JP2008249081A - ブッシュ及びサスペンション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸方向と直交する荷重に対して十分な剛性を有しかつ内筒の外筒に対する軸方向及び揺動方向の変位を許容したブッシュを提供する。
【解決手段】外筒110と、外筒110の内径側に挿入される内筒120と、外筒110の内周面と内筒120の外周面との間に配置され、弾性体を介して内筒120を外筒110に対して支持する中間部材130とを備えるブッシュ100を、内筒120の軸方向における中間部に球状凸面部121が設けられ、中間部材130は、内筒120の球状凸面部121と摺動可能に当接する球状凹面部が設けられるとともに、外筒に対して外筒の軸方向に沿って摺動可能である構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両のサスペンションアーム支点に設けられるブッシュ、及び、サスペンション装置に関するものである。
自動車等の車両のサスペンション装置は、車輪を支持するハウジング等と車体との間にわたして設けられたサスペンションアームを備え、サスペンションアームが揺動することによってストロークするようになっている。サスペンションアームの車体側の支点には、騒音、乗り心地等の快適性と操縦安定性との両立を図るため、ゴム等の弾性体を有するブッシュを設けることが一般的である。
このようなサスペンション用のブッシュは、典型的には円筒状の外筒及び内筒と、これらの間に配置されたクッションラバー(ゴム部)とを備えている。
上述したブッシュは、主にその中心軸と直交する方向の荷重を負担するように用い、操舵時の追従性や速応性に影響する横力トレッド剛性、ブレーキ時の安定性やタイヤの偏磨耗に影響する前後力トー変化、乗り心地のハーシュネスに影響するサスペンション前後剛性等が狙った特性となるように設計することが望ましい。
しかし、サスペンションアームは、例えばアクスルシャフト、車体、パワートレーン、車輪等の他部品が占めるスペースとの関係で、必ずしも上述した各特性を最適化できるようにレイアウトできない場合がある。
例えば、他部品との干渉を避けるため、サスペンションアームの揺動中心軸を車両の前後方向に対して斜めに配置しなければならない場合には、ブッシュの中心軸をこの揺動中心軸と一致させるためには、旋回時の横力に対して傾斜してブッシュを配置することとなり、横力トレッド剛性が低下してしまう。これに対し、ブッシュを横力と直交して配置すると、サスペンションアームの揺動時にブッシュの内筒と外筒の中心軸が相互に傾斜するようなこじりが発生するため、ブッシュのバネ定数を大きくすることが難しく、操縦安定性が低下してしまう。
また、例えばブッシュの中心軸を車両の前後方向に配置した場合、制動時に加わる前後力(ブッシュの軸方向力)の反力によって、サスペンションアームが鉛直軸周りに回転して車輪のトー変化を誘発する場合があった。
従来、サスペンションブッシュにおいて、外筒に対する内筒のこじりを吸収する目的で、内筒の中間部に球状凸面を設けるとともに、この球状凸面と係合する球状凹面を外筒側に設けて球面継手を構成し、ゴムをこじることなく内筒の外筒に対する揺動を可能としたものが知られている(例えば、特許文献1、2を参照)。
また、サスペンションブッシュにおいて、内筒が軸方向に摺動可能に挿入されかつ外筒と弾性部材を介して接合された中間筒を有するスライドブッシュが知られている(例えば、特許文献3を参照)。
特開平5−10381号公報 特開平9−328076号公報 実開平6−43382号公報
上述した従来技術のブッシュは、それぞれ内筒の外筒に対する揺動方向の変位、軸方向の変位を許容するものであるが、サスペンション装置においては同じブッシュに揺動方向や軸方向等の様々な荷重が複合的に負荷されることから、このようなブッシュではサスペンションの各種特性を最適に設定することは困難である。
本発明の課題は、軸方向と直交する方向の荷重を負担しかつ内筒の外筒に対する軸方向及び揺動方向の変位を許容したブッシュ、及び、このようなブッシュを備えたサスペンション装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、外筒と、前記外筒の内径側に挿入される内筒と、前記外筒の内周面と前記内筒の外周面との間に配置され、弾性体を介して前記内筒を前記外筒に対して支持する中間部材とを備えるブッシュであって、前記内筒の軸方向における中間部に球状凸面部が設けられ、前記中間部材は、前記内筒の前記球状凸面部と摺動可能に当接する球状凹面部が設けられるとともに、前記外筒に対して該外筒の軸方向に沿って摺動可能であることを特徴とするブッシュである。
請求項2の発明は、外筒と、前記外筒の内径側に挿入される内筒と、前記外筒の内周面と前記内筒の外周面との間に配置され、弾性体を介して前記内筒を前記外筒に対して支持する中間部材とを備えるブッシュであって、前記内筒は、前記中間部材に対して該内筒の軸方向に沿って摺動可能であり、前記外筒は、内周面に球状凹面部が形成され、前記中間部材は、外周面に前記外筒の前記球状凹面部と摺動可能に当接する球状凸面部が設けられることを特徴とするブッシュである。
