の光電変換装置の第3実施例における逆
バイアス時の模式的なエネルギー帯図である。
【図9】本発明の光電変換装置の第4実施例における断
面構造図である。
【図10】本発明の光電変換装置の第4実施例における
逆バイアス時の模式的なエネルギー帯図である。
【図11】本発明の光電変換装置の第5実施例における
断面構造図である。
【図12】本発明の光電変換装置の第6実施例における
断面構造図である。
【図13】本発明の光電変換装置の第6実施例における
1画素の等価回路図である。
【図14】本発明の光電変換装置の第6実施例における
回路構成図である。
【図15】従来の光電変換装置における断面構造図、及
び逆バイアス時のエネルギー帯図である。
【図16】従来の光電変換装置における断面構造図、及
び逆バイアス時のエネルギー帯図である。
【図17】本発明に用いる電界緩和領域の不純物濃度と
膜厚の積に対する、電界緩和領域/電荷注入素子領域界
面近傍の電界を示したグラフである。
【符号の説明】
101 透明電極 102 電子注入阻止領域 103 光吸収領域 104 p型領域 105 キャリア増倍領域 106 電界緩和領域 107 正孔注入阻止領域 108 電極 109 基体 110 ITO 202 p+型非晶質Si 203 i型非晶質Si 204 p型非晶質Si 205 i型非晶質Si 206 n型非晶質Si 207 n+型非晶質Si 208 Cr電極 209 ガラス基体 302 p+型非晶質SiC 304 p型非晶質Si 306 n型非晶質SiN→i型非晶質Si組成変化
層 307 n+型非晶質SiN 402 p+型微結晶SiC 404 p型微結晶Si 405 キャリア増倍領域 4051 グレーデット層(非晶質SiC→非晶質S
iGe組成変化層) 407 n+型単結晶Si基体 501 Pt電極 506 電界緩和領域 5061 n型非晶質Si 5062 i型非晶質Si 601 p型単結晶Si基板 602 n型ソース領域 603 n型ドレイン領域 604 信号読みだし電極 605 第1画素電極 606 第2画素電極 607 n+型微結晶Si 608 n型非晶質Si 609 キャリア増倍層 610 p型非晶質Si 611 i型非晶質Si 612 p型微結晶Si 701 p+型単結晶Si基体 702 p−層 703 nベース領域 706 ゲート電極 707 絶縁層 708 エミッタ電極 709 絶縁層 710 画素電極 716 コレクタ電極 731 バイポーラトランジスタ 732 NチャンネルMOSトランジスタ 733 キャパシタ 734 光電変換装置 735 端子 736 端子 737 センサ電極 738 エミッタ電極 739 コレクタ電極 740 1画素セル 741 コレクタ電極 742 センサ電極 743,743’,743” 駆動配線 744 垂直シフトレジスタ(V.S.R) 746,746’,746” 垂直配線 747,747’,747” リセットスイッチ 750,750’,750” 読みだしスイッチ 748 端子 749 端子 751,751’,751” 配線 752 水平シフトレジスタ(H.S.R) 753 水平読みだし配線 754 リセットスイッチ 755 端子 756 端子 757 アンプ 758 端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光吸収領域、第1導電型領
    域、キャリア増倍領域、第2導電型の電荷注入阻止領域
    から成るリーチスルー型アバランシェフォトダイオード
    において、 前記キャリア増倍領域と前記電荷注入阻止領域との間
    に、前記第2導電型の電荷注入阻止領域よりも不純物濃
    度が小さく、かつ第2導電型を有する電界緩和領域を設
    けたことを特徴とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】 前記第1導電型はp導電型、上記第2導
    電型はn導電型であることを特徴とする請求項1に記載
    の光電変換装置。
  3. 【請求項3】 前記光吸収領域、第1導電型領域、キャ
    リア増倍領域、第2導電型領域は非単結晶半導体から成
    ることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  4. 【請求項4】 前記電界緩和領域の第2導電型領域と前
    記電荷注入阻止領域との間に、i型領域を設けたことを
    特徴とする請求項3に記載の光電変換装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリア増倍領域は、最小禁制帯幅
    Eg1及び最大禁制帯幅Eg2なる禁制帯幅を交互に備
    え、かつ両禁制帯幅の間でその禁制帯幅が連続的に変化
    する構造になる1層あるいは複数層で構成されることを
    特徴とする請求項3又は4に記載の光電変換装置。
  6. 【請求項6】 前記最小禁制帯幅Eg1は、非晶質シリ
    コン、または非晶質シリコンゲルマニウムからなり、前
    記最大禁制帯幅Eg2は非晶質シリコンカーバイトから
    成ることを特徴とする請求項5に記載の光電変換装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6936806B1 (en) 1999-11-05 2005-08-30 Minolta Co., Ltd. Photoelectric conversion device and solid-state image sensing device using the same
WO2009125688A1 (ja) * 2008-04-11 2009-10-15 ローム株式会社 光電変換装置およびその製造方法、および固体撮像装置
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JPWO2020188959A1 (ja) * 2019-03-20 2021-10-14 株式会社ジャパンディスプレイ 検出装置

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