JP5951366B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、紙幣、有価証券等の紙葉類を積層し施封する紙葉類処理装置に関する。
近年、銀行や大規模小売業等では日常的に大量の紙幣が扱われ、これら紙幣を金種や、正損(紙幣の汚損度合い)に応じて分類して整理する業務が存在している。通常、紙幣は量が多くなると、100枚毎に帯封をした状態で管理される。このような紙幣の整理業務を自動化する装置として紙幣類処理装置が提案されている。この紙幣処理装置は、未分類の紙幣を積層して収容するホッパー部と、ここから一枚ずつ紙幣を繰出し搬送する搬送機構と、搬送されてきた紙幣の種類や正損の度合いを鑑別する鑑査部と、鑑別された紙幣を金種別などに分類して集積する複数のポケット部と、例えば、100枚ずつ集積した紙幣を帯封する集積施封装置等と、を備えている。
集積施封装置は、紙幣を例えば、100枚ずつ集積する集積装置と、集積装置の下方に設けられた施封装置と、を備えている。施封装置は、集積紙幣の外周に帯輪を形成した後、この帯を引き絞ることにより、集積紙幣を結束する力を得ている。
特許第2686068号公報 特開平4−137093号公報
上記のように構成された紙葉類処理装置における集積施封装置では、帯の十分な結束力を得るために大きな帯引き絞り力を必要とする。そのため、装置は、頑丈な機構設計とする必要があり、装置が大型化する。また、この施封装置では、引き絞りにより帯が抜けないように、帯の端部を折り返して掴むことから、1把の紙葉類を施封するため帯長さが長くなり、消耗品の交換頻度が高くなる。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その課題は、大型化することなく大きな結束力が得られる紙葉類処理装置を提供することにある。
実施形態によれば、実施形態によれば、紙葉類処理装置は、複数枚の紙葉類が載置される供給部と、前記供給部から紙葉類を取り出す取り出し機構と、前記取り出された紙葉類を鑑査する鑑査装置と、前記鑑査された紙葉類を所定枚数ずつ集積する集積装置と、集積された紙葉類束に帯を巻き付けて施封する施封装置と、を備え、
前記施封装置は、前記集積された紙葉類束の両側部を押圧して紙葉類束を湾曲させるクランプ機構と、湾曲された紙葉類束に結束帯を巻付け引き絞る帯巻き装置と、巻付けられた結束帯の端部を熱封着するヒータと、を備え、前記クランプ機構は、前記紙葉類束と対向する位置に移動可能な回動アームと、前記回動アームに取付けられ、前記紙葉類束の湾曲度合を調整可能な押圧部材と、を備え、前記押圧部材は、前記回動アームから突出し前記紙葉類束に当接する傾斜した押圧部を有し、前記回動アームに直線的に移動可能に取付けられている
図1は、第1の実施形態に係る紙幣処理装置を示す断面図。 図2は、前記紙幣処理装置を概略的に示すブロック図。 図3は、前記紙幣処理装置の集積施封モジュールを示す断面図。 図4は、前記集積施封モジュールの第1集積装置および第2集積装置を示す平面図。 図5は、前記集積施封モジュールにおける搬送機構を示す斜視図。 図6は、前記搬送機構の第1動作状態を概略的に示す図。 図7は、前記搬送機構の第2動作状態を概略的に示す図。 図8は、前記搬送機構の第3動作状態を概略的に示す図。 図9は、前記搬送機構の第4動作状態を概略的に示す図。 図10は、前記搬送機構の第5動作状態を概略的に示す図。 図11は、前記搬送機構の第6動作状態を概略的に示す図。 図12は、前記集積施封モジュールの施封装置全体を概略的に示す斜視図。 図13は、前記施封装置の放出台および帯フィーダを示す斜視図。 図14は、前記施封装置のハンドが開放し、上クランパが上昇した状態における帯巻き装置全体を示す正面図。 図15は、前記施封装置のハンドが閉じ、上クランパが押圧位置に下降し、第2帯押えおよびヒータが押圧位置および熱封着位置にそれぞれ移動した状態における帯巻き装置全体を示す正面図。 図16は、ハンドおよびハンド駆動機構を示す斜視図。 図17は、前記ハンドおよびハンド駆動機構を示す斜視図。 図18は、前記ハンドおよびハンド駆動機構を示す斜視図。 図19は、前記ハンドおよびハンド駆動機構を示す斜視図。 図20は、開放位置における前記ハンドおよびハンド駆動機構を示す正面図。 図21は、閉じ位置における前記ハンドおよびハンド駆動機構を示す正面図。 図22は、前進位置における前記ハンドおよびハンド駆動機構を示す正面図。 図23は、引き込み位置における前記ハンドおよびハンド駆動機構を示す正面図。 図24は、帯巻き装置の円環ギア、帯キャッチャ、開閉機構を示す斜視図。 図25は、前記帯巻き装置の円環ギア、帯キャッチャ、開閉機構、帯送り機構を示す斜視図。 図26は、前記帯巻き装置の円環ギア、帯キャッチャ、開閉機構、帯送り機構を示す正面図。 図27は、開放した帯キャッチャを示す斜視図。 図28は、閉じた帯キャッチャを示す斜視図。 図29は、前記円環ギア、帯キャッチャ、帯送り機構を一部破断して示す正面図。 図30は、前記円環ギア、帯キャッチャ、開閉機構、帯送り機構を示す正面図。 図31は、前記円環ギア、水平位置に移動した帯キャッチャ、帯送り機構を示す正面図。 図32は、前記帯巻き装置の第1帯押えを示す斜視図。 図33は、前記帯巻き装置の第1帯押えを異なる方向から示す斜視図。 図34は、前記第1帯押えおよび第1クランパ駆動機構を示す側面図。 図35は、前記第1帯押えおよび第1クランパ駆動機構を示す斜視図。 図36は、前記帯巻き装置の上クランパおよび第1クランパ駆動機構を示す正面図。 図37は、前記上クランパおよび第1クランパ駆動機構を示す斜視図。 図38は、前記上クランパにより紙幣束を湾曲させた状態を示す側面図。 図39は、前記上クランパの押圧部材を移動させて、紙幣束の湾曲度合を大きくした状態を示す上クランパの側面図。 図40は、押圧部材が回動可能に設けられた上クランパにより紙幣束を湾曲させた状態を示す側面図。 図41は、前記上クランパの押圧部材を回動させて、紙幣束の湾曲度合を大きくした状態を示す上クランパの側面図。 図42は、前記帯巻き装置の第2帯押え、ヒータ、および第2クランパ駆動機構を示す斜視図。 図43は、前記第2帯押え、ヒータ、および第2クランパ駆動機構を示す側面図。 図44は、待機位置にする前記第2帯押え、ヒータ、および第2クランパ駆動機構を示す斜視図。 図45は、待機位置にする前記第2帯押え、ヒータ、および第2クランパ駆動機構を示す側面図。 図46は、押圧位置における第2帯押え、熱封着位置に移動したヒータ、および第2クランパ駆動機構を示す側面図。 図47は、押圧位置における第2帯押え、熱封着位置に移動したヒータ、および第2クランパ駆動機構を示す側面図。 図48は、前記上クランパ、押圧位置における第2帯押え、熱封着位置に移動したヒータ、および紙幣束を示す正面図。 図49は、前記ハンド、放出台、排出機構を示す側面図。 図50は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図51は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図52は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図53は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図54は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図55は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図56は、ハンドにより紙幣束を受取った状態を示す斜視図。 図57は、前記ハンドにより紙幣束を結束位置に引き込んだ状態を示す斜視図。 図58は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図59は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図60は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図61は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図62は、前記上クランパ、第1帯押えにより、紙幣束および結束帯を押えた状態を示す正面図。 図63は、第1帯押えと支持板との当接状態を拡大して示す正面図。 図64は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図65は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図66は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図67は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図68は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。 図69は、集積動作、施封動作を概略的に示す前記集積施封装置の側面図。
