JP2016172478A - ガラスラン - Google Patents

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Abstract

【課題】型成形部と押出成形部の溶着強度の大きなガラスランを得る。【課題を解決するための手段】ガラスラン10は、押出成形部11と軟質材からなる型成形部14から構成される。押出成形部11のガラスラン10は、硬質材から形成されるトリム部30と、ガラスラン部20とから構成される。ガラスラン部20は、車外側側壁21、車内側側壁22及びガラスラン部底壁23からなる断面略コ字状をなす。トリム部30は、ガラスラン側側壁31、ボディー側側壁32及びトリム部底壁33からなる断面略コ字状をなし、ガラスラン側側壁31とガラスラン部底壁23は、一体的又は同一部材として形成される。ボディー側側壁32の先端又はボディー側側壁32から延設された外壁39aの先端に軟質材からなるカバーリップ37,39bを形成し、カバーリップ37,39bは長手方向に延設して形成され、型成形部と接続している。【選択図】図1

Description

本発明は、ドアフレームに取付けられ、車体開口部周縁とドアとの間をシールするガラスランに関する。
従来、ドアサッシュが設けられているドアの自動車の車体ドア開口縁とドアとの間をシールするシール構造においては、例えば、車体ドア開口縁のフランジにオープニングトリムウエザストリップを取り付け、ドアサッシュの外周にドアウエザストリップを取り付け、ドア閉時にオープニングトリムウエザストリップの中空シール部がドアサッシュの膨出部に当接し、ドアウエザストリップの中空シール部およびシールリップが車体ドア開口縁のアウターパネルに当接してドアとの間をシールしていた。
このとき、ドアの内部において昇降するドアガラスは、その周囲をドアサッシュの内周側に取付けられたガラスランによって保持され、ガラスランの断面略コ字状の溝部内を昇降しており、このドアガラスとドアサッシュとの間のシールは、このガラスランによりなされている。
自動車の側面の外観では、ドアガラスの周囲にガラスラン、ドアサッシュやセンターピラーが目立つこととなり、デザイン的に改良の必要性があった。また、ドアサッシュやセンターピラーとドアガラスの間に、ガラスランが存在するため、ドアサッシュとドアガラスとの間の表面でギャップが存在してデザイン的に好ましくなかった。
このため、図3に示すように、サッシュレスドアタイプの自動車車体として、ドアサッシュの車外側の面をなくしてフランジのみとして、ドア1のベルトライン部位よりも上部では、ドアガラス5だけを自由に昇降させることが行われている。これによって、自動車の側面では、ドア1のベルトライン部位から上の部分では、ドアガラス5のみの外観とすることができる。
この場合に、図5に示すように、ガラスラン110は、ドアガラス5とドアフレーム2の間をシールするガラスラン部120と、ガラスラン110をドアフレーム2の先端のドアフレームフランジ部3に取付けるトリム部130から構成されている(例えば、特許文献1参照。)。ガラスラン部120は、車外側側壁121、車内側側壁122及び底壁123からなる断面略コ字状の本体と、車外側側壁121及び車内側側壁122の先端からそれぞれ断面略コ字状の内部斜め方向に延設される車外側シールリップ124と車内側シールリップ125から構成されている。そして、車外側シールリップ124と車内側シールリップ125とでドアガラス5をシールしている。
トリム部130は、ガラスラン部120の底壁123と一体に形成されるガラスラン側側壁131と、ボディー側側壁132とトリム部底壁133からなる断面略コ字状に形成され、ボディー側側壁132の外面には、ドア閉時に車体開口部周縁6に当接してシールするトリム部シールリップ134、135が形成されている。そして、ガラスラン側側壁131と、ボディー側側壁132とトリム部底壁133の内部には、金属製の断面略コ字状のインサート136が埋設されている。
そして、その製造は、ガラスラン部120とトリム部130をインサート136と共に同時に、押出成形により直線状に形成されている。
金属製のインサート136を有するために、ガラスラン110は重量が大きく、ガラスラン110の全体の剛性が大きく、ドアフレーム2の上辺の外形曲面に沿って取付ける場合には、曲面に沿うように、押出成形したガラスラン110を予め曲げ加工する必要があった。そのため、自動車の軽量化に反するとともに、手間がかかり、コストアップとなっていた。
また、図6に示すように、ドアガラス5とドアフレーム2の間をシールするガラスラン部220と、ガラスラン210をドアフレーム2の先端のドアフレームフランジ部3に取付けるトリム部230から構成されているガラスラン210において、トリム部230を硬質部材である熱可塑性樹脂で形成し、ガラスラン部220を軟質部材である熱可塑性エラストマーで形成したものがある(例えば、特許文献2および3参照。)。
ガラスラン部220は、車外側側壁221、車内側側壁222及び底壁223からなる断面略コ字状の本体と、車外側側壁221及び車内側側壁222の先端からそれぞれ断面略コ字状の内部斜め方向に延設される車外側シールリップ224と車内側シールリップ225から構成されている。そして、車外側シールリップ224と車内側シールリップ225とでドアガラス5をシールしている。
