JPH11195988A - タイム・インターリーブa/d変換装置 - Google Patents

タイム・インターリーブa/d変換装置

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JPH11195988A
JPH11195988A JP78498A JP78498A JPH11195988A JP H11195988 A JPH11195988 A JP H11195988A JP 78498 A JP78498 A JP 78498A JP 78498 A JP78498 A JP 78498A JP H11195988 A JPH11195988 A JP H11195988A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相誤差の自動調整が可能なタイム・インタ
ーリーブA/D変換装置を実現する。 【解決手段】 複数のA/D変換器を並列に配置してそ
れぞれのA/D変換器をタイム・インターリーブ動作さ
せるタイム・インターリーブA/D変換装置において、
第1及び第2のアナログ遅延時間同期ループ回路を設け
て第1及び第2のA/D変換器に供給されるクロック信
号を同期させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイム・インター
リーブA/D変換装置に関し、特にクロック信号のタイ
ミングの自動調整が可能なタイム・インターリーブA/
D変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2以上のA/D変換器を並列に配置して
それぞれのA/D変換器をタイム・インターリーブ動作
させることにより、A/D変換速度を2倍以上にするこ
とが可能になる。
【0003】図7はこのような従来のタイム・インター
リーブA/D変換装置の一例を示す構成ブロック図であ
る。図7において1は高速サンプル・ホールド回路、
2,3,4及び5はA/D変換器、100はアナログ入
力信号、101,102,103,104及び105は
クロック信号である。
【0004】アナログ入力信号100は高速サンプル・
ホールド回路1に入力され、高速サンプル・ホールド回
路1の4つの出力はそれぞれA/D変換器2,3,4及
び5に接続される。また、クロック信号101,10
2,103,104及び105は高速サンプル・ホール
ド回路1、A/D変換器2,3,4及び5のクロック入
力端子にそれぞれ接続される。
【0005】ここで、図7に示す従来例の動作を図8を
用いて説明する。図8はクロック信号101〜105の
タイミングを示すタイミング図であり、図8(a)はク
ロック信号101、図8(b)はクロック信号102、
図8(c)はクロック信号103、図8(d)はクロッ
ク信号104及び図8(e)はクロック信号105の波
形を示している。
【0006】高速サンプル・ホールド回路1は1GHz
で動作してアナログ入力信号100をサンプル・ホール
ドする。A/D変換器2,3,4及び5はそれぞれ位相
をずらしながら250MHzでA/D変換を行う。図8
中”T001”のタイミングで高速サンプル・ホールド
回路1はアナログ入力信号100をサンプリングし、図
8中”T002”のタイミングでホールドする。
【0007】一方、A/D変換器2は図8中”T00
3”のタイミングで高速サンプル・ホールド回路1の出
力をサンプリングし、図8中”T004”のタイミング
でホールドすると共にディジタル信号に変換する。同様
に、A/D変換器3,4及び5は互いに90°ずつ位相
をずらしながら動作してディジタル信号に変換して行
く。
【0008】すなわち、個々のA/D変換器2,3,4
及び5は250MHzで動作するものの互いに250M
Hzずつ位相をずらしているので、高速サンプル・ホー
ルド回路1の1GHzのクロック信号の1個分経過した
時点ではA/D変換器2〜5の何れかがA/D変換を完
了しているので実質的に図7に示す従来例は1GHzで
動作していることになる。
【0009】この結果、250MHzのA/D変換器を
4台並列に配置してそれぞれのA/D変換器をタイム・
インターリーブ動作させることにより、1GHzで動作
するA/D変換装置とすることが可能になる。
【0010】但し、図7に示す従来例では4個のA/D
変換器を250MHzずつ位相をずらして動作させてい
るのでクロック信号のタイミングがずれた場合、言い換
えれば、位相誤差が生じた場合にはA/D変換誤差が生
じてしまうと言った問題点があった。
【0011】図9はこのような位相誤差を補正すること
が可能な従来のタイム・インターリーブA/D変換装置
の一例を示す構成ブロック図である。図9において10
0は図7と同一符号を付してあり、6及び7はサンプル
・ホールド回路、8及び9はA/D変換器、10はクロ
ック信号を1/2にする分周回路、11は遅延回路、1
2は可変遅延回路、106,107及び108はクロッ
ク信号、109は制御信号である。
【0012】アナログ入力信号100はサンプル・ホー
ルド回路6及び7に入力され、サンプル・ホールド回路
6及び7の出力はA/D変換器8及び9に接続される。
一方、クロック信号106は分周回路10に入力され、
分周回路10の非反転出力信号及び反転出力信号はそれ
ぞれ遅延回路11及び可変遅延回路12に接続される。
【0013】遅延回路11の出力であるクロック信号1
07はサンプル・ホールド回路6及びA/D変換器8の
クロック入力端子にそれぞれ接続され、可変遅延回路1
2の出力であるクロック信号108はサンプル・ホール
ド回路7及びA/D変換器9のクロック入力端子にそれ
