JP2007326605A - 小帯除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 、把の厚さを測定し、その測定値に応じて湾曲量を設定することにより、小帯キャッチの挿入位置を自動的に設定することにより小帯除去処理不良を防止することのできる小帯除去装置を提供する。
【解決手段】 最初に把プレス装置14で把tの先端を押圧する。押圧された把tの先端を把クランプ装置16でクランプする。次に、把tをクランプしたときに得られた位置情報に基づいて把厚を測定する。次に、測定された把厚に応じた湾曲パラメータを把湾曲装置19に入力する。次に、把湾曲装置19は入力された湾曲パラメータに基づいて把湾曲動作を開始する。次に、小帯kを小帯キャッチ装置18で挟持し、小帯kを切断し、切断した小帯kを引き抜く。次に、小帯kを取り除いた把tを次工程に引き渡すための待機処理を行う。以上のように測定した把厚によって湾曲量Hを設定することにより把tの厚さにばらつきがあっても小帯kを確実にキャッチし除去できる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、所定枚数の紙葉類を集積して結束帯で結束した把を、湾曲状態に変形させて前記結束帯を除去する際に、把の厚さに応じて湾曲量を調整する小帯除去装置に関する。
紙葉類処理装置は、束供給部、前処理部及び検査部で構成される。束供給部では、100枚の紙葉類を小帯で結束した把を10把重ねたものを大帯で結束した束が供給される。供給された束はコンベアで搬送され、大帯処理部で大帯が除去され、束を構成する把が切出される。この切出された把の小帯を除去するために、当該把を押圧することによって湾曲し、その間に小帯を挟む小帯キャッチを挿入して小帯を挟み、小帯を引き抜くことにより小帯除去を行っていた。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003―192172号公報 (第3頁、図2)
しかしながら、従来の小帯除去装置では、処理される把の厚さが紙葉類の種類(金種)、又は通常券(正券)、損券、赤丸券(品質レベルが特に悪い券)など紙葉類の品質程度によって変動するために、小帯キャッチの挿入位置を設定するためのパラメータを上記変動要因に応じて設定する必要があり、その設定に手間がかかるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、把の厚さを測定し、その測定値に応じて湾曲量を算出して設定することにより、小帯キャッチの挿入位置を所定の許容範囲内にすることができ、小帯を確実にキャッチできるため小帯除去処理不良を防止できる小帯除去装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の小帯除去装置は、複数枚の紙葉類を重ね合わせた長手方向の一端側を結束帯で結束した把を長手方向に搬送する搬送路と、この搬送手段によって搬送される把を湾曲にするために押圧する押圧手段と、この押圧手段によって押圧された前記把の搬送方向先端を挟持する挟持手段と、この挟持手段で挟持した位置の前記把の厚さを測定する測定手段と、前記挟持手段で挟持した把の両側端を湾曲する湾曲手段と、この湾曲手段によって湾曲された把の上面の紙葉類と当該把を結束する前記結束帯の間に挿入され、当該結束帯を挟持する小帯キャッチ手段と、前記測定手段によって測定された前記把の厚さによって、当該把の両側端を湾曲する湾曲量を算出する湾曲量算出手段と、を備え、この算出手段によって算出された湾曲量に応じて前記湾曲手段によって前記把を湾曲することを特徴とする。
本発明によれば、把の厚さを測定し、その測定値に応じて湾曲量を算出して設定することにより、小帯挿入位置を所定の許容範囲内にすることができるため小帯を確実にキャッチでき、小帯除去処理不良を防止できる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例である小帯除去装置を備えた紙葉類処理装置1の外観を全体的に示すものである。