トリム部230は、ガラスラン部220の底壁223と一体に形成されるガラスラン側側壁231と、ボディー側側壁232と、トリム部底壁233からなる断面略コ字状に形成され、ボディー側側壁232の外面には、ドア閉時に車体開口部周縁6に当接してシールするトリム部シールリップ234が形成されている。そして、インサートを有しないため、車外側側壁221、底壁223、ガラスラン側側壁231と、ボディー側側壁232とトリム部底壁233は硬質部材である合成樹脂で形成されている。
また、図3に示すように、ガラスラン210は、押出成形で形成された押出成形部211と、押出成形部211の端末に型成形で形成された型成形部214を有している。型成形部214は、型成形時の熱で押出成形部211の端末と溶着している。ガラスラン10の型成形部14である端末部212とコーナー部213は、シール性、成形性や組付け性を確保するため、全体が軟質材で形成されている。
硬質材と軟質材は、融点や結晶化速度が異なるため、押出成形部211の端末の硬質材で形成された部分と、軟質材で形成された型成形部214とは、十分な溶着強度を得ることが難しかった。また、硬質材は延性が低いため、押出成形部211の端末の溶着部分に応力が集中して、剥離が生じる場合があった。
特開2005−247294号公報 特開2010−18130号公報 特開2014−97751号公報
このため、型成形部と押出成形部の溶着強度の大きなガラスランが求められていた。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、ドアフレームに取付けられ、ドアフレームとドアガラスとの間をシールするガラスランにおいて、
ガラスランは、押出成形で形成される押出成形部と、押出成形部の端末に型成形により形成され軟質材からなる型成形部から構成されるとともに、押出成形部のガラスランは、ドアフレームの先端に形成されるドアフレームフランジ部に取付けられ、硬質材から形成されるトリム部と、トリム部と一体的に形成され、ドアフレームの内周に取付け、ドアガラスとの間をシールするガラスラン部とから構成され、
ガラスラン部は、車外側側壁、車内側側壁及びガラスラン部底壁からなる断面略コ字状をなすとともに、車外側側壁及び車内側側壁の先端から断面略コ字状の内部方向斜めにそれぞれ車外側シールリップと車内側シールリップを延設し、
トリム部は、ガラスラン側側壁、ボディー側側壁及びトリム部底壁からなる断面略コ字状をなし、ガラスラン側側壁とガラスラン部底壁は、一体的又は同一部材として形成され、
ボディー側側壁の先端又はボディー側側壁から延設された外壁の先端に軟質材からなるカバーリップを形成し、カバーリップは長手方向に延設して形成され、型成形部と接続していることを特徴とするガラスランである。
請求項1の本発明では、ガラスランは、押出成形で形成される押出成形部と、押出成形部の端末に型成形により形成され軟質材からなる型成形部から構成される。このため、押出成形部を型成形部で接続することができるとともに、コーナー部に沿ってガラスランを曲げて、取付けることができる。
ガラスランは、ドアフレームの先端に形成されるドアフレームフランジ部に取付けられ硬質材から形成されるトリム部と、トリム部と一体的に形成され、ドアフレームの内周に取付け、ドアガラスとの間をシールするガラスラン部とから構成される。このため、ドアフレームにガラスラン部を保持するため、チャンネルを形成することが不要で、硬質材から形成されるトリム部をドアフレームフランジ部に取付けると、トリム部は、強固にドアフレームフランジ部に保持されて、ガラスラン部をドアフレームに取付けることができ、ガラスランの取付けが容易である。
ガラスラン部は、車外側側壁、車内側側壁及びガラスラン部底壁からなる断面略コ字状をなすとともに、車外側側壁及び車内側側壁の先端から断面略コ字状の内部方向斜めにそれぞれ車外側シールリップと車内側シールリップを延設している。このため、車外側側壁、車内側側壁及びガラスラン部底壁からなる断面略コ字状の内部をドアガラスの端部が摺動して、ドアガラスを保持することができる。また、車外側シールリップと車内側シールリップが、ドアガラスの端部に当接して、ドアガラスとドアフレームの間をシールすることができる。
トリム部は、ガラスラン側側壁、ボディー側側壁及びトリム部底壁からなる断面略コ字状をなし、ガラスラン側側壁とガラスラン部底壁は、一体的又は同一部材として形成されている。このため、ドアフレームの先端のドアフレームフランジ部をトリム部で挟持することができ、ガラスランをドアフレームに保持することができる。また、ガラスラン部とトリム部が強固に一体的に形成されて、ガラスラン部を保持することができる。
ボディー側側壁の先端又はボディー側側壁から延設された外壁の先端に軟質材からなるカバーリップを形成し、カバーリップは長手方向に延設して形成され、型成形部と接続している。このため、型成形時に、軟質材からなるカバーリップと軟質材からなる型成形部が強固に溶着して、型成形部と押出成形部の界面が剥離することがない。
