JP5984717B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に設けられる電気接続箱に係り、特に、箱体の上方に設けられたブラケットを介して車体パネルに取り付けられる電気接続箱に関するものである。
従来から、自動車等の車両には、ジャンクションボックスやリレーボックス等の電気接続箱が設けられている。これら電気接続箱は、箱体に一体又は別体として設けられたブラケットを介して、車体パネルに取り付けられるようになっている。
ところで、電気接続箱に設けられるブラケットは、車体内での配設位置や車体パネルの形状等に応じて、箱体の様々な位置に設けられる。例えば、特開2011−152846号公報(特許文献1)には、箱体の上方にブラケットが設けられた電気接続箱が開示されている。
ところが、箱体の上方にブラケットが設けられた電気接続箱においては、降雨や高圧洗浄等で車体内に浸入した水が車体パネルからブラケットに伝わり、箱体が被水するおそれがあった。特に、箱体が上方から被水すると、水が箱体を伝わる距離が長くなることから、箱体の内部に浸入したり、箱体の表面に装着されたリレーやヒューズ等の電気部品にかかるおそれが高くなる。
そこで、特許文献1には、ブラケットに箱体の上面から一段下がった段部を設けることにより、該段部から水を排出する構造が提案されている。しかし、このような構造では、車両の振動等により、水が段部を乗り越えて箱体に伝わるおそれがあった。また、段部に案内された水が箱体の側方に排出されることから、段部から落下した水が再び電気接続箱にかかるおそれがあり、更なる改善が必要であった。
特開2011−152846号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、ブラケットが箱体の上方に設けられた電気接続箱において、ブラケットを伝わる水による箱体の被水をより有効に防止することの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、箱体の上方に設けられたブラケットを介して該箱体が車体パネルに固定される電気接続箱において、前記ブラケットには、前記車体パネルへの取付部が上方に延出して設けられていると共に、該取付部の基端部分には、四方が壁部で囲まれて鉛直上方に開口された捕水凹所が設けられており、前記壁部のうち前記車体パネル側に位置する後方壁部が上方に延出されることで前記取付部が形成されていると共に、前記後方壁部には排水孔が貫設されている一方、前記ブラケットにおける前記車体パネル側の面には、前記捕水凹所の底面と連続して前記排水孔から前記車体パネル側に突出すると共に、前記箱体よりも前記車体パネル側に突出位置された庇部が設けられていることを、特徴とする。
本発明においては、ブラケットにおける車体パネルへの取付部の基端部に、捕水凹所が形成されていると共に、捕水凹所の車体パネル側の壁部によって取付部が形成されている。これにより、車体パネルから取付部に伝わった水を、捕水凹所で捕捉することが出来る。そして、捕水凹所で捕捉された水を排水孔を通じて排出することにより、車体パネルの水がブラケットを通じて箱体に伝わることを防止することが出来る。
さらに、排水孔に庇部が設けられていることから、排水孔から排出された水の落下位置を、箱体から更に遠ざけることが出来る。これにより、排水孔から排出されて落下する水が箱体にかかるおそれを軽減することが出来る。
加えて、排水孔が車体パネル側に開口されていると共に、庇部が車体パネル側に突出されている。これにより、ブラケットを伝わる水が箱体と反対側の車体パネル側に排出されるようになっており、箱体の被水をより効果的に防止することが出来ると共に、排出した水を車体パネルに伝わらせることも出来て、排出された水が空中を飛散して箱体にかかるおそれも軽減することが出来る。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記捕水凹所における前記後方壁部と前記底面とを連結する補強リブが、前記排水孔上に設けられているものである。
本態様によれば、排水孔の形成部分に補強リブが設けられていることから、ブラケットとしての剛性を損なうことなく、排水孔を形成することが出来る。
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記捕水凹所の前記壁部を用いてクランプ取付部が形成されているものである。
