JP2016531567A5 - - Google Patents

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別の実施形態では、ポリシストロニックのメッセージは、融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列の間に、内部リボソーム侵入部位(IRES)を含む。
特定の実施形態では、例えば以下が提供される:
(項目1)
非天然細胞であって、以下:
(a)第1の多量体化ドメイン、疎水性ドメイン、およびアクチュエータードメインを含む第1の融合タンパク質をコードする第1の核酸分子であって、前記第1の融合タンパク質が発現すると、前記第1の多量体化ドメインが細胞外に局在化する、第1の核酸分子と、
(b)結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質をコードする第2の核酸分子であって、前記第2の融合タンパク質が、発現すると細胞外に局在化する、第2の核酸分子と
を含み、ここで
第1の架橋因子は、前記非天然細胞の表面でポリペプチド複合体の形成を促進し、前記架橋因子は、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、
非天然細胞。
(項目2)
前記第1の多量体化ドメインと前記第2の多量体化ドメインとが、同じであるかまたは異なる、項目1に記載の非天然細胞。
(項目3)
前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインが、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、アブシシン酸(ABA)もしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、トリメトプリム(Tmp)(FKBPの合成リガンド(SLF))もしくはその誘導体、またはこれらの任意の組合せから選択される架橋因子と会合する、項目1または項目2に記載の非天然細胞。
(項目4)
前記第1の多量体化ドメインおよび前記第2の多量体化ドメインが、FKBPおよびFRB、FKBPおよびカルシニューリン、FKBPおよびシクロフィリン、FKBPおよび細菌性DHFR、カルシニューリンおよびシクロフィリン、PYL1およびABI1、もしくはGIB1およびGAI、またはこれらの変異体から選択される対である、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目5)
前記第1の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含む、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目6)
前記第1の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含む、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目7)
前記架橋因子が、シロリムス、エベロリムス、ノボリムス、ピメクロリムス、リダホロリムス、タクロリムス、テムシロリムス、ウミロリムス、またはゾタロリムスである、項目5または6に記載の非天然細胞。
(項目8)
前記第1の核酸分子が、第3の多量体化ドメインをさらに含む第1の融合タンパク質をコードする、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目9)
前記第1の融合タンパク質の前記第3の多量体化ドメインが、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、Tmp−SLFもしくはその誘導体、またはこれらの任意の組合せから選択される架橋因子のための結合性ドメインである、項目8に記載の非天然細胞。
(項目10)
第2の架橋因子が少なくとも2つの第1の融合タンパク質の会合を促進し、前記架橋因子が、前記第1の融合タンパク質の前記第3の多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目11)
タンパク質複合体が、少なくとも2つの第1の融合タンパク質を含むホモ複合体である、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目12)
前記第1の融合タンパク質が、FKBP、DHFRまたはGyrBのうちの少なくとも1つの多量体化ドメインを有する、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目13)
前記ポリペプチド複合体の前記結合性ドメインが、標的細胞表面に位置する標的に特異的に結合する、項目1から12のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目14)
前記タンパク質複合体が、1種または複数の第1の融合タンパク質および1種または複数の第2の融合タンパク質を含むヘテロ複合体である、項目13に記載の非天然細胞。
(項目15)
前記タンパク質ヘテロ複合体の前記結合性ドメインが、標的細胞表面に位置する標的に特異的に結合する、項目14に記載の非天然細胞。
(項目16)
前記疎水性ドメインが、膜貫通ドメインである、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目17)
前記膜貫通ドメインが、CD4膜貫通ドメイン、CD8膜貫通ドメイン、またはCD28膜貫通ドメインである、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目18)
前記アクチュエータードメインが、リンパ球受容体シグナル伝達ドメインを含む、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目19)
前記アクチュエータードメインが、1種または複数の免疫受容体チロシンベース活性化モチーフ(ITAM)を含む、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目20)
前記アクチュエータードメインが、CD3ε、CD3δ、CD3ζ、pTα、TCRα、TCRβ、FcRα、FcRβ、FcRγ、NKG2D、CD22、CD79A、もしくはCD79B、またはこれらの任意の組合せを含む、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目21)
前記第1の核酸分子が、異なるアクチュエータードメイン、共刺激ドメイン、接着因子、またはこれらの任意の組合せをさらに含む前記第1の融合タンパク質をコードする、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目22)
前記共刺激ドメインが、CD27、CD28、CD30、CD40、LAT、Zap70、ICOS、DAP10、4−1BB、CARD11、HVEM、LAG3、SLAMF1、Lck、Fyn、Slp76、TRIM、OX40、またはこれらの任意の組合せから選択される、項目18に記載の非天然細胞。
(項目23)
前記アクチュエータードメインが、細胞質シグナル伝達タンパク質と会合する細胞質部分を含む、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目24)
前記細胞質シグナル伝達タンパク質が、リンパ球受容体もしくはそのシグナル伝達ドメイン、複数の免疫受容体チロシンベース活性化モチーフ(ITAM)を含むタンパク質、共刺激ドメイン、接着因子、またはこれらの任意の組合せである、項目23に記載の非天然細胞。
(項目25)
前記リンパ球受容体またはそのシグナル伝達ドメインが、CD3ε、CD3δ、CD3ζ、pTα、TCRα、TCRβ、FcRα、FcRβ、FcRγ、NKG2D、CD22、CD79A、もしくはCD79B、またはこれらの任意の組合せである、項目24に記載の非天然細胞。
(項目26)
前記共刺激ドメインが、CD27、CD28、CD30、CD40、LAT、Zap70、ICOS、DAP10、4−1BB、CARD11、HVEM、LAG3、SLAMF1、Lck、Fyn、Slp76、TRIM、OX40、またはこれらの任意の組合せから選択される、項目24に記載の非天然細胞。
(項目27)
共刺激因子、免疫調節因子、共刺激因子に対するアゴニスト、免疫調節因子に対するアゴニスト、またはこれらの任意の組合せをさらに過剰発現させる、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目28)
前記第2の融合タンパク質が、発現すると前記非天然細胞から分泌されるように、前記第2の核酸分子が、分泌シグナルをさらにコードし、任意選択で、アンカードメインをさらにコードする、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目29)
前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、単鎖抗体の可変領域、受容体のエクトドメイン、またはリガンドである、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目30)
前記単鎖抗体の可変領域が、ドメイン抗体、sFv、scFv、F(ab’) 、またはFabである、項目29に記載の非天然細胞。
(項目31)
前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記多量体化ドメインのアミノ末端側にある、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目32)
前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記多量体化ドメインのカルボキシ末端側にある、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目33)
前記第2の融合タンパク質をコードする前記第2の核酸分子が、前記結合性ドメインと前記第2の多量体化ドメインとの間に配置されたリンカーをコードする配列をさらに含む、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目34)
前記細胞が、結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第3の融合タンパク質をコードする第3の核酸分子をさらに含み、前記第3の融合タンパク質は、発現すると細胞外に局在化する、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目35)
結合性ドメインを含む前記融合タンパク質が、1つ、2つ、3つ、または4つの結合性ドメインを有する、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目36)
1つ、2つ、3つ、または4つの前記結合性ドメインが、1つの標的または最大で4つの異なる標的に特異的である、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目37)
前記結合性ドメインが、がん、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病と関連する抗原である標的に特異的である、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目38)
前記がんが、充実性悪性疾患または血液悪性疾患である、項目37に記載の非天然細胞。
(項目39)
前記血液悪性疾患と関連する抗原標的が、CD19、CD20、CD22、CD33、またはCD37である、項目38に記載の非天然細胞。
(項目40)
