JP2017028760A - 電気接続箱用ブラケットおよびそれを用いたブラケット付電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱用ブラケットおよびそれを用いたブラケット付電気接続箱 Download PDF

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Abstract

【課題】さらなる軽量化や低コスト化が可能となる、新規な構造の電気接続箱用ブラケットおよびそれを用いたブラケット付電気接続箱を提供すること。【解決手段】電気接続箱50が載置される載置部12と、載置部12に突設されて被固定部材52に固定される取付部36と、載置部12に設けられてワイヤハーネス78を保持固定するハーネス固定部22とを備えており、載置部12には、取付部36の周縁部からハーネス固定部22に至って互いに離隔して平行に延びる一対の補強リブ42,42が突設されているようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、ブラケットに係り、特に、電気接続箱を車体パネル等の被固定部材に取り付けるために用いられる電気接続箱用ブラケットおよびそれを用いたブラケット付電気接続箱に関するものである。
従来から、自動車に用いられるブラケットとしては、特開2010−268601号公報(特許文献1)に示されているような電気接続箱用ブラケットが知られている。そして、かかる電気接続箱用ブラケットを用いることにより、電気接続箱を電気接続箱用ブラケットに収容保持して車体パネル等の被固定部材へ容易に固定し得るようになっている。このようにして車両に固定された電気接続箱に対して、車両に配索された複数のワイヤハーネスの端末に設けられた複数のコネクタが接続されることにより、バッテリーから車載電装品等への効率的な電力配分が行われるようになっている。
ところで、電気接続箱用ブラケットに収容保持された電気接続箱は、それ自体が大きな重量を有している上に、コネクタを介して多くのワイヤハーネスが繋がれていることから、通常非常に大きな重量を有して構成されている。また、このような多数のワイヤハーネスをスペース効率よく配索する目的から、例えば特開2012−120311号公報(特許文献2)に記載のように、ワイヤハーネスを配索する配索面においてワイヤハーネスを固定する構造を設けて、ワイヤハーネスが電気接続箱用ブラケットの周囲に広がらないように配索することができる電気接続箱用ブラケットも提案されている。このように、電気接続箱用ブラケットには、多くのワイヤハーネスが繋がれた電気接続箱が収容保持されている一方、配索面においては複数のワイヤハーネスが配索固定されており、非常に大きな荷重が掛かることから、十分に大きな剛性が必要とされている。
ところが、電気接続箱用ブラケットに十分に大きな剛性を持たせるためには、電気接続箱用ブラケットの板厚を厚くすることが考えられるものの、電気接続箱用ブラケットが重くなり過ぎる上に材料費が掛かりすぎることから、近年の軽量化や低コスト化の流れから採用が困難であるという問題を有していた。また、例えば特許文献1の図6に記載されているように、多数の格子状のリブを立設することにより、電気接続箱用ブラケットの剛性を維持しつつ板厚を薄くすることが行われている。しかしながら、近年では、さらなる軽量化や低コスト化が強く求められていることから、多数の格子状のリブを立設する方法では十分な対策とは言えず、さらなる改良が求められていたのである。
特開2010−268601号公報 特開2012−120311号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、さらなる軽量化や低コスト化が可能となる、新規な構造の電気接続箱用ブラケットおよびそれを用いたブラケット付電気接続箱を提供することにある。
電気接続箱用ブラケットに関する本発明の第一の態様は、電気接続箱が載置される載置部と、前記載置部に突設されて被固定部材に固定される取付部と、前記載置部に設けられてワイヤハーネスを保持固定するハーネス固定部とを備えており、前記載置部には、前記取付部の周縁部から前記ハーネス固定部に至って互いに離隔して平行に延びる一対の補強リブが突設されていることを特徴とする。
