JP2016198955A - サーマルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】階調再現性に優れたサーマルプリンタを提供すること。【解決手段】エネルギーが印加されて発熱する複数の発熱体と、前記発熱体にエネルギーを印加するエネルギー印加手段と、画像の反射率と前記発熱体に印加されるエネルギーとの関係に基づいて階調ごとのエネルギーが設定された階調テーブルを記憶する記憶手段と、前記階調テーブルに基づいて、印刷画像の階調に応じた制御データを前記エネルギー印加手段に転送し、前記エネルギー印加手段が前記発熱体に印加するエネルギーを制御する制御手段と、を備えるサーマルプリンタ。【選択図】図3

Description

本発明は、サーマルプリンタに関する。
印加されたエネルギーの大きさに応じて発熱する複数の発熱体を備え、記録媒体に多階調画像を形成するサーマルプリンタが知られている。
サーマルプリンタでは、例えば、図17に示される印刷画像の光学濃度と発熱体に印加するエネルギーとの関係に基づいて、階調間で光学濃度が一定に変化するように階調を定め、定めた階調に応じて発熱体に印加するエネルギーが設定される。
また、処理負荷を軽減するために、中間濃度領域における印刷画像の光学濃度と発熱体に印加するエネルギーとの関係を線形近似して発熱体に印加するエネルギーを設定したサーマルプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−220358号公報
ここで、印刷画像の光学濃度と明るさを表す反射率との関係は、下式で表される。
光学濃度=−log(反射率)
このため、図18に示されるように、光学濃度が低い領域では反射率の変化は大きいが、光学濃度が高い領域では反射率の変化が緩やかになる。したがって、図17に示すように光学濃度の変化の度合いが一定になるように発熱体に印加するエネルギーを設定しても、高濃度領域における反射率の変化が乏しくなり、階調再現性が低下する可能性がある。
図19は、印刷画像を例示する図である。図19(A)は、図17に示される光学濃度とエネルギーとの関係に基づいて、階調間で光学濃度が一定変化するように発熱体に印加するエネルギーを設定して画像を印刷した結果である。また、図19(B)は、光学濃度と発熱体に印加するエネルギーとの関係を線形近似して発熱体に印加するエネルギーを設定し、画像を印刷した結果である。
光学濃度に基づいて発熱体に印加するエネルギーを設定すると、図19(A)及び(B)に示されるように、印刷画像において、低濃度領域の階調が急激に変化し、高濃度領域の階調の判別が困難になり、再現できる階調数が実質的に減ってしまう可能性がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、階調再現性に優れたサーマルプリンタを提供することを目的とする。
本発明の一態様のサーマルプリンタによれば、エネルギーが印加されて発熱する複数の発熱体と、前記発熱体にエネルギーを印加するエネルギー印加手段と、画像の反射率と前記発熱体に印加されるエネルギーとの関係に基づいて階調ごとのエネルギーが設定された階調テーブルを記憶する記憶手段と、前記階調テーブルに基づいて、印刷画像の階調に応じた制御データを前記エネルギー印加手段に転送し、前記エネルギー印加手段が前記発熱体に印加するエネルギーを制御する制御手段と、を備える。
本発明の実施形態によれば、階調再現性に優れたサーマルプリンタが提供される。
実施形態におけるサーマルプリンタの概略構成を例示する図である。 画像の網点面積率と反射率との関係を例示する図である。 画像の網点面積率と発熱体に印加するエネルギーとの関係を例示する図である。 階調値と発熱体に印加するエネルギーとの関係を例示する図である。 元画像データ及び印刷画像を例示する図である。 元画像データ及び印刷画像の階調値に対する反射率を例示する図である。 元画像データ及び印刷画像の階調値に対する反射率を例示する図である。 階調値に対する反射率を例示する図である。 実施形態における1印刷ライン分の転送データ及びデータ転送方法を例示する図である。 実施形態における電源電圧と電圧補正値との関係を例示する図である。 実施形態における温度と温度補正値との関係を例示する図である。 実施形態における放熱時間と速度補正値との関係を例示する図である。 実施形態における印刷率と印刷率補正値との関係を例示する図である。 実施形態における印刷率の算出方法を例示する図である。 実施形態における画像データ処理のフローチャートを例示する図である。 実施形態における印刷処理のフローチャートを例示する図である。 画像の光学濃度と発熱体に印加するエネルギーとの関係を例示する図である。 画像の光学濃度と反射率との関係を例示する図である。 従来技術における印刷画像を例示する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(サーマルプリンタの構成)
図1は、実施形態におけるサーマルプリンタ100の概略構成を例示する図である。
