JP2016222000A - サスペンションアーム - Google Patents

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得功 鈴木
大輔 福森
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Abstract

【課題】長手方向に伸びたサスペンションアームにおいて、捩り変形を抑制する。
【解決手段】外形を規定する線Laが長手方向に対して曲がり、断面がI型を成したサスペンションアーム10において、複数の断面の各々におけるせん断中心点Sを通る線Lcが力の伝達線Lbにほぼ一致するように、連結部24の一対のフランジ部20,22に対する位置を、力の伝達線Lb側にオフセットさせた。その結果、幅方向に大きくすることなく、サスペンションアーム10の捩れ変形を抑制することができる。また、図心を力の伝達線Lbに近づけることができるため、座屈強度の低下を抑制することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の車体側部材と車輪側部材との間に設けられたサスペンションのサスペンションアームに関するものである。
特許文献1には、水平方向に伸びたアッパアームが記載されている。このアッパアームは、H型鋼から成るものであり、横ウェブの位置が力の入力点に近づけられた形状を成す。それにより、重量を軽減しつつ疲労強度を増大させることができる。特許文献2に記載のサスペンションアームは、I型鋼から成るものであり、上フランジの幅が下フランジの幅より大きくされる。それにより、重量を軽減しつつ疲労強度を増大させることができる。特許文献3に記載のサスペンションアームは、I型鋼から成るものであり、縦ウェブにリブ、ボス等が設けられる。それによって、剛性を高くすることができる。
実開平6−071217号公報 実開平7−004112号公報 特開2000−335216号公報
本発明の課題は、サスペンションアームの改良であり、例えば、捩り変形の抑制を図ることである。
課題を解決するための手段および効果
本発明に係るサスペンションアームは、それの外形を規定する線が力の伝達線と一致しないものであり、かつ、複数の断面の各々において、せん断中心点が力の作用点の近傍に位置する形状を成す。その結果、捩り変形の抑制を図ることができる。
特許請求可能な発明
以下、本願において特許請求が可能と認識されている発明、あるいは、発明の特徴点について説明する。以下、(1)項〜(3)項が請求項1〜3に対応する。
(1)長手形状を成すサスペンションアームであって、
当該サスペンションアームが、それの外形を規定する線が力の伝達線と一致しないが、複数の断面の各々におけるせん断中心点を通る線が前記力の伝達線と一致する形状を成すことを特徴とするサスペンションアーム。
「力の伝達線」とは、サスペンションアームに加えられる外力の入力点を結ぶ直線、換言すれば、車輪側部材側の入力点と車体側部材側の入力点とを含む直線である。例えば、サスペンションアームの車輪側部材への取付部の中心点と車体側部材への取付部の中心点とを含む直線とすることができる。サスペンションアームの断面の各々における力の作用点は、力の伝達線上に位置する。
「サスペンションアームの外形を規定する線」とは、例えば、サスペンションアームの外縁に沿った線としたり、幅方向の中心点を通る線としたりすること等ができる。「サスペンションアームの外形を規定する線が力の伝達線(直線)と一致しない」場合には、サスペンションアームの外形を規定する線は曲がっていることが多い。
「一致する」とは「ほぼ一致する」の意味であり、「完全に一致する」の意味に限定されない。「ほぼ一致する」とは、「せん断中心点を通る線が力の伝達線で決まる第1設定範囲内にある」、「せん断中心点を通る線と力の伝達線との間の距離の最大値、あるいは、平均値が第1設定値以下である」ことをいう。第1設定範囲、第1設定値は、製造バラツキ、誤差等に基づいて決まる大きさとすることができる。
