JP2016213826A - タイムインターリーブ型ad変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイミングスキューを低減する。【解決手段】アナログ入力電圧をデジタル値に変換するN個(Nは2以上の整数)のAD変換器と、クロック信号をN分周して分周クロック信号を生成し、生成した分周クロック信号をN個のAD変換器に供給する分周器と、N個のAD変換器にそれぞれ供給される分周クロック信号の遅延時間を調整するN個の可変遅延回路と、クロック信号の帯域を制限してリファレンス信号を生成する低域通過フィルタ回路または入力バッファ回路と、N個の可変遅延回路の遅延時間を制御して、リファレンス信号が入力されたときにN個のAD変換器から出力される各デジタル出力値の誤差を所定値以下にする制御回路と、を備えたものである。【選択図】図1

Description

本開示は、タイムインターリーブ型AD変換器に関する。
AD変換器には様々なアーキテクチャがあり、分解能やサンプリング周波数、消費電力といったスペックによって使い分けられる。その中で、1GHzを超える高速なサンプリング周波数で動作するAD変換器を、単体のAD変換器で実現することは困難であるため、タイムインターリーブ型のAD変換器が用いられることが多い。
タイムインターリーブ型AD変換器は、N個(Nは2以上の整数)のAD変換器(以下、「チャネルAD変換器」と称される)を配置して、それぞれに、位相を均等にずらした動作クロック信号を入力し、AD変換後に各出力データを結合するアーキテクチャを有する。そのため、各チャネルAD変換器の動作クロック周波数は、サンプリング周波数の1/N倍の周波数にすることができる。その結果、サンプリング周波数が1GHzを超える高速なAD変換器でも実現することが可能になる。
しかし、タイムインターリーブ型AD変換器には、各チャネルAD変換器を構成する素子のばらつき、ミスマッチにより様々な誤差が生じる。特に、サンプリング時におけるクロック信号のタイミング誤差(以下、「タイミングスキュー」と称される)は、AD変換精度(SN比)を劣化させる重大な課題である。
タイミングスキューは、各チャネルAD変換器のサンプリング回路におけるスイッチ、容量素子のばらつきやミスマッチ、また、クロック生成回路から各チャネルAD変換器までの経路差により生じる。タイミングスキューが発生した時のAD変換結果は、その出力スペクトル上に発生するスプリアス信号を含む。特に、高周波信号を入力する際は、タイミングスキューによるAD変換誤差が大きく表れ、SN比を大きく劣化させてしまう。
タイムインターリーブ型AD変換器におけるタイミングスキューを補正する手法は、これまで数多く提案されている。その中でも、入力信号にリファレンス信号を与え、各チャネルAD変換器のクロック信号の位相を可変遅延回路等で調整する手法は、確実かつ短時間でタイミングスキューを補正することができる手法である。リファレンス信号として、デジタルアナログコンバーター(以下、「DAC」と称される)で生成した信号を、位相をずらしながら入力し、その信号のエッジを検出することで、タイミングスキューを見積もる手法や(例えば、非特許文献1)、リファレンス信号として、ランプ波を入力し、各チャネルAD変換器のAD変換結果が同じになるように各チャネルAD変換器のクロック信号の遅延を調整する手法が提案されている(例えば、非特許文献2)。
V.H.−C.Chen, L.Pileggi,"A 69.5 mW 20GS/s 6b Time−Interleaved ADC With Embedded Time−to−Digital Calibration in 32 nm CMOS SOI," IEEE J.Solid−State Circuits, vol. 49, no. 12, pp. 2891−2901, Dec. 2014. Z.Liu, K.Honda, S.Kawahito,"A New Calibration Method for Sampling Clock Skew in Time−interleaved ADC," IEEE International Instrumentation and Measurement Technology Conference, May 2008.
