JP2016540687A - 調節可能なシート - Google Patents

Abstract

特に車両のための第２の列シート配列を含むシート配列である。前記第２の列シート配列は第１のシート、第２のシートおよび第３のシートを含む。第３の列シート配列への直接アクセスが前記第２の列シート配列によって制限されないように前記第１のシートは収納可能である。２つの列車両では、前記第１のシートが収納された前記第２の列シート配列は、積み荷を設置するために第２の列に特別なスペースを提供する。

Description

（関連出願の相互参照）
本願は２０１３年１２月１６日に提出された米国仮特許出願第６１／９１６，４２０号の優先権の利益を主張し、参照によって出願の全体内容が組み込まれる。

本発明はシート配列に関連し、特に車両のためのシート配列に関連する。

従来の第２の列シート配列では十分なスペースがないので、第３の列シート配列から車両に簡便かつ容易に出入りすることができない。他の従来の第２の列シート配列では、第３の列シート配列へ直接アクセスすることができない。従来の第２の列シート配列では、乗客が第３の列シート配列にアクセスしようとするたびに外側シートを移動および操作する必要があるので、第３の列シート配列がアクセスされるたびに外側シートに作業が必要である。

独国特許出願公開第１０ ２００６ ０３１ ８８６Ａ１号は、右および左メインシートの１つの覆いを被せたシートクッションの中または下に収納可能なシートクッション、および、メインシートの両方の後ろであって、メインシートが取り付けられているフロアレベルの下に収容可能なバックレストを含む追加のシートを備えるシート配列を開示する。追加のシートを使用すると、シートクッションはいずれかのメインシートの中から取り出され、および、メインシートのシートクッションの間で車両長方向に曲がる。バックレストはフロアレベルの下から取り出され、および、メインシートのバックレストの間で車両長とは横方向に曲がる。

独国特許出願公開第１０ ２００９ ０４２ ４６０Ａ１号は、ボディに固定されたレールに取り付けられたリアベンチ部分を備える分割されたリアベンチを有する車両を開示する。レールは等距離で配置される。各ベンチ部分は他のベンチ部分とは独立して移動できる。レールはベンチ部分に対する共通支持体として機能する。隣接するレール間の距離はシート部分の幅になるように構成される。隣接しないレール間の別の距離は別のシート部分の幅になるように構成される。エレメントを接続することによって、互いに関連してレールの１つの領域に角度を持って配置される。

米国特許第５，９２７，７８９号は、第１の列のシート、第１の列のシートから空間を隔てた第２の列のシート、第２の列のシートから空間を隔てた第３の列のシートを含む自動車のためのシート組み立て体であって、第２の列のシートは第３の列のシートへの出入りを可能にするように横方向にスライドする組み立て体を開示する。

国際公開第２００５／０４４６１６Ａ１号は、乗客車両のバックシートを車両への出入りを容易にするように構成し、および、平坦または平坦に近い負荷（積み荷）フロアのためのバックシートを構成するシステムおよび方法を開示する。

独国特許出願公開第１０ ２００７ ００５ １４４ Ｂ４号および対応する米国特許第８，０３３，６０４Ｂ２号は、車両シートがバックレストおよびシッティング部分を備える車両シート配列を有する車両を開示する。折り畳み式シートは折り畳み式シートシッティング部分、および、折り畳み式シートバックレストを含み、折り畳み式シートは車両シートに隣接して折り畳まれる。当該部分およびバックレストは回転軸を有するネジで相互に機械的に接続される。折り畳み式シートは折り畳まれた状態でシッティング部分の下に完全に配置され、および、車両シートおよび折り畳み式シートは相互に機械的に接続される。

独国特許出願公開第１０ ２００７ ０５３ ９５８Ａ１号は、シート部分を備えるシートセグメント、および、別のシート部分およびバックレストを備える別のシートセグメントを含む車両シーティングを開示する。後者のシートセグメントはシート部分の下に収納され、および、バックレストは折り畳み可能に設計される。バックレストは後者のセグメントのシート部分と可動するように取り付けられる。シート部分の上に折り畳むことでバックレストを折り畳む。独国特許出願公開第１０ ２００７ ０５３ ９５８Ａ１号は、シートセグメントを横方向に配置された別のシートセグメントに収納するための方法も開示する。

独国特許出願公開第１０ ２００８ ０５０ ３０１Ａ１号および対応する米国特許第８，３９３，６７７Ｂ２号は、バック部分およびボトム部分を備える第１のシート、および、第１のシートに移動可能に取り付けられる第２のシートを含む自動車用シートシステムを開示する。第２のシートは、開いた位置と折り畳まれた位置との間で移動可能である。第１のシートのバック部分およびボトム部分の１つは、折り畳まれた位置で第２のシートを受容し、収納するように構成される。

