JP2016135038A - ハーネスプロテクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスの配索形状違いに対応しつつ汎用性の向上を図ることができる、新規な構造のハーネスプロテクタを提供すること。【解決手段】ワイヤハーネス12を挿通する樋形状のプロテクタ本体14と、プロテクタ本体14の上方開口部16を覆う蓋体18を備えているハーネスプロテクタ10において、プロテクタ本体14は、ワイヤハーネス12の配索形状に対応した形状で延出すると共に、同一形状の複数の被ロック部32を有している一方、蓋体18は、プロテクタ本体14よりも短尺でストレートに延びて被ロック部32に嵌合する同一形状の複数のロック部40を有する共通形状を備えた複数の短尺蓋体18a,18b,18cによって構成されており、プロテクタ本体14の長手方向の適所に、複数の短尺蓋体18a,18b,18cが複数の被ロック部32と複数のロック部40の嵌合により連結固定されるようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等に配索されるワイヤハーネスに外装されてワイヤハーネスを保護するハーネスプロテクタに関するものである。
従来から、自動車等において、ワイヤハーネスを他部材との干渉から保護したり、車内の所定の箇所で保持するために、ハーネスプロテクタが用いられている。ハーネスプロテクタは、例えば特開2012−55105号公報(特許文献1)に記載のように、ワイヤハーネスを挿通する樋形状のプロテクタ本体と、プロテクタ本体の上方開口部を覆う蓋体とを備えている。
ところで、ハーネスプロテクタは、ワイヤハーネスの配索形状に合わせて格別に成形された専用品である場合が多く、特に、特許文献1に記載の如く長尺となる場合はその傾向が一層顕著となる。従って、車種毎に異なるハーネスプロテクタを各別に設計する必要があり、汎用性に劣りコスト高となると共に、多種類の部品の管理が煩雑になるという問題を内在していた。
これに対して、ハーネスプロテクタの形状を共通化することも考えられるが、省スペースなワイヤハーネスの配索を実現するためには、ワイヤハーネスの配索経路等を車種やグレード毎に異ならせざるを得ない。従って、ハーネスプロテクタの形状を共通化して汎用性を向上させることは、非現実的であった。
特開2012−55105号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、ワイヤハーネスの配索形状違いに対応しつつ汎用性の向上を図ることができる、新規な構造のハーネスプロテクタを提供することにある。
本発明の第一の態様は、ワイヤハーネスを挿通する樋形状のプロテクタ本体と、該プロテクタ本体の上方開口部を覆う蓋体を備えているハーネスプロテクタにおいて、前記プロテクタ本体は、前記ワイヤハーネスの配索形状に対応した形状で延出すると共に、同一形状の複数の被ロック部を有している一方、前記蓋体は、前記プロテクタ本体よりも短尺でストレートに延びて前記被ロック部に嵌合する同一形状の複数のロック部を有する共通形状を備えた複数の短尺蓋体によって構成されており、前記プロテクタ本体の長手方向の適所に、前記複数の短尺蓋体が前記複数の被ロック部と前記複数のロック部の嵌合により連結固定されていることを特徴とする。
本態様によれば、ワイヤハーネスが挿通されるプロテクタ本体自体は、ワイヤハーネスの配索形状に対応した形状で設けられることから、ワイヤハーネスの配索形状違いに対応したハーネスプロテクタを提供することができる。一方、蓋体は、プロテクタ本体よりも短尺でストレートに延びて被ロック部に嵌合する同一形状の複数のロック部を有する共通形状を備えた複数の短尺蓋体によって構成されている。これにより、プロテクタ本体の形状にかかわらず、共通形状の短尺蓋体をプロテクタ本体に装着することが可能となり、短尺蓋体を共通化することで、ハーネスプロテクタの汎用性の向上も図ることができる。
特に、同一形状の複数の被ロック部と、かかる被ロック部に嵌合する同一形状の複数のロック部を採用したことにより、複数の短尺蓋体をプロテクタ本体の適所に分散して取り付けることができ、ハーネスプロテクタ装着時の作業に必要な労力の低減を図ることができる。また、例えば、プロテクタ本体がL字形状に屈曲している場合でも、プロテクタ本体の屈曲部を避けたストレート部分に2つの短尺蓋体を取り付けるだけで、L字形状等の特別な形状の蓋体を設けることなく、ワイヤハーネスをプロテクタ本体に収容保持することができるのである。