ぞれ接続される。
【0014】ここで、図9に示す従来例の動作を図10
を用いて説明する。図10はクロック信号106〜10
8のタイミングを示すタイミング図であり、図10
(a)はクロック信号106、図10(b)はクロック
信号107及び図10(c)はクロック信号108の波
形を示している。
【0015】クロック信号106は分周回路10により
その周波数が1/2に分周されそれぞれ非反転出力信号
及び反転出力信号が出力される。また、それぞれ出力信
号は遅延回路11及び可変遅延回路12により適宜遅延
されてクロック信号107及び108として出力され
る。
【0016】図10中”T005”のタイミングでサン
プル・ホールド回路6はサンプリングし、図10中”T
006”のタイミングでサンプル・ホールド回路6がホ
ールドすると共にA/D変換器8はA/D変換を行う。
同様に、図10中”T007”のタイミングでサンプル
・ホールド回路7はサンプリングし、図10中”T00
8”のタイミングでサンプル・ホールド回路7がホール
ドすると共にA/D変換器9はA/D変換を行う。
【0017】すなわち、個々のA/D変換器8及び9は
クロック信号106の1/2の周波数で動作するもの
の、A/D変換器8及び9はタイム・インターリーブ動
作しているので図9に示すタイム・インターリーブA/
D変換装置はクロック信号106の周波数で動作するこ
とになる。
【0018】この時、図10中”T009”に示すクロ
ック信号107のクロック信号106に対する遅延時間
と図10中”T010”に示すクロック信号108のク
ロック信号106に対する遅延時間との違い生じると、
言い換えれば、位相誤差が生じるとA/D変換誤差が生
じる。
【0019】従って、制御信号109を用いて可変遅延
回路12の遅延時間を調整して図10中”T010”の
時間を図10中”T009”に一致させ、位相誤差を無
くすことにより、A/D変換誤差を防ぐことが可能にな
る。
【0020】この結果、可変遅延回路12の遅延時間を
調整して位相誤差を無くすことにより、A/D変換誤差
を防ぐことが可能になる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示す従
来例では入力段に高速サンプル・ホールド回路1が必要
であると言った問題があった。また、図9に示す従来例
では可変遅延回路12の遅延時間を調整することにより
A/D変換誤差を防ぐことが可能であるものの前記調整
が容易ではないと言った問題点があった。従って本発明
が解決しようとする課題は、位相誤差の自動調整が可能
なタイム・インターリーブA/D変換装置を実現するこ
とにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明のうち請求項1記載の発明は、複数の
A/D変換器を並列に配置してそれぞれのA/D変換器
をタイム・インターリーブ動作させるタイム・インター
リーブA/D変換装置において、第1及び第2のアナロ
グ遅延時間同期ループ回路を設けて第1及び第2のA/
D変換器に供給されるクロック信号を同期させることに
より、アナログ処理で位相誤差の自動調整が可能にな
る。
【0023】請求項2記載の発明は、前記第1及び第2
のA/D変換器の最上位ビットをアナログ信号に変換す
る第1及び第2のD/A変換器と、前記第1のA/D変
換器に供給する第1のクロック信号を遅延させる遅延回
路と、前記第2のA/D変換器に供給する第2のクロッ
ク信号を遅延させる第1の可変遅延回路と、第2の可変
遅延回路と、前記第1及び第2のA/D変換器の入力信
号選択するスイッチ回路とを備え、前記スイッチ回路を
切り換えて前記第2の可変遅延回路から出力される第3
のクロック信号を入力信号として前記第1及び第2のA
/D変換器に供給し、前記第1及び第2のD/A変換器
の出力で前記第2及び第1の可変遅延回路の遅延時間を
制御して前記第1乃至第3のクロック信号を同期させる
ことにより、アナログ処理で位相誤差の自動調整が可能
になる。
【0024】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明であるタイム・インターリーブA/D変換装置におい
て、前記D/A変換器が前記A/D変換器の最上位ビッ
トに基づき容量に電荷を充放電するチャージポンプ回路
と、このチャージポンプ回路の出力に接続されたローパ
スフィルタ回路とから構成されることにより、アナログ
処理で位相誤差の自動調整が可能になる。
【0025】請求項4記載の発明は、複数のA/D変換
器を並列に配置してそれぞれのA/D変換器をタイム・
インターリーブ動作させるタイム・インターリーブA/
D変換装置において、第1及び第2のディジタル遅延時
間同期ループ回路を設けて第1及び第2のA/D変換器
に供給されるクロック信号を同期させることにより、デ
ィジタル処理で位相誤差の自動調整が可能になる。
【0026】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明であるタイム・インターリーブA/D変換装置におい
て、前記第1及び第2のA/D変換器の最上位ビットに
基づきカウントアップ若しくはカウントダウンする第1
及び第2のカウンタ手段と、前記第1のA/D変換器に
供給する第1のクロック信号を遅延させる遅延回路と、
前記第2のA/D変換器に供給する第2のクロック信号
を遅延させる第1の可変遅延回路と、第2の可変遅延回
路と、前記第1及び第2のA/D変換器の入力信号選択
するスイッチ回路とを備え、前記スイッチ回路を切り換
えて前記第2の可変遅延回路から出力される第3のクロ
ック信号を入力信号として前記第1及び第2のA/D変