図1に示されるように、サーマルプリンタ100は、MCU(Micro Control Unit)10、RAM(Random access Memory)11、サーミスタ12、シフトレジスタ14、ラッチレジスタ16、電源17、分圧回路18、IC1〜IC640、発熱体R1〜R640を有する。
発熱体R1〜R640は、サーマルヘッドに、主走査方向に一列に並ぶように設けられている。各発熱体R1〜R640は、印加されるエネルギーの大きさに応じて発熱し、感熱紙等の記録媒体を加熱して画像を記録媒体上に印刷する。本実施形態におけるサーマルプリンタ100は、発熱体R1〜R640により、印刷ラインごとに640ドットを記録媒体に印刷できる。
発熱体R1〜R640は、印刷領域に応じて分割された印刷ブロックごとに制御される。本実施形態では、160個の発熱体ごとに、発熱体R1〜R160、発熱体R161〜R320、発熱体R321〜発熱体480、発熱体R481〜R640の4つの印刷ブロックに分けられている。なお、サーマルプリンタ100に設けられる発熱体の数、印刷ブロックの数等の構成は、本実施形態に例示される構成に限られるものではない。
MCU10は、制御手段の一例であり、印刷する画像の階調に応じて発熱体R1〜R640に印加するエネルギーを設定し、各種信号をシフトレジスタ14、ラッチレジスタ16及びIC1〜IC640に送信する。シフトレジスタ14、ラッチレジスタ16、IC1〜IC640及び電源17は、発熱体R1〜R640にエネルギーを印加するエネルギー印加手段の一例である。
MCU10は、サーマルプリンタ100に入力された画像データ及びRAM11に記憶されている階調テーブルに基づいて発熱体を制御するDI信号を生成し、生成したDI信号をクロック同期式シリアル通信にてシフトレジスタ14に送信する。また、MCU10は、シフトレジスタ14への1印刷ライン分のDI信号の送信が完了すると、/LAT信号を送信して、シフトレジスタ14内のデータをラッチレジスタ16にラッチする。
RAM11は、記憶手段の一例であり、階調に対応するエネルギーが設定された階調テーブル等を記憶する。
シフトレジスタ14は、640ビットのデータを記憶するものであり、各発熱体R1〜R640に対応するデータ領域を有する。シフトレジスタ14の各ビットは何れかの発熱体に対応しており、ビット0は発熱体R1に、ビット639は発熱体R640に対応する。シフトレジスタ14に記憶されるデータは発熱体を制御するデータであり、ビットが1である場合には対応する発熱体がオン、ビットが0である場合には対応する発熱体がオフとなる。
ラッチレジスタ16は、シフトレジスタ14と同様に、各発熱体R1〜R640に対応するデータ領域を有する。ラッチレジスタ16は、MCU10から/LAT信号を受信し、シフトレジスタ14から送信される信号をラッチする。ラッチレジスタ16にラッチされた信号は、各IC1〜IC640の入力端子に入力される。
IC1〜IC640は、各発熱体R1〜R640に対応して設けられ、それぞれ発熱体R1〜R640の一端に接続されている。IC1〜IC640は、STB信号のオンオフによってそのオンオフが制御され、ラッチレジスタ16からの信号が1で、且つMCU10から送信されるSTB信号がオンの場合にオンになり、対応する発熱体R1〜R640に通電する。なお、各発熱体R1〜R640の通電時間は、STB信号がオンとなっている時間により制御される。通電時間が長いほど、各発熱体R1〜R640に印加されるエネルギーが大きくなる。
MCU10は、発熱体R1〜R640の印刷ブロックごとにSTB信号を送信する。MCU10は、IC1〜IC160にSTB1信号、IC161〜IC320にSTB2信号、IC321〜IC480にSTB3信号、IC481〜IC640にSTB4信号を送信し、印刷ブロックごとに発熱体R1〜R640を制御する。
電源17は、発熱体R1〜R640に接続され、発熱体R1〜R640に電圧Vを印加する。MCU10は、分圧回路18によって分圧された電圧Vinに基づいて、電源17から発熱体R1〜R640に印加されている電圧Vを求める。サーミスタ12は、温度検出手段の一例であり、発熱体R1〜R640が設けられているサーマルヘッドの温度を測定し、測定値TをMCU10に送信する。
(階調テーブル)
次に、サーマルプリンタ100において発熱体R1〜R640に印加するエネルギーの制御に用いられる階調テーブルについて説明する。
画像のグラデーション表現を滑らかにするために、白から黒までのグレースケールを反射率に応じて分割する。ここで、図2に示されるように反射率と網点面積率とは比例関係にある。網点面積率と光学濃度との関係はMurray-Davies式で表され、用紙の濃度D、飽和濃度D、印字部濃度Dとすると、網点面積率Aは下式(1)で表される。
そこで、本実施形態では、図3に示される発熱体に印加するエネルギーと画像の網点面積率との関係に基づいて、網点面積率の変化が一定になるように階調を定め、各階調に対応するエネルギーを設定する。図3は16階調の例であり、網点面積率0%(白)から網点面積率100%(黒)までの間を15等分したときの各階調値に対応するエネルギーが示されている。
