JP2020050262A - サスペンションアーム及び車両の懸架装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝突安全性能を確保しつつ、ノーズダイブ現象を抑制できるサスペンションアーム及び車両の懸架装置を提供する。【解決手段】サスペンションアームは、車体側に取り付けられる第一取付部及び第二取付部と、車輪側に取り付けられる第三取付部とを備える。第一取付部及び第二取付部の各々は、第一弾性体及び第二弾性体を有し、第三取付部はボールジョイントが取り付けられる。第一弾性体の中心と第二弾性体の中心とを結ぶ第一軸線と、第一弾性体の中心とボールジョイントの中心とを結ぶ第二軸線との角度が90°超である。サスペンションアームの第一取付部側の横断面における第一せん断中心と第一軸線との距離をL1とし、サスペンションアームの第二取付部側の横断面における第二せん断中心と第一軸線との距離をL2とするとき、L1>L2を満たす。【選択図】図2

Description

本発明は、サスペンションアーム及び車両の懸架装置に関する。
車両の懸架装置として、車体に揺動自在に支持されて、揺動端部に車輪を支持するサスペンションアームを備える構成が知られている。特許文献1は、フロントサスペンションのサスペンションアームとして、特定の形状のロアアームを備えた懸架装置を開示する。
このロアアームは、車両の平面視でほぼL型の形状をしている。ロアアームの屈曲箇所となる中間部には、車体に取り付けられる第一取付部(前部枢支具)を有する。ロアアームの一端には第一取付部よりも車両の後方にて車体に取り付けられる第二取付部(後部枢支具)を備える。第一・第二取付部の各々は、ゴムブッシュなどの弾性体を介して車体に取り付けられる。ロアアームの他端には、ボールジョイントを介して車輪に固定される第三取付部を備える。第三取付部は、第一取付部と第二取付部を繋ぐ軸を揺動軸として揺動される揺動端部である。
このようなロアアームは、一般に、第一取付部と第二取付部とをつなぐ第一軸線と、第一取付部と第三取付部とをつなぐ第二軸線との角度が90°未満に設定される。また、第二取付部の車幅方向の位置は、第一取付部の車幅方向の位置と実質的に同じか、車幅方向の外側に配置されている。この構成により、車両の前面衝突時、第一取付部と第二取付部とをつなぐ車体側アーム(アーム基部)の途中を座屈させることで衝突安全性能を満足している。
特開2012−158200号公報
一方で、上記の構成のロアアームは、車両の操縦安定性の点でさらなる改善の余地がある。特に制動時、フロントサスペンションがフルバンプし、リアサスペンションがフルリバウンドするノーズダイブ現象が生じやすい。制動時、第一取付部は、制動荷重により第三取付部に対して相対的に低くなり、かつ第二取付部に対しても相対的に低くなる。その際、第一取付部と第三取付部を結ぶ軸線を軸として回転するようにロアアームが挙動し、第二取付部が車幅方向の外側かつ上方に変位しようとする。このようなロアアームの挙動が、制動時の車輪の安定性を阻害する。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、衝突安全性能を確保しつつ、ノーズダイブ現象を抑制できるサスペンションアームを提供することにある。
(1)本発明の第一の態様に係るサスペンションアームは、第一弾性体を介して車体に対して取り付けられる第一取付部と、前記第一取付部よりも車長方向の後方にて第二弾性体を介して前記車体に取り付けられる第二取付部と、前記第一取付部よりも車幅方向の外側にてボールジョイントを介して車輪に取り付けられる第三取付部と、前記第一取付部と前記第二取付部とをつなぐ車体側アームと、前記第一取付部と前記第三取付部とをつなぐ車輪側アームとを備える。このサスペンションアームは、前記第一弾性体の中心と前記第二弾性体の中心とを結ぶ第一軸線と、前記第一弾性体の中心と前記ボールジョイントの中心とを結ぶ第二軸線との角度が90°超であり、前記車体側アームの前記第一取付部側の横断面における第一せん断中心と前記第一軸線との距離をL1とし、前記車体側アームの前記第二取付部側の横断面における第二せん断中心と前記第一軸線との距離をL2とするとき、L1>L2を満たす。
