JPH05145110A - 光電変換装置及びその駆動方法 - Google Patents

光電変換装置及びその駆動方法

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JPH05145110A
JPH05145110A JP3332787A JP33278791A JPH05145110A JP H05145110 A JPH05145110 A JP H05145110A JP 3332787 A JP3332787 A JP 3332787A JP 33278791 A JP33278791 A JP 33278791A JP H05145110 A JPH05145110 A JP H05145110A
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JP3332787A
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Ihachirou Gofuku
伊八郎 五福
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 傾斜バンドギャップの繰り返し構造を有する
APDを搭載した光電変換装置において、ニー特性を有
する蓄積動作が可能で、広ダイナミックレンジ、好感度
で、かつ低電圧駆動できる光電変換装置及び駆動方法を
実現する。 【構成】 電子を増倍するキャリア増倍部612は、単
数又は複数の傾斜バンドギャップ層からなり、上記傾斜
バンドギャップ層は、最小禁制帯幅Eg2及び最大禁制
帯幅Eg3 を内部に備え、かつ両者が接するように配置
されてヘテロ接合を形成し、さらに両端にEg2 <Eg
4 <Eg3 なるEg4 の禁制帯幅を備えて、前記禁制帯
幅Eg2 、Eg3 の両方の領域から、前記Eg4 との間
で、禁制帯幅が連続的に変化し、かつ上記ヘテロ接合を
形成する部分の内、少なくとも上記最小禁制帯幅Eg2
の部分が、高濃度のp型半導体612bであることを特
徴とする光電変換装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光電変換装置及びその駆
動方法に関し、より詳細には、電荷蓄積動作時に、ニー
特性を有する光電変換装置の駆動電圧低減化を実現する
光電変換装置及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ,デジタル複写機,
イメージリーダー、或はビデオカメラなどの画像情報処
理装置の普及に伴って、フォトセンサを一次元に配列し
た長尺ラインセンサや、二次元に配列したエリアセンサ
が多用されている。
【0003】これらに用いられる光電変換素子としては
CCDやBASIS(BAse Stored Ima
ge Senser)、MOS型その他種々の形態の固
体撮像素子が一般的であるが、近年、画像の高品位化に
従い、素子のより高密度高集積化が進み、その結果、画
素の開口率の低下、信号電荷転送系の雑音の増大などに
よりS/N比の確保が充分にできなくなってきた。
【0004】これに対し、球面レンズの利用や、アモル
ファスシリコンなどの材料を用いた光電変換素子をCC
Dなどの上に積層する形態(特開昭49−91116ほ
か)などが開発され、入射光の有効利用が図られてきて
いるが、転送系の雑音に関しては依然大きな問題であっ
た。
【0005】そこで、次に光信号を光電変換素子の内部
で増幅し、転送系の雑音を相対的に低くするという、ア
バランシェ・フォト・ダイオード(APD)の利用が考
案されてきた(信学技報Vol.86 No.208
’86)。APDは一般的には光通信の分野で広く用
いられており、数十倍から数百倍の出力増幅が可能であ
り、これよりAPDの撮像装置への応用が実現できれ
ば、S/N比の充分な向上が期待できるわけである。
