JP4505027B2 - サンプルホールド回路及びa/d変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の低速パイプラインA/D変換器を並列化したタイムインターリーブA/D変換器において用いられるサンプルホールド回路及びそれを用いたタイムインターリーブA/D変換装置に関する。
複数の低速パイプラインA/D変換器を並列化したタイムインターリーブA/D変換器は、高速サンプリングを実現できるアーキテクチャである。
図1は従来技術に係るタイムインターリーブA/D変換器の構成を示すブロック図であり、図2は図1のA/D変換器の動作を示すタイミングチャートである。また、図3は図1のA/D変換器においてクロックスキューがあるときの動作を示すタイミングチャートである。図1において、アナログ入力信号Vinは複数M個のサンプルホールド回路1−1〜1−Mに入力された後、図2に示す互いに異なるタイミングのクロック信号CK1〜CKMに基づいてサンプリング及びホールド処理が実行され、各サンプルホールド回路1−1〜1−Mからの出力信号がそれぞれ対応するA/D変換器2−1〜2−MによりA/D変換され、スイッチ3に出力される。そして、上記クロック信号CK1〜CKMの論理和信号であるクロック信号CKに基づいて、スイッチ3は、A/D変換器2−1,2−2,…,2−Mの順序で各出力信号を選択するように順次切り替えられ、A/D変換結果のディジタル出力信号Voutがスイッチ3から出力される。
すなわち、図1のMチャネル構成の場合、各チャネルのサンプルホールド回路1−1〜1−Mはそれぞれクロック信号CK1,CK2…,CKMに従って、間隔Ts毎でサンプリングを行う。各サンプルホールド回路1−1〜1−Mは、対応するクロック信号がハイレベルのときにアナログ入力信号Vinをサンプリングし、ローレベルのときにサンプリングした信号を保持するホールドフェーズとなる。ここで、MチャネルのA/D変換器2−1〜2−Mを用いるときは、一つのチャネルにおけるサンプリング時間をTsとすると、ホールド時間は(M−1)Tsとなる。アナログ入力信号Vinを時間区間Ts/2でサンプリングし、残りの時間区間Ts/2でホールドする1チャネルのみA/D変換器に比べて、タイムインターリーブA/D変換器のアーキテクチャは、全体の変換速度を変えずに、サンプリングホールド時間をM倍に長くして、要求される1チャネル当りの変換速度大幅に緩和できるため、高速化を低消費電力で実現できるという特徴を有している。
特開2003−158432号公報。 特開2003−158434号公報。 特開2004−139268号公報。 米国特許第7227479号の明細書。 Ken Poulton et al., "A 1-GHz 6-bit ADC System", IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol.sc-22, No.6, pp.962-970, December 1987. M. Gustavsson et al., "A Global Passive Sampling Technique for High-Speed Switched-capacitor Time-interleaved ADCs", IEEE Transactions on Circuits and Systems-II: Analog and Digital Signal Processing, Vol.47, No.9, pp. 821-831, September 2000. Huawen Jin et al., "A Digital-Background Calibration Technique for Minimizing Time-Error Effects in Time-Interleaved ADC’s", IEEE Transactions on circuits and systems-II: Analog and Digital Signal Processing, Vol.47, No.7, pp.603-613, July 2000. Jonas Elbornsson et al., "Blind Adaptive Equalization of Mismatch error in a time-interleaved A/D Converter System", IEEE Transactions on circuits and systems-I: Regular papers, Vol.51, No.1, pp. 151-158, January 2004. Steven Huang et al., "Blind Calibration of Timing Offset and Gain Mismatch for Four-Channel Time-interleaved ADCs", IEEE Transactions on circuits and systems-I: Regular papers, Vol.54, No.4, pp.863-876, April 2004. Zheng Liu et al., "Simultaneous Compensation of RC Mismatch and Clock Skew in Time-Interleaved S/H Circuits", IEICE Transactions on Electronics, Vol.E89-C, No.6, pp.710-716, June 2006. Zheng Liu et al., "Timing Error Calibration in Time-interleaved ADC by Clock Phase Adjustment", Proceedings of IEEE Instrumentation and Measurement Technology Conference (IMTEC 2007), May 2007.