図4は、16階調のときの、階調値とエネルギーとの関係を例示する図であり、図3から導き出される。なお、図4において、エネルギー「100%」は、図3において網点面積率が100%(階調値が最大)のときのエネルギーの値に対応する。サーマルプリンタ100では、このような画像の網点面積率と発熱体に印加するエネルギーとの関係に基づいて、階調値ごとに発熱体に印加するエネルギーが設定され、以下の表1に示される階調テーブルがRAM11に記憶される。階調値ごとのエネルギーを階調テーブルとして予め記憶することで、印字の際に階調値とエネルギーとの関数に基づいて印刷を望む階調に対応するエネルギーを算出する処理を省くことができる。
なお、表1は階調値0〜15の16階調画像を印刷する場合の階調テーブルであるが、印刷する画像データの階調数に応じて、4階調の階調テーブル、32階調の階調テーブル等を同様に設定してRAM11に記憶させてもよい。表2は4階調の階調テーブルの例、表3は32階調の階調テーブルの例である。
MCU10は、印刷する画像データが16階調の場合には表1の階調テーブルに基づいて、各発熱体R1〜R640に印加するエネルギーを設定する。MCU10は、各発熱体R1〜R640への通電時間を変えることで、各発熱体R1〜R640に印加するエネルギーの大きさを制御する。
図5は、実施形態におけるサーマルプリンタ100による印刷結果を例示する図である。図5(A)は、サーマルプリンタ100に入力される16階調の元画像データであり、階調値が網点面積率に比例するように16階調としたときのデータである。また、図5(B)は、図5(A)に対応する元画像データを、表1に示される階調テーブルに基づいて印刷した結果である。
図5(B)に示されるように、網点面積率に基づいて発熱体に印加するエネルギーを設定することで、高濃度領域の階調差が明確になり、入力された元画像データの階調を低濃度から高濃度まで再現できていることが分かる。また、各階調値間での反射率の差が等しく、滑らかなグラデーションを再現できており、階調再現性に優れた高品質画像が得られている。
図6は、図5(A)の元画像データ及び図5(B)の印刷画像における階調値と反射率との関係を示す図である。ここで、画像の黒(階調値15)の反射率を1%とすると、光学濃度は2.00となる。しかし、実際に印刷される黒画像は光学濃度2.00には達せず、飽和濃度が1.15である場合の反射率は7%になる(図6に示される印刷画像の階調値15の反射率)。そのため、反射率が7%の状態を、網点面積率100%とする。
また、図6に示されるように、その他の各階調においても、元画像データの反射率よりも印刷した画像の反射率が僅かに高くなっている。そこで、記録媒体上に再現可能な反射率の範囲内で、印刷画像における各階調の反射率が元画像データの反射率と等しくなるように、各階調のエネルギーを設定した階調テーブルを用いて印刷を行ってもよい。
図7は、この場合の階調値と反射率との関係を示す図面である。図7に示すように、印刷画像では、階調値が15の時の反射率(7%)は元画像データの反射率と異なっているが、階調値0〜14については元画像データと印刷画像との反射率がほぼ等しくなっている。階調テーブルには、図7に示す反射率に対応するエネルギー値が、各階調値に対応づけて格納される。
図7に示す関係のように、元画像データの反射率と印刷画像の反射率とが一致するように設定された階調テーブルを用いることで、例えば印刷画像の階調値0〜14の反射率が元画像データの反射率に一致するように印刷することが可能になる。図5(C)は、このような階調テーブルを用いたときの印刷画像を示す図面である。
このように、表1の階調テーブルを用いて印刷すると、図5(B)に示されるように、階調値0〜15における印刷画像の階調再現性が向上する。また、表1の階調テーブルを補正した階調テーブルを用いて印刷することで、図5(C)に示されるように、記録媒体上に再現可能な反射率の範囲内で、各階調の反射率が元画像データの反射率に等しくなるように画像を印刷することが可能になる。
サーマルプリンタ100は、複数の階調テーブルをRAM11に記憶させ、ユーザから印刷に使用する階調テーブルの選択を受け付けてもよい。ユーザは、印刷する画像等に応じた階調テーブルを選ぶことで、所望の階調性を有する印刷画像を得ることが可能になる。
RAM11には、例えば、表1〜表3に示されるように階調数が異なるテーブル、同じ階調数でも各階調値に設定されるエネルギーの大きさが異なるテーブル等が記憶される。また、マンセル明度と反射率との関係のように、階調値と画像の反射率とを対数関数で表し(図8)、人間の目に階調の変化が認識し易くなるように各階調値のエネルギーを設定した階調テーブルをRAM11に記憶させてもよい。MCU10は、例えばユーザによって選択された階調テーブルに基づいて、発熱体R1〜R640に印加するエネルギーを制御する。
(データ転送)
次に、サーマルプリンタ100において、MCU10がシフトレジスタ14に発熱体のオンオフを制御する制御データを転送する方法について説明する。