以下、図面を参照しながら実施形態について、詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る紙幣処理装置の全体構成を概略的に示す断面図である。
図1に示すように、紙葉類として紙幣を処理する紙幣処理装置は、メインモジュール10、整列モジュール30、集積施封装置である集積施封モジュール60、および、大容量集積モジュール174を備え、これらのモジュールは、一列に並んで配置され、互いに電気的かつ機械的に連結されている。メインモジュール10には、このメインモジュールおよび装置全体の動作を制御する主制御部12が設けられている。
図1および図2に示すように、主制御部12は、メインモジュール10内の制御ボードに設けられている。主制御部12は、各モジュールの動作を制御するとともに動作状態の効率等を算出するCPU12a、種々のデータ、制御プログラム、管理情報等を格納するメモリ12bを備えている。種々のデータとして、後述のオペレータID、日時、シリアル番号、アサイン情報、銀行のロゴ、管理者サインイメージ、各国言語のフォント等の結束帯に印字可能な印字情報、紙葉類の複数段の処理速度等がメモリ12bに格納されている。
主制御部12には、装置に種々の情報を入力する操作部17、および入力情報および装置の動作状態、処理状態等を表示する表示装置としてのモニタ15が接続されている。整列モジュール30および集積施封モジュール60は、それぞれ各モジュールの動作を制御する副制御部31a、61aを有し、これらの副制御部は、図示しないインターフェースおよびケーブルを介してメインモジュール10の主制御部12にLAN接続されている。主制御部12は、図示しないホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータとの間で情報の送受信、情報整理が行われる。
主制御部12に接続された操作部17から操作員の操作によって、入金業務、整理業務などの取引方法の設定、装填庫への装填処理、装填庫内の紙幣の鑑査処理、処理した紙幣Pを収納する集積庫の設定、集積施封処理の設定、紙幣の判別レベルである正損レベル設定など処理装置の種々の動作設定が行われる。
また、主制御部12は、後述する鑑査装置18からの処理情報に応じて、単位時間の処理効率、複数日のそれぞれの処理効率、オペレータIDごとの処理効率、トータル処理枚数、トータル稼動時間を含む管理情報を算出し、メモリ12bに格納するとともに、モニタ15に表示する。
図1に示すように、メインモジュール10は、多数枚の紙幣Pが積層状態で載置される供給部11と、この供給部11から紙幣Pを1枚ずつ取り出す取り出し機構14と、取り出し機構14によって取り出された紙幣Pを搬送する搬送路16とを有している。搬送路16には、複数組の図示しない無端状の搬送ベルトが搬送路を挟むように延設されている。取出された紙幣Pは、搬送ベルトに挟持されて搬送される。
供給部11は、鉛直方向に対して任意の角度だけ傾斜して延びる支持面11aと、この支持面11aの下端から、支持面11aにほぼ直交方向に延びる載置面11bと、これら支持面11aおよび載置面11bの両側縁に沿って立設された一対のガイド壁11cと、を有している。支持面11aと載置面11bとの境界部には、紙幣Pを装置内に取込むための取出し口が形成されている。
供給部11には、複数枚、例えば、2000枚以上の紙幣Pを積層状態で載置することができる。積層紙幣Pは、その最下部の紙幣が載置面11b上に載置され、かつ、例えば、紙幣の長辺側の側縁が支持面11a上に載置された状態で、支持面に沿って傾斜して供給部11に搭載される。積層紙幣Pは、取出し機構14により、最下部の紙幣Pから順に、一枚ずつ、取出し口11eを通して装置内に取り込まれる。
供給部11は、積層紙幣Pを取出し側、つまり、載置面11bに向かって移動させるバックアッププレート21を備えている。バックアッププレート21は、支持面11aに収納可能にかつ支持面に沿って移動可能に設けられている。
供給部11から紙幣Pを1枚ずつ取り出す取り出し機構14は、載置面11b上の紙幣Pに当接可能に設けられた複数のピックアップローラ(取出しローラ)24と、取出し口側のピックアップローラ24に転接して設けられた分離ローラ25と、ピックアップローラ24を所定の速度で回転する駆動モータ26と、を備えている。
ピックアップローラ24が回転することにより、最下段の紙幣Pがピックアップローラ24によって取出され、取出し口11eから搬送路16へ送られる。この際、分離ローラ25により、2枚目以降の紙幣Pが取出し紙幣から分離される。これにより、紙幣Pが1枚ずつ、供給部11から取出され、搬送路16へ送られる。
図1に示すように、搬送路16によって搬送される紙幣Pの搬送ピッチを補正する搬送ピッチ補正部13と、搬送ピッチが補正された紙幣Pを1枚ずつ鑑査する鑑査装置18と、バーコードリーダ19と、が搬送路16に沿って配置されている。鑑査装置18は、鉛直方向に関して、供給部11の取出し口よりも上方に配設されている。鑑査装置18は、送られて来た紙幣Pの金種、形状、厚さ、表裏、真偽、正損、2枚取り等を検出する。ここで、正損検出とは、再流通可能な正券と、汚れ、破損等があり再流通不可能な損券とを検出することを示している。バーコードリーダ19は、例えば、バッチカードを用いる場合に、鑑査装置18を通過したバッチカードや、カジノチケットに付されているバーコードを読取り、その読取り情報を主制御部12へ送る。
搬送路16は、取出し機構14および取出し口から一端下方に延びた後、鑑査装置18まで、鉛直方向に対して斜め傾斜して、下から上に延びている。なお、搬送路16は、後述する整列モジュール30に繋がっている。搬送路16の最下部に排出口が形成され、更に、この排出口の下方に、異物回収箱27が設けられている。搬送路16に沿って落下する異物は、排出口から排出され、回収箱27に回収される。
図1に示すように、メインモジュール10において、搬送路16に沿って、2つのリジェクト部20a、20bが設けられ、また、それぞれ紙幣を集積する複数の集積庫22a、22b、22c、22dが並んで配置されている。鑑査装置18を通過した紙幣Pは、図示しないゲートにより、リジェクト券と、処理券とに振り分けられる。リジェクト券とは、鑑査装置18により、偽券と判別された券、又は折れ、破れ、スキュー、2枚取りなどにより判別不能な券と判別された券をいう。リジェクト券は、リジェクト部20aあるいは20bに振り分けられて集積される。リジェクト部20aあるいは20bに集積されたリジェクト券は、偽券を除き、供給部11にセットし直して再取り込みするか、手入力で計数データに算入する。鑑査装置18による処理金額、枚数等の鑑査結果は、主制御部12へ送られ、保存されるとともに、モニタ15に表示される。
処理券とは、鑑査装置18で判別された紙幣Pが真券で正券、又は真券で損券をいう。処理券は、集積庫22aないし22dに送られて集積される。例えば、処理券は、金種ごとに対応する集積庫22aないし22dのいずれかに振分けて集積され、また、損券はまとめて1つの集積庫に集積される。
バッチカードを用いる場合、バッチカードは、鑑査装置18およびバーコードリーダ19を通過した後、リジェクト部20aあるいは20bに送られ、集積される。
なお、メインモジュール10は、取り出し機構14、鑑査装置18、搬送機構等を駆動する図示しない駆動機構および電源、その他、種々のセンサを備えている。
図1に示すように、整列モジュール30は、メインモジュール10から送られた紙幣Pを搬送する搬送路31と、搬送路31の上流側に設けられた整列機構32と、搬送路31に沿って整列機構32の下流側に設けられた反転装置34と、搬送路31に沿って、並んで配置された複数の集積庫36a、36b、36c、36dと、を備えている。
整列機構32から送り出された紙幣Pあるいは反転装置34から向きを揃えて送り出された紙幣Pは、搬送路31を通して集積施封モジュール60へ送られ、あるいは、集積庫36a〜36dのいずれかに送られて集積される。整列モジュール30の集積庫36aないし36dは、紙幣を金種ごとに集積する集積庫として使用でき、あるいはメインモジュール10から取り出されたリジェクト券あるいは損券を集積するリジェクト庫あるいは損券庫としても使用することができる。