請求項3の発明は、車両の前後方向に離間した前側支持部及び後側支持部において車体又は車体側部材に対し揺動可能に接続されるとともに、車輪を回転可能に支持する車輪支持体に揺動可能に接続されたサスペンションアームを有するサスペンション装置において、前記前側支持部、前記後側支持部の少なくとも一方に、請求項1又は請求項2に記載のブッシュが前記サスペンションアームの揺動中心軸に対して軸方向が傾斜した状態で配置されることを特徴とするサスペンション装置である。
請求項4の発明は、請求項3に記載のサスペンション装置において、請求項1又は請求項2のブッシュは、前記前側支持部、前記後側支持部のうち車両の前後方向における位置が車軸に近い側に、その軸方向が車両の前後方向にほぼ沿わせた状態で配置されることを特徴とするサスペンション装置である。
請求項5の発明は、請求項3に記載のサスペンション装置において、前記サスペンションアームは、前記前側支持部の車両の前後方向における位置が該サスペンションアームと前記車輪支持体との接続部に対して後方側に配置されたL字型ロワアームであって、前記車輪支持体は、車軸よりも後方側にステアリングタイロッドが接続され、請求項1又は請求項2のブッシュは、前記前側支持部にその軸方向が車両の前後方向にほぼ沿わせた状態で配置されることを特徴とするサスペンション装置である。
請求項6の発明は、請求項4に記載のサスペンション装置において、前記サスペンションアームは、前記前側支持部及び前記後側支持部の車幅方向における位置がオフセットして配置された台形ロワアームであることを特徴とするサスペンション装置である。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)中間部材が外筒に対して軸方向に沿って摺動し、また、内筒の球状凸面部と中間部材の球状凹面部とが摺動することによって、軸方向と直交する方向の荷重を負担しかつ内筒の外筒に対する軸方向及び揺動方向の変位を許容したブッシュを提供することができる。
(2)内筒が中間部材に対して軸方向に沿って摺動し、また、中間部材の球状凸面部と外筒の球状凹面部とが摺動することによって、軸方向と直交する方向の荷重を負担しかつ内筒の外筒に対する軸方向及び揺動方向の変位を許容したブッシュを提供することができる。
(3)上記したブッシュを、サスペンションアームの揺動中心軸に対して軸方向が傾斜した状態で配置することによって、ブッシュの軸方向を揺動中心軸と一致させることができないサスペンションレイアウトであっても、サスペンションアームの揺動時にブッシュの弾性体をこじることがなくなり、ブッシュの耐久性を向上するとともに、サスペンション装置のフリクションを低減することができる。
また、こじりが生じないことによって硬度が高い弾性体を用いることができるため、操縦安定性も向上することができる。
(4)上記したブッシュを、前側支持部、後側支持部のうち車両の前後方向における位置が車軸に近い側に、その軸方向が車両の前後方向にほぼ沿わせた状態で配置することによって、サスペンションアームから旋回時に入力される横力に対するブッシュの横剛性を高めることができ、サスペンション装置のトレッド横力剛性を向上して操舵時の追従性や速応性を向上することができる。
(5)上記したブッシュを、前側支持部の車両の前後方向における位置がサスペンションアームと車輪支持体との接続部に対して後方側に配置されたL型ロワアームの前側支持部にその軸方向が車両の前後方向にほぼ沿わせた状態で配置し、車輪支持体の車軸後方側にタイロッドが配置された構成とすることによって、制動時の前後力によってロワアームが鉛直軸回りに回転することを防止してロワアームがほぼ平行移動により後退するようにできる。これによって、ロワアームと車輪支持体との接続部が車幅方向外側に開いて車輪がトーアウト方向に変位することを防止でき、制動時の車両の安定性を向上するとともに、タイヤの偏摩耗を改善することができる。
さらに、サスペンションアームに作用する曲げモーメントを低減し、強度耐久性の向上や軽量化を図ることができる。
(6)上記したブッシュを、前側支持部及び後側支持部の車幅方向における位置がオフセットして配置された台形ロワアームの車両の前側支持部及び後側支持部のうち、車両の前後方向における位置が車軸に近い側に、ブッシュの軸方向を車両の前後方向にほぼ沿わせて配置することによって、ブッシュの弾性体をこじることなくサスペンションアームの揺動が可能となるから、弾性体として硬度の高いものを用いることができ、操縦安定性を向上することができる。また、サスペンションアームを揺動時や前後力の入力時にたわませる必要がないことから、サスペンションアームの剛性及び固有振動数を増加させることができ、サスペンションアームの強度耐久性を向上するとともに、ロードノイズやハーシュネスの改善を図ることができる。