日本公開特許公報第０９ ００２１１３Ａ号は、メインシートのシートクッションの下の形成されるサブシートのための収納コンパートメントを開示し、および、シートクッションの一端はシート支持部材に対して回転し、シートクッションを収納コンパートメントのトップが開いた位置、および、収納コンパートメントのトップが閉じた位置で振動させる。サブシートクッションのメインシートサイド部分はシート支持部材に対して回転し、および、シートがメインシートの側に展開され得る使用可能位置と、シートが収納コンパートメントに収納され得る収納可能位置の間で振動できるようにサブシートが取り付けられる。

米国特許第７，４９０，８９６号は、車両コンポーネントを収納するための収納可能なシート組み立て体および方法を提供する。組み立て体および車両コンポーネントは、車両に取り付けられた収納可能なシート組み立て体を含む。組み立て体は第１のシートバックおよび第１のシートベースを有し、部分的に開口部および空洞を規定する縦方向の軸に隣接する。当該組み立て体は、第１のシート、底面および第２のシートバックが第２のシートベースに折り畳み可能に隣接する第２のシートベースを有する第２のシート、および、第１の終端が第２のシートベースに接続される回転可能アームにも隣接する。回転可能アームの第２の終端は縦方向の軸に接続され、および、当該軸の上に位置し、折り畳まれた第２のシートは、第２のシートを収納する間に横方向に回転し開口部に入ると、第１のシートバックの付近を通ることができる。

米国特許第７，５７８，５３６号は、車両フロアに取り外し可能に取り付けられたシートベース、シートベースに取り外し可能に取り付けられたシートクッション、および、シートベースに折り畳み可能に支持されたバックレストを備える車両シートを開示する。シートクッションはシートベースから取り外され、および、折り畳まれたバックレストを備えるシートクッションおよびシートベースは、車両フロアまたは別のシートの下の領域に提供される凹部に並んで収納される。使用されない場合には、車両シートは車両フロアから取り外されて、車両に効率的に収納され得る。

米国特許第７，９８０，６１８号は、シートバックが折り畳まれてシートバックの厚さ方向がシーティングクッションの厚さ方向と一致すると、中央シート保持ベースから切り離される左シートの右方向に位置する中央シートを開示する。そして、折り畳まれた中央シートは車両のフロア前方に移動させられ、および、コンソールボックスの中央シートハウジング部分に収納される。

米国特許第８，０１１，７１３号は、第１の車両シート、および、横方向で第１の車両シートに隣接して配置される第２の車両シートを備える自動車のためのシート配列を開示する。車両シートはシート部分およびバックレストを含む。第１の車両シートは横方向で第１の位置から、第１の車両シートが第２の車両シートの方向にオフセットされる第２の位置に移動され得る。第２の車両シートはサービス位置からアイドル位置にさらに折り畳まれ得る。第２の車両シートのシート部分はアイドル位置で下がり、第１の車両シートのシート部分は第２の位置で第２の車両シートのシート部分の上に配置される位置する。

米国特許第８，１１８，３５９号は、さまざまなタイプのクッションを含むように構成できる車両シートを開示する。当該シートは一緒に結合される第１および第２のクッションを含み、第２のクッションには第１のシートクッションのシーティング表面の下の収納位置、および、第２のシートクッションが第１のシートクッションに隣接して位置する展開位置がある。当該シートの効率的な幅は、それが他の位置にある場合よりも、それが１つの位置にある場合のほうが広くなり得る。バッククッションは、第１および第２の部分、および、第１の位置と第２の位置の間の第３の部分を含み得る。車両は左、右、および中央シートを含み得て、中央シートは２つの位置を有するように構成され、１つの位置にある中央シートの効率的な幅は他の位置のそれよりも広い。

米国特許第８，３１３，１４６Ｂ２号は、列シートに中央シートを含む車両シートを開示する。当該シートはシート部分に接続されるバック部分回転台を含み、バック部分およびシート部分回転台はシーティング位ではお互いに離れており、および、第１の積み込み位置でお互いに向かって回転する。シートバックは第１の積み込み位置と第２の積み込み位置との間でその長手方向に変化し得て、シートバックはシート長さと短い積み込み長さを有する。シートは走行機構をさらに含み、それはバック部分が第１の積み込み位置に畳み込まれると、自動的にバック部分を縦方向にシート長さから短い積み込み長さに移動させる。

米国特許出願公開第２００８／０１８５８９３Ａ１号は、シートバックおよびシート部分を含む車両シートを備える自動車のための車両シートシステムを開示する。収納スペースはシート部分を折り畳み、および／または、移動することによってアクセス可能であり、および、シート部分の下に提供される。車両シートシステムは、折り畳まれ、および、車両シートの隣に位置できる折り畳み式車両シートを含む。折り畳まれた状態では、シート部分を折り畳み、および／または、移動させると、折り畳み式車両シートは、例えば、実質的にその全体が、上方から収納スペースの中に下がり、および／または、上方から収納スペースの中に折り畳まれることができる。