一方、紙幣の施封処理が設定されている場合、メインモジュール10から取り出された正券あるいは損券、あるいは、整列モジュール30から取出された正券あるいは損券は、整列モジュール30の搬送路31を通して施封モジュール60に送られ、所定枚数ずつ集積および施封される。
図3および図4は、集積施封装置としての集積施封モジュール60の正面図および平面図である。図1、図3、および図4に示すように、施封モジュール60は、整列モジュール30の搬送路31に連通する搬送路62と、この搬送路62を通して送られて来た紙幣を所定枚数ずつ集積する第1集積装置64aおよび第2集積装置64bと、これらの集積装置により所定枚数、例えば100枚、集積された紙幣束を帯により施封する施封装置68と、第1集積装置64aにより集積された紙幣束および第2集積装置64bにより集積された紙幣束を施封装置68に搬送する搬送機構70と、を備えている。更に、施封装置68により施封された紙幣束を受取り集積する排出部73が施封装置68の下方に設けられている。
第1集積装置64aおよび第2集積装置64bは、上下および左右にずれて配置されている。第2集積装置64bは、第1集積装置64aに対して、例えば、約10〜80度の角度θだけ、斜め下方向にずれて配置され、その一部は、鉛直方向において第1集積装置64aとオーバーラップして配置されている。施封装置68は、第2集積装置64の下方に配置されている。
第1および第2集積装置64a、64bの各々は、一時集積部65と、送られて来た紙幣Pを1枚ずつ所定枚数だけ一時集積部65に集積する羽根車集積装置66と、を備えている。羽根車集積装置66の羽根車66aは、複数の羽根が回転軸の周辺に組み込まれ、搬送されてきた紙幣Pを羽根と羽根の間で受け取れるように、紙幣Pの搬送に同期して回転される。この羽根車66aを使用することによって、高速に搬送される紙幣Pの運動エネルギーを吸収しながら、かつ、紙幣Pを整位しながら一時集積部65に集積する。
第1集積装置64aの一時集積部65は、例えば、水平方向に開閉可能な第1シャッタ67を有し、閉塞位置にある第1シャッタ67上に紙幣Pが集積される。第2集積装置64bの一時集積部65は、紙幣Pが集積される水平な支持台72aと、集積される紙幣の長辺に当接し紙幣の幅方向位置を整位する第2シャッタ72bと、を有している。第2シャッタ72bは、紙幣Pを整位する整位位置と、積層された紙幣束の通過を許容する開放位置との間を回動自在に設けられている。
また、第1集積装置64aおよび第2集積装置64bには、それぞれ集積装置のエラー、係数状態などの装置の処理状態を表示するLED等の表示器71が設けられている。これらの表示器71は、たとえば、集積施封モジュール60の外カバーを開くことにより、外部から容易に視認できる位置に設けられている。表示器71は、集積装置の種々の処理状態、例えば、紙幣再供給必要の可否、エラー発生の有無、確定紙幣か否かを、オペレータが判断できるよう、点滅、点灯、消灯、あるいは、異なる色で表示する。
第1集積装置64aおよび第2集積装置64bと施封装置68との間で紙幣束を搬送する搬送機構70は、図3および図5に示すように、鉛直方向に沿って立設された一対のガイドロッド74と、各ガイドロッドの上端および下端に設けられたプーリ75a、75bと、これらのプーリ75a、75bに掛け渡されて鉛直方向に延びる駆動ベルト76と、上端の2つのプーリ75aを連結した連結軸77と、上端側の一方のプーリ75aを駆動して一対の駆動ベルト76を上下方向に走行させるモータ78と、ガイドロッド74に沿って昇降自在なベースキャリア80と、ベースキャリア80上に水平方向に沿って往復移動可能に設けられたシートキャリア(搬送トレイ)82と、を備えている。ベースキャリア80およびシートキャリア82は搬送キャリアを構成している。
ベースキャリア80は、ほぼ矩形の皿状に形成され、一端部が一対のガイドロッド74に支持され、これらガイドロッドに沿って昇降自在にガイドされている。ベースキャリア80は、ほぼ水平に延在している。また、ベースキャリア80は、一対のブラケット83により駆動ベルト76に連結されている。モータ78を正転あるいは逆転駆動することにより、駆動ベルト76が上下方向に走行し、これらの駆動ベルト76によりベースキャリア80が昇降される。ベースキャリア80は、第1集積装置64aの第1シャッタ67の下方に隣接対向して位置する第1位置と、第2集積装置64bの支持台72aの側方に対向する第2位置と、後述する施封装置68の放出台84の側方に対向する第3位置との間を昇降される。各位置には、例えば、フォトインターラプタ等の位置センサ85a、85b、85cが設けられ、これらの位置センサによってベースキャリア80を検知することにより、ベースキャリア80をこれらのいずれかの位置に移動および位置決めすることができる。
一方、シートキャリア82は、例えば、紙幣Pの寸法よりも大きな矩形板状に形成され、集積紙幣を載置可能に構成されている。シートキャリア82は、ベースキャリア80上に水平方向に沿って往復移動自在に設けられている。すなわち、シートキャリア82は、ベースキャリア80上に重なって位置する図5に示す待機位置と、ベースキャリアの前端からほぼ水平に延出する前進位置との間をベースキャリア80の移動方向と交差する方向、ここでは、水平方向、に沿って往復移動自在にベースキャリア80上に設けられている。ベースキャリア80上には、シートキャリア82を水平方向に移動させるモータあるいはプランジャ等の駆動源87が設けられている。
シートキャリア82には、紙幣束をシートキャリア上に保持する複数の紙幣クランパ88が設けられている。これらの紙幣クランパ88は、シートキャリア82に支持された回転軸89に取り付けられている。シートキャリア82上に設けられた駆動モータ79によって回転軸89を回動することにより、図5に示す、シートキャリア82の支持面から離間する開放位置と、紙幣束を上からシートキャリア82に押え付けて紙幣束を挟持および保持するクランプ位置との間を回動される。
上記第1および第2集積装置64aおよび64bによる紙幣の集積、および上記搬送機構70による紙幣束の搬送は、以下の通り行う。図6に示すように、例えば、同一券種の紙幣を第1集積装置64aにより所定枚数、例えば、100枚、第1シャッタ67上に集積する。この集積時、ベースキャリア80は、第1位置に待機され、ベースキャリア80上のシートキャリア82は、第1シャッタ67の下方に隣接対向している。第1シャッタ67上に100枚の紙幣Pが集積されると、第1シャッタ67が開放位置に移動し、集積紙幣Pがシートキャリア82上に載置される。続いて、紙幣クランパ88により集積紙幣束を押えて集積紙幣束をシートキャリア82上に保持した後、ベースキャリア80を第3位置へ下降させる。その後、第1シャッタ67は、元の集積位置に戻される。
次いで、図7に示すように、シートキャリア82が待機位置から前進位置へ前進し、施封装置の放出台84上に集積紙幣束を移動する。続いて、後述する施封装置68の把持引き込み機構のハンドにより集積紙幣束の長手方向一端部を把持するとともに、紙幣クランパ88を開放して保持を解除した後、シートキャリア82を前進位置から待機位置へ移動させる。これにより、集積紙幣Pの束が施封装置68に受け渡される。
一方、第1集積装置64aにより100枚の紙幣が集積された後、101枚目以降の紙幣が第2集積装置64bに送られ、図8に示すように、この第2集積装置64bにより支持台72a上に所定枚数、例えば、100枚、集積する。集積の際、第2シャッタ72bは図示の整位位置にあり、集積紙幣の幅方向位置を整位する。また、ベースキャリア80は、第2位置に待機され、支持台72aの側方に対向している。支持台72a上に100枚の紙幣Pが集積されると、シートキャリア82が待機位置から前進位置へ前進し、支持台72aに入れ子状に進入し、集積紙幣束Pの下に位置する。続いて、図9に示すように、第2シャッタ72bが開放位置に回動し、集積紙幣束Pの通過を許容する。
この状態で、紙幣クランパ88により集積紙幣Pを押えて集積紙幣をシートキャリア82上に保持した後、図10に示すように、シートキャリア82を待機位置に戻し、シートキャリアおよび集積紙幣Pをベースキャリア80上に移動する。次いで、シートキャリア82およびベースキャリア80を第3位置へ下降させる。第2シャッタ72bは、元の整位位置に戻される。
続いて、図11に示すように、第3位置において、シートキャリア82が待機位置から前進位置へ前進し、施封装置の放出台84上に集積紙幣束を移動する。次いで、後述する施封装置68の把持引き込み機構のハンドにより集積紙幣束Pの長手方向一端部を把持するとともに、紙幣クランパ88を開放して保持を解除した後、シートキャリア82を前進位置から待機位置へ移動させる。これにより、集積紙幣Pが施封装置68に受け渡される。