(2)本発明の第一の態様に係る車両の懸架装置は、上記サスペンションアームを備え、前記第二弾性体の中心は前記第一弾性体の中心よりも車幅方向の内側にて車体に取り付けられている。
上記のサスペンションアームは、次の効果を奏する。
第一軸線と第二軸線との角度(以下、アーム角ということがある。)を鈍角とすることで、アンチダイブ特性に優れたサスペンションアームとすることができる。アーム角が鈍角であれば、第二取付部を第一取付部に対して車幅方向の内側に容易に配置することができるからである。制動時、第一取付部は、制動荷重により第三取付部に対して相対的に低くなり、かつ第二取付部に対しても相対的に低くなる。その際、第一取付部と第三取付部を結ぶ第二軸線を軸として回転するようにロアアームが挙動する。アーム角が鈍角であれば、上記のロアアームの挙動により、第二取付部が車幅方向の外側かつ上方に変位しようとすることが抑制され、制動時の車輪の安定性を確保することができる。
上記距離L1と距離L2との関係をL1>L2とするようなサスペンションアームの横断面形状とすることで、アーム角を鈍角としながらも、高い疲労耐久強度を実現することができる。アーム角を鈍角とすると、上述のようにアンチダイブ特性に優れるが、制動時、特に第一取付部の後方側に応力が集中する。第三取付部に作用する制動荷重に伴って第二取付部が第一軸線に対してねじられるからである。車体側アームの横断面形状をL1>L2を満たす形状とすれば、車体側アームの第二取付部側は上述のねじれが生じ難く、第一取付部の後方側に応力が集中することを抑制できる。そのため、アーム角を鈍角としながらも、疲労耐久強度に優れたサスペンションアームとすることができる。
上記距離L1と距離L2とが第一取付部側と第二取付部側とで異なることで、車体側アームの途中で断面係数の変位点が生じることになる。よって、車両の前面衝突時、第一取付部と第二取付部とをつなぐ車体側アームの途中を座屈させやすく、衝突安全性能を満たすことができる。
上記の車両の懸架装置は、上記のサスペンションアームを備えることで、衝突安全性能を確保しつつ、疲労耐久強度の高いサスペンションアームで懸架装置を構成できる。特に、第二弾性体の中心が第一弾性体の中心よりも車幅方向の内側にて車体に取り付けられていることで、ノーズダイブ現象を効果的に抑制することができる。
車両前方から見た実施形態に係る懸架装置の概略構成図である。 実施形態に係るサスペンションアームの概略平面図である。 実施形態に係るサスペンションアームの概略側面図である。 実施形態に係る懸架装置を示す概略平面図である。 実施形態に係るサスペンションアームを示し、(A)〜(D)は図1のA−A〜D−Dの矢視断面図である。 実施形態に係るサスペンションアームを示し、(E)〜(H)は図1のE−E〜H−Hの矢視断面図である。
[実施形態1]
本発明の実施形態の詳細を図面を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態に係る懸架装置としてストラット式の懸架装置を例とし、この懸架装置に実施形態に係るサスペンションアームを用いた場合を例として説明する。このサスペンションアームは、フロントサスペンションに用いられるロアアームである。図2において、車両前方をFR、車両後方をRR、車幅方向の外側をOUT、車幅方向の内側をINで示す。
[概要]