この紙葉類処理装置1は、未検査紙葉類の束を受入れると共に検査済みの紙葉類の束を取り出す束処理機2を備えている。束処理機2に出入される束は、例えば、100枚重ね合された紙葉類を結束帯としての小帯により施封してなる把を10把集積して大帯により十文字結束したものである。
束処理機2は、コンベア4を介して検査機6に接続されている。コンベア4と検査機6との間には、検査機6に投入する束の結束を解除するための前処理機10が配設されている。
図2は、紙葉類処理装置1の構成を示すブロック図である。紙葉類処理装置1は、束供給部20、前処理部30、及び検査部40から構成されている。
束供給部20には、束処理機2及びコンベア4が設けられている。束処理機2に供給された束は、コンベア4によって搬送され、本発明の小帯除去装置を備える小帯処理部(Fa)を有する前処理部30に供給される。また、束供給部20は、検査機6によって検査され新たに束になった検収済みの束を受け入れることには、束取込部(A)、大帯処理部(B)、把切出部(D)、糊剥がし部(E)、小帯処理部(Fa)〜(Fc)及び排出部が設けられている。
束取込部(A)は、コンベア4によって搬送される束を前処理部10に取り込む。
大帯処理部(B)は、束搬送装置、大帯切断装置、大帯抜き取り装置、大帯片除去装置、券種自動対応装置、大帯収納装置、大帯保管装置を備えており、搬送されてきた束(10把)を十文字に結束している大帯を切断し、切断した大帯を除去して大帯収納装置又は大帯保管装置に保管する。
把切出部(D)は、10把受け渡し装置、10把搬送装置、把切出装置、把リフト装置、券種自動対応装置を備えており、大帯が除去されてバラ10把になった把を把毎に分離する。
糊剥がし部(E)は、把取り揃え装置、把プレス装置(押圧手段)、糊剥がし装置、小帯検出装置、小帯印字装置、小帯ヒートシール装置などを備えており、紙葉類に張り付いた小帯を後述するヘラで糊剥がしを行う。
小帯処理部(Fa)は、把搬送装置、小帯除去装置、小帯切断装置、搬送装置で構成され、小帯収納装置、小帯保管装置を備えており、小帯を切断し、バラになった紙葉類を搬送して1枚毎に検査機6に供給する。小帯除去装置は、把湾曲装置(湾曲手段)及び小帯挟持装置(挟持手段)を有する。
図3は、図2で説明した紙葉類処理装置1で処理される紙葉類の処理の流れを説明する図である。
束処理機2を介して投入された紙葉類の束Tは、コンベア4を介して前処理機10へ搬送される。前処理機10は、搬送された紙葉類の束Tから大帯Kを切断して除去するとともに、10個のバラ把tの各々から小帯kを切断して除去し、紙葉類の束Tを1枚ずつの紙葉類Pにバラして集積した状態で検査機6に供給する。
前処理機10は、束処理機2からコンベア4を介して搬送された束Tを取込む取込部(A)、この取込部(A)を介して取り込まれた束Tの大帯Kを切断して除去する大帯処理部(B)、大帯Kが切除された集積状態の10個の把t(以下、集積把Sと称する)をその集積方向に挟持した状態で向きを変える方向変換部(C)、方向変換部(C)を介して方向変換された集積把Sから1把ずつ切り出す切出部(D)、この切出部(D)により切り出された把tの小帯kの糊を剥がす糊剥がし部(E)、糊が剥がされた小帯kを搬送する搬送部(G)、この搬送部(G)によって搬送された把tの小帯を切断して除去する小帯処理部(F)、および、小帯処理部(F)で小帯が除去された紙葉類Pを小帯処理部(F)を介して検査機6に向けて搬送する搬送部Gを備えている。
切出部(D)には、糊剥がし部(E)に向けて上方に延びたリフトコンベア(後述する)が設けられ、方向変換部(C)から供給された集積把Sがリフトコンベアに所定圧力で押し付けられるようになっている。そして、集積把Sの端部に位置した把tからリフトコンベアによって1把ずつ切り出され、その度に集積把Sが1把tの厚さ分だけリフトコンベアに向けて移動される。このようにして把tは、1把ずつ切出される。
