JP2016170664A - 紙葉類前処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙葉類の前処理の負担を軽減することができる紙葉類前処理装置を提供する。【解決手段】紙葉類前処理装置5は、大帯除去部20と、把結合部30と、小帯除去部50と、集積部とを持つ。大帯除去部は、複数枚の紙葉類が小帯により施封された所定数の把を大帯により施封した束が搬送され、束から大帯を除去する。把結合部は、大帯除去部により大帯が除去された束に含まれる所定数の把ごとに搬送経路に沿って搬送して、所定数の把を複数結合する。小帯除去部は、把結合部により結合された複数の把から単一の把を切り出し、把から小帯を除去する。集積部は、小帯除去部により小帯が除去された複数枚の紙葉類を、紙葉類の厚さ方向に集積する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、紙葉類前処理装置に関する。
複数枚の紙葉類を小帯で施封した把を大帯により所定数に纏めて施封した束の単位で搬入された紙葉類を、一枚ごとに紙葉類鑑査装置により検査するためには、大帯を除去した後に小帯を除去する前処理を行う必要がある。しかしながら、大帯の除去および小帯の除去には、オペレータの人手を要していたため、紙葉類の本体処理装置に紙葉類を投入するために多くの時間と労力が必要となっていた。
特開2003−192172号公報
本発明が解決しようとする課題は、紙葉類の前処理の負担を軽減することができる紙葉類前処理装置を提供することである。
実施形態の紙葉類前処理装置は、大帯除去部と、把結合部と、小帯除去部と、集積部とを持つ。大帯除去部は、複数枚の紙葉類が小帯により施封された所定数の把を大帯により施封した束が搬送され、前記束から前記大帯を除去する。把結合部は、前記大帯除去部により大帯が除去された束に含まれる所定数の把ごとに搬送経路に沿って搬送して、前記所定数の把を複数結合する。小帯除去部は、前記把結合部により結合された複数の把から単一の把を切り出し、前記把から前記小帯を除去する。集積部は、前記小帯除去部により小帯が除去された複数枚の紙葉類を、前記紙葉類の厚さ方向に集積する。
実施形態の紙葉類照合システム1の構成図。 実施形態の紙葉類照合システム1における本体処理装置100の外観斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5の概略構成を示す模式図。 実施形態の紙葉類前処理装置5の動作を示す流れ図。 実施形態における束Bの斜視図。 実施形態における把SBおよび紙葉類Pの斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における束処理系の外観を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における束投入部10の側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20および把結合部30を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20および把結合部30を示す側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20により束Bを変形させた様子を示す側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20により空間20aに帯クランプピン24を差し込む様子を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20により空間20aに帯クランプピン24を差し込んだ様子を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20により帯クランプピン24を下降させた様子を示す側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20において帯カッタ機構22を移動させる様子を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における帯カッタ機構22の側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5において、大帯除去部20において帯除去ローラ23を−Y方向側から見た斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5において、大帯除去部20において帯除去ローラ23を回転させる様子を示す側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5において、大帯除去部20におけるアレンジャ25を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把結合部30の一部の構成図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把結合部30により所定数の把SBを複数結合する様子を示す側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把結合部30により所定数の把SBを複数結合する様子を示す側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把結合部30により所定数の把SBを複数結合する様子を示す側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把結合部30により所定数の把SBを複数結合する様子を示す側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把結合部30により所定数の把SBを複数結合する様子を示す側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把結合部30により所定数の把SBを複数結合する様子を示す側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把結合部30により所定数の把SBを複数結合する様子を示す側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把処理系の外観を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把切出部40の斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把切出部40の側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把切出部40の一部を拡大した斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把切出部40の一部を拡大した側面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把切出部40において第1スイーパ46により把SBを搬送する様子を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50の正面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50の斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における小帯カッタ53の斜視図。 紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における小帯ピッカ54の動作を示す上面図。 紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における小帯ピッカ54の動作を示す上面図。 紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における小帯ピッカ54の動作を示す上面図。 紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における小帯ピッカ54の動作を示す上面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第2スイーパ55を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第2スイーパ55を示す上面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第2スイーパ55の動作を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第2スイーパ55の動作を示す上面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第3スイーパ57を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第3スイーパ57の動作を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第2スイーパ55の他の動作を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50においてバーコードSBbを読み取る様子を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50においてバーコードSBbを読み取る様子を示す上面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50において小帯SBwを廃棄する様子を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50において小帯SBwを廃棄する様子を示す上面図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把集積処理系の外観図。 実施形態の本体処理装置100の模式図。 実施形態の紙葉類前処理装置5におけるカードスタッカ67の斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把シャッタ61の斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把シャッタ61の動作を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把シャッタ61の動作を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把シャッタ61の動作を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把プレス62の斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把プレス62の動作を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把プレス62の動作を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把プレス62の動作を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把集積部60におけるアレンジャ65を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把集積部60における把集積バックアップ63および把トランスファ64を示す斜視図。 実施形態の紙葉類前処理装置5における把集積部60における把トランスファ64およびトランスファ駆動部66を示す斜視図。
以下、実施形態の紙葉類前処理装置を、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は、紙葉類前処理装置5について説明するが、紙葉類前処理装置5が、実施形態の紙葉類前処理装置として機能する。なお、紙葉類Pは、例えば紙幣があげられるが、紙幣に限られない。
まず、実施形態の紙葉類照合システム1を説明する。図1は、実施形態の紙葉類照合システム1の構成図である。紙葉類照合システム1は、少なくとも1台以上の紙葉類処理装置の本体処理装置100と、精査装置200と、紙葉類照合装置300と、ホストサーバ400とを備える。紙葉類処理装置は、後述する紙葉類前処理装置5と、本体処理装置100とを備える。本体処理装置100、精査装置200、および紙葉類照合装置300は、LAN(Local Area Network)等のネットワークで接続されている。
図2は、本体処理装置100の外観斜視図である。本体処理装置100は、装置外部に、紙葉類投入部105、操作部136、操作表示部137、取出部139、およびキーボード140を備えている。操作部136、操作表示部137、およびキーボード140は、オペレータにより操作され、本体処理装置100に処理させる紙葉類Pの種類(券種)を任意で設定させる。紙葉類投入部105は、後述する紙葉類前処理装置5により供給された紙葉類Pが供給される。なお、紙葉類投入部105は、図2に示した形態に限らず、後述するようにフィーダガイドFGを備えていてもよい。また、紙葉類投入部105は、紙葉類前処理装置5により前処理されたバラ把Dおよびバッチカード(BC−2)が集積されて投入されてもよい。本体処理装置100は、積層された複数の紙葉類Pを一枚ずつ取り出し、一枚ずつ紙葉類Pを検査する。本体処理装置100は、検査結果に基づいて複数の紙葉類Pのうち所定条件の紙葉類Pを排除券として排除する。排除された紙葉類Pは、取出部139から取り出すことができる。
精査装置200は、本体処理装置100で一度排除された券(排除券)を、本体処理装置100よりも低速で、より精緻に再検査する。精査装置200は、再検査した結果を紙葉類照合装置300に送信する。紙葉類照合装置300は、紙葉類前処理装置5により送信された把情報と、本体処理装置100の検査結果と、精査装置200の再検査結果とを対応づけて記憶する。ホストサーバ400は、紙葉類照合装置300が本体処理装置100、または精査装置200から取得した情報を、管理および蓄積する。
図3は、実施形態の紙葉類前処理装置5の概略構成を示す模式図である。図4は、実施形態の紙葉類前処理装置5の動作を示す流れ図である。
紙葉類前処理装置5は、本体処理装置100に紙葉類Pを転送する前処理を行う前処理装置として機能する。紙葉類前処理装置5は、束投入部10と、大帯除去部20と、把結合部30と、把切出部40と、小帯除去部50と、把集積部60とを備える。
束投入部10は、複数枚の紙葉類Pが小帯により施封された把の所定数を大帯により施封した束を搬送する(ステップS100)。図5は、実施形態における束Bの斜視図である。図6は、実施形態における把SBおよび紙葉類Pの斜視図である。把SBは、複数枚の紙葉類Pを小帯SBwにより施封した束である。小帯SBwは、紙葉類Pの短辺方向に巻き付けられる。小帯SBwは、例えば紙帯等の結束材である。小帯SBwには、バーコードSBbが貼られている。バーコードSBbに埋め込まれた情報は、把SBに束ねられた複数枚の紙葉類Pに共通した把情報である。把情報は、把SBを識別するストラップ番号、銀行名、支店名、取り扱い者、または取り扱い日時等の把SBごとの情報である。実施形態において、バーコードSBbが小帯SBwに貼られた例について説明するが、把情報が小帯SBwに文字として印刷されていてもよい。
束Bは、把SBを短辺方向に10把重ねて大帯Bwにより施封したものである。図5に示した束Bには、束Bを識別するための一次バッチカードBC−1が所定数の把SBと共に施封されている。大帯Bwは、把SBの厚さ方向および短辺方向に亘り、2カ所に巻き付けられる。大帯Bwは、ゴム紐等の伸縮可能な結束材である。束Bは、オペレータP1により運ばれて、束投入部10における搬送台に載置される。束投入部10には、例えば5個の束Bが載置可能である。
束投入部10に載置された束Bは、搬送経路L1(X方向)に沿って搬送される。束投入部10は、搬送経路L1の搬送先位置に搬送された束Bの1個を、搬送経路L2(Y方向)に沿って大帯除去部20の大帯カットステージSTに受け渡す。大帯除去部20は、束Bが1個受け渡されたことに応じて、束Bから大帯Bwを自動的に切断する(ステップS102)。大帯除去部20は、切断された大帯Bwを廃棄する(ステップS104)。