本発明は、軸方向と直交する方向の荷重を負担しかつ内筒の外筒に対する軸方向及び揺動方向の変位を許容したブッシュ等を提供する課題を、内筒の球状凸面部と摺動可能に当接する球状凹面部を有しかつ外筒に対して軸方向に摺動可能な弾性部材を設けることによって解決した。
以下、本発明を適用したブッシュ及びこのブッシュを適用したサスペンション装置の実施例1について説明する。
実施例1において、サスペンション装置は、例えば乗用車等の自動車のフロントサスペンションとして用いられるマクファーソンストラット型サスペンションである。
図1は、サスペンション装置を上方から見た状態を示す模式的平面図である。
サスペンション装置は、ハウジング10、ロワアーム20、タイロッド30、フロントブッシュ100、リアブッシュ200を備えている。
ハウジング10は、図示しない前輪を回転可能に支持するハブベアリングを保持する車輪支持体である。
ハウジング10は、車軸11、ナックルアーム12等を備えている。
車軸11は、前輪の回転中心軸となるものであり、ハウジング10から車幅方向外側へ突き出して配置されている。
ナックルアーム12は、タイロッド30が接続される部分であって、ハウジング10の後方側へ突き出して形成されている。
ロワアーム20は、いわゆるL字型ロワアームと通称されるタイプのサスペンションアームであって、ボールジョイント21、フロントブッシュ保持部22、リアブッシュ保持部23等を備えている。
ボールジョイント21は、ハウジング10の下端部とロワアーム20とを、これらが相互に揺動、回転可能に接続するものである。ボールジョイント21は、ロワアーム20の車幅方向外側の端部に配置されている。
フロントブッシュ保持部22、及び、リアブッシュ保持部23は、ロワアーム20と車体側支持部との接続部に設けられるフロントブッシュ100及びリアブッシュ200をそれぞれ保持する部分である。これらフロントブッシュ100及びリアブッシュ200は、本発明における前側支持部、後側支持部に相当する。
フロントブッシュ保持部22は、軸方向を車両の前後方向にほぼ沿わせて配置された円筒状の部分であって、ボールジョイント21に対して車幅方向内側に配置されている。また、フロントブッシュ保持部22の車両の前後方向における位置は、ボールジョイント21よりもわずかに車両後方側に配置されている。
リアブッシュ保持部23は、軸方向を上下方向にほぼ沿わせて配置された円筒状の部分であって、フロントブッシュ保持部22よりも車両後方側でありかつ車幅方向内側に配置されている。
ロワアーム20の本体部は、ボールジョイント21からフロントブッシュ保持部22側にほぼ車幅方向に沿って伸び、フロントブッシュ保持部22近傍において湾曲してリアブッシュ保持部23側へ伸びるL字状に形成されている。
タイロッド30は、図示しないステアリングギアボックスとハウジング10のナックルアーム12との間にわたして設けられ、車幅方向にほぼ沿って延在するロッド状の部材である。ステアリングギアボックスは、図示しないステアリングホイール及びこれに接続されたステアリングシャフトの回転運動を、車幅方向の直進運動に変換するラックアンドピニオン機構を備えている。タイロッド30は、ステアリングギアボックスのステアリングラックの直進運動を、ナックルアーム12に伝達してハウジング10の操向を行うものである。タイロッド30のナックルアーム12側(車幅方向外側)の端部は、ボールジョイントであるタイロッドエンドジョイント31が設けられ、これを介してナックルアーム12と接続されている。また、タイロッド30は、ナックルアーム12側の端部がステアリングギアボックス側(車幅方向内側)の端部よりもわずかに車両後方側となるように後退角をつけて配置されている。
図2は、フロントブッシュ100の断面図である。
フロントブッシュ100は、外筒110、内筒120、クッションラバー130、ダストブーツ140,150を備えている。
外筒110及び内筒120は、例えば金属や樹脂系材料等のクッションラバー130の材料よりも硬度が高い硬質材料によって形成されている。
外筒110は、ほぼ円筒状に形成され、ロワアーム20のフロントブッシュ保持部22内に圧入され固定される部分である。外筒110の両端部には、内周面から内径側に突き出したフランジ部111,112が形成されている。フランジ部111は、外筒110と一体に形成され、フランジ部112は、別体に形成され、本体部と加締によって固定されている。
内筒120は、ほぼ円筒状に形成され、外筒110の内径側にほぼ同心に挿入されている。内筒120の軸方向中間部には、他の部分の外周面から張り出して形成された球状凸面部121が一体的に形成されている。球状凸面部121の中心は、内筒120の中心軸上に配置されている。
内筒120は、フロントブッシュ100を車体側に締結するボルトが挿入されるものである。
クッションラバー130は、外筒110の内径側でありかつ内筒120の外径側に配置され、弾性部材を介して外筒110に対し内筒120を支持する中間部材である。クッションラバー130は、例えば防振機能を有するゴム系材料によって形成されている。