前記結合性ドメインが、α−葉酸受容体、α β インテグリン、BCMA、B7−H3、B7−H6、CAIX、CD19、CD20、CD22、CD30、CD33、CD37、CD44、CD44v6、CD44v7/8、CD70、CD123、CD138、CD171、CEA、DLL4、EGP−2、EGP−40、CSPG4、EGFR、ErbB2(HER2)を含むEGFRファミリー、EGFRvIII、EPCAM、EphA2、EpCAM、FAP、FBP、胎児型アセチルコリン受容体、Fzd7、GD2、GD3、グリピカン−3(GPC3)、h5T4、IL−11Rα、IL13R−α2、KDR、κ軽鎖、λ軽鎖、LeY、L1CAM、MAGE−A1、メソテリン、MHC提示ペプチド、MUC1、MUC16、NCAM、NKG2Dリガンド、Notch1、Notch2/3、NY−ESO−1、PRAME、PSCA、PSMA、サバイビン、TAG−72、TEM、TERT、VEGFR2、およびROR1から選択される標的に特異的に結合する、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目41)
前記第1の架橋因子が、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、またはTmp−SLFもしくはその誘導体である、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目42)
前記第2の架橋因子が、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、またはTmp−SLFもしくはその誘導体である、項目10に記載の非天然細胞。
(項目43)
コードされた前記第1の融合タンパク質が、FRB T2098Lの第1の多量体化ドメイン、膜貫通ドメイン、4−1BBの共刺激ドメイン、およびCD3ζのアクチュエータードメインを含み;コードされた前記第2の融合タンパク質が、CD19に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFKBP12の第2の多量体化ドメインを含み;前記非天然細胞の表面でポリペプチド複合体の形成を促進する前記第1の架橋因子が、ラパログのAP21967である、前記項目のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目44)
前記第1の融合タンパク質が、配列番号15に示されるアミノ酸配列を有し、前記第2の融合タンパク質が、配列番号1に示されるアミノ酸配列を有する、項目43に記載の非天然細胞。
(項目45)
過剰増殖性疾患、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病を処置するための方法であって、前記方法は、以下:
(a)第1の核酸分子および第2の核酸分子を含む組換え細胞を投与するステップであって、前記第1の核酸分子が、第1の多量体化ドメイン、疎水性ドメイン、およびアクチュエータードメインを含む第1の融合タンパク質をコードし、前記第1の融合タンパク質が発現すると、前記第1の多量体化ドメインが細胞外に局在化し、そして前記第2の核酸分子が、結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質をコードし、前記第2の融合タンパク質が、発現すると細胞外に局在化する、ステップと;
(b)架橋因子を投与するステップであって、前記架橋因子が前記組換え細胞の表面でポリペプチド複合体の形成を促進し、前記架橋因子が、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、ステップと
を含み、
前記ポリペプチド複合体の前記結合性ドメインが、過剰増殖性疾患細胞、炎症性疾患細胞、自己免疫疾患細胞、または移植片対宿主病細胞の細胞表面標的に特異的に結合して免疫調節応答を促進し、これにより前記過剰増殖性疾患、前記炎症性疾患、前記自己免疫疾患、または前記移植片対宿主病を処置する、方法。
(項目46)
過剰増殖性疾患、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病を処置するための方法であって、前記方法は、以下:
(a)第1の多量体化ドメイン、疎水性ドメイン、およびアクチュエータードメインを含む第1の融合タンパク質をコードする第1の核酸分子を含む非天然細胞を投与するステップであって、前記第1の融合タンパク質が発現すると、前記第1の多量体化ドメインが細胞外に局在化する、ステップと;
(b)結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質を投与するステップと;
(c)架橋因子を投与するステップであって、前記架橋因子が前記組換え細胞の表面でポリペプチド複合体の形成を促進し、前記架橋因子が、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、ステップと
を含み、
前記ポリペプチド複合体の前記結合性ドメインが、過剰増殖性疾患細胞、炎症性疾患細胞、自己免疫疾患細胞、または移植片対宿主病細胞の細胞表面標的に特異的に結合して免疫調節応答を促進し、これにより前記過剰増殖性疾患、前記炎症性疾患、前記自己免疫疾患、または前記移植片対宿主病を処置する、方法。
(項目47)
前記第1の多量体化ドメインと前記第2の多量体化ドメインとが、同じであるかまたは異なる、項目45または46に記載の方法。
(項目48)
前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインが、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、アブシシン酸(ABA)もしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、トリメトプリム(Tmp)(FKBPの合成リガンド(SLF))もしくはその誘導体、またはこれらの任意の組合せから選択される架橋因子と会合する、項目45から47のいずれか一項に記載の方法。
(項目49)
前記第1の多量体化ドメインおよび前記第2の多量体化ドメインが、FKBPおよびFRB、FKBPおよびカルシニューリン、FKBPおよびシクロフィリン、FKBPおよび細菌性DHFR、カルシニューリンおよびシクロフィリン、PYL1およびABI1、もしくはGIB1およびGAI、またはこれらの変異体から選択される対である、項目45から48のいずれか一項に記載の方法。
(項目50)
前記第1の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含む、項目45から49のいずれか一項に記載の方法。
(項目51)
前記第1の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含む、項目45から50のいずれか一項に記載の方法。
(項目52)
前記架橋因子が、シロリムス、エベロリムス、ノボリムス、ピメクロリムス、リダホロリムス、タクロリムス、テムシロリムス、ウミロリムス、またはゾタロリムスである、項目50または51に記載の方法。
(項目53)
前記第1の核酸分子が、第3の多量体化ドメインをさらに含む、第1の融合タンパク質をコードする、項目45から52のいずれか一項に記載の方法。
(項目54)
前記第1の融合タンパク質の前記第3の多量体化ドメインが、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、Tmp−SLFもしくはその誘導体、またはこれらの任意の組合せから選択される架橋因子のための結合性ドメインである、項目53に記載の方法。
(項目55)
少なくとも2つの第1の融合タンパク質の会合を第2の架橋因子が促進し、前記架橋因子は、前記第1の融合タンパク質の前記第3の多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、項目45から54のいずれか一項に記載の方法。
(項目56)
タンパク質複合体が、少なくとも2つの第1の融合タンパク質を含むホモ複合体である、項目45から55のいずれか一項に記載の方法。
(項目57)
前記第1の融合タンパク質が、FKBP、DHFRまたはGyrBのうちの少なくとも1つの多量体化ドメインを有する、項目45から56のいずれか一項に記載の方法。
(項目58)
前記ポリペプチド複合体の前記結合性ドメインが、標的過剰増殖性疾患細胞表面に位置する標的に特異的に結合する、項目45から57のいずれか一項に記載の方法。
(項目59)
前記タンパク質複合体が、1種または複数の第1の融合タンパク質および1種または複数の第2の融合タンパク質を含むヘテロ複合体である、項目58に記載の方法。
(項目60)
前記タンパク質ヘテロ複合体の前記結合性ドメインが、標的過剰増殖性疾患細胞表面に位置する標的に特異的に結合する、項目59に記載の方法。
(項目61)
前記疎水性ドメインが、膜貫通ドメインである、項目45から60のいずれか一項に記載の方法。
(項目62)
前記膜貫通ドメインが、CD4膜貫通ドメイン、CD8膜貫通ドメイン、またはCD28膜貫通ドメインである、項目45から61のいずれか一項に記載の方法。
(項目63)
前記アクチュエータードメインが、リンパ球受容体シグナル伝達ドメインを含む、項目45から62のいずれか一項に記載の方法。
(項目64)
前記アクチュエータードメインが、複数の免疫受容体チロシンベース活性化モチーフ(ITAM)を含む、項目45から63のいずれか一項に記載の方法。
(項目65)
前記アクチュエータードメインが、CD3ε、CD3δ、CD3ζ、pTα、TCRα、TCRβ、FcRα、FcRβ、FcRγ、NKG2D、CD22、CD79A、もしくはCD79B、またはこれらの任意の組合せを含む、項目45から64のいずれか一項に記載の方法。
(項目66)
前記第1の核酸分子が、異なるアクチュエータードメイン、共刺激ドメイン、接着因子、またはこれらの任意の組合せをさらに含む、前記第1の融合タンパク質をコードする、項目45から65のいずれか一項に記載の方法。
(項目67)
前記共刺激ドメインが、CD27、CD28、CD30、CD40、LAT、Zap70、ICOS、DAP10、4−1BB、CARD11、HVEM、LAG3、SLAMF1、Lck、Fyn、Slp76、TRIM、OX40、またはこれらの任意の組合せから選択される、項目66に記載の方法。
(項目68)
前記アクチュエータードメインが、細胞質シグナル伝達タンパク質と会合する細胞質部分を含む、項目45から67のいずれか一項に記載の方法。
(項目69)
前記細胞質シグナル伝達タンパク質が、リンパ球受容体もしくはそのシグナル伝達ドメイン、1種または複数の免疫受容体チロシンベース活性化モチーフ(ITAM)を含むタンパク質、共刺激ドメイン、接着因子、またはこれらの任意の組合せである、項目68に記載の方法。
(項目70)
前記リンパ球受容体またはそのシグナル伝達ドメインが、CD3ε、CD3δ、CD3ζ、pTα、TCRα、TCRβ、FcRα、FcRβ、FcRγ、NKG2D、CD22、CD79A、もしくはCD79B、またはこれらの任意の組合せである、項目69に記載の方法。
(項目71)
前記共刺激ドメインが、CD27、CD28、CD30、CD40、LAT、Zap70、ICOS、DAP10、4−1BB、CARD11、HVEM、LAG3、SLAMF1、Lck、Fyn、Slp76、TRIM、OX40、またはこれらの任意の組合せから選択される、項目69に記載の方法。
(項目72)
前記細胞質シグナル伝達タンパク質が、CD3ζと4−1BBとの組合せ、またはCD3ζとOX40との組合せである、項目69に記載の方法。
(項目73)
前記非天然細胞が、共刺激因子、免疫調節因子、共刺激因子に対するアゴニスト、免疫調節因子に対するアゴニスト、またはこれらの任意の組合せをさらに過剰発現させる、項目45から72のいずれか一項に記載の方法。
(項目74)
前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、単鎖抗体の可変領域、受容体のエクトドメイン、またはリガンドである、項目45から73のいずれか一項に記載の方法。
(項目75)
前記単鎖抗体の可変領域が、ドメイン抗体、sFv、scFv、F(ab’) 、またはFabである、項目74に記載の方法。
(項目76)
前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記多量体化ドメインのアミノ末端側にある、項目45から75のいずれか一項に記載の方法。
(項目77)