なお、被ロック部は、プロテクタ本体の一対の側壁外面に所定ピッチで設けたロック枠部や一対の側壁上面に設けた上方開口溝部等の公知の構造によって設けることができる。同様に、ロック部は、蓋体の幅方向両端縁部からプロテクタ本体に向かって突出してロック枠部と同一ピッチで設けられるロック片部や、蓋体の両端縁部に突設されて上方開口溝部に係合する長手状の突起部等の公知の構造によって設けることができる。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記短尺蓋体の表面には、複数種類の部品固定構造が設けられているものである。
本態様では、短尺蓋体の表面に複数種類の部品固定構造が設けられている。ハーネスプロテクタには、近隣部品の装着保持を要求される場合もあるが、複数種類の部品固定構造を備えていることにより、短尺蓋体、ひいてはハーネスプロテクタの汎用性の一層の向上を図ることができる。
本発明の第三の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、各前記短尺蓋体の表面に部品固定構造が設けられており、該部品固定構造の種類が前記短尺蓋体間で異なる複数種類の短尺蓋体を含んで構成されているものである。
本態様では、部品固定構造の種類が短尺蓋体間で異なる複数種類の短尺蓋体を備えていることから、個別に装着保持が要求される近隣部品の種類に応じた短尺蓋体を選択することで個別の要求に対応でき、短尺蓋体、ひいてはハーネスプロテクタの汎用性の一層の向上を図ることができる。
本発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れか一つの態様に記載のものにおいて、前記短尺蓋体の長手方向一方の端部に、前記ワイヤハーネスに結束固定される固定片が設けられているものである。
本態様では、短尺蓋体に固定片が設けられていることから、ワイヤハーネスの結束作業に際して、プロテクタ本体よりも小型の短尺蓋体をワイヤハーネスに位置決め固定しつつワイヤハーネスの結束作業を行い、結束作業後にプロテクタ本体を装着することが可能となる。これにより、ワイヤハーネス結束用の図板上のスペースを有効活用でき、図板上でのプロテクタ位置決め作業を小さい短尺蓋体で行うことができることから、作業性の向上を図ることができる。
本発明の第五の態様は、前記第一乃至第四の何れか一つの態様に記載のものにおいて、前記被ロック部が、前記プロテクタ本体の一対の側壁外面に設けられたロック枠部によって構成されており、該ロック枠部が前記プロテクタ本体の長手方向に所定ピッチで配設されている一方、前記ロック部が、前記蓋体の幅方向両端縁部から前記プロテクタ本体に向かって突出するロック片部によって構成されており、該ロック片部が前記長手方向で前記ロック枠部と同一ピッチで配設されているものである。
本態様によれば、プロテクタ本体に所定ピッチで複数のロック枠部を設け、短尺蓋体の幅方向両端縁部に上記所定ピッチで複数のロック片部を設ける簡単な構造で、ハーネスプロテクタの汎用性の向上を図ることができる。
本発明によれば、プロテクタ本体自体はワイヤハーネスの配索形状に対応した形状で設けられることから、ワイヤハーネスの配索形状違いに対応したハーネスプロテクタを提供できる。一方、蓋体は、プロテクタ本体よりも短尺でストレートに延びて被ロック部に嵌合するロック部を有する共通形状を備えた複数の短尺蓋体によって構成されている。これにより、プロテクタ本体の形状にかかわらず、共通形状の短尺蓋体をプロテクタ本体に装着することが可能となることから、ハーネスプロテクタの汎用性の向上も図ることができる。特に、同一形状の複数の被ロック部と、かかる被ロック部に嵌合するロック部を採用したことにより、複数の短尺蓋体をプロテクタ本体の適所に分散して取り付けることができ、ハーネスプロテクタ装着時の作業に必要な労力の低減を図ることができる。また、例えば、プロテクタ本体がL字形状に屈曲している場合でも、プロテクタ本体の屈曲部を避けたストレート部分に2つの短尺蓋体を取り付けるだけで、L字形状等の特別な形状の蓋体を設けることなく、ワイヤハーネスをプロテクタ本体に収容保持することができる。
