JP2017030331A - スライドコア装置 - Google Patents

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泉 市川
彰 有田
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Abstract

【課題】コア案内部をスライドコア側から挿入されるボルトで支障なく固定できるスライドコア装置を提供する。【解決手段】スライドコア装置5は、スライドコア6を、キャビティ4を形成する成形位置S2と退避位置S1との間で移動自在に案内するコア案内部7と、スライドコア6に設けられてスライドコア6を成形位置S2から退避位置S1に向けて付勢する付勢機構16とを備える。付勢機構16は、スライドコア6の成形位置S2側の端面17から突出部18を突出させ、第1金型1の押当て面19に押し当てることにより前記付勢を行うものであり、コア案内部7は、その案内条溝部14の底面15に設けられた座ぐり穴28を介して挿入されるボルト32で第1金型1に固定される。【選択図】図1

Description

本発明は、成形用の金型に設けられるスライドコアを備え、該スライドコアを駆動させるスライドコア装置に関する。
このようなスライドコア装置として、従来、金型の可動型側の分割面に固定され、金型の開閉方向と交差するスライド方向に沿ってスライドコアを案内するコア案内部を備えたものが知られている。コア案内部は、スライドコアに形成された被案内部に係合してスライドコアを上記スライド方向に案内する溝状のレール部を備え、このレール部により、スライドコアを、成形用のキャビティを形成する成形位置と、そこから離れた退避位置との間で移動し得るように案内する。(例えば、特許文献1参照)
特許文献1のスライドコア装置では、金型を開くときにスライドコアが重力によって退避位置から成形位置に戻るのを防止するために、成形位置から退避位置に向けてスライドコアを付勢する付勢機構が設けられる。付勢機構は、コア案内部において上記スライド方向に延在する案内孔と、案内孔内において上記スライド方向に移動自在に設けられた移動体と、移動体に弾性力を付与する弾性体とを備える。
コア案内部には、案内孔からスライドコアに向けて貫通し、かつ上記スライド方向に延在する長穴が設けられる。この長穴には、基端部が移動体に固定され、先端部がスライドコアに向けて突出する突出ピンが挿通される。弾性体は、移動体及び突出ピンを介してスライドコアに作用する弾性力によってスライドコアを退避位置の方向に付勢するように案内孔内に設けられる。スライドコアには、上記スライド方向に延在し、突出ピンの先端部が係合するとともに、一端部が突出ピンを係止するストッパとして機能し、他端部がコア案内部の端面に達する溝状の凹部が設けられる。
案内孔、長穴等をスライドコア側に設けて突出ピンをコア案内部側に突出させ、溝状の凹部をコア案内部側に設ける場合もある。この場合、金型の可動型に対するコア案内部の固定は、コア案内部に対してスライドコア側からボルトを挿入し、可動型の雌ねじに螺合させることによって行うこともできるとされている。ボルトの頭部は、コア案内部のレール部の底面に設けられた座ぐり穴に収容される。
これによれば、コア案内部を金型の分割面側から着脱できるので、金型を射出成形機から取り外すことなくコア案内部を交換して成形能率等の向上を図ることができるとされている。
特許第3846448号公報
しかしながら、特許文献1のスライドコア装置では、案内孔等をスライドコア側に設け、溝状の凹部をコア案内部側に設ける場合でも、実際問題として、コア案内部を、スライドコア側からボルトを挿入して可動型に固定するのが困難な場合がある。すなわち、コア案内部のレール部の底面には溝状の凹部が存在するので、該底面に座ぐり穴を設けるのが困難な場合がある。
具体的には、コア案内部側に突出している突出ピンが緩んだ場合、突出ピンの先端が座ぐり穴やボルトと干渉して、スライドコアのスムーズな移動の障害になる恐れがある。また、突出ピンが緩んで座ぐり穴や溝状の凹部に落ちて動作不良となる恐れがある。
本発明の目的は、かかる従来技術の問題点に鑑み、コア案内部をスライドコア側から挿入されるボルトで支障なく固定できるスライドコア装置を提供することにある。