換器に供給し、前記第1及び第2のカウンタ手段の出力
で前記第2及び第1の可変遅延回路の遅延時間を制御し
て前記第1乃至第3のクロック信号を同期させることに
より、ディジタル処理で位相誤差の自動調整が可能にな
る。
【0027】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明であるタイム・インターリーブA/D変換装置におい
て、前記カウンタ手段が前記A/D変換器の最上位ビッ
トに基づきカウントアップ若しくはカウントダウンする
可逆カウンタ回路と、この可逆カウンタ回路の出力に接
続されたディジタルフィルタ回路とから構成されること
により、ディジタル処理で位相誤差の自動調整が可能に
なる。
【0028】請求項7記載の発明は、複数のサンプル・
ホールド回路を並列に配置してそれぞれのサンプル・ホ
ールド回路をタイム・インターリーブ動作させるタイム
・インターリーブA/D変換装置において、第1及び第
2のアナログ遅延時間同期ループ回路を設けて第1及び
第2のサンプル・ホールド回路に供給されるクロック信
号を同期させることにより、A/D変換器が1つで済む
と共に位相誤差の自動調整が可能になる。
【0029】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明であるタイム・インターリーブA/D変換装置におい
て、入力信号をサンプル・ホールドする前記第1及び第
2のサンプル・ホールド回路と、この第1及び第2のサ
ンプル・ホールド回路の出力がマルチプレクサを介して
接続されるA/D変換器と、デマルチプレクサを介して
供給される前記A/D変換器の最上位ビットをアナログ
信号に変換する第1及び第2のD/A変換器と、前記第
1のサンプル・ホールド回路に供給する第1のクロック
信号を遅延させる遅延回路と、前記第2のサンプル・ホ
ールド回路に供給する第2のクロック信号を遅延させる
第1の可変遅延回路と、第2の可変遅延回路と、前記第
1及び第2のサンプル・ホールド回路の入力信号選択す
るスイッチ回路とを備え、前記スイッチ回路を切り換え
て前記第2の可変遅延回路から出力される第3のクロッ
ク信号を入力信号として前記第1及び第2のサンプル・
ホールド回路に供給し、前記第1及び第2のD/A変換
器の出力で前記第2及び第1の可変遅延回路の遅延時間
を制御して前記第1乃至第3のクロック信号を同期させ
ることにより、A/D変換器が1つで済むと共に位相誤
差の自動調整が可能になる。
【0030】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明であるタイム・インターリーブA/D変換装置におい
て、前記D/A変換器が前記A/D変換器の最上位ビッ
トに基づき容量に電荷を充放電するチャージポンプ回路
と、このチャージポンプ回路の出力に接続されたローパ
スフィルタ回路とから構成されることにより、A/D変
換器が1つで済むと共に位相誤差の自動調整が可能にな
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係るタイム・インターリーブ
A/D変換装置の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【0032】図1において100は図7と同一符号を付
してあり、13はスイッチ回路、14及び15はA/D
変換器、16及び17はD/A変換器、18及び21は
可変遅延回路、19は分周回路、20は遅延回路、11
0,111,112及び115はクロック信号、113
はA/D変換器14のディジタル出力の最上位ビット
(以下、MSBと呼ぶ。)、114はD/A変換器16
の出力信号である。
【0033】また、D/A変換器16はインバータ回路
22,定電流源23及び26、スイッチ回路24及び2
5、容量27、ローパスフィルタ回路28から構成さ
れ、D/A変換器17はインバータ回路29,定電流源
30及び33、スイッチ回路31及び32、容量34、
ローパスフィルタ回路35から構成される。
【0034】さらに、14,16及び18はアナログ遅
延時間同期ループ回路50を、15,17及び21はア
ナログ遅延時間同期ループ回路51を、22〜27及び
29〜34はチャージポンプ回路52及び53それぞれ
構成している。
【0035】アナログ入力信号100はスイッチ回路1
3の一方の入力端子に接続され、スイッチ回路13の出
力端子はA/D変換器14及び15に接続される。A/
D変換器14のディジタル出力のMSBはインバータ回
路22及びスイッチ回路24の制御端子に接続され、イ
ンバータ回路22の出力はスイッチ回路25の制御端子
に接続される。
【0036】定電流源23の一端はスイッチ回路24の
入力端子に接続され、スイッチ回路24の出力端子はス
イッチ回路25の入力端子、容量27の一端及びローパ
スフィルタ回路28にそれぞれ接続される。また、スイ
ッチ回路25の出力端子は定電流源26の一端に接続さ
れる。
【0037】同様に、A/D変換器15のディジタル出
力のMSBはインバータ回路29及びスイッチ回路32
の制御端子に接続され、インバータ回路29の出力はス
イッチ回路31の制御端子に接続される。
【0038】定電流源30の一端はスイッチ回路31の
入力端子に接続され、スイッチ回路31の出力端子はス
イッチ回路32の入力端子、容量34の一端及びローパ
スフィルタ回路35にそれぞれ接続される。また、スイ
ッチ回路32の出力端子は定電流源33の一端に接続さ
れる。
【0039】一方、クロック信号110は可変遅延回路
18及び分周回路19に入力され可変遅延回路18の出