【0006】しかしながら、ショットキー,PN,PI
Nなど一般に撮像装置に用いられる光電変換素子と比べ
て、APDはその駆動方法が大きく異なるために、撮像
装置への本格的な応用が阻まれてきたのである。
【0007】具体的には、通常光通信分野で用いられる
APDは、素子の2端子間に高電圧を印加し、キャリア
の電界加速によってアバランシェ増倍を誘起するもので
あるため、数十から数百ボルトという非常に大きな電圧
を必要とし、固体撮像素子の駆動電源としては異常なも
のになる。
【0008】さらにアバランシェ増倍は電界強度に強く
依存するため、固体撮像装置の一般的な駆動方法である
電荷蓄積モードでの利用を考えると、入力の光強度に対
し直線的な出力が得られる領域が存在しない。
【0009】このため電荷蓄積部分に付加容量を設け、
電荷蓄積に伴う電界強度の変化を抑えて入出力の直線性
の確保を図る(ITEJ Technical Rep
ort Vol.11,No.28,pp67〜72)
という改良手段が考案されてきたが、厳密には出力信号
分の電圧変化に応じて入出力の直線性が損なわれるし、
依然高電圧の電源を要するという問題は残されたままで
ある。
【0010】そこで、アバランシェ増倍を起こさせる領
域として傾斜型バンドギャップを組み合わせ、ヘテロ接
合部分でキャリア増倍の促進を図る構成(特開昭58−
157179など)が考案されている。
【0011】この方法によると、キャリアのイオン化に
必要なエネルギーはヘテロ接合部のエネルギー段差で与
えられるため、電荷蓄積に伴う電源電圧の変化によって
増倍率が変動することはない。また増倍層に印加する電
圧は各傾斜バンドギャップ層を空乏化させる程度で良い
ので、具体的には各傾斜層に1〜2Vで傾斜層の数だけ
の電圧を印加すれば良い。例えば傾斜層が5段で各層2
V印加とすると、合計10Vの電圧で充分である。
【0012】しかしながら、上記のような光電変換装置
では、電荷蓄積動作において素子への実効印加バイアス
が変動しても、キャリア増倍率が変化しないという、入
出力の直線性が安定に得られることを最優先しているた
め、印加バイアスなどの駆動条件によってはダイナミッ
クレンジが低下することの補償はなされていない。
【0013】そこで、最大バンドギャップ層と最小バン
ドギャップ層との間の、ヘテロ接合部の一方側または両
方側に、高濃度不純物層を配することによって、電荷蓄
積動作においてニー特性を持たせ、高感度、広ダイナミ
ックレンジの光電変換装置、及びその駆動方法の実現を
図ろうとしている。
【0014】ところが、一般に空乏層の中に不純物添加
層を含ませると、空乏化に要する電圧は大きくなるの
で、できるだけ印加電圧の大きさを抑えるような工夫を
しなければ、低電圧駆動の思想から外れてしまうという
問題があった。以下、簡単に説明する。
【0015】図5は、従来の光電変換装置の構造を示す
エネルギーバンド図であり、図5(a)図は素子構成と
して3段のキャリア増倍部をもつAPDのゼロバイアス
時のエネルギーバンド図である。同図において、Eg1
は所要の禁制帯幅を示し、Eg2 は最小禁制帯幅、Eg
3 は最大禁制帯幅を示すものであり、またV0 は、Eg
2 の材料の電子親和力χ2 とEg3 の材料の電子親和力
χ3 の差(χ2 −χ3)のエネルギーである。
【0016】また、図5(b)はキャリア増倍を起こす
のに必要なバイアスを印加した時のエネルギーバンドを
表わす図であり、図において、Eion は、キャリアのイ
オン化エネルギー、またV0 は、Eg2 の材料の電子親
和力χ2 とEg3 の材料の電子親和力χ3 の差(χ2
χ3 )のエネルギーを表わし、VDAは上記V0 に電界加
速分のエネルギー段差を加えたエネルギーを表わすもの
であり、VDA≧EION≧V0の関係となっている。
【0017】また図6は、図5に示した光電変換装置の
電流−電圧特性を示す図である。