第1発明に係るスライドコア装置は、第1方向に開閉する第1金型及び第2金型のうちの第1金型上で、該第1方向と交差する第2方向に駆動されるスライドコアと、前記スライドコアを、前記第2方向に沿って、前記第1金型及び第2金型とともに成形用のキャビティを形成する成形位置とそこから離れた退避位置との間で移動自在に案内するように前記第1金型に固定されるコア案内部と、前記第2金型に固定されたカム部であって、前記第1方向の開放及び閉塞に伴って前記第1金型に対して相対的に移動するときに、閉塞時には前記成形位置に向かう方向の力を付与して前記スライドコアを前記成形位置に位置させ、開放時には前記退避位置に向かう方向の力を該スライドコアに付与するカム面を有するものと、前記スライドコアに設けられ、該スライドコアを前記成形位置から前記退避位置に向けて付勢する付勢機構とを備え、前記スライドコアは前記コア案内部側に突出して前記第2方向に延在する凸条部を有し、前記コア案内部は、前記凸条部を前記第2方向に案内する溝状で底面を有する案内条溝部を有し、前記付勢機構は、前記スライドコアの前記成形位置側の端面から前記第2方向に沿って突出する突出部と、前記第1金型における前記退避位置の方向に向いた押当て面に対して前記突出部を押し当てることにより前記スライドコアを前記退避位置に向けて付勢する押圧機構とを備え、前記案内条溝部の底面には、ボルトの頭部が配置される座ぐり穴が設けられ、前記第1金型に対する前記コア案内部の固定は、該コア案内部に対して前記案内条溝部側から前記座ぐり穴を介して挿入される前記ボルトで行われることを特徴とする。
第1発明では、スライドコアを付勢する付勢機構はスライドコアに設けられており、押圧機構によってスライドコアの退避位置側の端面から突出する突出部を第1金型の押当て面に押し当てることにより、スライドコアを成形位置から退避位置に向けて付勢する。したがって、従来のスライドコア装置で設けられていた、コア案内部とスライドコアとの間に突出するピンや、これと協働するコア案内部の溝状の凹部が不要となる。
したがって、第1発明によれば、何らの支障もなく、コア案内部の案内条溝部の底面に座ぐり穴を設け、座ぐり穴を介して挿入されるボルトでコア案内部を第1金型に固定することができる。
これにより、第1金型及び第2金型が開放した状態において、スライドコアをコア案内部から取り外すだけで、コア案内部を固定するボルトを、第1金型及び第2金型の分割面側から操作できるので、コア案内部の第1金型への取付け及び取外しを容易に行うことができる。
また、コア案内部は、その案内条溝部の底面から第2金型までの部材の厚さとして、座ぐり穴の高さと、そこに収容されるボルトの頭部を保持する強度を確保できる厚さがあれば足りるので、コア案内部の第1方向の寸法を減少させることができる。
また、コア案内部近傍の第1金型内に冷却用の水穴が存在する場合でも、コア案内部を固定するボルトが第1金型側から挿入されないので、容易にその水穴とボルトとの干渉を回避した構成を採用することができる。
第2発明に係るスライドコア装置は、第1発明において、前記押圧機構は、前記スライドコアに設けられ、前記突出部を前記第2方向に案内する案内孔と、前記突出部の基端側及び前記案内孔の出口側に設けられ、相互に当接して該突出部の突出量を規制する突出量規制部と、前記案内孔の底部と前記突出部の基端部との間に配置され、該突出部を突出方向に付勢する付勢部材とを備えることを特徴とする。
これによれば、案内孔と付勢部材により、押圧機構を簡単に構成することができる。また、突出量規制部により突出部の突出量が規制されるので、突出部や付勢部材をスライドコアから離脱させることなく、スライドコアをコア案内部から取り外すことができる。したがって、スライドコア等のメンテナンス時には、突出部や付勢部材を紛失することなく、容易にメンテナンスを行うことができる。
第3発明によれば、ボールプランジャにより退避位置に位置決めさているスライドコアをボールプランジャの押圧力に抗して退避位置方向に引き抜くことにより、スライドコアを容易にコア案内部から取り外すことができる。
第3発明に係るスライドコア装置は、第1又は第2発明において、前記コア案内部には、前記案内条溝部の底面から突出して該スライドコアを前記退避位置に位置決めするためのボールプランジャが設けられ、前記案内条溝部は、前記コア案内部の前記退避位置側の端面に到るまで設けられていることを特徴とする。
これによれば、退避位置に位置決めされたスライドコアを成形位置と反対の方向に引き抜くだけで、容易にコア案内部から取り外すことができる。