本発明の一実施形態としてのハーネスプロテクタの斜視図(ワイヤハーネスを収容し、リーンフォースへ組み付けた状態)。 図1に示すハーネスプロテクタの分解斜視図(ワイヤハーネスに蓋体を結束固定し、プロテクタ本体へ組み付ける前の状態)。 本実施形態のハーネスプロテクタの蓋体の他の態様を示す分解斜視図であって、図2に相当する図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜2には、本発明の一実施形態としてのハーネスプロテクタ10が、示されている。かかるハーネスプロテクタ10は、ワイヤハーネス12を挿通する樋形状のプロテクタ本体14と、プロテクタ本体14の上方開口部16を覆う蓋体18と、を含んで構成されている。なお、理解を容易とするために、図1〜2においてワイヤハーネス12を仮想線で示している。また、以下の説明において、上方とは、図1中の上方、下方とは、図1中の下方、また前方とは、図1中の左方、後方とは、図1中の右方を言うものとする。
プロテクタ本体14は、底壁20と底壁20の両側から立ち上がる一対の側壁22,22を含んで、ワイヤハーネス12の配索形状に対応した形状で樋状に延びる構成とされており、例えばポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)等の合成樹脂により射出成形等によって一体形成されている。また、プロテクタ本体14の底壁20の長手方向に離隔する複数箇所(本実施形態では6箇所)にはクランプ固定部26が設けられており、かかるクランプ固定部26に対して図示しないクランプ部のロック部が嵌合固定されるようになっている。さらに、プロテクタ本体14の底壁20の長手方向の両端部には、長手方向に沿って延び出す平面視で略矩形状の固定片28が設けられており、固定片28の突出端部の幅方向の両端部には幅方向外方に向かって突出するテープ抜け止め突起30が設けられている。
図1に示されているように、プロテクタ本体14の一対の側壁22,22の外面の上方には、外方に向かって突出する矩形状の被ロック部たるロック枠部32が設けられており、ロック枠部32の中央部には上下方向に貫通する係合孔34が設けられている。なお、本実施形態では、ロック枠部32はすべて同一形状とされており、一対の側壁22,22に対してプロテクタ本体14の長手方向に所定ピッチでそれぞれ9個ずつ設けられている。なお、ロック枠部32の配設ピッチや個数はこれに限定されず任意に設定可能である。。また、プロテクタ本体14の一対の側壁22,22の下端部は底壁20よりも下方に突出しており、底壁20の幅方向両端部に一対のリブ35,35が設けられている。これにより、プロテクタ本体14には、一対のリブ35,35の外面と底壁20の外面により画成される係合凹部36が設けられており、係合凹部36を後述するリーンフォース64に外嵌することにより、ハーネスプロテクタ10がリーンフォース64に対して安定係合されるようになっている。さらに、一対のリブ35,35は、略U字断面形状でプロテクタ本体14の長手方向に延びる中空構造とされており、一対のリブ35,35の内部空間の容積により、プロテクタ本体14の内部容積、すなわちハーネス収容容積の増大が図られている。
一方、図1〜2に示されているように、蓋体18は、共通形状を備えた複数(本実施形態では3個)の短尺蓋体18a,18b,18cによって構成されている。かかる短尺蓋体18a,18b,18cは、プロテクタ本体14よりも短尺でストレートに延びる平面視で略矩形平板状の上壁38と、上壁38の幅方向両端縁部において下方すなわちプロテクタ本体14側に向かって突出する略矩形状のロック部たる一対のロック片部40,40、を含んで構成されている。すなわち、共通形状とは、短尺蓋体18a,18b,18cにおいて少なくとも、上壁38と、上壁38の幅方向両端縁部に設けられた一対のロック片部40,40が、いずれも同じ形状を有し同じ位置に設けられていることを意味している。なお、蓋体18を構成する短尺蓋体18a,18b,18cはいずれもプロテクタ本体14と同じく、例えばポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)等の合成樹脂により射出成形等によって一体形成されており、プロテクタ本体14とは別体成形とされている。また、本実施形態では、ロック片部40はすべて同一形状とされており、下方すなわちプロテクタ本体14側に向かって突出する垂壁部42と、垂壁部42から外方に向かって突出する略三角断面形状のロック突部44を含んで構成されている(図2参照)。そして、ロック片部40は、上壁38の幅方向両端縁部において短尺蓋体18a,18b,18cの長手方向に対してプロテクタ本体14のロック枠部32と嵌合するように、ロック枠部32と同一ピッチでそれぞれ3個ずつ設けられている。