【0018】図5の例では、キャリア増倍を行なう傾斜
バンドギャップ層間のヘテロ接合部における伝導帯のバ
ンドオフセットエネルギーが、ゼロバイアスの時点で最
小バンドギャップ部のイオン化エネルギーに満たないた
め、最小禁制帯幅部に高濃度のn型ドープをし、素子へ
のバイアス印加を進めたときに電界集中をおこして電子
のイオン化が起こるようにしている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の、電子の増倍を前提としたAPDにおいて、最
小禁制帯幅部に高濃度のn型ドープをし、高濃度のn型
半導体としたAPDでは、14〜15Vで量子効率1に
相当する電流が流れ始めた後、2,4,8倍の増倍がお
こるまで、その後約20,40,60Vの電圧を追加し
ていかなければならない。これは、従来、電界加速のA
PDで問題と言っていた電圧に匹敵するような高い値と
なるものであり、実用的な条件とは言えない。
【0020】すなわち、電子の増倍を前提とし、傾斜バ
ンドギャップ層の繰り返し構造を有するAPDにおい
て、印加バイアスなどの駆動条件によってダイナミック
レンジが低下しないように、最大禁制帯幅層と最小禁制
帯幅層との間のヘテロ接合部に、高濃度n型半導体を配
した従来の光電変換装置は、駆動電圧が高電圧になって
しまうという解決すべき課題があった。
【0021】(発明の目的)本発明は、このような従来
の課題を解決するものであり、電子の増倍を前提とし、
傾斜バンドギャップの繰り返し構造を有するAPDを搭
載した光電変換装置において、ニー特性を有する蓄積動
作が可能で、かつできるだけの低電圧動作を実現する、
光電変換装置の構造と駆動条件を提案することを、目的
とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、電荷注入阻止層間に配置され
た所要の禁制帯幅Eg1 を有する光吸収層と、単数又は
複数の傾斜バンドギャップ層を含むキャリア増倍部とを
有して構成される光電変換部を有し、かつ、上記傾斜バ
ンドギャップ層は、最小禁制帯幅Eg2 及び最大禁制帯
幅Eg3 を内部に備え、かつ両者が接するように配置さ
れてヘテロ接合を形成し、さらに両端にEg2 <Eg4
<Eg3 なるEg4 の禁制帯幅を備えて、前記禁制帯幅
Eg2 、Eg3 の両方の領域から、前記Eg4 との間
で、禁制帯幅が連続的に変化し、かつ上記ヘテロ接合部
での伝導帯のエネルギー段差が価電子帯のエネルギー段
差より大きい構造を持つ光電変換装置において、上記ヘ
テロ接合を形成する部分の内、少なくとも上記最小禁制
帯幅Eg2 の部分が、高濃度のp型半導体であることを
特徴とする光電変換装置を提供するものである。
【0023】また、上記光電変換装置の上記光吸収層と
キャリア増倍部の両端に印加されるバイアスVV を、上
記光吸収層側で低い電位とし、さらにその値を、禁制帯
幅が最大値から最小値に不連続に変化するヘテロ接合部
での伝導帯のエネルギー段差:EC OFF 、光吸収層の膜
厚:dp 、キャリア増倍部の膜厚:dA 、傾斜バンドギ
ャップ層一層の膜厚:dGRD int 、高濃度不純物添加さ
れた最大禁制帯幅をもつ層一層の膜厚:dEG2 dop 、及
び最大禁制帯幅を持つ層と最小禁制帯幅を持つ層のヘテ
ロ接合部の数:nによって、 で与えることによって、実用的な駆動条件を実現する。
【0024】
【作用】本発明によれば、電子の増倍を前提とし、傾斜
バンドギャップの繰り返し構造を有するAPDを搭載し
た光電変換装置において、傾斜バンドギャップ層の最小
禁制帯幅Eg2 部分と、最大禁制帯幅Eg3 部分とのヘ
テロ接合部で、少なくとも最小禁制帯幅部分を、高濃度
のP型半導体層とすることにより、電荷蓄積動作におい
てニー特性を持つことができ、ダイナミックレンジの拡
大を図ることができる。
【0025】また、素子に印加するバイアスVV を、光
