JP2016219569A - リニアソレノイド電流計測装置 - Google Patents

リニアソレノイド電流計測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リニアソレノイドに流れる電流を精度良く計測でき、故障の誤検出を招く恐れがないリニアソレノイド電流計測装置を提供する。
【解決手段】リニアソレノイド駆動素子27に、リニアソレノイド16に流れる電流を計測する電流計測手段35と、電流計測手段35で計測した電流値を用いてマイコン21からの指示電流値を補正するフィードバック制御手段36を備える。電流計測手段35は、フィードバック制御手段36によって生成される電流波形1周期の平均電流を計測し、指示電流がステップ変化し、フィードバック制御手段36による電流波形1周期が通信周期よりも充分に大きくなった場合、計測電流読取り手段33において、電流波形が1周期完了するまでは電流計測手段35で計測される電流値で読取り電流値を更新せず、電流波形が1周期完了した後に電流計測手段35で計測される電流値で、更新しなかった読取り値を補完する。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えば自動車用のエンジンや変速機等に用いられるリニアソレノイドの電流を計測するリニアソレノイド電流計測装置に関するものである。
自動車用のエンジンや変速機には、それらを制御するために各種アクチュエータが具備されており、そのアクチュエータの中には油圧にて動作するものがある。この油圧にて動作するアクチュエータは、油圧を制御することによりアクチュエータの動きを制御するものであるが、油圧を制御するためにはソレノイドが利用される。
ソレノイドにはデューティソレノイドと呼ばれるソレノイドと、リニアソレノイドと呼ばれるソレノイドがある。デューティソレノイドはリニアソレノイドに比べて駆動周期が遅く、ソレノイド内のプランジャを端から端まで移動させることにより油路の開閉を繰り返すため、油圧の制御性が低い。一方、リニアソレノイドはデューティソレノイドよりも駆動周期が速いため、ソレノイド内のプランジャは任意の位置に制御することができ、油路の絞りを任意に制御できるので油圧の制御性が高い。
リニアソレノイドは、内蔵されたコイルに電流を流すことによって生じる磁力でプランジャを動作させる。プランジャは、シリンダに内蔵されたスプリング反力で押し戻されるため、コイルに流す電流を制御することでプランジャの位置を制御する。エンジンや変速機を制御するコンピュータ(以下、ECUという。)は、ソレノイドに流す電流を制御するため、速い周期で電圧のオン/オフを繰り返すことにより目標の電流を得る方法を採用している。
以上のように、リニアソレノイドは電流によって制御されるため、ECUは内蔵されたコイルに流れる電流を精度良く計測する必要がある。
そこで、従来のリニアソレノイドの電流計測方法には、例えば特開平11−308107号公報(特許文献1)に開示されているように、リニアソレノイドの電流検出信号をA/D変換器を用いてリニアソレノイドを駆動するPWM信号の周期よりも短い周期で繰り返しA/D変換し、得られた検出電流値をA/Dデータ受渡用RAMに格納するものがある。
また、例えば特開2000−114038号公報(特許文献2)に開示されているように、低圧側端子電圧のA/D変換値と高圧側端子電圧のA/D変換値との差分を、リニアソレノイドに流れる電流値相当の値として算出し、さらにFETをPWM制御するときの1周期での複数回のA/D変換に伴う差分を平均化するものがある。
また、例えば特開2014−96409号公報(特許文献3)に開示されているように、PWM信号の1周期において、誘導性負荷に流れる電流(以下、負荷電流ともいう。)が極小値と極大値との各々になるときに、A/D変換手段が動作するように、このA/D変換手段を起動し、負荷電流が極小値のときのA/D変換値(電流極小時のA/D変換値)と、負荷電流が極大値のときのA/D変換値(電流極大時のA/D変換値)とに基づいて、PWM信号のデューティ比を決めるための負荷電流を検出しているものがある。