次に、施封装置68について説明する。図12は、施封装置68全体を概略的に示す斜視図、図13は、施封装置の帯フィーダ、放出台を示す斜視図、図14および図15は、施封装置の結束機構を示す正面図である。
図12および図13に示すように、施封装置68は、水平面に対して斜め下方に傾斜して設置されたほぼ矩形状の放出台84と、結束帯を送り出す帯フィーダ90と、を備え、上述した集積紙幣束Pは、放出台84の上方に供給される。帯フィーダ90は、集積紙幣束を施封するための結束帯91を捲回した帯リール92と、帯リール92から結束帯91を引き出してループ状に送り出す帯送り機構94と、を備えている。帯送り機構94については後で詳細に説明する。
図13、図14および図15に示すように、施封装置68の結束機構95は、シートキャリア82(搬送キャリア)により放出台84上に搬送されてきた集積紙幣束Pの長手方向の一端部中央を挟んで把持し、所定の結束位置に集積紙幣束を引き込む移動可能なハンド96と、このハンド96を紙葉類束の集積方向に開閉するとともに、集積方向と直交する方向に往復移動させるハンド駆動機構98と、結束位置に引き込まれた集積紙幣束Pに結束帯を巻付ける帯巻き装置100と、を備えている。
集積紙幣束Pをハンド96で把持した後、施封装置68により集積紙幣束Pに結束帯91を巻付ける間、シートキャリア82は、第1あるいは第2集積装置64a、64bと対向する受取り位置に移動し、集積装置から次の集積紙幣束を受取る。
図16、図17、図18、図19に示すように、ハンド96は、隙間を置いて互いにほぼ平行に対向しているとともにそれぞれ支持フレーム102に昇降自在に支持された上ハンド96aおよび下ハンド96bを有している。これら上ハンド96aおよび下ハンド96bは、それぞれほぼ板状に形成され、ほぼ水平に延びている。上ハンド96aの下面には、上方に凹となる押圧パッド97aが取り付けられている。下ハンド96bの上面には、上方に凸となる押圧パッド97bが取り付けられている。後述するように、ハンド96により集積紙幣束の端部を把持した際、上記形状の押圧パッド97a、97bが集積紙幣束の上下面に当たることにより、集積紙幣束をある程度、湾曲させることができ、後述するクランプ機構による紙幣束の湾曲操作を容易に行うことが可能となる。なお、押圧パッド97a、97bは、円弧状の凹あるいは凸に限らず、台形状の凹凸としてもよい。
下ハンド96bの下面側には、後述するアイロン台として機能する支持板103が設けられ、下ハンドから前方へほぼ水平に延出している。支持板103は、例えば、ステンレスにより形成されている。
ハンド駆動機構98は、支持フレーム102に取り付けられた第1モータ104と、互いに同軸的に設けられ第1モータにより同一軸回り、ここでは水平軸回り、で回転される大ギア106aおよびこの大ギアよりも小径の小ギア106bと、上ハンド96aに連結され大ギア106aに歯合した第1ラック108aと、下ハンド96bに連結され小ギア106bに歯合した第2ラック108bと、を備えている。第1ラック108aおよび第2ラック108bは、それぞれ鉛直方向に延び、大ギア106aおよび小ギア106bの回転軸を間に挟んで互いに平行に配置されている。
図20に示すように、第1モータ104により大ギア106aおよび小ギア106bを一方向(時計方向)に回転することにより、上ハンド96aが上昇、下ハンド96bが下降し、互いに離間する開放位置に向かって移動する。また、図21に示すように、第1モータ104により大ギア106aおよび小ギア106bを反対方向(反時計方向)に回転することにより、上ハンド96aが下降、下ハンド96bが上昇し、互いに接近する閉じ位置に向かって移動する。
上記のように、上ハンド96aが大ギア106aにより、下ハンド96bが小ギア106bによりそれぞれ昇降駆動されることから、上ハンド96aの昇降移動量は、下ハンド96bの昇降移動量よりも大きくなっている。このように、上ハンド動作量>下ハンド動作量とすることにより、厚い紙幣や、膨らんだ紙幣を受け取りやすく、かつ、確実にクランプすることが可能となる。
図16、図17、図19に示すように、ハンド96を支持している支持フレーム102は、ベースフレーム110により水平方向に沿って往復移動自在に支持されている。また、支持フレーム102に水平方向に延びるラック112が固定されている。ハンド駆動機構98は、ベースフレーム110上に取り付けられた第2モータ114、およびモータの回転軸およびラック112に歯合したギア列115、およびモータの回転位置を検知するセンサ117を備えている。
図22に示すように、第2モータ114を一方向に回転することにより、ラック112および支持フレーム102が駆動され、上ハンド96aおよび下ハンド96bが集積紙幣束Pを把持する前進位置へ移動される。また、図23に示すように、第2モータ114を逆方向に回転することにより、ラック112および支持フレーム102が駆動され、上ハンド96aおよび下ハンド96bは、図示の後退位置に移動され、把持した集積紙幣束Pを結束位置に引き込む。
図24、図25、図26は、結束位置に引き込まれた集積紙幣束Pに結束帯を巻付ける帯巻き装置100と、帯フィーダ90の帯送り機構94とを示している。前述した図14、図24ないし図26に示すように、帯巻き装置100は、環状の支持フレーム116に支持された円環ギア120と、この円環ギアに取り付けられた帯キャッチャ122と、前記帯キャッチャにより結束帯91の先端をクランプした状態で、円環ギア120を回転させるとともに帯フィーダ90から結束帯91を送り出し、円環ギアに沿ったループ状の結束帯を結束位置に形成する帯駆動機構と、を備えている。
円環ギア120は、支持フレーム116に回転自在に取り付けられた複数、例えば、3つのガイドプーリ124により、その外周面が支持され、水平軸の周りで回転自在に、すなわち、ハンド96の往復移動方向と平行な軸の周りで回転自在に、支持フレーム116に支持されている。また、円環ギア120は、前述したハンド96の外側に隙間を置いて覆うように配置されている。すなわち、ハンド96は、円環ギア120の内側を移動可能となっている。
円環ギア120の内周面にギア120aが形成されている。帯駆動機構は、支持フレーム116に取り付けられた第3モータ125を備え、この第3モータ125の回転軸とギア120aとの間にギア列126が歯合している。第3モータ125を駆動することにより、円環ギア120は水平軸の周りで、所定方向、例えば、反時計方向に回転される。
帯キャッチャ122は、円環ギア120に取り付けられ、円環ギア120と共に水平軸の周りで回転可能となっている。図24ないし図27に示すように、帯キャッチャ122は、一対のキャッチアーム128a、128bを有している。これらのキャッチアーム128a、128bは、円環ギア120から前方に向かって水平軸と平行に延びているとともに、互いに接触して結束帯をクランプする図28に示す閉じ位置と、互いに離間して結束帯を開放する図27に示す開き位置との間を枢軸133の回りで回動可能に円環ギア120に支持されている。キャッチアーム128a、128bは、ばね130により閉じ位置に付勢されている。キャッチアーム128aの基端部には、押圧片131が突設され、また、キャッチアーム128bの基端部には、ガイドローラ132が回転自在に取り付けられている。
図24および図25に示すように、支持フレーム116には、帯キャッチャ122を開き位置に開放する開放機構135が設けられている。この開放機構135は、プランジャ134、このプランジャにより回動される押圧アーム136、および押圧アーム136の先端に取り付けられ、キャッチアーム128aの押圧片131を押圧する押圧ローラ137を有している。結束帯91を巻き付ける際、帯キャッチャ122は、図24ないし図26に示すクランプ位置(例えば、時計短針の5時の位置)に待機される。また、開放機構135のプランジャ134により押圧アーム136を回動させることにより、帯キャッチャ122は結束帯91を挿通可能な開き位置に開放した状態で待機する。
図25、図26、図29に示すように、帯フィーダ90の帯送り機構94は、搬送路に沿って設けられた複数のガイド142、複数の搬送ローラ140、搬送ローラを駆動する第4モータ144を有し、結束帯91を搬送ローラ140間に挟んで搬送し、帯リール92から結束帯を引き出し、初期位置に待機している帯キャッチャ122まで結束帯を送り出す。搬送路の途中に、プリンタ146が設けられ、このプリンタ146は、結束帯91に所望の印字情報を印字する。結束帯91の搬送路の端と帯キャッチャ122との間にカッタ148が設けられている。結束帯91は、カッタ148の歯の間を通して、帯キャッチャ122に送られる。