ワイヤハーネスを保持するクランプは、電気接続箱や車体パネル等に差し込んで固定される。それ故、クランプ取付部には、クランプの差込部を差込可能とする深さ寸法が必要とされる。そこで、捕水凹所の壁部の高さを利用してクランプの差込部の差込深さを確保することで、クランプ取付部をブラケットにスペース効率良く形成することが出来る。
本発明の第四の態様は、前記第一〜第三の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記庇部の幅方向の両端縁部には、該庇部の突出方向の全長に亘る飛散防止壁が設けられているものである。
本態様によれば、飛散防止壁によって、庇部を伝わる水が庇部の幅方向で排出されることを防ぐことが出来る。これにより、排水孔から排出された水を庇部の突出先端縁部まで確実に伝わらせることが出来て、車体パネル側に確実に排出することが出来る。
本発明の第五の態様は、前記第一〜第四の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記捕水凹所の前記壁部のうち、前記後方壁部と連結する一対の側壁部が、前記取付部の上端縁部まで延出されているものである。
本態様によれば、水が取付部の上端縁部に伝わった時点から、一対の側壁部で取付部の外に伝わることを防止して、捕水凹所に案内することが出来る。これにより、ブラケットに伝わった水を捕水凹所でより確実に捕捉することが出来る。
本発明の第六の態様は、前記第一〜第五の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記箱体における前記車体パネル側の面には、該箱体からの突出寸法が相対的に小さい低背部品が装着される低背部品装着部と、該箱体からの突出寸法が相対的に大きい高背部品が装着される高背部品装着部とが形成されており、前記庇部が、前記車体パネルへの取付状態で少なくとも前記高背部品装着部の鉛直上方から外れた位置に設けられているものである。
本態様によれば、庇部から落下する水が、箱体に装着された電気部品にかかるおそれを軽減することが出来る。これにより、箱体が被水するおそれをより軽減することが出来る。なお、低背部品および高背部品は、箱体に装着される各種の電気部品を言い、例えばリレーやヒューズ、コネクタ等が挙げられる。
本発明においては、箱体の上方に配設されるブラケットの車体パネルへの取付部の基端部に、四方が壁部で囲まれた捕水凹所を設けた。これにより、車体パネルから取付部に伝わった水を、捕水凹所で捕捉して飛散を防止することで、箱体の被水を防止することが出来る。そして、捕水凹所における車体パネル側の後方壁部に排水孔を設けて、捕水凹所で捕捉した水を箱体と反対の車体パネル側に排出すると共に、排水孔に庇部を設けて、水の排出位置を箱体から更に車体パネル側に遠ざけることにより、箱体の被水をより効果的に防止することが出来る。
本発明の一実施形態としての電気接続箱の平面図。 図1におけるII−II断面図。 図1に示した電気接続箱の、車体パネルと反対側の要部拡大図。 図1に示した電気接続箱の、車体パネル側の要部拡大図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1および図2に、本発明の一実施形態としての電気接続箱10を示す。以下の説明において、上下方向とは、電気接続箱10の車体への取付状態で鉛直上下方向となる、図1中の上下方向を言うものとする。電気接続箱10は、箱体12の上方に請求項のブラケットとしての上方ブラケット14が取り付けられると共に、箱体12の下方に下方ブラケット16が取り付けられた構造とされている。図2に示すように、電気接続箱10は、自動車のエンジンルームと車室の間に位置する車体パネルP(図2には、上方ブラケット14が固定される車体パネルのみ図示)に上方ブラケット14と下方ブラケット16を介して固定されるようになっており、車体パネルPの車室側(図2中、右側)に取り付けられるようになっている。
箱体12は略矩形の箱体形状とされている。図1に示すように、箱体12において、車体への取付状態で車体パネルP側の面18には、複数の低背部品装着部としての小型リレー装着部20、高背部品装着部としての大型リレー装着部22、複数のコネクタ装着部24が設けられている。図2に示すように、小型リレー装着部20には低背部品としての小型リレー26が装着される一方、大型リレー装着部22には、高背部品としての大型リレー28が装着される。大型リレー28は小型リレー26に比して大型であり、大型リレー装着部22への装着状態において、小型リレー装着部20に装着された小型リレー26よりも車体パネルP側に突出されている。また、詳細な図示は省略するが、箱体12において、車体パネルPと反対側の面30には、複数のコネクタ装着部32やヒューズ装着部34等が設けられている。