本態様によれば、電気接続箱用ブラケットの載置部に、取付部が突設されて車体等の被固定部材にボルト等により強固に固定されていると共に、ワイヤハーネスのクランプ部等がハーネス固定部に保持固定されるようになっている。これにより、ハーネス固定部には大きな支持荷重が加わるが、被固定部材に強固に固定された取付部の周縁部からハーネス固定部に至るまで一対の補強リブが設けられていることから、特に荷重が加わる部位の補強が効率的に行われ、電気接続箱用ブラケット全体の剛性が担保されるようになっている。しかも、補強リブは平行に延出して一対設けられていることから、取付部とハーネス固定部間の一対の補強リブで囲まれた幅広い電気接続箱用ブラケットの部位の剛性が確保されている。したがって、従来の如き電気接続箱用ブラケットの全面に多数の格子状のリブを立設するような場合に比して、電気接続箱用ブラケットのもっとも大きな力が加わる部位に補強リブを設けることにより、最小限のリブによって電気接続箱用ブラケット全体の剛性を効率的に確保することができるようになっているのである。それゆえ、電気接続箱用ブラケットのより一層の軽量化や低コスト化が可能となっている。
なお、ハーネス固定部は、ワイヤハーネスに装着されたクランプ部を挿通固定するクランプ穴や、ワイヤハーネスを結束する結束バンドの挿通穴等、ワイヤハーネスを保持する公知の構造の何れもが任意に採用可能である。
電気接続箱用ブラケットに関する本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載の電気接続箱用ブラケットにおいて、前記一対の補強リブの突出高さ寸法が、前記取付部に近づくにしたがって大きくされているものである。
本態様によれば、一対の補強リブの突出高さ寸法を、取付部の近傍のみ大きくすることにより、大きな力が加わる上に突出高さが大きい取付部にのみ大きなリブを効率的に設けることができる。それゆえ、電気接続箱用ブラケットの一層の軽量化や低コスト化が可能となる。
電気接続箱用ブラケットに関する本発明の第三の態様は、前記第一または第二の態様に記載の電気接続箱用ブラケットにおいて、前記取付部が複数設けられており、前記取付部間にも、前記取付部間をつなぐように平行に延びる前記一対の補強リブが設けられているものである。
本態様によれば、電気接続箱用ブラケットの取付部には電気接続箱やワイヤハーネスの荷重が掛かることから、取付部間の電気接続箱用ブラケットの部位にも大きな力が加わることになる。取付部間の電気接続箱用ブラケットの部位には、取付部間をつなぐように補強リブが設けられていることから、かかる電気接続箱用ブラケットの部位の剛性が担保されるようになっている。しかも、補強リブは平行に延出して一対設けられていることから、取付部間の一対の補強リブで囲まれた幅広い電気接続箱用ブラケットの部位の剛性が確保されている。したがって、電気接続箱用ブラケットの剛性がより一層確実に担保されるようになっている。
電気接続箱用ブラケットに関する本発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れか一つの態様に記載の電気接続箱用ブラケットにおいて、前記一対の補強リブで囲まれた領域の少なくとも一部に切欠部が設けられているものである。
本態様によれば、一対の補強リブで囲まれた領域の少なくとも一部に切欠部が設けられている。これにより、一対の補強リブにより電気接続箱用ブラケット自体の剛性は維持しつつ電気接続箱用ブラケットの領域の一部を切り欠くことができることから、電気接続箱用ブラケットのより一層の軽量化や低コスト化が可能となる。
電気接続箱用ブラケットに関する本発明の第五の態様は、前記第一乃至第四の何れか一つの態様に記載の電気接続箱用ブラケットにおいて、前記載置部の表面から、前記電気接続箱に向かって突出しかつ前記ハーネス固定部を囲むように周壁部が設けられており、前記周壁部に前記一対の補強リブの前記ハーネス固定部側の端部が連接されているものである。
本態様によれば、電気接続箱用ブラケットがハーネス固定部を囲むように設けられた周壁部を備えていることから、他部材がハーネス固定部に固定されたワイヤハーネスのクランプ部等の固定部材に干渉して、ハーネス固定部から外れることが有利に防止されている。しかも、周壁部が一対の補強リブに連接されていることから、過大な荷重の加わるハーネス固定部や電気接続箱用ブラケット全体の剛性をさらに効率的に補強することができる。
電気接続箱用ブラケットに関する本発明の第六の態様は、前記第一乃至第五の何れか一つの態様に記載の電気接続箱用ブラケットにおいて、前記取付部が前記載置部の底面から前記被固定部材に向かって突出しており、前記載置部の前記底面と前記被固定部材との間に空間が形成されるようになっている一方、前記一対の補強リブが、前記載置部の前記底面から前記被固定部材に向かって突出されると共に前記空間内に収容配置されるようになっているものである。