本開示は、タイミングスキューを低減したタイムインターリーブ型AD変換器を提供する。
本開示の一態様は、アナログ入力電圧をデジタル値に変換するN個(Nは2以上の整数)のAD変換器と、クロック信号をN分周して分周クロック信号を生成し、生成した前記分周クロック信号を前記N個のAD変換器に供給する分周器と、前記N個のAD変換器にそれぞれ供給される前記分周クロック信号の遅延時間を調整するN個の可変遅延回路と、前記クロック信号の帯域を制限してリファレンス信号を生成する低域通過フィルタ回路または入力バッファ回路と、前記N個の可変遅延回路の遅延時間を制御して、前記リファレンス信号が入力されたときに前記N個のAD変換器から出力される各デジタル出力値の誤差を所定値以下にする制御回路と、を備える。
本開示に係るタイムインターリーブ型AD変換器は、タイミングスキューを低減することができる。本開示によると、タイムインターリーブ型AD変換器におけるタイミングスキューを、小規模の追加回路により補正することができる。
本開示の実施形態に係るタイムインターリーブ型AD変換器の構成例を示すブロック図である。 図1のタイムインターリーブ型AD変換器においてタイミングスキュー補正を行う際のクロックタイミングダイヤグラムである。 可変遅延回路の一構成例を示す回路図である。 リファレンス信号の波形を概略的に示す図である。 タイミングスキュー発生時に、補正を行わないときのシミュレーション結果を示す図である。 タイミングスキュー発生時に、本実施形態の補正手法を適用したときのシミュレーション結果を示す図である。
(本開示の基礎となった知見)
まず、本開示の基礎となった知見について説明する。従来のタイミングスキュー補正手法では、AD変換器のより高速化・高分解能化を行ったときに、DAC出力の位相制御ステップを細かくとる必要があるため、補正時間の増大や、補正用の追加回路の複雑化を招く。また、ランプ波等のリファレンス信号の生成も、AD変換器の高速化・高分解能化が進むにつれて、実現が困難になる。
そこで、本発明者らは、補正用の追加回路の規模を抑えつつタイミングスキューを正確に補正してAD変換誤差の発生を防止することができるタイムインターリーブ型AD変換器を実現すべく、鋭意研究した。
本開示の一態様は、アナログ入力電圧をデジタル値に変換するN個(Nは2以上の整数)のAD変換器と、クロック信号をN分周してN個の分周クロック信号を生成し、生成した前記N個の分周クロック信号を前記N個のAD変換器に供給する分周器と、前記N個の分周クロック信号のうち、少なくとも(N−1)個の分周クロック信号の遅延時間を調整する少なくとも(N−1)個の可変遅延回路と、前記クロック信号の帯域を制限してリファレンス信号を生成する低域通過フィルタ回路または入力バッファ回路と、前記少なくとも(N−1)個の可変遅延回路の遅延時間を制御して、前記リファレンス信号が入力されたときに前記N個のAD変換器から出力されるデジタル出力値間の誤差を減少させる制御回路と、を備える。
この態様によると、少なくとも(N−1)個の可変遅延回路の遅延時間が制御されて、クロック信号が帯域制限されて生成されたリファレンス信号が入力されたときにN個のAD変換器から出力されるデジタル出力値間の誤差が減少する。これによって、N個のAD変換器のサンプリングの位相を揃えることができる。このため、タイミングスキューによるAD変換性能の劣化を抑制することができる。
上記態様において、前記タイムインターリーブ型AD変換器は、前記低域通過フィルタ回路を備え、前記低域通過フィルタ回路は、受動素子から構成されていてもよい。
この態様によると、帯域制限を行う回路は、受動素子を用いた低域通過フィルタ回路であるため、帯域制限を行う回路の規模を抑制することができる。
上記態様において、前記タイムインターリーブ型AD変換器は、前記入力バッファ回路を備え、前記入力バッファ回路に入力される前記クロック信号の振幅及びコモン電位を調整する回路をさらに備えてもよい。
この態様によると、帯域制限を行う回路は、入力バッファ回路であるため、帯域制限を行う回路の規模を抑制することができる。
上記態様において、前記クロック信号の振幅及びコモン電位を調整する回路は、少なくとも一つの抵抗素子を含んでもよい。
上記態様において、前記クロック信号の振幅及びコモン電位を調整する回路は、受動素子から構成された低域通過フィルタ回路であってもよい。