しかしながら、実際にはチャネル間でのミスマッチにより図3の赤線で示すように理想的な場合と異なる位置でサンプリングするため、クロックスキューが発生し、タイムインターリーブA/D変換器の性能を著しく劣化させる要因となる。クロックスキューが、標準偏差δskewを有するガウス分布に従う場合、MチャネルNビット分解能のタイムインターリーブA/D変換器の信号対雑音及び歪電力(以下、SNDR(Signal to Noise and Distortion Ratio)という。)は次式で表される。
Figure 0004505027
ここで、finはアナログ入力信号Vinの周波数である。図4は図1のA/D変換器においてタイミングエラー[psec]に対するSNDR[dB]を示すグラフである。すなわち、図4は、チャネル数Mが無限で、入力周波数finが10MHzと50MHzの場合での、10ビット、12ビット、14ビットの分解能のそれぞれのSNDRに対するスキューの影響をプロットしたものである。図4から分かるようにクロックスキューが大きいと、SNDRはクロックスキューによる歪で制限されてしまうことがわかる。
クロックスキューを回避するための1つの方法は、非特許文献8において開示されたサンプルホールド増幅器を使用するものである。各チャネルにおけるサンプルホールド回路は、サンプルホールド増幅器からの出力信号をサンプリングするので、クロックスキューは存在せず、よってRC不整合も発生しない。しかしながら、サンプルホールド増幅器はその最大レートで動作しなければならず、高速及び高分解能のA/D変換器に適用することが難しいという問題点があった。
また、クロックスキューを受動的にサンプリングする方法(例えば、非特許文献2参照。)もあるが、直列接続のサンプリングスイッチが追加され、かつトラッキング時間が短いという欠点がある。タイミング誤差は、タイムインターリーブA/D変換器のアーキテクチャを変更して回避するのではなく、較正によって最小限に抑えることができる。この場合の較正は、事実上、誤差の検出及び較正を含む。デバイスの動作中はクロックスキューのサンプリングが困難であるという事実に起因して、バックグラウンドの較正方法はいまだ研究が行われているところである。
さらに、クロックスキューは、較正信号を使用して(例えば、非特許文献3及び特許文献4参照。)、もしくは、いわゆるブラインド推定方法(例えば、非特許文献4及び5参照。)で測定することができる。クロックスキュー量を測定すると、サンプリングのクロック位相を調整するアナログ方法によって、もしくはタイムインターリーブA/D変換後のフィルタバンクを使用して正しいサンプルを再構成するディジタル処理方法によって較正を実行することができる。RC不整合の較正については、いまだ十分な研究が行われていない。さらに、非特許文献6には、サンプリングのクロック位相の調整によってクロックスキューと同時にRC不整合も較正できることが示されている。
図5は上記非特許文献3において開示されたタイムインターリーブA/D変換器において用いられるサンプルホールド回路1の構成を示す回路図である。図5において、当該サンプルホールド回路1は、スイッチトキャパシタを用いた差動サンプルホールド増幅器10を備えて構成される。ここで、Csはサンプリングキャパシタであり、スイッチ21〜26はタイミング信号φ1によりオン/オフされ、スイッチ27〜30はタイミング信号φ1の反転信号
Figure 0004505027
(本明細書では、記載の簡単化のために、/φ1と記載する。)によりオン/オフされる。また、T1,T2は信号入力端子であり、T3,T4は信号出力端子であり、T5,T6は基準電圧入力端子である。図5のサンプルホールド回路1は、タイムインターリーブA/D変換器においてタイミングエラーのディジタル補正を行う方法を用いており、図5に示すように、コモンモード信号を較正信号に置き換えて入力信号に重畳させる。この方法の問題点としては、基準電圧の電圧源に接続される負荷は一般に大きいため実用的ではなく、また、タイムインターリーブでのA/D変換中は、基準電圧が変動するという問題点があった。
また、従来技術に係るブラインド推定方法は較正信号を必要としないが、そのアルゴリズムは一般に複雑であり、収束には大量のデータを必要とするという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、基準電圧源を用いることなく、較正信号を入力することにより従来技術に比較してきわめて簡単にかつ安定してクロックスキュー量を測定することができるサンプルホールド回路及びそれを用いたA/D変換装置を提供することにある。
第1の発明に係るサンプルホールド回路は、サンプリングキャパシタ及びサンプルホールド増幅器を備え、スイッチトキャパシタを用いて入力信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路において、