更に、例えば特開2014−197622号公報(特許文献4)に開示されているように、ソレノイド電流に応じた電圧信号をA/D変換するA/D変換器を、PWM信号の1周期時間Tpよりも短い一定時間Ts毎に起動すると共に、その一定時間Ts毎のA/D変換値を、少なくとも、最新のものから1周期時間Tp分の数だけメモリに更新して記憶する。そして、1周期時間Tp毎に実行するフィードバック演算処理では、メモリに記憶されている最新のものから1周期時間Tp分の数のA/D変換値のうちから、PWM信号がローからハイになる直前のA/D変換値と、PWM信号がハイからローになる直前のA/D変換値とを選択し、その選択した前記ローからハイになる直前のA/D変換値と前記ハイからローになる直前のA/D変換値を用いて、誘導性負荷に流れる電流を算出するものがある。
特開平11−308107号公報 特開2000−114038号公報 特開2014−96409号公報 特開2014−197622号公報
リニアソレノイドによって駆動するアクチュエータを精度良く制御するためには、前記リニアソレノイドに流れる電流を精度良く計測することが求められる。しかし、従来のリニアソレノイド電流計測装置においては、リニアソレノイド駆動ICに備えられる電流計測手段は、リニアソレノイドに流す電流を制御するフィードバック制御手段によって生成される電流波形1周期の平均電流を計算する機能しか有しない。そのため、図7に示すように、例えば駆動周期が500Hzの場合、指示電流が定常(500mA一定)であれば2ms毎に電流計測が実施可能であるが、指示電流がステップ変化(200から800mA)すれば前記電流波形が1周期終えるのに時間を要するため、その間は電流計測ができないという問題があった。なお、図7による電流計測手法の説明については後述する。
そこで、特許文献1あるいは特許文献2の手法が考えられるが、前記電流波形1周期の平均電流を算出する処理手段を具備しているのみであるため、電流波形が1周期完了するまでは前回情報が残っており、それを読み取ってしまい精度が悪くなる問題がある。
また、特許文献3の手法が考えられるが、ソレノイドに流れる電流計測をマイコンとは別のICで実施しており、このICと通信にて情報取得するため、A/D変換手段を動作させるタイミングを任意に決定できないうえに、H/Wフィードバックによる電流波形周期と通信は非同期であるため適用できない。
また、特許文献4の手法が考えられるが、一定時間Tsよりも長い1周期時間Tp毎に動作するため、制御周期に対して電流算出に遅延が生じ、故障検出が遅延する恐れがあり、フェールセーフ処理が遅延することで制御対象(自動変速機等)を壊しかねない問題がある。
この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、リニアソレノイドに流れる電流を精度良く計測でき、故障の誤検出を招く恐れがないリニアソレノイド電流計測装置の提供を目的とするものである。
この発明によるリニアソレノイド電流計測装置は、マイコンと、前記マイコンからの駆動指示信号を受けてリニアソレノイドを駆動するリニアソレノイド駆動素子と、を備えたリニアソレノイド電流計測装置において、
前記マイコンは、入力情報から目標油圧を算出する目標油圧算出手段と、前記目標油圧算出手段で算出された油圧から指示電流を算出する指示電流算出手段と、前記リニアソレノイド駆動素子から送信される計測電流を読み取る計測電流読取り手段と、前記計測電流読み取り手段で読み取った電流を用いて前記リニアソレノイドが故障しているか否かを判定するリニアソレノイド故障判定手段と、を備えると共に、
前記リニアソレノイド駆動素子は、前記リニアソレノイドに流れる電流を計測する電流計測手段と、前記電流計測手段で計測した電流値を用いて前記指示電流の値を補正するフィードバック制御手段と、を備え、