吸収層側で、キャリア増倍部側よりも低く、また上記の
数式を満足するVV とすることにより、従来より低電圧
で駆動することができる。これについては、以下に詳し
く説明する。
【0026】印加電圧VV が大きくならないようにする
ためには、膜厚の大きな光吸収層に大きな電界がかから
ないようにすることを、第一に考えなければならない。
【0027】ここで、電子の増倍を前提とすると、光吸
収層からキャリア増倍部に電子を流し込むためには、光
吸収層側をキャリア増倍部側より低い電位にしなければ
ならない。即ち、負の電圧を光吸収層側の端子に印加す
る必要があるが、この場合には電圧を大きくして不純物
層を空乏化させると、不純物がドナーの場合、光吸収層
側で電界が強くなり、アクセプターの場合、キャリア増
倍部側で電界が強くなる。
【0028】つまり本発明に示す通り、不純物をアクセ
プターとし、半導体の型をp型とすると、光吸収層にか
かる電界が小さくなり、素子の印加電圧を小さくするこ
とができる。
【0029】次に、本光電変換素子に印加するビデオバ
イアスVV の大きさを見積もるために、各層にかかる電
圧を以下に示す。
【0030】ただし、以下の数式において、各記号は、
C OFF:禁制帯幅が最大値から最小値に不連続に変化
するヘテロ接合部での伝導帯のエネルギー段差、dp
光吸収層の膜厚、dA :キャリア増倍部の膜厚、dGRD
int :傾斜バンドギャップ層一層の膜厚、dEG2 dop
高濃度不純物添加された最大禁制帯幅をもつ層一層の膜
厚、n:最大禁制帯幅を持つ層と最小禁制帯幅を持つ層
のヘテロ接合部の数(不純物層の数)、k:1〜n、光
吸収層側から数えた不純物層の位置、NI :不純物濃
度、Eg:所要の禁制帯幅、Eg2 :最小禁制帯幅、E
3 :最大禁制帯幅、ε:誘電率、q:電気量、VV
素子の印加電圧、を表わすものとする。
【0031】まず、不純物層の数がn個あるとき、光吸
収層に最も近い不純物層がちょうど空乏化したときにか
かる電圧は、それぞれの層でVHkとすると、 また、各不純物層の端部における電界強度EDkは、 で与えられる。この電界がk番目の傾斜バンドギャップ
層にも加えられるので、傾斜バンドギャップ層全層にか
かる電圧VAIは、 ここで、不純物濃度NI は、 で設定される。
【0032】さらに、不純物層の空乏化の前に、傾斜バ
ンドギャップ層を空乏化するのに必要な電圧が重畳され
ると考えると、重畳分の電圧は、増倍層分VAI DEPが、 VAI DEP=n・Ec OFF 光吸収層に分配される分VP DEP が、 VP DEP =VAI DEP・(dP /dA ) となり、合計VDEP は、 VDEP =n・EC OFF ・((dP +dA )/dA ) …(3) で与えられる。この結果、素子の印加電圧VV
(1),(2),(3)の和となるが、(1)の割合が
小さいとみることができるので、 で与えられる値を印加すれば、最低限の駆動電圧が決め
られる。
【0033】よって、本発明の手段を用いることによ
り、電荷蓄積動作においてニー特性を持ち、かつ低電圧
駆動の可能な光電変換装置を提供することが可能にな
る。
【0034】(実施態様例)以下に本発明の実施態様例
を説明する。
【0035】図1(a)は、本発明の光電変換装置の一
実施態様例の断面構造図であり、同図において、602
は基板600上に形成されたスイッチ素子としてのMO
Sのソースまたはドレインであり、604はそのドレイ
ンである。また611はホールブロッキング層(電荷注
入阻止層)、612はキャリア増倍部、613は光吸収
層、614は電子ブロッキング層(電荷注入阻止層)、
616は上部電極、615はパッシベーション層であ
る。またキャリア増倍部612は3層の612a、61
2b、612cで構成され、光吸収層613と光電変換
部を構成している。更に本例では、3層のキャリア増倍
部612を構成する612b層は、高濃度のp型層とな
っている。