クッションラバー130の内周面には、内筒120の球状凸面部121と適合した曲率を有し、球状凸面部121と摺動可能に当接する球状凹面部131が形成されている。また、これら球状凸面部121と球状凹面部131との摺動部には、グリース等の潤滑材が塗布されている。
クッションラバー130の外周面132は、外筒110の内径とほぼ同じ外径に形成されている。クッションラバー130は、外周面132が外筒110の内周面に対して摺動することによって、外筒110に対してその軸方向に沿って相対移動可能となっている。なお、上述した外筒110のフランジ部111,112は、クッションラバー130の摺動可能なストロークを規制するストッパとして機能する。この摺動面部にも、グリース等の潤滑材が塗布されている。また、クッションラバー130の外周面132は、軸方向における中間部に凹部が形成されている。
さらに、クッションラバー130は、その内部に埋設されたリング状の中間板(インターリーフ)133を備えている。
ダストブーツ140,150は、例えばゴム系材料によって円環膜状に形成され、その外径側を外筒110の端部に装着され、内径側を内筒120の外周面に装着された部材である。ダストブーツ140,150は、外筒110のフランジ部111,112側の端部にそれぞれ設けられ、ここから上述した各摺動部側へのダスト等の侵入を防止するものである。
リアブッシュ200は、外筒210、内筒220、クッションラバー230を備えている。
外筒210及び内筒220は、例えば金属や樹脂系材料によって円筒状に形成されている。
外筒210は、ロワアーム20のリアブッシュ保持部23内に圧入され固定される部分である。
内筒220は、外筒210の内径側に挿入され、その内径側にリアブッシュ200を車体側に締結するボルトが挿入される。
クッションラバー230は、外筒210の内周面と内筒220の外周面との間に配置され、これらとそれぞれ加硫接着によって接合されている。
また、クッションラバー230には、すぐり231が形成されている。すぐり231は、クッションラバー230をリアブッシュ200の軸方向に貫通する開口として形成され、内筒220の中心軸対象に1対が設けられている。
実施例1においては、これらのすぐり231は、その中央部がフロントブッシュ100とリアブッシュ200の中間部を結んだ直線であるロワアーム20の揺動中心軸A上に配置されている。
次に、上述した実施例1の効果を、以下説明する本発明の比較例1と対比して説明する。なお、以下説明する各実施例、比較例において、従前の実施例と実質的に同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図3は、比較例1のサスペンション装置の模式的平面図である。
比較例1のサスペンション装置は、実施例1のサスペンション装置のフロントブッシュ100に変えて、以下説明するフロントブッシュ100Aを備えたものである。
フロントブッシュ100Aは、単純円筒状に形成された外筒及び内筒と、外筒及び内筒の間に配置されこれらとそれぞれ加硫接着により接合されたクッションラバーとを有するものである。
このフロントブッシュ100Aは、その軸方向が上述した揺動中心軸Aとほぼ一致するように、車両の前後方向に対して傾斜して配置されている。
また、比較例1においては、リアブッシュ200のすぐり231は、その中央部がロワアーム20のボールジョイント21とリアブッシュ200とを結んだ直線上に配置されるように、実施例1とは異なった取付角度で圧入されている。
比較例1のようなフロントブッシュ100Aを用いた場合、その軸方向をロワアーム20の揺動中心軸Aに対して傾斜して配置すると、ロワアーム20の揺動時にクッションラバーに対してこじりが生じることから、硬度の高い材料を用いることができず、その結果横力トレッド剛性の確保が困難となることから、上述したようにフロントブッシュ100Aの軸方向を揺動中心軸Aとほぼ一致して配置せざるを得ない。
しかし、比較例1のようにフロントブッシュ100Aを車両の前後方向に対し傾斜して配置した場合にも、ブッシュの剛性が最も高い軸方向と直交する方向に対し、横力の入力方向が傾斜することから、ブッシュを車両の前後方向に配置した場合に対して横力トレッド剛性は低下する。
これに対し、実施例1のフロントブッシュ100は、内筒120が外筒110に対して軸方向に摺動可能でありまた揺動が可能となっていることから、ロワアーム20の揺動時にクッションラバー130にこじりが生じず、硬度の高い材料を用いることができる。また、フロントブッシュ100の軸方向を車両の前後方向と一致して配置したことによって、フロントブッシュ100の剛性が最も高い軸方向と直交する方向を、横力の入力方向と一致させて用いることができる。これによって、横力トレッド剛性を向上し、車両の操舵時の追従性や速応性を向上することができる。
次に、制動時の力の作用について説明する。