第4発明に係るスライドコア装置は、第1〜第3発明において、前記カム部は、前記第1方向と前記第2方向とに交差する第1カム駆動面と、これと反対側に向いた第2カム駆動面とを有し、前記スライドコアは、前記第1金型及び前記第2金型が閉塞するときに前記第1カム駆動面からの力を受けて前記スライドコアを前記成形位置に位置させる第1従動面と、前記第1金型及び前記第2金型が開放するときに前記第2カム駆動面からの力を受けて前記スライドコアに前記退避位置に向かう方向の力を付与するための第2従動面とを備えることを特徴とする。
これによれば、油圧シリンダ等を使用することなく簡単な構成でスライドコアを第1金型及び第2金型の開閉駆動に応じて成形位置と退避位置との間で移動させることができる。したがって、上記のスライドコア及びコア案内部の取付け取外しの容易性を損なうことが無い。
本発明の一実施形態に係るスライドコア装置の金型が開いた状態における断面図である。 図1のスライドコア装置の金型が閉じた状態における断面図である。 図3Aは図1のスライドコア装置のスライドコア本体の正面図であり、図3Bはその右側面図であり、図3Cはその底面図である。 図4Aは図1のスライドコア装置のコア案内部の上面図であり、図4Bはその正面図であり、図4Cはその右側面図である。 図1のスライドコア装置の金型が開いているときの状態を示す斜視図である。 図1のスライドコア装置の金型が閉じているときの状態を示す斜視図である。 図1の一部を拡大して示す断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るスライドコア装置を有する金型の一部の断面図である。図1に示すように、金型は、第1方向D1に開放し及び閉塞する第1金型1及び第2金型2と、第1金型1及び第2金型2とともに成形品3を成形するためのキャビティ4(図2)を形成するスライドコア装置5を備える。ここでは、第1金型1を駆動させることにより、第1金型1及び第2金型2が開閉される。
スライドコア装置5は、第1金型1上で移動されるスライドコア6と、スライドコア6を退避位置S1と成形位置S2(図2)との間で移動自在に案内するコア案内部7と、スライドコア6を退避位置S1と成形位置S2との間で駆動するカム部8とを備える。コア案内部7は、第1金型1に固定される。
スライドコア6は、スライドコア本体9と、その上に六角穴付のボルト10で固定された成形部11とで構成される。スライドコア6が移動される方向は、第1方向D1と直交又は交差する第2方向D2である。
成形位置S2は、図2に示すように、スライドコア6が第1金型1及び第2金型2とともにキャビティ4を形成する位置である。退避位置S1は、図1に示すように、成形位置S2から離れてスライドコア6が退避した位置である。キャビティ4の形成に係る成形部11の第2方向D2に垂直な面は、成形品のアンダーカット部分を成形するための凸部12を有する。
カム部8は、第2金型2に対して六角穴付のボルト13により固定され、第1金型1の第1方向D1への開閉駆動に伴って、スライドコア6から離れた第1位置K1と、スライドコア6を成形位置S2に位置させる第2位置K2(図2)との間で移動する。
このとき、カム部8は、後述するカム面を介して、第2位置K2へ移動する閉塞時には成形位置S2に向かう方向の力を付与してスライドコア6を成形位置S2に位置させ、第1位置K1に移動する開放時には退避位置S1に向かう方向の力をスライドコア6に付与する。
図3に示すように、スライドコア本体9は、コア案内部7側に突出して第2方向D2に延在する凸条部9aを有する。凸条部9aは、断面が凸字形状を有し、第1金型1側の幅が、第2金型2側の幅よりも大きくなっている。
図4に示すように、コア案内部7は、スライドコア6の案内を行うために、凸条部9aを第2方向D2に案内する案内条溝部14を有する。案内条溝部14は溝状の形態を有し、底面15を有する。また、案内条溝部14は、断面が、凸条部9aの断面に適合した形状を有し、コア案内部7の退避位置S1側の端面に到るまで設けられている。これにより、凸条部9aを案内条溝部14に対して退避位置S1側から嵌合させ、案内条溝部14に案内させることができる。