切出部(D)によって1把ずつ切出された把tは、搬送部Gを介して検査機6に向けて搬送される。その途中、糊剥し部Eにおいて、小帯kと紙葉類Pとの間の糊が剥がされる。そして、糊剥がし処理がなされた把tの小帯kが、小帯処理部(F)にて切除され、バラ積みの状態にされた複数枚の紙葉類Pが検査機6へ供給される。
検査機6では、前処理機10により1枚ずつにバラにされた複数枚の紙葉類Pを1枚ずつ取り出して検査し、この検査の結果、再使用可能と判断した紙葉類100枚を小帯kにより再び施封して把とし、10把を大帯Kにより十文字結束して束とする。そして、このようにして検査機6によって結束された紙葉類の束はコンベア4を介して逆方向に搬送され、束処理機2を介して取り出される。
本発明は、上述した紙葉類処理装置1の小帯処理部(Fa)に関する発明である。
図4は、前処理部30を構成する糊剥がし部(E)及び小帯処理部(Fa)〜(Fc)の斜視図である。図に示すように搬送方向上流から下流に向かって糊はがし部(E)、小帯処理部(Fa)〜(Fc)が配置されている。
図5は、糊剥がし部(E)の斜視図である。この糊剥がし部(E)は、糊剥がし装置)15、小帯検出装置11、小帯印字装置12、小帯ヒートシール装置13、把プレス装置(押圧手段)14、及びこれらを制御する制御部(図示しない)が備えられている。
糊剥がし装置15には、把押さえ部150及び糊剥がしヘラ151が備えられている。
把押さえ部150は、搬送方向に直行する端部に対して中央部が高く、かつ中央部を切り欠いた凹文字状体に構成された押圧面が備えられており、この押圧面が把tの搬送方向後端の所定部位を押圧する。糊剥がしヘラ151は、把押さえ部150の凹文字状体の窪みから進退自在に移動可能なバネ性を有する板で構成され、把押さえ部150が把tを押圧しているときに、把中央から挿入され把tと小帯kを分離する。
小帯検出装置11は、ラインセンサで構成され、把切出部(D)から搬送されてくる把tをスキャンし、把tの中の小帯kを検出する。
小帯印字装置12は、上記小帯検知装置11が小帯kを検知するまで、初期位置から搬送方向下流に向かって移動する。小帯検出装置11が小帯kを検出すると、移動を止め、小帯kに媒体を処理しているセット(システム単位)、号機(機体単位)、束連番(機械都合)、把連番(機械都合)など、切断された小帯kの発生もとを明確にする内容を印字する。
小帯ヒートシール装置13は、小帯kを次工程である小帯処理部で切断した際に発生する小帯片が散乱するのを防止するために、小帯同士を加熱圧着する。
把プレス装置14は、把tを押圧する部分がV文字状に突出した押圧面を有する把プレス部140を備え、把tの略中央先端部を押圧する。この押圧によって、把tは湾曲される。
次に、図6、図7を参照して糊剥がし部(E)の動作を説明する。前工程(切出部(D))から把tが搬送され糊剥がし部(E)の搬送路(G)上に停止する。次に、把プレス装置(押圧手段)14が下降し、把プレス部140によって把tの先端部の所定部位をV文字状に湾曲する。さらに、糊剥がし装置15の把押さえ部150によって把tの後端部の所定部位を押圧する。この把押さえ部150は、凹文字状に突出した押圧面を有し、この押圧面が搬送路(G)の搬送中央部を押圧する方向に回動可能に構成されており、この回動によって把tの搬送方向後端の所定部位が押圧される。また、この凹文字状の窪みから糊剥がしヘラ151を突出させることができる。
上記糊剥がし装置15の押さえ部150の押圧によって、把tが湾曲になり、この湾曲によって、把tの上面紙葉類と小帯kの間に隙間が生じる。この隙間から糊剥がしヘラ151を挿入する。このとき、把tは、糊剥がし装置15の把押さえ部150によって搬送路(G)側に押圧されるため、把tは静止した状態を保つ。図6はまさにこの状態を示す。