請求項2の本発明は、ガラスラン側側壁又はボディー側側壁には、モール部材を取付けるモール溝部を形成し、モール溝部の開口端に軟質材から形成される被覆層部を形成し、被覆層部は長手方向に延設して形成され、型成形部と接続しているガラスランである。
請求項2の本発明では、ガラスラン側側壁又はボディー側側壁には、モール部材を取付けるモール溝部を形成している。このため、モール溝部でモール部材を保持して、ガラスランの車外側側面をモール部材で覆うことができ、ガラスランの美観を向上させることができるとともに、ドアフレームにチャンネルを形成しなくても、ガラスランをドアフレームに保持することができる。
モール溝部の開口端に軟質材から形成される被覆層部を形成し、被覆層部は長手方向に延設して形成され、型成形部と接続している。このため、型成形時に、軟質材からなる被覆層部と軟質材からなる型成形部がモール溝部の開口端において、強固に溶着して、型成形部と押出成形部の界面が剥離することがない。
請求項3の本発明は、トリム部底壁とガラスラン部の車外側側壁の車外側面に連続して装飾層が形成されたガラスランである。
請求項3の本発明では、トリム部底壁とガラスラン部の車外側側壁の車外側面に連続して装飾層が形成されたガラスランであるため、ガラスランの車外側側面を装飾層で覆うことができ、ガラスランの美観を向上させることができるとともに、装飾層を軟質材で形成するため、型成形部と押出成形部の溶着強度を向上することができる。
請求項4の本発明は、トリム部底壁の車外側面に軟質材から形成される被覆層部を形成し、被覆層部は長手方向に延設して形成され、型成形部と接続しているガラスランである。
請求項4の本発明は、トリム部底壁の車外側面に軟質材から形成される被覆層部を形成し、被覆層部は長手方向に延設して形成され、型成形部と接続している。このため、型成形時に、軟質材からなる被覆層部と軟質材からなる型成形部が強固に溶着して、型成形部と押出成形部の界面が剥離することがない。
請求項5の本発明は、ガラスラン部は、車外側側壁及びガラスラン部底壁は硬質材から形成され、車外側シールリップと車内側シールリップは軟質材から形成され、ガラスラン底壁に軟質材から形成された底壁シールリップを形成したガラスランである。
請求項5の本発明では、ガラスラン部は、車外側側壁及びガラスラン部底壁は硬質材から形成されたため、ドアフレームに取付けられたガラスラン部がドアガラスの先端を確実に保持することができる。
車外側シールリップと車内側シールリップは軟質材から形成され、ガラスラン底壁に軟質材から形成された底壁シールリップを形成した。このため、底壁シールリップでドアガラスの先端をシールして、ドアガラスが上昇したときに、ガラスラン底壁にドアガラスが与える衝撃を吸収して、トリム部のズレを防止するとともに、ドアガラスの先端とガラスラン底壁の間のシール性を向上させることができる。
請求項6の本発明は、トリム部のボディー側側壁の外面又はモール溝部の外壁に、ドア閉時に車体開口部周縁に当接する軟質材から形成されるシールリップを設けたガラスランである。
請求項6の本発明では、トリム部のボディー側側壁の又はモール溝部の外壁外面に、ドア閉時に車体開口部周縁に当接するシールリップを設けたため、ドア閉時にドアフレームと車体開口部周縁との間のシール性を確保することができる。
ボディー側側壁の先端又はボディー側側壁から延設された外壁の先端に軟質材からなるカバーリップを形成し、カバーリップは長手方向に延設して形成され、型成形部と接続しているため、型成形時に、軟質材からなるカバーリップと軟質材からなる型成形部が強固に溶着して、型成形部と押出成形部の界面が剥離することがない。
本発明の第1の実施の形態における、ガラスランの断面図であり、図3のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施の形態における、ガラスランの断面図であり、図3のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態における、ガラスランの正面図である。 自動車の側面図である。 従来のガラスラン断面図である。 従来の他のガラスラン断面図である。
本発明の実施の形態を図1〜図4に基づき説明する。
図1〜図2は、本発明の第1と第2の実施の形態を示すものである。図3は、本実施の形態のガラスラン10をドア1のドアフレーム2に取付けた状態の、ガラスラン10の形状を示す正面図である。
図4は、自動車の側面図である。図4に示すように、ドア1の上部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の内周には、ガラスラン10が取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2との間をシールしている。
まず本発明の第1に実施の形態を図1に基づき説明し、第2の実施の形態については後述する。
図1に示すように、ガラスラン10が取付けられるドアフレーム2は、ドアアウターパネル2aとドアインナーパネル2bから形成され、ガラスラン10が取付けられる先端の部分は、ドアインナーパネル2bの先端部分が屈曲して、後述するガラスラン部20の車内側側壁22が取付けられるドアフレーム取付面4を形成している。ドアフレーム取付面4の先端部分は、略直角に屈曲して、ドアアウターパネル2aと合わせてドアフレームフランジ部3を形成している。