図1に示すように、スライドコア装置5はスライドコア6を成形位置S2から退避位置S1に向けて付勢する付勢機構16を備える。付勢機構16は、金型を開くときにスライドコア6が重力によって成形位置S2に戻るのを阻止することにより、その後の型締め時にスライドコア6とカム部8とが衝突して、これらが破壊するのを防止する。また、付勢機構16は、メンテナンス時に、作業者が誤ってスライドコア6に触れた場合に、スライドコア6が成形位置S2に戻るのを防止する。
付勢機構16は、スライドコア6の成形位置S2側の端面17から突出する突出部18と、第1金型1における退避位置S1の方向に向いた押当て面19に突出部18を押し当てることによりスライドコア6を退避位置S1に向けて付勢する押圧機構20とを備える。
押当て面19は、ここでは、第1金型1の一部としてキャビティ4の形成に関与する可動側入れ子21の第2方向D2に垂直な面により構成される。
図7に示すように、押圧機構20は、スライドコア6に設けられた案内孔22と、突出部の突出量を規制する突出量規制部23と、突出部18を突出方向に付勢する付勢部材としてのスプリングばね24とを備える。案内孔22は、突出部18を第2方向D2に案内する。突出量規制部23は、突出部18の基端側及び案内孔22の出口側に設けられ、相互に当接して突出部18の突出量を規制するものである。
ここでは、突出量規制部23は、突出部18の基端部に設けられたフランジ状部分25と、これより小さい径を有し、案内孔22の出口部に設けられた小径部26とで構成される。小径部26は、突出部18のフランジ状部分25よりも先端側の部分を第2方向D2に摺動自在に支持する。スプリングばね24は、止めねじ27によって閉塞された案内孔22の底部と、突出部18のフランジ状部分25との間に配置される。
図4に示すように、コア案内部7の案内条溝部14の底面15には、ボルトの頭部が配置される座ぐり穴28が設けられる。また、コア案内部7には、座ぐり穴28から底面15と反対側の面にかけて貫通したボルト孔29が設けられる。
図1に示すように、第1金型1のスライドコア6側には可動側型板30が設けられており、可動側型板30上に上述の可動側入れ子21が配置されている。コア案内部7は、可動側入れ子21の上述の押当て面19を構成する第2方向D2に垂直な面と、可動側型板30の段差面31とで画定された凹部に配置され、可動側型板30に固定される。
この固定は、コア案内部7に対して案内条溝部14側から座ぐり穴28を介して挿入される六角穴付きのボルト32で行われる。このとき、ボルト32は、座ぐり穴28からボルト孔29に挿入され、第1金型1を構成する可動側型板30に設けられた雌ねじ33に螺合される。
図4に示すように、コア案内部7には、スライドコア6の案内に際し、案内条溝部14の底面15からボール部34を突出させるボールプランジャ35が設けられる。また、図3に示すように、スライドコア6の凸条部9aの底面15に対向する対向面36には、ボールプランジャ35と協働してスライドコア6を退避位置S1に位置決めするための凹部37が設けられる。
図5に示すように、カム部8は、第1方向D1と第2方向D2とに交差する第1カム駆動面38と、これと反対側に向いた第2カム駆動面39とを有する。スライドコア6は、カム部8が第1位置K1から第2位置K2に移動するときに第1カム駆動面38からの力を受けてスライドコア6を成形位置S2に位置させる第1従動面40と、カム部8が第2位置K2から第1位置K1に移動するときに第2カム駆動面39からの力を受けてスライドコア6に退避位置S1に移動する方向の力を付与する第2従動面41とを備える。なお、図5では、成形部11の図示を省略している。
この構成において、金型が開いた状態のとき、図1に示すように、カム部8は、スライドコア6から第1方向D1に離れた第1位置K1に位置する。また、スライドコア6は、コア案内部7のボールプランジャ35により、退避位置S1に位置決めされている。図5には、このときのカム部8、スライドコア本体9及びコア案内部7の状態が示されている。
この状態において、金型を閉じるために第1金型1が第1方向D1に沿って第2金型2の方への移動が開始されると、これに伴ってカム部8は相対的にスライドコア6の方へ移動し始める。そして、カム部8の第1カム駆動面38がスライドコア6の第1従動面40に達すると、第1カム駆動面38と第1従動面40との摺動が開始し、スライドコア6が第2方向D2におけるボールプランジャ35からの力及び付勢機構16による付勢力を超える力を第1カム駆動面38から受ける。