前記制御回路は、前記少なくとも(N−1)個の可変遅延回路の遅延時間を制御して、前記リファレンス信号が入力されたときに前記N個のAD変換器から出力されるデジタル出力値間の誤差を所定値以下にしてもよい。
上記態様において、前記制御回路は、前記少なくとも(N−1)個の可変遅延回路の遅延時間を制御して、前記リファレンス信号が入力されたときに前記少なくとも(N−1)個の可変遅延回路に対応する(N−1)個のAD変換器のそれぞれから出力されるデジタル出力値と前記(N−1)個のAD変換器以外のAD変換器のデジタル出力値との誤差を所定値以下にしてもよい。
上記態様において、前記少なくとも(N−1)個の可変遅延回路は、前記N個の分周クロック信号の遅延時間を調整するN個の可変遅延回路であり、前記制御回路は、前記N個の可変遅延回路の遅延時間を制御して、前記リファレンス信号が入力されたときに前記N個のAD変換器のそれぞれから出力されるデジタル出力値と予め定められた基準値との誤差を所定値以下にしてもよい。
上記態様において、前記クロック信号の遅延時間を調整する基準可変遅延回路をさらに備え、前記制御回路は、前記基準可変遅延回路の遅延時間を制御して、前記リファレンス信号の波形の傾きが所定の大きさ以上の位置で、前記N個のAD変換器にサンプリングさせてもよい。
この態様によると、基準可変遅延回路の遅延時間が制御されて、リファレンス信号の波形の傾きが所定の大きさ以上の位置で、N個のAD変換器がサンプリングを行う。したがって、タイミングスキューに起因するリファレンス信号のレベルの差異をある程度以上の値にすることができる。その結果、タイミングスキューの補正を好適に行うことが可能になる。
以下、図面に従って本開示の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るタイムインターリーブ型AD変換器の構成例を示すブロック図である。図1では、AD変換器1として、N個(Nは2以上の整数)のチャネルAD変換器ADC1、ADC2、・・・、ADCNが並列に配置された、Nチャネルタイムインターリーブ型AD変換器を例に挙げている。
図1のタイムインターリーブ型AD変換器は、さらに、制御回路4、クロック生成器5、及び分周器6を備える。本実施形態のタイムインターリーブ型AD変換器は、さらに、スイッチ2および入力バッファ3を備えてもよい。また、図1のタイムインターリーブ型AD変換器は、N個の可変遅延回路Δt1、Δt2、Δt3、・・・、ΔtNを備える。可変遅延回路Δt1、Δt2、Δt3、・・・、ΔtNのそれぞれは、例えば、後述する可変遅延回路1Aと同じ構成を有する。
入力バッファ3の入力端子はスイッチ2に接続され、出力端子は各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNの入力端子に接続されている。スイッチ2は、入力信号Vsig側とリファレンス信号生成回路7(後述)側との間で、入力バッファ3の入力端子の接続先を切り替える。なお、スイッチ2は、ユーザにより手動で切り替えられてもよく、制御回路4により自動的に切り替えられてもよい。
制御回路4は、例えばマルチプレクサを含み、各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNの出力データをシリアルデータに変換する。制御回路4の機能については、さらに後述される。クロック生成器5は、例えば位相ロックループ(PLL)を含み、サンプリング周波数Fsのクロック信号CLKを生成する。
分周器6は、クロック生成器5により生成されたクロック信号CLKのサンプリング周波数Fsを1/Nに分周する。これにより、分周器6は、クロック信号CLKから、位相が2π/N*k(k=1、2、・・・、N)のN個の分周クロック信号CLK1、CLK2、CLK3、・・・CLKNを生成する。すなわち、分周器6は、クロック信号CLKをN分周して位相が異なるN個のクロック信号を生成する。
通常動作時には、スイッチ2は、入力信号Vsig側に設定される。入力信号Vsigは、入力バッファ3を経由して、各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNの入力端子Vinに供給される。AD変換された各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNの出力データは、制御回路4に入力され、制御回路4のマルチプレクサによりシリアルデータに変換され、制御回路4から出力される。