本態様によれば、電気接続箱用ブラケットと被固定部材との間に空間が形成され、一対の補強リブが、載置部の底面から被固定部材に向かって突出されることにより、かかる空間内に収容配置されるようになっている。これにより、既にある空間内に補強リブを設けることができることから、電気接続箱用ブラケットの大型化を防止しつつスペース効率よく補強リブを設けることが可能となる。
ブラケット付電気接続箱に関する本発明の第一の態様は、電気接続箱が電気接続箱用ブラケットを介して被固定部材に取り付けられるブラケット付電気接続箱であって、前記電気接続箱用ブラケットとして前記第一乃至第六の何れか一つの態様に記載の電気接続箱用ブラケットが用いられていることを特徴とする。
本態様によれば、電気接続箱が本発明にかかる電気接続箱用ブラケットを介して被固定部材に取り付けられている。これにより、従来の如き電気接続箱用ブラケットの全面に多数の格子状のリブを立設するような場合に比して、電気接続箱用ブラケットのもっとも大きな力が加わる部位に補強リブを設けることにより、最小限のリブによって電気接続箱用ブラケット全体の剛性を効率的に確保することができるようになっている。それゆえ、ブラケット付電気接続箱のより一層の軽量化や低コスト化が可能となっている。
本発明によれば、載置部に取付部が突設されて車両等の被固定部材にボルト等により強固に固定されると共に、ワイヤハーネスのクランプ部等がハーネス固定部に保持固定されるようになっている。これにより、ハーネス固定部には大きな支持荷重が加わるが、被固定部材に強固に固定された取付部の周縁部からハーネス固定部に至るまで一対の補強リブが設けられていることから、特に荷重が加わる部位の補強が効率的に行われ、電気接続箱用ブラケット全体の剛性が担保される。しかも、補強リブは平行に延出して一対設けられていることから、取付部とハーネス固定部間の一対の補強リブで囲まれた幅広い部位の剛性が確保されている。したがって、従来の如き全面に多数の格子状のリブを立設するような場合に比して、もっとも大きな力が加わる部位に補強リブを設けることにより、最小限のリブによって電気接続箱用ブラケット全体の剛性を効率的に確保できる。それゆえ、電気接続箱用ブラケットのより一層の軽量化や低コスト化が可能となっている。
本発明の一実施形態としての電気接続箱用ブラケットを示す斜視図。 図1に示す電気接続箱用ブラケットの底面図。 図1に示す電気接続箱用ブラケットの底面から見た斜視図。 図3に示す電気接続箱用ブラケットの別方向から見た斜視図。 図1に示す電気接続箱用ブラケットに電気接続箱および電子ユニットを組み付ける前の状態を示す分解斜視図。 図5の組み付け後の状態の本発明の一実施形態としてのブラケット付電気接続箱を示す斜視図。 図6の側面図。 図6にワイヤハーネスを取り付けた状態を示す平面図。 図6にワイヤハーネスを取り付けた状態を示す平面図(但し、電気接続箱および電子ユニットを除いたもの)。 図8の側面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜4に、本発明の一実施形態としての電気接続箱用ブラケット10を示す。電気接続箱用ブラケット10は、図1に示されているように、略矩形の板形状とされた載置部12の表面14の外周縁部に、上方に突出する周壁16が形成された、上方に開口する略箱体形状とされており、例えばポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)等の合成樹脂により射出成形等によって一体形成されている。また、電気接続箱用ブラケット10は、載置部12の表面14が後述する電気接続箱50を載置する載置面とされている一方、載置部12の底面18が後述する被固定部材である車体パネル52等への対向面とされている(図7参照)。なお、以下の説明において、上方とは、図1中の左方、下方とは、図1中の右方、前方とは、図1中の下方、後方とは、図1中の上方を言うものとする。
さらに、電気接続箱用ブラケット10には、周壁16内において、周壁16と同じ高さ寸法で上方に突出して前後左右及び斜め方向に延びる多数の壁部20が設けられている。しかも、かかる周壁16や壁部20によって囲まれた載置部12の表面14の部位には、上下方向に貫通された略楕円断面形状のハーネス固定部を構成するクランプ穴22が設けられている。すなわち、載置部12の表面14に(後述する電気接続箱50に向かって)突設された周壁16や壁部20によって、クランプ穴22を囲むように周壁部24が設けられているのである。そして、クランプ穴22に対して、後述するワイヤハーネス78が保持固定されるようになっているのである。