図1に示すように、実施形態に係る懸架装置は、車体に対して車輪を揺動自在に支持する。車体は、車長方向に延びるサイドメンバ(図示略)と、サイドメンバに固定されるサブフレーム20とを備える。サブフレーム20には、ロアアーム10の第一取付部11と第二取付部12とが取り付けられる。一方、ロアアーム10の第三取付部13は、ボールジョイント13Bを介してステアリングナックル30の後方の下部に取り付けられる。ステアリングナックル30の中央部には、車輪40のホイール42に取り付けられると共に、ステアリングの操舵に伴って車幅方向にスライドするタイロッド50の端部が連結される。ステアリングナックル30の上部には、ショックアブソーバを備えるストラット60の下端が連結される。ストラット60の上端は、サスペンションタワー70に固定される。
このロアアーム10の特徴の一つは、L型に屈曲されたロアアーム10の屈曲角度(後述するアーム角θ)を鈍角としたことにある。また、このロアアーム10の別の特徴の一つは、ロアアーム10の断面形状を、第一取付部11側と第二取付部12側とで特定の条件を満たすように設定したことにある。以下、ロアアーム10の構成を詳細に説明する。
[ロアアーム]
ロアアーム10は、プレス成形した金属板からなるアーム本体10Sを備える。アーム本体10Sは、車両に組み付けた状態の平面視で、L型に屈曲されている。また、アーム本体10Sは、横断面形状も所定の形状に屈曲されているが、その点については後述する。
(第一取付部)
ロアアーム10の屈曲箇所の外周縁には、サブフレーム20に取り付けられる第一取付部11が設けられている。第一取付部11は、アーム本体10Sの屈曲箇所に溶接された筒状のカラー11Cを有する。カラー11Cの内部には、第一弾性体11rが配置される。第一弾性体11rは、第一支持軸11aの外周に設けられたゴムブッシュが利用できる。このゴムブッシュは、カラー11Cと第一支持軸11aが同軸となるようにカラー11C内に挿入される。第一支持軸11aの両端部は、第一支持軸11aの軸方向が実質的に車長方向に沿った方向となるようサブフレーム20に支持される。この第一弾性体11rの弾性変形の中心を第一弾性体11rの中心C1とする。上述したカラー11Cに対するアーム本体10Sとの溶接箇所は、第一弾性体11rの中心よりも下方にずれている。
(第二取付部)
ロアアーム10の一端には、第一取付部11よりも車両の後方にてサブフレーム20に取り付けられる第二取付部12を備える。第二取付部12は、アーム本体10Sの一端に形成された貫通孔12hを有する。この貫通孔12hには、図3に二点鎖線で示すように、薄い環状部材12cが圧入されている。つまり、貫通孔12hと環状部材12cの軸方向は、アーム本体10Sの厚み方向に沿った方向である。この環状部材12c内には第二弾性体12rが配置される。第二弾性体12rも第一弾性体11rと同様に、第二支持軸12aの外周に設けられたゴムブッシュが利用できる。このゴムブッシュは、環状部材12cと第二支持軸12aが同軸となるように環状部材12c内に挿入される。第二支持軸12aの両端部は、第二支持軸12aの軸方向が実質的に車両の高さ方向に沿った方向となるようサブフレーム20に支持される。この第二弾性体12rの弾性変形の中心を第二弾性体12rの中心C2とする。第二取付部12を構成するアーム本体10Sの横片(後述する)は、第二弾性体12rの中心C2よりも上方に位置するように環状部材12cに対して固定される。さらに、第一弾性体11rの中心C1と第二弾性体12rの中心C2とをつなぐ結ぶ線分を第一軸線a1とする。第一軸線a1は、図3に示すように、アーム本体10Sの上面の近傍に概ね沿った線分であり、第一取付部11から第二取付部12に向かうに従って、僅かに上方に傾斜している。
(第三取付部)