次に、本実施形態に係るタイムインターリーブ型AD変換器の動作クロック信号について説明する。まず、クロック生成器5により生成されたサンプリング周波数Fsのクロック信号CLKが分周器6に入力される。分周器6は、クロック信号CLKが1/Nに分周され、さらに、位相が2π/N*k(k=1〜N)のN個の分周クロック信号CLK1〜CLKNが生成される。これらの分周クロック信号CLK1〜CLKNは、可変遅延回路Δt1〜ΔtNをそれぞれ経由した後に、各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNのクロック端子Clkに入力される。
ここで、各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNには、位相が均等に2π/NずらされたN個の分周クロック信号が入力される必要がある。しかし、実際には、様々な誤差要因により、正確な位相を保証することは困難となっている。誤差要因の一つは、各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNのサンプリング回路における、スイッチと容量とのばらつきやミスマッチである。また、N個配置されたチャネルAD変換器ADC1〜ADCNへのクロック信号や入力信号の配線経路の長さ又は寄生容量の差異に起因する誤差も要因の一つである。このような理由で発生した各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNのクロック信号の位相誤差は、タイミングスキューと呼ばれ、AD変換結果の誤差として表れる。
本実施形態のタイムインターリーブ型AD変換器は、さらに、リファレンス信号生成回路7と、リファレンス信号用の可変遅延回路1Bとしての基準可変遅延回路ΔtREFとを備えてもよい。
リファレンス信号生成回路7には、周波数が1/Nに分周される前のクロック信号CLKが入力される。リファレンス信号生成回路7は、インバータ回路8と、抵抗素子9、10、11と、容量素子12とを含む。抵抗素子9、10、11(受動素子の一例)と、容量素子12(受動素子の一例)とは、帯域制限回路(低域通過フィルタ回路の一例)を構成する。
基準可変遅延回路ΔtREFは、クロック生成器5と、リファレンス信号生成回路7との間に設けられる。基準可変遅延回路ΔtREFの機能については、後述される。
図2は、図1のタイムインターリーブ型AD変換器においてタイミングスキュー補正を行う際のクロックタイミングダイヤグラムである。以下、タイミングスキューを補正する手法を図1の構成図と、図2のクロックタイミングダイヤグラムとを用いて説明する。
まず、スイッチ2をリファレンス信号生成回路7側に切り替えて、リファレンス信号生成回路7からの出力信号を入力バッファ3に与える。ここで、抵抗素子9、10、11と、容量素子12とを含む帯域制限回路により、インバータ回路8から出力されたクロック信号に低域通過のフィルタリングが掛けられる。これにより、リファレンス信号生成回路7を通過したクロック信号の立上り及び立下りの時定数が劣化する。その結果、図2のタイミングダイヤグラムに示される信号TINのようななまった波形が生成される。
また、抵抗素子9、10、11は、入力されるクロック信号CLKの振幅やコモン電圧値を調整する回路としての機能も有する。図1の場合、抵抗素子9、10、11により、クロック信号CLKの振幅及びコモン電圧値は、入力バッファ3の入力レンジに合わせて調整される。
なお、入力バッファ3のような回路を用いて入力信号を駆動するタイムインターリーブ型AD変換器においては、前述の容量素子12が必ずしも必要ではない。一般的に、入力バッファは、入力信号帯域までのゲインを保証するように設計される。このため、入力バッファは、入力信号よりも速いサンプリングのクロック信号の周波数に対しては、既に帯域外である場合が多い。つまり、入力バッファ3(入力バッファ回路の一例)が帯域制限回路として機能することになる。
前述の方法で、帯域制限されることにより、立上り及び立下りの時定数が劣化した信号TINは、各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNに入力される。クロック信号CLKは、PLL等を含むクロック生成器5により正確な位相を有するパルス信号として生成される。このため、信号TINは、正確なサンプリング位相を持ったリファレンス信号TINとして機能する。つまり、各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNは、リファレンス信号TINを基準に、それぞれのサンプリングのタイミングの位相を調整することで、タイミングスキューを補正することができる。
