JP7158290B2 - ブラケット - Google Patents

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Description

本発明は、車両に用いられる電気接続箱のブラケットに関する。
従来から、電気接続箱を車体パネル等の被固定部に容易に固定するために、ブラケットが用いられている。
特許文献1には、電気接続箱用ブラケットの最も大きな力が加わる部位に補強リブを設けることにより、最小限のリブによって電気接続箱用ブラケット全体の剛性を効率的に確保することができるようにした電気接続箱用ブラケットが開示されている。
特開2017-28760号公報
一方、車両の電気接続箱には複数のワイヤハーネスが接続されており、液体がかからないようにする必要がある。そこで、特許文献1においては、ブラケットの一部が電気接続箱の上方を覆い、液体を受け止めるように構成している。
しかしながら、特許文献1の電気接続箱用ブラケットは貯まった液体を適宜排出する機構を有しておらず、液体がオーバーフローする場合は、ブラケットの一部を伝って電気接続箱に流れ落ちる虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電気接続箱を覆って液体を遮蔽する部分に貯まる液体を、電気接続箱に液体がかかることなく適宜排出できるブラケットを提供することにある。
本開示の一態様に係るブラケットは、車両の電気接続箱の一側面を覆って液体を受け止める受液トレーと、該受液トレーを切り欠いた排液口とを備えるブラケットにおいて、前記排液口の縁から前記受液トレーの外側に延長された延長溝と、少なくとも前記排液口又は前記延長溝の内側に設けられ、液体の流れを案内する凸部又は凹部とを備える。
本開示の一態様によれば、電気接続箱を覆って液体を遮蔽する部分に貯まる液体を、電気接続箱に液体がかかることなく適宜排出できる。
本実施形態に係るブラケットを示す斜視図である。 本実施形態に係るブラケットを示す斜視図である。 本実施形態に係るブラケットに電気接続箱が保持された状態を示す図である。 本実施形態に係るブラケットから電気接続箱を分離した状態を示す図である。 本実施形態に係るブラケットの第1排液口周辺を拡大して示す拡大図である。 本実施形態に係るブラケットの第1排液口を、図5の矢印方向から見た場合の側面図である。 図5のVII-VII線による模式的断面図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本開示の一態様に係るブラケットは、車両の電気接続箱の一側面を覆って液体を受け止める受液トレーと、該受液トレーを切り欠いた排液口とを備えるブラケットにおいて、前記排液口の縁から前記受液トレーの外側に延長された延長溝と、少なくとも前記排液口又は前記延長溝の内側に設けられ、液体の流れを案内する凸部又は凹部とを備える。
本態様にあっては、前記延長溝が前記排液口の縁から前記受液トレーの外側に延長されており、且つ少なくとも前記排液口又は前記延長溝の内側に凸部又は凹部が設けられている。従って、前記受液トレーから排出される液体の流れが、前記延長溝によって、希望する方向に案内され、排出される液体が散らばることを防ぎ、周囲の他の装置に液体がかかることを事前に防止できる。
(2)本開示の一態様に係るブラケットは、前記延長溝は、半円筒形状であり、周方向において中央部に近い程前記受液トレーの底板と交差する交差方向の寸法が長くなる。
本態様にあっては、半円筒形状である前記延長溝の中央部に近い程前記底板と交差する交差方向の寸法が長くなる。従って、前記受液トレーから排出される液体が前記延長溝の中央部に沿って流れるので、液体が散らばることを防ぎ、周囲の他の装置に液体がかかることを事前に防止できる。
(3)本開示の一態様に係るブラケットは、前記延長溝は延長先において前記中央部に近い程厚みが薄くなる。
本態様にあっては、前記延長溝は前記中央部に近い程厚みが薄くなる。従って、前記受液トレーから排出される液体の切れが良くなり、液体が散らばることを防ぎ、周囲の他の装置に液体がかかることを事前に防止できる。
(4)本開示の一態様に係るブラケットは、前記受液トレーの前記底板は矩形であり、前記底板の一長辺の縁から前記交差方向に延設された矩形板部と、前記矩形板部から前記受液トレーと反対側に突設された筒形状の取付部と、前記取付部の外側面に設けられた鍔部とを備える。