【0036】このような本発明の実施態様例の基板とし
ては、絶縁性基板、半導体基板、金属基板などいずれで
も良く、基板上に形成する膜の堆積温度や処理のための
酸、アルカリ、溶剤などに耐性のあるものであれば良
い。例えば絶縁性基板では、ガラス、石英、セラミック
スおよびそれらの上にスイッチ素子、走査素子などを形
成したものが多く用いられる他、耐熱樹脂フィルムなど
も用いられる。また半導体基板ではスイッチ素子、アン
プ、走査素子など信号処理回路を作り込んだものが使わ
れるが、信号処理回路の代表的なものにはCCD,MO
S型,BBD,BASIS(特開昭60−12759、
特開昭60−12760)などがあり、いずれを用いて
も構わない。
【0037】次に電極膜としては、一方の側は光入射の
ために透光性電極が用いられるが、その種類としては数
10Å〜数100Åの膜厚の金属膜や、SnO2 ,IT
O,ZnO2 ,IrOx などの導電性金属酸化膜が用い
られる。またもう一方の側の電極膜としては、主として
金属膜が用いられるが、抵抗率、化学的性質など要求す
る条件に合せて選べば良い。
【0038】次に光導電性膜及びキャリア増倍部として
は、本発明に対しては価電子制御の可能な半導体が対象
となり、主としてテトラヘドラル系(IV族)の半導体
か、III −V族の化合物半導体が用いられる。IV族の半
導体には、Ge,Si,C、及びそれらの複合体である
SiGe,SiC,SiGeCと、さらにSiN,Si
O,SiSnなどがある。
【0039】半導体の構造としては、i層部(非ドープ
または微量ドープ層)に対しては結晶、多結晶、微結
晶、非晶質いずれでも良い。ここで微結晶とは、非晶質
中に数10〜数100Åの結晶粒を含み、結晶化率が数
10〜100%近くまでになっている構造のことをい
う。
【0040】価電子制御のために添加される不純物とし
ては、N型制御にはV族物質、P型制御にはIII 族の物
質が使われる。V族ではP,As,Sb,Bi、III 族
ではB,Al,Ga,In,Taのいずれを用いても良
い。
【0041】多結晶または微結晶構造の高濃度不純物層
の作成は、主としてプラズマCVD法、光CVD法、熱
CVD法、uW−CVD法、LP−CVD法、常圧CV
D法など種々のCVD法や、スパッタ法などで行なわれ
るが、その結晶粒径はパワー、基板温度、光量、圧力、
ガスフローレートなどの条件を選んで制御される(条件
を決める際の結晶粒径の評価は、X線回折法のほかTE
Mなどによる直接観察法で行なわれる。)。
【0042】III −V族の半導体には、AlGaAsS
b,InAsSb,InGaAsSbや、InGaAl
Asや、InAsPSb,InGaAsSbや、AlG
aPなどがある。価電子制御にはN型制御にはVI族物
質、P型制御にはII族の物質が使われる。VI族ではS,
Se,Te,Po、II族ではBe,Mg,Ca,Sr,
Ba,Ra,Zn,Cd,Hgのいずれを用いても良
い。
【0043】ヘテロ接合部において、オフセットエネル
ギーの不足を補うため、電界集中を起こすための不純物
添加層については、膜厚と不純物添加量を以下のように
決めれば良い。
【0044】膜厚は、利用する材料について、増倍を行
なうキャリアの平均自由行程程度に決めてやれば良い。
またこれに応じて傾斜バンドギャップ層単層の膜厚も決
まり、ヘテロ接合部の不純物添加層膜厚の3倍以上にす
れば良く、望ましくは10〜20倍程度にすれば良い。
【0045】不純物添加量は、不純物層が完全空乏化し
たときにかかる電圧が、オフセットエネルギーの不足分
より大きくなるように決定される。即ち、以下のように
決められる。
【0046】 (ただし、ε:不純物層の誘電率、N:不純物濃度、χ
3 :最大禁制帯幅を持つ層の電子親和力、χ2 :最小禁
制帯幅を持つ層の電子親和力、Eion :キャリアのイオ
ン化エネルギー、d:不純物層の膜厚、)である。な