前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記多量体化ドメインのカルボキシ末端側にある、項目45から76のいずれか一項に記載の方法。
(項目78)
前記第2の融合タンパク質が、前記結合性ドメインと前記第2の多量体化ドメインとの間に配置されたリンカーをさらに含む、項目45から77のいずれか一項に記載の方法。
(項目79)
前記細胞が、結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第3の融合タンパク質をコードする第3の核酸分子を含み、前記第3の融合タンパク質が、発現すると細胞外に局在化する、項目45から78のいずれか一項に記載の方法。
(項目80)
結合性ドメインを含む前記融合タンパク質が、1つ、2つ、3つ、または4つの結合性ドメインを有する、項目45から76のいずれか一項に記載の方法。
(項目81)
1つ、2つ、3つ、または4つの前記結合性ドメインが、1つの標的または最大で4つの異なる標的に特異的である、項目45から80のいずれか一項に記載の方法。
(項目82)
前記結合性ドメインが、がんと関連する抗原である標的に特異的である、項目45から81のいずれか一項に記載の方法。
(項目83)
前記がんが、充実性悪性疾患または血液悪性疾患である、項目82に記載の方法。
(項目84)
前記血液悪性疾患と関連する抗原標的が、CD19、CD20、CD22、CD33、またはCD37である、項目83に記載の方法。
(項目85)
前記結合性ドメインが、α−葉酸受容体、α β インテグリン、BCMA、B7−H3、B7−H6、CAIX、CD19、CD20、CD22、CD30、CD33、CD37、CD44、CD44v6、CD44v7/8、CD70、CD123、CD138、CD171、CEA、DLL4、EGP−2、EGP−40、CSPG4、EGFR、ErbB2(HER2)を含むEGFRファミリー、EGFRvIII、EPCAM、EphA2、EpCAM、FAP、FBP、胎児型アセチルコリン受容体、Fzd7、GD2、GD3、グリピカン3(GPC3)、h5T4、IL−11Rα、IL13R−α2、KDR、κ軽鎖、λ軽鎖、LeY、L1CAM、MAGE−A1、メソテリン、MHC提示ペプチド、MUC1、MUC16、NCAM、NKG2Dリガンド、Notch1、Notch2/3、NY−ESO−1、PRAME、PSCA、PSMA、サバイビン、TAG−72、TEM、TERT、VEGFR2、およびROR1から選択される標的に特異的に結合する、項目45から84のいずれか一項に記載の方法。
(項目86)
前記第1の架橋因子が、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、またはTmp−SLFもしくはその誘導体である、項目45から85のいずれか一項に記載の方法。
(項目87)
前記第2の架橋因子が、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、またはTmp−SLFもしくはその誘導体である、項目55に記載の方法。
(項目88)
前記第1の融合タンパク質が、FRB T2098Lの第1の多量体化ドメイン、膜貫通ドメイン、4−1BBの共刺激ドメイン、およびCD3ζのアクチュエータードメインを含み;前記第2の融合タンパク質が、CD19に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFKBP12の第2の多量体化ドメインを含み;前記非天然細胞の表面でポリペプチド複合体の形成を促進する前記第1の架橋因子が、ラパログのAP21967である、項目45から87のいずれか一項に記載の方法。
(項目89)
前記第1の融合タンパク質が、配列番号15に示されるアミノ酸配列を有し、前記第2の融合タンパク質が、配列番号1に示されるアミノ酸配列を有する、項目88に記載の方法。
(項目90)
T細胞の活性化の阻害剤をアンタゴナイズまたは遮断する薬剤を投与するステップをさらに含む、項目45から89のいずれか一項に記載の方法。
(項目91)
前記薬剤が、T細胞リガンドをアンタゴナイズまたは遮断する、項目90に記載の方法。
(項目92)
前記薬剤が、T細胞受容体をアンタゴナイズまたは遮断する、項目90に記載の方法。
(項目93)
T細胞の活性化の阻害剤をアンタゴナイズまたは遮断する前記薬剤が、抗PD1抗体もしくはその抗原結合性断片、抗PD−L1抗体もしくはその抗原結合性断片、または抗CTLA4抗体もしくはその抗原結合性断片、あるいはPD−1を標的とする、操作されたホーミングエンドヌクレアーゼである、項目90から92のいずれか一項に記載の方法。
(項目94)
サイトカインアゴニストを投与するステップをさらに含む、項目45から93のいずれか一項に記載の方法。
(項目95)
以下:
(a)第1の多量体化ドメイン、疎水性ドメイン、およびアクチュエータードメインを含む第1の融合タンパク質と;
(b)細胞外結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質と;
(c)架橋因子と
を含む、融合ポリペプチドヘテロ複合体であって、ここで、
前記第1の融合タンパク質と、前記第2の融合タンパク質と、前記架橋因子とが会合してポリペプチドヘテロ複合体を形成し、前記架橋因子が、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、
融合ポリペプチドヘテロ複合体。
(項目96)
前記結合性ドメインが、単鎖抗体の可変領域、受容体のエクトドメイン、またはリガンドである、項目95に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目97)
前記単鎖抗体の可変領域が、ドメイン抗体、sFv、scFv、F(ab’) 、またはFabである、項目96に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目98)
前記結合性ドメインが、前記多量体化ドメインのアミノ末端側にある、項目95から97のいずれか一項に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目99)
前記結合性ドメインが、前記多量体化ドメインのカルボキシ末端側にある、項目95から97のいずれか一項に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目100)
前記第1の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含む、項目95から99のいずれか一項に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目101)
前記第1の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含む、項目95から99のいずれか一項に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目102)
前記疎水性ドメインが、膜貫通ドメインである、項目95から101のいずれか一項に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目103)
前記アクチュエータードメインが、リンパ球受容体鎖を含む、項目95から102のいずれか一項に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目104)
前記架橋因子が、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、またはTmp−SLFもしくはその誘導体である、項目95から103のいずれか一項に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目105)
前記第2の融合タンパク質が、アンカードメインをさらに含む、項目95から104のいずれか一項に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目106)
前記アンカードメインが、膜貫通ドメインである、項目105に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目107)
前記第2の融合タンパク質が、閾値下シグナル伝達ドメインをさらに含む、項目105または106に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目108)
前記アンカードメインが、GPIシグナル配列である、項目105に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目109)
前記GPIシグナル配列を変化させており、前記第2の融合タンパク質が、GPI分子をさらに含む、項目105に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目110)
前記結合性ドメインが、がん、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病と関連する抗原である標的に特異的である、項目95から109のいずれか一項に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目111)
前記がんが、CD19、CD20、CD22、CD33、またはCD37の抗原標的を有する血液悪性疾患である、項目110に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
(項目112)
項目1から44または95から109のいずれか一項に記載の融合タンパク質のうちの任意の1種または複数をコードする核酸分子。
(項目113)
ゲノム遺伝子座と相同な5’側ポリヌクレオチド配列と3’側ポリヌクレオチド配列との間に配置された、項目112に記載の核酸分子。
(項目114)
項目112または項目113に記載の核酸を含有する発現ベクター。
(項目115)
前記第1の融合タンパク質および前記第2の融合タンパク質を、ポリシストロニックのメッセージまたは2Aペプチドで隔てられた単一のタンパク質としてコードする、項目114に記載の発現ベクター。
(項目116)
前記ポリシストロニックのメッセージが、前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列の間に、内部リボソーム侵入部位(IRES)を含む、項目115に記載の発現ベクター。
(項目117)
非天然細胞であって、以下:
(a)T細胞の受容体に結合する結合性ドメインおよび第1の多量体化ドメインを含む第1の融合タンパク質をコードする第1の核酸分子であって、前記第1の融合タンパク質が前記細胞から分泌される、第1の核酸分子と、
(b)標的細胞表面に位置する標的に結合する結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質をコードする第2の核酸分子であって、前記第2の融合タンパク質が前記細胞から分泌される、第2の核酸分子と
を含み、ここで
架橋因子がポリペプチド複合体の形成を促進し、前記架橋因子が、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、
非天然細胞。
(項目118)
前記第1の多量体化ドメインと前記第2の多量体化ドメインとが、同じであるかまたは異なる、項目117に記載の非天然細胞。
(項目119)
前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインが、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、アブシシン酸(ABA)もしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、トリメトプリム(Tmp)(FKBPの合成リガンド(SLF))もしくはその誘導体、またはこれらの任意の組合せから選択される架橋因子と会合する、項目117または項目118に記載の非天然細胞。
(項目120)