MCU10は、サーマルプリンタ100に入力された画像データの階調に応じたエネルギーが発熱体R1〜R640に印加されるように、シフトレジスタ14に発熱体の制御データを転送する。
例えば表1の階調テーブルを用いて16階調の印刷を実行する場合には、MCU10が印刷ラインごとに各階調値1〜15に対応する制御データを15回転送することで、発熱体R1〜R640のそれぞれに階調に応じたエネルギーを印加して画像を印刷できる。
しかし、印刷ラインごとに制御データを15回転送する方法では、MCU10からのデータ転送速度が5MHzの場合、1ライン当たりのデータ転送時間は128μsecとなる。このため、画像データの解像度が200dpi(8dot/mm)の場合には、印刷速度が60mm/secとなり、印刷速度が低下する。
そこで、本実施形態におけるサーマルプリンタ100では、以下で説明するデータ転送方法によってMCU10からのデータ転送回数を減らすことで、高速印刷に対応可能になっている。
例えば表4に示すように、0%から100%までのエネルギーを16等分して0〜15のエネルギー段階値を設定し、4回のデータ転送で発熱体R1〜R640のそれぞれに階調に応じたエネルギーを印加して16階調の画像を印刷できる。
MCU10は、例えば階調値0〜15に対応するエネルギー段階値0〜15のエネルギーを発熱体に印加するように、制御データを4回転送する。MCU10は、1回目にエネルギー53.3%のON又はOFF、2回目にエネルギー26.7%のON又はOFF、3回目にエネルギー13.3%のON又はOFF、4回目にエネルギー6.7%のON又はOFFを示す制御データを送信する。
例えば階調値7の画像を印刷する発熱体R1にはエネルギー段階値7の46.7%のエネルギーを印加するので、表4に示されるように、MCU10が、1回目OFF、2回目ON、3回目ON、4回目ONという制御データを送信する。このような制御データが送信されることで、発熱体R1には、エネルギー26.7%、エネルギー13.3%及びエネルギー6.7%の合計46.7%のエネルギーが印加される。
このように、異なる大きさのエネルギーのON又はOFFを示す制御データを4回転送することで、各発熱体R1〜R640に階調に応じたエネルギーを印加するように制御できる。このようなデータ転送方法により、MCU10からシフトレジスタ14へのデータ転送回数を減らし、高速な印刷が可能になる。
ここで、表1の階調テーブルでは、階調ごとに設定されているエネルギーの階調値間の最小差は3.2%である。そこで、この最小差3.2%に対応できるようにするために、表5に示されるように、0%〜100%のエネルギーを32(=2)段階に等分割し、段階値間のエネルギー差が約3.2%となるようにしたエネルギー段階値テーブルを設定する。
このようなエネルギー段階値テーブルを設けることで、表6に示すように、表1の各階調値に対応するエネルギーと表5のエネルギー段階値とを対応づけることができる。例えば、表1の階調値1のエネルギー25.9%は、表5のエネルギー段階値8のエネルギー25.8%に近く、階調値1のエネルギーとエネルギー段階値8とを対応づけることができる。このように階調値に対応づけたエネルギー段階値に設定されているエネルギーを用いることで、16階調の印刷を実行できる。
このように、例えば階調テーブルにおける各階調値のエネルギーと32(=2)段階のエネルギー段階値とを対応づけた場合には、MCU10が制御データを1印刷ラインにつき5回転送することで、16階調の画像を印刷できる。MCU10は、例えば以下の表6に例示されるテーブルに基づいて制御データを5回転送し、各階調値に応じたエネルギーを発熱体R1〜R640に印加させる。
表7に示されるように、MCU10は、画像データの階調に応じたエネルギーが印加されるように、1回目にエネルギー51.6%のON又はOFF、2回目にエネルギー25.8%のON又はOFF、3回目にエネルギー12.9%のON又はOFF、4回目にエネルギー6.5%のON又はOFF、5回目にエネルギー3.2%のON又はOFFを示す制御データを各発熱体R1〜R640に送信する。
例えば階調値4の画像を印刷する発熱体R1にはエネルギー段階値12の38.7%のエネルギーを印加するので、表7に示されるように、MCU10が、1回目OFF、2回目ON、3回目ON、4回目OFF,5回目OFFという制御データを送信する。このような制御データが送信されることで、発熱体R1には、エネルギー25.8%及びエネルギー12.9%の合計38.7%のエネルギーが印加される。
このように、異なる大きさのエネルギーのON又はOFFを示す制御データを5回転送することで、各発熱体R1〜R640に階調に応じたエネルギーを印加するように制御できる。サーマルプリンタ100では、このようなデータ転送方法により、MCU10からシフトレジスタ14へのデータ転送回数を減らし、高速印刷が可能になっている。