お、上式において、添え字3,2はそれぞれワイドギャ
ップ、ナロウギャップに対応するものである。
【0047】
【実施例】図1に本発明の実施例による光電変換装置の
断面構造(a)、及び光電変換素子部のゼロバイアス時
のエネルギーバンド図(b)、及びキャリア増倍を起こ
すのに必要なバイアスを印加した時のエネルギーバンド
図(c)を示す。
【0048】また、図4は本発明の光電変換装置の製作
工程を示す断面工程図である。
【0049】最初に、図4の製作工程(a)〜(f)に
沿って本実施例の光電変換装置を説明する。
【0050】先ず、通常のMOSプロセス技術により、
MOSトランジスタで構成した、走査用IC基板を製作
する(a)。
【0051】続いて光電変換素子を積層形成するため
に、基板表面平坦化の工程を行なう。これにはまず、工
程(a)で引き出し電極608を形成したあと、SiO
2 膜609を8000Å堆積し、さらに通常のフォトレ
ジストをスピンコートして表面を平坦な形状とする。そ
の後、RIEでエッチバックして、平坦性を保ったまま
電極608の頂部を露出させる(b)。
【0052】このあと、通常のスパッタ法により、Cr
を2000Å堆積し、続いて通常のフォトリソ工程によ
って所望の形状にして、画素電極610を形成する
(c)。その後、試料を容量結合型プラズマCVD装置
内にセットし、SiH4 ガスを60SCCM、H2 ガス
で10%に希釈されたPH3 ガスを20SCCM前記装
置内に導入し、ガスの全圧0.2Torrで約5.5分
高周波放電を行ない、a−Si:Hのn型高濃度不純物
層よりなるホールブロッキング層611を約1000Å
の厚さに堆積した。このとき、基板温度は300℃、放
電パワー密度は約0.2W/cm2 であった。
【0053】引き続き前記CVD装置において、SiH
4 ガスを60SCCMから6SCCMへ、GeH4 ガス
を0SCCMから54SCCMに、連続的に変化させ、
基板温度300℃、ガスの全圧0.2Torr、高周波
パワー密度約0.5W/cm2 の条件で、2.8分間高
周波放電を行ないa−SiGe:Hの傾斜バンドギャッ
プ層612aを約500Åの厚さに堆積した(堆積プロ
セス1)。
【0054】つぎに、前記CVD装置において、SiH
4 ガスを6SCCM、GeH4 ガスを54SCCM、H
2 ガスで10%に希釈されたB26 ガスを6SCCM
導入し、基板温度300℃、ガスの全圧0.2Tor
r、高周波パワー密度約0.5W/cm2 の条件で、3
4秒間高周波放電を行ないa−SiGe:Hのp型層6
12bを約100Åの厚さに堆積した(堆積プロセス
2)。
【0055】引き続き前記CVD装置において、SiH
4 ガス流量を24SCCMから60SCCMへ、CH4
ガス流量を36SCCMから0SCCMへ漸時変化さ
せ、基板温度300℃、ガスの全圧0.3Torr、高
周波パワー密度約0.2W/cm2 の条件で約4.7分
間かけて放電を行ない、a−SiC:Hの傾斜バンドギ
ャップ層612cを約500Åの厚さに堆積した(堆積
プロセス3)。
【0056】このあと、堆積プロセス1〜3を2回繰り
返し、傾斜バンドギャップ層を合計3層形成する。
【0057】続いて前記CVD装置でSiH4 ガス流量
を30SCCM、H2 ガス流量を30SCCMに設定
し、基板温度300℃、ガスの全圧0.3Torr、高
周波パワー密度約0.2W/cm2 の条件で約75分間
放電を行ない、厚さ約8000Åの光吸収層613を形
成した。引き続きSiH4 ガス流量を24SCCM、H
2 ガスで10%に希釈されたB26 ガスを20SCC
M、CH4 ガス流量を36SCCM導入し、他の堆積条
件は堆積プロセス2と同一にして約4.7分間放電を行
ない厚さ約500Åのブロッキング層614を形成した
(d)。
【0058】その後、半導体層611〜614を所望の
形状にパターニングして、素子のアイソレーションを行