「一致しない」とは、「ほぼ一致するとはいえない」意味であり、「外形を規定する線が力の伝達線で決まる第2設定範囲の外にある」、「外形を規定する線と力の伝達線との間の距離の最大値、あるいは、平均値がと第2設定値より大きい」ことをいう。第2設定範囲、第2設定値は、それぞれ、第1設定範囲、第1設定値と同じ値としたり、それより大きい値としたりすること等ができる。
せん断中心点と力の作用点とが一致すれば、その力に起因する捩りは生じ難くなる。したがって、複数の断面の各々におけるせん断中心点を通る線が、力の伝達線にほぼ一致すれば、当該サスペンションアームの捩りを良好に抑制することができる。
本項に係るサスペンションアームにおいて、断面形状は限定しない。例えば、断面形状を、I型、H型、T型、L型、クランク型、溝型、C型、Γ型等とすることができる。
「断面」は、サスペンションアームの長手方向に交差する方向の断面(横断面と称することもできる)であり、「複数の断面」は、予め定められた複数の断面としたり、任意の複数の断面としたりすること等ができる。
(2)長手方向に曲がった形状を成すサスペンションアームであって、
長手方向に伸びた一対のフランジ部と、それら一対のフランジ部を連結する連結部とを含み、かつ、前記連結部が、前記一対のフランジ部の各々の幅方向の中心点より、力の作用点に近い側へオフセットして設けられたことを特徴とするサスペンションアーム。
「長手方向に曲がった形状」とは、長手方向に一直線状に伸びた形状でない形状であり、例えば、直線が折れ曲がった形状、曲線状に曲がった形状等が該当し、具体的には、クランク形状、S字形状、湾曲状等が該当する。
「長手方向」とは、サスペンションアームの車輪側部材に取り付けられた部分と車体側部材に取り付けられた部分とで決まる方向であり、長手方向の形状は、車輪側部材に取り付けられた部分と車体側部材に取り付けられた部分との間の部分の形状をいう。例えば、特許文献1に記載のU字型に湾曲したアッパアームは、一直線状に伸びた形状を成すものである。
サスペンションアームが長手方向に曲がった形状を成す場合には、力の伝達線がサスペンションアームから外れて通ることがある。それに対して、連結部を力の作用点に近い側にオフセットさせれば、せん断中心点をサスペンションアームから外れた位置に設定することができるのであり、力の作用点に近づけることができる。また、連結部を力の作用点に近い側にオフセットさせることにより、断面の図心を力の作用点に近づけることができる。その結果、サスペンションアームが長手方向に曲がった形状を成すものであっても、座屈強度の低下を抑制することができる。
(3)前記連結部が、当該サスペンションアームの複数の断面の各々におけるせん断中心点を通る線と、前記力の作用点を通る線とが一致する状態で設けられた (2)項に記載のサスペンションアーム。
(4)長手方向に曲がった形状を成すサスペンションアームであって、
当該サスペンションアームが、複数の断面の各々におけるせん断中心点を通る線が一直線状に伸びた形状を成すことを特徴とするサスペンションアーム。
サスペンションアームが長手方向に曲がった形状を成すものであっても、断面形状の工夫により、任意の断面の各々におけるせん断中心点がほぼ一直線上に位置するようにすることができる。
(5)長手方向に曲がった形状を成すサスペンションアームであって、
当該サスペンションアームが、複数の断面の各々における図心を通る線と力の作用点を通る線との間の距離が、幅方向の中心点を通る線と前記力の作用点を通る線との間の距離より小さい形状を成すことを特徴とするサスペンションアーム。
例えば、連結部が一対のフランジ部の中心点に設けられた場合と、その中心点より力の作用点に近い側にオフセットして設けられた場合とを比較すると、前者の場合より後者の場合の方が、図心を力の作用点に近づけることができる。
(6)当該サスペンションアームが、アーム本体と、長手方向の一端部に設けられた車体側部材への取付部と、前記長手方向の他端部に設けられた車輪側部材への取付部とを含む(1)項ないし(5)項のいずれかに記載のサスペンションアーム。