サンプリングクロック信号に基づいて上記サンプリングクロック信号と同一の周波数及び所定の勾配を有するように発生されたランプ較正信号を、上記サンプリングキャパシタの容量よりも小さい容量を有する較正用キャパシタを介して上記サンプルホールド増幅器に入力することにより、上記入力信号と上記ランプ較正信号を加算する加算回路を備えたことを特徴とする。
第2の発明に係るA/D変換装置は、
上記サンプルホールド回路である、少なくとも2個の第1及び第2のサンプルホールド回路と、
上記各サンプルホールド回路からの出力信号をそれぞれA/D変換する少なくとも2個の第1及び第2のA/D変換手段と、
上記各A/D変換手段からの出力信号を互いに異なる時間で出力することにより、上記入力信号からA/D変換されたA/D変換信号を出力するスイッチ手段とを備えたタイムインターリーブA/D変換装置であって、
上記各A/D変換手段からの出力信号の差信号を演算する演算手段を備え、
上記ランプ較正信号は上記サンプルホールド回路によりサンプリングされたときに、上記各サンプルホールド回路間のクロックスキュー量に対応する直流値としてサンプリングされ、上記差信号は上記クロックスキュー量を表し、上記クロックスキュー量を測定できることを特徴とする。
上記A/D変換装置において、
上記第1のサンプルホールド回路を所定の第1のサンプリングクロック信号により動作させ、
上記第2のサンプルホールド回路を第2のサンプリングクロック信号により動作させ、
上記A/D変換装置は、
上記差信号に基づいて上記第2のサンプリングクロック信号の位相を、上記クロックスキュー量が最小となるように調整する遅延手段を含む較正ループ回路をさらに備えたことを特徴とする。
また、上記A/D変換装置において、
上記較正ループ回路は、
上記差信号を低域通過ろ波する低域通過フィルタと、
上記低域通過フィルタからの出力信号を増幅して上記遅延手段に出力する増幅手段とをさらに含むことを特徴とする。
本発明に係るサンプルホールド回路によれば、サンプリングクロック信号に基づいて上記サンプリングクロック信号と同一の周波数及び所定の勾配を有するように発生されたランプ較正信号を、上記サンプリングキャパシタの容量よりも小さい容量を有する較正用キャパシタを介して上記サンプルホールド増幅器に入力することにより、上記入力信号と上記ランプ較正信号を加算する加算回路を備え、さらに、上記各A/D変換手段からの出力信号の差信号を演算する演算手段を備えることにより、上記ランプ較正信号は上記サンプルホールド回路によりサンプリングされたときに、上記各サンプルホールド回路間のクロックスキュー量に対応する直流値としてサンプリングされ、上記差信号は上記クロックスキュー量を表し、上記クロックスキュー量を測定できる。従って、基準電圧源を用いることなく、較正信号を入力することにより従来技術に比較してきわめて簡単にかつ安定してクロックスキュー量を測定することができるサンプルホールド回路及びそれを用いたA/D変換装置を提供できる。また、測定されたクロックスキューに基づいて、クロックスキューが最小となるようにクロック信号の位相を調整することができる。特に、上記クロックスキュー量を測定する回路を有するA/D変換装置は、小さな較正用キャパシタとサンプルホールド回路から分岐するスイッチで構成され、付加する較正用キャパシタは、わずかにチップ面積を増やすが、他の回路面積に大きな影響を与えない。従って、きわめて小さい面積でクロックスキューの測定回路を構成できる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
図6は本発明の一実施形態に係るA/D変換器においてスキューの有無時の動作を示すタイミングチャートである。また、図7は本実施形態に係るA/D変換器で用いるサンプルホールド回路1Aの構成を示すブロック図であり、図8は図7のタイミング信号発生回路11によって発生される各タイミング信号φ,φ1d,/φ1を示すタイミングチャートである。
本発明に係る実施形態では、A/D変換装置のサンプルホールド回路のための較正信号の新しい実際的な加算回路(図7、図10及び図11参照。)を提案しており、図6に示すように、正弦波較正信号に基づいて発生したランプ較正信号(本実施形態では、ランプ較正信号は、正弦波較正信号の低下時に所定の負の直線傾きを有する。)に基づいてクロックスキュー量(図6において、Vcal,m(m=1,2,…,M)はクロックスキュー量に対応した検出電圧である。)を測定する。ここで、本実施形態に係るサンプルホールド回路は、この新しいクロックスキュー測定方法を用いてサンプリングのクロック位相を調整してクロックスキューを自己較正するループ回路を備えたことを特徴としている。
次いで、図7を参照して、本実施形態に係る新しい較正信号の加算回路を備えたサンプルホールド回路1Aについて以下に説明する。ここで、サンプルホールド回路1Aは、詳細後述するように、アナログ入力信号Vinと、(Ccal/Cs)倍の較正信号Vcalとを加算する加算回路を構成している。