上記のように構成された帯巻き装置100および帯送り機構94では、図24ないし図26に示すように、帯キャッチャ122がクランプ位置に待機し、かつ、開放機構135によりキャッチアーム128a、128bが開かれた状態で、帯送り機構94により結束帯91を帯リール92から引き出し、結束帯の先端をカッタ148を通して帯キャッチャ122のキャッチアーム間に送り出す。その後、開放機構135による押圧を解除し、帯キャッチャ122により結束帯91の先端をクランプする。続いて、図30に示すように、帯送り機構94により結束帯91を送り出しながら、円環ギア120を所定角度反時計方向に回転し、帯キャッチャ122を図に2点鎖線で示す待機位置まで移動させる。これにより、結束帯91は、円環ギア120に沿ってループ状に引き出され、結束位置の周囲に位置する。この状態で、前述したハンド96により紙幣束Pを把持し、ループ状の結束帯91内に紙幣束Pを引き込む。待機位置において、帯キャッチャ122およびループ状の結束帯91は、集積紙幣束Pの引き込み経路から外れて位置し、引き込み動作を妨げることはない。
なお、帯巻き装置100および帯送り機構94は、前述した搬送キャリアにより集積紙幣束Pを集積装置64a、64bから施封装置68に搬送する間、ループ状の結束帯91を結束位置に予め形成する。このように、予め結束帯91をセットすることで、巻付け動作時間の短縮を図ることが可能となる。
図31に示すように、集積紙幣束Pを結束位置に引き込んだ後、円環ギア120は更に反時計方向に回転され、帯キャッチャ122はクランプ位置の近傍まで移動される。帯キャッチャ122のガイドローラ132が、支持フレーム116に設けられたガイド板150に当接し、帯キャッチャ122はほぼ水平な水平位置に回動される。これにより、帯キャッチャ122にクランプされた結束帯91の先端が、結束紙幣束Pの下方に入り込み保持される。そして、ループ状の結束帯91は、集積紙幣束Pの結束位置の周囲、およびハンド96に設けられた支持板103を覆う位置に配置される。このように、円環ギア120の回転駆動だけで、帯キャッチャ122の位置を規制することができる。
この状態で、帯送り機構94により結束帯91を一定量引き戻し、結束帯91のループを小さくすることにより、紙幣束Pおよび支持板103の周囲に軽く巻き付ける。
図14、図15に示すように、帯巻き装置100は、結束帯91をハンド96の支持板103に押え付けて帯ずれを防止する第1帯押え152と、結束位置で結束帯91および集積紙幣束Pを上から押圧し、紙幣束をその長手方向両側部を支持板103側に押し下げ紙幣束全体を湾曲させる上クランパ160と、上クランパ160を第1帯押え152に同期して昇降させる第1クランパ駆動機構162と、引き絞られた結束帯91を集積紙幣束Pに押し付けて保持する第2帯押え170と、押え付けられた結束帯91の合わせ部を加熱して熱封着するヒータ180と、第2帯押え170とヒータ180とを連動して結束帯91に当接する位置に移動させる第2クランパ駆動機構190と、を備えている。
図32、図33、図34、図35は、第1帯押え152および第1クランパ駆動機構162を示している。これらの図に示すように、第1帯押え152は、先端部が屈曲した板状のアームで形成され、その基端部は、水平な枢軸153の回りで回動自在に支持フレーム154に支持されている。支持フレーム154には、駆動板155が鉛直方向に沿って昇降自在に取り付けられ、この駆動板155は、揺動アーム156を介して第1帯押え152の枢軸153に接続されている。第1クランパ駆動機構162によって駆動板155を昇降させることにより、第1帯押え152は、結束帯91および集積紙幣束Pの移動経路から外れて位置する待機位置と、ハンド96の支持板103の下面に当接し、結束帯91を支持板(アイロン台)103に押え付ける押え位置との間を回動される。
第1帯押え152は、例えば、表面が硬化処理された鉄で形成されている。すなわち、第1帯押え152は、これが当接する支持板103の表面硬度よりも高い表面硬度を有している。第1帯押え152は、板金のエッジで結束帯を押えるが、押える板金の表面硬度に対し、受ける支持板103の表面硬度を小さくすることで、支持板103の下面に傷を付け、摩擦力を出して結束帯91が抜けないようにグリップすることができる。
第1クランパ駆動機構162は、後述するように、ベースフレームに支持された駆動モータ163と、駆動モータによりはす歯歯車を介して回転される駆動プーリ164と、この駆動プーリにより回動される駆動アーム165と、を有し、駆動アーム165は、ローラを介して駆動板155に接続されている。これにより、駆動モータ163を駆動することにより、駆動アーム165により駆動板155が昇降され、この駆動板155により第1帯押え152が回動される。
図36および図37は、クランプ機構として機能する上クランパ160および第1クランパ駆動機構162を示している。これらの図に示すように、上クランパ160は、細長いロッド状の回動アーム160bと、この回動アームに取付けられ、集積紙幣束Pの上面側を押圧する左右2組の押圧部材160aを有している。2組の押圧部材160aは、回動アーム160bの延出側端部およびアームの基端側端部の2箇所に設けられている。各組の押圧部材160aは、例えば、板状に形成され、回動アーム160bの両側面に取付けられている。押圧部材160aの下端部は、回動アーム160bから下方の突出し押圧部を構成している。そして、押圧部材160aの押圧部は、集積紙幣束Pを上方から押圧して紙幣束P全体を湾曲させるように、中央部が高く左右両端部が低くなるように、左右に傾斜している。
上クランパ160の基端部は、枢軸167により支持フレーム166に回動自在に支持されている。枢軸167の一端に揺動アーム156が取付けられている。第1クランパ駆動機構162は、回転自在に支持された従動プーリ157aと、この従動プーリに一体に形成された駆動ギア157bと、駆動プーリ、従動プーリ間に掛け渡された駆動ベルト158と、支持フレーム166側に回転自在に支持され駆動ギア157bと歯合した従動ギア159と、この従動ギアに取付けられているとともにローラを介して揺動アーム156のガイド溝に係合した回転板168と、を備えている。
駆動モータ163により駆動プーリ164を回転することにより、駆動ベルト158、従動プーリ157a、駆動ギア157b、従動ギア159が回転する。従動ギア169と一体に回転板168が回転し、ローラを介して揺動アーム156を回動させ、これにより、枢軸167を介して上クランパ160が回動される。このようにして、上クランパ160は、図36、図37に示すように、集積紙幣束Pおよび結束帯91の移動経路から外れて位置する上昇位置と、ハンド96により把持された集積紙幣束Pおよび結束帯91を上方から押圧する下降押圧位置との間を回動される。なお、回動アーム160bの内面側には、上クランパの下降押圧位置において集積紙幣束Pに巻き付けられた結束帯91を紙幣束Pに押付けて緩みを防止する押圧部材161、例えば、ローラ、円弧状部材が設けられている。
また、図38および図39に示すように、少なくとも一方の押圧部材160aは、ここでは、左右2つの押圧部材160aは、回動アーム160bの長手方向に沿って移動可能に取付けられている。例えば、回動アーム160bにその長手方向に沿って延びる複数の直線状のガイド溝160cが形成され、各押圧部材160aは、これらのガイド溝160cに挿通された固定ねじ160dにより回動アーム160bに取付けられている。
これにより、紙幣束Pの幅に合わせて押圧部材160aの位置を調整することが可能となる。また、押圧部材160aを移動することにより、紙幣束Pの湾曲の度合を調整することができ、例えば、2つの押圧部材160aを互いに接近する方向へ移動することにより、紙幣束Pの湾曲度合を大きくすることができる。そして、後述するように、紙幣束Pの湾曲度合を調整することにより、結束後の結束帯91の張りを調整することが可能となる。すなわち、紙幣束Pの湾曲度合を大きくすることにより、結束帯91による結束後、紙幣束Pの湾曲状態を開放した際、結束帯91の張りを強くすることができる。
図40および図41に示すように、押圧部材160aは、回動アーム160bに対して、位置調整可能に、つまり、回動可能に設けられていてもよい。例えば、回動アーム160bに円弧状に延びる複数のガイド溝160cが形成され、各押圧部材160aは、これらのガイド溝160cに挿通された固定ねじ160dにより回動アーム160bに取付けられている。