米国特許出願公開第２０１１／００６２７３８Ａ１号は、シート部分を備える少なくとも１つの第１のセグメントばかりではなくシート部分およびバックレストを備える第２のセグメントを含む車両シートを開示する。第２のセグメントはシート部分の下に収容可能であるが、バックレストは折り畳み式である。

米国特許出願公開第２０１２／０２３５００６Ａ１号は、自動車のフロアに設けられた３組のレールを含む自動車のためのシーティングシステムを開示する。各組のレールはレール上で横方向にスライド可能な２つのシートを受容可能に構成される。自動車は、シートを収納するための収納スペースも含む。

本発明の目的は、第３の列シート配列に出入りするために大きなコーン（ｃｏｎｅ）の入り口を提供し、および、シーティング配列に大きな柔軟性を持たせる第２の列シート配列を提供することである。第２の列シート配列は、車両の縁石側に隣接する外側位置に位置する第１のシートを含む。第１のシートは、車両の外側位置からアクセスする。これによって、乗客は車両の外側の位置から第１のシートへ直接アクセスすることができ、第１のシートは容易に操作および収納できる。シートが収納位置にある場合には、車両の縁石側に大きなコーンの入り口が提供されるので、ユーザは第３の列シート配列に直接アクセスできる。第３の列シート配列への直接アクセスによって、乗客は縁石側から第３の列シート配列に真っ直ぐ移動できる。これによって、第３の列シート配列にアクセスするために乗客が車両の中央領域に移動する必要がない配列が提供される。第１のシートが収納位置にある場合には第２の列シート配列は第３の列シート配列への直接アクセスを提供し、第２の列シート配列は第３の列シート配列へのアクセスを制限しない。これによって乗客は第３の列シート配列へ容易に、および、快適にアクセスできる。

本発明ではチャイルドシートを第２の列シート配列に接続することができ、チャイルドシートは車両の縁石側に隣接しない位置のシートに設置されるので、チャイルドシートは第３の列シート配列への出入りに影響を与えない。さらにこれによって大きなコーンの入り口で第３の列シート配列に直接アクセスできるので、乗客は第３の列シート配列に快適に出入りできる。

本発明のシーティング配列によれば、異なるシーティング構造が可能になるので、シーティングの柔軟性を増すことができる。２０％シート、４０％シートおよび別の４０％シートが提供される。２０％シートは展開位置と収納位置との間で移動可能である。展開位置では、２０％シート、４０％シートおよび別の４０％シート第２の列配列３つのシート配列を規定する。３つのシート配列では２０％シートは車両の縁石側に隣接して配置される。２０％シートが収納位置にある場合には、１つ以上の２つの４０％シートによって規定第２の列シート配列に収納領域を提供することが可能なり、第３の配列の少なくとも１つのシートが折り畳まれた位置に配置される場合に、第３のシート配列の少なくとも１つのシートによって規定される別の収納領域と当該収納領域が並ぶ。これによって拡張された長さの収納領域を持つ５つのシート配列が提供される。従来の第２の列シート配列では、従来の第２の列シート配列によって規定される収納領域を、第３の列シート配列によって規定される収納領域と並べることができなかった。

本発明によれば、シート配列は第１のシート、第２のシートおよび第３のシートを含む。第１のシートが展開位置にある場合には第１のシートは車両の縁石側に隣接する。第１のシートは第２のシートおよび第３のシートよりも小さい。

第１のシートは、車両の外側位置から直接アクセス可能であってもよい。

第１のシートは展開位置から収納位置に移動可能である。スペースが、前記第１のシートが前記収納位置にある場合に、第３の列シーティング配列に出入りするために前記車両の前記縁石側に隣接して規定されることができる。

第１のシートは収納位置で第２のシートの中に収納されることができる。

第１のシートは、第２のシートに回転可能に接続されてもよい。

シート配列は前方乗客シートをさらに含んでもよい。第１のシートは収納位置で前方乗客シートの下に収納されてもよい。

第２のシートは横方向に移動可能であり、第２のシートは第３のシートの方向および第３のシートから離れる方向に移動可能である。

第２のシートは前方方向および後方方向に移動可能であり得る。前方方向は車両の進行方向に平行であってもよい。後方方向は車両進行方向と逆方向であってもよい。

３つのシート配列を規定するために第１のシートが展開位置にある場合には、第３のシートは第２のシートに隣接して配置され得る。３つのシート配列の場合には、第１のシートは第２のシートに隣接して配置され得る。

第１のシート、第２のシートおよび第３のシートは、３つのシート配列の第２の列シート表面を規定し得る。第１のシートは第２の列シート表面の実質的に少なくとも２０パーセントを規定し得る。第２のシートおよび第３のシートのそれぞれは第２の列シート表面の実質的に４０パーセントを規定し得る。