上記(1)項ないし(5)項のいずれかに記載の技術的特徴は、アーム本体に適用することができる。
なお、サスペンションアームについて、(1)項ないし(6)項のいずれかに記載の技術的特徴の2つ以上を組み合わせて適用することができる。
本発明の一実施形態に係るサスペンションアームの正面図である。 (a)上記サスペンションアームの平面図である。(b)図2(a)のI−I断面図である。(c)図2(a)のII−II断面図である。(d)図2(a)のIII−III断面図である。 上記サスペンションアームの複数の断面の各々のせん断中心点、図心を説明するための図である。 (a)上記サスペンションアームが車両に取り付けられた状態の一例を示す図である。(b)図4(a)のIV−IV断面図である。(c)図4(a)のV−V断面図である。(d)図4(a)のVI−VI断面図である。 (a)上記サスペンションアームに作用する上下方向力、モーメント、せん断力を示す図である。(b)上記サスペンションアームに作用する圧縮力を示す図である。
発明の実施形態
以下、本発明の一実施形態であるサスペンションアームについて図面に基づいて詳細に説明する。本発明は、下記の実施例に限らず、当業者の知識に基づき、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。
本実施例に係るサスペンションアーム10は、図1,2に示すように、長手方向に伸びた部材であり、アーム本体12と、一端部に設けられた1つの貫通穴14を備えた取付部15と、他端部に設けられた2つの貫通穴16,17を備えた取付部18とを含む。アーム本体12は、断面がI型形状を成し、図2(b)〜(d)に示すように、長手方向に伸びた一対のフランジ部20,22と、これら一対のフランジ部20,22を連結する連結部(縦ウェブと称することもできる)24とを含む。
なお、図1,2において、サスペンションアーム10の長手方向をx方向、高さ方向(連結部24が伸びる方向)をz方向とする。またx方向、z方向に直交する方向をy方向とする。
サスペンションアーム10は、長手方向に一直線状に伸びたものではなく、本実施例においてはクランク状に曲がったものである。サスペンションアーム10の外形を規定する線、例えば、フランジ部20またはフランジ部22の幅方向の中心点(図2(b)の点R)を結ぶ線(以下、外形を規定する線と称する場合がある)Laがxy面視において一直線状に伸びたものではなく、クランク状に曲がっていることが明らかである。また、外形を規定する線Laは、後述する力の伝達線Lbと一致しないことも明らかである。
なお、外形を規定する線は、サスペンションアーム10の外縁に沿った線La′、La″とすることもできる。
アーム本体12は、連結部24の一対のフランジ部20,22に対する相対位置(連結位置)が、長手方向に対して変化する形状を成す。連結部24の連結位置が変わると、図2(b)〜(d)に示すように、せん断中心点Sがy方向において変化する。本実施例においては、断面の各々において、連結部24のフランジ部20,22に対する相対位置が、せん断中心点Sが力の作用点Pと一致するように設計される。なお、断面は、外形を規定する線Laに直交する面をいう。
断面の各々におけるせん断中心点Sは、その断面の形状に基づいて決まる。図3に示すように、一対のフランジ部Kと連結部Jとから構成されるI型断面において、フランジ部Kの幅がb、連結部Jの長さがhとされ、連結部Jがフランジ部Kの一端部(図3のY0)から長さbの位置に設けられた場合には、せん断中心点Sと連結部Jとの間の距離eは下式に示す長さとなる。
e=3b(b−b)/(6b+h)
上式において、b、bの和はフランジ部Kの長さb(b+b=b)となることから、上式は、
e=3b(2b−b)/(6b+h)
と、書き直すことができる。