ドアアウターパネル2aには、ドアウエザストリップ50が取付けられている。
ドアフレームフランジ部3は、ドアインナーパネル2bの屈曲した先端をヘヤピン状に包み込むようにドアアウターパネル2aの先端が折り曲げられて形成されている。このため、ドアフレーム取付面4とドアフレームフランジ部3は互いに略直角に屈曲して形成されている。ドアフレームフランジ部3の根元部分において、ドアアウターパネル2aのドアインナーパネル2bを包み込んだ先端部分は、下方に折り曲げられてドアフレームフランジ部フック3aを形成している。
ドアフレーム取付面4には、後述する車内側側壁22の車内側側壁係合部28が係合される断面略コ字形のドアフレーム取付凹部4aが形成されている。ドアフレーム取付凹部4aで車内側側壁係合部28を係合して、車内側側壁22を確実にドアフレーム2に保持して、車内側側壁先端やシールリップの皺等の発生を防止することができる。また、車内側側壁22の車内側突条29がドアフレーム取付面4に当接している。
図3に示すように、ガラスラン10の先端には、端末部12が形成されている。
なお、ガラスラン10のフロント側とリヤ側のコーナー部13には、ドアフレーム2の縦辺部に装着されるガラスラン部20が下方に接続されている。このため、ドアフレーム2の上辺ばかりでなく、ドアガラス5の側端の縦辺側の部分をガラスラン部20が保持してシールすることができる。ドアフレーム2の上辺と縦辺の接続部分に取付けられるガラスラン部20は、コーナー部13を構成し、ガラスラン部20の上辺部分と縦辺部分のそれぞれのコーナー部13を型成形により接続して形成される。
図1に示すように、ガラスラン10は、ドアフレーム2の内周に取付けられるガラスラン部20と、ドアフレーム2の先端に形成されるドアフレームフランジ部3に取付けられるトリム部30とから構成される。まず、ガラスラン10全体の形状をガラスラン部20とトリム部30に分けて説明する。
ガラスラン部20は、車外側側壁21、車内側側壁22及びガラスラン部底壁23からなる断面略コ字状の本体部と、車外側側壁21及び車内側側壁22の先端から断面略コ字状の内部方向斜めにそれぞれ車外側シールリップ24と車内側シールリップ25を延設している。このため、車外側側壁21、車内側側壁22及びガラスラン部底壁23からなる断面略コ字状の内部をドアガラス5の端部が摺動して、ドアガラス5を保持することができる。
ガラスラン部20は、車外側シールリップ24と車内側シールリップ25が軟質部材から形成されている。軟質部材として、オレフィン系熱可塑性エラストマーを使用することが好ましい。軟質部材を使用するため、車外側シールリップ24と車内側シールリップ25が柔軟に撓むことができ、ドアガラス5が上昇するときに、ドアガラス5の端部を確実に当接して、ドアガラス5とドアフレーム2の間をシールすることができる。
オレフィン系熱可塑性エラストマーを使用すると、トリム部30がオレフィン系合成樹脂を使用した場合に、両者が溶着し易く、リサイクルも容易である。なお、発泡体を使用することもできる。
車外側側壁21、車内側側壁22とガラスラン部底壁23は、後述する硬質部材で形成されている。
車外側側壁21は、根元部が厚肉に形成され、先端に行くにつれて肉厚を薄くするように形成されて、車外側側壁21は、内面が湾曲して形成されている。このため、車外側側壁21の剛性が大きく、ドアフレーム2の湾曲が大きくても、車外側側壁21が、皺が寄ったり、波打ったりするような変形することがない。また、ドアガラス5が車外側に寄っても、ドアガラス5の先端を車外側側壁21が保持することができ、ドアガラス5がガラスラン部20から外れることがない。
車外側側壁21と後述するトリム部底壁33の外面には、連続して装飾部材21aを取付けることができる。装飾部材21aは、例えば、薄層の熱可塑性エラストマー材を押出成形することができる。この場合には、ガラスラン10の車外側からみた部分の美観を向上させることができる。
車内側側壁22と車内側シールリップ25を車外側側壁21と車外側シールリップ24よりも大きく、肉厚に形成することが好ましい。この場合には、ドアガラス5が上昇してガラスラン10内に位置したときに、ドアガラス5を車外側にシフトさせることができ、ドア1の車外側面の段差を小さくして、見栄えを良くし、風切り音を減少させることができる。また、車内側側壁22がドアフレーム2のドアフレーム取付面4に確実に取付けられることができる。
車外側シールリップ24と車内側シールリップ25の表面(ドアガラス5と接触する面)には、低摺動部材を塗布することが好ましい。低摺動部材として、低摺動性のTPV(動的架橋型オレフィン系熱可塑性 エラストマー)を薄層に形成したり、シリコン塗料、ウレタン塗料等を塗布したりして使用することができる。これにより、ドアガラスの昇降をスムースにするとともに、異音の発生を防止できる。
ガラスラン部底壁23の内面側に、車内側側壁22との連結部分から底壁リップ26を形成することができる。底壁リップ26は、車外側シールリップ24と車内側シールリップ25と同様に軟質材で形成されている。
底壁リップ26は、ドアガラス5が上昇したときに、ドアガラス5の上端が底壁リップ26に当接して、ガラスラン部底壁23への衝撃を吸収することができる。底壁リップ26の表面にも低摺動部材を塗布することが好ましい。