本発明によれば、シート配列は、第１のシート、第２のシートおよび第３のシートを含む。第１のシートは移動可能に設置され第１のシートは展開位置と収納位置との間で移動可能である。第１のシートが収納位置にある場合には第３の列シーティング配列への直接アクセスが提供され得る。

第１のシートが展開位置にある場合には、第１のシートは第２の列シート配列の外側位置に位置し得る。外側位置は車両の縁石側に隣接し得る。

第１のシートは第１のシートサイズを含み得る。第２のシートは第２のシートサイズを含み得て、第３のシートは第３のシートサイズを含み得る。第１のシートサイズは第２のシートサイズおよび第３のシートサイズよりも小さくてもよい。第２のシートサイズは実質的に第３のシートサイズと等しくなり得る。

第１のシートが展開位置にある場合には、第３のシートは第２のシートに隣接して配置し得る。第１のシートが展開位置にある場合には第２のシートに隣接して配置され得る。第１のシートは車両の外側位置から直接アクセスし得る。

第１のシートは、第２のシートに回転可能に接続されてもよい。

第１のシートは、収納位置で第２のシートの中に収納されることができる。

第２のシートは移動するように設置されることができ、第２のシートは第３のシートの方向および第３のシートから離れる方向に移動可能である。

本発明によれば、シート配列は第２の列シート配列を含む。第２の列シート配列は外側（第１の）シートを含む。外側シートは２０％シートであり得る。外側シートは、第２の列シート配列が車両の縁石側から第３の列シーティング配列へのアクセスを制限しないように収納可能である。

第２の列シート配列は、第２のシートおよび第３のシートを含み得る。外側シートは移動可能に設置され得て、外側シートは少なくとも展開位置と収納位置との間で移動可能である。外側シートが展開位置にある場合には、第３のシートは第２のシートの一方側に配置され得る。外側シートが収納位置にある場合には、第２のシートおよび第３のシートは、２つのシート構造を規定し得る。外側シートが展開位置にある場合には、第２のシート、第３のシートおよび外側シートは３つのシート構造を規定し得る。外側シートは展開位置にある場合には第２のシートの別の側に位置し得る。外側シートのサイズは、第２のシートおよび第３のシートのサイズよりも小さくてもよい。

外側シートが展開位置にある場合には、外側シート、第２のシートおよび第３のシートは、第２の列シート表面を規定し得る。外側シートは第２の列シート表面の２０パーセントを規定し得る。第２のシートおよび第３のシートのそれぞれは、第２の列シート表面の実質的に４０パーセントを規定し得る。

本発明によれば、シート配列は第２の列シート配列を含む。第２の列シート配列は外側シートを含む。外側シートは収納可能であり、外側シートが収納位置にある場合には物品の収納のためのスペースが車両の縁石側に隣接して規定される。外側シートに隣接するドアを開け、および、外側シートを収納位置にした後に外側シートによって空けられたスペースに物品を配置することで、当該シート配列によってユーザは物品を容易に収納可能である。外側シートは２０％シートであり得て、第２の列シート配列のシート表面の２０％を規定する。

特に、付属する、本開示の一部を構成する特許請求の範囲によって、本発明によって特徴付けられるさまざまな特徴および新規性が指摘される。本発明、本発明の使用によって得られる本発明の動作上の有利な点および特別な目的をより理解するために、本発明の好ましい実施形態が開示される添付の図面および明細書が参照される。

従来の第２の列シート配列の部分斜視図である。 別の従来の第２の列シート配列の部分斜視図である。 さらに別の従来の第２の列シート配列の部分斜視図である。 さらに別の従来の第２の列シート配列の部分斜視図である。 さらに別の従来の第２の列シート配列の部分斜視図である。 第２の列シーティング配列の全てのシートが展開位置にある本発明のシーティング配列の斜視図である。 第２の列シーティング配列の第１のシートが第２の列シーティング配列の第２のシートの凹部に移動したことを示す図６のシーティング配列の別の斜視図である。 ２つのシート配列を提供するために、第２の列シーティング配列の第１のシートが第２の列配列の第２のシートに収納された図７のシーティング配列の斜視図である。 第２のシートに収納された第１のシートとともに、第２の列シーティング配列の第２のシートが第２の列シーティング配列の第３のシートから空間を隔てて配置されたことを示す図８のシーティング配列の斜視図である。 第２の列シート配列の第３のシートが第３の列シート配列から離れる方向に移動した図６のシーティング配列の斜視図である。 第２の列配列の第２のシートに収納された第２の列配列の第１のシート、および、収納位置にある第３の列配列のシートを有する図８のシーティング配列の斜視図である。 第１のシートが展開位置にあるシート配列の別の実施形態の斜視図である。 第１のシートが収納位置にある図１２のシート配列のシーティング配列の斜視図である。