本態様にあっては、前記矩形板部から前記受液トレーと反対側に突設された前記取付部の外側面に鍔部が設けられている。従って、前記受液トレーにて遮断されなかった液体は前記鍔部によって受け止められ、液体が前記ブラケットよりも下方に落ちることを事前に防止出来る。
(5)本開示の一態様に係るブラケットは、前記電気接続箱の前記一側面は矩形であり、前記底板の長手方向が前記一側面の長手方向と一致するように、前記受液トレーは前記電気接続箱の前記一側面を覆い、前記底板の短手方向の寸法は、前記一側面の短手方向の寸法より1.5倍から2.5倍長い。
本態様にあっては、前記受液トレーの前記底板において短手方向の寸法は、前記電気接続箱の前記一側面の短手方向の寸法より1.5倍から2.5倍長い。従って、前記電気接続箱に他の電子機器が装着されたような場合、上方から落下する液体から斯かる電子機器を保護することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明をその実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。本開示の実施形態に係るブラケットを、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以下においては、複数のヒューズが挿着されるヒューズボックスが本実施形態に係る電気接続箱である場合を例に挙げて説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係るブラケット10を示す斜視図である。本実施形態に係るブラケット10は、例えば車体パネル等に取り付けられ、後述する車両用の電気接続箱50を保持する。
ブラケット10は、電気接続箱50が載置される矩形の載置部12(矩形板部)と、載置部12の両端側に設けられ、電気接続箱50の保持に用いられる上側係合部31及び下側係合部27とを備える。電気接続箱50は、一側面側が上側係合部31に係合し、前記一側面と反対側の他側面が下側係合部27に係合することによって、ブラケット10に固定される。
なお、以下の説明では、ブラケット10において、上側係合部31側を上方と言い、下側係合部27側を下方と言うものとする。
図3は、本実施形態に係るブラケット10に電気接続箱50が保持された状態を示す図であり、図4は、本実施形態に係るブラケット10から電気接続箱50を分離した状態を示す図である。
電気接続箱50は、直方体形状の第1箱部54と第2箱部55を備える。第1箱部54及び第2箱部55は等しい厚みの扁平な箱の形状をなしているが、第1箱部54は第2箱部55よりも大きく、第2箱部55は第1箱部54に連設されている。具体的には、第1箱部54において上方の一側面541と反対側の側面に第2箱部55が連設されている。第1箱部54の一側面541は上側係合部31によって覆われるように、ブラケット10に固定される。
第1箱部54は、中空箱体である合成樹脂製のハウジング62の内部に図示しない回路基板が収容されており、載置部12と対向する対向面と隣り合う両側壁58には側壁58の外方に向かって開口する複数の側方接続型コネクタ60及び複数のコネクタ装着部66が夫々設けられている。第1箱部54は、ECU等の車両の電子制御ユニットであり、電気接続箱50内に実装されているリレー等の電子部品の制御を行う。
第1箱部54及び第2箱部55の並設方向において、第1箱部54側の側面、即ち上方の一側面51には、電気接続箱50がブラケット10に保持されるための被係合部70,70が設けられており、第2箱部55側の側面、即ち一側面541と反対側の側面には、電気接続箱50がブラケット10に保持されるための被係合部68,68が設けられている。
被係合部70,70及び被係合部68,68は、例えば、弾性を有するロック片に係合突起が設けられている。被係合部70,70及び被係合部68,68は、後述するブラケット10の係合部38,38及び係合部28,28に夫々係合する。これによって、電気接続箱50はブラケット10に保持される。
載置部12は、略短冊板状をなし、ブラケット10に電気接続箱50が保持された場合、載置部12の内側面14が電気接続箱50の一面と対向する。内側面14には、内側面14と交差する方向に内側面14の縁から立ち上がる周縁部16が周設されている。内側面14及び周縁部16は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)等の合成樹脂により射出成形等によって一体形成されている。一方、内側面14と反対側の外側面18が車両の車体パネルと対向する状態にて、ブラケット10は車体パネルに取り付けられる。