大帯Bwが除去された束Bは、把結合部30により所定数の把SBごとに搬送経路L3に沿って自動的に搬送される。把結合部30は、複数の束Bごとに所定数の把SBを搬送することにより、複数の束Bに含まれる所定数の把同士を結合する(ステップS106)。把結合部30には、オペレータP2により搬送経路L3に対して把SBが手投入される。把結合部30は、把SBが手投入されたことに応じて、手投入された把SBを搬送経路L3に沿って搬送して他の把SBと結合させる(ステップS108)。
把切出部40は、把結合部30により結合された複数の把SBから1個の把SBを自動的に切り出す(ステップS110)。把切出部40は、上方向(Z方向)に1個の把SBをリフトすることにより1個の把SBを切り出す。把切出部40は、切り出した1個の把SBを搬送経路L4に沿って小帯除去部50に受け渡す。
小帯除去部50は、把切出部40により受け渡された1個の把SBから小帯SBwを自動的に切断する(ステップS112)。小帯SBwが切断された把SBは、施封が解かれてバラ把Dとなる。小帯除去部50は、1個のバラ把Dを搬送経路L5に沿って搬送し、把集積部60に1把のバラ把Dを受け渡す(ステップS122)。
また、小帯除去部50は、把SBから除去した小帯SBwのバーコードSBbを撮像する(ステップS114)。小帯除去部50は、把情報SBbを印刷したバーコードSBbを撮像した後、バーコードSBbを廃棄する(ステップS116)。小帯除去部50は、バーコードSBbを撮像した画像を解析して、把情報を解読する。小帯除去部50は、解読した把情報を更新する(ステップS118)。
把集積部60は、1把のバラ把Dが受け渡されたことに応じて、二次バッチカードBC−2をバラ把D間に挿入する(ステップS124)。二次バッチカードBC−2には、各バラ把Dを識別する情報が記録される。紙葉類前処理装置5は、二次バッチカードBC−2に印刷されたバーコード情報を、把情報と共に銀行券処理装置(不図示)に送信する(ステップS120)。把集積部60は、二次バッチカードBC−2およびバラ把Dを落下させて、紙葉類Pの厚さ方向に集積する(ステップS126)。把集積部60は、小帯除去部50からバラ把Dが受け渡される度に、二次バッチカードBC−2の挿入およびバラ把Dの集積を繰り返す。なお、把集積部60は、複数のバラ把Dごとに二次バッチカードBC−2を挿入してもよい。例えば、把集積部60は、束Bに含まれる所定数のバラ把Dごとに二次バッチカードBC−2を挿入してもよい。把集積部60は、複数の把SBのバラ把Dを集積した後、集積したバラ把Dを転送方向L6にスライドさせ、紙葉類Pの本体処理装置100に転送する(ステップS128)。
以下、上述した紙葉類前処理装置5における各部の構成を説明する。
[束投入部10]
図7は、実施形態の紙葉類前処理装置5における束処理系の外観を示す斜視図である。図8は、実施形態の紙葉類前処理装置5における束投入部10の側面図である。
束投入部10は、載置部11と、コンベアベルト12と、コンベアローラ13と、リフト機構14と、投入ステージ15とを備える。載置部11は、X方向に沿って複数設置される。載置部11上には、オペレータP1により複数の束Bが載置される。載置部11には、例えば5個の束Bが載置可能である。コンベアベルト12およびコンベアローラ13は、コンベアモータ(不図示)により発生した駆動トルクによって正転駆動し、コンベアローラ13を回転させる。これにより、載置部11に載置された複数の束Bは、搬送経路L1に沿って投入ステージ15まで搬送される。束投入部10は、複数の束Bのうち先頭の束Baを投入ステージ15まで搬送すると、束Baが突出部(不図示)に突き当てる。その後、束投入部10は、コンベアローラ13を逆転駆動させる。これにより、投入ステージ15に搬送された束Baと、投入ステージ15の手前まで搬送された束Bbとを離間させる。また、束投入部10は、リフト機構14を駆動させて投入ステージ15を上昇させる。この結果、束投入部10は、複数の束Bから1個の束Bを切り出す。
[大帯除去部20]
図9は、実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20および把結合部30を示す斜視図である。図10は、実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20および把結合部30を示す側面図である。
把結合部30は、図9に示すように、搬送チェーン31と、第1キャリア32と、第2キャリア33と、搬送レール34と、ローラテーブル35(35aおよび35b)とを備える。大帯除去部20は、図10に示すように、変形リフト機構(変形部)21と、帯カッタ機構(切断部)22と、帯除去ローラ(廃棄部)23と、帯クランプピン24(図11を参照)とを備える。
第1キャリア32および第2キャリア33は、投入ステージ15に搬送された束Bを大帯除去部20に搬送する。第1キャリア32は、束Bの+Y方向側を支持する。第2キャリア33は、束Bの+Z方向側および束Bの−Y方向側を支持する。第1キャリア32および第2キャリア33は、搬送チェーン31および搬送レール34に連結される。搬送チェーン31は、投入ステージ15の+X側から把結合部30の搬送経路L3の+Y側端部に亘って、搬送経路L2に沿って設けられる。搬送チェーン31は、搬送モータ(不図示)により駆動され、第1キャリア32および第2キャリア33を±Y方向に沿って移動させる。
大帯除去部20は、所定の大帯除去位置に束Bが搬送されたことに応じて束Bから大帯Bwを除去する。所定の大帯除去位置とは、ローラテーブル35におけるY方向における変形リフト機構(押圧部)21および帯カッタ機構22が設置された位置である。束Bは、所定位置に搬送された状態において、第1キャリア32の支持部32a(第1の支持部)によって+Y方向側が押さえつけられる。また、束Bは、第2キャリア33の3カ所の爪部33a(第2の支持部)により上方が押さえつけられる。さらに、束Bは、第2キャリア33の支持部33b(第1の支持部)により−Y方向側が押さえつけられる。
大帯除去部20は、変形リフト機構21を上方に駆動させて、束Bにおける複数の把SBのうち一部の把SBを持ち上げる。図11は、実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20により束Bを変形させた様子を示す側面図である。変形リフト機構(押圧部)21は、把SBの長辺方向(X方向)において3カ所のリフタ21a、21bおよび21cにより、3または4個の把SBを持ち上げる(図12参照)。これにより、変形リフト機構21は、束Bを変形させることによって大帯Bwと把SBとの間に空間20aを形成する。なお、変形リフト機構21によるリフト量は、空間20aが形成され、且つ、把SBの底面がZ方向における帯クランプピン24よりも上方となるように設定される。
次に、大帯除去部20は、空間20aに帯クランプピン24を差し込む。図12は、実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20により空間20aに帯クランプピン24を差し込む様子を示す斜視図である。帯クランプピン24は、X方向における両側から空間20aに向けて先端部24aおよび24bが移動される。先端部24aおよび24bは、空間20a内において対向した状態で移動が停止される。これにより、大帯Bwと把SBとの間には、帯クランプピン24が挿入される。図13は、実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20により空間20aに帯クランプピン24を差し込んだ様子を示す斜視図である。
次に、大帯除去部20は、帯除去ローラ23に当接させるように帯クランプピン24を下降させる。図14は、実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20により帯クランプピン24を下降させた様子を示す側面図である。大帯Bwは、帯クランプピン24と帯除去ローラ23とが当接されると、帯除去ローラ23に押し当てられる。