図2のタイミングダイヤグラムに示すとおり、分周クロック信号CLK1、CLK2、・・・、CLKNに従って、各チャネルAD変換器ADC1、ADC2、・・・、ADCNは、分周前のクロック信号CLKの1周期分の位相間隔で順にリファレンス信号TINをサンプリングする。
ここで、タイミングスキューが全く生じていない理想的な状態では、各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNは、リファレンス信号TINの同じ入力電圧値をサンプリングするはずである。従って、全チャネルAD変換器ADC1、ADC2、・・・、ADCNは、AD変換出力値として、同じデジタル値を出力することになる。
逆に、チャネルAD変換器ADC1〜ADCNから出力されるデジタル値のうち何れかが異なる場合は、タイミングスキューが生じていることを意味する。その場合には、制御回路4は、全チャネルAD変換器ADC1、ADC2、・・・、ADCNから同じデジタル値が出力されるように、可変遅延回路Δt1、Δt2、・・、ΔtNを調整する。このようにして、制御回路4は、タイミングスキューをデジタル値で読み取り、可変遅延回路Δt1〜ΔtNを制御する。これによって、タイミングスキューを補正することができる。例えば、制御回路4は、チャネルAD変換器ADC1〜ADCNのデジタル出力間の誤差を検出し、検出した誤差に応じて、その誤差に対応する一つ又は複数の可変遅延回路の遅延時間を調整する。
図3は、可変遅延回路1Aの構成例を示す回路図である。可変遅延回路Δt1〜ΔtNは、図3の可変遅延回路1Aと同じ構成を有する。すなわち、可変遅延回路Δt1〜ΔtNのそれぞれは、分周クロック信号CLK1〜CLKNが伝搬されるインバータ13、14の直列回路と、この直列回路の途中ノードに接続された可変容量素子15とを含む。可変容量素子15の容量値は、制御回路4からのデジタル信号入力により変化する。
可変容量素子15の容量値が大きい場合、分周クロック信号CLK1〜CLKNのセトリングが劣化し、分周クロック信号CLK1〜CLKNの信号レベルが、後段のインバータ14の閾値を超えるまでの時間が増える。このため、分周クロック信号CLK1〜CLKNの遅延時間を大きくすることができる。
一方、可変容量素子15の容量値が小さい場合、分周クロック信号CLK1〜CLKNの信号レベルは、短時間で後段のインバータ14の閾値を超えることができる。このため、分周クロック信号CLK1〜CLKNの遅延時間を抑えることができる。初期値として、可変容量素子15の容量値を可変範囲の中間値にしておくことで、分周クロック信号CLK1〜CLKNを早める(遅延時間を減少させる)ことや遅らす(遅延時間を増大させる)ことが可能となる。
すなわち、制御回路4は、可変遅延回路1Aの遅延時間を増大させる場合には、可変容量素子15の容量値を増大させ、可変遅延回路1Aの遅延時間を減少させる場合には、可変容量素子15の容量値を減少させる。
なお、リファレンス信号TINの電圧値が大きく変化する箇所で、各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNがサンプリングすることにより、正確にタイミングスキューを検出し、短時間でタイミングスキューを補正することができる。
図4は、リファレンス信号TINの波形を概略的に示す図である。図4において、横軸は時間を表し、縦軸は電圧を表す。図4には、サンプリング位置によるタイミングスキューによる電圧差の現れ方の違いが示されている。
クロック信号CLKがHレベルからLレベルへセトリングを開始した直後の時刻φ1では、リファレンス信号TINの波形の傾きが大きい。このため、タイミングスキューΔtによる電圧差Δv1が大きく現れる。一方、リファレンス信号がHレベルからLレベルへセトリングを開始し、電圧値が飽和状態になる時刻φ2では、タイミングスキューΔtによる電圧差Δv2は小さくなる。
リファレンス信号TINの周波数が高くない等の場合によっては、リファレンス信号の電圧値の変化が無い状態、つまり、安定的にHレベル期間又はLレベル期間があるような波形は少なくない。このため、もしそのような期間にチャネルAD変換器ADC1〜ADCNがサンプリングすると、タイミングスキューによる電圧差は全く現れない。