力はスイッチ回路13の他方の入力端子に接続される。
分周回路19の非反転出力及び反転出力は遅延回路20
及び可変遅延回路21に接続され、遅延回路20及び可
変遅延回路21の出力はA/D変換器14及び15のク
ロック入力端子にそれぞれ接続される。
【0040】また、ローパスフィルタ回路28及び35
の出力は可変遅延回路18及び21の制御端子にそれぞ
れ接続される。さらに、容量27及び34の他端は接地
され、定電流源23及び30の他端は正電圧源に接続さ
れ、定電流源26及び33の他端は負電圧源にそれぞれ
接続される。
【0041】ここで、図1に示す実施例の動作を図2,
図3及び図4を用いて説明する。また、基本動作は図9
に示す従来例と同様であるので説明は省略する。図2は
可変遅延回路18の遅延時間が遅延回路20の遅延時間
よりも長い場合の動作を説明するタイミング図、図3は
可変遅延回路18の遅延時間が遅延回路20の遅延時間
よりも短い場合の動作を説明するタイミング図、図4は
位相誤差調整時後の動作を説明するタイミング図であ
る。
【0042】図2(a)、(b)、(c)、(d)及び
(e)はそれぞれクロック信号110、クロック信号1
11、クロック信号112、A/D変換器14のMSB
113及びD/A変換器16の出力信号114の波形を
示している。また、図3(a)、(b)、(c)、
(d)及び(e)はそれぞれクロック信号110、クロ
ック信号111、クロック信号112、A/D変換器1
4のMSB113及びD/A変換器16の出力信号11
4の波形を示している。さらに、図4(a)、(b)、
(c)及び(d)はそれぞれクロック信号110、クロ
ック信号111、クロック信号112及びクロック信号
115の波形を示している。
【0043】位相誤差調整時においてスイッチ回路13
は図1中”B”に側に切り換えられるので可変遅延回路
18の出力であるクロック信号111が入力信号として
A/D変換器14及び15に供給され、クロック信号1
12及び115に同期してクロック信号111がディジ
タル信号に変換されることになる。
【0044】一方、クロック信号110は分周回路19
によりその周波数が1/2に分周されそれぞれ非反転出
力信号及び反転出力信号が出力される。また、それぞれ
出力信号は遅延回路20及び可変遅延回路21により適
宜遅延されてクロック信号112及び115として出力
される。
【0045】この時、図2中”T011”に示す可変遅
延回路18の遅延時間が図2中”T012”に示す遅延
回路20の遅延時間よりも長い場合、クロック信号11
2の立ち上がりのタイミングで入力信号であるクロック
信号111はローレベルであるので、A/D変換器14
の出力信号のMSB113は”0”になる。
【0046】MSB113が”0”になるとD/A変換
器16を構成するスイッチ回路24及び25が”OF
F”及び”ON”になるので、容量27に充電されてい
る電荷がスイッチ回路25を介して定電流源26に流れ
込む。このため、容量27の両端の電位は徐々に低下し
て図2(e)に示すように出力信号114も徐々に低下
する。
【0047】また、この時、図3中”T013”に示す
可変遅延回路18の遅延時間が図3中”T014”に示
す遅延回路20の遅延時間よりも短い場合、クロック信
号112の立ち上がりのタイミングで入力信号であるク
ロック信号111はハイレベルであるので、A/D変換
器14の出力信号のMSB113は”1”になる。
【0048】MSB113が”1”になるとD/A変換
器16を構成するスイッチ回路24及び25が”ON”
及び”OFF”になるので、スイッチ回路24を介して
定電流源23から容量27に電流が流れ込み、容量27
に電荷が充電される。このため、容量27の両端の電位
は徐々に上昇して図3(e)に示すように出力信号11
4も徐々に上昇する。
【0049】そして、容量27の電位の変化がローパス
フィルタ回路16を介してD/A変換器16の出力信号
114として可変遅延回路18の制御端子に供給され
る。可変遅延回路18は制御端子の電圧が低くなると遅
延時間が短くなり、電圧が高くなると遅延時間が長くな
る。
【0050】従って、可変遅延回路18の遅延時間が遅
延回路20の遅延時間よりも長い場合は、D/A変換器
16の出力信号114が電圧が徐々に低下して可変遅延
回路18の遅延時間が徐々に短くなり、最終的にクロッ
ク信号111の遅延時間が遅延回路20のクロック信号
112の遅延時間に一致して同期状態になる。
【0051】また、可変遅延回路18の遅延時間が遅延
回路20の遅延時間よりも短い場合は、D/A変換器1
6の出力信号114が電圧が徐々に上昇して可変遅延回
路18の遅延時間が徐々に長くなり、最終的にクロック
信号111の遅延時間が遅延回路20のクロック信号1
12の遅延時間に一致して同期状態になる。
【0052】同様に、D/A変換器17の出力により可
変遅延回路21の遅延時間も制御されるので、可変遅延
回路21の出力であるクロック信号115の遅延時間は
可変遅延回路18のクロック信号111の遅延時間に一
致して同期状態になる。この時、クロック信号111は
クロック信号112に同期しているので、クロック信号
111,112及び115は互いに同期状態になる。
【0053】すなわち、図4中”イ”及び”ロ”に示す
ようにクロック信号111はクロック信号112に同期
し、クロック信号115はクロック信号111に同期す
ることになる。
【0054】このような同期状態において、アナログ遅
延時間同期ループ回路50及び51のループを切り離
し、クロック信号112及び115の同期が完了した時
点のD/A変換器17の出力電圧を可変遅延回路21の