次に、大帯除去部20は、帯カッタ機構22を、X方向に移動させる。図15は、実施形態の紙葉類前処理装置5における大帯除去部20において帯カッタ機構22を移動させる様子を示す斜視図である。図16は、実施形態の紙葉類前処理装置5における帯カッタ機構22の側面図である。帯カッタ機構22は、上刃22aと、カッタブレード22bとを備える。上刃22aは、帯カッタ機構22の略C文字状の内壁部に設けられる。略C文字状の内壁の内側には、上刃22aと対向してカッタブレード22bが配置される。カッタブレード22bは、回転ローラ22dの回転駆動によって回動ベルト22eを介して回転トルクが与えられる。これにより、カッタブレード22bは、回転軸22cを中心として回転駆動される。帯カッタ機構22は、カッタブレード22bを回転駆動させながら、図15に示したようにX方向に移動される。帯カッタ機構22は、上刃22aおよびカッタブレード22bが大帯Bwに接触すると、カッタブレード22bの回転によって大帯Bwを切断する。
次に、大帯除去部20は、帯除去ローラ23を回転させる。図17は、実施形態の紙葉類前処理装置5において、大帯除去部20において帯除去ローラ23を−Y方向側から見た斜視図である。図18は、実施形態の紙葉類前処理装置5において、大帯除去部20において帯除去ローラ23を回転させる様子を示す側面図である。帯除去ローラ23は、帯クランプピン24と共に大帯Bwを挟み込んだ状態で、図18中の矢印で示す方向Rに回転される。これにより、帯除去ローラ23は、切断された大帯Bwを引き込む。引き込まれた大帯Bwは、機外に放出または排除箱に集積され、廃棄される。その後、大帯除去部20は、アレンジャ25によって束BのX方向側を押圧して、複数の把SBの位置を整える。図19は、実施形態の紙葉類前処理装置5において、大帯除去部20におけるアレンジャ25を示す斜視図である。
[把結合部30]
図20は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把結合部30の一部の構成図である。把結合部30は、把処理テーブル36と、一対のコンベアベルト37Aおよび37Bと、第1のスライダ38と、第2のスライダ39とを備える。
把処理テーブル36は、搬送経路L3(Y方向)に沿って設けられる。把処理テーブル36には、大帯除去部20により大帯Bwが除去される度に、所定数の把SBが搬送される。コンベアベルト37Aおよび37Bは、把処理テーブル36のX方向における両側に設けられる。コンベアベルト37Aおよび37Bは、把処理テーブル36に搬送された複数の把SBの下面と接するように配置される。コンベアベルト37Aおよび37Bは、駆動モータ(不図示)の駆動トルクによりY方向に駆動される。コンベアベルト37Aおよび37Bは、複数の把SBとの摩擦力によって把SBを搬送経路L3に沿って搬送させる補助力を発生する。
第1のスライダ38は、把処理テーブル36とコンベアベルト37Aおよび37Bとの間に配設される。第1のスライダ38は、移動機構(不図示)によりZ方向およびY方向に移動される。第1のスライダ38は、複数の把SBを搬送経路L3に沿って搬送する場合に把処理テーブル36から+Z方向に突出される。第1のスライダ38は、複数の把SBの位置に基づいてY方向に移動される。
第2のスライダ39は、第1のスライダ38よりも+Y方向側であって、把処理テーブル36とコンベアベルト37Aおよび37Bとの間に配設される。第2のスライダ39は、複数の把SBの位置に基づいてY方向に移動される。第2のスライダ39は、紙葉類前処理装置5の始動初期において、所定数の把SBを受け取るために、−Y方向側にスライドされる。
図21、図22、図23、図24、図25、図26、および図27は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把結合部30により所定数の把SBを複数結合する様子を示す側面図である。
所定数の把SBは、1つの束Bに含まれる複数の把SBである。所定数の把SB#1は、図21に示すように、所定の大帯除去位置において第1キャリア32および第2キャリア33によってY方向の両側およびZ方向の+側から押圧される。複数の把SB#1が大帯除去位置に位置する状態おいて、所定数の把SB#2、SB#3、SB#4が結合されているものとする。所定数の把SB#2、SB#3、SB#4は、−Y方向側から第1のスライダ38により押圧され、+Y方向側から第2のスライダ39により押圧される。なお、所定数の把SB#2、SB#3、SB#4は、把結合部30により結合されると共に、後述の把切出部40により1把ごとに切り出し動作が行われている。
把結合部30は、図22に示すように、第1キャリア32および第2キャリア33により所定数の把SB#1を押圧させた状態で、第1キャリア32および第2キャリア33を、+Y方向にスライドさせる。把結合部30は、第1キャリア32が第1のスライダ38に重なる位置までスライドさせる。次に、把結合部30は、図23に示すように、第1のスライダ38の先端が把処理テーブル36よりも下方となるように、第1のスライダ38を下降させる。次に、把結合部30は、図24に示すように、第1のスライダ38を、所定数の把SB#1よりも−Y方向側に移動させ、第2キャリア33の−Y方向側の位置において上昇させる。次に、把結合部30は、図25に示すように、第1キャリア32を上昇させて、所定数の把SB#1と所定数の把SB#2との間から退避させる。また、把結合部30は、第1のスライダ38を+Y方向側にスライドさせて、第1のスライダ38を所定数の把SB#1の−Y方向側に接触させる。次に把結合部30は、図26に示すように、第1のスライダ38を+Y方向側にスライドさせることにより、所定数の把SB#1と所定数の把SB#2とを結合させる。次に把結合部30は、図27に示すように、第1キャリア32が第1のスライダ38を大帯除去位置に戻して、次の所定数の把SBを受け取らせる。
なお、把結合部30は、オペレータP2の手作業により把処理テーブル36に把SBが投入される。把結合部30は、手投入ボタン(不図示)が操作されたことに応じて、図26に示した状態において、第1キャリア32を把処理テーブル36上の把SBの−Y方向側に押し当てる。次に把結合部30は、第1のスライダ38を把処理テーブル36より下方に下降させる。この状態で、把結合部30は、第1キャリア32を手動により−Y方向に移動可能な押し当て力となるように、第1キャリア32の+Y方向の駆動トルクを調整する。これにより、オペレータP2により第1キャリア32が−Y方向側にスライドさせて、追加の把SBを結合された把SBの−Y方向側に追加させる。オペレータP2の手が第1キャリア32から離されると、第1キャリア32は、次第に+Y方向側にスライドし、結合された把SBの−Y方向側に押し当てられる。把結合部30は、再度手投入ボタンが操作されたことに応じて、第1キャリア32を大帯除去位置まで戻すと共に、第1のスライダ38を結合された把SBの−Y方向側に配置する。
[把切出部40]
図28は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把処理系の外観を示す斜視図である。図29は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把切出部40の斜視図である。図30は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把切出部40の側面図である。図31は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把切出部40の一部を拡大した斜視図である。図32は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把切出部40の一部を拡大した側面図である。
把処理系は、把切出部40と、小帯除去部50とを備える。把切出部40は、複数の把SBが厚さ方向において結合された状態で、把結合部30から供給される。把切出部40は、把SBを1把単位で切り出す。把切出部40は、複数のタイミングベルト41と、複数の丸ベルト42と、ガイド43と、把リフタ44と、把搬送テーブル45と、第1スイーパ46とを備える。