また、載置部12の長手方向の一端側(図1中、下側)における周壁16の突出端部には、上方に向かって延出する正面視で略矩形状の延出壁部26が形成されている。そして、かかる延出壁部26の延出端部の両側には、内方(図1中、上方)に向かって略矩形断面形状で突出する係合突起28が設けられている。さらに、延出壁部26の外面には、上方に向かって開口する角筒状のコネクタ収容部30が設けられている。一方、延出壁部26が設けられた一端側と長手方向に対向する他端側(図1中、上側)における周壁16の突出端部にも、上方に向かって延出する背面視で略矩形状の延出壁部32が形成されている。かかる延出壁部32の延出端部の両側には、載置部12の長手方向の一端側(図1中、下側)に向かって突出する係合突起34が設けられている。
電気接続箱用ブラケット10の載置部12の底面18には、図2〜4に示されているように、対角線上に位置する角部において、下方(図3〜4中、右方)すなわち後述する被固定部材である車体パネル52に向かって突出する有底中空円筒状の一対の取付部36,36が設けられている。そして、一対の取付部36,36によって、電気接続箱用ブラケット10が、後述する車体パネル52に固定されるようになっている。なお、かかる取付部36の底面の中央部には、固定用のボルト挿通孔38が貫設されている。また、電気接続箱用ブラケット10の載置部12の底面18には、載置部12の表面14に貫設されたクランプ穴22の他に、片持ち状に配設されたロック片40が設けられている。
さらに、図3〜4に示されているように、載置部12の底面18において、取付部36の周縁部からクランプ穴22に至ってストレートに延出して互いに離隔して平行に延びる正面視で略三角形状の一対の補強リブ42,42が下方(図3〜4中、右方)(後述する車体パネル52側)に向かって突設されている。しかも、一対の補強リブ42,42の突出高さ寸法は、取付部36に近づくにしたがって大きくなるように形成されている一方、一対の補強リブ42,42のクランプ穴22側の端部はクランプ穴22の周壁部24に連接されている。なお、一対の補強リブ42,42で囲まれた領域の一部において、平面視で略台形状の切欠部44が貫設されている(図1参照)。
加えて、図2〜4に示されているように、載置部12の底面18において、一対の取付部36,36間には、一対の取付部36,36間をつなぐように略全長に亘って略一定の突出高さ寸法で平行に延びる一対の補強リブ46,46が、下方(図3〜4中、右方)に向かって突設されている。
このような構成とされた電気接続箱用ブラケット10を介して、図5〜10に示されているように、電気接続箱50が被固定部材たる車体パネル52に取り付けられるようになっている。より詳細には、先ず、電子ユニット54が装着された電気接続箱50を準備する。電気接続箱50は、略縦長矩形状の中空箱体構造とされた合成樹脂製のケース56の内部に図示しない回路基板が収容された構造とされており、長手方向に延びる両側壁58にはそれぞれ、側壁58の外方に向かって開口する4つの側方接続型コネクタ60が設けられている。一方、電子ユニット54は、ECU等の車両の電子制御ユニットであり、電気接続箱50に取り付けられ電気接続されることで、電気接続箱50から電源供給を受けると共に、電気接続箱50内に実装されているリレー等の電子部品の制御を行うものである。また、電子ユニット54は、合成樹脂から形成されたハウジング62の内部に図示しない回路基板が収容された構造とされており、長手方向に延びる両側壁64にはそれぞれ、側壁64の外方に向かって開口する3つのコネクタ装着部66が設けられている。
次に、図示しないワイヤハーネスが取り付けられた電気接続箱用ブラケット10を車体パネル52に固定する。より詳細には、電気接続箱用ブラケット10に対して図示しないワイヤハーネスを取り付けた後、かかる電気接続箱用ブラケット10の一対の取付部36,36の底面を車体パネル52上に載置し、一対の取付部36,36のボルト挿通孔38に図示しないボルトを締結固定することにより、電気接続箱用ブラケット10を車体パネル52に取付けるのである。そして、このように車体パネル52に取付けられた電気接続箱用ブラケット10の載置部12上に、電子ユニット54が組み付けられた電気接続箱50を、図5〜7に示されているように、載置する。これにより、電気接続箱50に設けられた弾性ロック片68,70の係合突起72,74が、電気接続箱用ブラケット10に設けられた係合突起28,34に係合することにより、電気接続箱50が電気接続箱用ブラケット10に固定され、本発明の一実施形態としてのブラケット付電気接続箱90が完成する。なお、かかる取付状態において、図7に示されているように、電気接続箱用ブラケット10の載置部12の底面18と車体パネル52との間に空間76が設けられている。これにより、一対の補強リブ42,42が、空間76内に収容配置されるようになっている。