図7において、サンプルホールド回路1Aはスイッチトキャパシタを用いて構成され、全差動オペアンプであるサンプルホールド増幅器10と、2個のサンプリングキャパシタCsと、2個の較正用キャパシタCcalと、クロック信号φ1,φ1d,/φ1によりオン/オフ制御されるスイッチ21〜24,26,30〜34と、タイミング信号発生回路11とを備えて構成される。アナログ入力信号Vinは入力端子T1,T2に入力され、そのアナログ入力信号Vinのうち非反転信号Vin+は入力端子T1に入力され、反転信号はVin−は入力端子T2に入力される。入力端子T1は、クロック信号φ1dによりオン/オフ制御されるスイッチ21及びサンプリングキャパシタCsを介してサンプルホールド増幅器10の非反転入力端子に接続されるとともに、スイッチ21及びクロック信号/φ1によりオン/オフ制御されるスイッチ30を介してサンプルホールド増幅器10の反転出力端子に接続される。また、入力端子T2は、クロック信号φ1dによりオン/オフ制御されるスイッチ22及びサンプリングキャパシタCsを介してサンプルホールド増幅器10の反転入力端子に接続されるとともに、スイッチ22及びクロック信号/φ1によりオン/オフ制御されるスイッチ30を介してサンプルホールド増幅器10の非反転出力端子に接続される。
ランプ較正信号Vcalは、サンプリングクロック信号CLKに基づいて詳細後述する図9のランプ較正信号発生回路9により発生された後、入力端子T7,T8に入力され、ランプ較正信号Vcalのうちその非反転信号Vcal+は入力端子T7に入力され、反転信号Vcal−は入力端子T8に入力される。入力端子T7は、クロック信号φ1dによりオン/オフ制御されるスイッチ31及び較正用キャパシタCcalを介してサンプルホールド増幅器10の非反転入力端子に接続されるとともに、スイッチ31及びクロック信号/φ1によりオン/オフ制御されるスイッチ33を介して接地される。なお、サンプルホールド増幅器10の非反転入力端子は、クロック信号φ1によりオン/オフ制御されるスイッチ23を介して接地される。また、入力端子T8は、クロック信号φ1dによりオン/オフ制御されるスイッチ32及び較正用キャパシタCcalを介してサンプルホールド増幅器10の反転入力端子に接続されるとともに、スイッチ32及びクロック信号/φ1によりオン/オフ制御されるスイッチ34を介して接地される。なお、サンプルホールド増幅器10の反転入力端子は、クロック信号φ1によりオン/オフ制御されるスイッチ24を介して接地される。
サンプルホールド増幅器10の非反転出力端子は出力端子T3に接続されるとともに、クロック信号φ1によりオン/オフ制御されるスイッチ26を介してサンプルホールド増幅器10の反転出力端子に接続され、当該サンプルホールド増幅器10の反転出力端子は出力端子T4に接続される。タイミング信号発生回路11は、サンプリングクロック信号CLKに基づいて図8に示す3個のクロック信号φ1,φ1d,/φ1を発生する。図8に示すように、時刻t1においてクロック信号/φ1が立下がり、次いで、時刻t2でクロック信号φ1dが立ち上がり、そして、時刻t3でクロック信号φ1が立ち上がる。さらに、時刻t4でクロック信号φ1が立下がり、次いで、時刻t5でクロック信号φ1dが立ち下がり、そして、時刻t6でクロック信号/φ1が立ち上がる。ここで、各スイッチ21〜24,26,30〜34はハイアクティブスイッチであり、ハイレベルでオンとなり、ローレベルでオフとなる。
図9は図7のサンプルホールド回路1Aにおいて用いられるランプ較正信号発生回路9の構成を示す回路図である。図9において、当該ランプ較正信号発生回路9は、電流源及び電流線形低下電源として動作する全差動増幅器を用いて構成され、サンプリングクロック信号CLK+,CLK−に基づいて、例えば図12(a)に示すように低下時に線形の傾きSoを有し、較正用キャパシタCcalを充電するためのランプ較正信号Vcal+,Vcal−を発生する。
次いで、図7のサンプルホールド回路1Aの動作について、図10及び図11を参照して以下に説明する。図10は図7のサンプルホールド回路1Aのサンプリングフェーズの動作を示す模式回路図であり、図11は図7のサンプルホールド回路1Aのホールディングフェーズの動作を示す模式回路図である。なお、図10及び図11では、説明の簡単化のために、図7のサンプルホールド回路1Aの半分部分のみを示す。
図10に示すように、サンプルホールド回路1Aのサンプリング(トラッキング)フェーズの間、クロック信号φ1及びφ1dはハイレベルとなり、サンプルホールド回路1Aによる加算回路は較正信号を追跡している。トラッキング(追跡)の終わりでは、まず、クロック信号φ1がローレベルになり、次いで、クロック信号φ1dがローレベルになる。サンプリングされる信号がアナログ入力信号Vin及び較正信号Vcalであるものとすると、キャパシタCs及びCcalの各トッププレート(図10及び図11において直線で示す電極をいう。)に充電される電荷はそれぞれVin×Cs及びVcal×Ccalである。次いで、ホールドフェーズの間、クロック信号φ1及びφ1dはローレベルとなり、クロック信号/φ1はハイレベルとなる。キャパシタCs及びCcalのボトムプレート(図10及び図11において曲線で示す電極をいう。)は、図11に示すように、それぞれサンプルホールド増幅器10の出力端子及びコモンモード電位(接地電位)に接続される。電荷保存則により、サンプルホールド増幅器10の出力電圧は次式のように計算することができる。