前記第1の多量体化ドメインおよび前記第2の多量体化ドメインが、FKBPおよびFRB、FKBPおよびカルシニューリン、FKBPおよびシクロフィリン、FKBPおよび細菌性DHFR、カルシニューリンおよびシクロフィリン、PYL1およびABI1、もしくはGIB1およびGAI、またはこれらの変異体から選択される対である、項目117から119のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目121)
前記第1の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含む、項目117から120のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目122)
前記第1の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含む、項目117から120のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目123)
前記架橋因子が、シロリムス、エベロリムス、ノボリムス、ピメクロリムス、リダホロリムス、タクロリムス、テムシロリムス、ウミロリムス、またはゾタロリムスである、項目121または項目122に記載の非天然細胞。
(項目124)
共刺激因子、免疫調節因子、共刺激因子に対するアゴニスト、免疫調節因子に対するアゴニスト、またはこれらの任意の組合せをさらに過剰発現させる、項目117から123のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目125)
前記第1の融合タンパク質の前記結合性ドメイン、および前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインの各々が、単鎖抗体の可変領域、受容体のエクトドメイン、またはリガンドからなる群より独立に選択される、項目117から124のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目126)
前記単鎖抗体の可変領域が、ドメイン抗体、sFv、scFv、F(ab’) 、またはFabである、項目125に記載の非天然細胞。
(項目127)
前記第1の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記第1の多量体化ドメインのアミノ末端側にある、項目117から126のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目128)
前記第1の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記第1の多量体化ドメインのカルボキシ末端側にある、項目117から126のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目129)
前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記第2の多量体化ドメインのアミノ末端側にある、項目117から126のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目130)
前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記第2の多量体化ドメインのカルボキシ末端側にある、項目117から126のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目131)
前記第1の融合タンパク質をコードする前記第1の核酸分子が、前記結合性ドメインと前記第1の多量体化ドメインとの間に配置されたリンカーをコードする配列をさらに含む、項目117から130のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目132)
前記第2の融合タンパク質をコードする前記第2の核酸分子が、前記結合性ドメインと前記第2の多量体化ドメインとの間に配置されたリンカーをコードする配列をさらに含む、項目117から130のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目133)
前記第2の核酸分子の前記結合性ドメインが、がん、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病と関連する抗原である標的に特異的である、項目117から132のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目134)
前記がんが、充実性悪性疾患または血液悪性疾患である、項目133に記載の非天然細胞。
(項目135)
前記血液悪性疾患と関連する抗原標的が、CD19、CD20、CD22、CD33、またはCD37である、項目134に記載の非天然細胞。
(項目136)
前記第2の核酸分子の前記結合性ドメインが、α−葉酸受容体、α β インテグリン、BCMA、B7−H3、B7−H6、CAIX、CD19、CD20、CD22、CD30、CD33、CD37、CD44、CD44v6、CD44v7/8、CD70、CD123、CD138、CD171、CEA、DLL4、EGP−2、EGP−40、CSPG4、EGFR、ErbB2(HER2)を含むEGFRファミリー、EGFRvIII、EPCAM、EphA2、EpCAM、FAP、FBP、胎児型アセチルコリン受容体、Fzd7、GD2、GD3、グリピカン3(GPC3)、h5T4、IL−11Rα、IL13R−α2、KDR、κ軽鎖、λ軽鎖、LeY、L1CAM、MAGE−A1、メソテリン、MHC提示ペプチド、MUC1、MUC16、NCAM、NKG2Dリガンド、Notch1、Notch2/3、NY−ESO−1、PRAME、PSCA、PSMA、サバイビン、TAG−72、TEM、TERT、VEGFR2、およびROR1から選択される標的に特異的に結合する、項目117から132のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目137)
前記架橋因子が、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、またはTmp−SLFもしくはその誘導体である、項目117から136のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目138)
前記第1の核酸が、CD3に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFRB T2098Lの第1の多量体化ドメインを含む第1の融合タンパク質をコードし;前記第2の核酸が、CD19に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFKBP12の第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質をコードし;ポリペプチド複合体の形成を促進する前記架橋因子が、ラパログのAP21967である、項目117から137のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目139)
前記第1の核酸が、CD3に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFRB T2098Lの第1の多量体化ドメインを含む第1の融合タンパク質をコードし;前記第2の核酸が、BCMAに特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFKBP12の第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質をコードし;ポリペプチド複合体の形成を促進する前記架橋因子が、ラパログのAP21967である、項目117から137のいずれか一項に記載の非天然細胞。
(項目140)
過剰増殖性疾患、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病を処置するための方法であって、項目117から139のいずれか一項に記載の非天然細胞を投与するステップと、架橋因子を投与するステップであって、前記架橋因子がポリペプチド複合体の形成を促進し、前記架橋因子が、第1の融合タンパク質の多量体化ドメインおよび第2の融合タンパク質の多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、ステップとを含み;前記第2の融合ポリペプチドの結合性ドメインが、過剰増殖性疾患細胞の細胞表面標的に特異的に結合して免疫調節応答を促進し、これにより前記過剰増殖性疾患を処置する、方法。
(項目141)
過剰増殖性疾患、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病を処置するための方法であって、前記方法は、以下:
(a)T細胞の受容体に結合する結合性ドメイン、および第1の多量体化ドメインを含む第1の融合タンパク質;ならびに過剰増殖性疾患細胞、炎症性疾患細胞、自己免疫疾患細胞、または移植片対宿主病細胞の細胞表面標的に結合する結合性ドメイン、および第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質を投与するステップと;
(b)ポリペプチド複合体の形成を促進する架橋因子を投与するステップであって、前記架橋因子は、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、ステップとを含み、
これにより前記過剰増殖性疾患、前記炎症性疾患、前記自己免疫疾患、または前記移植片対宿主病を処置する、方法。
(項目142)
融合ポリペプチドヘテロ複合体であって、以下:
(a)T細胞の受容体に結合する結合性ドメインおよび第1の多量体化ドメインを含む第1の融合タンパク質と;
(b)標的細胞の細胞表面標的に結合する結合性ドメインを含む第2の融合タンパク質と;
(c)架橋因子と
を含み、
前記第1の融合タンパク質と前記第2の融合タンパク質と前記架橋因子とが会合してポリペプチドヘテロ複合体を形成し、前記架橋因子が、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、
融合ポリペプチドヘテロ複合体。
(項目143)
前記第1の多量体化ドメインと前記第2の多量体化ドメインとが、同じであるかまたは異なる、項目142に記載の融合ポリペプチドヘテロ複合体。
(項目144)
前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインが、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、アブシシン酸(ABA)もしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、トリメトプリム(Tmp)(FKBPの合成リガンド(SLF))もしくはその誘導体、またはこれらの任意の組合せから選択される架橋因子と会合する、項目142または項目143に記載の融合ポリペプチドヘテロ複合体。
(項目145)
前記第1の多量体化ドメインおよび前記第2の多量体化ドメインが、FKBPおよびFRB、FKBPおよびカルシニューリン、FKBPおよびシクロフィリン、FKBPおよび細菌性DHFR、カルシニューリンおよびシクロフィリン、PYL1およびABI1、もしくはGIB1およびGAI、またはこれらの変異体から選択される対である、項目142から144のいずれか一項に記載の融合ポリペプチドヘテロ複合体。
(項目146)
前記第1の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含む、項目142から145のいずれか一項に記載の融合ポリペプチドヘテロ複合体。
(項目147)
前記第1の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含む、項目142から145のいずれか一項に記載の融合ポリペプチドヘテロ複合体。
(項目148)