また、電気接続箱用ブラケット10に取り付けられたワイヤハーネス78が明示された図8〜10に示されているように、空間76にはワイヤハーネス78が収容されている。すなわち、かかるワイヤハーネス78に装着されたクランプ部80をクランプ穴22に挿通固定するにより、ワイヤハーネス78が載置部12の底面18に固定された状態で空間76に収容されているのである。このように、本実施形態では、ハーネス固定部が、ワイヤハーネス78に装着されたクランプ部80を挿通固定するクランプ穴22によって構成されているのである。また、載置部12の底面18に設けられたロック片40には、ワイヤハーネス78間を繋ぐ中継コネクタ82(図8〜10参照)に設けられた図示しない被ロック部が係合されており、中継コネクタ82を着脱自在に保持できるようになっている。加えて、図9に示されているように、ワイヤハーネス78が取り付けられた電気接続箱用ブラケット10が車体パネル52に固定された状態で、電気接続箱用ブラケット10の切欠部44から車体側アース端子84を確認することができるようになっている。なお、理解を容易とするために、図7および図10のみにおいて、車体パネル52を仮想線で記載し、その他の図においては図示を省略している。
このような構造とされた本実施形態の電気接続箱用ブラケット10によれば、電気接続箱用ブラケット10の載置部12に、一対の取付部36,36が設けられて車体パネル52にボルト等により強固に固定されるようになっていると共に、ハーネス固定部を構成するクランプ穴22に対してワイヤハーネス78が保持固定されるようになっている。それゆえ、クランプ穴22には大きな支持荷重が加わることとなるが、取付部36の周縁部からクランプ穴22に至るまで補強リブ42が設けられていることから、特に荷重が加わる部位の補強が効率的に行われ、電気接続箱用ブラケット10全体の剛性が担保されるようになっている。しかも、補強リブ42は互いに離隔して平行に延出して一対設けられていることから、取付部36とクランプ穴22間の一対の補強リブ42,42で囲まれた幅広い電気接続箱用ブラケット10の部位の剛性が確保されている。それゆえ、従来の電気接続箱用ブラケットの如き全面に多数の格子状のリブを立設するような場合に比して、電気接続箱用ブラケットのもっとも大きな力が加わる部位に補強リブ42を設けることにより、最小限のリブ42によって電気接続箱用ブラケット10全体の剛性を効率的に確保することができるのである。それゆえ、電気接続箱用ブラケット10のより一層の軽量化や低コスト化が可能となるのである。
また、電気接続箱用ブラケット10の載置部12の底面18と車体パネル52との間に空間76が設けられ、一対の補強リブ42,42が、載置部12の底面18から被固定部材である車体パネル52に向かって突出されることにより、かかる空間76内に収容配置されるようになっている。これにより、既にある空間76内に補強リブ42を設けることができることから、電気接続箱用ブラケット10の大型化を防止しつつスペース効率よく補強リブを設けることができる。
さらに、一対の補強リブ42,42の突出高さ寸法が取付部36に近づくにしたがって大きくなるように形成されていることから、大きな力が加わる上に突出高さが大きい取付部36にのみ大きなリブを効率的に設けることができる。それゆえ、電気接続箱用ブラケット10の一層の軽量化や低コスト化が可能となる。また、電気接続箱用ブラケット10の取付部36には電気接続箱50やワイヤハーネス78の荷重が掛かることから、電気接続箱用ブラケット10の一対の取付部36,36間の部位にも大きな力が加わることになる。一対の取付部36,36間の部位には、一対の取付部36,36間をつなぐように一対の補強リブ46,46が設けられていることから、かかる電気接続箱用ブラケット10の部位の剛性も担保されるようになっている。しかも、かかる補強リブ46が平行に延出して一対設けられていることから、一対の取付部36,36間の一対の補強リブ46,46で囲まれた幅広い電気接続箱用ブラケット10の部位の剛性が確保されている。それゆえ、電気接続箱用ブラケット10の剛性がより一層確実に担保されるようになっている。