なお、表2に示される4階調のテーブルに基づいて印刷する場合には、8(=2)段階のエネルギー段階値テーブルを設定し、制御データを3回転送することで、画像データの階調に応じたエネルギーを各発熱体R1〜R640に印加できる。また、表3に示される32階調のテーブルに基づいて画像を印刷する場合には、64(=2)段階のエネルギー段階値テーブルを設定し、制御データを6回転送することで、画像データの階調に応じたエネルギーを各発熱体R1〜R640に印加できる。
このように、例えば2(nは1以上の整数)階調の階調テーブルに基づいて画像を印刷する場合には、階調テーブルにおける階調値間のエネルギー最小差に基づいて2(mはnより大きい整数)段階のエネルギー段階値テーブルを設定する。MCU10は、シフトレジスタ14に異なる大きさのエネルギーのON又はOFFを示す制御データをm回転送することで、画像データの階調に応じたエネルギーを各発熱体R1〜R640に印加できる。
MCU10からシフトレジスタ14への制御データの転送回数と、各回におけるエネルギーの大きさとの関係を、以下の表8に例示する。
1回目に制御データを転送するエネルギーの大きさEは、下式(2)で求められる。
また、2回目以降のエネルギーの大きさは、前回のエネルギーの1/2とする。このように各回の発熱体に印加するエネルギーの大きさを設定し、各発熱体R1〜R640に対応する制御データを転送することで、階調テーブルの各階調に対応するエネルギーを各発熱体R1〜R640に印加できる。
一度にエネルギーを印加する発熱体の数が多いと消費電力が増大する可能性がある。そこで、MCU10は、発熱体R1〜R160、発熱体R161〜R320、発熱体R321〜発熱体480、発熱体R481〜R640の4つの印刷ブロックごとに制御データを転送する。
印刷ラインごとに5回制御データを転送する場合には、図9(A)に示されるように、MCU10は、転送回ごとに各発熱体R1〜R640に対応する640bitの制御データを生成する(DATA1〜DATA5)。また、MCU10は、N回目の制御データを各印刷ブロックに対応する160bitの制御データに分割する(DATA[N−1]〜DATA[N−4])。
MCU10は、図9(B)に示されるように、印刷ブロックごとに1回目から5回目までの制御データを順次シフトレジスタ14に転送していく。図9(B)に示すように、MCU10は、発熱体R1〜R160の印刷ブロックに対応するDATA1−1〜DATA5−1の制御データを連続して転送する。次に、MCU10は発熱体R161〜R320の印刷ブロックに対応するDATA1−2〜DATA5−2の制御データを連続して順次転送する。また、発熱体R321〜R480の印刷ブロックに対応するDATA1−3〜DATA5−3の制御データを順次転送した後、発熱体R481〜R640の印刷ブロックに対応するDATA1−4〜DATA5−4の制御データを順次転送する。シフトレジスタ14に転送された制御データは、ラッチレジスタ16に転送されて、各発熱体に対応するICに送信される。
MCU10はまた、発熱体への通電タイミングに応じてSTB1信号〜STB4信号を順次ICに送信する。これにより、各印刷ブロックの発熱体に通電させる。STB信号の入力時間によって発熱体への通電時間が制御され、発熱体に印加されるエネルギーが変化する。各STB信号は、表7に示される各回のエネルギーが発熱体に印加されるように、制御データに対応して入力時間を変えて連続して送信される。このように印刷ブロックごとに制御データを転送して発熱体にエネルギーを印加することで、1度に通電される発熱体の数を最大160個に抑え、消費電力を低減することが可能になる。
また、印刷ブロックごとに制御データを連続して転送することで、各印刷ブロックの発熱体への通電間隔(通電終了時点から次に通電開始するまでの時間)が一定となり、通電間隔がばらつくことによる印刷濃度の変動を抑制できる。
(エネルギー補正)
次に、サーマルプリンタ100において、各発熱体R1〜R640に印加するエネルギーの大きさ及び補正方法について説明する。
発熱体に同じ大きさのエネルギーを印加しても、使用する記録媒体の種類によっては印刷画像の濃度が変動する。これは、記録媒体に応じて発色させるのに必要なエネルギーが異なるためである。そこで、本実施形態におけるサーマルプリンタ100では、使用する記録媒体の種類に応じて、各発熱体R1〜R640に印加するエネルギーの最大値(最大階調値時に発熱体に印加されるエネルギーの大きさ)が設定される。記録媒体の種類に応じてエネルギーの最大値を設定することで、記録媒体の種類に関わらず一定品質の印刷が可能になる。
RAM11には、表9に示されるように、用紙Pの種類ごとにエネルギー最大値E(P)が設定されたテーブルが記憶されている。例えば、用紙1の場合、最大階調値のときに発熱体に印加されるエネルギーEは23.7mJ/mmである。MCU10は、サーマルプリンタ100において記録媒体として使用される用紙Pの種類に応じて、エネルギー最大値E(P)をRAM11から取得する。用紙Pの種類は、予めプリンタに設定する、あるいは印刷データと共にプリンタが受信する等の方法で認識できる。MCU10は、取得したエネルギー最大値E(P)に基づいて、階調テーブルに設定されたエネルギーを各発熱体R1〜R640に印加するようにシフトレジスタ14等に各種信号を送信する。