前記架橋因子が、シロリムス、エベロリムス、ノボリムス、ピメクロリムス、リダホロリムス、タクロリムス、テムシロリムス、ウミロリムス、またはゾタロリムスである、項目146または項目147のいずれか一項に記載の融合ポリペプチドヘテロ複合体。
(項目149)
前記第1の融合タンパク質の前記結合性ドメイン、および前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインの各々が、単鎖抗体の可変領域、受容体のエクトドメイン、またはリガンドからなる群より独立に選択される、項目142から148のいずれか一項に記載の融合ポリペプチドヘテロ複合体。
(項目150)
前記単鎖抗体の可変領域が、ドメイン抗体、sFv、scFv、F(ab’) 、またはFabである、項目149に記載の融合ポリペプチドヘテロ複合体。
(項目151)
前記第2の融合ポリペプチドの前記結合性ドメインが、α−葉酸受容体、α β インテグリン、BCMA、B7−H3、B7−H6、CAIX、CD19、CD20、CD22、CD30、CD33、CD37、CD44、CD44v6、CD44v7/8、CD70、CD123、CD138、CD171、CEA、DLL4、EGP−2、EGP−40、CSPG4、EGFR、ErbB2(HER2)を含むEGFRファミリー、EGFRvIII、EPCAM、EphA2、EpCAM、FAP、FBP、胎児型アセチルコリン受容体、Fzd7、GD2、GD3、グリピカン3(GPC3)、h5T4、IL−11Rα、IL13R−α2、KDR、κ軽鎖、λ軽鎖、LeY、L1CAM、MAGE−A1、メソテリン、MHC提示ペプチド、MUC1、MUC16、NCAM、NKG2Dリガンド、Notch1、Notch2/3、NY−ESO−1、PRAME、PSCA、PSMA、サバイビン、TAG−72、TEM、TERT、VEGFR2、およびROR1から選択される標的に特異的に結合する、項目142から150のいずれか一項に記載の融合ポリペプチドヘテロ複合体。
(項目152)
前記第1の融合タンパク質が、CD3に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFRB T2098Lの第1の多量体化ドメインを含み;前記第2の融合タンパク質が、CD19に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFKBP12の第2の多量体化ドメインを含み;前記架橋因子が、ラパログのAP21967である、項目141から150のいずれか一項に記載の融合ポリペプチドヘテロ複合体。
(項目153)
前記第1の融合タンパク質が、CD3に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFRB T2098Lの第1の多量体化ドメインを含み;前記第2の融合タンパク質が、BCMAに特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFKBP12の第2の多量体化ドメインを含み;前記架橋因子が、ラパログのAP21967である、項目141から150のいずれか一項に記載の融合ポリペプチドヘテロ複合体。
(項目154)
項目117から153のいずれか一項に記載の融合タンパク質のうちの任意の1種または複数をコードする核酸分子。
(項目155)
ゲノム遺伝子座と相同な5’側ポリヌクレオチド配列と3’側ポリヌクレオチド配列との間に配置された、項目154に記載の核酸分子。
(項目156)
項目154または項目155に記載の核酸を含有する発現ベクター。
(項目157)
第1の融合タンパク質および第2の融合タンパク質を、ポリシストロニックのメッセージまたは2Aペプチドで隔てられた単一のタンパク質としてコードする、項目156に記載の発現ベクター。
(項目158)
前記ポリシストロニックのメッセージが、前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列の間に、内部リボソーム侵入部位(IRES)を含む、項目157に記載の発現ベクター。

Claims (15)

  1. 非天然細胞であって、以下:
    (a)第1の多量体化ドメイン、疎水性ドメイン、およびアクチュエータードメインを含む第1の融合タンパク質をコードする第1の核酸分子であって、前記第1の融合タンパク質が発現すると、前記第1の多量体化ドメインが細胞外に局在化する、第1の核酸分子と、
    (b)結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質をコードする第2の核酸分子であって、前記第2の融合タンパク質が、発現すると細胞外に局在化する、第2の核酸分子と
    を含み、ここで
    第1の架橋因子は、前記非天然細胞の表面でポリペプチド複合体の形成を促進し、前記架橋因子は、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、
    非天然細胞。
  2. (a)前記第1の多量体化ドメインと前記第2の多量体化ドメインとが、同じであるかまたは異なる、ならびに/あるいは
    (b)前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインが、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、アブシシン酸(ABA)もしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、トリメトプリム(Tmp)(FKBPの合成リガンド(SLF))もしくはその誘導体、またはこれらの任意の組合せから選択される架橋因子と会合する、ならびに/あるいは
    (c)前記第1の多量体化ドメインおよび前記第2の多量体化ドメインが、FKBPおよびFRB、FKBPおよびカルシニューリン、FKBPおよびシクロフィリン、FKBPおよび細菌性DHFR、カルシニューリンおよびシクロフィリン、PYL1およびABI1、もしくはGIB1およびGAI、またはこれらの変異体から選択される対である、ならびに/あるいは
    (d)前記第1の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、
    好ましくは前記架橋因子が、シロリムス、エベロリムス、ノボリムス、ピメクロリムス、リダホロリムス、タクロリムス、テムシロリムス、ウミロリムス、またはゾタロリムスである、ならびに/あるいは
    (e)前記第1の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、
    好ましくは前記架橋因子が、シロリムス、エベロリムス、ノボリムス、ピメクロリムス、リダホロリムス、タクロリムス、テムシロリムス、ウミロリムス、またはゾタロリムスである、ならびに/あるいは
    (f)前記第1の核酸分子が、第3の多量体化ドメインをさらに含む第1の融合タンパク質をコードし、
    好ましくは前記第1の融合タンパク質の前記第3の多量体化ドメインが、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、Tmp−SLFもしくはその誘導体、またはこれらの任意の組合せから選択される架橋因子のための結合性ドメインである、ならびに/あるいは
    (g)第2の架橋因子が少なくとも2つの第1の融合タンパク質の会合を促進し、前記架橋因子が、前記第1の融合タンパク質の前記第3の多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、
    好ましくは前記第2の架橋因子が、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、またはTmp−SLFもしくはその誘導体である、ならびに/あるいは
    (h)タンパク質複合体が、少なくとも2つの第1の融合タンパク質を含むホモ複合体である、ならびに/あるいは
    (i)前記第1の融合タンパク質が、FKBP、DHFRまたはGyrBのうちの少なくとも1つの多量体化ドメインを有する、ならびに/あるいは
    (j)前記ポリペプチド複合体の前記結合性ドメインが、標的細胞表面に位置する標的に特異的に結合し、
    好ましくは前記タンパク質複合体が、1種または複数の第1の融合タンパク質および1種または複数の第2の融合タンパク質を含むヘテロ複合体であり、
    より好ましくは前記タンパク質ヘテロ複合体の前記結合性ドメインが、標的細胞表面に位置する標的に特異的に結合する、ならびに/あるいは
    (k)前記疎水性ドメインが、膜貫通ドメインである、ならびに/あるいは
    (l)前記膜貫通ドメインが、CD4膜貫通ドメイン、CD8膜貫通ドメイン、またはCD28膜貫通ドメインである、ならびに/あるいは
    (m)前記アクチュエータードメインが、リンパ球受容体シグナル伝達ドメインを含み、
    好ましくは前記共刺激ドメインが、CD27、CD28、CD30、CD40、LAT、Zap70、ICOS、DAP10、4−1BB、CARD11、HVEM、LAG3、SLAMF1、Lck、Fyn、Slp76、TRIM、OX40、またはこれらの任意の組合せから選択される、ならびに/あるいは
    (n)前記アクチュエータードメインが、1種または複数の免疫受容体チロシンベース活性化モチーフ(ITAM)を含む、ならびに/あるいは
    (o)前記アクチュエータードメインが、CD3ε、CD3δ、CD3ζ、pTα、TCRα、TCRβ、FcRα、FcRβ、FcRγ、NKG2D、CD22、CD79A、もしくはCD79B、またはこれらの任意の組合せを含む、ならびに/あるいは
    (p)前記第1の核酸分子が、異なるアクチュエータードメイン、共刺激ドメイン、接着因子、またはこれらの任意の組合せをさらに含む前記第1の融合タンパク質をコードする、ならびに/あるいは
    (q)前記アクチュエータードメインが、細胞質シグナル伝達タンパク質と会合する細胞質部分を含み、
    好ましくは前記細胞質シグナル伝達タンパク質が、リンパ球受容体もしくはそのシグナル伝達ドメイン、複数の免疫受容体チロシンベース活性化モチーフ(ITAM)を含むタンパク質、共刺激ドメイン、接着因子、またはこれらの任意の組合せであり、
    より好ましくは
    (i)前記リンパ球受容体またはそのシグナル伝達ドメインが、CD3ε、CD3δ、CD3ζ、pTα、TCRα、TCRβ、FcRα、FcRβ、FcRγ、NKG2D、CD22、CD79A、もしくはCD79B、またはこれらの任意の組合せである、あるいは
    (ii)前記共刺激ドメインが、CD27、CD28、CD30、CD40、LAT、Zap70、ICOS、DAP10、4−1BB、CARD11、HVEM、LAG3、SLAMF1、Lck、Fyn、Slp76、TRIM、OX40、またはこれらの任意の組合せから選択される、ならびに/あるいは
    (r)共刺激因子、免疫調節因子、共刺激因子に対するアゴニスト、免疫調節因子に対するアゴニスト、またはこれらの任意の組合せをさらに過剰発現させる、ならびに/あるいは
    (s)前記第2の融合タンパク質が、発現すると前記非天然細胞から分泌されるように、前記第2の核酸分子が、分泌シグナルをさらにコードし、任意選択で、アンカードメインをさらにコードする、ならびに/あるいは
    (t)前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、単鎖抗体の可変領域、受容体のエクトドメイン、またはリガンドであり、
    好ましくは前記単鎖抗体の可変領域が、ドメイン抗体、sFv、scFv、F(ab’) 、またはFabである、ならびに/あるいは
    (u)前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記多量体化ドメインのアミノ末端側にある、ならびに/あるいは
    (v)前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記多量体化ドメインのカルボキシ末端側にある、ならびに/あるいは
    (w)前記第2の融合タンパク質をコードする前記第2の核酸分子が、前記結合性ドメインと前記第2の多量体化ドメインとの間に配置されたリンカーをコードする配列をさらに含む、ならびに/あるいは