車内側側壁22の外面の先端には、ドアフレーム取付面4の下端(図1におけるドアフレーム取付面4の下端であり、ドアフレーム取付面4が屈曲して折れ曲り、ドアインナーパネル2bに至る部分)に当接する車内側カバーリップ27を設けた。車内側カバーリップ27は、短く形成され、ドアインナーパネル2b側を覆うことなく、ドアフレーム取付面4の下端に当接する。
このため、ドアフレーム2の湾曲が大きくても、車内側カバーリップ27が短く形成されるとともに、車内側側壁22が車内側側壁係合部28によりドアフレーム取付面4に強く保持され、車内側カバーリップ27がドアフレーム取付面4の下端に強く当接して、ドアフレーム2から離れることや皺が寄ることもない。
車内側側壁22の外面には、車内側シールリップ25側にドアフレーム取付凹部4aに係合する車内側側壁係合部28が形成されている。
車内側側壁22の外面の車内側側壁係合部28が形成された部分よりもガラスラン部底壁23側に車内側突条29が形成される。車内側突条29は、ドアフレーム取付面4のドアフレーム取付凹部4aよりもドアフレームフランジ部3側の部分に当接して、車内側カバーリップ27と合わせて車内側側壁22を保持する。
車外側シールリップ24、車内側シールリップ25、車内側カバーリップ27、車内側側壁係合部28は、後述する軟質部材で形成されている。このため、車外側シールリップ24と車内側シールリップ25でドアガラス5の先端部分をシールすることができる。また、車内側側壁22は柔軟に曲がって、ドアフレーム2が湾曲していても、容易に取付けることができる。
次に、トリム部30について説明する。トリム部30は、ガラスラン部底壁23と一体に形成されるガラスラン側側壁31と、車体開口部周縁6と対向するボディー側側壁32及びトリム部底壁33からなる断面略コ字状をなしている。
この断面略コ字状の内部に、ドアフレーム2の先端のドアフレームフランジ部3が挿入され、トリム部30で挟持し、ガラスラン10をドアフレーム2に保持する。本実施の形態では、ガラスラン部20のガラスラン部底壁23とトリム部30のガラスラン側側壁31は、同じ素材で同一の部材として一体的に形成されているが、ガラスラン部底壁23とのガラスラン側側壁31は、別の素材で両者を融着して一体的に形成してもよい。
トリム部30のボディー側側壁32の外面(車体開口部周縁6と対向する面)には、トリム部外側シールリップ34が形成されている。図1に示すように、ドア閉時に、トリム部外側シールリップ34が車体開口部周縁6に当接して、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間をシールする。
ボディー側側壁32の断面略コ字状の内面には、2本のトリム部内側シールリップ35、35が形成され、ガラスラン側側壁31の断面略コ字状の内面には、3個のトリム部保持突条38、38、38が形成されている。図1に示すように、ドアフレームフランジ部3がトリム部30の断面略コ字状の内部に挿入されたときに、ドアフレームフランジ部3の一方の面をトリム部内側シールリップ35、35で保持し、ドアフレームフランジ部3の他方の面をトリム部保持突条38、38、38で保持することができる。また、トリム部30が安定的にドアフレームフランジ部3に保持されることができる。トリム部内側シールリップ35、35は、軟質材で形成される。
ボディー側側壁32の先端の内面には、トリム部カバーリップ37が形成されている。図1に示すように、ドアフレームフランジ部3がトリム部30の断面略コ字状の内部に挿入されたときに、ドアフレームフランジ部3の根元部分にトリム部カバーリップ37が当接して、トリム部30とドアフレームフランジ部3の間をシールしている。
トリム部カバーリップ37は、軟質材で形成されて、長手方向に連続して形成されている。このため、ドアフレームフランジ部3に確実に当接するとともに、型成形部14を形成するときに、軟質材から形成される型成形部14の先端と強く溶着して、型成形部14のトリム部30と押出成形部11のトリム部30の剥離を防止している。
ガラスラン側側壁31の先端に、トリム部30の内部方向に向かって、トリム部係止リップ36が形成されている。ドアフレームフランジ部3がトリム部30の断面略コ字状の内部に挿入されたときに、トリム部係止リップ36は、ドアフレームフランジ部フック3aに係合する。このため、トリム部30は、ドアフレームフランジ部3から外れ難くなっている。
トリム部30は、ガラスラン側側壁31と、ボディー側側壁32、トリム部底壁33、トリム部係止リップ36、トリム部保持突条38は、硬質部材で形成され、トリム部外側シールリップ34、34、トリム部内側シールリップ35、35、トリム部カバーリップ37は軟質部材で形成され、トリム部全体が硬質部材と軟質部材の同時成形により押出成形される。なお、ガラスラン部20の車外側側壁21は、上述のように硬質部材で形成されている。
これにより、トリム部30の本体部分は剛性が強く、ドアフレームフランジ部3を保持することができるとともに、トリム部外側シールリップ34、34は、車体開口部周縁6の形状に合わせて、柔軟に当接してシールし、トリム部内側シールリップ35、35はドアフレームフランジ部3に柔軟に当接して、シールすることができる。