Figure 0004505027
Figure 0004505027
Figure 0004505027
Figure 0004505027
ここで、Q,Qはそれぞれトラッキングフェーズ及びホールドフェーズにおいて、Cs及びCcalのトッププレートに充電される合計電荷であり、Voはサンプルホールド増幅器10の出力電圧であり、Viはサンプルホールド増幅器10への入力電圧におけるオフセット電圧である。理想的には、Aが増幅器10の利得であるとき、Viは約(1/A)Voである。上記式(4)によれば、キャパシタCcalは、オフセット電圧Viにより生じる誤差を増大させるが、較正用キャパシタCcalの容量はサンプリングキャパシタCsの容量より十分に小さいように設定され(Ccal≪Cs;例えば、少なくとも2桁のオーダーで小さい、すなわち1/100)、増幅器10の利得Aは通常非常に大きい(A≫1;例えばAは100以上である。)ことから、この誤差は無視できる程度のものである。従って、式(4)は次式のように簡単化して表される。
Figure 0004505027
上記(5)から明らかなように、図7のサンプルホールド回路1Aは、アナログ入力信号Vinと、(Ccal/Cs)倍の較正信号Vcalとを加算する加算回路を構成している。較正用キャパシタCcalは、幾つかの理由で小さい値であるべきである。第1に、チップ面積が多大に増加することはない。第2に、これによりA/D変換装置のダイナミックレンジが低減され過ぎることがなく、比較的大きい較正電圧Vcalを使用することができる。最も重要な理由として、チャネル間の加算回路の不整合が測定誤差を生じさせることにより、加算回路の帯域幅は不整合の影響を最小限に抑えるために大きいものでなければならない。
次いで、本実施形態に係るタイムインターリーブA/D変換装置におけるクロックスキューの新しい較正方法について、図12及び図13を参照して以下に説明する。図12は図7のサンプルホールド回路1Aにおいて用いるランプ較正信号Vhと各クロック信号CK1〜CKMのタイミングチャートである。
クロックスキューを較正する直接的な方法は、クロック位相を調整する方法である。本発明者らの研究(例えば、非特許文献7参照。)では、較正後のスキューが1psec未満であるという結果を得ている。上記新しい加算回路を含むサンプルホールド回路1Aを用いて、クロックスキューを自己較正する図13の回路を提案する。ランプ較正信号Vcalを用いて、さらには、各チャネルのA/D変換器2−1,2−2からの出力信号の差分信号を、低域通過フィルタ5により低域通過ろ波してなる信号を用いて、クロックスキュー量を測定する。クロックスキュー量を測定すれば、クロックスキューを最小限に抑えるように各チャネルにおける電圧制御型遅延回路13−1,13−2の時間遅延量を調整する。
クロックスキューは、サンプリング周波数と同一の周波数を有するランプ較正信号を用いて測定する。すなわち、本実施形態では、ランプ較正信号は、サンプリング周波数と同じ周波数であるので、これがサンプリングされたときには、各チャネル毎にクロックスキュー量をともなう直流値としてふるまうことを利用する。
図12に示すように、ランプ較正信号Vcalは立下りエッジでサンプリングされる。較正信号はサンプリングクロックと同じ周波数を有することから、クロックスキューが存在しなければ、全てのチャネルに同値の較正信号を加算することになる。クロックスキューが存在する場合は、異なる値の較正信号を入力される。クロックスキューは、異なるチャネルからの出力信号を比較して測定することができる。ここで、ランプ較正信号の勾配Sは、較正分解能を保証するのに十分な大きさである必要がある。
図13は図7のサンプルホールド回路1Aを用いたスキュー測定回路を備えたA/D変換装置(M=2)の構成を示すブロック図である。図13において、サンプルホールド回路1A−1,1A−2における利得及びオフセットの不整合は、公知の方法較正されているものとする。入力信号Vinをゼロに設定すれば較正を容易に行うことができ、入力信号Vinがゼロ平均を有していれば、低域通過フィルタを使用して較正を実行することができる(例えば、非特許文献10参照。)。
図13において、サンプルホールド回路1A−1,1A−2は例えば図7のような詳細構成を有し、図13では機能に対応しかつ簡単化した形式で図示している。ただし、各チャネルの電圧制御型遅延回路13−1、13−2は、図7において図示せず、図13において追加図示したものである。タイミング信号発生回路11はサンプリングクロック信号CLKに基づいて各チャネルで互いに異なるクロック信号φ1,φ2、並びにそれらの論理和であるクロック信号CKを発生して出力する。