次に、小帯検出装置11によって小帯kが検出されると、糊剥がしヘラ151の挿入を停止する。
次に、印字装置12を降し、把情報を小帯kに印字する。
次に、印字装置12、把プレス装置14を上昇させる。把プレス装置14の上昇によって把tの先端は固定されなくなるが、糊剥がし装置15の把押さえ部150は把tを押圧しており、把tが動かないようになっている。
次に、把プレス装置を下降し、小帯ヒートシール装置13で小帯kと糊剥がしヘラ151を熱圧着する。この熱圧着によって小帯が裁断時に散乱するのを防止する。また、糊剥がしヘラ151が紙葉類と小帯kとの間に挿入されているため、小帯k同士は接着するが、小帯と紙葉類は接着されない。
次に、小帯ヒートシール装置13、糊剥がしヘラ151を退避する。続けて、把プレス装置を上昇する。この状態を図7に示す。
以上の動作によって、把tと小帯kが分離され、かつ、把tの先端が把プレス装置14によってV字に湾曲された状態になる。
図8は、糊剥がし部(E)及び小帯処理部(Fa)の斜視図である。糊剥がし部(E)において、上記把プレス装置14によってプレスされV字の湾曲くせが付けられた把tは、図7に示す把クランプ装置16によってクランプ(挟持)される。また、この把クランプ装置16によって把tをクランプしたときのクランプ量を測定するによって把tの厚が測定される。詳細は後述する。
小帯処理部(Fa)には、把湾曲装置19及び小帯キャッチ装置(小帯キャッチ手段)18が備えられている。把湾曲装置19には、把tのガイド19a・19a、押圧ローラ19b及び湾曲コンベアが備えられている。押圧ローラ19bは、把tを上面側から下側に向かって押圧しながら、搬送路の対向位置に配置された湾曲コンベアによって把tの手前側及び奥側を下面側から上側に向かって押圧しながら搬送方向下流に向かって搬送する。
小帯キャッチ装置18は、把tの小帯kをキャッチし保持するもので、クランプ装置16によって搬送される把tの小帯を上下に口ばし状の板状体によってキャッチする。この小帯キャッチ装置18にクランプされた把tを搬送する際、クランプ装置16によってその厚さが計測され、把厚に応じた湾曲パラメータが設定される。また、クランプされた把tは、クランプされたまま搬送方向下流に配置された把湾曲装置19まで搬送される。
把湾曲装置19は、搬送ガイド19a・19a、押圧ローラ19b、押圧ベルトで構成される。
ガイド19a、19aは、把tを上部から押圧ローラ19bで押圧した際に把tが押圧力を逃げるために移動するのを防止する。
押圧ローラ19bは、糊剥がし装置(E)で、V字の湾曲くせが付けられた把tをさらに湾曲にするため、把tの上部から押圧する。この際、把tが搬送方向下流に搬送されるため、把tの略中央を搬送方向に沿って押圧できるように、把tとの接触面がローラになっている。
図9は、把厚Dを測定する第1の方法である。クランプ装置16のアクチュエータ16a及び16bは、例えばアクチュエータ16aを基準としてアクチュエータ16bが把tの厚さに応じて変化する。アクチュエータ16bの上部に配置された距離センサ16cによってアクチュエータ16bと距離センサ16cまでの距離L1を測定することによって把厚Dが下式(1)によって測定できる。
D=L1−L・・・・・・(1)
D:把tの厚さ
L1:アクチュエータ16bの最下位部分から距離センサまでの距離
L:把tをクランプしたときのアクチュエータ16bまでの距離
図9は、アクチュエータ16a及び16bによるクランプ状態を示している。図9(1)は把圧が標準の場合の状態を示し、図9(2)は把厚が薄い場合の状態を示し、図9(3)は、把厚が厚い場合の状態を示す。
把厚Dを測定する方法はこれに限るものではなく、例えば、図10に示す把プレス14によって把tをプレスしたときの把プレス14の移動量を、図9に示した測定方法によって測定することによっても可能である。