これにより、スライドコア6は、コア案内部7による案内に従い、付勢機構16による付勢力に抗して、成形位置S2に向かって移動を開始する。そして、金型が閉じた状態に至ると、カム部8が第2位置K2に達すると同時にスライドコア6が成形位置S2に到達する。これにより、キャビティ4の形成が完了する。図6には、このときのカム部8、スライドコア本体9及びコア案内部7の状態が示されている。
このとき、スライドコア6の端面17は、可動側入れ子21の押当て面19を構成する第2方向D2に垂直な面に突き当たり、付勢機構16の突出部18は案内孔22内に丁度収納された状態となる。この後、キャビティ4内に成形材料が注入され、成形材料が固化して成形が完了すると、金型を開くために第1金型1の移動が開始される。
これにより、スライドコア6の第2従動面41がカム部8の第2カム駆動面39から力を受けて、スライドコア6の成形部11が、固化した成形品から離脱し、スライドコア6の退避位置S1に向かう移動が開始する。その後、第2カム駆動面39が第2従動面41を押して、スライドコア6を退避位置S1まで移動させる。
スライドコア6が退避位置S1に到達すると、ボールプランジャ35のボール部34がスライドコア6の凸条部9aの凹部37に落ち込む。これにより、スライドコア6は退避位置S1に位置決めされる。これと同時にカム部8は、スライドコア6から離れる。その後、金型が開いた状態に達すると、カム部8は、第1位置K1に到達し、停止する。この状態で、成形品はピンで突き出す等により金型から取り出される。
メンテナンス時には、金型が開いた状態で、退避位置S1に位置決めされているスライドコア6を、成形位置S2と反対方向にコア案内部7の案内条溝部14に沿って引き抜くことにより、ボールプランジャ35による位置決めを解除して容易にコア案内部7から取り外すことができる。また、これと逆の操作により、スライドコア6を、容易にコア案内部7に対して、退避位置S1に位置決めされた状態となるように取り付けることができる。
また、スライドコア6をコア案内部7から取り外した状態で、スライドコア6側からボルト32の頭部にアクセスできるので、容易にボルト32を外し、コア案内部7を第1金型1の可動側型板30から取り外すことができる。コア案内部7の取付けも、同様に、容易に行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、付勢機構16として、第2方向Dに沿ってスライドコア6の端面17から突出部18を突出させ、第1金型1の押当て面19を押すことによりスライドコア6を付勢するものを採用している。
このため、従来の付勢機構のように、コア案内部とスライドコアとの間に突出していたピンや、このピンと協働するコア案内部の凹部が不要となり、コア案内部7には、スライドコア6を第2方向D2に案内する案内条溝部14を設けるだけで足りる。したがって、上記のピンが緩んで座ぐり穴やボルトに引っ掛かかったり、スペース上の問題が生じたりする恐れなく、案内条溝部14の底面15に座ぐり穴28を設け、これを介して挿入されるボルト32でコア案内部7を第1金型1に固定することができる。
これにより、金型の運用に際しては、金型が開いた状態において、スライドコア6をコア案内部7から取り外し、コア案内部7の案内面側からボルト32を操作することにより、コア案内部7の第1金型1への取付け及び取外しを容易に行うことができる。
また、コア案内部7は、その案内条溝部14の底面15から第1金型1までの部材の厚さとして、座ぐり穴28の高さと、そこに収容されるボルト32の頭部を保持する強度を確保できる厚さがあれば足りる。
このため、ボルトを第1金型1の可動側型板30の側から挿入してコア案内部7にこのボルトが螺合する雌ねじを設ける場合には、雌ねじ部の強度を確保するために、ある程度のコア案内部7の第1方向D1の寸法を確保する必要があるのに比べて、コア案内部7の第1方向D1の寸法を減少させることができる。
また、コア案内部7近傍の第1金型1内に冷却用の水穴が存在する場合でも、コア案内部7を固定するボルト32が第1金型1側から挿入されないので、容易にその水穴とボルト32との干渉を回避した構成を採用することができる。