図3に示すように、比較例1において車軸11のホイールセンターに相当する位置に、制動力Fbが入力されると、ロワアーム20のボールジョイント21には、制動力Fbとタイロッド30に負荷される圧縮力の反力Ftとの合力Fbjが作用する。
また、ロワアーム20を車体に対して支持するフロントブッシュ100及びリアブッシュ200にも、それぞれ反力Ffb及びFrbが生じ、これらの反力Ffb及びFrbは、上述したボールジョイント21への入力Fbjと釣り合っている。
比較例1においては、フロントブッシュ100Aの軸方向が車両前後方向に対して前開きに傾斜して配置されていることから、フロントブッシュ反力Ffbの反力作用線とボールジョイントに作用する力Fbjの反力作用線との交点Xは、実施例1に対して車両後方側となっている。
その結果、ロワアーム20の曲げモーメントが最大となる点Mからリアブッシュ反力Frbの作用方向の延長線までの距離Dは大きくなる。このため、ロワアーム20に加わる曲げモーメントは大きくなる。
これに対し、図1に示す実施例1の場合には、フロントブッシュ100の軸方向が車両の前後方向とほぼ一致して配置されるとともに、内筒120が外筒110に対して軸方向に摺動可能となっていることから、フロントブッシュ反力Ffbの作用方向はほぼ車幅方向と一致する。このため、フロントブッシュ反力Ffbの反力作用線とボールジョイントに作用する力Fbjの反力作用線との交点Xは比較例1に対して車両前方側となる。
その結果、上述したロワアーム20の曲げモーメントが最大となる点Mからリアブッシュ反力Frbの反力作用線までの距離Dは小さくなる。このため、ロワアーム20に加わる曲げモーメントは小さくなり、これによってロワアーム20の強度耐久性の向上や、軽量化を図ることができる。
また、実施例1によれば、制動時の入力によって車輪がトーアウト方向に変化するいわゆる後引きトーアウトを抑制することができる。
図4は、比較例1における制動時のトー変化の一例を示す図である。
比較例1においては、ロワアーム20のボールジョイント21に制動に起因する後引き方向の力が入力されると、ロワアーム20は、フロントブッシュ100Aを中心として、ボールジョイント21が後退する方向に回転する。このとき、ボールジョイント21はフロントブッシュ100Aよりも前進して配置されていることから、ボールジョイント21は車幅方向外側に変位する。
一方、タイロッド30もハウジング10の後退に伴いタイロッドエンドジョイント31が後退する方向に回転する。このとき、タイロッドエンドジョイント31は車幅方向内側に変位する。
以上説明したように、比較例1によれば、ボールジョイント21及びタイロッドエンドジョイント31がそれぞれ車幅方向外側、内側に変位することから、車輪のトーアウト方向のトー変化ΔTは大きくなる。
図5は、実施例1における制動時のトー変化の一例を示す図である。
実施例1においては、フロントブッシュ100は軸方向力が入力された際に内筒120が外筒110に対して軸方向に摺動する。また、リアブッシュ200は、内筒220の前後にすぐり231を配置することによって、前後方向の剛性が横剛性に対して低くなっている。このため、ボールジョイント21に後引き方向の力が入力されると、ロワアーム20は、比較例1のような回転運動は抑えられ、ほぼ平行移動により後退する。このため、ボールジョイント21は車幅方向にはほとんど変位しない。
一方、タイロッドエンドジョイント31は、比較例1と同様に車幅方向内側に変位する。
以上説明したように、実施例1によれば、タイロッドエンドジョイント31は車幅方向内側に変位するものの、ボールジョイント21は車幅方向にはほとんど変位しないことから、車輪のトーアウト方向のトー変化ΔTは比較例1に対して低減される。
このため、制動時の車両の安定性を向上するとともに、タイヤの偏摩耗を改善することができる。
次に、本発明を適用したブッシュ及びサスペンション装置の実施例2について説明する。実施例2のサスペンション装置は、実施例1のサスペンション装置のフロントブッシュ100に代えて、以下説明するフロントブッシュ300を備えている。
図6は、フロントブッシュ300の断面図である。
フロントブッシュ300は、外筒310、ストッパリング320、内筒330、クッションラバー340を備えている。
外筒310、ストッパリング320、内筒330は、例えば金属や樹脂材料等の硬質材料によって形成されている。
外筒310は、ほぼ円筒状に形成され、ロワアーム20のフロントブッシュ保持部22内に圧入され固定される部分である。
ストッパリング320は、外筒310の軸方向における一方の端部側に設けられ、外筒310の内径側に挿入され、外筒310の端部を加締ることによって外筒310に固定されるリング状の部材である。ストッパリング320は、外筒310からのクッションラバー340の脱落を防止するものである。
内筒330は、円筒状に形成され、外筒310の内径側にほぼ同心に挿入されている。内筒330は、フロントブッシュ300を車体側に締結するボルトが挿入されるものである。