タイミングベルト41は、把SBの長辺方向に並んで3本配列され、把結合部30により結合された複数の把SBのうち先頭の把SBが+Y方向に押し当てられる。丸ベルト42は、断面が丸形状のベルトであり、把SBの長辺方向に並んで3本配列される。丸ベルト42は、タイミングベルト41と1把の把SBの厚さと略同じだけY方向に離間して設けられる。なお、丸ベルト42は、把SBの厚さ方向に移動させる機構によって移動されてもよい。タイミングベルト41および丸ベルト42は、駆動モータ(不図示)により把SBを上方に切り出すように駆動される。タイミングベルト41は、把SBとの摩擦力によって1つの把SBを切り出す。丸ベルト42は、図29および図30に示すように、タイミングベルト41により切り出された一つの把SBをタイミングベルト41との間で狭持しながら上方に搬送する。
把リフタ44は、所定の受け渡し位置まで把SBが搬送されたことをセンサ(不図示)により検出されたことに応じて、リフタ駆動部44aにより回動する。把リフタ44は、所定の把受け取り位置で停止し、タイミングベルト41と丸ベルト42とに狭持された把SBを+Z方向側に支持する。把リフタ44は、図30および図31に示すように、先端部により把SBを持ち上げるように回動し、ガイド43に沿って把SBを把搬送テーブル45に搬送する。これにより、1つの把SBは、縦置き状態から横置き状態に姿勢が変更されて、把搬送テーブル45にバッファリングされる。
把切出部40は、第1スイーパ46を+X方向にスライドさせる。第1スイーパ46は、把搬送テーブル45にバッファリングされた1つの把SBの−X方向側の側面から押し出して、把SBを搬送する。これにより、把SBは、把処理位置Paに搬送される。図33は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把切出部40において第1スイーパ46により把SBを搬送する様子を示す斜視図である。なお、把搬送テーブル45および第1スイーパ46のZ方向の端部は、紙葉類Pの脱落を防止するために入れ子構造とすることが望ましい。第1スイーパ46は、1つの把SBを搬送した後、把搬送テーブル45の−X方向側に戻って次の把SBの搬送まで待機する。
[小帯除去部50]
以下、小帯除去部50により把SBから小帯SBwを除去する動作を説明する。
図34は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50の正面図である。図35は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50の斜視図である。
小帯除去部50は、把プレス52と、小帯カッタ53と、小帯ピッカ54とを備える。把プレス52は、プレスアーム52Aと、両端プレス部52aと、プレス台52bと、中央プレス部52cとを備える。プレス台52bには、図34に示すように、第1スイーパ46によって搬送された1つの把SBが載置される。把プレス52は、小帯SBwを除去する際に、移動機構(不図示)により把SB上に配置される。プレスアーム52Aは、図35に示すように、移動機構により両端プレス部52aが把SBの上面のX方向の両端に接するように下降される。また、中央プレス部52cは、把SBの略中央部をプレスするように下降される。この状態で、把プレス52は、中央プレス部52cによってプレス台52bに搬送された1つの把SBを上方から下方に向けて押圧する。
図36は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における小帯カッタ53の斜視図である。小帯カッタ53は、把対向面53aが形成された本体部53Aと、カッタ53bとを備える。小帯カッタ53は、図36に示すように、把SBがプレス台52bに搬送される前に、本体部53Aが+X方向に上昇するように動作する。これにより、小帯カッタ53は、把対向面53aを露出させる。小帯カッタ53は、把SBがプレス台52bに載置された状態において、把対向面53aと、把SBの側面とを対向させる。小帯カッタ53は、小帯SBwを除去する時、本体部53Aの内部に収容していたカッタ53bをX方向にスライドさせて、把対向面53aから露出させる。次に小帯カッタ53は、カッタ53bをX方向にスライドさせる。カッタ53bをスライドさせるX方向の範囲は、プレス台52bに把SBが載置された状態における小帯SBwの巻き付け位置を含むよう設定される。小帯カッタ53は、本体部53Aにカッタ53bを収容した後、バラ把Dを搬送させる際に下降される。なお、把プレス52は、小帯カッタ53により小帯SBwを除去する時に、小帯SBwの挙動が安定するような圧力で把SBを押さえつける。
図37、図38、図39、および図40は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における小帯ピッカ54の動作を示す上面図である。
小帯ピッカ54は、小帯カッタ53により切断された小帯SBwを把SBから分離させる。小帯ピッカ54は、図37に示すように、把SBの短辺方向において、小帯カッタ53と反対側に配置される。小帯ピッカ54は、第1ピッカ爪54aおよび第2ピッカ爪54bと、第1カム54cおよび第2カム54dとを備える。
第1ピッカ爪54aは、第1カム54cと接続される。第2ピッカ爪54bは、第1カム54cと接続される。第1ピッカ爪54aおよび第2カム54dと、第2ピッカ爪54bと第2カム54dとは、撮像ステージ51cを介してX方向において対向して配設される。第1カム54cは、駆動機構(不図示)により駆動され、第1ピッカ爪54aをY方向に直線的に移動させる動作および第1ピッカ爪54aの先端部を回動させる動作を行う。第2カム54dは、駆動機構(不図示)により駆動され、第2ピッカ爪54bをY方向に直線的に移動させる動作および第2ピッカ爪54bの先端部を回動させる動作を行う。
小帯ピッカ54により小帯SBwを把SBから分離する際、把プレス52は、把SBから紙葉類Pが引き抜かれることを防止するような圧力で把SBを押さえつけることが望ましい。また、把プレス52は、小帯SBwが小帯ピッカ54に引っ掛けられることを容易にするため、中央プレス部52cにより小帯SBwを把SBから所定量ずらすことが望ましい。把プレス52の両端プレス部52aによりプレスされた状態において、図37に示すように、小帯SBwの小帯ピッカ54側の一部SBw#は、把SBに対して−Y方向に撓んだ状態となっている。
小帯ピッカ54は、図38に示すように、小帯カッタ53により小帯SBwが切断された後、第1カム54cおよび第2カム54dによって第1ピッカ爪54aおよび第2ピッカ爪54bの先端部をY方向に移動させる。次に第1カム54cおよび第2カム54dは、姿勢をY方向からX方向にずらすことにより、第1ピッカ爪54aおよび第2ピッカ爪54bの先端部を回動させる。次に第1カム54cおよび第2カム54dは、図39に示すように、自身の長手方向を把SBの長辺方向と平行となるよう動作させ、さらに第1ピッカ爪54aおよび第2ピッカ爪54bを回動させる。これにより、第1ピッカ爪54aおよび第2ピッカ爪54bは、把SBの長辺方向と平行に配置され、先端部同士が小帯SBwの一部SBw#内において対向するように配置される。次に第1カム54cおよび第2カム54dは、図40に示すように、自身を−Y方向に移動させることによって、第1ピッカ爪54aおよび第2ピッカ爪54bを−Y方向にスライドさせる。これにより、第1ピッカ爪54aおよび第2ピッカ爪54bは、先端部に小帯SBwを−Y方向側に引っ掛けて、把SBから小帯SBwを引き出す。なお、把プレス52は、小帯SBwを把SBから引き出す動作において紙葉類Pが引き抜かれることを防止するような圧力で把SBの上方からプレスすることが望ましい。
図41、図42、図43、および図44は、小帯除去部50における第2スイーパ55の動作を示す図である。図41は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第2スイーパ55を示す斜視図である。図42は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第2スイーパ55を示す上面図である。図43は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第2スイーパ55の動作を示す斜視図である。図44は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第2スイーパ55の動作を示す上面図である。