    (x)前記細胞が、結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第3の融合タンパク質をコードする第3の核酸分子をさらに含み、前記第3の融合タンパク質は、発現すると細胞外に局在化する、ならびに/あるいは
    (y)結合性ドメインを含む前記融合タンパク質が、1つ、2つ、3つ、または4つの結合性ドメインを有する、ならびに/あるいは
    (z)1つ、2つ、3つ、または4つの前記結合性ドメインが、1つの標的または最大で4つの異なる標的に特異的である、ならびに/あるいは
    (aa)前記結合性ドメインが、がん、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病と関連する抗原である標的に特異的であり、
    好ましくは前記がんが、充実性悪性疾患または血液悪性疾患であり、
    より好ましくは前記血液悪性疾患と関連する抗原標的が、CD19、CD20、CD22、CD33、またはCD37である、ならびに/あるいは
    (bb)前記結合性ドメインが、α−葉酸受容体、α β インテグリン、BCMA、B7−H3、B7−H6、CAIX、CD19、CD20、CD22、CD30、CD33、CD37、CD44、CD44v6、CD44v7/8、CD70、CD123、CD138、CD171、CEA、DLL4、EGP−2、EGP−40、CSPG4、EGFR、ErbB2(HER2)を含むEGFRファミリー、EGFRvIII、EPCAM、EphA2、EpCAM、FAP、FBP、胎児型アセチルコリン受容体、Fzd7、GD2、GD3、グリピカン−3(GPC3)、h5T4、IL−11Rα、IL13R−α2、KDR、κ軽鎖、λ軽鎖、LeY、L1CAM、MAGE−A1、メソテリン、MHC提示ペプチド、MUC1、MUC16、NCAM、NKG2Dリガンド、Notch1、Notch2/3、NY−ESO−1、PRAME、PSCA、PSMA、サバイビン、TAG−72、TEM、TERT、VEGFR2、およびROR1から選択される標的に特異的に結合する、ならびに/あるいは
    (cc)前記第1の架橋因子が、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、またはTmp−SLFもしくはその誘導体である、ならびに/あるいは
    (dd)コードされた前記第1の融合タンパク質が、FRB T2098Lの第1の多量体化ドメイン、膜貫通ドメイン、4−1BBの共刺激ドメイン、およびCD3ζのアクチュエータードメインを含み;コードされた前記第2の融合タンパク質が、CD19に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFKBP12の第2の多量体化ドメインを含み;前記非天然細胞の表面でポリペプチド複合体の形成を促進する前記第1の架橋因子が、ラパログのAP21967であり、
    好ましくは前記第1の融合タンパク質が、配列番号15に示されるアミノ酸配列を有し、前記第2の融合タンパク質が、配列番号1に示されるアミノ酸配列を有する、
    請求項1に記載の非天然細胞。
  3. 過剰増殖性疾患、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病を処置するための組成物であって、前記組成物は、組換え細胞を含み、ここで、前記組換え細胞は第1の核酸分子および第2の核酸分子を含、前記第1の核酸分子が、第1の多量体化ドメイン、疎水性ドメイン、およびアクチュエータードメインを含む第1の融合タンパク質をコードし、前記第1の融合タンパク質が発現すると、前記第1の多量体化ドメインが細胞外に局在化し、そして前記第2の核酸分子が、結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質をコードし、前記第2の融合タンパク質が、発現すると細胞外に局在化
    前記組成物は、架橋因子と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記架橋因子が前記組換え細胞の表面でポリペプチド複合体の形成を促進し、前記架橋因子が、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置され、
    前記ポリペプチド複合体の前記結合性ドメインが、過剰増殖性疾患細胞、炎症性疾患細胞、自己免疫疾患細胞、または移植片対宿主病細胞の細胞表面標的に特異的に結合して免疫調節応答を促進し、これにより前記過剰増殖性疾患、前記炎症性疾患、前記自己免疫疾患、または前記移植片対宿主病を処置する、組成物
  4. 過剰増殖性疾患、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病を処置するための組成物であって、前記組成物は、非天然細胞を含み、ここで、前記非天然細胞は、第1の多量体化ドメイン、疎水性ドメイン、およびアクチュエータードメインを含む第1の融合タンパク質をコードする第1の核酸分子を含、前記第1の融合タンパク質が発現すると、前記第1の多量体化ドメインが細胞外に局在化
    前記組成物は、結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質;ならびに架橋因子と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記架橋因子が前記組換え細胞の表面でポリペプチド複合体の形成を促進し、前記架橋因子が、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置され、
    前記ポリペプチド複合体の前記結合性ドメインが、過剰増殖性疾患細胞、炎症性疾患細胞、自己免疫疾患細胞、または移植片対宿主病細胞の細胞表面標的に特異的に結合して免疫調節応答を促進し、これにより前記過剰増殖性疾患、前記炎症性疾患、前記自己免疫疾患、または前記移植片対宿主病を処置する、組成物
  5. (a)前記第1の多量体化ドメインと前記第2の多量体化ドメインとが、同じであるかまたは異なる、ならびに/あるいは
    (b)前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインが、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、アブシシン酸(ABA)もしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、トリメトプリム(Tmp)(FKBPの合成リガンド(SLF))もしくはその誘導体、またはこれらの任意の組合せから選択される架橋因子と会合する、ならびに/あるいは
    (c)前記第1の多量体化ドメインおよび前記第2の多量体化ドメインが、FKBPおよびFRB、FKBPおよびカルシニューリン、FKBPおよびシクロフィリン、FKBPおよび細菌性DHFR、カルシニューリンおよびシクロフィリン、PYL1およびABI1、もしくはGIB1およびGAI、またはこれらの変異体から選択される対である、ならびに/あるいは
    (d)前記第1の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、
    好ましくは前記架橋因子が、シロリムス、エベロリムス、ノボリムス、ピメクロリムス、リダホロリムス、タクロリムス、テムシロリムス、ウミロリムス、またはゾタロリムスであり、ならびに/あるいは
    (e)前記第1の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、
    好ましくは前記架橋因子が、シロリムス、エベロリムス、ノボリムス、ピメクロリムス、リダホロリムス、タクロリムス、テムシロリムス、ウミロリムス、またはゾタロリムスである、ならびに/あるいは
    (f)前記第1の核酸分子が、第3の多量体化ドメインをさらに含む、第1の融合タンパク質をコードし、
    好ましくは前記第1の融合タンパク質の前記第3の多量体化ドメインが、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、Tmp−SLFもしくはその誘導体、またはこれらの任意の組合せから選択される架橋因子のための結合性ドメインであり、ならびに/あるいは
    (g)少なくとも2つの第1の融合タンパク質の会合を第2の架橋因子が促進し、前記架橋因子は、前記第1の融合タンパク質の前記第3の多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置され、
    好ましくは前記第2の架橋因子が、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、またはTmp−SLFもしくはその誘導体である、ならびに/あるいは
    (h)タンパク質複合体が、少なくとも2つの第1の融合タンパク質を含むホモ複合体である、ならびに/あるいは
    (i)前記第1の融合タンパク質が、FKBP、DHFRまたはGyrBのうちの少なくとも1つの多量体化ドメインを有する、ならびに/あるいは
    (j)前記ポリペプチド複合体の前記結合性ドメインが、標的過剰増殖性疾患細胞表面に位置する標的に特異的に結合し、
    好ましくは前記タンパク質複合体が、1種または複数の第1の融合タンパク質および1種または複数の第2の融合タンパク質を含むヘテロ複合体であり、
    より好ましくは前記タンパク質ヘテロ複合体の前記結合性ドメインが、標的過剰増殖性疾患細胞表面に位置する標的に特異的に結合する、ならびに/あるいは
    (k)前記疎水性ドメインが、膜貫通ドメインである、ならびに/あるいは
    (l)前記膜貫通ドメインが、CD4膜貫通ドメイン、CD8膜貫通ドメイン、またはCD28膜貫通ドメインである、ならびに/あるいは
    (m)前記アクチュエータードメインが、リンパ球受容体シグナル伝達ドメインを含む、ならびに/あるいは
    (n)前記アクチュエータードメインが、複数の免疫受容体チロシンベース活性化モチーフ(ITAM)を含む、ならびに/あるいは
    (o)前記アクチュエータードメインが、CD3ε、CD3δ、CD3ζ、pTα、TCRα、TCRβ、FcRα、FcRβ、FcRγ、NKG2D、CD22、CD79A、もしくはCD79B、またはこれらの任意の組合せを含む、ならびに/あるいは
    (p)前記第1の核酸分子が、異なるアクチュエータードメイン、共刺激ドメイン、接着因子、またはこれらの任意の組合せをさらに含む、前記第1の融合タンパク質をコードし、
    好ましくは前記共刺激ドメインが、CD27、CD28、CD30、CD40、LAT、Zap70、ICOS、DAP10、4−1BB、CARD11、HVEM、LAG3、SLAMF1、Lck、Fyn、Slp76、TRIM、OX40、またはこれらの任意の組合せから選択される、ならびに/あるいは
    (q)前記アクチュエータードメインが、細胞質シグナル伝達タンパク質と会合する細胞質部分を含み、
    好ましくは前記細胞質シグナル伝達タンパク質が、リンパ球受容体もしくはそのシグナル伝達ドメイン、1種または複数の免疫受容体チロシンベース活性化モチーフ(ITAM)を含むタンパク質、共刺激ドメイン、接着因子、またはこれらの任意の組合せであり、
    より好ましくは
    (i)前記リンパ球受容体またはそのシグナル伝達ドメインが、CD3ε、CD3δ、CD3ζ、pTα、TCRα、TCRβ、FcRα、FcRβ、FcRγ、NKG2D、CD22、CD79A、もしくはCD79B、またはこれらの任意の組合せである、あるいは
    (ii)前記共刺激ドメインが、CD27、CD28、CD30、CD40、LAT、Zap70、ICOS、DAP10、4−1BB、CARD11、HVEM、LAG3、SLAMF1、Lck、Fyn、Slp76、TRIM、OX40、またはこれらの任意の組合せから選択されるか、あるいは
    (iii)前記細胞質シグナル伝達タンパク質が、CD3ζと4−1BBとの組合せ、またはCD3ζとOX40との組合せである、ならびに/あるいは