押圧部材160aを回動して位置を調整することにより、紙幣束Pの湾曲の度合を調整することができ、例えば、図41に示すように、2つの押圧部材160aの外側部分がより下方に突出するように押圧部材160aを回動することにより、紙幣束Pの湾曲度合を大きくすることができる。そして、後述するように、紙幣束Pの湾曲度合を調整することにより、結束後の結束帯91の張りを調整することが可能となる。すなわち、紙幣束Pの湾曲度合を大きくすることにより、結束帯91による結束後、紙幣束Pの湾曲状態を開放した際、結束帯91の張りを強くすることができる。
上記のように、第1クランパ駆動機構162の駆動モータ163を回転させることにより、第1帯押え152および上クランパ160が同期して駆動される。例えば、結束帯91の巻付け時、第1クランパ駆動機構162により、第1帯押え152が待機位置から押え位置へ回動され、これに同期して、上クランパ160が上昇位置から下降押圧位置へ回動される。
なお、後述するように、第1帯押え152で結束帯91を支持板103に押え付け、更に、上クランパ160により集積紙幣束Pおよび結束帯を上から押圧して紙幣束Pの両側部を下方へ湾曲させた状態で、帯送り機構94により結束帯91を更に一定量引き戻し、紙幣束Pに巻き付けた結束帯を引き絞る。
図42、図43、図44、図45、図46、図47は、第2帯押え170、ヒータ180、および第2クランパ駆動機構190を示している。これらの図に示すように、第2帯押え170は、ほぼ平坦な板状のアームで形成され、その基端部は、水平な枢軸171の回りで回動自在に支持フレーム166に支持されている。枢軸171から偏心した位置で、第2帯押え170の基端部にガイドローラ172が回転自在に取付けられている。第2帯押え170は、第2クランパ駆動機構190により、図42ないし図45に示す、結束帯91および集積紙幣束Pの移動経路から外れて位置する待機位置と、図46および図47に示す、集積紙幣束Pの下面角部に当接し結束帯91を紙幣束Pに押付けて保持する押え位置との間を回動される。
図42ないし図47に示すように、ヒータ180は、細長い棒状に形成され、その先端部が加熱部180aを構成している。ヒータ180は、支持フレーム166に、直線的に往復移動自在に支持されている。ヒータ180の両側面に、例えば、2個ずつガイドローラ182が回転自在に取付けられ、これらのガイドローラは、支持フレーム166に形成されたガイドスリット183に摺動自在に支持されている。これにより、ヒータ180は、図42ないし図45に示す、結束帯91および集積紙幣束Pの移動経路から外れて位置する待機位置と、図46、図47、図48に示す、結束帯91を支持板(アイロン台)103の下面に押付けて結束帯を熱封着する熱封着位置との間を往復移動可能となっている。
第2帯押え170とヒータ180とを連動して駆動する第2クランパ駆動機構190は、ヒータ180の上面に取付けられ第2帯押え170のガイドローラ172に係合可能なガイド板192と、ヒータ180の下面からほぼ鉛直に延出しているとともにガイドスリットを有する駆動ブラケット193と、支持フレーム166に取付けられた第4駆動モータ194と、一端が駆動モータの回転軸に連結され、他端にガイドローラ195が回転自在に取付けられた回動アーム196と、回動アーム196の回動量を検出するセンサ198と、を備え、ガイドローラ195が駆動ブラケット193のガイド溝に係合している。
第4駆動モータ194を一方向に回転することにより、回動アーム196が回動し、この回動アームにより駆動ブラケット193がヒータ180と一体に熱封着位置に向かって移動される。また、ヒータ180の移動開始後、直ぐに、ガイド板192が第2帯押え170のガイドローラ172を押し上げ、第2帯押え170を待機位置から押え位置へ回動させる。
第4駆動モータ194を逆方向に回転することにより、ヒータ180は熱封着位置から待機位置へ移動され、これに伴い、ガイド板192が第2帯押え170のガイドローラ172から離れ、第2帯押え170はバネの付勢力等により押え位置から待機位置へ回動される。
図48に示すように、第1クランパ160が押圧位置に回動され、また、第2帯押え170が押え位置に回動された状態において、第2帯押え170は結束帯91を集積紙幣束Pの右下角に押え付けて保持する。第1クランパ160に設けられた押圧部材161は、紙幣束Pを挟んで第2帯押えと対向して位置し、結束帯91を紙幣束Pの上面に押付けて保持する。これにより、結束帯91のカット時の帯の緩みを防止する。押圧部材161は、結束帯91を引き絞るときには抵抗力が弱く、結束帯をカットして自然に帯が緩む力に対しては、抵抗となるよう、結束帯91を上から押し付けるものである。
続いて、カッタ148により結束帯91の終端側をカットした後、ヒータ180が待機位置から熱封着位置に移動され、その際、結束帯91の終端部はヒータ180により押し上げられ支持板103の位置まで押し上げられ、巻き付け済みの結束帯に重ねて支持板103に押付けられる。この状態で、ヒータ180により結束帯91の重ね部分を熱封着する。結束帯91の熱封着後、第1帯押え152、上クランパ160、第2帯押え170、ヒータ180は、それぞれ待機位置、上昇位置に戻され、集積紙幣束Pから離間する。
図49に示すように、施封装置は、放出台84上に放出される結束済みの集積紙幣束Pを機外に排出する排出機構200を備えている。排出機構200は、放出台84の下方に枢軸201の回りで回動自在に配置されたイジェクトレバー202と、放出台の下方にほぼ水平方向に沿って往復移動自在に設けられたスライド板204と、このスライド板を駆動する駆動源、例えば、プランジャ205と、を備えている。イジェクトレバー202は、その下端にガイドローラが回転自在に取付けられ、このガイドローラは、スライド板204に形成されたガイド孔206に係合している。そして、イジェクトレバー202は、図49(a)に示すように、放出台48の下方に位置する待機位置と、図49(c)に示すように、放出台84上の紙幣束Pを前方に向けて押し出す押圧位置と、の間を回動可能に設けられている。プランジャ205によりスライド板204を前進位置から後退位置へ移動させることにより、ガイドローラを介してイジェクトレバー202が待機位置から押圧位置へ回動される。
結束帯91による集積紙幣束Pの施封が終了すると、図49(a)に示すように、集積紙幣Pを把持しているハンド96は、ハンド駆動機構98により、引き込み位置から前方、つまり、放出台84側に所定の速度で移動される。そして、図49(b)に示すように、ハンド96が所定の位置まで前進した時に、ハンド96を開き(リリース)、紙幣束Pの把持を開放する。これにより、紙幣束Pは、放出台84上に放出される。放出速度は、紙幣束Pの端面がハンド96に残らない速度であり、かつ、集積施封装置のカバーに衝突しない速度に設定される。
次いで、図49(c)に示すように、排出機構200によりイジェクトレバー202を待機位置から放出位置に回動させ、このイジェクトレバー202により放出台84上の集積紙幣束Pの後端を押圧し、集積紙幣束Pを放出台上から機外に排出する。
次に、上記のように構成された集積施封モジュール60の集積動作、および結束帯による施封動作について、図50ないし図69を参照しながら、説明する。図50に示すように、例えば、同一券種の紙幣を第1集積装置64aにより所定枚数、例えば、100枚、集積する。この集積時、搬送キャリアのベースキャリア80は、第1位置に待機され、ベースキャリア80上のシートキャリア82は、第1シャッタ67の下方に隣接対向している。
紙幣の集積の間、施封装置68の帯キャッチャ122は、クランプ位置(例えば、時計短針の5時の位置)に待機され、また、開放機構135により結束帯を挿通可能な開き位置に開放した状態で待機する。
図51に示すように、所定枚数の紙幣が集積される間、施封装置68は、帯フィーダの帯送り機構94により結束帯91を送り出し、カッタ148を通して帯キャッチャ122に供給する。そして、帯キャッチャ122は、供給された結束帯91の先端を把持する。この際、結束帯91の先端を折り返すことなく、平坦な状態のままで結束帯91を帯キャッチャ122により把持する。
図52および図53に示すように、第1集積装置64aに100枚の紙幣Pが集積されると、集積紙幣Pが第1集積装置64aからシートキャリア82上に受け渡される。続いて、紙幣クランパ88により集積紙幣束Pを押えて集積紙幣束をシートキャリア82上に保持した後、ベースキャリア80を第3位置へ下降させる。
集積紙幣束Pの受け渡しおよび搬送の間、施封装置68は、帯送り機構94により結束帯91を送り出しながら、円環ギア120を所定角度反時計方向に回転し、帯キャッチャ122をクランプ位置から待機位置まで移動させる。これにより、結束帯91は、円環ギア120に沿ってループ状に引き出され、結束位置の周囲に位置する。このように、搬送キャリアにより集積紙幣束Pを第1集積装置64aから施封装置68に搬送する間に、ループ状の結束帯91を結束位置に予め形成しておく。予め結束帯91をループ状にセットしてことにより集積施封全体の処理時間を短縮することができる。