また、蓋体18を構成する短尺蓋体18a,18b,18cの上壁38の長手方向の前端部にはいずれも、長手方向に沿って延び出す平面視で略矩形状の固定片46が設けられており、固定片46の突出端部の幅方向の両端部には幅方向外方に向かって突出するテープ抜け止め突起48が設けられている。かかる固定片46は、ワイヤハーネス12に対して図示しない結束テープ等により結束固定されるようになっており、テープ抜け止め突起48は結束テープ等の抜け止めのために設けられている。
加えて、蓋体18を構成する短尺蓋体18a,18b,18cの上壁38の表面には、部品固定構造が設けられている。より詳細には、短尺蓋体18aの上壁38の表面には、4種類の部品固定構造たる、部品固定部50,ケーブル固定部52,コネクタ固定部54と中継端子固定部56が設けられている。部品固定部50は、上方に向かって突出すると共に長手方向に延びる平板状とされており、上部に形成され上方及び板厚方向に開口する側面視で略矩形状の切欠部58に対して、例えば図示しない部品の取付部が重ね合わされてスクリューボルトが嵌め込まれて固定保持されるようになっている。また、ケーブル固定部52は、上方に向かって突設され開口部が狭幅とされた上方開口溝部60から構成されており、上方開口溝部60に対して、例えば図示しないケーブルが嵌め込まれて固定保持されるようになっている。一方、コネクタ固定部54は、奥方に向かって開口する平面視で略U字形状とされており、例えば図示しないコネクタの係合部が嵌め込まれて固定保持されるようになっている。また、中継端子固定部56は、片持ち状に奥方に向かって突出するロック片62を含んで構成されており、ロック片62に対して、例えば図示しない中継端子の係合部が嵌め込まれて固定保持されるようになっている。なお、短尺蓋体18bの上壁38の表面には、3種類の部品固定構造たる、ケーブル固定部52、コネクタ固定部54と2つの中継端子固定部56が設けられている一方、短尺蓋体18cの上壁38の表面には、部品固定構造たる1つのケーブル固定部52と2つの中継端子固定部56が設けられている。要するに、本実施形態では、部品固定構造の種類が短尺蓋体18a,18b,18c間で異なる複数種類の短尺蓋体18a,18b,18cが装着されており、各短尺蓋体18a,18b,18cがそれぞれ複数種類の部品固定構造を備えている。
なお、本実施形態では、部品固定構造の種類の組み合わせが異なる3種類の短尺蓋体18a,18b,18cが装着されていたが、要求に応じて同一の短尺蓋体(例えば18a)を3つ装着することもでき、装着される短尺蓋体の種類は任意に選択可能である。
このような構造とされたハーネスプロテクタ10の組み付け方法について、以下に説明を行う。先ず、図示しないワイヤハーネス結束用の図板上にワイヤハーネス12を配設した後、プロテクタ本体14よりも小型の短尺蓋体18a,18b,18cをワイヤハーネス12上に位置決め配置する。そして、固定片46をワイヤハーネス12に対して図示しない結束テープ等により結束固定することにより、短尺蓋体18a,18b,18cをワイヤハーネス12に対して位置決め固定する。続いて、ワイヤハーネス12に位置決め固定された短尺蓋体18a,18b,18cをプロテクタ本体14に装着する。より詳細には、短尺蓋体18a,18b,18cが、プロテクタ本体14の長手方向の適所において、ロック片部40がそれに対応する位置にあるロック枠部32の係合孔34に挿入されロック片部40のロック突部44がロック枠部32に嵌合されることにより、連結固定されるようになっている。これにより、ワイヤハーネス12が挿通保持されたハーネスプロテクタ10が構成される。