前記電流計測手段は、前記フィードバック制御手段によって生成される電流波形1周期の平均電流を計測し、前記指示電流がステップ変化して前記電流波形1周期が通信周期より大きくなった場合、前記計測電流読取り手段において、前記電流波形が1周期完了するまで前記電流計測手段で計測される電流値で読取り電流値を更新せず、前記電流波形が1周期完了した後に前記電流計測手段で計測される電流値で、前記更新しなかった読取り値を補完するものである。
この発明によるリニアソレノイド電流計測装置によれば、前記構成により、リニアソレノイドに流れる電流を精度良く計測でき、故障の誤検出を招く恐れがない。
この発明の実施の形態1によるリニアソレノイド電流計測装置を用いた車両の制御システム構成図である。 この発明の実施の形態1によるリニアソレノイド電流計測装置のブロック構成図である。 この発明の実施の形態1によるリニアソレノイド電流計測装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1によるリニアソレノイド電流計測装置の電流読取り制御フロー図である。 この発明の実施の形態1によるリニアソレノイド電流計測装置の電流計測タイムチャート図である。 この発明の実施の形態1によるリニアソレノイド電流計測装置の電流計測タイムチャート図である。 従来のリニアソレノイド電流計測装置の電流計測タイムチャート図である。
以下、この発明によるリニアソレノイド電流計測装置の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるリニアソレノイド電流計測装置を用いた車両の制御システム構成図である。図1に示すように、実施の形態1による制御システムは、エンジン1、変速機(以下、CVTという。)2、およびCVT2を制御するCVT制御コンピュータ(以下、TCUという。)3を備えている。なお、TCU3は、リニアソレノイド電流計測装置として機能する。
エンジン1の動力はオイルポンプ4を駆動すると共に、クラッチ5を介してCVT2の変速機構部2aへ入力される。CVT2は、内部に歯車6、7を有しており、歯車6、7の各回転軸上には回転センサ8、9が備えられている。また、プライマリプーリ10やセカンダリプーリ11を有する変速機構部2aは、油圧によって動作し変速比を変更する。
TCU3への入力としては、回転センサ8、9からの回転パルス信号、レンジセレクタ12からのレンジスイッチ信号、アクセル13からのアクセル開度信号、その他、各部の油圧、油温等のA/D信号がある。また、TCU3の出力としては、各部の油圧を制御するための第1のソレノイド14、第2のソレノイド15、第3のソレノイド16、第4のソレノイド17を駆動させる電気信号等があり、この電気信号により第1のソレノイド14、第2のソレノイド15、第3のソレノイド16、第4のソレノイド17を駆動する。そして、オイルポンプ4で発生される油圧のうち、各部にかかる油圧を調整することにより変速比等を制御する。なお、第1のソレノイド14および第2のソレノイド15は、デューティソレノイドで構成されており、第3のソレノイド16および第4のソレノイド17は、リニアソレノイドで構成されている。また、第1のソレノイド14は、プライマリプーリ10の油圧を制御し、第3のソレノイド16は、セカンダリプーリ11の油圧を制御する。第2のソレノイド15および第4のソレノイド17は、その他図示しない油圧機構の油圧を制御する。
次に、TCU3の構成について図2を用いて説明する。TCU3は、入力回路20、マイコン21、および出力回路22を備えており、入力回路20は、パルス入力回路23、スイッチ入力回路24、およびA/D入力回路25を備えている。
CVT2の変速機構部2aのプライマリプーリ10の軸上に設置された歯車6や、セカンダリプーリ11の軸上に設置された歯車7が回転すると、歯車6、7の傍らに設けられた回転センサ8、9に磁界が生じて歯車6、7の通過に応じて電圧が変動し、回転センサ8、9は、回転パルスを出力する。パルス入力回路23は、この電圧変動を矩形波に変換し、マイコン21へ入力する。
