JPH0626838A - 網点面積率測定装置及び網点面積率測定方法 - Google Patents

網点面積率測定装置及び網点面積率測定方法

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JPH0626838A
JPH0626838A JP4185089A JP18508992A JPH0626838A JP H0626838 A JPH0626838 A JP H0626838A JP 4185089 A JP4185089 A JP 4185089A JP 18508992 A JP18508992 A JP 18508992A JP H0626838 A JPH0626838 A JP H0626838A
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JP
Japan
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area ratio
printing
ink
weight
dot area
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Application number
JP4185089A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kishida
健 岸田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】書籍、新聞等における網点印刷の網点面積率を
正確に測定することを可能とする。 【構成】計量部12は、印刷物にベタ印刷するために用
いられたインキの重さとベタ印刷された面積と同一の面
積に測定対象とする任意の網点面積率によって網点印刷
するために用いられたインキの重さを求めるために、例
えば印刷装置(またはインキリボンカートリッジ)の印
刷前後の重さを測定する。演算制御部10は、計量部1
2によって測定された測定値をもとに、網点面積率を演
算して求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書籍、新聞等における
網点印刷の網点面積率を測定する網点面積率測定装置及
びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、書籍、新聞等の印刷物において
画像の部分(写真などの部分)は、図5に示すように、
細かい点の集まり、すなわち網点によって印刷されてい
る。この網点印刷された部分では、網点の面積が大きい
ほど色が濃く見える。単位面積中でインキが印刷されて
いる面積の割合は、一般に網点面積率と呼ばれている。
【0003】この網点面積率を正確に測定したい場合が
ある。例えば、印刷物の品質管理を行なう場合や、ある
印刷物の色とその網点面積率との関係を定式化したい場
合等である。従来、網点面積率を測定するための方法と
しては、印刷物に対する光の反射率を用いる光学的方法
がある。以下、この方法について説明する。
【0004】ここでは、インキを一面に印刷した紙の反
射率をR1、網点面積率aで印刷した場合の反射率をR
aとする。Raは、インキがある部分の反射率R1とイ
ンキがない部分の反射率1を各々の面積の比で混合した
ものに等しいと考える。これを数式によって表現する
と、以下に示す(1)式となる。 Ra=a×R1+(1−a)×1 …(1)
【0005】(1)式は、Murray-Davisの式として知ら
れている式を変形したものである。この(1)式にR
a,R1の実測値を代入することにより、網点面積率a
を求めるのが従来の一般的な方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したような光学的
方法では、以下の理由から、インキが印刷されている面
積を正確に測定することができなかった。
【0007】従来の方法では、紙面をインキが印刷され
ている部分と、されていない部分の二つに分け、各部分
の中では反射率は一定と考えている。しかし、これは厳
密には成り立たない。
【0008】つまり、紙は図6に示すように繊維の集ま
りであり、入射した光は紙の内部で反射・屈折を繰り返
して反射する。このため、光が紙に入る場所と出る場所
は必ずしも一致せず、印刷されたインキの周辺部分で
は、インキのない部分から紙に入ってインキのある部分
から出る光や、その逆の光がある。このため、インキの
周辺部部がぼやけてしまう。以上の理由により、(1)
式は厳密には成立しない。すなわち、従来の網点面積率
測定方法では正確な測定が出来ないという問題があっ
た。本発明は前記のような点に鑑みてなされたもので、
正確に網点面積率を測定することが可能な網点面積率測
定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、印刷物にベタ
印刷するために用いられたインキの重さと前記ベタ印刷
された面積と同一の面積に測定対象とする任意の網点面
積率によって網点印刷するために用いられたインキの重
さを測定し、この測定された測定値をもとに前記網点面
積率を求めることを特徴とする。
【0010】
【作用】このような構成によれば、印刷物にベタ印刷す
るために用いられたインキの重さとベタ印刷された面積
と同一の面積に測定対象とする任意の網点面積率によっ
て網点印刷するために用いられたインキの重さを、例え
ば印刷装置(またはインキリボンカートリッジ)の印刷
前後の重さの差から求め、これをもとに網点面積率を演
算して求めるので、光学的方法におけるインキの周辺部
分での光学的なぼやけなどの不確実な要素がなく、正確
な結果が得られる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は同実施例に係わる網点面積率測定装置の
構成を示すブロック図である。図1に示すように、網点
面積率測定装置は、演算制御部10、計量部12、表示
部14、記憶部16、及び記憶部18によって構成され
ている。
【0012】演算制御部10は、網点面積率測定装置全
体を制御し、網点面積率を求めるための演算を行なう。
計量部12は、印刷を行なうプリンタ装置またはこのプ
リンタ装置に装着されるインキリボンカートリッジの印
刷前後の重さ(質量または重量)を測定するためのもの
である。記憶部16は、計量部12によって測定された