次に、図2に基づき本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態と同様の部分については、説明を省略する。
図2に示すように、ガラスラン10が取付けられるドアフレーム2は、ドアアウターパネル2aとドアインナーパネル2bから形成され、後述するガラスラン10の車内側側壁係止リップ28aが取付けられる下方の先端の部分は、ドアアウターパネル2aの先端がドアインナーパネル2bの先端をヘヤピン状に包み込むように屈曲してドアパネルフランジ部2dを形成している。
ドアアウターパネル2aの平面部分は、ガラスラン部20の車内側側壁22が取付けられるドアフレーム取付面4を形成している。ドアフレーム取付面4の上方の先端部分は、略直角に屈曲して、ドアインナーパネル2bと合わせてドアフレームフランジ部3を形成している。
ドアフレームフランジ部3の中央付近において、ドアアウターパネル2aは、一部が下方に折り曲げられて、ドアフレームフランジ部フック3aを形成している。このため、ドアフレーム取付面4とドアフレームフランジ部3は互いに略直角に屈曲して形成されている。
図3に示すように、第1の実施の形態と同様に、ガラスラン10の先端には、端末部12が形成されている。ガラスラン10のフロント側とリヤ側のコーナー部13には、ドアフレーム2の縦辺部に装着されるガラスラン部20が下方に接続されている。ドアフレーム2の上辺と縦辺の接続部分に取付けられるガラスラン部20は、コーナー部13を構成し、ガラスラン部20の上辺部分と縦辺部分のそれぞれのコーナー部13を型成形により接続して形成される。
図2に示すように、ガラスラン10は、ドアフレーム2の内周に取付けられるガラスラン部20と、ドアフレーム2の先端に形成されるドアフレームフランジ部3に取付けられるトリム部30とから構成される。まず、ガラスラン10全体の形状をガラスラン部20とトリム部30に分けて説明する。
ガラスラン部20は、車外側側壁21、車内側側壁22及びガラスラン部底壁23からなる断面略コ字状の本体部と、車外側側壁21及び車内側側壁22の先端から断面略コ字状の内部方向斜めにそれぞれ車外側シールリップ24と車内側シールリップ25を延設している。このため、車外側側壁21、車内側側壁22及びガラスラン部底壁23からなる断面略コ字状の内部をドアガラス5の端部が摺動して、ドアガラス5を保持することができる。
ガラスラン部20は、車外側側壁21、車内側側壁22及び車外側シールリップ24と車内側シールリップ25が軟質部材から形成されている。軟質部材として、オレフィン系熱可塑性エラストマーを使用することが好ましい。軟質部材を使用するため、車外側シールリップ24と車内側シールリップ25が柔軟に撓むことができ、ドアガラス5が上昇するときに、ドアガラス5の端部を確実に当接して、ドアガラス5とドアフレーム2の間をシールすることができる。
オレフィン系熱可塑性エラストマーを使用すると、トリム部30がオレフィン系合成樹脂を使用した場合に、両者が溶着し易く、リサイクルも容易である。なお、発泡体を使用することもできる。
ガラスラン部底壁23は、後述する硬質部材で形成されている。
車外側側壁21は、後述するモール部材40が当接している。このため、軟質材で形成しても車外側側壁21が変形することが無くドアフレーム2の湾曲が大きくても、車外側側壁21が、皺が寄ったり、波打ったりすることがない。また、ドアガラス5が車外側に寄っても、ドアガラス5の先端を車外側側壁21が保持することができ、ドアガラス5がガラスラン部20から外れることがない。
車内側側壁22と車内側シールリップ25を車外側側壁21と車外側シールリップ24よりも大きく、肉厚に形成することが好ましい。この場合には、ドアガラス5が上昇してガラスラン10内に位置したときに、ドアガラス5を車外側にシフトさせることができ、ドア1の車外側面の段差を小さくして、見栄えを良くし、風切り音を減少させることができる。また、車内側側壁22がドアフレーム2のドアフレーム取付面4に確実に保持されることができる。
車外側シールリップ24と車内側シールリップ25の表面(ドアガラス5と接触する面)には、低摺動部材を塗布することが好ましい。低摺動部材として、低摺動性のTPV(動的架橋型オレフィン系熱可塑性 エラストマー)を薄層に形成したり、シリコン塗料、ウレタン塗料等を塗布したりして使用することができる。これにより、ドアガラスの昇降をスムースにするとともに、異音の発生を防止できる。
ガラスラン部底壁23の内面側に、車内側側壁22との連結部分から底壁リップ26を形成することができる。底壁リップ26は、車外側シールリップ24と車内側シールリップ25と同様に軟質材で形成されている。
底壁リップ26は、ドアガラス5が上昇したときに、ドアガラス5の上端が底壁リップ26に当接して、ガラスラン部底壁23への衝撃を吸収することができる。底壁リップ26の表面にも低摺動部材を塗布することが好ましい。
車内側側壁22の車内側の面から車内側側壁係止リップ28aが形成されている。車内側側壁係止リップ28aは、ドアフレーム2の下方のドアパネルフランジ部2dを覆うように断面略U字形に形成されて、断面略U字形の内部にドアパネルフランジ部2dを保持している。