クッションラバー340は、外筒310の内径側でありかつ内筒330の外径側に配置され、弾性部材を介して外筒310に対し内筒330を支持する中間部材である。クッションラバー340は、例えば防振機能を有するゴム系材料によって形成されている。
クッションラバー340は、その中央部に内筒330が挿入される開口341が形成されている。内筒330の外周面と開口341の内周面とは摺動可能となっており、内筒330は、その軸方向に沿ってクッションラバー340に対して相対移動可能となっている。この摺動部には、例えばグリース等の潤滑材が塗布されている。
また、クッションラバー340は、外周面に球状凸面部342が形成されている。球状凸面部342の中心は、内筒330の中心軸上に配置されている。
一方、外筒310及びストッパリング320の内周面には、クッションラバー340の球状凸面部と摺動可能に当接する球状凹面部311,321がそれぞれ形成されている。これらの球状凹面部311,321は、外筒310の軸方向における両側からクッションラバー340の球状凸面部342を挟み込み、これを拘束するようになっている。球状凹面部311,321と球状凸面部342との摺動部には、グリース等の潤滑材が塗布されている。
さらに、クッションラバー340は、その内部に埋設されたリング状の中間板343を備えている。
ダストブーツ350,360は、実施例1のダストブーツ140,150と同様に、外筒310の両端部にそれぞれ設けられ、ここから上述した各摺動部側へのダスト等の侵入を防止するものである。
以上説明した実施例2においても、上述した実施例1と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明を適用したサスペンション装置の実施例3について説明する。
実施例3のサスペンション装置は、例えばダブルウィッシュボーン型のリヤサスペンションである。ダブルウィッシュボーン型サスペンションは、ハブベアリングハウジングを上下少なくとも1対のアッパーアーム、ロワアームを含むサスペンションアーム(コントロールリンク)によって支持し、車輪のキャンバーをコントロールするものである。
図7(a)は、実施例3のサスペンション装置のロワアームを上方から見た状態を示す模式的平面図であり、図7(b)は、図7(a)のb−b部矢視断面図である。
実施例3のサスペンション装置は、ハウジング410、ロワアーム420、フロントブッシュ430、リアブッシュ440、図示しないアッパーアーム、サスペンションスプリング、ショックアブソーバ等を備えて構成されている。
ハウジング410は、後輪を回転可能に支持するハブベアリングを収容するものであって、下端部をロワアーム420に対して所定の揺動中心軸A回りに揺動可能に支持されるとともに、上端部をアッパーアームによって揺動可能に支持されている。
ロワアーム420は、フロントブッシュ取付ピン部421、リアブッシュ保持部422、トレーリングアーム部423、ラテラルアーム部424を備え、前後一対のフロントブッシュ430及びリアブッシュ440を介して図示しない車体に対して接続されている。
フロントブッシュ取付ピン部421は、ロワアーム420の前端部から、ロワアーム420の揺動中心軸Aに沿って突き出して形成され、フロントブッシュ430に挿入される軸状の部材である。
リアブッシュ保持部422は、リアブッシュ440が圧入され固定される部分であって、軸方向が車両の前後方向にほぼ沿って配置された円筒状に形成されている。
ここで、ロワアーム420の揺動中心軸Aは、これらのフロントブッシュ430、リアブッシュ440の中心部を結んだ直線とほぼ一致する。図7に示すように、リアブッシュ保持部422は、フロントブッシュ取付ピン部421よりも車幅方向内側に配置されており、その結果、ロワアーム420の揺動中心軸Aは、車両前方側が外側に開くように配置されている。また、ロワアーム420に対するハウジング410の揺動中心軸aは、このロワアーム420の揺動中心軸Aとほぼ平行に配置されている。
トレーリングアーム部423は、フロントブッシュ取付ピン部421とハウジング410とを連結する部分であって、パイプ材を用いたり、又は、ハイドロフォーミング等によって、閉断面部を有する中空のアームとして形成されている。トレーリングアーム部423は、車両の前後方向にほぼ沿って延在し、フロントブッシュ取付ピン部421は、その前端部に溶接等によって固定されている。また、ハウジング410は、トレーリングアーム部423の後端部から、車幅方向外側に突き出した前後一対のブラケットを介して、トレーリングアーム部423に対して揺動中心軸a回りに揺動可能に支持されている。
また、トレーリングアーム部423には、図示しないサスペンションスプリング及びショックアブソーバが接続される。
ラテラルアーム部424は、トレーリングアーム部423の後端部とリアブッシュ保持部422とを連結する部分であって、車幅方向にほぼ沿って延在している。