特に図を参照すると、図１は、第３の列シート配列に出入りするように移動できる６０％シート３を含む従来の第２の列シート配列１を示す。

図２は、シート７およびシート７の中に収納できる中央２０％シート９を含む別の従来の第２の列シート配列５を示す。

図３は、第１の列シート配列１６のシート１２とシート１４の間に配置され、中央コンソール１５の中または下に収納できる中央２０％シート１３を含むさらに別の従来の第２の列シート配列１１を示す。

図４は、第３の列シート配列２０の中に入り、および、出たりするように移動できるシート１９を含むさらに別の従来の第２の列シート配列１７を示す。

図５は、第３の列配列２５の中に入り、および、出たりするように移動できるチャイルドシート２２を備えるシート２３を含むさらに別の従来の第２の列シート配列２１を示す。

図１〜５に示される従来の第２の列シート配列では、第３の列シート配列の中に直接入り、および、出たりするようできる十分なスペースが提供されてない。さらに、図１、４および５に示される従来の第２の列配列では、乗客が第３の列シート配列にアクセスしようとするたびに、シート３、１９および２３を移動させる仕事が必要になる。図２および３に示される従来の第２の列シート配列では、第３の列シート配列にアクセスするために乗客は車両に乗り込む必要があるので車両の縁石側から第３の列シート配列に直接アクセスできない。

図６は、本発明の第２の列シート配列２７の斜視図である。第２の列配列２７は、第１のシート２９が展開位置で車両４９の縁石側３４に隣接して位置する第１のシート２９を含む。これによって、乗客が第１のシート２９に直接アクセスできるように、車両４９の外側位置から第１のシート２９に直接アクセスできる。これによって、車両４９の外側位置から、乗客が直接アクセスし、および、第１のシート２９を収納位置に操作できる。第１のシート２９が収納位置にあるので、乗客が容易に第３の列シート配列にアクセスできる（図８を参照）ように入り口に大きなコーン（ｃｏｎｅ）が提供される。これによって、図２および３に示される従来の第２の列シート配列によって特徴付けられる第３の列シート配列にアクセスするために車両の中央に入る必要がなく、乗客が第３の列シート配列に単純に直接行けるので、乗客が縁石側からより快適に車両の第３の列シート配列に出入りでき、第３の列シート配列への出入りがより容易になる。さらに、第１のシート２９を展開する必要が発生するまで、第１のシート２９は収納位置にとどまっていてもよい。これによって、乗客が第３の列シート配列にアクセスしようとするたびに、第１のシート２９を移動させる必要がないので、乗客がする作業が少なくなる。

第２の列配列２７は、第１のシート２９に加えて、第２のシート３５および第３のシート４１を含む。第１のシート２９は、第２のシート３５および第３のシート４１よりも小さい。第１のシート２９は、第１のシート２９の展開位置で、車両４９の縁石側３４に隣接して配置される。第１のシート２９は、第１のシート２９が展開位置にあると、第２のシート３５の片側に位置し、および、第３のシート４１は第２のシート３５の別の側に位置する。第１のシート２９が展開位置にあると、第１のシート２９、第２のシート３５および第３のシート４１は、第２の列シート配列表面３２を規定する。第１のシート２９は２０％シートであり、これは第１のシート２９が第２の列シート配列２７のシーティング表面３２のおおよそ２０％を規定することを意味する。第２のシート３５は４０％シートであり、および、第３のシート４１は４０％シートであり、これは第２のシート３５が第２の列シート配列２７のシーティング表面３２のおおよそ４０％を規定し、および、第３のシート４１が第２の列シート配列２７のシーティング表面３２のおおよそ４０％を規定することを意味する。

第１のシート２９は、乗客の少なくとも腰部領域と係合するためのバックレスト構造３１を含む。第１のシート２９は、少なくとも乗客の臀部および乗客の脚の一部と係合するためのクッション３３を有する。第２の列シート配列２７は第２のシート３５を含み、これは乗客の少なくとも腰部領域と係合するためのバックレスト構造３９を含む。第２のシート３５は、少なくとも乗客の臀部および乗客の脚の一部と係合するためのクッション３７を有する。第２の列シート配列２７は第３のシート４１を含む。第３のシート４１は、乗客の少なくとも腰部領域と係合するためのバックレスト構造４５を有する。第３のシート４１は、少なくとも乗客の臀部および乗客の脚の一部と係合するためのクッション４３を有する。クッション３３、３７および４３は、乗客を支持するための発泡性の乗員支持体を含む。第２の列シート配列は車両４９に配置される。第１のシート２９のためのシートベルトは車両４９の柱の中に配置されてもよい。