そこで、図1に示されるように、クロック生成器5とリファレンス信号生成回路7との間に、リファレンス信号TIN用の基準可変遅延回路ΔtREFを設けてもよい。この基準可変遅延回路ΔtREFは、各チャネルAD変換器ADC1、ADC2、・・・、ADCNと分周器6との間に設けられている可変遅延回路Δt1、Δt2、・・・、ΔtNと同じ構成を有してもよい。基準可変遅延回路ΔtREFは、可変遅延回路Δt1〜ΔtNと同じように、制御回路4からのデジタル値入力に応じて、可変容量素子の容量値が制御されることで、リファレンス信号TINの遅延時間を調整する。
補正処理を行う時には、制御回路4は、基準可変遅延回路ΔtREFの遅延時間を制御して、リファレンス信号TINの波形の傾きが所定の大きさ以上の位置で各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNにサンプリングさせる。
所定の大きさとは、例えば、予め定められた時間差Δt0に対して予め定められた電圧差Δv0としてもよい。
例えば、制御回路4は、基準可変遅延回路ΔtREFの遅延時間を予め定められた時間差Δt0ずつずらし、ずらす都度、例えばチャネルAD変換器ADC1から出力されるリファレンス信号TINの電圧値を測定し、時間差Δt0毎の電圧差Δvを算出する。そして、制御回路4は、算出された電圧差Δvが予め定められた電圧差Δv0以上になったときの遅延時間を補正処理に用いる基準可変遅延回路ΔtREFの遅延時間として採用してもよい。
代替的に、制御回路4は、算出された電圧差Δvが最大値になったときの遅延時間を補正処理に用いる基準可変遅延回路ΔtREFの遅延時間として採用してもよい。
制御回路4は、基準可変遅延回路ΔtREFの遅延時間を、補正処理に用いる遅延時間として採用した値に固定する。その後、例えば、各チャネルAD変換器ADC2〜ADCNのAD変換結果と、チャネルAD変換器ADC1のAD変換結果との誤差が所定値以下になるように、制御回路4は、各可変遅延回路Δt2、・・・、ΔtNの可変容量素子15の容量値を制御して、それぞれの遅延時間を調整する。これによって、正確にタイミングスキューの補正を行うことができる。この場合、可変遅延回路Δt1を設けなくてもよい。上記所定値は、必要な精度から適切な値に設定することができる。
代替的に、制御回路4は、各チャネルAD変換器ADC2〜ADCNのAD変換結果と、チャネルAD変換器ADC1のAD変換結果との誤差が最小になるように、各可変遅延回路Δt2、・・・、ΔtNの可変容量素子15の容量値を制御して、それぞれの遅延時間を調整してもよい。すなわち、制御回路4は、例えば可変遅延回路Δt2の可変容量素子15の容量値を予め定められた容量幅ΔC0ずつずらし、ずらす都度、チャネルAD変換器ADC1,ADC2から出力されるリファレンス信号TINの各電圧値を測定し、両者の電圧差ΔV12を算出してもよい。そして、電圧差ΔV12が最小になったときの可変容量素子15の容量値を、調整された容量値として採用してもよい。制御回路4は、各可変遅延回路Δt3、・・・、ΔtNについても同様に行って、それぞれ、チャネルAD変換器ADC1との誤差が最小となる可変容量素子15の容量値を求めればよい。
上記では、チャネルAD変換器ADC1を基準としたが、これに代えて、チャネルAD変換器ADC2〜ADCNの何れか一つを基準としてもよい。すなわち、基準となるチャネルAD変換器のAD変換結果と他のチャネルAD変換器のAD変換結果が所定値以下または最小になるように、制御回路4は、各可変遅延回路の可変容量素子15の容量値を制御して、それぞれの遅延時間を調整してもよい。この場合、基準となるチャネルAD変換器に対応する可変遅延回路を設けなくてもよい。詳細には、制御回路4は、基準となるチャネルAD変換器のAD変換結果と他の一つのチャネルAD変換器のAD変換結果とを比較し、誤差情報を生成する。制御回路4は、この誤差情報に応じてこのチャネルAD変換器に対応する可変遅延回路の遅延時間を調整する。制御回路4は、残りの他のチャネルAD変換器についても同じ処理を行う。これにより、AD変換器ADC1〜ADCNから出力されるデジタル出力値間の誤差を減少させることができる。