車内側側壁係止リップ28aを覆うように、ドア1の内面に取付けられるガーニッシュ60の先端が延設されている。
車内側側壁22の先端には、ドアフレーム取付面4の下端に車内側カバーリップ27を設けた。車内側カバーリップ27はガーニッシュ60の先端をカバーしている。ガーニッシュ60の先端は、車内側カバーリップ27と車内側側壁係止リップ28aの間の凹部に保持されている。
車内側側壁22の外面は、平面状に形成されたドアフレーム取付面4に当接している。
車外側シールリップ24、車内側シールリップ25、車内側カバーリップ27、車内側側壁係止リップ28aは、後述する軟質部材で形成されている。このため、車外側シールリップ24と車内側シールリップ25でドアガラス5の先端部分をシールすることができる。また、車内側側壁22は柔軟に曲がって、ドアフレーム2が湾曲していても、容易に取付けることができる。
次に、トリム部30について説明する。トリム部30は、ガラスラン部底壁23と一体に形成されるガラスラン側側壁31と、車体開口部周縁6と対向するボディー側側壁32及びトリム部底壁33からなる断面略コ字状をなしている。さらに、ボディー側側壁32の外面に後述するモール部材を保持するトリム部モール溝部39が形成されている。
この断面略コ字状の内部に、ドアフレーム2の先端のドアフレームフランジ部3が挿入され、トリム部30で挟持し、ガラスラン10をドアフレーム2に保持する。本実施の形態では、ガラスラン部20のガラスラン部底壁23とトリム部30のガラスラン側側壁31は、同じ素材で同一の部材として一体的に形成されているが、ガラスラン部底壁23とのガラスラン側側壁31は、別の素材で両者を融着して一体的に形成してもよい。
ガラスラン側側壁31の断面略コ字状の内部には、トリム部保持突条38が形成されている。この断面略コ字状の内部に、ドアフレームフランジ部3が挿入されると、ドアフレームフランジ部フック3aにトリム部保持突条38が係止されて、ドアフレームフランジ部3からトリム部30が抜けにくくなる。
トリム部底壁33の外面に、2本のトリム部底壁軟質突条33aが形成されている。トリム部底壁軟質突条33aは、トリム部30の長手方向に延設され、モール部材40の内面に当接する。トリム部底壁軟質突条33aは、軟質材で形成されている。このため、トリム部底壁軟質突条33aは、モール部材40の内面に確実に当接するとともに、型成形部14を形成するときに、軟質材から形成される型成形部14の先端と強く溶着して、型成形部14のトリム部30と押出成形部11のトリム部30の剥離を防止している。
ボディー側側壁32の外面に形成されたトリム部モール溝部39は、断面コ字状に形成され、断面コ字状の内部には、ボディー側側壁32側からトリム部係止リップ36が形成されている。トリム部モール溝部39の断面コ字状の内部に、モール部材40のモール部材係止部41が挿入される。
第2の実施の形態では、ボディー側側壁32は、トリム部モール溝部39と後述するトリム部モール溝部外壁39aを合わせてボディー側側壁32として形成されている。
モール部材40は、断面が略L字状に形成され、一方の辺は、モール部材係止部41が形成され、他方の辺はモール部材車外側装飾部42が形成される。モール部材40は、ステンレススチール等の金属の板材を屈曲して形成される。モール部材係止部41の先端はヘヤピン状に屈曲して形成されたモール部材係止部先端44を有し、モール部材車外側装飾部42の先端はヘヤピン状に屈曲して形成されたモール部材ガラスラン保持部43を有する。
トリム部モール溝部39の断面コ字状の内部に挿入されたモール部材係止部41は、モール部材係止部先端44がトリム部係止リップ36に係止されて、モール部材係止部41がトリム部モール溝部39から外れることを防止できる。
モール部材係止部41がトリム部モール溝部39に取付けられると、モール部材40のモール部材車外側装飾部42がガラスラン部20の車外側側壁21とトリム部底壁33を蓋い、車外側からの見栄えを向上させることができる。
さらに、モール部材ガラスラン保持部43は、ガラスラン部20の車外側側壁21の外面に当接して、車外側側壁21の変形を防止する。また、上述の様に、トリム部底壁軟質突条33aは、モール部材車外側装飾部42の内面に当接して、モール部材車外側装飾部42を保持する。
トリム部モール溝部39のボディー側面には、トリム部モール溝部外壁39aが形成され、トリム部モール溝部外壁39aの外面(車体開口部周縁6と対向する面)には、トリム部外側シールリップ34が形成されている。図2に示すように、ドア閉時に、トリム部外側シールリップ34が車体開口部周縁6に当接して、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間をシールする。
トリム部モール溝部外壁39aの先端には、軟質材からなるトリム部モール溝部先端カバーリップ39bが形成され、トリム部モール溝部先端カバーリップ39bは、モール部材40のモール部材係止部41に当接する。トリム部モール溝部先端カバーリップ39bは、長手方向に延設して形成され、型成形部と接続している。このため、型成形時に、軟質材からなるトリム部モール溝部先端カバーリップ39bと軟質材からなる型成形部が強固に溶着して、型成形部と押出成形部の界面が剥離することがない。