制御端子に供給すると共にスイッチ回路13を図1中”
A”に側に切り換えることにより、クロック信号112
及び115が同期した状態でアナログ入力信号100の
A/D変換ができることになる。
【0055】この結果、アナログ遅延時間同期ループ回
路50及び51を設けてA/D変換器14及び15に供
給されるクロック信号を同期させることにより、アナロ
グ処理で位相誤差の自動調整が可能になる。
【0056】また、図1に示すタイム・インターリーブ
A/D変換装置ではクロック信号を同期させるためアナ
ログ処理によるアナログ遅延時間同期ループ回路を用い
ていたが勿論、ディジタル的に処理しても構わない。
【0057】図5は本発明に係るタイム・インターリー
ブA/D変換装置の他の実施例を示す構成ブロック図で
ある。図5において13,14,15,19,20,1
00,110,112及び113は図1と同一符号を付
してあり、16a及び17aはカウンタ手段、18a及
び21aはディジタル入力の可変遅延回路、111a及
び115aはクロック信号、114aはカウンタ手段1
6aの出力信号である。
【0058】また、36及び39はインバータ回路、3
7及び40は可逆カウンタ回路、38及び41は平均用
のディジタルフィルタ回路である。さらに、14,16
a及び18aはディジタル遅延時間同期ループ回路54
を、15,17a及び21aはディジタル遅延時間同期
ループ回路55をそれぞれ構成している。
【0059】アナログ入力信号100はスイッチ回路1
3の一方の入力端子に接続され、スイッチ回路13の出
力端子はA/D変換器14及び15に接続される。A/
D変換器14のディジタル出力のMSBはインバータ回
路36及び可逆カウンタ回路37のカウントアップ端子
に接続され、インバータ回路36の出力は可逆カウンタ
回路37のカウントダウン端子に接続される。また、可
逆カウンタ回路37の出力はディジタルフィルタ回路3
8に接続される。
【0060】同様に、A/D変換器15のディジタル出
力のMSBはインバータ回路39及び可逆カウンタ回路
40のカウントダウン端子に接続され、インバータ回路
39の出力は可逆カウンタ回路40のカウントアップ端
子に接続される。また、可逆カウンタ回路40の出力は
ディジタルフィルタ回路41に接続される。
【0061】一方、クロック信号110はディジタル入
力の可変遅延回路18a、分周回路19、可逆カウンタ
回路37及び40のクロック入力端子に入力されディジ
タル入力の可変遅延回路18aの出力はスイッチ回路1
3の他方の入力端子に接続される。分周回路19の非反
転出力及び反転出力は遅延回路20及びディジタル入力
の可変遅延回路21aに接続され、遅延回路20及びデ
ィジタル入力の可変遅延回路21aの出力はA/D変換
器14及び15のクロック入力端子にそれぞれ接続され
る。
【0062】また、ディジタルフィルタ回路38及び4
1のディジタル出力はディジタル入力の可変遅延回路1
8a及び21aの制御端子にそれぞれ接続される。
【0063】ここで、図5に示す実施例の動作を図2〜
図4を用いて説明する。また、基本動作は図1に示す実
施例と同様であるので説明は省略する。位相誤差調整時
においてスイッチ回路13は図1中”B”に側に切り換
えられるので可変遅延回路18aの出力であるクロック
信号111aがA/D変換器14及び15に供給され、
入力されるクロック信号112及び115aに同期して
クロック信号111aがディジタル信号に変換されるこ
とになる。
【0064】一方、クロック信号110は分周回路19
によりその周波数が1/2に分周されそれぞれ非反転出
力信号及び反転出力信号が出力される。また、それぞれ
出力信号は遅延回路20及びディジタル入力の可変遅延
回路21aにより適宜遅延されてクロック信号112及
び115aとして出力される。
【0065】この時、図2中”T011”に示す可変遅
延回路18の遅延時間が図2中”T012”に示す遅延
回路20の遅延時間よりも長い場合、クロック信号11
2の立ち上がりのタイミングで入力信号であるクロック
信号111aはローレベルであるので、A/D変換器1
4の出力信号のMSB113は”0”になる。
【0066】MSB113が”0”になるとカウンタ手
段16aを構成する可逆カウンタ回路37のカウントダ
ウン端子がハイレベルになるので、可逆カウンタ回路3
7はカウントダウンモードになり、クロック端子に入力
されるクロック信号110でダウンカウントを行う。こ
のため、カウント手段16aのディジタル出力は徐々に
減少して行く。
【0067】また、この時、図3中”T013”に示す
可変遅延回路18aの遅延時間が図3中”T014”に
示す遅延回路20の遅延時間よりも短い場合、クロック
信号112の立ち上がりのタイミングで入力信号である
クロック信号111aはハイレベルであるので、A/D
変換器14の出力信号のMSB113は”1”になる。
【0068】MSB113が”1”になるとカウント手
段16aを構成する可逆カウンタ回路37のカウントア
ップ端子がハイレベルになるので、可逆カウンタ回路3
7はカウントアップモードになり、クロック端子に入力
されるクロック信号110でアップカウントを行う。こ
のため、カウント手段16aのディジタル出力は徐々に
増加して行く。
【0069】可逆カウンタ回路37のディジタル出力は
ディジタルフィルタ回路38で平均化されてカウント手
段16aの出力信号114aとしてディジタル入力の可
変遅延回路18aの制御端子に供給される。ディジタル
入力の可変遅延回路18aは制御端子のディジタル値が
減少すると遅延時間が短くなり、ディジタル値が増加す
ると遅延時間が長くなる。
【0070】従って、ディジタル入力の可変遅延回路1