また、載置部12においては、一長辺側の2箇所にクランプ孔21,22が形成されている。載置部12の前記一長辺においては、後述する上側取付部36寄りの端部にクランプ孔21が形成され、後述する下側取付部37側の端部であって下側取付部37から離れた位置にクランプ孔22が夫々形成されている。クランプ孔21,22は、載置部12を内外に貫通する略楕円形状であり、ハーネスの固定に用いられる。
載置部12において、互いに対角線方向に位置する2箇所の角部には、ブラケット10(電気接続箱50)を車体パネルに取り付けるための上側取付部36及び下側取付部37が夫々設けられている。上側取付部36及び下側取付部37は、有底中空円筒状であり、載置部12を内外に貫くように設けられている。即ち、上側取付部36及び下側取付部37は載置部12の外側面18から外側面18と交差する方向に突設されており、上側取付部36及び下側取付部37の開口側の縁部が載置部12の内側面14から周縁部16と同程度に突出している。
上側取付部36は載置部12の上方に設けられており、下側取付部37は載置部12の下方に設けられている。上側取付部36の底の中央部には、固定用のボルト挿通孔361が貫設されており、下側取付部37の底の中央部には、固定用のボルト挿通孔371が貫設されている。ボルトがボルト挿通孔361,371に夫々挿入されて車体パネルに螺着することによって、ブラケット10が車体パネルに取り付けられる。
上側取付部36には外周面362から周縁部16に至って補強リブ41が設けられている。また、下側取付部37には外周面372からクランプ孔22に至って補強リブ42が設けられている。補強リブ41、42は、内側面14又は外側面18と交差する方向に突設されている。
特に、外側面18においては、クランプ孔22から下側取付部37に近づくにしたがって補強リブ42の突出方向における寸法が大きくなるように形成されている。また、周縁部16から上側取付部36に近づくに従って補強リブ41の突出方向における寸法が大きくなるように形成されている。
また、載置部12の外側面18には、下側係合部27側の下側取付部37から、上側取付部36に向かって延びる一対の補強リブ46,46が設けられている。一対の補強リブ46,46は内側面14又は外側面18と交差する方向に突設されている。補強リブ46は、下側取付部37から遠い一端部において、補強リブ46の突出方向における寸法が下側取付部37から遠ざかることに従って小さくなる。
上側取付部36には、外周面362に矩形板形状の鍔部363,363が設けられている。鍔部363は、後述する受液トレー33の底板35と斜めに対向するように設けられている。また、下側取付部37には、外周面372に矩形板形状の鍔部373,373が設けられている。鍔部373は受液トレー33の底板35と斜めに対向するように設けられている。
このような構成を有することから、受液トレー33にて遮断されなかった液体は上側取付部36の鍔部363又は下側取付部37の鍔部373によって受け止められ、液体がブラケット10よりも下方に落ちることを事前に防止出来る。
更に、載置部12の内側面14及び外側面18には、載置部12の長手方向又は短手方向に沿って延びる補強リブ20が複数箇所に設けられている。補強リブ20は内側面14又は外側面18と交差する方向に突設されている。
また、載置部12の長手方向の一端側(図3及び図4中、下側)には、下側係合部27が設けられ、他端側(図3及び図4中、上側)には、上側係合部31が設けられている。下側係合部27では、内側面14の下側辺縁から内側面14と交差する方向に立ち上がる略矩形状の延出壁部26が延設されている。延出壁部26においては、内側面14と隣り合う一面に、電気接続箱50の保持に用いられる係合部28,28が設けられている。
一方、上側係合部31は、電気接続箱50の上側から落ちて来る液体を受け止める受液トレー33と、電気接続箱50の保持に用いられる係合部38,38とを含む。
受液トレー33は一面全体が開放された扁平な箱の形状をなしている。受液トレー33の底板35は矩形であり、内側面14の上側辺縁から内側面14と交差する方向に延設されている。底板35においては、内側面14と隣り合う裏面352に係合部38,38が設けられている。