なった(e)。
【0059】ついで、試料を別の容量結合型プラズマC
VD装置にセットし、H2 ガスで10%に希釈されたS
iH4 ガスを10SCCM、99.99%のNH3 ガス
を100SCCM導入し、基板温度300℃、ガスの全
圧0.4Torr、高周波パワー密度約0.01W/c
2 の条件で約60分間放電を行ない、厚さ約3000
ÅのSiHX膜による保護層615を形成した。この
後、保護層615にスルーホールを開け、スパッタ法に
より厚さ700ÅのITO膜616を形成し、光電変換
装置とした(f)。
【0060】図1は、このようにして製作された本実施
例の光電変換装置を示す図であり、本実施例では、ヘテ
ロ接合部での伝導帯のエネルギー段差が価電子帯のエネ
ルギー段差よりも大きい構造となっており、電子の増倍
を前提とするキャリア増倍部612を有している。
【0061】図1(b)は、このようにして製作された
本実施例の光電変換装置のエネルギーバンド図であり、
従来例の図6と同様に、Eg1 は所要の禁制帯幅を示
し、Eg2 は最小禁制帯幅、Eg3 は最大禁制帯幅を示
し、V0 は(Eg2 の材料の電子親和力χ2 とEg3
材料の電子親和力χ3 の差のエネルギー(χ2 −χ3
を示している。
【0062】図1(b)の本発明の光電変換装置は、図
5(a)の従来例と同様に3段の傾斜バンドギャップ層
がヘテロ接合した構造となっているが、図5(a)の従
来例のエネルギーバンド図では、Eg2 部分がn型、E
3 部分がi型であったところが、本発明の光電変換装
置のエネルギーバンド構造ではEg2 がp型、Eg3
i型であるところが異なる点であり、本発明の特徴とな
っている点である。
【0063】また図1(c)は、そのバイアス印加時を
示す図であり、光吸収部Eg1 の部分に加わる電界が相
対的に弱まり、素子全体に印加するバイアスが低減され
るような効果が得られる。
【0064】また図2は、素子構成として、図1に示す
ように3段のキャリア増倍部をもつAPDの電流−電圧
特性を示す図である。図2に示されるように、イオン化
開始電圧1Vionlをこえる付近で、急激に量子効率2に
相当する電流が流れ始め、その後、Vion2,Vion3付近
から量子効率4,8に相当する電流が階段的に流れ出
す。
【0065】また図3は、本素子に前記Vion3以上のバ
イアスを印加して、蓄積動作を行なったときの入出力の
関係を示す。図3に示されるように、本実施例では、出
力は、ある光量を越えると、入力に対する傾きが変化
し、電流電圧特性の段差に応じた数だけ傾きが緩くなっ
て飽和に至るという変化を示す。上記のような出力飽和
特性は、いわゆるニー(Knee)特性といわれるもの
と近似的にみなすことができ、本特性を利用してダイナ
ミックレンジの拡大を図ることができる。
【0066】即ち、対象とする光量域の境界を飽和特性
の始まる点に重ねてやれば、ダイナミックレンジはニー
特性を持たない場合に比べて、増倍率と同程度だけ(本
説明例では、8倍程度)、拡大される。
【0067】次に、上述のようにして製作した本実施例
の光電変換装置を、できるかぎり低電圧で駆動する方法
について、本発明の方法を以下に説明する。
【0068】前述したように、上記光電変換装置の光吸
収層とキャリア増倍層の両端に印加されるバイアス電圧
V は、 (ただし、上式において、EC OFF :禁制帯幅が最大値
から最小値に不連続に変化するヘテロ接合部での伝導帯
のエネルギー段差、dp :光吸収層の膜厚、dA :キャ
リア増倍層の膜厚、dGRD int :傾斜バンドギャップ層
一層の膜厚、dEG2 dop :高濃度不純物添加された最大
禁制帯幅をもつ層一層の膜厚、n:最大禁制帯幅を持つ
層と最小禁制帯幅を持つ層のヘテロ接合部の数)を満足
することが必要である。
【0069】本実施例の場合、上記各パラメータは、
(Eg2 =1.2,Eg3 =2.5,EV OFF =0.