チャネル1のサンプルホールド回路1A−1は、サンプルホールド増幅器10−1と、加算器12−1と、電圧制御型遅延回路13−1とを備えて構成される。サンプルホールド回路1A−1において、クロック信号φ1は、D/A変換器7からの制御信号に基づいて遅延量が制御される電圧制御型遅延回路13−1により遅延された後、動作制御のためのタイミング信号として加算器12−1及びサンプルホールド増幅器10に入力される。入力信号Vinと較正信号Vcalは加算器12−1に入力され、加算器12−1は電圧制御型遅延回路13−1からのタイミング信号に基づいて入力される2つの信号を加算してサンプルホールド増幅器10−1に出力する。次いで、サンプルホールド増幅器10−1は電圧制御型遅延回路13−1からのタイミング信号に基づいて入力される信号を増幅してA/D変換器2−1に出力する。また、チャネル2のサンプルホールド回路1A−2は、サンプルホールド増幅器10−2と、加算器12−2と、電圧制御型遅延回路13−2とを備えて構成され、サンプルホールド回路1A−2と同様に動作する。なお、電圧制御型遅延回路13−2はクロック信号φ2を所定の固定値を有する制御信号Vctr0に対応した所定の遅延量だけ遅延した後、加算器12−2及びサンプルホールド増幅器10−1に出力する。
サンプルホールド増幅器10−1からの出力信号はA/D変換器2−1によりA/D変換された後、加算器4(減算器であってもよい。)及びスイッチ3に出力される。また、サンプルホールド増幅器10−2からの出力信号はA/D変換器2−2によりA/D変換された後、加算器4及びスイッチ3に出力される。スイッチ3は、図1のスイッチ3と同様に、タイミング信号発生回路11からのクロック信号CKに基づいて、A/D変換器2−1,2−2の順序で各出力信号を選択するように順次切り替えられ、A/D変換結果のディジタル出力信号Voutがスイッチ3から出力される。一方、加算器4はA/D変換器2−1からのディジタル信号からA/D変換器2−2からのディジタル信号を減算して減算結果の差分信号を、ディジタル処理の低域通過フィルタ5を介してアキュムレータ6に出力する。アキュムレータ6はいわゆる増幅機能を有し、入力されるディジタル信号を累積加算してD/A変換器7に出力する。なお、アキュムレータ6は帰還ループ回路の増幅器を構成するものであって、アキュムレータ6に代えて増幅器で構成してもよい。さらに、D/A変換器7は入力されるディジタル信号をアナログ電圧信号にD/A変換した後、制御信号として電圧制御型遅延回路13−1に出力する。
以上のように構成された、サンプルホールド回路1Aを用いたスキュー測定回路を備えたA/D変換装置(M=2)においては、較正の間は、タイムインターリーブA/D変換装置における1つのチャネル(例えば、図13のチャネル2)を基準チャネルとして設定する。2つのチャネルからの出力信号(A/D変換器2−1,2−2からの出力信号)は比較され、それら2つの出力信号の差信号は加算器4から出力される。ここで、当該差信号はクロックスキューの情報を示すものであり、当該差信号は低域通過フィルタ5によりろ波された後、低域通過フィルタ5からの出力信号はアキュムレータ6に入力され、アキュムレータ6は入力信号を累積加算することにより増幅し、D/A変換器7を介して電圧制御型遅延回路13−1に出力する。ここで、各A/D変換器2−1,2−2から加算器4、低域通過フィルタ5、アキュムレータ6及びD/A変換器7を介して電圧制御型遅延回路13−1までに至る回路は、サンプルホールド回路1A−1の帰還ループ回路を構成しており、当該帰還ループ回路は、クロックスキューが最小化されるまでサンプリングクロックの位相を調整するようにサンプルホールド回路1A−1のA/D変換処理を制御する自己較正ループ回路を構成している。当該自己較正ループ回路(比例積分ループ(PIループ)回路))が構築されていることから、ランプ較正信号Vcalの勾配Sの値は、上記自己較正ループ回路の動作時間に考慮して設定される。2つのチャネルのタイムインターリーブA/D変換装置を使用して本実施形態について説明しているが、本発明はこれに限らず、基準チャネル及び他のチャネルを2つずつ較正することにより3以上の複数MチャネルのタイムインターリーブA/D変換装置に容易に適用することができる。次の図14及び図15では、M=3の場合の変形例について説明する。
図14は図7のサンプルホールド回路1Aを用いたスキュー測定回路を備えたA/D変換装置(M=3)の構成を示すブロック図である。図14のA/D変換装置は、図13のA/D変換装置に比較して、チャネル3のクロックスキュー較正のための回路をさらに備え、具体的には、チャネル3のサンプルホールド回路1A−3、A/D変換器2−3、加算器4A、低域通過フィルタ5A、アキュムレータ6A及びD/A変換器7Aをさらに備えたことを特徴としている。図14の回路では、チャネル2の出力信号を基準信号Refとしてチャネル1のクロックスキューを較正し、また、チャネル2の出力信号を基準信号Refとしてチャネル3のクロックスキューを較正している。すなわち、チャネル2をマスタとし、チャネル1及び3をスレーブとしてクロックスキューの較正をしている。