各発熱体R1〜R640には、上記したように印刷ブロックごとにエネルギーが印加されるが、一度に通電する発熱体の数が多い場合には、電圧降下が発生する可能性がある。
そこで、サーマルプリンタ100では、電源17から発熱体に印加される電圧Vに応じて、発熱体に印加するエネルギーを補正する電圧補正値k(V)が設定され、RAM11に記憶されている。図10は、電源電圧と電圧補正値との関係を例示する図面である。MCU10は、電源17から発熱体に印加されている電圧値Vに対応する電圧補正値k(V)をRAM11から取得し、各発熱体R1〜R640に印加するエネルギーを補正する。
ここで、サーマルプリンタ100では、1印刷ラインごとに複数回データ転送を行って発熱体に通電している。転送の各回で通電する発熱体の数が変化し、数が多い場合には電圧降下が発生する可能性がある。そこで、電圧補正は電源17の電圧の大きさによって補正するタイミングを変化させる必要がある。高電圧部分でのエネルギー変化はほとんど無いので、高電圧系では、100%のエネルギーを補正することで1印刷ライン分のエネルギーを補正する。また、バッテリー等の低電圧系では、電圧に対するエネルギーの変化が大きく、通電する発熱体の数に応じた補正が必要になるため、1通電ごとの補正とする。
また、同じ大きさのエネルギーを発熱体に印加しても、発熱体が設けられているサーマルヘッドの温度の影響により、エネルギー印加後の発熱体の温度が異なる可能性がある。このため、同じ濃度の画像データであっても、異なる濃度の画像が印刷されてしまう可能性がある。
そこで、サーマルプリンタ100では、サーミスタ12によって測定されるサーマルヘッドの温度Tに応じて、発熱体に印加するエネルギーを補正する温度補正値k(T)が設定され、RAM11に記憶されている。図11は、サーマルヘッドの温度と温度補正値との関係を例示する図面である。温度が高い領域では温度補正値は小さく、温度が低くなるほど温度補正値が大きくなるように、温度補正値が設定される。MCU10は、サーミスタ12によって測定される温度Tに基づいてRAM11から温度補正値k(T)を取得し、各発熱体R1〜R640に印加するエネルギー100%の大きさを補正する。通電する度に発熱体の温度は上昇していくが、急激な変化ではないので、温度補正は、例えば1ms周期等の任意のタイミングで実行する。
また、同じ大きさのエネルギーを発熱体に印加しても、直前の印刷ラインの通電が終了してから次の印刷ラインの通電が開始されるまでの期間(以下「放熱時間t」という)によって発熱体が放熱して冷却される度合いが異なるため、エネルギー印加後の発熱体の温度が異なってくる可能性がある。このため、同じ濃度の画像データであっても、異なる濃度の画像が印刷されてしまう可能性がある。
そこで、サーマルプリンタ100では、発熱体の放熱時間tに応じて、発熱体に印加するエネルギーを補正する速度補正値k(t)が設定され、RAM11に記憶されている。図12は、放熱時間と速度補正値との関係を例示する図面である。放熱時間が小さいほど速度補正値は小さく設定されている。MCU10は、1印刷ラインごとに放熱時間tに基づいてRAM11から速度補正値k(t)を取得し、各発熱体R1〜R640に印加するエネルギー100%の大きさを補正する。
また、同じ大きさのエネルギーを発熱体に印加しても、直前の印刷ラインへの通電の有無や、隣接する発熱体への通電の有無によって、エネルギー印加後の発熱体の温度が異なる可能性がある。このため、同じ濃度の画像データであっても、異なる濃度の画像が印刷されてしまう可能性がある。
そこで、サーマルプリンタ100では、印刷率Dに応じて発熱体に印加するエネルギーを補正する印刷率補正値k(D)が設定され、RAM11に印刷率と印刷率補正値とが対応づけて記憶されている。図13は、印刷率と印刷率補正値との関係を例示する図面である。MCU10は、印刷率Dに基づいてRAM11から印刷率補正値k(D)を取得し、各発熱体R1〜R640に印加するエネルギーの大きさを補正する。
印刷率Dは、例えば図14に示されるように、黒丸で表される印刷ドットの副走査方向の1ライン前及び2ライン前であって、印刷ドットと主走査方向に同位置にあるドット及びこれらのドットの隣接位置にある破線で囲まれた6ドットから求める。図14の例では、斜線を付したドットが印刷されたドット、白丸が通電されていないドットであり、破線で囲まれた6ドットのうち4ドットが印刷されているため、印刷率Dは4/6×100=66.7%となる。
MCU10は、算出した印刷率Dに基づいてRAM11から印刷率補正値k(D)を取得し、各発熱体R1〜R640に印加するエネルギーをドットごとに補正する。なお、印刷率Dの算出方法は、上記で説明した方法に限られるものではない。