ボディー側側壁32の断面略コ字状の内面には、2本のトリム部内側シールリップ35、35が形成されている。図2に示すように、ドアフレームフランジ部3がトリム部30の断面略コ字状の内部に挿入されたときに、ドアフレームフランジ部3の一方の面をトリム部内側シールリップ35、35で保持し、ドアフレームフランジ部3の他方の面をトリム部保持突条38で保持することができる。また、トリム部30が安定的にドアフレームフランジ部3に保持されることができる。
トリム部30は、ガラスラン側側壁31と、ボディー側側壁32、トリム部底壁33、トリム部係止リップ36、トリム部保持突条38とトリム部モール溝部外壁39aは、硬質部材で形成され、トリム部外側シールリップ34、34、トリム部内側シールリップ3
5、35、トリム部モール溝部先端カバーリップ39bは軟質部材で形成され、トリム部全体が硬質部材と軟質部材の同時成形により押出成形される。なお、ガラスラン部20の車外側側壁21は、上述のように軟質部材で形成されている。
これにより、トリム部30の本体部分は剛性が強く、ドアフレームフランジ部3を保持することができるとともに、トリム部外側シールリップ34、34は、車体開口部周縁6の形状に合わせて、柔軟に当接してシールし、トリム部内側シールリップ35、35はドアフレームフランジ部3に柔軟に当接して、シールすることができる。
次に、本件発明の実施の形態で使用する軟質部材と硬質部材について説明する。
軟質部材は、動的架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPV)を使用する。
硬質部材として、動的架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPV)とポリプロピレン樹脂(PP)のブレンド材を使用する。そのブレンド比は、PP:TPVが7:3〜4:6のものを使用することができる。
2 ドアフレーム
3 ドアフレームフランジ部
4 ドアフレーム取付面
10 ガラスラン
20 ガラスラン部
21 車外側側壁
22 車内側側壁
23 ガラスラン部底壁
28 車内側側壁係合部
30 トリム部
31 ガラスラン側側壁
32 ボディー側側壁
33 トリム部底壁
33a トリム部底壁軟質突条
36 トリム部係止リップ
37 トリム部カバーリップ

Claims (6)

  1. ドアフレームに取付けられ、ドアフレームとドアガラスとの間をシールするガラスランにおいて、
    該ガラスランは、押出成形で形成される押出成形部と、該押出成形部の端末に型成形により形成される軟質材からなる型成形部から構成されるとともに、上記押出成形部の上記ガラスランは、上記ドアフレームの先端に形成されるドアフレームフランジ部に取付けられ、硬質材から形成されるトリム部と、該トリム部と一体的に形成され、上記ドアフレームの内周に取付け、ドアガラスとの間をシールするガラスラン部とから構成され、
    上記ガラスラン部は、車外側側壁、車内側側壁及びガラスラン部底壁からなる断面略コ字状をなすとともに、上記車外側側壁及び車内側側壁の先端から断面略コ字状の内部方向斜めにそれぞれ車外側シールリップと車内側シールリップを延設し、
    上記トリム部は、ガラスラン側側壁、ボディー側側壁及びトリム部底壁からなる断面略コ字状をなし、上記ガラスラン側側壁と上記ガラスラン部底壁は、一体的又は同一部材として形成され、
    上記ボディー側側壁の先端又は上記ボディー側側壁から延設された外壁の先端に軟質材からなるカバーリップを形成し、該カバーリップは長手方向に延設して形成され、上記型成形部と接続していることを特徴とするガラスラン。
  2. 上記ガラスラン側側壁又は上記ボディー側側壁には、モール部材を取付けるモール溝部を形成し、該モール溝部の開口端に軟質材から形成される被覆層部を形成し、該被覆層部は長手方向に延設して形成され、上記型成形部と接続している請求項1に記載のガラスラン。
  3. 上記トリム部底壁と上記ガラスラン部の上記車外側側壁の車外側面に連続して装飾層が形成された請求項1に記載のガラスラン。
  4. 上記トリム部底壁の車外側面に軟質材から形成される被覆層部を形成し、該被覆層部は長手方向に延設して形成され、上記型成形部と接続している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のガラスラン。
    に記載のガラスラン。
  5. 上記ガラスラン部は、上記車外側側壁及び上記ガラスラン部底壁は硬質材から形成され、上記車外側シールリップと上記車内側シールリップは軟質材から形成され、上記ガラスラン底壁に軟質材から形成された底壁シールリップを形成した請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のガラスラン。
  6. 上記トリム部のボディー側側壁の外面又は上記モール溝部の外壁に、ドア閉時に車体開口部周縁に当接する軟質材から形成されるシールリップを設けた請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のガラスラン。
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