図14の回路では、チャネル2をマスタとし、チャネル1及び3をスレーブとしてクロックスキューの較正をしているが、本発明はこれに限らず、チャネル1をマスタとし、チャネル2及び3をスレーブとしてクロックスキューの較正をしてもよい。
図15は図14の変形例である、図7のサンプルホールド回路1Aを用いたスキュー測定回路を備えたA/D変換装置(M=3)の構成を示すブロック図である。図15の回路は、図14の回路に比較して、加算器4からD/A変換器7までの回路をチャネル1及び3で共用化することにより、回路規模を削減したことを特徴としている。すなわち、図15の回路では、チャネル2をマスタとし、チャネル1及び3をスレーブとしてクロックスキューの較正をしているが、チャネル1のクロックスキューの較正期間と、チャネル2のクロックスキューの較正期間とを異なる期間で実行するために、そのためのタイミング信号φ1により制御されるスイッチ8a,8bを設けている。
図15の回路では、チャネル2をマスタとし、チャネル1及び3をスレーブとしてクロックスキューの較正をしているが、本発明はこれに限らず、チャネル1をマスタとし、チャネル2及び3をスレーブとしてクロックスキューの較正をしてもよい。
次いで、本発明者らによる図13のタイムインターリーブA/D変換装置についてシミュレーションを行った。以下、その方法及び結果について説明する。
本実施形態に係る加算回路によるサンプルホールド回路1Aがトランジスタのハードウェア回路で構成したことを除いて、全てのモジュールをVrilogA−ハードウェア記述言語でモデル化してシミュレーションを行った。較正はフォアグラウンドであり、入力信号をゼロに設定した。サンプリング周波数は50MHzであり、初期クロックスキューを10psecに設定した。なお、理想的には、シミュレーション結果によれば、電圧制御型遅延回路13−1,13−2は同じ遅延時間で、例えば51.2psecの遅延時間を有するようになる。クロック信号φ2は予め故意に10psecだけシフトさせた。そのようにしないと、チャネル2におけるサンプリングクロックは理想的なクロックより早く10psecに到達する。
図16は図13のA/D変換装置のシミュレーション結果であって、チャネル1の遅延時間の時間経過を示す図である。図16において、x軸はシミュレーション経過時間であり、y軸はチャネル1の電圧制御型遅延回路13−1によって生じる遅延時間である。図16から明らかなように、幾つかの較正ステップの後に較正ループは収束し、電圧制御型遅延回路13−1の遅延時間は10psecだけ調整されたことが分かる。この時点で遅延時間は、図16に示すように、41.2psecであり、これは、チャネル1におけるサンプリングクロックも理想クロックより早く10psとなり、このことは、予め設定されたクロックスキューが補償されたことを意味する。
以上説明したように、本実施形態によれば、入力信号との干渉がほとんどなく、較正信号を入力信号に入力することのできる実際的な新しい加算回路を提案した。ランプ較正信号を較正信号として使用すれば、本実施形態に係る加算回路により、クロックスキュー量を正確に測定することができる。
以上詳述したように、本発明に係るサンプルホールド回路によれば、サンプリングクロック信号に基づいて上記サンプリングクロック信号と同一の周波数及び所定の勾配を有するように発生されたランプ較正信号を、上記サンプリングキャパシタの容量よりも小さい容量を有する較正用キャパシタを介して上記サンプルホールド増幅器に入力することにより、上記入力信号と上記ランプ較正信号を加算する加算回路を備え、さらに、上記各A/D変換手段からの出力信号の差信号を演算する演算手段を備えることにより、上記ランプ較正信号は上記サンプルホールド回路によりサンプリングされたときに、上記各サンプルホールド回路間のクロックスキュー量に対応する直流値としてサンプリングされ、上記差信号は上記クロックスキュー量を表し、上記クロックスキュー量を測定できる。従って、基準電圧源を用いることなく、較正信号を入力することにより従来技術に比較してきわめて簡単にかつ安定してクロックスキュー量を測定することができるサンプルホールド回路及びそれを用いたA/D変換装置を提供できる。また、測定されたクロックスキューに基づいて、クロックスキューが最小となるようにクロック信号の位相を調整することができる。特に、上記クロックスキュー量を測定する回路を有するA/D変換装置は、小さな較正用キャパシタとサンプルホールド回路から分岐するスイッチで構成され、付加する較正用キャパシタは、わずかにチップ面積を増やすが、他の回路面積に大きな影響を与えない。従って、きわめて小さい面積でクロックスキューの測定回路を構成できる。