箱体12の上方には、上方ブラケット14が取り付けられる。上方ブラケット14は、箱体12と別体形成された合成樹脂からなる一体成形品とされている。図3および図4に示すように、上方ブラケット14には、上方に延出する取付部36が設けられている。取付部36は上端部において車体パネルP側に突出位置されており、取付部36の上端部には、ボルト挿通孔38が貫設されている。
上方ブラケット14において、取付部36の基端部分には、捕水凹所40が形成されている。捕水凹所40は、車体パネルP側に位置する後方壁部42、後方壁部42と対向する前方壁部44、および後方壁部42と前方壁部44とに連結された一対の側壁部46,48の、上方に突出する4つの壁部で4方が囲まれた、上方に開口する有底の凹形状とされている。そして、後方壁部42が上方に延出されることによって、取付部36が形成されている。
後方壁部42には、排水孔50が貫設されている。排水孔50は、後方壁部42における捕水凹所40の底面52側の端部に形成されている。これにより、捕水凹所40は、排水孔50を通じて、上方ブラケット14の車体パネルP側の面54に開口されている。図3等から明らかなように、特に本実施形態の排水孔50は、水平方向(図1中の左右方向)で捕水凹所40の中央から偏倚して形成されており、箱体12の大型リレー装着部22の鉛直上方(図1中、上方)から外れた位置に形成されている。
排水孔50の面54側には、面54から車体パネルP側に突出する庇部56が形成されている。図2に示すように、庇部56は、捕水凹所40の底面52と連続して、面54から車体パネルP側に突出するに連れて下方に傾斜するスロープ形状とされている。庇部56の車体パネルP側の突出先端縁部58は、箱体12よりも車体パネルP側に突出位置されており、箱体12の大型リレー装着部22に装着された大型リレー28よりも車体パネルP側に突出位置されている。また、前述のように、排水孔50が大型リレー装着部22の鉛直上方から外れた位置に形成されていることから、庇部56は、大型リレー装着部22の鉛直上方から外れた位置に形成されている。
さらに、庇部56の幅方向(図1中、左右方向)の両端縁部には、一対の飛散防止壁60,60が形成されている。飛散防止壁60,60は、庇部56の上方に突出して、庇部56の面54からの突出方向の全長に亘って形成されている。また、本実施形態の飛散防止壁60,60は、庇部56の下方にも突出されている。これにより、庇部56は、飛散防止壁60,60を含んで略H字形状断面を有しており、強度が確保されている。
また、捕水凹所40の後方壁部42には、底面52と連結する補強リブ62が形成されている。補強リブ62は、後方壁部42における排水孔50の上方から捕水凹所40の内側に突出されて底面52と連結されており、排水孔50の開口上に形成されている。
さらに、捕水凹所40の前方壁部44には、クランプ取付部64が形成されている。クランプ取付部64は、前方壁部44が捕水凹所40の内側に矩形ブロック形状をもって突出されることにより形成されている。これにより、前方壁部44には、上方ブラケット14の外側に開口する矩形の収容空所66が形成されている。また、クランプ取付部64の上板部68には、クランプ差込孔70が貫設されている。なお、図2から明らかなように、前方壁部44の上端縁部72は、上板部68よりも僅かに上方に突出されており、上板部68にかかった水が捕水凹所40外に流出することが防止されている。
特に本実施形態においては、補強リブ62が前方壁部44側に延び出されて、クランプ取付部64と連結されている。これにより、捕水凹所40が、補強リブ62とクランプ取付部64で仕切られて、2つの区分凹所74a,74bに分割されている。そして、補強リブ62が排水孔50上に設けられて、区分凹所74a,74bが同一の排水孔50を用いることにより、各区分凹所74a,74bに個別に排水孔を貫設することを不要として、上方ブラケット14の強度が確保されている。
また、捕水凹所40の側壁部46,48は上方に延出されて、取付部36の上端縁部76まで延出されている。これにより、取付部36の幅方向(図1中、左右方向)の両端縁部には、上端縁部76から捕水凹所40に至る全長に亘って、側壁部46,48が形成されている。
このような構造とされた上方ブラケット14は、下端部に設けられたスライドロック78によって箱体12に連結される。これにより、上方ブラケット14が箱体12の上方に設けられて、取付部36が箱体12の上方に突出されている。