上述したように、第1箱部54の一側面541は上側係合部31によって覆われている。第1箱部54の一側面541は矩形であり、底板35は一側面541より大きい矩形である。電気接続箱50がブラケット10に保持される場合、一側面541の長手方向と、底板35の長手方向とが一致するように保持される。また、底板35の短手方向の寸法は、一側面541の短手方向の寸法より大きく、例えば1倍から5倍長い。また、望ましくは、1倍から3倍長い。更に望ましくは1.5倍から2.5倍長い。
このような構成を有することから、第1箱部54において、ブラケット10の内側面14と対向する対向面と反対側の面に他の電気機器等が装着された場合でも、ブラケット10が、電気接続箱50と共に斯かる電気機器を上方から落下する液体から保護することができる。
受液トレー33は第1排液口34及び第2排液口39を備えている。第1排液口34及び第2排液口39は、受液トレー33において互いに対角線方向に設けられている。電気接続箱50に向かって落ちて来る液体は受液トレー33に一時的に集まり、第1排液口34又は第2排液口39を介して排出される。
受液トレー33は、液体が溜まる底板35の底面351と交差する方向に、底板35の縁に側壁部32が周設されている。底面351は長手方向の両端に近い程下方に湾曲している。底面351は長手方向の一端部に、他部分よりも傾斜が急である急傾斜底面353を有する。第1排液口34は急傾斜底面353側の一隅331に設けられており、第2排液口39は一隅331と対角線方向に位置する他隅332に設けられている。即ち、一隅331は、他の3つの隅よりも低いところに位置する。つまり、受液トレー33に貯まる液体が一隅331又は他隅332の方に流れるように形成されている。第1排液口34は先端部が底板35の厚み方向にて外側に突出されている。また、第2排液口39は、底板35の長辺側の側壁部32の厚み方向に、先端部が突出されている。
図5は、本実施形態に係るブラケット10の第1排液口34周辺を拡大して示す拡大図であり、図6は、本実施形態に係るブラケット10の第1排液口34を、図5の矢印方向から見た場合の側面図であり、図7は、図5のVII-VII線による模式的断面図である。
上述したように、一隅331には第1排液口34が形成されている。第1排液口34は、受液トレー33の側壁部32及び底板35を切り欠いて設けられている。第1排液口34では、側壁部32が底板35の厚み方向に切り欠かれ、底板35は円弧状に切り欠かれて曲面をなしている。
第1排液口34における底板35の縁には延長溝341が延設されている。延長溝341は第1排液口34の底板35の縁から受液トレー33の外側に延長されている。延長溝341は半円筒形状であり、底板35の厚み方向に突設され、延長溝341の延長先342は底板35の裏面352よりも下方に位置している。延長溝341は、内側の曲面が第1排液口34の内側の曲面と面一をなすように設けられている。即ち、延長溝341の曲面と、第1排液口34の曲面は同じ半径を有する。
受液トレー33に貯まる液体の一部は一隅331の方に流れ、第1排液口34及び延長溝341を介して外側に排出される。上述の如く、受液トレー33の第1排液口34に延長溝341が設けられているので、受液トレー33から排出される液体の流れが、延長溝341によって真下の方に案内される。従って、排出される液体が散らばることを防ぎ、周囲の他の装置に液体がかかることを事前に防止できる。
以上においては、延長溝341が半円筒形状である場合を例に挙げて説明したが、延長先342に近い程、延長溝341の曲面の半径が小さくなるように構成してもよい。
また、以上においては、延長溝341が半円筒形状である場合を例に挙げているが、本実施形態に係るブラケット10はこれに限定されるものでない。延長溝341は、例えば樋形状であっても良い。
延長溝341は、底板35と交差する方向、即ちその延長方向における寸法が局所的異なる。延長先342(延長溝341)では、周方向における中央部Cにて斯かる寸法が最も大きく、周方向の両端に近づくに従って斯かる寸法が小さくなる。すなわち、延長先342(延長溝341)は、周方向において中央部Cに近づくにつれて下方に長くなる。