ロアアーム10の他端には、ボールジョイント13Bを介して車輪に固定される第三取付部13を備える。第三取付部13は、第一軸線a1を揺動軸として揺動される揺動端部である。第三取付部13は、アーム本体10Sの他端に形成された貫通孔13hを有する。この貫通孔13hには、ボールジョイント13Bのボールを収納するソケットが支持される。このボールの中心をボールジョイントの中心C3とする。第一弾性体11rの中心C1とボールジョイント13Bの中心C3とを結ぶ線分を第二軸線a2とする。
(車体側アームと車輪側アーム)
アーム本体10Sは、第一取付部11と第二取付部12とをつなぐ車体側アーム10Bと、第一取付部11と第三取付部13とをつなぐ車輪側アーム10Wとを備える。アーム本体10Sの屈曲の内側の縁部は、車体側アーム10Bから車輪側アーム10Wにかけて概ね円弧状の曲線である。車体側アーム10Bの外側の縁部は、一旦第一取付部11から車幅方向の外側に窪み、途中から車幅方向の内側に向かって膨らむS字状の曲線である。車輪側アーム10Wの外側の縁部は、概ね車両前方に向かって膨らむ円弧状の曲線である。車体側アーム10Bは第一取付部11側から第二取付部12側に向かうに従って、幅が大きくなっている。第二取付部12側ほど車体側アーム10Bの幅を大きくすることで、第二取付部12側のねじりに対する剛性を高めることができる。車体側アーム10Bには幅方向の中央部に窪みが設けられており、その窪みの幅も第二取付部12側ほど広くなるように成形されている。車体側アーム10Bを平面視した際、窪みの輪郭は、第二取付部12側が閉じて、第一取付部11側が開いた形状になっている。一方、車輪側アーム10Wは第一取付部11側から第二取付部12側に至るまでほぼ同じ幅である。車輪側アーム10Wにも幅方向の中央部に窪みが設けられているが、その窪みの幅も、第一取付部11側から第二取付部12側に至るまでほぼ同じ幅である。車輪側アーム10Wを平面視した際、窪みの輪郭は、第一取付部11側が閉じて、第三取付部13側が開いた形状になっている。
その他、車体側アーム10Bと車輪側アーム10Wとの連結箇所には、大きな貫通孔10h1が形成されている。この貫通孔10h1は、ロアアーム10をサブフレーム20に取り付ける際の工具を通すため及び軽量化のための孔である。さらに、車体側アーム10Bの第二取付部12側、車輪側アーム10Wの第三取付部13側の各々には、水抜き孔10h2が形成されている。
(アーム角)
この車体側アーム10Bと車輪側アーム10Wとのアーム角θ、即ち、第一軸線a1と第二軸線a2の角度は90°超である。このアーム角θを鈍角とすることで、第二取付部12を第一取付部11よりも車幅方向の内側に容易に配置することができる。アーム角の上限は135°程度である。より好ましいアーム角θの上限は、120°以下、特に100°以下である。本例では、アーム角θを95°以上100°以下としている。
(第一弾性体の中心と第二弾性体の中心との変位角θ
上記のロアアーム10は、車体への組付け状態の平面視において、第二弾性体12rの中心C2が第一弾性体11rの中心C1よりも車幅方向の内側に位置する。図4に示すように、第一弾性体11rの中心C1を通る車長方向の線を軸線bとするとき、軸線bに対して第一軸線a1は変位角θの角度をなす。この変位角θは、0°超3.0°以下、さらに0.5°以上2.0°以下、特に0.8°以上1.2°以下が好ましい。変位角θを設定することで、アンチダイブ特性を向上させることができる。
(第一弾性体の中心とボールジョイントの中心との変位角θ
上記のロアアーム10は、車体への組付け状態の平面視において、ボールジョイントの中心C3が第一弾性体11rの中心C1よりも車長方向の前方に位置する。図4に示すように、第一弾性体11rの中心C1を通る車幅方向の線を軸線cとするとき、軸線cに対して第二軸線a2は変位角θの角度をなす。この変位角θは、2.0°以上6.0°以下、さらに3.0°以上5.5°以下、特に4.0°以上5.0°以下が好ましい。変位角θの上限値を満たすことで、第二取付部12の第一軸線a1に対するねじれを抑制し易い。