次いで、図54に示すように、シートキャリア82が待機位置から前進位置へ前進し、施封装置の放出台84の上方に集積紙幣束Pを移動する。一方、第1集積装置64aにより100枚の紙幣が集積された後、第2集積装置64bにより101枚目以降の紙幣の集積動作を平行して行う。
続いて、図55、図56に示すように、施封装置68のハンド96の上ハンド96aおよび下ハンド96bにより集積紙幣束Pの長手方向一端部を把持し、搬送キャリアから紙幣束Pを受取る。次いで、紙幣クランパ88を開放して紙幣束Pの保持を解除した後、シートキャリア82を前進位置から待機位置へ移動させる。これにより、集積紙幣束Pが施封装置68に受け渡される。
その後、図57に示すように、ハンド駆動機構98により、ハンド96を前進位置から後退位置へ移動させ、紙幣束Pをループ状の結束帯91の中を通して結束位置へ引き込む。紙幣束Pが結束位置に移動すると、ループ状の結束帯91は、紙幣束Pの所定の結束位置の周囲に位置する。また、下ハンド96bから延びる支持板103は、紙幣束Pの封止位置に重なって位置している。紙幣束Pの引き込み動作の間、帯キャッチャ122およびループ状の結束帯91は、紙幣束Pの引き込み経路から外れて位置し、引き込み動作を妨げることはない。
図58に示すように、集積紙幣束Pを結束位置に引き込んだ後、円環ギア120を更に反時計方向に回転し、帯キャッチャ122をクランプ位置の近傍まで移動する。帯キャッチャ122は、ガイド板150によりほぼ水平な水平位置に回動される。これにより、帯キャッチャ122にクランプされた結束帯91の先端が、結束紙幣束Pの下方に入り込み保持される。そして、ループ状の結束帯91は、集積紙幣束Pの結束位置の周囲、およびハンド96に設けられた支持板103を覆う位置に配置される。このように、円環ギア120の回転だけで、帯キャッチャ122の位置を規制することができる。一方、搬送キャリアのベースキャリア80は、第2集積装置64bと対向する第2位置に移動され、待機される。
続いて、図59に示すように、帯送り機構94により結束帯91を一定量引き戻し、結束帯91のループを小さくすることにより、紙幣束Pおよび支持板103の周囲に軽く巻き付ける。
次に、図60、図61に示すように、第1クランパ駆動機構によって第1帯押え152を待機位置から押圧位置に回動させ、この第1帯押えにより結束帯91を支持板103の下面に押付け、保持する。第1帯押え152の表面硬度は、支持板103の表面硬度よりも大きいことから、図62、図63に示すように、第1押え152は、支持板103の下面に傷を付け(小さな凹みを形成し)、摩擦力を出して結束帯91が抜けないようにグリップすることができる。
また、図60、図61、図62に示すように、第1クランパ駆動機構162により、第1帯押え152に連動して、上クランパ160を集積紙幣束Pおよび結束帯91の移動経路から外れて位置する上昇位置から、ハンド96により把持された集積紙幣束Pおよび結束帯91を上方から押圧する下降押圧位置に回動させる。この上クランパ160により集積紙幣束Pおよび結束帯91を上から押圧して紙幣束Pの両側部を下方へ湾曲した状態に保持する。この際、紙幣束Pを所望の湾曲状態となるように、予め、押圧部材160aの位置を湾曲度合に合わせて調整しておく。上クランパ160に設けられた押圧部材161が結束帯91に当接し、結束帯91を紙幣束Pに押付けて緩みを防止する。この状態で、帯送り機構94により結束帯91を更に一定量引き戻し、紙幣束Pに巻き付けた結束帯91を引き絞る。
次に、図64、図65に示すように、第2クランパ駆動機構により第2帯押え170を待機位置から押え位置に回動させ、この第2帯押え170により結束帯91の終端部を紙幣束Pの右下角部に押え付け、保持する。この状態で、カッタ148により結束帯91の終端を切断する。
続いて、図65および図66に示すように、第2クランパ駆動機構により、第2帯押え170に連動して、ヒータ180を待機位置から熱封着位置に移動させる。ヒータ180は、切断された結束帯91の終端部を押し上げながら熱封着位置まで移動し、結束帯91の終端部を巻き付け済みの結束帯に重ねて支持板103に押付ける。この状態で、ヒータ180により結束帯91の重ね部分を熱封着する。
結束帯91の熱封着後、図67に示すように、第1帯押え152、上クランパ160、第2帯押え170、ヒータ180は、それぞれ待機位置、上昇位置に戻され、集積紙幣束Pから離間する。上クランパ160による押圧を解除することにより、紙幣束Pは、湾曲した状態から平坦な状態に戻る。それにより、結束帯91をより強く締まることになり、紙幣束Pをより強く施封することができる。
結束帯91による集積紙幣束Pの施封が終了すると、図49に示したように、集積紙幣Pを把持しているハンド96は、ハンド駆動機構98により、引き込み位置から前方、つまり、放出台84側に所定の速度で移動される。そして、ハンド96が所定の位置まで前進した時に、ハンド96を開き(リリース)、紙幣束Pの把持を開放する。これにより、紙幣束Pを放出台84上に放出する。次いで、排出機構200によりイジェクトレバー202を待機位置から放出位置に回動させ、このイジェクトレバー202により放出台84上の集積紙幣束Pの後端を押圧し、集積紙幣束Pを放出台上から機外に排出する。
また、図68および図69に示すように、紙幣束Pを放出台84上に放出した後、帯フィーダの帯送り機構94により、次の結束帯91を送り出し、帯キャッチャ122により結束帯の先端を把持する。そして、円環ギア120を反時計方向に回動し、帯キャッチャ122をクランプ位置から待機位置へ移動させることにより、ループ状の結束帯91を形成する。これに平行して、搬送キャリア80、82により、第2集積装置64bから集積紙幣束Pを受取り、更に、施封装置68と対向する位置に紙幣束Pを搬送する。
その後、紙幣束Pを施封装置68に受け渡し、以後、前述と同様の動作により紙幣束Pに結束帯91を巻付け施封する。
以上のように、集積施封モジュール60は、メインモジュール10および整列モジュール30から送られた正券、あるいは損券を、金種毎に、あるいは、損券、正券ごとに、所定枚数ずつ集積および施封し、紙幣束(把)を供給する。施封された紙幣束は、集積集モジュールの下方に設けられた排出部73に排出され、順次、積層して収納される。
図1に示すように、集積施封モジュール60の下流側に設けられた大容量集積モジュール174は、集積施封モジュール60から送られた紙幣Pを搬送する搬送路141と、それぞれ搬送路141を通して送られた紙幣を一定量集積可能な大容量の集積庫175とを備えている。
全てのモジュールの最下流には、セーフティポケット176が設けられている。各モジュールを搬送中に処理できなかった紙幣がある場合、この紙幣はセーフティポケット176に排出され、装置から退避される。
以上のように構成された紙幣処理装置によれば、紙葉類を安定して取出し処理することができ、信頼性の向上を図ることができる。また、集積施封装置では、第1および第2集積装置を斜めにずらして配置するとともに、第1および第2集積装置により集積された紙幣を共通の搬送機構により施封装置に搬送する構成とすることにより、集積施封装置の省スペース化を図り、小型化を実現することができる。同時に、集積施封装置では、集積施封処理の高速化を図ることができ、例えば、6秒以下の時間で1つの紙幣束を施封することが可能となる。
搬送キャリアにより紙幣束を搬送している間に、予め、ループ状の結束帯を形成しておくことができ、紙幣束を搬送キャリアからハンドに受け渡した後、直ぐに、結束帯の巻き付けを開始することが可能となる。これにより、搬送キャリアは直ぐに、次の紙幣束を受取る動作に入ることができ、処理時間の短縮を図ることが可能となる。
施封装置によれば、クランプ機構により集積紙幣束を湾曲させた状態で結束帯を巻付け引き絞るため、結束帯の十分な結束力を得るのに大きな引き絞り力が不要となる。紙幣束の湾曲を開放したときに媒体が膨らみ、これにより結束力を得ることができる。これにより、施封装置を大型化することなく、十分な結束力を得ることが可能となる。また、大きな引き絞り力が不要のため、帯キャッチで帯び抜け防止の折り返しが不要となる。そのため、紙幣束を1把施封するのに必要な帯長さを低減し、結束帯の消費を低減することが可能となる。以上のことから、大型化することなく大きな結束力が得られる集積施封装置を提供することができる。