このように、短尺蓋体18a,18b,18cに固定片46が設けられていることから、短尺蓋体18a,18b,18cをワイヤハーネス12に位置決め固定した後、プロテクタ本体14に装着することが可能となっている。これにより、ワイヤハーネス12の結束工程において、プロテクタ本体14よりも小型の短尺蓋体18a,18b,18cをワイヤハーネス12に位置決めすることで、ワイヤハーネス12に対するハーネスプロテクタ10の位置決めが完了する。それ故、ワイヤハーネス結束用の図板上のスペースを有効活用して、作業性の向上を図ることができる。
最後に、このように構成されたハーネスプロテクタ10を、図1に示されているように、水平に延び出すリーンフォース64の外周面に対して、リーンフォース64の長手方向に沿わせて配設する。より詳細には、ハーネスプロテクタ10のプロテクタ本体14の底壁20をリーンフォース64の外周面に係合すると共に、ハーネスプロテクタ10の底壁20に突設された図示しないクランプ部をリーンフォース64の取付孔に嵌合することにより、リーンフォース64に対してハーネスプロテクタ10が保持されるようになっている。
上述の如き構造の本実施形態のハーネスプロテクタ10によれば、プロテクタ本体14が、ワイヤハーネス12の配索形状に対応した形状で樋状に延びる構成とされていることから、ワイヤハーネス12の配索形状違いに対応したハーネスプロテクタ10を提供することができる。すなわち、本実施形態では、プロテクタ本体14がリーンフォース64に沿ってストレートに配索されるワイヤハーネス12の配索形状に対応してストレートに延出する構造とされていたが、例えばL字状の配索形状の場合、プロテクタ本体14をそれに対応したL字に延出するように形成すればよい。一方、蓋体18は、プロテクタ本体14よりも短尺でストレートに延びてロック枠部32に嵌合する同一形状の複数のロック片部40をロック枠部32と同一ピッチで有するという共通形状を備えた短尺蓋体18a,18b,18cによって構成されている。これにより、プロテクタ本体14の形状に依らず、共通形状の短尺蓋体18a,18b,18cをプロテクタ本体14に装着することが可能となることから、ハーネスプロテクタ10の汎用性を向上することができる。すなわち、例示のストレート形状のハーネスプロテクタ10やL字形状のハーネスプロテクタの両方に対して、共通形状化された短尺蓋体18a,18b,18cを取り付けることができ、ワイヤハーネス12の配索形状違いに対応したハーネスプロテクタ10を、共通化された蓋体18による高い汎用性をもって提供できるのである。加えて、共通化された短尺蓋体18a,18b,18cの上壁38の表面には複数種類の部品固定構造50,52,54,56が設けられていることから、例えば近隣部品の装着保持等が可能となり、短尺蓋体18a,18b,18cひいてはハーネスプロテクタ10の汎用性の一層の向上が図られている。また、プロテクタ本体14に所定ピッチで同一形状の複数のロック枠部32を設ける一方、短尺蓋体18a,18b,18cに対応するピッチで同一形状の複数のロック片部40を設ける簡単な構造で汎用性の向上を図ると共に、短尺蓋体18a,18b,18cをプロテクタ本体14の適所に分散して取り付けることができ、ハーネスプロテクタ10装着時すなわちプロテクタ本体14に短尺蓋体18a,18b,18cを装着する作業に必要な労力の低減を図ることができる。
次に、図3を用いて、本発明のハーネスプロテクタ66の蓋体68の他の態様について詳述するが、上記実施形態と同様な構造とされた部材および部位については、図中に、上記実施形態と同一の符号を付することにより、それらの詳細な説明を省略する。すなわち、かかるハーネスプロテクタ66は、蓋体68を構成する各短尺蓋体68a,68b,68cの表面に部品固定構造が設けられており、各短尺蓋体68a,68b,68cでは、単一種類の部品固定構造がそれぞれ3つ設けられている。より詳細には、各短尺蓋体68a,68b,68cの上壁38の表面には、それぞれ異なる種類の3つの部品固定構造すなわちケーブル固定部52,コネクタ固定部54,中継端子固定部56がそれぞれ設けられているのである。