8aの遅延時間が遅延回路20の遅延時間よりも長い場
合は、カウント手段16aの出力信号114aのディジ
タル値が徐々に減少してディジタル入力の可変遅延回路
18aの遅延時間が徐々に短くなり、最終的にクロック
信号111aの遅延時間が遅延回路20のクロック信号
112の遅延時間に一致して同期状態になる。
【0071】また、ディジタル入力の可変遅延回路18
aの遅延時間が遅延回路20の遅延時間よりも短い場合
は、カウンタ手段16aの出力信号114aのディジタ
ル値が徐々に増加してディジタル入力の可変遅延回路1
8aの遅延時間が徐々に長くなり、最終的にクロック信
号111aの遅延時間が遅延回路20のクロック信号1
12の遅延時間に一致して同期状態になる。
【0072】同様に、カウンタ手段17aの出力により
ディジタル入力の可変遅延回路21aの遅延時間も制御
されるので、ディジタル入力の可変遅延回路21aの出
力であるクロック信号115aの遅延時間はディジタル
入力の可変遅延回路18aのクロック信号111aの遅
延時間に一致して同期状態になる。この時、クロック信
号111aはクロック信号112に同期しているので、
クロック信号111a,112及び115aは互いに同
期状態になる。
【0073】すなわち、図4中”イ”及び”ロ”に示す
ようにクロック信号111aはクロック信号112に同
期し、クロック信号115aはクロック信号111に同
期することになる。
【0074】このような同期状態において、ディジタル
遅延時間同期ループ回路52及び53のループを切り離
し、クロック信号112及び115aの同期が完了した
時点のカウンタ手段17aのディジタル値をディジタル
入力の可変遅延回路21aの制御端子に供給すると共に
スイッチ回路13を図1中”A”に側に切り換えること
により、クロック信号112及び115aが同期した状
態でアナログ入力信号100のA/D変換ができること
になる。
【0075】この結果、ディジタル遅延時間同期ループ
回路54及び55を設けてA/D変換器14及び15に
供給されるクロック信号を同期させることにより、ディ
ジタル処理で位相誤差の自動調整が可能になる。
【0076】また、図6は1つのA/D変換器を用いて
2つのサンプル・ホールド回路を並列に配置したタイム
・インターリーブA/D変換装置を示す構成ブロック図
である。図6において13,16〜35,52,53,
100,110〜112,114及び115は図1と同
一符号を付してあり、42及び43はサンプル・ホール
ド回路、44はアナログ・マルチプレクサ回路、45は
A/D変換器、46はディジタル・デマルチプレクサ回
路である。
【0077】さらに、16,18,42,44,45及
び46はアナログ遅延時間同期ループ回路50aを、1
7,21,43,44,45及び46はアナログ遅延時
間同期ループ回路51aをそれぞれ構成している。ま
た、44〜46に関してはアナログ遅延時間同期ループ
回路50a及び51aで共用している。
【0078】アナログ入力信号100はスイッチ回路1
3の一方の入力端子に接続され、スイッチ回路13の出
力端子はサンプル・ホールド回路42及び43の入力端
子に接続される。サンプル・ホールド回路42及び43
の出力はアナログ・マルチプレクサ回路44の2つの入
力端子にそれぞれ接続され、アナログ・マルチプレクサ
回路44の出力はA/D変換器45に接続される。
【0079】A/D変換器45のディジタル出力のMS
Bはディジタル・デマルチプレクサ回路46に接続さ
れ、ディジタル・デマルチプレクサ回路46の2つの出
力はD/A変換器16及び17に接続される。
【0080】一方、クロック信号110は可変遅延回路
18、分周回路19及びA/D変換器45に入力され可
変遅延回路18の出力はスイッチ回路13の他方の入力
端子に接続される。分周回路19の非反転出力及び反転
出力は遅延回路20及び可変遅延回路21に接続され、
遅延回路20の出力はサンプル・ホールド回路42のク
ロック入力端子、アナログ・マルチプレクサ回路44の
セレクト端子及びディジタル・デマルチプレクサ回路4
6のセレクト端子にそれぞれ接続される。また、可変遅
延回路21の出力はサンプル・ホールド回路43のクロ
ック入力端子に接続される。さらに、D/A変換器16
及び17の出力は可変遅延回路18及び21の制御端子
にそれぞれ接続される。
【0081】ここで、図6に示す実施例の動作を説明す
る。図6に示す実施例ではサンプル・ホールド回路42
及び43はタイム・インターリーブ動作する。サンプル
・ホールド回路42及び43はクロック信号112及び
115により交互に動作する。また、アナログ・マルチ
プレクサ回路44及びディジタル・デマルチプレクサ回
路46はクロック信号112に同期して選択チャンネル
を切り換える。
【0082】例えば、サンプル・ホールド回路42がア
ナログ入力信号100をホールドすれば、アナログ・マ
ルチプレクサ回路44及びディジタル・デマルチプレク
サ回路46は”Aチャンネル”を選択し、サンプル・ホ
ールド回路42の出力をA/D変換してそのMSBをD
/A変換器16に出力する。
【0083】同様に、サンプル・ホールド回路43がア
ナログ入力信号100をホールドすれば、アナログ・マ
ルチプレクサ回路44及びディジタル・デマルチプレク
サ回路46は”Bチャンネル”を選択し、サンプル・ホ
ールド回路43の出力をA/D変換してそのMSBをD
/A変換器17に出力する。
【0084】その後の遅延時間の同期に関する動作に関
しては図1に示す実施利と同様であるので説明は省略す
る。但し、この場合はA/D変換器に供給するクロック