加えて、一対の補強リブ42,42で囲まれた領域の一部において、切欠部44が設けられている。これにより、一対の補強リブ42,42により電気接続箱用ブラケット10自体の剛性は維持しつつ電気接続箱用ブラケット10の領域の一部を切り欠くことができることから、電気接続箱用ブラケット10のより一層の軽量化や低コスト化が可能となる。また、ワイヤハーネス78が取り付けられた電気接続箱用ブラケット10が車体パネル52に固定された状態で、電気接続箱用ブラケット10の切欠部44から車体側アース端子84を確認することができるようになっていることから、電気接続箱用ブラケット10に対して電気接続箱50を組み付ける際に、車体側アース端子84を所定の位置に接続する作業を容易に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。さらに、クランプ穴22を囲むように周壁部24が設けられていることから、図示しない他部材がクランプ穴22に固定されたワイヤハーネス78のクランプ部80等に干渉して、クランプ穴22からワイヤハーネス78が外れることが有利に防止されている。しかも、周壁部24が一対の補強リブ42,42に連接されていることから、過大な荷重の加わるクランプ穴22や電気接続箱用ブラケット10全体の剛性をさらに効率的に補強することができるようになっている。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、かかる実施形態における具体的な記載によって、本発明は、何等限定されるものでない。例えば、上記実施形態の電気接続箱用ブラケット10では、ハーネス固定部を構成するクランプ穴22と取付部36間の略全てに一対の補強リブ42,42が突設されていたが、ハーネス固定部を構成するクランプ穴22と取付部36間の一部だけに一対の補強リブ42,42が突設されていてもよい。また、上記実施形態の電気接続箱用ブラケット10では、ハーネス固定部として、ワイヤハーネス78に装着されたクランプ部80を挿通固定するクランプ穴22を例示して説明を行ったが、ワイヤハーネス78を結束する結束バンドの挿通穴等、ワイヤハーネス78を保持する公知の構造の何れもが任意に採用可能である。
10:電気接続箱用ブラケット、12:載置部、14:表面、18:底面、22:クランプ穴(ハーネス固定部)、24:周壁部、36:取付部、42:補強リブ、44:切欠部、46:補強リブ、50:電気接続箱、52:車体パネル(被固定部材)、76:空間、78:ワイヤハーネス、80:クランプ部、90:ブラケット付電気接続箱

Claims (7)

  1. 電気接続箱が載置される載置部と、
    前記載置部に突設されて被固定部材に固定される取付部と、
    前記載置部に設けられてワイヤハーネスを保持固定するハーネス固定部とを備えており、
    前記載置部には、前記取付部の周縁部から前記ハーネス固定部に至って互いに離隔して平行に延びる一対の補強リブが突設されている
    ことを特徴とする電気接続箱用ブラケット。
  2. 前記一対の補強リブの突出高さ寸法が、前記取付部に近づくにしたがって大きくされている請求項1に記載の電気接続箱用ブラケット。
  3. 前記取付部が複数設けられており、前記取付部間にも、前記取付部間をつなぐように平行に延びる前記一対の補強リブが設けられている請求項1または2に記載の電気接続箱用ブラケット。
  4. 前記一対の補強リブで囲まれた領域の少なくとも一部に切欠部が設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱用ブラケット。
  5. 前記載置部の表面から、前記電気接続箱に向かって突出しかつ前記ハーネス固定部を囲むように周壁部が設けられており、前記周壁部に前記一対の補強リブの前記ハーネス固定部側の端部が連接されている請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱用ブラケット。
  6. 前記取付部が前記載置部の底面から前記被固定部材に向かって突出しており、前記載置部の前記底面と前記被固定部材との間に空間が形成されるようになっている一方、前記一対の補強リブが、前記載置部の前記底面から前記被固定部材に向かって突出されると共に前記空間内に収容配置されるようになっている請求項1〜5の何れか1項に記載の電気接続箱用ブラケット。
  7. 電気接続箱が電気接続箱用ブラケットを介して被固定部材に取り付けられるブラケット付電気接続箱であって、
    前記電気接続箱用ブラケットとして請求項1〜6の何れか1項に記載の電気接続箱用ブラケットが用いられていることを特徴とするブラケット付電気接続箱。
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