ハンドは、下ハンドの動作量<上ハンドの動作量となるように構成されているため、厚い紙幣や、膨らんだ紙幣を受け取りやすく、かつ、確実にクランプすることができる。更に、円環ギアの回転量を制御することにより、帯キャッチャの移動位置を容易に設定することができ、更に、第1および第2帯押えにより結束帯を適切な位置に押付け保持することができ、比較的狭い領域内で結束帯の巻付け動作を行うことが可能となる。これらのことにより、本実施形態によれば、小型化および処理速度の高速化が可能な集積施封装置を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、前述した実施形態において、クランプ機構を構成する上クランパは、2つ、あるいは、2組の押圧部材を備える構成としたが、これに限らず、紙葉類束を押圧可能な少なくとも1つの押圧部材を備えていればよい。また、押圧部材の形状は、前述した実施形態に限定されることなく、任意の形状とすることができる。例えば、押圧部材の押圧部は、直線状に傾斜した形状に限らず、円弧状に湾曲した形状としてもよい。
処理する紙葉類は、紙幣、バッチカードに限定されることなく、カジノカード、有価証券等の他の紙葉類にも適用してもよい。また、紙幣処理装置において、集積施封モジュールは、1台に限らず、複数台、並べて設けてもよい。
10…メインモジュール、11…供給部、11a…支持面、12…主制御部、
14…取り出し機構、16…搬送路、18…鑑査装置、30…整列モジュール、
60…集積施封モジュール(集積施封装置)、64a…第1集積装置、
64b…第2集積装置、68…施封装置、70…搬送機構、80…ベースキャリア、
82…シートキャリア、84…放出台、90…帯フィーダ、91…結束帯、
92…帯リール、94…帯送り機構、95…結束機構、96…ハンド、
96a…上ハンド、96b…下ハンド、98…ハンド駆動機構、100…帯巻き装置、
103…支持板、120…円環ギア、122…帯キャッチャ、152…第1帯押え、
160…上クランパ、160a…押圧部材、160b…回動アーム、
162…第1クランパ駆動機構、170…第2帯押え、180…ヒータ、
190…第2クランパ駆動機構、200…排出機構、
202…イジェクトレバー

Claims (9)

  1. 複数枚の紙葉類が載置される供給部と、
    前記供給部から紙葉類を取り出す取り出し機構と、
    前記取り出された紙葉類を鑑査する鑑査装置と、
    前記鑑査された紙葉類を所定枚数ずつ集積する集積装置と、
    集積された紙葉類束に帯を巻き付けて施封する施封装置と、を備え、
    前記施封装置は、前記集積された紙葉類束の両側部を押圧して紙葉類束を湾曲させるクランプ機構と、湾曲された紙葉類束に結束帯を巻付け引き絞る帯巻き装置と、巻付けられた結束帯の端部を熱封着するヒータと、を備え、
    前記クランプ機構は、前記紙葉類束と対向する位置に移動可能な回動アームと、前記回動アームに取付けられ、前記紙葉類束の湾曲度合を調整可能な押圧部材と、を備え、
    前記押圧部材は、前記回動アームから突出し前記紙葉類束に当接する傾斜した押圧部を有し、前記回動アームに直線的に移動可能に取付けられている紙葉類処理装置。
  2. 前記クランプ機構は、前記回動アームに取付けられた2つの押圧部材を備え、前記押圧部材の各々は、前記回動アームから突出し前記紙葉類束に当接する傾斜した押圧部を有し、前記2つの押圧部材は、互いに接離する方向に移動可能に、前記回動アームに取付けられている請求項に記載の紙葉類処理装置。
  3. 複数枚の紙葉類が載置される供給部と、
    前記供給部から紙葉類を取り出す取り出し機構と、
    前記取り出された紙葉類を鑑査する鑑査装置と、
    前記鑑査された紙葉類を所定枚数ずつ集積する集積装置と、
    集積された紙葉類束に帯を巻き付けて施封する施封装置と、を備え、
    前記施封装置は、前記集積された紙葉類束の両側部を押圧して紙葉類束を湾曲させるクランプ機構と、湾曲された紙葉類束に結束帯を巻付け引き絞る帯巻き装置と、巻付けられた結束帯の端部を熱封着するヒータと、を備え、
    前記クランプ機構は、前記紙葉類束と対向する位置に移動可能な回動アームと、前記回動アームに取付けられ、前記紙葉類束の湾曲度合を調整可能な押圧部材と、を備え、
    前記押圧部材は、前記回動アームから突出し前記紙葉類束に当接する傾斜した押圧部を有し、前記回動アームに回動可能に取付けられている紙葉類処理装置。
  4. 前記クランプ機構は、前記回動アームに取付けられた2つの押圧部材を備え、前記押圧部材の各々は、前記回動アームから突出し前記紙葉類束に当接する傾斜した押圧部を有し、前記2つの押圧部材は、それぞれ回動可能に、前記回動アームに取付けられている請求項に記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記施封装置は、前記集積された紙葉類束の端部を挟んで把持し、所定の結束位置に紙葉類束を引き込む移動可能なハンドと、このハンドを紙葉類束の集積方向に開閉するとともに、集積方向と直交する方向に往復移動させるハンド駆動機構と、を備え、
    前記帯巻き装置は、前記結束位置に引き込まれた紙葉類束に結束帯を巻付ける請求項1ないしのいずれか1項に記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記施封装置は、前記ハンドの往復移動方向と平行な回転軸の回りで回転自在に設けられた円環ギアと、前記円環ギアの近傍に結束帯を送り出すとともにこの結束帯を引き戻す帯フィーダと、前記円環ギアに取り付けられ円環ギアと共に回転可能であるとともに前記帯フィーダから送り出された結束帯の先端をクランプする帯キャッチャと、前記帯キャッチャにより結束帯の先端をクランプした状態で、前記円環ギアを回転させるとともに前記帯フィーダから結束帯を送り出し、前記円環ギアに沿ったループ状の結束帯を前記結束位置に形成する帯駆動機構と、を備え、
    前記ハンドは、前記ループ状の結束帯の内側に前記紙葉類束を引き込む請求項に記載の紙葉類処理装置。
  7. 前記帯フィーダは、前記クランプ機構により前記結束位置で前記結束帯および前記紙葉類束を上から押圧した状態で、前記結束帯を一定量引き戻して前記紙葉類束を引き絞り、
    前記施封装置は、前記引き絞られた結束帯を前記紙葉類束に押し付けて保持する帯押えと、前記押え付けられた結束帯の合わせ部を加熱して熱封着する前記ヒータと、前記帯押えとヒータとを連動して前記結束帯に当接する位置に移動させるクランパ駆動機構と、を備えている請求項に記載の紙葉類処理装置。
  8. 複数枚の紙葉類が載置される供給部と、
    前記供給部から紙葉類を取り出す取り出し機構と、
    前記取り出された紙葉類を鑑査する鑑査装置と、
    前記鑑査された紙葉類を所定枚数ずつ集積する集積装置と、
    集積された紙葉類束に帯を巻き付けて施封する施封装置と、を備え、
    前記施封装置は、前記集積された紙葉類束の両側部を押圧して紙葉類束を湾曲させるクランプ機構と、湾曲された紙葉類束に結束帯を巻付け引き絞る帯巻き装置と、巻付けられた結束帯の端部を熱封着するヒータと、前記集積された紙葉類束の端部を挟んで把持し、所定の結束位置に紙葉類束を引き込む移動可能なハンドと、このハンドを紙葉類束の集積方向に開閉するとともに、集積方向と直交する方向に往復移動させるハンド駆動機構と、前記ハンドの往復移動方向と平行な回転軸の回りで回転自在に設けられた円環ギアと、前記円環ギアの近傍に結束帯を送り出すとともにこの結束帯を引き戻す帯フィーダと、前記円環ギアに取り付けられ円環ギアと共に回転可能であるとともに前記帯フィーダから送り出された結束帯の先端をクランプする帯キャッチャと、前記帯キャッチャにより結束帯の先端をクランプした状態で、前記円環ギアを回転させるとともに前記帯フィーダから結束帯を送り出し、前記円環ギアに沿ったループ状の結束帯を前記結束位置に形成する帯駆動機構と、を備え、
    前記ハンドは、前記ループ状の結束帯の内側に前記紙葉類束を引き込み、
    前記帯巻き装置は、前記結束位置に引き込まれた紙葉類束に結束帯を巻付け、
    前記クランプ機構は、前記紙葉類束の湾曲度合を調整可能な押圧部材を有する紙葉類処理装置。
  9. 前記帯フィーダは、前記クランプ機構により前記結束位置で前記結束帯および前記紙葉類束を上から押圧した状態で、前記結束帯を一定量引き戻して前記紙葉類束を引き絞り、
    前記施封装置は、前記引き絞られた結束帯を前記紙葉類束に押し付けて保持する帯押えと、前記押え付けられた結束帯の合わせ部を加熱して熱封着する前記ヒータと、前記帯押えとヒータとを連動して前記結束帯に当接する位置に移動させるクランパ駆動機構と、を備えている請求項8に記載の紙葉類処理装置。
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