第３の列シート配列５１は、車両４９の進行方向５０に対して第２の列シート配列２７の後方に位置する。第３の列シート配列５１は第１の第３の列シート５３および第２の第３の列シート５５を含む。第３の列シート配列５１は、３つのシートを持つ第３の列配列等の２つを超えるシートを含むことができる。車両４９は、第１のドア４８が開いたときに出入りするための空間を提供する第１のドア４８を含み、および、第２のドア４７が開いたときに出入りするための空間を提供する第２のドア４７を含む。第１のシート２９が展開位置にあり、および、第１のドアが閉鎖位置ある場合には、第１のシート２９は第１のドア４８に隣接して配置される。第２のドア４７が閉鎖位置にある場合に、第３のシート４１は第２のドア４７に隣接して配置される。別の実施形態（図示せず）では、第１のシート２９が展開位置にあり、および、第２のドア４７が閉鎖位置にある場合に、第１のシート２９は第２のドア４７に隣接して配置されてもよく、および、第１のドア４８が閉鎖位置にある場合に第３のシート４１は第１のドア４８に隣接して配置される。

図７は、第２のシート３５のクッション３７が閉鎖位置と開放位置の間で移動可能であるように、回転可能な接続部５７を介して第２のシート３５のフレーム構造５９に回転可能に接続される第２のシート３５のクッション３７を示す斜視図である。クッション３７が閉鎖位置から開放位置に移動すると、クッション３７は第１の列シート配列方向、および、バックレスト構造３９から離れる方向に移動する。第２のシート３５は凹部６１を含む。第１のシート２９のバックレスト構造３１は回転可能な接続部６３を介してクッション３３と回転可能に接続され、バックレスト構造３１は、バックレスト構造３１が乗客の少なくとも腰部領域を支持する（図６参照）第１の位置から、折り畳まれた位置に移動可能で、第１のシート２９の折り畳まれた構造６９を形成する。折り畳まれた位置では、バックレスト構造３１とクッション３３が水平方向で、バックレスト構造３１はクッション３３と実質的に平行になる。クッション３３は回転可能な接続部６５を介してフレーム構造５９と回転可能に接続され、第１のシート２９の折り畳まれた構造６９は凹部６１の外側に位置する第２のシート（非収納位置）に隣接する位置から収納位置に移動する。第２のシート（非収納位置）に隣接する位置では、バックレスト構造３１はクッション３３の上に位置する。クッション３７が開放位置にあると、第１のシート２９の折り畳まれた構造６９は第２のシート（非収納位置）に隣接する位置から、第２のドア４７の方向６７に、収納位置に移動する。方向６７は車両４９の進行方向５０に垂直である。収納位置では、折り畳まれた構造６９の第１のシート２９は凹部６１に配置され、クッション３３はバックレスト構造３１の上に位置する。第１のシート２９が第２のシート３５の凹部６１に収納されると、第２のシート３５のクッション３７は開放位置から下方向に、車両４９の第１の列シート配列から離れ、閉鎖位置に移動し、第１の２つのシート構造７１の２シート配列を形成する。当該２シート配列は第２のシート３５および第３のシート４１を含む。

別の実施形態（図示せず）では、図８に図示されるような第１のシート２９が第２のシート３５に収納される代わりに、第１のシート２９は第１の（フロント）列シーティング配列（図示せず）のフロントシートの下の位置に収納されてもよい。フロントシートは第１のシート２９を受容するためのスペースを含むことができ、そこで第１のシート２９はフロントシートによって少なくとも規定されるスペースで収納位置に配置される。別の実施形態では、第１のシート２９が収納されるスペースは、車両４９のフロアにだけよって規定されてもよい。

図８は、第１のシート２９が第２のシート３５収納された、または、第１のシート２９が第１の列シーティング配列のフロントシートの下に収納された、第１の２つのシート構造７１における第２の列シート配列の２つのシート配列を示す。第１のシート２９が収納位置に回収された第１の２つのシート構造７１の第２の列シート配列は、少なくとも第１のドア４８と第２のシート３５との間に位置するスペース７３を提供する。第１のドア４８が開放位置にある場合に、乗客はスペース７３によって第３の列シート配列５１に出入りするために直接アクセスすることが可能になる。これによって、第２の列シート配列が乗客の第３の列シート配列５１へのアクセスを制限することなく、乗客は第３の列シート配列５１に直接出入りできる。スペース７３によって入り口に大きなコーン（ｃｏｎｅ）が提供された結果、乗客は縁石側から第３の列シート配列５１に直接移動できる。