小帯除去部50は、第2スイーパ55と、バラ把搬送テーブル56とを備える。第2スイーパ55は、小帯ピッカ54により小帯SBwが把SBから引き出されたバラ把をバラ把搬送テーブル56に搬送する。第2スイーパ55は、図41および図42に示すように、第2スイーパアーム55aを備える。第2スイーパアーム55aは、X方向からみてL字形状を有する。第2スイーパアーム55aは、バラ把Dを移動させる状態において、Y方向に平行した部位によりバラ把Dを上方から押さえる。また、第2スイーパアーム55aは、バラ把Dを搬送させる状態において、Z方向に平行した部位によりバラ把Dを−Y方向から支持する。
また、小帯カッタ53は、第2スイーパ55によりバラ把Dを搬送させる前に、本体部53Aを下降させる。これにより、本体部53Aの上面は、本体部53Aの上面をバラ把搬送テーブル56とZ方向における略同一位置に配置される。なお、本体部53Aの上面およびバラ把搬送テーブル56と第2スイーパアーム55aの−Z方向側端部とは、バラ把Dから紙葉類Pが脱落することを防止するために入れ子構造となっていることが望ましい。
第2スイーパ55は、図41および図42に示すように、第2スイーパアーム55aをバラ把Dの−Y方向側に配置させた後、図43および図44に示すように、第2スイーパアーム55aを+Y方向側にスライドさせる。これにより、第2スイーパ55は、搬送経路L5(Y方向)に沿ってバラ把Dを搬送させる。第2スイーパ55は、バラ把Dを、本体部53A上を通過させて、バラ把搬送テーブル56上まで搬送する。この結果、第2スイーパ55は、小帯SBwをバラ把Dから分離する。その後、小帯ピッカ54は、さらに第1カム54cおよび第2カム54dを−Y方向に移動させて、小帯SBwを所定の撮像ステージ51c上の位置まで搬送する。
図45、図46、および図47は、小帯除去部50における第3スイーパ57の動作を示す図である。図45は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第3スイーパ57を示す斜視図である。図46は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第3スイーパ57の動作を示す斜視図である。図47は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50における第2スイーパ55の他の動作を示す斜視図である。
小帯除去部50は、第3スイーパ57を備える。第3スイーパ57は、第2スイーパ55により搬送されたバラ把Dをバラ把搬送テーブル56から排出する。第3スイーパ57は、図45に示すように、複数の爪部57a、57b、および57cを備える。爪部57a、57b、および57cは、可動ガイド(不図示)と接続され、可動ガイドの上下動作により上昇または下降(退避)される。爪部57a、57b、および57cは、第2スイーパ55によりバラ把Dがバラ把搬送テーブル56上の所定位置まで搬送されることに応じて上昇される。これにより、爪部57a、57b、および57は、バラ把搬送テーブル56の上面から露出し、バラ把Dの−Y方向側に位置する。
次に、第3スイーパ57は、図46に示すように、爪部57a、57b、および57cをY方向に移動させる。これにより、爪部57a、57b、および57cは、バラ把Dの−Y方向側の側面を支持して、+Y方向側に搬送する。この結果、爪部57a、57b、および57cは、バラ把Dをバラ把搬送テーブル56から排出させる。バラ把Dは、バラ把搬送テーブル56から押し出された位置(把排出位置Pb)において自由落下する。
その後、第3スイーパ57は、図47に示すように、バラ把Dの排出前の位置に退避し、下降される。また、第2スイーパ55は、−Y方向に移動し、次のバラ把Dを搬送するために退避される。また、小帯カッタ53は、爪部57a、57b、および57cが上昇した時点において、次の把SBの小帯SBwを切断するため、本体部53Aを上昇させる。
以下、小帯除去部50によりバーコードSBbを読み取って小帯SBwを廃棄する動作を説明する。
図48は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50においてバーコードSBbを読み取る様子を示す斜視図である。図49は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50においてバーコードSBbを読み取る様子を示す上面図である。図50は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50において小帯SBwを廃棄する様子を示す斜視図である。図51は、実施形態の紙葉類前処理装置5における小帯除去部50において小帯SBwを廃棄する様子を示す上面図である。
小帯除去部50は、画像撮像部51aおよび51bと、撮像ステージ51cと、小帯排出部58を備える。小帯SBwは、図48に示すように、バラ把Dから分離され、小帯ピッカ54により−Y方向に搬送される。これにより、小帯SBwは、図49に示すように、撮像ステージ51c上に搬送される。撮像ステージ51cは、透明の板状部材である。撮像ステージ51cは、画像撮像部51aおよび51bによる撮像範囲51dに含まれる。画像撮像部51aおよび51bは、小帯SBwが撮像ステージ51cに搬送されたことに応じて、小帯SBwを上方および下方から撮像する。画像撮像部51aおよび51bは、撮像したことによりバーコードSBbの画像情報を生成する。画像撮像部51aおよび51bは、生成した画像情報を解析して、把情報を生成する(情報読取部)。
小帯排出部58は、図50に示すように、小帯除去ローラ58aと、小帯排出ガイド58bとを備える。小帯除去ローラ58aは、図51に示すように、撮像ステージ51cの−Y方向側に設けられる。小帯除去ローラ58aは、X方向が長手方向とされ、櫛型形状を有する。小帯除去ローラ58aは、駆動機構(不図示)により、X方向を回転軸として−Y方向に回転駆動される。小帯除去ローラ58aには、バーコードSBbが撮像された後に、小帯ピッカ54により小帯SBwが搬送される。小帯除去ローラ58aは、回転動作によって、搬送された小帯SBwを巻き込み、小帯SBwを−Y方向側に送り出す。小帯排出ガイド58bは、図51に示すように小帯除去ローラ58aにより送り出された小帯SBwを受け取り、図50に示すように外部に排出する。
[把集積部60]
以下、実施形態の把集積部60について説明する。図52は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把集積処理系の外観図である。図53は、実施形態の本体処理装置100の模式図である。
把集積部60は、図53に示すように、小帯除去部50により排出されたバラ把Dが把集積部60により把集積位置Pcにおいて集積する。本体処理装置100は、処理対象の紙葉類Pが、集積された状態でX方向側(図中の手前方向)に転送される。本体処理装置100は、転送された紙葉類PをフィーダガイドFGに蓄積する。フィーダガイドFGは、Z方向に対して所定角度θだけ傾けて複数の紙葉類Pを蓄積する。フィーダガイドFGに蓄積された複数の紙葉類Pは、一枚ずつ取り出されて、搬送路に送り出される。なお、フィーダガイドFGは、後述する本体処理装置100における積層券供給部112におけるバラ把Dの受け付け機構の一部であってもよい。
把集積部60は、図52に示すように、把シャッタ61と、把プレス62と、把集積バックアップ63と、把トランスファ64と、アレンジャ65と、トランスファ駆動部66と、カードスタッカ67とを備える。
図54は、実施形態の紙葉類前処理装置5におけるカードスタッカ67の斜視図である。カードスタッカ67は、小帯SBwが除去されたバラ把Dを識別するために、バラ把D毎に二次バッチカードBC−2を差し込む。二次バッチカードBC−2には、バラ把Dを識別するストラップ番号がエンコードされたバーコードBCbが印刷されている。カードスタッカ67は、カードスタッカ部67aと、カード搬送部67bと、フィードコントローラ67cと、バーコードリーダ67dと、バックアップ駆動部67eとを備える。