(各中心で構成される平面とアーム本体との関係)
ロアアーム10を平面視した際、第一弾性体11rの中心C1と第二弾性体12rの中心C2とボールジョイント13Bの中心C3とを結ぶ平面に対して、アーム本体10Sの大部分は上記平面よりも上方に位置する。特に、車体側アーム10Bは、後述する第一横片111や縦片120の下部を除いた箇所が上記平面よりも上方に位置している。つまり、後述する第二横片113は上記平面よりも上方に位置している。これらの位置関係によっても、第二取付部12の第一軸線a1に対するねじれを抑制し易い。
(横断面形状)
一方、車体側アーム10Bは、その横断面形状が次の特定の条件を満たす形状である。その条件とは、車体側アーム10Bの第一取付部11側の横断面における第一せん断中心と第一軸線a1との距離をL1とし、車体側アーム10Bの第二取付部12側の横断面における第二せん断中心と第一軸線a1との距離をL2とするとき、L1>L2を満たすことである。換言すれば、車体側アーム10Bの横断面において、第一取付部11側よりも第二取付部12側の方が断面係数が大きいともいえる。この距離L1と距離L2との関係は、第二取付部12側ほど距離L2が小さくなるようにすることが好ましい。但し、車体側アーム10Bの途中において、第二取付部12側ほど距離L2が小さくならない箇所があっても構わない。
第一取付部11側と第二取付部12側の各横断面は、第一弾性体11rの中心C1及び第二弾性体12rの中心C2の各々から等距離にある箇所で横断面を採り、各横断面における距離L1と距離L2との関係を比較することが好ましい。特に、第一取付部近傍と第二取付部近傍とでL1>L2を満たすことが好適である。第一取付部11側とは、第一取付部11と第二取付部12の中央から第一取付部11までの範囲であり、第二取付部12側とは、第一取付部11と第二取付部12の中央から第二取付部12までの範囲である。ロアアームの形状や寸法にもよるが、距離L2は距離L1の1/8以上〜1/12以下程度、特に1/10程度であればよい。つまり、0.125L1≦L2≦0.083L1程度を満たせばよい。
ロアアーム10の各部の横断面形状を図5、図6を参照して具体的に説明する。両図において、Sはロアアーム10の横断面形状の重心で白抜きの丸で示し、Mは当該横断面形状のせん断中心で、黒塗りの丸で示す。また、図2において、黒塗りの丸はロアアーム10の横断面形状のせん断中心である。特に、図5(A)における第二取付部12に近いせん断中心Mは第二せん断中心であり、図5(E)における第一取付部11に近いせん断中心Mは第一せん断中心である。
まず、車体側アーム10Bのうち、最も第二取付部12に近い箇所の横断面形状は、図5(A)に示すように、横片110の両側から下方に延びる縦片120を備える倒立U字状である。この横断面形状のせん断中心Mは横片110の直上で、かつほぼ第一軸線a1の直上に位置する(図2も併せて参照)。重心Sは横片110の幅方向中央の直下に位置する。つまり、せん断中心Mは、重心Sのほぼ真上に位置し、重心Sとの距離もかなり近い。
次に、車体側アーム10Bのうち、第二取付部12から二番目に近い箇所の横断面形状は、図5(B)に示すように、M字状である。車体側アーム10Bの幅方向の中央は窪んでおり、その窪みの底部に第一横片111を備える。第一横片111の両端には、幅方向の両端に向かうに従って上方に傾斜する傾斜片112を有する。さらに傾斜片112の幅方向の両端の各々には、第二横片113を備える。そして、第二横片113の幅方向の両端部から下方に延びる縦片120を備える。この断面形状において、せん断中心Mは第一横片111の上方で第二横片113とほぼ同じ高さに位置する。また、せん断中心Mは、図2に示すように、第一軸線a1の僅かに車幅方向の内側に位置する。重心Sは第一横片111の上面にほぼ重なる位置で、かつ幅方向の中央に位置する。よって、せん断中心Mは、重心Sのほぼ真上に位置し、重心Sとの距離も図5(A)の横断面形状の場合と同じぐらい近い。