図９は、第３のシート４１から離れる方向で第２のシート３５が横方向に移動する第２の２つのシート構造７５の図８の２つのシート配列を示す。第２の２つのシート構造７５では、第２のシート３５は、第３のシート４１から空間を隔てて位置し、スペース７７は第２のシート３５と第３のシート４１との間に定義される。これによって乗客はスペース７７を介して容易に第３の列シート配列５１にアクセスできる。第２のシート３５は、１つ以上のレールエレメント７９と移動可能に接続され、第２のシート３５は第３のシート４１の方向および第３のシート４１から離れる方向で横方向に移動可能である。１つ以上のレールエレメント７９は車両の進行方向５０と垂直な方向に延在する。第３のシート４１も１つ以上のレールエレメント７９と移動可能に接続され、第３のシート４１は第２のシート３５の方向および第２のシート３５から離れる方向に移動可能である。第２のシート３５はレール８１およびレール８３に接続され、第２のシート３５は車両４９の第１の列シート配列に向かう車両４９の進行方向５０に平行である前方方向に移動可能であり、および、第１の列シート配列から離れる、車両４９の進行方向５０とは反対の方向である後方方向に移動可能である。第３のシート４１はレール８５およびレール８７に接続され、第３のシート４１は第１の列シート配列に向かう車両４９の進行方向５０に平行である前方方向、および、車両４９の第１の列シート配列から離れる、車両４９の進行方向５０とは反対の方向である後方方向に移動可能である。

図１０は、３つのシート配列を提供する、第２のシート３５、第３のシート４１を備え、および、第１のシート２９が展開位置にある第２のシート配列２７を示す。第１のシート２９は回転可能な接続部９３によって第１のシート２９に回転可能に接続される脚９１を含むことができ、当該脚は畳み込まれた脚位置と展開された脚位置の間で移動可能である。脚９１は、展開位置の脚９１、および、展開位置の第１のシート２９で、車両２９のフロア９５と係合する。第１のシート２９の別の実施形態では、脚がなく、第１のシート２９が第２のシート３５と片持ち接続によって接続されてもよい。第２のシート配列２７は第１のシート２９が展開位置にあると、少なくとも３人の乗客が着席可能である。第３のシート４１は第１のシート２９が展開位置にあると、車両４９の縁石側３２の反対側に位置する。第３のシート４１は、スペース８９を提供するために、前方方向、第１の列シート配列に向かう方向、および、第３の列シート配列５１から離れる方向、および、車両４９の進行方向５０と平行な方向に移動可能である。第２のドア４７が開放位置にある場合には、第３の列シート配列５１に出入りすることはスペース８９によって可能になる。これによって乗客は車両４９の縁石側３２と反対側の車両４９サイドから車両４９に出入りすることが可能になる。

図１１は第２の列シート配列２７にスペース７３を提供する収納位置にある第１のシート２９を示す。第１の第３の列シート５３は収納位置にあり、第３の列シート配列５１にスペース９７を形成する。スペース９７はスペース７３と並んで、積み荷のための収納領域９９を形成する。

図１２は車両シート配列１’を示す。車両シート配列１’は車両の第１の列または車両の第２の列に提供されてもよい。車両シート配列１’は、第１のシート３’、第２のシート５’および第３のシート７’を含む。第１のシート３’は車両ドア１３’に隣接して配置される。第１のシート３’、第２のシート５’および第３のシート７’はシーティング表面９’を規定する。第１のシート３’は２０％シートであってもよく、シーティング表面９’の２０パーセントを規定する。第２のシート５’は４０％シートおよび第３のシート７’は４０％シートであってもよく、第２のシート５’および第３のシート７’のそれぞれがシーティング表面９’の４０％を規定することを意味する。第１のシート３’は第２のシート５’に回転可能に接続され、第１のシート３’は図１２に示される展開位置と図１３に示される収納位置の間で移動可能である。別の実施形態では、第１のシート３’は、第１のシート３’の前のシート下のスペース等の第２のシート５’以外の領域に収納可能である。

図１３は、スペース１１’を規定するために収納位置にある第１のシート３’を示す。これによってユーザはスペース１１’に積み荷を置き、または、スペース１１’物品を収容できる。これによってユーザは車両ドア１３’を開けて、スペース１１’に物品または積み荷を置くことによって、収納位置にある第１のシート３’の代わりに物品を容易に収容できる。

本発明の原理の用途を説明するために、本発明の特定の実施形態が示され、および、詳細に説明されたが、本発明は当該原理から逸脱することなく他の方法で具体化できることが当然理解されるであろう。

Claims (21)