ベタ印刷前のプリンタ装置またはインキリボンカートリ
ッジの重さMp10の値を記憶するためのものである。
記憶部18は、計量部12によって測定されたベタ印刷
後のプリンタ装置またはインキリボンカートリッジの重
さMp11の値を記憶するためのものである。
【0013】本発明による網点面積率測定装置は、印刷
前後の印刷装置(またはその一部分であるインキリボン
カートリッジ)の重さ(質量または重量)の差から印刷
に用いられたインキの重さを求め、これをもとに網点面
積率を計算して求めるものである。インキの単位面積当
りの重さを一定とすると、図2(a)に示すように紙上
の面積Aにインキをベタ印刷した時のインキの重さM1
と、図2(b)に示すように同じ面積Aに網点面積率a
でインキを網点印刷した時のインキの重さMaとの間
に、以下に示す(2)式の関係が成り立つ。 M1/A=Ma/(a×A) …(2)
【0014】同実施例では印刷の前と後の印刷装置(ま
たはインキリボンカートリッジ)の重さの差を印刷に使
用されたインキの重さとし、前記(2)式のM1とMa
の2種類の重さを求める。例えば、インキを面積Aにベ
タ印刷する前後の印刷装置の重さをそれぞれMp10,
Mp11、同じく面積Aに網点面積率aで印刷する前後
の印刷装置(またはインキリボンカートリッジのみ)の
重さをそれぞれMpa0、Mpa1とすると、 M1=Mp10−Mp11 …(3) Ma=MPa0−Mpa1 …(4) と表わせる。従って、前記(2)(3)(4)式から、 a=(MPa0−Mpa1)/(MP10−Mp11) …(5)
【0015】という式で網点面積率aを求めることがで
きる。同実施例では、MPa0、Mpa1、MP10、
Mp11を測定し、(5)式をもとにして網点面積率a
を求める。
【0016】同実施例では、図3に示すようなプリンタ
装置が印刷に用いられ、網点面積率を測定するために利
用されるものとする。図3に示すプリンタ装置は、熱転
写方式によって印刷を行なうもので、インキリボンカー
トリッジ30を持っている。インキリボンカートリッジ
30は、プリンタ装置本体に着脱自在となっている。そ
の中のインキリボンに塗布されているインキを、図示し
ていない印字ヘッドの熱で紙に転写する。従って、印刷
前後のインキリボンカートリッジ30の重さの差は、紙
に印刷されたインキの重さと等しくなる(印刷前後のイ
ンキリボンカートリッジ30が装着された印刷装置の重
さの差と同じ)。本実施例では、このインキリボンカー
トリッジ30の重さを測定する。なお、本実施例では、
ベタ印刷後に続けて網点印刷するものとする。従って、
Mp11=Mpa0となり、前記(5)式は、 a=(MP11−Mpa1)/(MP10−Mp11) …(6) となる。演算制御部10は、(6)式に基づいて網点面
積率を求めるための演算を行なう。
【0017】次に、同実施例の動作について図4に示す
フローチャートを参照しながら説明する。まず、計量部
12においてベタ印刷前のインキリボンカートリッジ3
0の重さ(Mp10)を測定する(ステップS1)。計
測部12は、インキリボンカートリッジ30についての
測定結果を演算制御部10に出力する。演算制御部10
は、インキリボンカートリッジ30についての測定結果
Mp10を記憶部16に記憶させる(ステップS2)。
【0018】次に、ベタ印刷を行なった後、計量部12
においてベタ印刷後のインキリボンカートリッジ30の
重さ(Mp11)を測定する(ステップS3)。計測部
12は、インキリボンカートリッジ30についての測定
結果を演算制御部10に出力する。演算制御部10は、
インキリボンカートリッジ30についての測定結果Mp
11を記憶部16に記憶させる(ステップS4)。
【0019】次に、網点印刷を行なった後、計量部12
において網点印刷後のインキリボンカートリッジ30の
重さ(Mpa1)を測定する(ステップS5)。なお、
網点印刷は、ベタ印刷された面積と同一の面積に対して
行われる。計測部12は、インキリボンカートリッジ3
0についての測定結果Mpa1を演算制御部10に出力
する。
【0020】演算制御部10は、ステップS5における
測定によって得られたMpa1、及び記憶部16,18
にそれぞれ記憶されたMp10、Mp11の値をもと
に、前述した(6)式を用いて網点面積率aを計算して
求める(ステップS6)。演算制御部10は、得られた
網点面積率aを示す情報を表示部14に表示させる(ス
テップS7)。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、印刷に用
いられたインキの重さから網点面積率を求めるので、イ
ンキの周辺部分での光学的なぼやけなどの影響を受ける
光学的方法による測定よりも、正確に網点面積率を求め
ることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる網点面積率測定装置
の構成を示すブロック図。
【図2】印刷物での印刷状態を説明するための図。
【図3】同実施例で用いられるプリンタ装置の一例を示
す図。
【図4】同実施例の動作の手順を説明するためのフロー
チャート。
【図5】印刷物での網点印刷を説明するための図。
【図6】光学的方法による網点面積率の測定方法を説明
するための図。
【符号の説明】
10…演算制御部、12…計量部、14…表示部、1
6,18…記憶部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷物にベタ印刷するために用いられた
    インキの重さと前記ベタ印刷された面積と同一の面積に
    測定対象とする任意の網点面積率によって網点印刷する
    ために用いられたインキの重さを測定するための計量手
    段と、 前記計量手段によって測定された測定値をもとに前記網
    点面積率を求める演算制御手段と、 を具備したことを特徴とする網点面積率測定装置。
  2. 【請求項2】 印刷物にベタ印刷するために用いられた
    インキの重さと前記ベタ印刷された面積と同一の面積に
    測定対象とする任意の網点面積率によって網点印刷する
    ために用いられたインキの重さを測定し、この測定され
    た測定値をもとに前記網点面積率を求めることを特徴と
    する網点面積率測定方法。
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