従来技術に係るタイムインターリーブA/D変換器の構成を示すブロック図である。 図1のA/D変換器の動作を示すタイミングチャートである。 図1のA/D変換器においてクロックスキューがあるときの動作を示すタイミングチャートである。 図1のA/D変換器においてタイミングエラー[psec]に対する信号対雑音及び歪電力(SNDR)[dB]を示すグラフである。 非特許文献3において開示されたタイムインターリーブA/D変換器において用いられるサンプルホールド回路1の構成を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係るA/D変換器においてスキューの有無時の動作を示すタイミングチャートである。 本実施形態に係るA/D変換器で用いるサンプルホールド回路1Aの構成を示すブロック図である。 図7のタイミング信号発生回路11によって発生される各タイミング信号φ,φ1d,/φ1を示すタイミングチャートである。 図7のサンプルホールド回路1Aにおいて用いられるランプ較正信号発生回路9の構成を示す回路図である。 図7のサンプルホールド回路1Aのサンプリングフェーズの動作を示す模式回路図である。 図7のサンプルホールド回路1Aのホールディングフェーズの動作を示す模式回路図である。 図7のサンプルホールド回路1Aにおいて用いるランプ較正信号Vhと各クロック信号CK1〜CKMのタイミングチャートである。 図7のサンプルホールド回路1Aを用いたスキュー測定回路を備えたA/D変換装置(M=2)の構成を示すブロック図である。 図7のサンプルホールド回路1Aを用いたスキュー測定回路を備えたA/D変換装置(M=3)の構成を示すブロック図である。 図14の変形例である、図7のサンプルホールド回路1Aを用いたスキュー測定回路を備えたA/D変換装置(M=3)の構成を示すブロック図である。 図13のA/D変換装置のシミュレーション結果であって、チャネル1の遅延時間の時間経過を示す図である。
符号の説明
1−1〜1−M,1A,1A−1〜1A−3…サンプルホールド回路、
2−1〜2−M…A/D変換器、
3…スイッチ、
4,4A…加算器、
5,5A…低域通過フィルタ、
6,6A…アキュムレータ、
7,7A…D/A変換器、
8a,8b…スイッチ、
9…ランプ較正信号発生回路、
10、10−1〜10−3…オペアンプ、
11…タイミング信号発生回路、
12−1〜12−3…加算器、
13−1〜13−3…電圧制御型遅延回路、
21〜34…スイッチ、
Cs…サンプリングキャパシタ、
Ccal…較正用キャパシタ、
T1,T2,T7,T8,T11,T12…入力端子、
T3,T4,T13,T14…出力端子。

Claims (4)

  1. サンプリングキャパシタ及びサンプルホールド増幅器を備え、スイッチトキャパシタを用いて入力信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路において、
    サンプリングクロック信号に基づいて上記サンプリングクロック信号と同一の周波数及び所定の勾配を有するように発生されたランプ較正信号を、上記サンプリングキャパシタの容量よりも小さい容量を有する較正用キャパシタを介して上記サンプルホールド増幅器に入力することにより、上記入力信号と上記ランプ較正信号を加算する加算回路を備えたことを特徴とするサンプルホールド回路。
  2. 請求項1記載のサンプルホールド回路である、少なくとも2個の第1及び第2のサンプルホールド回路と、
    上記各サンプルホールド回路からの出力信号をそれぞれA/D変換する少なくとも2個の第1及び第2のA/D変換手段と、
    上記各A/D変換手段からの出力信号を互いに異なる時間で出力することにより、上記入力信号からA/D変換されたA/D変換信号を出力するスイッチ手段とを備えたタイムインターリーブA/D変換装置であって、
    上記各A/D変換手段からの出力信号の差信号を演算する演算手段を備え、
    上記ランプ較正信号は上記サンプルホールド回路によりサンプリングされたときに、上記各サンプルホールド回路間のクロックスキュー量に対応する直流値としてサンプリングされ、上記差信号は上記クロックスキュー量を表し、上記クロックスキュー量を測定できることを特徴とするA/D変換装置。
  3. 上記第1のサンプルホールド回路を所定の第1のサンプリングクロック信号により動作させ、
    上記第2のサンプルホールド回路を第2のサンプリングクロック信号により動作させ、
    上記A/D変換装置は、
    上記差信号に基づいて上記第2のサンプリングクロック信号の位相を、上記クロックスキュー量が最小となるように調整する遅延手段を含む較正ループ回路をさらに備えたことを特徴とする請求項2記載のA/D変換装置。
  4. 上記較正ループ回路は、
    上記差信号を低域通過ろ波する低域通過フィルタと、
    上記低域通過フィルタからの出力信号を増幅して上記遅延手段に出力する増幅手段とをさらに含むことを特徴とする請求項3記載のA/D変換装置。
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