図7(b)に示すように、ラテラルアーム部424をその長手方向と直交する平面で切って見た横断面形状は、下側に開いたコの字状又はU字状に形成されている。
フロントブッシュ430は、ロワアーム420の前端部を車体側に接続するものである。フロントブッシュ430は、ロワアーム420のフロントブッシュ取付ピン部421が挿入される円筒状の内筒、この内筒が挿入されかつ車体側に固定される外筒、及び、内筒と外筒の間に設けられこれらとそれぞれ加硫接着により接合されたクッションラバーとを備えている。フロントブッシュ430は、その軸方向が前開きとなるように、車両の前後方向に対して傾斜して配置されている。
リアブッシュ440は、上述した実施例1のフロントブッシュ100と同様の構成を備え、その外筒の軸方向を車両の前後方向とほぼ一致させた状態でロワアーム420のリアブッシュ保持部422内に圧入され固定されている。
次に、上述した実施例3の効果を、以下説明する本発明の比較例2と対比して説明する。
図8は、比較例2のサスペンション装置を示す図であって、図8(a)は上方から見た模式的平面図であって、図8(b)は、図8(a)のb−b部矢視断面図である。
比較例2のサスペンション装置は、実施例3のサスペンション装置のリアブッシュ440に代えて、以下説明するリアブッシュ450を備えるとともに、ラテラルアーム部424に代えて、以下説明するラテラルアーム部425を備えたものである。
リアブッシュ450は、単純円筒状に形成された外筒及び内筒と、外筒及び内筒の間に配置されこれらとそれぞれ加硫接着により接合されたクッションラバーとを有するものである。
ラテラルアーム部425は、トレーリングアーム部423の後端部とリアブッシュ保持部422とを連結する部分であって、車幅方向にほぼ沿って延在している。
ラテラルアーム部425は、例えば車両の前後方向とほぼ直交して配置されたほぼ平板状の一枚ものの板金部材であって、その両端部をトレーリングアーム部423及びリアブッシュ保持部422とそれぞれ溶接等によって固定されている。また、ラテラルアーム部425の中央部には、ブリスタ状に張り出して形成されたビード部426が形成されている。
比較例2のサスペンション装置においては、リアブッシュ450の軸方向がロワアーム420の揺動中心軸Aに対してずれており、また、実施例3のリアブッシュ440と異なり内筒の外筒に対する軸方向変位や揺動が制限されていることから、ロワアーム220の揺動時や、制動による引き力が入力された場合には、ラテラルアーム部425がたわむようになっている。
このため、比較例2においては、ラテラルアーム部425の曲げ剛性やねじり剛性を向上することが難しく、その固有振動数も低くなってしまう。このため、ロワアーム420の強度耐久性の向上が困難であり、また、ロードノイズやハーシュネスが大きくなって快適性が損なわれる。
さらに、リアブッシュ450のクッションラバーは、硬度を高くするとこじり方向、軸方向のバネ定数が増加するため、ブッシュ自体の耐久性やラテラルアーム部425及びその溶接箇所等の強度確保が困難となるため、硬度を高くすることが難しい。このため、横バネ定数を向上して横力トレッド剛性を確保することが困難である。
これに対し、実施例3によれば、リアブッシュ440は、内筒が外筒に対して軸方向及び揺動方向に相対変位可能であることから、ロワアーム420の揺動時にもクッションラバーにこじりが生じない。このため、クッションラバーの材料に硬度が高いものを適用したり、中間板等の硬質部材を設けてバネ定数を高め、横力トレッド剛性を向上することができる。また、制動時の後引き方向の入力が作用すると、リアブッシュ440の内筒と外筒とが軸方向に相対変位することによって、ロワアーム420のラテラルアーム部424は車両後方側に平行移動できる。これらのことから、ラテラルアーム424をたわませなくてもサスペンション装置の機能を確保できるため、ラテラルアーム424の曲げ剛性及びねじり剛性を高め、その固有振動数もロードノイズ等のピーク周波数から十分離れた周波数に設定することができる。これによって、ロワアーム420の強度耐久性を向上し、また、ロードノイズやハーシュネスを改善して快適性を向上することができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)本発明のブッシュは、上述した各実施例の構成に限らず、適宜変更することができる。例えば、各実施例のブッシュでは、球状凸面部、球状凹面部は、外筒、内筒、クッションラバーのいずれかと一体に形成されているが、別体に形成した部材を組み合わせて構成してもよい。また、各実施例では摺動部に潤滑材を塗布しているが、これに代えて、固体潤滑性を有する材料によって摺動部を構成してもよい。
また、外筒と内筒との間に中間筒を配置し、外筒と中間筒との間、中間筒と内筒との間の少なくとも一方に球状凸面部と球状凹面部とを有する球体継手を設けてもよい。