スイッチ入力回路は、レンジセレクタ12から入力されるレンジ信号のオン/オフ信号を0Vあるいは5Vに変換してマイコン21へ入力する。また、A/D入力回路25は、油温センサ、アクセル開度センサ、その他の油圧機構の油圧センサ等から入力される電圧を0V〜5Vに変換してマイコン21へ入力する。
出力回路22は、デューティソレノイド駆動素子26、及びリニアソレノイド駆動素子27から構成される。デューティソレノイド駆動素子26は、マイコン21から第1のソレノイド14、第2のソレノイド15の駆動指示信号を受け、第1のソレノイド14、第2のソレノイド15を駆動する。また、リニアソレノイド駆動素子27は、マイコン21から第3のソレノイド16、第4のソレノイド17の駆動指示信号を受け、第3のソレノイド16、第4のソレノイド17を駆動する。
次に、マイコン21とリニアソレノイド駆動素子27の機能構成について図3を用いて説明する。図3ではリニアソレノイド駆動素子27により、リニアソレノイドの一例としてセカンダリソレノイド、即ち、第3のソレノイド16を駆動する場合を図示している。
マイコン21は、入力回路20から入力される各種の入力情報を処理する入力情報処理手段30、目標油圧算出手段31、指示電流算出手段32、計測電流読取り手段33、およびリニアソレノイド故障判定手段34を備えている。目標油圧算出手段31は、パルス入力回路23、スイッチ入力回路24、A/D入力回路25より取得した各種入力情報からセカンダリプーリ11にかけるべき油圧を算出する。指示電流算出手段32は、目標油圧算出手段31で算出した目標油圧となるように第3のソレノイド16へ出力する電流を算出する。また、計測電流読取り手段33は、リニアソレノイド駆動素子27で計測した電流を読取る。リニアソレノイド故障判定手段34は、指示電流算出手段32で算出した指示電流と、計測電流読取り手段33で読取った電流の差分により、第3のソレノイド16が故障しているか否かを判定する。
リニアソレノイド駆動素子27は、第3のソレノイド16に流れる電流を計測する電流計測手段35、およびマイコン21の指示電流と電流計測手段35で計測した電流により、第3のソレノイド16に流す電流を制御するフィードバック制御手段36を備えている。また、マイコン21とリニアソレノイド駆動素子27は、それぞれ通信処理手段21a、27aを備えており、マイコン21は、指示電流算出手段32によりマイコン21が算出した指示電流をリニアソレノイド駆動素子27へ送信すると共に、電流計測手段35によりリニアソレノイド駆動素子27が計測した電流を受信する。
マイコン21とリニアソレノイド駆動素子27との間の通信は、マイコン21の処理周期毎に通信しており、リニアソレノイド駆動素子27は、この周期でマイコン21からの送信に対して計測電流を応答させる。なお、リニアソレノイド駆動素子27における電流計測手段35での電流計測は、フィードバック制御手段36によって生成される電流波形が1周期完了時に行い、その電流値は前記電流波形1周期分の平均電流となる。電流波形周期が1周期完了するまでは、前回の計測した電流値を保持したままとなる。計測電流値の取得は、マイコン21の処理周期毎に行われる。
ここで、従来の電流計測手法について図7を用いて説明する。
指示電流が定常(例えば200mA)時、電流波形周期aが完了したタイミングT1にて、電流計測手段35により周期aの平均電流Ia1が計測される。図7においては次の周期bの完了するタイミングT2よりもマイコン処理周期タイミングT4が早いため、マイコン21は計測電流読取り手段33によりIa1を読取る。
同様に、周期bが完了したタイミングT2にて、電流計測手段35により周期bの平均電流Ia2が計測され、次の周期cの完了するタイミングT3よりもマイコン処理周期タイミングT5が早いため、マイコン21は計測電流読取り手段33によりIa2を読取る。
続いて、タイミングT3にて、指示電流算出手段32により指示電流を200mAから800mAにステップ変化させた場合、指示電流が変化したことによりフィードバック制御手段36による電流波形周期は強制終了されるため、タイミングT3にて周期完了となり、電流計測手段35により周期cの平均電流Ia3が計測され、同時にマイコン21も計測電流読取り手段33によりIa3を読取る。