カードスタッカ部67aは、二次バッチカードBC−2のバーコードBCbの印刷面が+Z方向となるように複数枚の二次バッチカードBC−2を収容する。カードスタッカ部67aは、二次バッチカードBC−2が排出される毎に、新たな二次バッチカードBC−2を+Z方向に押し上げてカード搬送部67bに供給する押し上げ構造を有する。カード搬送部67bは、2台の駆動モータ67b−1および67b−2と、ゴムローラ(不図示)とを備える。ゴムローラは、二次バッチカードBC−2の上面および下面を狭持する。カード搬送部67bは、駆動モータ67b−1および67b−2の駆動力によりゴムローラを回転駆動させて、カードスタッカ部67aにより押し上げられた二次バッチカードBC−2をX方向に搬送する。カード搬送部67bは、バラ把Dが落下するタイミングより前に、二次バッチカードBC−2を搬送して排出させる。バーコードリーダ67dは、バーコードリーダ67dにより搬送される二次バッチカードBC−2に印刷されたバーコードBCbを読み取る。バーコードリーダ67dは、読み取った画像情報に基づいてバーコードBCbを解読し、ストラップ番号等のバーコード情報を生成する。バックアップ駆動部67eは、駆動モータ(不図示)を有し、把集積バックアップ63をZ方向に移動させる。
フィードコントローラ67cは、ゴムローラによる二次バッチカードBC−2の押圧力を制御する。また、フィードコントローラ67cは、駆動モータ(不図示)を駆動させて、バックアップ駆動部67eを制御する。フィードコントローラ67cの制御により、二次バッチカードBC−2は、バーコードリーダ67dの読取領域に搬送される。二次バッチカードBC−2は、バーコード情報が読み取られた後、把シャッタ61に排出される。
図55は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把シャッタ61の斜視図である。図56、図57、および図58は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把シャッタ61の動作を示す斜視図である。
把シャッタ61は、把排出位置Pbにおいて自由落下したバラ把Dを受け止める。把シャッタ61は、図55に示すように、上シャッタトレイ61aと、下シャッタトレイ61bと、トレイ駆動部61cと、駆動モータ61dと、トレイ退避部61eとを備える。上シャッタトレイ61aは、図55に示した状態において、把排出位置Pbの下方に配設される。上シャッタトレイ61aは、小帯除去部50により落下されたバラ把Dを受け取る受け取り面である。上シャッタトレイ61aの受け取り面は、バラ把Dの落下方向と直交する水平面(XY平面)である。上シャッタトレイ61aは、駆動モータ61dによりトレイ駆動部61cが駆動されて、受け取り面がXY平面とされる。
下シャッタトレイ61bは、上シャッタトレイ61aの−Z方向側に設けられる。上シャッタトレイ61aと下シャッタトレイ61bとは、+X方向の端部がヒンジ機構により連結されている。これにより、上シャッタトレイ61aは、下シャッタトレイ61bに対して傾いた状態(図55を参照)と、下シャッタトレイ61bに接した状態(図56を参照)との間で切り替えられる。
トレイ駆動部61cは、X方向において上シャッタトレイ61aのうち下シャッタトレイ61bと連結されている箇所と反対の箇所を支持する。トレイ駆動部61cは、上シャッタトレイ61aと下シャッタトレイ61bとの位置関係を、傾いた状態と接した状態との間で切り替えるように駆動される。トレイ駆動部61cは、駆動モータ61dが制御部(不図示)により駆動されることにより、上シャッタトレイ61aの傾き角度を調整する。
トレイ退避部61eは、駆動機構(不図示)を有し、上シャッタトレイ61aおよび下シャッタトレイ61bをX方向に移動させる。トレイ退避部61eは、上シャッタトレイ61aによりバラ把Dを受け取る時には、図55および図56に示すように+X方向側に移動させる。トレイ退避部61eは、上シャッタトレイ61aによりバラ把Dを把集積バックアップ63に受け渡す時には、図57に示すように、−X方向側に退避させる。
把シャッタ61は、バラ把Dの待機状態において、図56に示すように上シャッタトレイ61aおよび下シャッタトレイ61bを+X方向側に位置させる。待機状態において、上シャッタトレイ61a上には、カードスタッカ67によりY方向側から二次バッチカードBC−2が搬送される。小帯除去部50の第3スイーパ57により+Y方向に押し出されたバラ把Dは、上シャッタトレイ61a上に落下される。上シャッタトレイ61aは、バラ把Dが落下されると、図56に示すようにバラ把Dを受け取る。次にトレイ駆動部61cは、図57に示すように、上シャッタトレイ61aと下シャッタトレイ61bと接する状態に切り替える。これにより、バラ把Dは、水平面から所定角度だけ傾けられる。次にトレイ退避部61eは、図58に示すように、上シャッタトレイ61aと下シャッタトレイ61bを退避させて、バラ把Dおよび二次バッチカードBC−2を落下させる。把シャッタ61は、この動作を繰り返すことにより、バラ把Dを把集積バックアップ63に積層する。
図59は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把プレス62の斜視図である。図60、図61、および図62は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把プレス62の動作を示す斜視図である。
把プレス62は、バラ把Dを積層させる時に落下するバラ把Dの挙動をサポートする。把プレス62は、図59に示すように、プレスアーム62aと、位置決めシャフト62bと、電磁クラッチ62cと、上下動作用モータ62dとを備える。プレスアーム62aは、バラ把Dが落下した際、紙葉類Pが脱落しないよう保持する。プレスアーム62aは、Y方向の両端に、バラ把Dの+X方向の側面と当接する先端部62a−1および62a−2を有する。位置決めシャフト62bは、X方向において上シャッタトレイ61aおよび下シャッタトレイ61bと入れ子構造とされる。電磁クラッチ62cは、上下動作用モータ62dにより発生させた動力を伝達し、プレスアーム62aを上方向(+Z方向)に移動させる。
把プレス62は、バラ把Dが上シャッタトレイ61aに落下していない待機状態において、プレスアーム62aを把シャッタ61の上方の所定位置に配置させる。このとき、上下動作用モータ62dは、電磁クラッチ62cを介してプレスアーム62aを支持する駆動トルクを伝達する。把プレス62は、バラ把Dが上シャッタトレイ61a上に落下し、図60に示すように上シャッタトレイ61aと下シャッタトレイ61bとが接した状態となると、電磁クラッチ62cにおいて動力伝達が遮断させる。すると、プレスアーム62aは、図61に示すように、バラ把D上に落下する。その後、上シャッタトレイ61aと下シャッタトレイ61bがトレイ退避部61eにより退避すると、プレスアーム62aは、図62に示すように、バラ把Dおよび二次バッチカードBC−2と共に落下する。これにより、プレスアーム62aは、バラ把Dから紙葉類Pが脱落することを抑制する。また、把プレス62は、プレスアーム62aの先端部62a−1および62a−2により、小帯除去部50から排出されるバラ把Dのストッパとして機能する。
プレスアーム62aは、バラ把Dと共に落下し、把集積バックアップ63により支持される。プレスアーム62aは、把集積バックアップ63上に落下した後、次のバラ把Dが上シャッタトレイ61a上に落下する前に、上シャッタトレイ61a上の所定位置に上昇される。これにより、把プレス62は、把集積バックアップ63上に複数のバラ把Dを積層させる。
図63は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把集積部60におけるアレンジャ65を示す斜視図である。アレンジャ65は、把トランスファ64に自由落下されたバラ把Dを整位する。アレンジャ65は、把トランスファ64における−X方向に接触面65aが設けられている。アレンジャ65は、ソレノイド等の駆動機構(不図示)により接触面65aを把トランスファ64内のバラ把Dおよび二次バッチカードBC−2に接触させる。アレンジャ65は、振動によってバラ把Dおよび二次バッチカードBC−2を把トランスファ64内において位置を修正させる。