次に、車体側アーム10Bの長手方向のほぼ中央、即ち第二取付部12から三番目で、第一取付部11からも三番目に近い位置の横断面形状は、図5(C)に示すように、M字状である。この横断面形状も、図5(B)の横断面形状と同様に、第一横片111、傾斜片112、第二横片113、縦片120を備える。但し、車体側アーム10Bの幅方向の一端側、つまりロアアーム10の屈曲形状の内縁側の縦片120の下端には、対向する縦片120側に屈曲して延びる内フランジ121を備える。この場合、重心Sは第一横片111の上面にほぼ重なる位置で、かつ幅方向の中央に位置し、図5(B)の場合と大きくは変わらない。一方で、せん断中心Mはロアアーム10の幅方向の中心よりもロアアーム10の内縁側に寄り、図2に示すように、第一軸線a1からも離れている。また、重心Sとせん断中心Mの距離は、図5(B)の場合に比べて広がっている。
次に、車体側アーム10Bの第一取付部11から二番目に近い位置の横断面形状は、図5(D)に示すように、変形したC字状である。この横断面形状は、横片110と、その両側から下方に延びる縦片120と、一方の縦片120の下端から対向する他方の縦片120に向かって屈曲される内フランジ121とを備える。一方の縦片120とはロアアーム10の内縁側の縦片120である。この内フランジ121は、図5(C)の内フランジ121に比べて長い。但し、横片110の幅方向の中央部は、両端部に比べてわずかに窪んでいる。この場合、せん断中心Mは横片110の上方で、ロアアーム10の内縁側の縦片120の近傍に位置する。このせん断中心Mの位置は、図2に示すように、第一軸線a1からは大きく離れている。一方、重心Sは、横片110の幅方向のほぼ中央で、かつ横片110の下面の直下である。但し、重心Sとせん断中心Mの距離は、図5(C)の場合に比べてさらに広がっている。
次に、車体側アーム10Bのうち、最も第一取付部11に近い位置の横断面形状は、図6(E)に示すように、C字状である。この横断面形状は、横片110と、その両側から下方に延びる縦片120と、一方の縦片120の下端から対向する他方の縦片120に向かって屈曲される内フランジ121とを備える。この横片110は、図5(D)の横片110に比べて窪みがなく、ほぼ直線状である。この場合、せん断中心Mは横片110の上方で、ロアアーム10の内縁側の縦片120の近傍に位置する。このせん断中心Mの位置は、図2に示すように、第一軸線a1からは全横断面の中で最も大きく離れている。横片110の幅方向のほぼ中央で、かつ横片110の下面の下方である。そして、重心Sとせん断中心Mの距離は、図5(D)の場合に比べて変わらないぐらい広い。
さらに、車輪側アーム10Wの横断面形状も併せて説明する。車輪側アーム10Wのうち、第一取付部11から最も近い位置の横断面形状は、図6(F)に示すように、扁平なM字状である。この横断面形状も、図5(B)の横断面形状と同様に、第一横片111、傾斜片112、第二横片113、縦片120を備える。但し、第一横片111が第二横片113に比べて長く、横断面形状全体が扁平である。また、図5(D)の場合と同様に、ロアアーム10の内縁側の縦片120の下方には内フランジ121を備えている。この場合、せん断中心Mは、ロアアーム10の内縁側の傾斜片112の上端部に重なる。図2に示すように、第一軸線a1からせん断中心Mまでの距離は図5(C)の場合と同じぐらい広がっている。重心Sは、第一横片111の幅方向の中央部に重なる。そして、重心Sとせん断中心Mの距離は、図5(E)の場合よりも若干近い。