続いてマイコン処理周期タイミングT6〜T9においては、指示電流の変化に伴う実電流の追随遅れにより前記電流波形周期が完了しないため、電流計測手段35により計測電流は更新されず、計測電流読取り手段33においてはIa3を読取り続ける。
そのため、マイコン処理周期タイミングT9においては、実電流が指示電流と一致しているにも関わらず、マイコン21の電流読取り値は200mA近傍のままであるため、リニアソレノイド故障判定手段34によって、指示電流と読取り電流に乖離があるとみなされ、故障と判定されてしまう。
次に、実施の形態1による電流計測手法について、図4〜図6を用いて説明する。
図4において、マイコン21は、マイコン処理周期毎にリニアソレノイド駆動素子27の電流計測手段35で計測した電流波形1周期の平均電流値(計測In)を受信する(ステップS1)。
続いて、計測Inと前マイコン処理周期の計測電流(計測In−1)を比較する(ステップS2)。
ステップS2において、電流計測値に変化がない(計測In−1=計測In)場合は、計測電流読取り手段33において、読取り電流(読取In)は確定していないものとし、読取Inは更新しない(ステップS3)。ステップS2において、電流計測値に変化がある(計測In−1≠計測In)場合は、計測電流読取り手段33において、読取り電流(読取In)を計測Inとする(ステップS4)。
続いて、計測Inが指示電流(指示I)の近傍か否かを判定する。
例えば指示電流を200mAから800mAに変化させた場合、図5のタイミングnにおいては、指示電流を変化させた後に電流波形1周期だけ完了しているため、電流変化に伴う周期の平均電流が計測される(図5の計測In)。
一方、図6のタイミングnにおいては、指示電流を変化させた後に電流波形2周期完了しているため、タイミングT10にて計測される周期jの平均電流(Ib2)が、電流計測手段35によって計測され、計測電流読取り手段33によって読取られる。つまり、指示電流を変化させた後の電流波形周期とマイコン周期のタイミングによっては、電流計測手段35によって計測される電流値の意味が異なる。従って、電流計測手段35にて計測された電流Inが指示Inの近傍か否かを判定する。
指示電流(指示I)、マイコン処理周期n−1の計測電流(計測In−1)より、判定の基準となる近傍の範囲を求める。近傍の範囲は、下式(1)(2)に従い算出し、計測Inが前記近傍の範囲内か否か判定する(ステップS5)。
指示I−|計測In-1−指示I|/4≦計測In・・・・(1)
計測In<指示I+|計測In−1−指示I|/4・・・(2)
図5のタイミングnにおいて、電流計測手段35によって計測された計測電流(計測Ib1)は、式(1)および式(2)を満たさないため、前記近傍の範囲外と判定する。計測Inが近傍の範囲外と判定された場合、電流波形周期が完了しないため、電流計測手段35により計測電流(計測I)が更新されず、計測電流読取り手段33においてIa3を読み取り続けていたマイコン処理周期タイミングT6〜T9での計測電流読取り手段33によって読取る読取り電流を、電流計測手段35によって計測された計測電流(計測Ib1)に更新する(ステップS6)。
図6のタイミングnにおいては、電流計測手段35によって計測された計測電流(計測Ib2)は、式(1)および式(2)を満たすため、前記近傍の範囲であると判定する。計測Inが近傍の範囲と判定された場合、電流波形周期が完了しないため、電流計測手段35により計測電流(計測I)が更新されず、計測電流読取り手段33においてIa3を読取り続けていたマイコン処理周期タイミングT8、T9での計測電流読取り手段33によって読み取る読取り電流を、電流計測手段35によって計測された計測電流(計測Ib2)から下式(3)に従い算出した計測電流(計測Ib2)に更新する(ステップS7)。