図64は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把集積部60における把集積バックアップ63および把トランスファ64を示す斜視図である。把集積バックアップ63は、バックアップ駆動部67eによって把トランスファ64内における上下方向に移動される。把集積バックアップ63は、Y方向において把トランスファ64と入れ子構造となっている。把集積バックアップ63は、バラ把Dを受け止めるごとに、図64に示した上端位置から所定距離ごと下降する。把集積バックアップ63は、所定数(例えば10個)分のバラ把Dおよび二次バッチカードBC−2を受け止める。把集積バックアップ63は、所定数のバラ把Dおよび二次バッチカードBC−2を把トランスファ64に受け渡す。把集積バックアップ63は、所定数のバラ把Dおよび二次バッチカードBC−2を集積した状態で、例えば−X方向にスライドしてカードスタッカ67に収容される。その後、把集積バックアップ63は、上端位置まで上昇され、再度把シャッタ61の下方の上端位置に配置される。
図65は、実施形態の紙葉類前処理装置5における把集積部60における把トランスファ64およびトランスファ駆動部66を示す斜視図である。把トランスファ64は、把集積バックアップ63から所定数のバラ把Dが受け渡される。把トランスファ64は、バラ把DにおけるX方向の両側、+Y方向側、およびバラ把Dの下面を支持する。把トランスファ64は、トランスファ駆動部66によってX方向において移動される。
トランスファ駆動部66は、トランスファ連結部66aと、支持ステージ66bと、駆動ユニット66cと、駆動モータ66dと、スライドレール66eとを備える。トランスファ連結部66aは、把トランスファ64の下部と支持ステージ66bとを連結する。支持ステージ66bは、上面がトランスファ連結部66aにより把トランスファ64と連結され、下面にスライドレール66eと組み合わされる凹状のレール受け部(不図示)が形成される。駆動ユニット66cは、トランスファベルト66c−1と、駆動ローラ66c−2と、連結部66c−3とを備える。駆動ローラ66c−2は、駆動モータ66dにより発生された駆動トルクを受け付けて、トランスファベルト66c−1を送り動作する。連結部66c−3は、支持ステージ66bの下部と連結させる。連結部66c−3は、トランスファベルト66c−1の送り動作によって支持ステージ66bをスライドレール66eに沿って移動させる。
トランスファ駆動部66は、所定数のバラ把Dおよび二次バッチカードBC−2が積層されるまで、図65に示すように把トランスファ64を位置させる待機状態となる。トランスファ駆動部66は、所定数のバラ把Dおよび二次バッチカードBC−2が積層されたことに応じて、把トランスファ64を+X方向にスライドさせる。トランスファ駆動部66は、本体処理装置100における積層券供給部112(フィーダガイドFG)が存在する位置まで把トランスファ64をスライドさせる。フィーダパドルは、把トランスファ64と入れ子構造となっている。フィーダパドルは、把トランスファ64に積層された所定数のバラ把Dおよび二次バッチカードBC−2を受け取り、本体処理装置100における積層券供給部112(フィーダガイドFG)にバラ把Dおよび二次バッチカードBC−2を設置する。
上述した紙葉類前処理装置5において、二次バッチカードBC−2により読み取られたストラップ番号およびバーコードSBbを解読した把情報は、例えば紙葉類前処理装置5の内部コンピュータにより記憶部(不図示)に記憶される。記憶されたストラップ番号およびバーコードSBbを解読した把情報は、紙葉類照合装置300に送信される。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、束Bから大帯Bwを除去する大帯除去部20と、把SBから小帯SBwを除去する把切出部40と、小帯SBwが除去された複数枚の紙葉類Pの厚さ方向に集積する把集積部60とを備えるので、本体処理装置100に紙葉類Pを投入する前処理のうち大帯Bwの除去および小帯SBwの除去の負担を軽減することができる。また、少なくともひとつの実施形態によれば、大帯Bwの除去および小帯SBwを自動的に行うことができるので、前処理を停止させる必要が無く、紙葉類Pを投入する待ち時間を削減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
5…紙葉類前処理装置、10…束投入部、14…リフト機構、15…投入ステージ、20…大帯除去部、20a…空間、21…変形リフト機構、22…帯カッタ機構、23…帯除去ローラ、24…帯クランプピン、30…把結合部、32…第1キャリア、33…第2キャリア、33a…爪部、38…第1のスライダ、39…第2のスライダ、40…把切出部、45…把搬送テーブル、46…第1スイーパ、50…小帯除去部、51a、51b…画像撮像部、51c…撮像ステージ、52…把プレス、52c…中央プレス部、53…小帯カッタ、54…小帯ピッカ、54a…第1ピッカ爪、54b…第2ピッカ爪、54c…第1カム、54d…第2カム、55…第2スイーパ、56…バラ把搬送テーブル、57…第3スイーパ、58…小帯排出部、60…把集積部、61…把シャッタ、61a…上シャッタトレイ、61b…下シャッタトレイ、62…把プレス、63…把集積バックアップ、64…把トランスファ、66…トランスファ駆動部、67…カードスタッカ、67d…バーコードリーダ、100…本体処理装置

Claims (8)

  1. 複数枚の紙葉類が小帯により施封された所定数の把を大帯により施封した束が搬送され、前記束から前記大帯を除去する大帯除去部と、
    前記大帯除去部により大帯が除去された束に含まれる所定数の把ごとに搬送経路に沿って搬送して、前記所定数の把を複数結合する把結合部と、
    前記把結合部により結合された複数の把から単一の把を切り出し、前記把から前記小帯を除去する小帯除去部と、
    前記小帯除去部により小帯が除去された複数枚の紙葉類を、前記紙葉類の厚さ方向に集積する集積部と、
    を備える、紙葉類前処理装置。
  2. 前記大帯除去部は、
    前記所定数の把間の位置関係を変形させる変形部と、
    前記変形部により位置関係が変形された状態において前記大帯を切断する大帯切断部と、
    前記大帯切断部により切断された前記大帯を除去する除去部と、
    を備える、請求項1に記載の紙葉類前処理装置。
  3. 前記変形部は、
    前記所定数の把の積層方向の両側を支持する第1の支持部と、
    前記把の積層方向とは直交する方向の一方側を支持する第2の支持部と、
    前記第2の支持部により支持されている一方側に対する他方側から前記所定数の把のうち一部の把を押圧する押圧部と
    を備える、請求項2に記載の紙葉類前処理装置。
  4. 前記大帯切断部は、前記大帯と前記把との間に形成された空間を移動する帯カッタを備える、請求項2または3に記載の紙葉類前処理装置。
  5. 前記除去部は、
    前記大帯切断部により切断された大帯を帯除去ローラとクランプピンとにより挟み込み、前記帯除去ローラを回転駆動させて前記大帯を引き込むことにより、前記大帯切断部により切断された前記大帯を除去する、
    請求項2に記載の紙葉類前処理装置。
  6. 前記小帯除去部は、
    前記把を前記紙葉類の積層方向において押圧するプレス部と、
    前記紙葉類の積層方向と直交する方向の一方側に配置され、前記紙葉類の長辺方向に移動して、前記プレス部により押圧された前記把に付与された小帯を切断する小帯切断部と、
    前記紙葉類の積層方向と直交する方向の他方側に配置され、前記小帯切断部により切断された小帯を引き抜く小帯ピッカと
    を備える、請求項1から5のうち何れか1項に記載の紙葉類前処理装置。
  7. 前記小帯除去部は、前記小帯に表示された把情報を読み取る情報読取部を備える、
    請求項1から6のうち何れか1項に記載の紙葉類前処理装置。
  8. 前記小帯除去部により小帯が除去された、前記把であった複数枚の紙葉類間に識別カードを挿入するカード挿入部を備え、
    前記集積部は、前記カード挿入部により識別カードが挿入された複数枚の紙葉類を集積する、
    請求項1から7のうち何れか1項に記載の紙葉類前処理装置。
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