また、突出量規制部23により突出部18の突出量が規制されるので、突出部18やスプリングばね24をスライドコア6から離脱させることなく、スライドコア6をコア案内部7から取り外すことができる。したがって、スライドコア6等のメンテナンス時には、突出部18やスプリングばね24を紛失することなく、容易にメンテナンスを行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、スライドコア6の成形部11は、スライドコア本体9のキャビティ4側に、第2方向D2に平行に配置したボルトで固定するものであってもよい。また、ボールプランジャ35に代えて、スライドコア6を退避位置S1に位置決めする部材をコア案内部7に設けてもよい。
1…第1金型、2…第2金型、4…キャビティ、6…スライドコア、7…コア案内部、8…カム部、9a…凸条部、14…案内条溝部、15…底面、16…付勢機構、17…端面、18…突出部、19…押当て面、20…押圧機構、22…案内孔、23…突出量規制部、24…スプリングばね(付勢部材)、28…座ぐり穴、32…ボルト、35…ボールプランジャ、38…第1カム駆動面、39…第2カム駆動面、40…第1従動面、41…第2従動面、D1…第1方向、D2…第2方向、S1…退避位置、S2…成形位置。

Claims (4)

  1. 第1方向に開放し及び閉塞する第1金型及び第2金型のうちの第1金型上で、該第1方向と交差する第2方向に駆動されるスライドコアと、
    前記スライドコアを、前記第2方向に沿って、前記第1金型及び第2金型とともに成形用のキャビティを形成する成形位置とそこから離れた退避位置との間で移動自在に案内するように前記第1金型に固定されるコア案内部と、
    前記第2金型に固定されたカム部であって、前記第1方向の開放及び閉塞に伴って前記第1金型に対して相対的に移動するときに、閉塞時には前記成形位置に向かう方向の力を付与して前記スライドコアを前記成形位置に位置させ、開放時には前記退避位置に向かう方向の力を該スライドコアに付与するカム面を有するものと、
    前記スライドコアに設けられ、該スライドコアを前記成形位置から前記退避位置に向けて付勢する付勢機構とを備え、
    前記スライドコアは前記コア案内部側に突出して前記第2方向に延在する凸条部を有し、
    前記コア案内部は、前記凸条部を前記第2方向に案内する溝状で底面を有する案内条溝部を有し、
    前記付勢機構は、
    前記スライドコアの前記成形位置側の端面から前記第2方向に沿って突出する突出部と、
    前記第1金型における前記退避位置の方向に向いた押当て面に対して前記突出部を押し当てることにより前記スライドコアを前記退避位置に向けて付勢する押圧機構とを備え、
    前記案内条溝部の底面には、ボルトの頭部が配置される座ぐり穴が設けられ、
    前記第1金型に対する前記コア案内部の固定は、該コア案内部に対して前記案内条溝部側から前記座ぐり穴を介して挿入される前記ボルトで行われることを特徴とするスライドコア装置。
  2. 前記押圧機構は、
    前記スライドコアに設けられ、前記突出部を前記第2方向に案内する案内孔と、
    前記突出部の基端側及び前記案内孔の出口側に設けられ、相互に当接して該突出部の突出量を規制する突出量規制部と、
    前記案内孔の底部と前記突出部の基端部との間に配置され、該突出部を突出方向に付勢する付勢部材とを備えることを特徴とする請求項1に記載のスライドコア装置。
  3. 前記コア案内部には、前記案内条溝部の底面から突出して該スライドコアを前記退避位置に位置決めするためのボールプランジャが設けられ、
    前記案内条溝部は、前記コア案内部の前記退避位置側の端面に到るまで設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスライドコア装置。
  4. 前記カム部は、前記第1方向と前記第2方向とに交差する第1カム駆動面と、これと反対側に向いた第2カム駆動面とを有し、
    前記スライドコアは、
    前記第1金型及び前記第2金型が閉塞するときに前記第1カム駆動面からの力を受けて前記スライドコアを前記成形位置に位置させる第1従動面と、
    前記第1金型及び前記第2金型が開放するときに前記第2カム駆動面からの力を受けて前記スライドコアに前記退避位置に向かう方向の力を付与する第2従動面とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライドコア装置。
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