    (r)前記非天然細胞が、共刺激因子、免疫調節因子、共刺激因子に対するアゴニスト、免疫調節因子に対するアゴニスト、またはこれらの任意の組合せをさらに過剰発現させる、ならびに/あるいは
    (s)前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、単鎖抗体の可変領域、受容体のエクトドメイン、またはリガンドであり、
    好ましくは前記単鎖抗体の可変領域が、ドメイン抗体、sFv、scFv、F(ab’) 、またはFabである、ならびに/あるいは
    (t)前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記多量体化ドメインのアミノ末端側にある、ならびに/あるいは
    (u)(i)前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記多量体化ドメインのカルボキシ末端側にある、あるいは
    (ii)結合性ドメインを含む前記融合タンパク質が、1つ、2つ、3つ、または4つの結合性ドメインを有する、ならびに/あるいは
    (v)前記第2の融合タンパク質が、前記結合性ドメインと前記第2の多量体化ドメインとの間に配置されたリンカーをさらに含む、ならびに/あるいは
    (w)前記細胞が、結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第3の融合タンパク質をコードする第3の核酸分子を含み、前記第3の融合タンパク質が、発現すると細胞外に局在化する、ならびに/あるいは
    (x)1つ、2つ、3つ、または4つの前記結合性ドメインが、1つの標的または最大で4つの異なる標的に特異的である、ならびに/あるいは
    (y)前記結合性ドメインが、がんと関連する抗原である標的に特異的であり、
    好ましくは前記がんが、充実性悪性疾患または血液悪性疾患であり、
    より好ましくは前記血液悪性疾患と関連する抗原標的が、CD19、CD20、CD22、CD33、またはCD37である、ならびに/あるいは
    (z)前記結合性ドメインが、α−葉酸受容体、α β インテグリン、BCMA、B7−H3、B7−H6、CAIX、CD19、CD20、CD22、CD30、CD33、CD37、CD44、CD44v6、CD44v7/8、CD70、CD123、CD138、CD171、CEA、DLL4、EGP−2、EGP−40、CSPG4、EGFR、ErbB2(HER2)を含むEGFRファミリー、EGFRvIII、EPCAM、EphA2、EpCAM、FAP、FBP、胎児型アセチルコリン受容体、Fzd7、GD2、GD3、グリピカン3(GPC3)、h5T4、IL−11Rα、IL13R−α2、KDR、κ軽鎖、λ軽鎖、LeY、L1CAM、MAGE−A1、メソテリン、MHC提示ペプチド、MUC1、MUC16、NCAM、NKG2Dリガンド、Notch1、Notch2/3、NY−ESO−1、PRAME、PSCA、PSMA、サバイビン、TAG−72、TEM、TERT、VEGFR2、およびROR1から選択される標的に特異的に結合する、ならびに/あるいは
    (aa)前記第1の架橋因子が、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、またはTmp−SLFもしくはその誘導体である、ならびに/あるいは
    (bb)前記第1の融合タンパク質が、FRB T2098Lの第1の多量体化ドメイン、膜貫通ドメイン、4−1BBの共刺激ドメイン、およびCD3ζのアクチュエータードメインを含み;前記第2の融合タンパク質が、CD19に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFKBP12の第2の多量体化ドメインを含み;前記非天然細胞の表面でポリペプチド複合体の形成を促進する前記第1の架橋因子が、ラパログのAP21967であり、
    好ましくは前記第1の融合タンパク質が、配列番号15に示されるアミノ酸配列を有し、前記第2の融合タンパク質が、配列番号1に示されるアミノ酸配列を有する、ならびに/あるいは
    (cc)前記組成物は、T細胞の活性化の阻害剤をアンタゴナイズまたは遮断する薬剤と組み合わせて投与されることを特徴とし、
    好ましくは
    (i)前記薬剤が、T細胞リガンドをアンタゴナイズまたは遮断するか、あるいは
    (ii)前記薬剤が、T細胞受容体をアンタゴナイズまたは遮断する、ならびに/あるいは
    (iii)T細胞の活性化の阻害剤をアンタゴナイズまたは遮断する前記薬剤が、抗PD1抗体もしくはその抗原結合性断片、抗PD−L1抗体もしくはその抗原結合性断片、または抗CTLA4抗体もしくはその抗原結合性断片、あるいはPD−1を標的とする、操作されたホーミングエンドヌクレアーゼである、ならびに/あるいは
    (dd)前記組成物がサイトカインアゴニスト特徴と投与されることを特徴とする、
    請求項3または請求項4に記載の組成物。
  6. 以下:
    (a)第1の多量体化ドメイン、疎水性ドメイン、およびアクチュエータードメインを含む第1の融合タンパク質と;
    (b)細胞外結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質と;
    (c)架橋因子と
    を含む、融合ポリペプチドヘテロ複合体であって、ここで、
    前記第1の融合タンパク質と、前記第2の融合タンパク質と、前記架橋因子とが会合してポリペプチドヘテロ複合体を形成し、前記架橋因子が、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置され
    好ましくは前記結合性ドメインが、単鎖抗体の可変領域、受容体のエクトドメイン、またはリガンドであり、
    より好ましくは前記単鎖抗体の可変領域が、ドメイン抗体、sFv、scFv、F(ab’) 、またはFabである、融合ポリペプチドヘテロ複合体。
  7. (a)
    (i)前記結合性ドメインが、前記多量体化ドメインのアミノ末端側にある、あるいは
    (ii)前記結合性ドメインが、前記多量体化ドメインのカルボキシ末端側にある、ならびに/あるいは
    (b)
    (i)前記第1の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含む、あるいは
    (ii)前記第1の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含む、ならびに/あるいは
    (c)前記疎水性ドメインが、膜貫通ドメインである、ならびに/あるいは
    (d)前記アクチュエータードメインが、リンパ球受容体鎖を含む、ならびに/あるいは
    (e)前記架橋因子が、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、またはTmp−SLFもしくはその誘導体である、ならびに/あるいは
    (f)前記第2の融合タンパク質が、アンカードメインをさらに含み、
    好ましくは
    (i)前記アンカードメインが、膜貫通ドメインである、ならびに/あるいは
    (ii)前記第2の融合タンパク質が、閾値下シグナル伝達ドメインをさらに含む、あるいは
    (iii)前記アンカードメインが、GPIシグナル配列である、あるいは
    (iv)前記GPIシグナル配列を変化させており、前記第2の融合タンパク質が、GPI分子をさらに含む、ならびに/あるいは
    (g)前記結合性ドメインが、がん、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病と関連する抗原である標的に特異的であり、
    好ましくは前記がんが、CD19、CD20、CD22、CD33、またはCD37の抗原標的を有する血液悪性疾患である、請求項に記載のポリペプチドヘテロ複合体。
  8. 請求項1からまたはから7(e)のいずれか一項に記載の融合タンパク質のうちの任意の1種または複数をコードする核酸分子であって、好ましくはゲノム遺伝子座と相同な5’側ポリヌクレオチド配列と3’側ポリヌクレオチド配列との間に配置された、核酸分子、あるいは
    前記核酸を含有する発現ベクターであって、好ましくは前記第1の融合タンパク質および前記第2の融合タンパク質を、ポリシストロニックのメッセージまたは2Aペプチドで隔てられた単一のタンパク質としてコードし、より好ましくは前記ポリシストロニックのメッセージが、前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列の間に、内部リボソーム侵入部位(IRES)を含む、発現ベクター。
  9. 非天然細胞であって、以下:
    (a)T細胞の受容体に結合する結合性ドメインおよび第1の多量体化ドメインを含む第1の融合タンパク質をコードする第1の核酸分子であって、前記第1の融合タンパク質が前記細胞から分泌される、第1の核酸分子と、
    (b)標的細胞表面に位置する標的に結合する結合性ドメインおよび第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質をコードする第2の核酸分子であって、前記第2の融合タンパク質が前記細胞から分泌される、第2の核酸分子と
    を含み、ここで
    架橋因子がポリペプチド複合体の形成を促進し、前記架橋因子が、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、
    非天然細胞。
  10. (a)前記第1の多量体化ドメインと前記第2の多量体化ドメインとが、同じであるかまたは異なる、ならびに/あるいは
    (b)前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインが、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、アブシシン酸(ABA)もしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、トリメトプリム(Tmp)(FKBPの合成リガンド(SLF))もしくはその誘導体、またはこれらの任意の組合せから選択される架橋因子と会合する、ならびに/あるいは
    (c)前記第1の多量体化ドメインおよび前記第2の多量体化ドメインが、FKBPおよびFRB、FKBPおよびカルシニューリン、FKBPおよびシクロフィリン、FKBPおよび細菌性DHFR、カルシニューリンおよびシクロフィリン、PYL1およびABI1、もしくはGIB1およびGAI、またはこれらの変異体から選択される対である、ならびに/あるいは
    (d)
    (i)前記第1の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、
    好ましくは前記架橋因子が、シロリムス、エベロリムス、ノボリムス、ピメクロリムス、リダホロリムス、タクロリムス、テムシロリムス、ウミロリムス、またはゾタロリムスである、あるいは
    (ii)前記第1の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、
    好ましくは前記架橋因子が、シロリムス、エベロリムス、ノボリムス、ピメクロリムス、リダホロリムス、タクロリムス、テムシロリムス、ウミロリムス、またはゾタロリムスである、ならびに/あるいは
    (e)共刺激因子、免疫調節因子、共刺激因子に対するアゴニスト、免疫調節因子に対するアゴニスト、またはこれらの任意の組合せをさらに過剰発現させる、ならびに/あるいは
    (f)前記第1の融合タンパク質の前記結合性ドメイン、および前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインの各々が、単鎖抗体の可変領域、受容体のエクトドメイン、またはリガンドからなる群より独立に選択され、
    好ましくは前記単鎖抗体の可変領域が、ドメイン抗体、sFv、scFv、F(ab’) 、またはFabである、ならびに/あるいは
    (g)
    (i)前記第1の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記第1の多量体化ドメインのアミノ末端側にある、あるいは