このように、本実施形態におけるサーマルプリンタ100では、電圧補正値k(V)、温度補正値k(T)、速度補正値k(t)及び印刷率補正値k(D)の少なくとも1つ以上を用いて発熱体に印加するエネルギーが補正される。発熱体に印加するエネルギーを補正することで、一定品質の画像を印刷することが可能になる。
(印刷処理)
次に、サーマルプリンタ100における印刷処理について説明する。
図15は、画像データ処理のフローチャートを例示する図である。サーマルプリンタ100に画像データが入力されると、図15に示される画像データ処理が実行される。
まずステップS101にて、MCU10が、RAM11に記憶されているエネルギーテーブル(表9)から印刷する用紙に対応するエネルギー最大値E(P)を取得する。次に、画像データの印刷ライン数Lpに応じて、ステップS102からステップS109までの処理を繰り返し実行する。
MCU10は、印刷ラインに含まれる印刷ドット数に応じて、1印刷ラインごとに、ステップS103からステップS108までの処理を繰り返し実行する。本実施形態に係るサーマルプリンタ100は、1印刷ラインに640ドットが含まれるため、ステップS103からステップS108までの処理が640回繰り返される。なお、図15ではドットごとに算出される値を扱うためステップS103からステップS108までの処理を640回繰り返すが、このような処理を行わなくてもよい場合には発熱体数分の処理を繰り返さなくてもよい。
ステップS104では、MCU10は、各発熱体について、印刷ドットの直前の2印刷ラインの印刷率Dを算出する。次にステップS105にて、MCU10がRAM11から算出した印刷率Dに対応する印刷率補正値k(D)を取得する。
ステップS106では、MCU10がステップS105で取得した印刷率補正値k(D)に基づいて、印刷ドットの階調値を補正する。印刷ドットの階調値が9で、印刷率補正値k(D)が110%の場合には、MCU10は、その印刷ドットの階調値を10(≒9×1.1)に補正する。
ステップS107では、MCU10が、RAM11に記憶されている、階調値とエネルギー段階値とが対応付けられたテーブル(表6)から、ステップS106で補正された階調値に対応するエネルギー段階値を取得する。例えば印刷ドットの補正後の階調値が10の場合には、エネルギー段階値は18となる。
以上で説明した画像データ処理では、ステップS104からステップS107までの処理を1印刷ラインの各ドットについて行い、ステップS103からステップS108までの処理を印刷ライン分行うことにより、MCU10が印刷する画像データの全印刷ドットに対応するエネルギー段階値を取得する。
図16は、印刷処理のフローチャートを例示する図である。MCU10は、サーマルプリンタ100に画像データが入力されると、図15の画像データ処理を実行した後に、図16に示される印刷処理を実行する。
図16の印刷処理では、画像データの印刷ライン数Lpに応じて、ステップS201からステップS217までの処理が繰り返し実行される。
ステップS202では、MCU10がサーミスタ12からサーマルヘッドの温度測定値Tを取得する。次にステップS203では、MCU10が、取得したサーマルヘッドの温度Tに対応する温度補正値k(T)をRAM11から取得する。
ステップS204では、MCU10が通電開始時間を取得する。ステップS205では、MCU10が前の印刷ラインの通電終了時間から、ステップS204で取得した通電開始時間までの放熱時間tを算出する。ステップS206では、MCU10が、算出した放熱時間tに対応する速度補正値k(t)をRAM11から取得する。
ステップS207では、MCU10が、発熱体に印加する100%のエネルギー値Eを、取得した温度補正値k(T)及び速度補正値k(t)を用いて下式(3)に基づいて補正し、通電時間に変換する。なお、E(P)は、ステップS101で取得した用紙種類に対応するエネルギー最大値である。
E=E(P)×k(T)×k(t) ・・・(3)
次に、MCU10が発熱体の通電回数に応じて、ステップS208からステップS215までの処理を繰り返し実行する。図16の例では、1印刷ライン当たりの通電回数は計5回である。
ステップS209では、MCU10が、発熱体に印加するエネルギーの大きさに応じた各回の通電時間t1を算出する。例えば表7に示されるように通電回数5回の場合には、1回目の通電でステップS207にて算出したエネルギー最大値Eの51.6%が発熱体に印加されるように、通電時間t1を算出する。2回目以降は、エネルギー最大値Eの25.8%、12.9%、6.5%、3.2%が順次発熱体に印加されるように、通電時間t1を算出する。なお、通電時間はSTB信号をオンとする時間によって制御される。
ステップS210では、MCU10が発熱体への通電のための処理を開始する。ステップS211では、MCU10が、電源17から発熱体に印加されている電圧値Vを取得する。
ステップS212では、MCU10が、取得した電圧値Vに対応する電圧補正値k(V)をRAM11から取得する。次にステップS213では、MCU10が、ステップS209にて算出した通電時間t1を、電圧補正値k(V)を用いて下式(4)のように補正する。