次に、車輪側アーム10Wのうち、若干第三取付部13側に寄った位置における横断面形状は、図6(G)に示すように、扁平なM字状である。この横断面形状も、図6(F)の場合と同様に第一横片111、傾斜片112、第二横片113、縦片120を備える。但し、ロアアーム10の内縁側の傾斜片112が図6(H)の場合に比べて長く、第一横片111が短い。この場合、せん断中心Mは、ロアアーム10の内縁側の傾斜片112の下端の上方に位置し、第一軸線a1からロアアーム10の内縁側に位置する。一方、重心Sは第一横片111の幅方向のほぼ中央で、第一横片111に重なっている。そして、重心Sとせん断中心Mの距離は、図6(F)の場合よりも若干近い。
最後に、車輪側アーム10Wのうち、第三取付部13に最も近い位置の横断面形状は、図6(H)に示すように、横片110を備え、横片110の一端側はL字状、他端側はJ字状である。横片110は図6(F)、(G)の第一横片111よりも長い。横片110の一端側はロアアーム10の外縁側、他端側はロアアーム10の内縁側である。横片110の一端側の縦片120は、図6(F)の縦片120よりも短い。横片110の他端側は、一旦上方に盛り上がってから下方に向かって延びる縦片120を有し、さらに縦片120の下端は対向する縦片120に向かって延びる内フランジ121を有する。この場合、せん断中心Mは、横片110の幅方向の中央から若干他端寄りの直上に位置する。一方、重心Sは第一横片111の幅方向の中央から若干他端寄りに位置し、第一横片111に重なっている。そして、重心Sとせん断中心Mの距離は、図6(G)の場合よりもさらに近い。
以上のように、車体側アーム10Bの断面係数を確保するには、横断面において、軸方向に垂直な断面を多く確保することが好ましい。より具体的には、屈曲点の多い断面形状が好適である。例えば、屈曲点を2点以上、3点以上、4点以上、5点以上、又は6点以上有する断面形状とすることが挙げられる。
[作用効果]
上記の実施形態に係るサスペンションアーム及び懸架装置は、以下の効果を奏することができる。
(1)アーム角θを鈍角とすることで、アンチダイブ特性に優れたサスペンションアームとすることができる。アーム角θが鈍角であれば、第二取付部12を第一取付部11に対して車幅方向の内側に容易に配置することができるからである。制動時、第一取付部11は、制動荷重により第三取付部13に対して相対的に低くなり、かつ第二取付部12に対しても相対的に低くなる。その際、第一弾性体11rの中心とボールジョイント13Bの中心C3とを結ぶ第二軸線a2を軸として回転するようにロアアーム10が挙動する。但し、アーム角θを鈍角とし、第二弾性体12rの中心C2を第一弾性体11rの中心C1よりも車幅方向の内側に配置すると、第二取付部はほぼ車長方向に沿って上方に変位しようとするか、車幅方向の内側かつ上方に変位するように挙動する。このロアアーム10の挙動により、第二取付部12が車幅方向の外側かつ上方に変位しようとすることが抑制され、制動時の車輪の安定性を確保することができる。
(2)上記距離L1と距離L2との関係をL1>L2とするようなサスペンションアームの横断面形状とすることで、アーム角θを鈍角としながらも、高い疲労耐久強度を実現することができる。アーム角θを鈍角とすると、上述のようにアンチダイブ特性に優れるが、制動時、特に第一取付部11の後方側に応力が集中する。第三取付部13に作用する制動荷重に伴って第二取付部12が第一軸線a1に対してねじれるからである。車体側アーム10Bの横断面形状をL1>L2を満たす形状とすれば、車体側アーム10Bの第二取付部12側は上述のねじれが生じ難く、第一取付部11の後方側に応力が集中することを抑制できる。そのため、アーム角θを鈍角としながらも、疲労耐久強度に優れたサスペンションアームとすることができる。