    (ii)前記第1の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記第1の多量体化ドメインのカルボキシ末端側にある、あるいは
    (iii)前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記第2の多量体化ドメインのアミノ末端側にある、あるいは
    (iv)前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインが、前記第2の多量体化ドメインのカルボキシ末端側にある、ならびに/あるいは
    (h)
    (i)前記第1の融合タンパク質をコードする前記第1の核酸分子が、前記結合性ドメインと前記第1の多量体化ドメインとの間に配置されたリンカーをコードする配列をさらに含む、あるいは
    (ii)前記第2の融合タンパク質をコードする前記第2の核酸分子が、前記結合性ドメインと前記第2の多量体化ドメインとの間に配置されたリンカーをコードする配列をさらに含む、ならびに/あるいは
    (i)
    (i)前記第2の核酸分子の前記結合性ドメインが、がん、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病と関連する抗原である標的に特異的であり、
    好ましくは前記がんが、充実性悪性疾患または血液悪性疾患であり、
    より好ましくは前記血液悪性疾患と関連する抗原標的が、CD19、CD20、CD22、CD33、またはCD37である、あるいは
    (ii)前記第2の核酸分子の前記結合性ドメインが、α−葉酸受容体、α β インテグリン、BCMA、B7−H3、B7−H6、CAIX、CD19、CD20、CD22、CD30、CD33、CD37、CD44、CD44v6、CD44v7/8、CD70、CD123、CD138、CD171、CEA、DLL4、EGP−2、EGP−40、CSPG4、EGFR、ErbB2(HER2)を含むEGFRファミリー、EGFRvIII、EPCAM、EphA2、EpCAM、FAP、FBP、胎児型アセチルコリン受容体、Fzd7、GD2、GD3、グリピカン3(GPC3)、h5T4、IL−11Rα、IL13R−α2、KDR、κ軽鎖、λ軽鎖、LeY、L1CAM、MAGE−A1、メソテリン、MHC提示ペプチド、MUC1、MUC16、NCAM、NKG2Dリガンド、Notch1、Notch2/3、NY−ESO−1、PRAME、PSCA、PSMA、サバイビン、TAG−72、TEM、TERT、VEGFR2、およびROR1から選択される標的に特異的に結合する、ならびに/あるいは
    (j)前記架橋因子が、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、ABAもしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、またはTmp−SLFもしくはその誘導体である、ならびに/あるいは
    (k)(i)前記第1の核酸が、CD3に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFRB T2098Lの第1の多量体化ドメインを含む第1の融合タンパク質をコードし;前記第2の核酸が、CD19に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFKBP12の第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質をコードし;ポリペプチド複合体の形成を促進する前記架橋因子が、ラパログのAP21967である、あるいは
    (ii)前記第1の核酸が、CD3に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFRB T2098Lの第1の多量体化ドメインを含む第1の融合タンパク質をコードし;前記第2の核酸が、BCMAに特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFKBP12の第2の多量体化ドメインを含む第2の融合タンパク質をコードし;ポリペプチド複合体の形成を促進する前記架橋因子が、ラパログのAP21967である、請求項に記載の非天然細胞。
  11. 過剰増殖性疾患、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病を処置するための組成物であって、請求項から1のいずれか一項に記載の非天然細胞を含み、前記組成物は、架橋因子と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記架橋因子がポリペプチド複合体の形成を促進し、前記架橋因子が、第1の融合タンパク質の多量体化ドメインおよび第2の融合タンパク質の多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置され;前記第2の融合ポリペプチドの結合性ドメインが、過剰増殖性疾患細胞の細胞表面標的に特異的に結合して免疫調節応答を促進し、これにより前記過剰増殖性疾患を処置する、組成物
  12. 過剰増殖性疾患、炎症性疾患、自己免疫疾患、または移植片対宿主病を処置するための組成物であって、前記組成物は、第1の融合タンパク質および第2の融合タンパク質を含み
    前記第1の融合タンパク質は、T細胞の受容体に結合する結合性ドメイン、および第1の多量体化ドメインを含;ならびに前記第2の融合タンパク質は、過剰増殖性疾患細胞、炎症性疾患細胞、自己免疫疾患細胞、または移植片対宿主病細胞の細胞表面標的に結合する結合性ドメイン、および第2の多量体化ドメインを含
    前記組成物は、ポリペプチド複合体の形成を促進する架橋因子と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記架橋因子は、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置され、
    これにより前記過剰増殖性疾患、前記炎症性疾患、前記自己免疫疾患、または前記移植片対宿主病を処置する、組成物
  13. 融合ポリペプチドヘテロ複合体であって、以下:
    (a)T細胞の受容体に結合する結合性ドメインおよび第1の多量体化ドメインを含む第1の融合タンパク質と;
    (b)標的細胞の細胞表面標的に結合する結合性ドメインを含む第2の融合タンパク質と;
    (c)架橋因子と
    を含み、
    前記第1の融合タンパク質と前記第2の融合タンパク質と前記架橋因子とが会合してポリペプチドヘテロ複合体を形成し、前記架橋因子が、前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインと会合し、これらの間に配置される、
    好ましくは
    (a)前記第1の多量体化ドメインと前記第2の多量体化ドメインとが、同じであるかまたは異なる、ならびに/あるいは
    (b)前記第1の融合タンパク質の前記多量体化ドメインおよび前記第2の融合タンパク質の前記多量体化ドメインが、ラパマイシンもしくはそのラパログ、クーママイシンもしくはその誘導体、ジベレリンもしくはその誘導体、アブシシン酸(ABA)もしくはその誘導体、メトトレキサートもしくはその誘導体、シクロスポリンAもしくはその誘導体、FKCsAもしくはその誘導体、トリメトプリム(Tmp)(FKBPの合成リガンド(SLF))もしくはその誘導体、またはこれらの任意の組合せから選択される架橋因子と会合する、ならびに/あるいは
    (c)前記第1の多量体化ドメインおよび前記第2の多量体化ドメインが、FKBPおよびFRB、FKBPおよびカルシニューリン、FKBPおよびシクロフィリン、FKBPおよび細菌性DHFR、カルシニューリンおよびシクロフィリン、PYL1およびABI1、もしくはGIB1およびGAI、またはこれらの変異体から選択される対である、ならびに/あるいは
    (d)(i)前記第1の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、
    好ましくは前記架橋因子が、シロリムス、エベロリムス、ノボリムス、ピメクロリムス、リダホロリムス、タクロリムス、テムシロリムス、ウミロリムス、またはゾタロリムスである、あるいは
    (ii)前記第1の多量体化ドメインが、第1のFRBポリペプチドまたはその変異体を含み、前記第2の多量体化ドメインが、第1のFKBPポリペプチドまたはその変異体を含み、
    好ましくは前記架橋因子が、シロリムス、エベロリムス、ノボリムス、ピメクロリムス、リダホロリムス、タクロリムス、テムシロリムス、ウミロリムス、またはゾタロリムスである、ならびに/あるいは
    (e)前記第1の融合タンパク質の前記結合性ドメイン、および前記第2の融合タンパク質の前記結合性ドメインの各々が、単鎖抗体の可変領域、受容体のエクトドメイン、またはリガンドからなる群より独立に選択され、
    好ましくは前記単鎖抗体の可変領域が、ドメイン抗体、sFv、scFv、F(ab’) 、またはFabである、ならびに/あるいは
    (f)前記第2の融合ポリペプチドの前記結合性ドメインが、α−葉酸受容体、α β インテグリン、BCMA、B7−H3、B7−H6、CAIX、CD19、CD20、CD22、CD30、CD33、CD37、CD44、CD44v6、CD44v7/8、CD70、CD123、CD138、CD171、CEA、DLL4、EGP−2、EGP−40、CSPG4、EGFR、ErbB2(HER2)を含むEGFRファミリー、EGFRvIII、EPCAM、EphA2、EpCAM、FAP、FBP、胎児型アセチルコリン受容体、Fzd7、GD2、GD3、グリピカン3(GPC3)、h5T4、IL−11Rα、IL13R−α2、KDR、κ軽鎖、λ軽鎖、LeY、L1CAM、MAGE−A1、メソテリン、MHC提示ペプチド、MUC1、MUC16、NCAM、NKG2Dリガンド、Notch1、Notch2/3、NY−ESO−1、PRAME、PSCA、PSMA、サバイビン、TAG−72、TEM、TERT、VEGFR2、およびROR1から選択される標的に特異的に結合する、融合ポリペプチドヘテロ複合体。
  14. (a)前記第1の融合タンパク質が、CD3に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFRB T2098Lの第1の多量体化ドメインを含み;前記第2の融合タンパク質が、CD19に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFKBP12の第2の多量体化ドメインを含み;前記架橋因子が、ラパログのAP21967である、または
    (b)前記第1の融合タンパク質が、CD3に特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFRB T2098Lの第1の多量体化ドメインを含み;前記第2の融合タンパク質が、BCMAに特異的なscFvの結合性ドメイン、およびFKBP12の第2の多量体化ドメインを含み;前記架橋因子が、ラパログのAP21967である、請求項1から13(e)のいずれか一項に記載の融合ポリペプチドヘテロ複合体。
  15. 請求項から1のいずれか一項に記載の融合タンパク質のうちの任意の1種または複数をコードする核酸分子であって、好ましくは前記核酸分子はゲノム遺伝子座と相同な5’側ポリヌクレオチド配列と3’側ポリヌクレオチド配列との間に配置された、核酸分子、あるいは
    前記核酸を含有する発現ベクターであって、好ましくは、第1の融合タンパク質および第2の融合タンパク質を、ポリシストロニックのメッセージまたは2Aペプチドで隔てられた単一のタンパク質としてコードし、より好ましくは前記ポリシストロニックのメッセージが、前記融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列の間に、内部リボソーム侵入部位(IRES)を含む、発現ベクター
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