t1=t1×k(V) ・・・(4)
ステップS214では、通電開始から補正された通電時間t1が経過した時に発熱体への通電を終了する。通電時間は、STB信号がオンとなっている時間に相当する。各発熱体R1〜R640は、画像データの階調に対応するエネルギー段階値のエネルギーが印加されるように、各回の通電時間がMCU10により制御される。
発熱体への通電が所定の通電回数分終了すると、画像データの1印刷ラインの記録媒体への印刷が完了し、ステップS216にて、MCU10が通電終了時間を取得する。MCU10は、ステップS216にて取得した通電終了時間を用いて、次印刷ラインの放熱時間tをステップS205で算出する。
以上で説明したステップS201からステップS217までの処理を、画像データに含まれる印刷ライン数Lpに応じて繰り返し実行することで、記録媒体への画像データの印刷が完了する。
サーマルプリンタ100は、印刷する画像データが入力されると、上記した画像データ処理の後に印刷処理を実行し、入力された画像データに基づいて記録媒体に画像を印刷する。
以上で説明したように、本実施形態におけるサーマルプリンタ100によれば、網点面積率に基づいて発熱体に印加するエネルギーを設定することで、印刷画像の階調再現性が向上する。また、MCU10が制御データを転送する回数を低減し、解像度が高い画像を高速印刷することが可能になっている。さらに、電源17から発熱体に印加される電圧V、サーマルヘッドの温度T、放熱時間t、印刷率D等に応じて発熱体に印加するエネルギーを補正することで、電圧V等の変化に関わらず一定品質の画像を印刷できる。
以上、実施形態に係るサーマルプリンタについて説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
10 MCU
11 RAM
12 サーミスタ
14 シフトレジスタ
16 ラッチレジスタ
17 電源
18 分圧回路
100 サーマルプリンタ
R1〜R640 発熱体

Claims (7)

  1. エネルギーが印加されて発熱する複数の発熱体と、
    前記発熱体にエネルギーを印加するエネルギー印加手段と、
    画像の反射率と前記発熱体に印加されるエネルギーとの関係に基づいて階調ごとのエネルギーが設定された階調テーブルを記憶する記憶手段と、
    前記階調テーブルに基づいて、印刷画像の階調に応じた制御データを前記エネルギー印加手段に転送し、前記エネルギー印加手段が前記発熱体に印加するエネルギーを制御する制御手段と、を備える
    ことを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 前記制御手段は、2(nは1以上の整数)階調の階調テーブルにおける階調間のエネルギー差の最小値に応じて、エネルギーが2(mはnより大きい整数)段階に等分割されたエネルギー段階値に基づいて、異なる大きさのエネルギーのON又はOFFを示す制御データをm回転送し、前記エネルギー印加手段に前記階調テーブルの各階調に応じたエネルギーを前記発熱体に印加させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  3. 前記記憶手段は、記録媒体に応じたエネルギーの値が設定されたエネルギーテーブルを記憶し、
    前記制御手段は、印刷する記録媒体に応じて前記エネルギーテーブルから取得したエネルギー値に基づいて、前記エネルギー印加手段が前記発熱体に印加するエネルギー値を決定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のサーマルプリンタ。
  4. 前記制御手段は、電源から前記発熱体に印加される電圧値に基づいて、前記発熱体に印加するエネルギーを補正する
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のサーマルプリンタ。
  5. 前記発熱体の温度を検出する温度検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記温度検出手段による温度検出結果に基づいて、前記発熱体に印加するエネルギーを補正する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のサーマルプリンタ。
  6. 前記制御手段は、前の印刷ラインの通電終了後から通電開始までの放熱時間に基づいて、前記発熱体に印加するエネルギーを補正する
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のサーマルプリンタ。
  7. 前記制御手段は、印刷ドットの1印刷ライン前の主走査方向同位置のドットを含む複数ドットの印刷率を算出し、前記印刷率に基づいて前記発熱体に印加するエネルギーを補正する
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のサーマルプリンタ。
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