計測In−(計測In−計測In-1)/2・・・・・・・(3)
以上のように、実施の形態1によるリニアソレノイド電流計測装置は、計測Inに変化が無い場合は読取りInを更新せず、計測Inに変化がある場合は、計測Inが指示Iの近傍か否かで前記読取りInの更新処理を行うことで、電流波形1周期の平均電流しか計測できない電流計測手段であっても、精度良く電流を計測することが可能であり、そのため指示電流と実電流の乖離による故障の誤判定を招くことがない。
1 エンジン、2 変速機(CVT)、2a 変速機構部、3 CVT制御コンピュータ(TCU)、4 オイルポンプ、5 クラッチ、6、7 歯車、8、9 回転センサ、10 プライマリプーリ、11 セカンダリプーリ、12 レンジセレクタ、13 アクセル、14 第1のソレノイド、15 第2のソレノイド、16 第3のソレノイド、17 第4のソレノイド、20 入力回路、21 マイコン、21a 通信処理手段、22 出力回路、23 パルス入力回路、24 スイッチ入力回路、25 A/D入力回路、26 デューティソレノイド駆動素子、27 リニアソレノイド駆動素子、27a 通信処理手段、30 入力情報処理手段、31 目標油圧算出手段、32 指示電流算出手段、33 計測電流読取り手段、34 リニアソレノイド故障判定手段、35 電流計測手段、36 フィードバック制御手段
エンジン1の動力はオイルポンプ4を駆動すると共に、クラッチ5を介してCVT2の変速機構部2aへ入力される。CVT2は、内部に歯車6、7を有しており、歯車6、7の傍らには回転センサ8、9が備えられている。また、プライマリプーリ10やセカンダリプーリ11を有する変速機構部2aは、油圧によって動作し変速比を変更する。
スイッチ入力回路は、レンジセレクタ12から入力されるレンジスイッチ信号のオン/オフ信号を0Vあるいは5Vに変換してマイコン21へ入力する。また、A/D入力回路25は、油温センサ、アクセル開度センサ、その他の油圧機構の油圧センサ等から入力される電圧を0V〜5Vに変換してマイコン21へ入力する。

Claims (2)

  1. マイコンと、前記マイコンからの駆動指示信号を受けてリニアソレノイドを駆動するリニアソレノイド駆動素子と、を備えたリニアソレノイド電流計測装置において、
    前記マイコンは、
    入力情報から目標油圧を算出する目標油圧算出手段と、
    前記目標油圧算出手段で算出された油圧から指示電流を算出する指示電流算出手段と、
    前記リニアソレノイド駆動素子から送信される計測電流を読み取る計測電流読取り手段と、
    前記計測電流読み取り手段で読み取った電流を用いて前記リニアソレノイドが故障しているか否かを判定するリニアソレノイド故障判定手段と、を備えると共に、
    前記リニアソレノイド駆動素子は、
    前記リニアソレノイドに流れる電流を計測する電流計測手段と、
    前記電流計測手段で計測した電流値を用いて前記指示電流の値を補正するフィードバック制御手段と、を備え、
    前記電流計測手段は、前記フィードバック制御手段によって生成される電流波形1周期の平均電流を計測し、
    前記指示電流がステップ変化して前記電流波形1周期が通信周期より大きくなった場合、前記計測電流読取り手段において、前記電流波形が1周期完了するまで前記電流計測手段で計測される電流値で読取り電流値を更新せず、前記電流波形が1周期完了した後に前記電流計測手段で計測される電流値で、前記更新しなかった読取り値を補完することを特徴とするリニアソレノイド電流計測装置。
  2. 前記マイコンと前記リニアソレノイド駆動素子は、それぞれ通信処理手段を備え、前記マイコンと前記リニアソレノイド駆動素子との間の通信は、前記マイコンの処理周期毎に行われ、前記リニアソレノイド駆動素子は前記処理周期で前記マイコンからの送信に対して前記計測電流を応答させることを特徴とする請求項1に記載のリニアソレノイド電流計測装置。
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