このように、周方向における両端から中央部Cに近づくにつれて、延長溝341が下方に長くなる構成を有することから、本実施形態に係るブラケット10は、延長溝341を介して下方に排出される液体が、所謂コアンタ効果によって延長溝341(延長先342)の中央部Cに誘導され、中央部Cから下方に落ちる。よって、排出される液体が散らばることをより効果的に防ぎ、周囲の他の装置に液体がかかることを事前に防止できる。
更に、本実施形態に係るブラケット10においては、第1排液口34及び延長溝341の内側に、排出される液体の流れを案内する案内凸部343が突設されている。案内凸部343は、第1排液口34の曲面及び延長溝341の曲面において、周方向における中央部Cに形成されている。案内凸部343は棒形状であり、第1排液口34から延長溝341に亘って形成され、延長溝341の延長方向に沿って延びる。
このように、本実施形態に係るブラケット10は、第1排液口34及び延長溝341の内側に案内凸部343が設けられているので、第1排液口34及び延長溝341を介して排出される液体は案内凸部343によって案内される。即ち、排出される液体は、上述したように、第1排液口34の曲面及び延長溝341の曲面において、周方向における中央部Cに誘導された後、案内凸部343に案内されて下方向に流れ落ちる。よって、排出される液体が散らばることを一層確実に防ぐことができる。
本実施形態においては、案内凸部343が第1排液口34及び延長溝341の両側に形成されている場合について説明したが、これに限定されるものでない。例えば、案内凸部343が第1排液口34及び延長溝341の何れか一方にのみ形成されている構成であっても良い。
また、本実施形態においては、案内凸部343が凸部である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。案内凸部343が凹部として形成された構成であっても良い。
更に、延長溝341の外側面であって下方には、周方向における中央部Cに、底板35の裏面352に対して斜めをなす傾斜面344が形成されている。換言すれば、延長溝341は、延長先342において、周方向における中央部Cに近づくことにつれて厚みが薄くなるように形成されている。
このような構成を有することから、本実施形態に係るブラケット10においては、受液トレー33の液体を排出する際、延長溝341の延長先342(中央部C)での液体の切れが良くなる。従って、排出される液体が延長先342に垂れて電気接続箱50側に戻って落ちることを防ぐことができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 ブラケット
12 載置部
14 内側面
18 外側面
27 下側係合部
31 上側係合部
32 側壁部
33 受液トレー
34 第1排液口
35 底板
39 第2排液口
50 電気接続箱
36 上側取付部
37 下側取付部
341 延長溝
342 延長先
343 案内凸部
362,372 外周面
363,373 鍔部
541 一側面
C 中央部

Claims (4)

  1. 車両の電気接続箱の一側面を覆って液体を受け止める受液トレーと、該受液トレーを切り欠いた排液口とを備えるブラケットにおいて、
    前記排液口の縁から前記受液トレーの外側に延長された延長溝と、
    少なくとも前記排液口又は前記延長溝の内側に設けられ、液体の流れを案内する凸部又は凹部とを有し、
    前記延長溝は、
    半円筒形状であり、
    周方向において中央部に近い程前記受液トレーの底板と交差する交差方向の寸法が長くなるブラケット。
  2. 前記延長溝は延長先において前記中央部に近い程厚みが薄くなる請求項に記載のブラケット。
  3. 前記受液トレーの前記底板は矩形であり、
    前記底板の一長辺の縁から前記交差方向に延設された矩形板部と、
    前記矩形板部から前記受液トレーと反対側に突設された筒形状の取付部と、
    前記取付部の外側面に設けられた鍔部と
    を備える請求項又はに記載のブラケット。
  4. 前記電気接続箱の前記一側面は矩形であり、
    前記底板の長手方向が前記一側面の長手方向と一致するように、前記受液トレーは前記電気接続箱の前記一側面を覆い、
    前記底板の短手方向の寸法は、前記一側面の短手方向の寸法より1.5倍から2.5倍長い請求項からの何れか一つに記載のブラケット。
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