一方、下方ブラケット16は、合成樹脂からなる一体成形品とされている。下方ブラケット16にはボルト挿通孔80が貫設されている。下方ブラケット16は、上方ブラケット14と略同様に、上端部に設けられたスライドロック82によって箱体12に連結されて、箱体12の下方に設けられる。
このような構造とされた電気接続箱10は、図2に示したように、車体パネルPの車室側に重ね合わされて、上方ブラケット14の取付部36に設けられたボルト挿通孔38と、下方ブラケット16に設けられたボルト挿通孔80に図示しないボルトが挿通されて車体パネルPに螺着されることにより、箱体12が上方ブラケット14と下方ブラケット16を介して車体パネルPに固定される。車体パネルPへの取付状態において、電気接続箱10は、上方ブラケット14が鉛直上方、下方ブラケット16が鉛直下方に位置されるようになっており、上方ブラケット14に設けられた捕水凹所40が鉛直上方に開口されるようになっている。また、捕水凹所40に設けられた排水孔50が車体パネルP側に開口されると共に、庇部56が車体パネルP側に突出されるようになっている。なお、取付部36は、上端縁部76から下方に行くに連れて車体パネルPから離隔するように形成されており、上方ブラケット14は、取付部36においてボルト挿通孔38が形成された上端部分のみが車体パネルPに接触されており、箱体12は、車体パネルPに対して非接触状態に離隔して配設されている。また、庇部56の突出先端縁部58は、車体パネルPに対して僅かな隙間を隔てて位置されている。
なお、上方ブラケット14のクランプ取付部64には、ワイヤハーネスW/Hを保持したクランプ84の差込部86が、クランプ差込孔70を通じて収容空所66内に差し込まれて、上板部68で係止されるようになっている。これにより、上方ブラケット14にワイヤハーネスW/Hを固定することが可能とされている。
本実施形態に従う構造とされた電気接続箱10においては、降雨や高圧洗浄等により車体内に水が浸入して、車体パネルPが被水した場合には、図2に矢印で示すように、車体パネルPを伝わる水が、先ず、車体パネルPに接触されている取付部36の上端縁部76に伝わる。取付部36に伝わった水は、取付部36の幅方向の両端縁部が側壁部46,48で囲まれていることから、取付部36から飛散することなく、取付部36を下方に伝わって捕水凹所40に捕捉される。そして、捕水凹所40に捕捉された水は、排水孔50を通じて、上方ブラケット14から車体パネルP側に排出される。このように、本実施形態によれば、上方ブラケット14に伝わった水を捕水凹所40で捕捉することにより、箱体12に伝わることを防止することが出来、箱体12の被水を防止することが出来る。
さらに、排水孔50には、庇部56が設けられている。これにより、排水孔50から排出された水の落下位置を、箱体12から遠ざけることが出来、箱体12の被水を効果的に防止することが出来る。特に本実施形態においては、庇部56の形成位置が、箱体12からの突出寸法の大きい大型リレー28の鉛直上方から外されていることから、庇部56から落下した水が箱体12に装着された大型リレー28等の電気部品にかかることをより有効に防止することが出来る。更に、庇部56の幅方向両側に飛散防止壁60,60が設けられていることから、排水孔50から排出された水を庇部56の突出先端縁部58までより確実に伝わらせることが出来て、庇部56からの水の落下位置を、箱体12からより確実に遠ざけることが出来ると共に、水を車体パネルP側により確実に排出することが出来る。
加えて、排水孔50と庇部56が、車体パネルPに向けて設けられている。これにより、排水孔50から排出された水を車体パネルPに伝わらせることも可能となり、庇部56から落下した水が空中を飛散することで再び箱体12にかかるおそれも軽減することが出来る。
また、捕水凹所40の前方壁部44に、クランプ取付部64が形成されている。クランプ取付部64は、クランプ84の差込部86を収容する収容空所66の高さ寸法を確保する必要がある。そこで、前方壁部44の高さ寸法を巧く利用することにより、クランプ取付部64を捕水凹所40内にスペース効率良く形成することが出来る。