2,EC OFF =1.1)として、dp =8000Å,d
A =3000Å,dGRD int =1000Å,dEG2 dop
=100Å,n=3,となり、これらパラメータを上式
(4)に当てはめて計算すると、 となるため、バイアス電圧(ビデオ電圧)VV として、
30Vを印加すれば、上記の式を満足できることにな
る。
【0070】そこで、上記のプロセスにて形成された光
電変換装置に、ビデオ電圧VV として、光吸収層側がキ
ャリア増倍層側より低電圧となるようにするとともに、
30Vを印加したところ、前記光電変換装置の表面照度
が約300ルックスとなるあたりで、出力にニー特性が
見られはじめ、約2000ルックスで飽和し、約95d
Bのダイナミックレンジが得られた。
【0071】また、感度は通常のPN、PIN、ショッ
トキーなどの素子を用いたときの8倍であり、高感度、
広ダイナミックレンジの動作が確認された。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子の増倍を前提とし、傾斜バンドギャップの繰り返し
構造を有するAPDを搭載した光電変換装置において、
一方の上記傾斜バンドギャップ層の最小禁制帯幅Eg2
部分と、他方の上記傾斜バンドギャップ層の最大禁制帯
幅Eg3 部分とのヘテロ接合部で、少なくとも最小禁制
帯幅Eg2 をもつ部分を、高濃度のP型半導体層とする
ことにより、電荷蓄積動作においてニー特性を持つこと
ができ、ダイナミックレンジの拡大、高感度化を図るこ
とができる。
【0073】また、素子に印加するバイアスVV を、光
吸収層側でキャリア増倍層側よりも低く、また本発明の
バイアスVV の条件式を満足するVV とすることによ
り、従来より低電圧で駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の光電変換装置の構造及びエネ
ルギーバンド図。
【図2】図1の実施例の光電変換装置の電流−電圧特
性。
【図3】図1の実施例の光電変換装置の電荷蓄積動作を
行なった際の入出力特性を示す図。
【図4】本発明の実施例の光電変換装置の製造工程を示
す。
【図5】従来の手法により形成された光電変換素子の構
造を示すエネルギーバンド図。
【図6】図5の従来の光電変換装置の電流−電圧特性を
示す図である。
【符号の説明】
600 基板 601 画素分離領域(p+ 型不純物打ち込み部) 602 スイッチMOSソース、ドレイン(n+ 型不
純物打ち込み部)(スイッチ素子) 603 ゲート絶縁膜 604 ゲート電極 605 層間絶縁膜 606 信号転送電極 607 層間絶縁膜 608 読み出し電極 609 平坦化層 610 画素電極 611 ホールブロッキング層(電荷注入素子層) 612 キャリア増倍部ユニット 613 光吸収層 614 電子ブロッキング層(電荷注入素子層) 615 パッシベーション層 616 上部電極(透明電極)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷注入阻止層間に配置された所要の禁
    制帯幅Eg1 を有する光吸収層と、単数又は複数の傾斜
    バンドギャップ層を含むキャリア増倍部とを有して構成
    される光電変換部を有し、 かつ、上記傾斜バンドギャップ層は、最小禁制帯幅Eg
    2 及び最大禁制帯幅Eg3 を内部に備え、かつ両者が接
    するように配置されてヘテロ接合を形成し、さらに両端
    にEg2 <Eg4 <Eg3 なるEg4 の禁制帯幅を備え
    て、前記禁制帯幅Eg2 、Eg3 の両方の領域から、前
    記Eg4 との間で、禁制帯幅が連続的に変化し、 かつ、上記ヘテロ接合部での伝導帯のエネルギー段差が
    価電子帯のエネルギー段差より大きい構造を持つ光電変
    換装置において、 上記ヘテロ接合を形成する部分の内、少なくとも上記最
    小禁制帯幅Eg2の部分が、高濃度のp型半導体である
    ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光電変換装置の駆動方
    法において、 上記光電変換装置の光吸収層とキャリア増倍部の両端に
    印加されるバイアス電圧VV を、上記光吸収層側で上記
    キャリア増倍層側よりも低い電位として駆動することを
    特徴とする光電変換装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 上記光電変換装置の光吸収層とキャリア
    増倍部の両端に印加されるバイアス電圧VV として、 (ただし、上式において、 EC OFF :禁制帯幅が最大値から最小値に不連続に変化
    するヘテロ接合部での伝導帯のエネルギー段差、 dp :光吸収層の膜厚、 dA :キャリア増倍部の膜厚、 dGRD int :傾斜バンドギャップ層一層の膜厚、 dEG2 dop :高濃度不純物添加された最大禁制帯幅をも
    つ層一層の膜厚、 n:最大禁制帯幅を持つ層と最小禁制帯幅を持つ層のヘ
    テロ接合部の数)で与えられる電圧を印加して駆動する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置の駆動
    方法。
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