本実施形態では、部品固定構造の種類が短尺蓋体68a,68b,68c間で異なり、各短尺蓋体68a,68b,68cでは単一種類の部品固定構造が設けられている。例えば個別に装着保持が要求される近隣部品に応じた部品固定構造を有する短尺蓋体68a,68b,68cを選択することで個別の要求に対応することが可能となる。それ故、上記実施形態と同様に、短尺蓋体68a,68b,68cひいてはハーネスプロテクタ66の汎用性の一層の向上を図ることができる等の効果を得ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、上記実施形態では、プロテクタ本体14がストレートに延びる構成について例示を行ったが、プロテクタ本体がL字形状に屈曲しているような場合であっても、プロテクタ本体の屈曲部を避けたストレート部分に例えば2つの短尺蓋体18aを取り付けることで、従来の如きL字形状等の特別な形状の蓋体を設けることなく、ワイヤハーネス12をプロテクタ本体に収容保持することができる。
また、上記実施形態では、被ロック部は、プロテクタ本体14の一対の側壁22,22の外面に所定ピッチで設けたロック枠部32によって構成されていたが、一対の側壁22,22の上面に設けた上方開口溝部等の任意の公知の構造によって構成することもできる。同様に、ロック部についても、上記実施形態で例示のロック片部40以外に、蓋体18の両端縁部に突設されて上方開口溝部に係合する長手状の突起部等の任意の公知の構造によって構成することもできる。
加えて、上記実施形態では、部品固定構造として、部品固定部50,ケーブル固定部52,コネクタ固定部54や中継端子固定部56を例示したが、予備のヒューズ等を保持する電子部品固定部等の任意の公知の構造を採用することもできる。また、短尺蓋体18a,18b,18cの上壁38の表面には部品固定構造が設けられていたが、必ずしも部品固定構造が設けられていなくてもよい。さらに、短尺蓋体18a,18b,18cには固定片46が設けられていたが、必ずしも固定片46が設けられていなくてもよい。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
10,66:ハーネスプロテクタ、12:ワイヤハーネス、14:プロテクタ本体、16:上方開口部、18,68:蓋体、18a〜c,68a〜c:短尺蓋体、22:側壁、32:ロック枠部(被ロック部)、40:ロック片部(ロック部)、46:固定片、50:部品固定部(部品固定構造)、52:ケーブル固定部(部品固定構造)、54:コネクタ固定部(部品固定構造)、56:中継端子固定部(部品固定構造)

Claims (5)

  1. ワイヤハーネスを挿通する樋形状のプロテクタ本体と、該プロテクタ本体の上方開口部を覆う蓋体を備えているハーネスプロテクタにおいて、
    前記プロテクタ本体は、前記ワイヤハーネスの配索形状に対応した形状で延出すると共に、同一形状の複数の被ロック部を有している一方、
    前記蓋体は、前記プロテクタ本体よりも短尺でストレートに延びて前記被ロック部に嵌合する同一形状の複数のロック部を有する共通形状を備えた複数の短尺蓋体によって構成されており、
    前記プロテクタ本体の長手方向の適所に、前記複数の短尺蓋体が前記複数の被ロック部と前記複数のロック部の嵌合により連結固定されている
    ことを特徴とするハーネスプロテクタ。
  2. 各前記短尺蓋体の表面には、複数種類の部品固定構造が設けられている請求項1に記載のハーネスプロテクタ。
  3. 各前記短尺蓋体の表面に部品固定構造が設けられており、該部品固定構造の種類が前記短尺蓋体間で異なる複数種類の短尺蓋体を含んで構成されている請求項1に記載のハーネスプロテクタ。
  4. 前記短尺蓋体の長手方向一方の端部に、前記ワイヤハーネスに結束固定される固定片が設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載のハーネスプロテクタ。
  5. 前記被ロック部が、前記プロテクタ本体の一対の側壁外面に設けられたロック枠部によって構成されており、該ロック枠部が前記プロテクタ本体の長手方向に所定ピッチで配設されている一方、前記ロック部が、前記蓋体の幅方向両端縁部から前記プロテクタ本体に向かって突出するロック片部によって構成されており、該ロック片部が前記長手方向で前記ロック枠部と同一ピッチで配設されている請求項1〜4の何れか1項に記載のハーネスプロテクタ。
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