(2)本発明のブッシュは、上述した各実施例以外の構成を有するサスペンション装置にも適用することができる。例えば、サスペンションアームの揺動中心軸に対してブッシュの軸方向が傾斜して配置されるサスペンションレイアウトの場合には、本発明のブッシュを適用することによって、弾性体へのこじりを防止して耐久性の確保を容易とし、硬度の高い弾性体の適用が可能となり、操縦安定性やブッシュの耐久性を向上することができる。また、揺動中心軸が車両の前後方向に対して傾斜しているサスペンションレイアウトの場合には、本発明のブッシュを適用することによって、横力の作用方向とブッシュの軸方向とをほぼ直交させて配置することが可能となり、横力トレッド剛性を向上することができる。なお、この横力トレッド剛性の向上効果を得るためには、サスペンションアームの前側支持部、後側支持部のうち、車両前後方向における位置が車軸に近い側に本発明のブッシュを適用することが好ましい。
(3)実施例3において、ロワアームのラテラルアーム部はコの字状の断面形状を有する構成としたが、これに代えて、例えば矩形ボックス状等の閉断面としたり、他の形状としてもよい。
本発明を適用したサスペンション装置の実施例1の模式的平面図である。 図1のサスペンション装置におけるフロントブッシュの断面図である。 本発明の比較例1であるサスペンション装置の模式的平面図である。 比較例1のサスペンション装置の制動時におけるトー変化を示す図である。 実施例1のサスペンション装置の制動時におけるトー変化を示す図である。 本発明を適用したサスペンション装置の実施例2におけるフロントブッシュの断面図である。 本発明を適用したサスペンション装置の実施例3を示す図である。 本発明の比較例2であるサスペンション装置を示す図である。
符号の説明
10 ハウジング
11 車軸
12 ナックルアーム
20 ロワアーム
21 ボールジョイント
22 フロントブッシュ保持部
23 リアブッシュ保持部
30 タイロッド
31 タイロッドエンドジョイント
100 フロントブッシュ
110 外筒
111,112 フランジ部
120 内筒
121 球状凸面部
130 クッションラバー
131 球状凹面部
133 中間板
200 リアブッシュ
210 外筒
220 内筒
230 クッションラバー

Claims (6)

  1. 外筒と、
    前記外筒の内径側に挿入される内筒と、
    前記外筒の内周面と前記内筒の外周面との間に配置され、弾性体を介して前記内筒を前記外筒に対して支持する中間部材と
    を備えるブッシュであって、
    前記内筒の軸方向における中間部に球状凸面部が設けられ、
    前記中間部材は、前記内筒の前記球状凸面部と摺動可能に当接する球状凹面部が設けられるとともに、前記外筒に対して該外筒の軸方向に沿って摺動可能であること
    を特徴とするブッシュ。
  2. 外筒と、
    前記外筒の内径側に挿入される内筒と、
    前記外筒の内周面と前記内筒の外周面との間に配置され、弾性体を介して前記内筒を前記外筒に対して支持する中間部材と
    を備えるブッシュであって、
    前記内筒は、前記中間部材に対して該内筒の軸方向に沿って摺動可能であり、
    前記外筒は、内周面に球状凹面部が形成され、
    前記中間部材は、外周面に前記外筒の前記球状凹面部と摺動可能に当接する球状凸面部が設けられること
    を特徴とするブッシュ。
  3. 車両の前後方向に離間した前側支持部及び後側支持部において車体又は車体側部材に対し揺動可能に接続されるとともに、車輪を回転可能に支持する車輪支持体に揺動可能に接続されたサスペンションアームを有するサスペンション装置において、
    前記前側支持部、前記後側支持部の少なくとも一方に、請求項1又は請求項2に記載のブッシュが前記サスペンションアームの揺動中心軸に対して軸方向が傾斜した状態で配置されること
    を特徴とするサスペンション装置。
  4. 請求項3に記載のサスペンション装置において、
    請求項1又は請求項2のブッシュは、前記前側支持部、前記後側支持部のうち車両の前後方向における位置が車軸に近い側に、その軸方向が車両の前後方向にほぼ沿わせた状態で配置されること
    を特徴とするサスペンション装置。
  5. 請求項3に記載のサスペンション装置において、
    前記サスペンションアームは、前記前側支持部の車両の前後方向における位置が該サスペンションアームと前記車輪支持体との接続部に対して後方側に配置されたL字型ロワアームであって、
    前記車輪支持体は、車軸よりも後方側にステアリングタイロッドが接続され、
    請求項1又は請求項2のブッシュは、前記前側支持部にその軸方向が車両の前後方向にほぼ沿わせた状態で配置されること
    を特徴とするサスペンション装置。
  6. 請求項4に記載のサスペンション装置において、
    前記サスペンションアームは、前記前側支持部及び前記後側支持部の車幅方向における位置がオフセットして配置された台形ロワアームであること
    を特徴とするサスペンション装置。
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