断面の各々における力の作用点Pは、サスペンションアーム10における力の伝達線Lb上に位置する。力の伝達線Lbは、本実施例においては、サスペンションアーム10における力の入力点を結ぶ線である。サスペンションアーム10は、一端部の取付部15において車体側部材に取り付けられ、他端部の取付部18において車輪側部材に取り付けられるため、図2(a)に示すように、貫通穴14の中心点Aと、2つの貫通穴16,18の各々の中心点B1,B2同士の中心点Bとが、それぞれ、力の入力点に対応し、これら入力点(中心点A,B)を結んだ直線が力の伝達線Lbに対応する。
このように、力の伝達線Lbが決まれば、各々の断面における作用点Pの位置(例えば、一端部Y0からの長さy)が決まるため、サスペンションアーム10の各々の断面において、せん断中心点Sが力の作用点Pに一致するように(y=e+b)、長さbを求めることが可能であり、連結部Jの一対のフランジ部Kに対する位置を決めることができる。
なお、図3に示す断面形状は、実際のサスペンションアーム10の断面形状とは異なるため、実際のサスペンションアーム10のせん断中心点Sの位置が上式に基づいて決まるとは限らない。しかし、実際のサスペンションアーム10についても、同様にして、複数の断面の各々において、せん断中心点Sと力の作用点Pとが一致するように、連結部24の一対のフランジ部20,22に対する位置を求めることができる。
本実施例に係る実際のサスペンションアーム10の複数の断面の各々におけるせん断中心点Sを、図2(a)〜(d)において▲で示す。図2(a)に示すように、複数の断面の各々におけるせん断中心点Sを通る線Lcは力の伝達線Lbとほぼ一致することが明らかである。
また、図3に示すI型断面において、図心Gの一端部Y0からの距離yは、下式に示す長さとなる。
=(b/2)−{h(b−2b)/2(2b+h)}
上式から、長さbがb/2より大きい場合は距離yはb/2より大きくなり、長さbがb/2より小さい場合は距離yはb/2より小さくなることが明らかである。換言すれば、連結部24がフランジ部20,22の中心点Rに対してオフセットされた場合には、同じ側に、図心Gもオフセットされる。
そして、本実施例に係る実際のサスペンションアーム10の複数の断面の各々における図心Gを、図2(a)において〇で示す。図2(a)に示すように、サスペンションアーム10の幅方向の中心点R(外形を規定する線La上の点)と力の作用点(力の伝達線Lb上の点)との間の距離daより図心Gと力の作用点との間の距離dgの方が小さい(dg<da)ことが明らかである。
本実施例に係るサスペンションアーム10は、例えば、図4に示すように、リジッド式のサスペンションのリーディングアームとして用いることができる。サスペンションアーム10は、車輪50に相対回転可能、一体的に移動可能に支持された車輪側部材としてのアクスルハウジング52と、車体側部材としてのフレーム54との間に、長手方向が概して車両の前後方向に伸び、幅方向が概して車両の幅方向、高さ方向が対して車両の上下方向に伸びた状態で設けられる。
サスペンションアーム10の一端部は、取付部15においてフレーム54に、貫通穴14に嵌合されたゴムブッシュ56を介してボルト58およびナット59によって、ほぼ車両の幅方向に伸びる軸線回りに揺動可能に取り付けられる。取付部15の中心点Aは、図4(d)に示すように、ボルト58の中心軸線上に位置する。同様に、サスペンションアーム10の他端部は、取付部18においてアクスルハウジング52に、貫通穴16,17にそれぞれ嵌合されたゴムブッシュ62,63を介して、それぞれ、ボルト64,65およびナット66,67によってほぼ幅方向に伸びる軸線回りに揺動可能に取り付けられる。取付部18の中心点Bは、ボルト64,65の中心軸線上に位置する中心点B1,B2{図4(b)、(c)に示す}同士の中心点である。
例えば、路面入力等に起因して車輪50に上下方向の外力が加えられた場合には、図5(a)に示すように、サスペンションアーム10には、上下方向の力Faが作用し、それに起因して、曲げモーメントMが生じるとともに、せん断力Vが作用する。それに対して、本実施例に係るサスペンションアーム10においては、複数の断面の各々のせん断中心点Sを通る線Lcが力の伝達線Lbとほぼ一致する。その結果、せん断力Vによって捩りが生じ難くされるのであり、曲げは許容されても、捩り変形が抑制される。