1. 車両の縁石側に隣接する第１のシートであって展開位置から収納位置に移動可能な前記第１のシートと、
   第２のシートと、
   第３のシートを含むシート配列であって、前記第１のシートは前記第２のシートおよび前記第３のシートよりも小さいシート配列。
2. 請求項１に記載のシート配列において、
   前記第１のシートは車両の外側から直接アクセスできるシート配列。
3. 請求項１または２に記載のシート配列において、
   スペースが、前記第１のシートが前記収納位置にある場合に、第３の列シーティング配列に出入りするために前記車両の前記縁石側に隣接して規定されるシート配列。
4. 請求項１〜３のいずれか一項に記載のシート配列において、
   前記第１のシートは前記収納位置で前記第２のシートに収納されるシート配列。
5. 請求項１〜４のいずれか一項に記載のシート配列において、
   前記第１のシートは前記第２のシートに回転可能に接続されるシート配列。
6. 請求項１〜３のいずれか一項に記載のシート配列において、
   前方乗客シートをさらに含み、前記第１のシートは前記収納位置で前記前方乗客シートの下に収納されるシート配列。
7. 請求項１〜６のいずれか一項に記載のシート配列において、
   前記第２のシートは横方向に移動可能であり、前記第２のシートは前記第３のシートの方向および前記第３のシートから離れる方向に移動可能であるシート配列。
8. 請求項１〜７のいずれか一項に記載のシート配列において、
   前記第２のシートは前方方向および後方方向に移動可能であり、前記前方方向は前記車両の進行方向に平行であり、前記後方方向は前記車両の進行方向と反対であるシート配列。
9. 請求項１〜８のいずれか一項に記載のシート配列において、
   ３つのシート配列を規定するために、前記第１のシートが前記展開位置にある場合に、前記第３のシートは前記第２のシートに隣接するように配置され、前記３つのシート配列において、前記第１のシートは前記第２のシートに隣接して配置されるシート配列。
10. 請求項１〜９のいずれか一項に記載のシート配列において、
    前記第１のシート、前記第２のシートおよび前記第３のシートは３つのシート配列における第２の列シート表面を規定し、前記第１のシートは前記第２の列シート表面の少なくとも２０パーセントを規定するシート配列。
11. 第１のシートと、
    第２のシートと、
    第３のシートを含むシート配列であって、前記第１のシートは移動可能に設置され、前記第１のシートは展開位置と収納位置との間で移動可能であり、前記第１のシートが前記収納位置にある場合に、第３の列シーティング配列への直接アクセスが提供されるシート配列。
12. 請求項１１に記載のシート配列において、
    前記第１のシートが前記展開位置にある場合に、前記第１のシートは第２の列シート配列の外側位置に位置し、前記外側位置は車両の縁石側に隣接するシート配列。
13. 請求項１１または１２に記載のシート配列において、
    前記第１のシートは第１のシートサイズを含み、前記第２のシートは第２のシートサイズを含み、および、前記第３のシートは第３のシートサイズを含み、前記第１のシートサイズは前記第２のシートサイズおよび前記第３のシートサイズのシート配列よりも小さいシート配列。
14. 請求項１１〜１３のいずれか一項に記載のシート配列において、
    前記第１のシートが前記展開位置にある場合に、前記第３のシートは前記第２のシートに隣接するように配置され、前記展開位置にある場合に、前記第１のシートは前記第２のシートに隣接するように配置され、前記第１のシートは車両の外側位置から直接アクセスできるシート配列。
15. 請求項１１〜１４のいずれか一項に記載のシート配列において、
    前記第１のシートは前記第２のシートに回転可能に接続されるシート配列。
16. 請求項１１〜１５のいずれか一項に記載のシート配列において、
    前記第１のシートは前記収納位置で前記第２のシートに収納されるシート配列。
17. 請求項１〜１６のいずれか一項に記載のシート配列において、
    前記第２のシートは移動可能に設置され、前記第２のシートは前記第３のシートの方向および前記第３のシートから離れる方向に移動可能であるシート配列。
18. 請求項１１〜１７のいずれか一項に記載のシート配列において、
    前記第２のシートは前方方向および後方方向に移動可能であり、前記前方方向は車両の進行方向に平行であり、前記後方方向は前記車両の前記進行方向と反対であるシート配列。
19. 外側シートを含む第２の列シート配列を含むシート配列であって、前記外側シートは前記第２の列シート配列が車両の縁石側から第３の列シーティング配列へのアクセスを制限しないように収納可能であるシート配列。
20. 請求項１９に記載のシート配列において、
    前記第２の列シート配列は第２のシートおよび第３のシートを含み、前記外側シートは移動可能に設置され、前記外側シートは少なくとも展開位置と収納位置との間で移動可能であり、前記外側シートが前記展開位置にある場合に前記第３のシートは前記第２のシートの一方側に位置し、前記外側シートが前記収納位置にある場合に前記第２のシートおよび前記第３のシートが２つのシート構造を規定し、前記外側シートが前記展開位置にある場合に前記第２のシート、前記第３のシートおよび前記外側シートが３つのシート構造を規定し、前記外側シートは前記展開位置にある前記第２のシートの別の側に位置し、前記外側シートのサイズは前記第２のシートおよび前記第３のシートのサイズよりも小さいシート配列。
21. 外側シートを備える第２の列シート配列を含むシート配列であって、前記外側シートは収納可能であり、前記外側シートが収納位置にある場合に物品の収納のためにスペースが車両の縁石側に隣接して規定されるシート配列。

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