また、上記では、チャネルAD変換器ADC1〜ADCNの何れか一つを基準としたが、これに代えて、チャネルAD変換器ADC1〜ADCNによるリファレンス信号TINのAD変換結果の平均値または中間値を制御回路4が計算してもよい。制御回路4は、この計算結果と各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNのAD変換結果との誤差が所定値以下または最小になるように、各可変遅延回路Δt1〜ΔtNの可変容量素子15の容量値を制御して、それぞれの遅延時間を調整してもよい。チャネルAD変換器ADC1〜ADCNによるリファレンス信号TINのAD変換、ならびに制御回路4による平均値または中間値の計算および遅延時間の調整は、複数回繰り返してもよい。
さらに上記に代えて、制御回路4が予め定められた基準値を記憶し、この基準値を用いてもよい。すなわち、制御回路4が記憶する基準値と各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNのAD変換結果との誤差が所定値以下または最小になるように、制御回路4は、各可変遅延回路Δt1〜ΔtNの可変容量素子15の容量値を制御して、それぞれの遅延時間を調整してもよい。これにより、AD変換器ADC1〜ADCNから出力されるデジタル出力値間の誤差を減少させることができる。
なお、図1の構成は、タイムインターリーブ型AD変換器における一構成例であり、本開示は、図1の構成に限られない。入力バッファ3を用いずに、直接入力信号Vsigを各チャネルAD変換器ADC1〜ADCNに与える構成でもよい。すなわち、本開示は、入力バッファを備えないタイムインターリーブ型AD変換器にも適用可能である。その場合には、前述の、帯域制限回路を構成する容量素子12と抵抗素子9、10、11とによって、クロック信号CLKの帯域が制限される。
また、入力バッファ3を用いない構成の場合、AD変換器として、入力側がレール・ツー・レールのアーキテクチャを有するAD変換器を用いてもよい。その場合には、抵抗素子9、10、11によるクロック信号CLKの振幅及びコモン電圧値の調整は、必ずしも必要にはならない。
図5Aは、タイミングスキュー発生時に、補正を行わないときのシミュレーション結果を示す図である。図5Bは、タイミングスキュー発生時に、本実施形態の補正手法を適用したときのシミュレーション結果を示す図である。図5A、図5Bにおいて、横軸は周波数(GHz)を表し、縦軸は振幅(dBFS)を表す。図5A、図5Bのシミュレーションでは、インタリーブ数(つまりチャネルAD変換器の個数)Nを16とし、クロック信号CLKのサンプリング周波数Fsを2GHzとしている。
補正を行わないときは、図5Aに示されるように、信号成分以外のスプリアス成分が複数発生している。しかし、本実施形態の補正を適用することにより、図5Bに示されるように、前述のスプリアス成分が抑制されていることが分かる。
以上のように、本実施形態によれば、タイムインターリーブ型AD変換器におけるタイミングスキューを補正することができ、その結果、タイミングスキューに起因するAD変換誤差の発生を防止することができる。また、本実施形態に用いられる帯域制限回路等の追加回路は、抵抗素子及び容量素子を用いた簡易な構成であるため、小規模の追加回路で本実施形態のタイムインターリーブ型AD変換器を実現することが可能である。
本開示において、図1に示されるブロック図の機能ブロックの全部又は一部は、半導体装置、半導体集積回路(IC)、又はLSI(large scale integration)を含む一つ又は複数の電子回路によって実行されてもよい。LSI又はICは、一つのチップに集積されてもよいし、複数のチップを組み合わせて構成されてもよい。例えば、記憶素子以外の機能ブロックは、一つのチップに集積されてもよい。ここでは、LSIやICと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(very large scale integration)、若しくはULSI(ultra large scale integration) と呼ばれるものであってもい。 LSIの製造後にプログラムされる、Field Programmable Gate Array (FPGA)、又はLSI内部の接合関係の再構成又はLSI内部の回路区画のセットアップができるreconfigurable logic deviceも同じ目的で使うことができる。