また、車輪50に前後方向の力が加えられ、図5(b)に示すように、サスペンションアーム10には長手方向に圧縮力Fbが作用する場合がある。それに対して、本実施例に係るサスペンションアーム10において、図心Gが力の伝達線Lbに近い側にオフセットされている。その結果、連結部24がフランジ部10,12の中心点に設けられる場合に比較して、圧縮力による曲げモーメントを小さくすることができ、座屈強度を大きくすることができる。
サスペンションアームの設置スペース、取付位置(向き)等の制約により、サスペンションアームを長手方向に曲げる必要があり、しかも、幅方向に大きくできない場合がある。一方、サスペンションアームを長手方向に曲がった形状を成すものとすると、曲げ強度や座屈強度が低下することがある。そのため、通常は、サスペンションアームの肉厚を大きくする等により、曲げ強度の低下や座屈強度の低下が図られる。しかし、その場合には、サスペンションアームの重量が大きくなるという別の問題が生じる。それに対して、本サスペンションアーム10においては、幅方向に大きくすることなく、複数の断面の各々において、せん断中心点Sが力の伝達線Lb上に位置するように、断面形状が設計された。その結果、重量を増加させたり、幅方向に大きくしたりすることなく、捩り変形を抑制し、座屈強度の低下を抑制することが可能となった。また、サスペンションアーム10が長手方向に曲がった形状を成すため、力の作用点が、サスペンションアーム10の外縁から外れる場合があるが、その場合であっても、断面形状の設計により、せん断中心点Sを、サスペンションアーム10の外縁の外側の力の伝達線Lbに近づけることができるのであり、サスペンションアーム10を幅方向に大きくすることなく、捩り変形を抑制することができる。
なお、本サスペンションアーム10の長手方向の形状、断面形状は、上記実施例に限定されない。例えば、長手方向において、一直線状に伸びた形状、屈曲した形状、円弧状に伸びた形状等とすることもできる。また、断面形状について、L型、C型、T型等とすることができる。
また、本サスペンションアーム10は、どのような姿勢で取り付けることもできる。例えば、概して車両の前後方向に伸びる軸線回りに揺動可能に取り付けたり、概して上下方向に伸びる軸線回りに揺動可能に取り付けたり、幅方向、前後方向、上下方向に対して傾斜した軸線回りに揺動可能に取り付けたりすること等ができる。どのような姿勢で取り付けられても、力の伝達線Lbと直交する方向に作用する力に起因する捩り変形を抑制することができ、長手方向の圧縮力に対する座屈強度の低下を抑制することができる。
さらに、ゴムブッシュでなく、ベアリング、ボールジョイントを介して取り付けられた場合にも、同様に、捩り変形を抑制したり、座屈強度の低下を抑制したりすることができる。また、車輪側部材への取付部の貫通穴は1つでもよい。
10:サスペンションアーム 12:アーム本体 14,16,18:取付部 20,22:フランジ 24:連結部 52:アクスルハウジング 54:フレーム

Claims (3)

  1. 長手形状を成すサスペンションアームであって、
    当該サスペンションアームが、それの外形を規定する線が力の伝達線と一致しないが、複数の断面の各々におけるせん断中心点を通る線が前記力の伝達線と一致する形状を成すことを特徴とするサスペンションアーム。
  2. 長手方向に曲がった形状を成すサスペンションアームであって、
    長手方向に伸びた一対のフランジ部と、それら一対のフランジ部を連結する連結部とを含み、かつ、前記連結部が、前記一対のフランジ部の幅方向の中心点より、力の作用点に近い側へオフセットして設けられたことを特徴とするサスペンションアーム。
  3. 前記連結部が、当該サスペンションアームの複数の断面の各々におけるせん断中心点を通る線と、前記力の作用点を通る線とが一致する状態で設けられた請求項2に記載のサスペンションアーム。
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