信号ではなくタイム・インターリーブ動作するサンプル
・ホールド回路42及び43に供給するクロック信号が
同期されることになる。
【0085】この結果、図6に示す実施例ではA/D変
換器が1つでサンプル・ホールド回路を並列に配置して
タイム・インターリーブ動作させる場合であっても、ア
ナログ遅延時間同期ループ回路50a及び51aを設け
てサンプル・ホールド回路42及び43に供給されるク
ロック信号を同期させることにより、A/D変換器が1
つで済むと共に位相誤差の自動調整が可能になる。
【0086】なお、タイム・インターリーブ動作させる
A/D変換器が3つ以上の場合であっても、アナログ、
若しくは、ディジタル遅延時間同期ループ回路の数を増
やすことにより対応が可能になる。
【0087】また、図6に示す実施例において図5に示
すディジタル遅延時間同期ループ回路を適用しても勿論
構わない。
【0088】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。請求項1乃至請
求項3発明によれば、アナログ遅延時間同期ループ回路
及びを設けてA/D変換器に供給されるクロック信号を
同期させることにより、アナログ処理で位相誤差の自動
調整が可能なタイム・インターリーブA/D変換装置が
実現できる。
【0089】また、請求項4乃至請求項6の発明によれ
ば、ディジタル遅延時間同期ループ回路を設けてA/D
変換器に供給されるクロック信号を同期させることによ
り、ディジタル処理で位相誤差の自動調整が可能なタイ
ム・インターリーブA/D変換装置が実現できる。
【0090】また、請求項7乃至請求項9の発明によれ
ば、アナログ遅延時間同期ループ回路を設けてサンプル
・ホールド回路に供給されるクロック信号を同期させる
ことにより、A/D変換器が1つで済むと共に位相誤差
の自動調整が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイム・インターリーブA/D変
換装置の一実施例を示す構成ブロック図である。
【図2】可変遅延回路の遅延時間が遅延回路の遅延時間
よりも長い場合の動作を説明するタイミング図である。
【図3】可変遅延回路の遅延時間が遅延回路の遅延時間
よりも短い場合の動作を説明するタイミング図である。
【図4】位相誤差調整時後の動作を説明するタイミング
図である。
【図5】本発明に係るタイム・インターリーブA/D変
換装置の他の実施例を示す構成ブロック図である。
【図6】1つのA/D変換器を用いて2つのサンプル・
ホールド回路を並列に配置したタイム・インターリーブ
A/D変換装置を示す構成ブロック図である。
【図7】従来のタイム・インターリーブA/D変換装置
の一例を示す構成ブロック図である。
【図8】クロック信号のタイミングを示すタイミング図
である。
【図9】位相誤差を補正することが可能な従来のタイム
・インターリーブA/D変換装置の一例を示す構成ブロ
ック図である。
【図10】クロック信号のタイミングを示すタイミング
図である。
【符号の説明】
1 高速サンプル・ホールド回路 2,3,4,5,8,9,14,15,45 A/D変
換器 6,7,42,43 サンプル・ホールド回路 10,19 分周回路 11,20 遅延回路 12,18,18a,21,21a 可変遅延回路 13,24,25,31,32 スイッチ回路 16,17 D/A変換器 16a,17a カウンタ手段 22,29,36,39 インバータ回路 23,26,30,33 定電流源 27,34 容量 28,35 ローパスフィルタ回路 37,40 可逆カウンタ回路 38,41 ディジタルフィルタ回路 44 アナログ・マルチプレクサ回路 46 ディジタル・デマルチプレクサ回路 50,50a,51,51a アナログ遅延時間同期ル
ープ回路 52,53 チャージポンプ回路 54,55 ディジタル遅延時間同期ループ回路 100 アナログ入力信号 101,102,103,104,105,106,1
07,108,110,111,111a,112,1
15,115a クロック信号 109 制御信号 113 ディジタル出力のMSB 114,114a 出力信号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のA/D変換器を並列に配置してそれ
    ぞれのA/D変換器をタイム・インターリーブ動作させ
    るタイム・インターリーブA/D変換装置において、 第1及び第2のアナログ遅延時間同期ループ回路を設け
    て第1及び第2のA/D変換器に供給されるクロック信
    号を同期させることを特徴とするタイム・インターリー
    ブA/D変換装置。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2のA/D変換器の最上位
    ビットをアナログ信号に変換する第1及び第2のD/A
    変換器と、 前記第1のA/D変換器に供給する第1のクロック信号
    を遅延させる遅延回路と、 前記第2のA/D変換器に供給する第2のクロック信号
    を遅延させる第1の可変遅延回路と、 第2の可変遅延回路と、 前記第1及び第2のA/D変換器の入力信号選択するス
    イッチ回路とを備え、前記スイッチ回路を切り換えて前
    記第2の可変遅延回路から出力される第3のクロック信
    号を入力信号として前記第1及び第2のA/D変換器に
    供給し、前記第1及び第2のD/A変換器の出力で前記
    第2及び第1の可変遅延回路の遅延時間を制御して前記
    第1乃至第3のクロック信号を同期させることを特徴と
    する請求項1記載のタイム・インターリーブA/D変換