さらに、図1に示されるブロック図の機能ブロックの全部又は一部の機能又は操作は、ソフトウエア処理によって実行することが可能である。この場合、ソフトウエアは一つ又は複数のROM、光学ディスク、ハードディスクドライブ、などの非一時的記録媒体に記録され、ソフトウエアが、処理装置(processor)によって実行された場合に、ソフトウエアは、ソフトウエア内の特定の機能を、処理装置(processor)と周辺のデバイスに実行させる。システム又は装置は、ソフトウエアが記録されている一つ又は一つ以上の非一時的記録媒体、処理装置(processor)、及び必要とされるハードウエアデバイス、例えばインターフェース、を備えていても良い。
本開示に係るタイムインターリーブ型AD変換器は、小面積の追加回路でタイミングスキューを補正することができ、タイミングスキューに起因するAD変換誤差の発生を防止することができるため、無線通信装置やレーダー装置などに有用である。
1 AD変換器
2 スイッチ
3 入力バッファ
4 制御回路
5 クロック生成器
6 分周器
7 リファレンス信号生成回路
8 インバータ
9、10、11 抵抗素子
12 容量素子
13、14 インバータ
15 可変容量素子
ADC1、ADC2、ADC3、ADCN チャネルAD変換器
Δt1、Δt2、Δt3、ΔtN 可変遅延回路
ΔtREF 基準可変遅延回路

Claims (9)

  1. アナログ入力電圧をデジタル値に変換するN個(Nは2以上の整数)のAD変換器と、
    クロック信号をN分周してN個の分周クロック信号を生成し、生成した前記N個の分周クロック信号を前記N個のAD変換器に供給する分周器と、
    前記N個の分周クロック信号のうち、少なくとも(N−1)個の分周クロック信号の遅延時間を調整する少なくとも(N−1)個の可変遅延回路と、
    前記クロック信号の帯域を制限してリファレンス信号を生成する低域通過フィルタ回路または入力バッファ回路と、
    前記少なくとも(N−1)個の可変遅延回路の遅延時間を制御して、前記リファレンス信号が入力されたときに前記N個のAD変換器から出力されるデジタル出力値間の誤差を減少させる制御回路と、
    を備えたタイムインターリーブ型AD変換器。
  2. 前記タイムインターリーブ型AD変換器は、前記低域通過フィルタ回路を備え、
    前記低域通過フィルタ回路は、受動素子から構成されている
    請求項1に記載のタイムインターリーブ型AD変換器。
  3. 前記タイムインターリーブ型AD変換器は、
    前記入力バッファ回路を備え、前記入力バッファ回路に入力される前記クロック信号の振幅及びコモン電位を調整する回路をさらに備える
    請求項1に記載のタイムインターリーブ型AD変換器。
  4. 前記クロック信号の振幅及びコモン電位を調整する回路は、少なくとも一つの抵抗素子を含む、請求項3に記載のタイムインターリーブ型AD変換器。
  5. 前記クロック信号の振幅及びコモン電位を調整する回路は、受動素子から構成された低域通過フィルタ回路である、請求項3に記載のタイムインターリーブ型AD変換器。
  6. 前記制御回路は、前記少なくとも(N−1)個の可変遅延回路の遅延時間を制御して、前記リファレンス信号が入力されたときに前記N個のAD変換器から出力されるデジタル出力値間の誤差を所定値以下にする請求項1〜5の何れかに記載のタイムインターリーブ型AD変換器。
  7. 前記制御回路は、前記少なくとも(N−1)個の可変遅延回路の遅延時間を制御して、前記リファレンス信号が入力されたときに前記少なくとも(N−1)個の可変遅延回路に対応する(N−1)個のAD変換器のそれぞれから出力されるデジタル出力値と前記(N−1)個のAD変換器以外のAD変換器のデジタル出力値との誤差を所定値以下にする請求項1〜5の何れかに記載のタイムインターリーブ型AD変換器。
  8. 前記少なくとも(N−1)個の可変遅延回路は、前記N個の分周クロック信号の遅延時間を調整するN個の可変遅延回路であり、
    前記制御回路は、前記N個の可変遅延回路の遅延時間を制御して、前記リファレンス信号が入力されたときに前記N個のAD変換器のそれぞれから出力されるデジタル出力値と基準値との誤差を所定値以下にする請求項1〜5の何れかに記載のタイムインターリーブ型AD変換器。
  9. 前記クロック信号の遅延時間を調整する基準可変遅延回路をさらに備え、
    前記制御回路は、前記基準可変遅延回路の遅延時間を制御して、前記リファレンス信号の波形の傾きが所定の大きさ以上の位置で、前記N個のAD変換器にサンプリングさせる請求項1〜8の何れかに記載のタイムインターリーブ型AD変換器。
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