さらに、排水孔50上には、補強リブ62が形成されている。これにより、上方ブラケット14における排水孔50の形成部分の強度が確保されている。特に、補強リブ62をクランプ取付部64と連結して後方壁部42と前方壁部44とを連結することで上方ブラケット14の強度がより高度に確保されている。加えて、補強リブ62をクランプ取付部64と連結することで捕水凹所40が2つの区分凹所74a,74bに分割されているが、補強リブ62を排水孔50上に設けたことによって、2つの区分凹所74a,74bで1つの排水孔50を共有することが可能とされており、2つの区分凹所74a,74bのそれぞれに排水孔を貫設することを不要として、上方ブラケット14の強度を確保することが出来る。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、ブラケットに設けられる取付部および捕水凹所の数は限定されず、複数の取付部と捕水凹所を設けても良い。また、取付部の車体パネルへの取付態様がボルト固定に限定されないのは勿論であって、例えば車体パネルに差し込んで固定されるもの等でも良い。加えて、ブラケットは、箱体に一体形成されていても良い。
また、クランプ取付部は、捕水凹所の壁部の何れに設けることも可能であり、例えば、前記実施形態における捕水凹所40の側壁部46,48や後方壁部42に設けることも可能である。但し、クランプ取付部は必ずしも必要ではない。加えて、補強リブについても必ずしも必要なものではないが、補強リブは、前記実施形態のように捕水凹所の後方壁部から対向する壁部にまで延び出されている必要は無く、例えば前記実施形態における補強リブ62をクランプ取付部64まで延び出すことなく、捕水凹所40を2つの区分凹所74a,74bに分割しないように形成することも勿論可能である。
更にまた、前記実施形態で示した電気接続箱10は、エンジンルームと車室とを仕切る車体パネルPの車室側に設けられていたが、本発明の電気接続箱は、例えばエンジンルーム内等、車室外に設けられるものでも良い。
10:電気接続箱、12:箱体、14:上方ブラケット、16:下方ブラケット、18:面(車体パネル側の面)、20:小型リレー装着部(低背部品装着部)、22:大型リレー装着部(高背部品装着部)、26:小型リレー(低背部品)、28:大型リレー(高背部品)、36:取付部、40:捕水凹所、42:後方壁部、44:前方壁部、46:側壁部、48:側壁部、50:排水孔、52:底面、54:面(ブラケットの車体パネル側の面)、56:庇部、58:突出先端縁部、60:飛散防止壁、62:補強リブ、64:クランプ取付部、76:上端縁部(取付部)、84:クランプ

Claims (6)

  1. 箱体の上方に設けられたブラケットを介して該箱体が車体パネルに固定される電気接続箱において、
    前記ブラケットには、前記車体パネルへの取付部が上方に延出して設けられていると共に、該取付部の基端部分には、四方が壁部で囲まれて鉛直上方に開口された捕水凹所が設けられており、前記壁部のうち前記車体パネル側に位置する後方壁部が上方に延出されることで前記取付部が形成されていると共に、前記後方壁部には排水孔が貫設されている一方、
    前記ブラケットにおける前記車体パネル側の面には、前記捕水凹所の底面と連続して前記排水孔から前記車体パネル側に突出すると共に、前記箱体よりも前記車体パネル側に突出位置された庇部が設けられている
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記捕水凹所における前記後方壁部と前記底面とを連結する補強リブが、前記排水孔上に設けられている
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記捕水凹所の前記壁部を用いてクランプ取付部が形成されている
    請求項1又は2に記載の電気接続箱。
  4. 前記庇部の幅方向の両端縁部には、該庇部の突出方向の全長に亘る飛散防止壁が設けられている
    請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱。
  5. 前記捕水凹所の前記壁部のうち、前記後方壁部と連結する一対の側壁部が、前記取付部の上端縁部まで延出されている
    請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱。
  6. 前記箱体における前記車体パネル側の面には、該箱体からの突出寸法が相対的に小さい低背部品が装着される低背部品装着部と、該箱体からの突出寸法が相対的に大きい高背部品が装着される高背部品装着部とが形成されており、前記庇部が、前記車体パネルへの取付状態で少なくとも前記高背部品装着部の鉛直上方から外れた位置に設けられている
    請求項1〜5の何れか1項に記載の電気接続箱。
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