(3)距離L1と距離L2とが第一取付部11側と第二取付部12側とで異なることで、車体側アーム10Bの途中で断面係数の変位点が生じることになる。よって、車両の前面衝突時、第一取付部11と第二取付部12とをつなぐ車体側アーム10Bの途中を座屈させやすく、衝突安全性能を満たすことができる。
[試算例]
実施形態に係るロアアームと比較例に係るロアアームの応力解析モデルを設定して、静止時のロアアームと振動疲労状態のロアアームに生じる応力分布と形状の変位をシミュレーションソフトを用いて解析した。試験例1は、実施形態1に係るロアアームのモデルである。このモデルは、上記第一軸線と第二軸線の角度(アーム角θ)が約96°であり、図3、4に示す横断面形状を有して、上記距離L1>距離L2を満たす。試験例2は、アーム角θは試験例1のモデルと同じであるが、各部の横断面形状及び実質的に上記距離L1=距離L2を満たす点が試験例1と異なる。材質や各取付部間の寸法などの基本構成は、試験例1と共通である。試験例3は、アーム角θが約89°であり、実質的に上記距離L1=距離L2を満たす点で試験例1と異なる。材質や各取付部間の寸法などの基本構成は、試験例1と共通である。
その結果、いずれのモデルも、第一取付部とアーム本体との接合箇所のうち、車両後方側の領域に一定の応力が集中し易いことがわかった。但し、試験例1は最も応力の集中が緩和されていることがわかった。試験例2及び試験例3は、いずれも上記の第一取付部とアーム本体との接合箇所に試験例1よりも大きな応力が生じていることがわかった。
本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係るサスペンションアームや車両の懸架装置は、例えば車両のフロントサスペンションのロアアームとして好適に利用することができる。
10 ロアアーム
10S アーム本体
10B 車体側アーム
10W 車輪側アーム
10h1 貫通孔
10h2 水抜き孔
11 第一取付部
11C カラー
11r 第一弾性体
11a 第一支持軸
12 第二取付部
12h 貫通孔
12c 環状部材
12r 第二弾性体
12a 第二支持軸
13 第三取付部
13B ボールジョイント
13h 貫通孔
20 サブフレーム
30 ステアリングナックル
40 車輪
42 ホイール
50 タイロッド
60 ストラット
70 サスペンションタワー
110 横片
111 第一横片
112 傾斜片
113 第二横片
120 縦片
121 内フランジ
a1 第一軸線
a2 第二軸線
b、c 軸線
θ アーム角
θ、θ 変位角
C1 第一弾性体の中心
C2 第二弾性体の中心
C3 ボールジョイントの中心

Claims (2)

  1. 第一弾性体を介して車体に対して取り付けられる第一取付部と、
    前記第一取付部よりも車長方向の後方にて第二弾性体を介して前記車体に取り付けられる第二取付部と、
    前記第一取付部よりも車幅方向の外側にてボールジョイントを介して車輪に取り付けられる第三取付部と、
    前記第一取付部と前記第二取付部とをつなぐ車体側アームと、
    前記第一取付部と前記第三取付部とをつなぐ車輪側アームとを備え、
    前記第一弾性体の中心と前記第二弾性体の中心とを結ぶ第一軸線と、前記第一弾性体の中心と前記ボールジョイントの中心とを結ぶ第二軸線との角度が90°超であり、
    前記車体側アームの前記第一取付部側の横断面における第一せん断中心と前記第一軸線との距離をL1とし、前記車体側アームの前記第二取付部側の横断面における第二せん断中心と前記第一軸線との距離をL2とするとき、L1>L2を満たすサスペンションアーム。
  2. 請求項1に記載のサスペンションアームを備え、
    前記第二弾性体の中心は前記第一弾性体の中心よりも車幅方向の内側にて車体に取り付けられている車両の懸架装置。
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