    装置。
  3. 【請求項3】前記D/A変換器が前記A/D変換器の最
    上位ビットに基づき容量に電荷を充放電するチャージポ
    ンプ回路と、このチャージポンプ回路の出力に接続され
    たローパスフィルタ回路とから構成されることを特徴と
    する請求項2記載のタイム・インターリーブA/D変換
    装置。
  4. 【請求項4】複数のA/D変換器を並列に配置してそれ
    ぞれのA/D変換器をタイム・インターリーブ動作させ
    るタイム・インターリーブA/D変換装置において、 第1及び第2のディジタル遅延時間同期ループ回路を設
    けて第1及び第2のA/D変換器に供給されるクロック
    信号を同期させることを特徴とするタイム・インターリ
    ーブA/D変換装置。
  5. 【請求項5】前記第1及び第2のA/D変換器の最上位
    ビットに基づきカウントアップ若しくはカウントダウン
    する第1及び第2のカウンタ手段と、 前記第1のA/D変換器に供給する第1のクロック信号
    を遅延させる遅延回路と、 前記第2のA/D変換器に供給する第2のクロック信号
    を遅延させる第1の可変遅延回路と、 第2の可変遅延回路と、 前記第1及び第2のA/D変換器の入力信号選択するス
    イッチ回路とを備え、前記スイッチ回路を切り換えて前
    記第2の可変遅延回路から出力される第3のクロック信
    号を入力信号として前記第1及び第2のA/D変換器に
    供給し、前記第1及び第2のカウンタ手段の出力で前記
    第2及び第1の可変遅延回路の遅延時間を制御して前記
    第1乃至第3のクロック信号を同期させることを特徴と
    する請求項4記載のタイム・インターリーブA/D変換
    装置。
  6. 【請求項6】前記カウンタ手段が前記A/D変換器の最
    上位ビットに基づきカウントアップ若しくはカウントダ
    ウンする可逆カウンタ回路と、この可逆カウンタ回路の
    出力に接続されたディジタルフィルタ回路とから構成さ
    れることを特徴とする請求項5記載のタイム・インター
    リーブA/D変換装置。
  7. 【請求項7】複数のサンプル・ホールド回路を並列に配
    置してそれぞれのサンプル・ホールド回路をタイム・イ
    ンターリーブ動作させるタイム・インターリーブA/D
    変換装置において、 第1及び第2のアナログ遅延時間同期ループ回路を設け
    て第1及び第2のサンプル・ホールド回路に供給される
    クロック信号を同期させることを特徴とするタイム・イ
    ンターリーブA/D変換装置。
  8. 【請求項8】入力信号をサンプル・ホールドする前記第
    1及び第2のサンプル・ホールド回路と、 この第1及び第2のサンプル・ホールド回路の出力がマ
    ルチプレクサを介して接続されるA/D変換器と、 デマルチプレクサを介して供給される前記A/D変換器
    の最上位ビットをアナログ信号に変換する第1及び第2
    のD/A変換器と、 前記第1のサンプル・ホールド回路に供給する第1のク
    ロック信号を遅延させる遅延回路と、 前記第2のサンプル・ホールド回路に供給する第2のク
    ロック信号を遅延させる第1の可変遅延回路と、 第2の可変遅延回路と、 前記第1及び第2のサンプル・ホールド回路の入力信号
    選択するスイッチ回路とを備え、前記スイッチ回路を切
    り換えて前記第2の可変遅延回路から出力される第3の
    クロック信号を入力信号として前記第1及び第2のサン
    プル・ホールド回路に供給し、前記第1及び第2のD/
    A変換器の出力で前記第2及び第1の可変遅延回路の遅
    延時間を制御して前記第1乃至第3のクロック信号を同
    期させることを特徴とする請求項7記載のタイム・イン
    ターリーブA/D変換装置。
  9. 【請求項9】前記D/A変換器が前記A/D変換器の最
    上位ビットに基づき容量に電荷を充放電するチャージポ
    ンプ回路と、このチャージポンプ回路の出力に接続され
    たローパスフィルタ回路とから構成されることを特徴と
    する請求項8記載のタイム・インターリーブA/D変換
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7253760B2 (en) 2005-07-13 2007-08-07 Verigy (Singapore) Pte. Ltd. Method for adjusting signal generator and signal generator
US7466251B2 (en) 2006-06-29 2008-12-16 Nec Electronics Corporation Time-interleaved A/D converter device
JP2010171981A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Fujitsu Semiconductor Ltd 電流モード回路
CN104467852A (zh) * 2014-11-24 2015-03-25 中国电子科技集团公司第二十九研究所 一种基于时钟移相技术的多路ad同步方法
JP2016213826A (ja) * 2015-05-07 2016-12-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 タイムインターリーブ型ad変換器

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