図10は、把厚Dによる把プレス14の移動量の変化を示す図である。図10(2)は把厚Dが薄い場合の把プレス14の状態を示しており、図10(3)は、把厚Dが厚い場合の状態を示す。
次に、図11及び図12を用いて把厚Dを測定する第2の方法を示す。この方法は、図9に示す把クランプ装置16で把tをクランプした際のアクチュエータ16bの移動量を、測定することにより把厚Dを測定する方法である。
図11は、把厚Dを測定するための把厚検出部の構成を示すブロック図である。把厚検出部は、CPU基板17a、ドライバボード17b及びエンコーダ内臓アクチュエータ16bを備えている。CPU17aはドライバボードに指示してアクチュエータ16bを駆動する。このアクチュエータ16bの駆動により把tを挟持(クランプ)することが可能になる。
CPU基板17aは、エンコーダ内臓アクチュエータ16bと通信することによってアクチュエータ16bの位置情報の取得が可能であるため、アクチュエータ16bの移動前と移動後の位置情報から把厚Dを算出することができる。
図12は、図11に示すエンコーダ内臓アクチュエータ16bの代わりに外部エンコーダを使用した把厚Dを測定するための把厚検出部の構成を示すブロック図である。この場合は、アクチュエータ16bを移動するためのモータ軸(図示しない)に取り付けられた歯形遮蔽板と2つのセンサ17d、17eから構成され、原点位置から2つのセンサ17d、17eの明暗変化を計数することにより位置情報の算出を行い把厚Dを算出するものである。
なお、この第2の方法は、図10に示す把プレス14を駆動する駆動軸の回転量を上述したエンコーダによって位置を測定する方法によっても可能である。
図13は、把湾曲装置19の動作を説明する図である。この図は、把tの先端が上述したクランプ装置16によってクランプされて搬送方向下流に運ばれ、湾曲装置19の位置に到達した状態を示す。
ここでは、上述した糊剥がし部(E)で測定した把厚Dの測定値をもとに、把湾曲装置19の押圧ベルト19c及び19dの初期位置からの湾曲量Hが設定される。
このように、把厚Dを測定することによって湾曲量Hを設定する理由は、把tが厚い場合は、把tがこなれていて柔らかいので湾曲させやすく、薄い把tと同じ湾曲量Hで比較した場合、小帯キャッチ挿入位置18aの許容範囲(クリアランス)が狭くなる。すなわち、湾曲が大きくなると弦状に張っている小帯の位置が把t中央部の位置から離れてしまうため、小帯kをキャッチできなくなる場合がある。この結果、湾曲が強すぎると小帯キャッチ18で把tを突き刺してしまう場合がある。そのため、湾曲量Hが小さい方が小帯kの位置の変動が少なく小帯kを小帯キャッチ18に挿入しやすくなる。
一方、把tが薄い場合は、官封把と称される把tが新しい場合が該当する。この場合は、把tが硬く湾曲しづらく、湾曲が弱すぎると湾曲しきれない。従って、この場合には、湾曲量を大きくしてしっかりと把が湾曲するようにする必要がある。
図13(1)は、把厚Dが薄い場合であり、そのときの湾曲量H1が設定される。また、図131(2)は、把厚Dが厚い場合であり、そのときの湾曲量H2が設定される。この湾曲量Hは、上述した理由に基づき、把厚Dが薄い場合には湾曲量Hが大きく、把厚Dが厚い場合には湾曲量Hが小さい値に設定される。
なお、上述した湾曲量Hは、例えば下式(2)によって設定される。
H=Hs−(D−Ds)+K・・・・(2)
H:湾曲量
Hs:把tの標準厚さに対する標準湾曲量
Ds:把tの標準厚さ
D:把tの厚さ
K:補正値
上述した方式に基づいて湾曲された把tは、そのまま小帯キャッチ18まで搬送され、把tの小帯kは小帯キャッチ18に挿入される。この小帯キャッチ挿入ポイントは、上述した方法によって把tの厚さに係わらず許容範囲内でほぼ一定にすることができる。図13(1)は把tが薄い場合の小帯キャッチポイント18aを示し、図13(2)は把tが厚い場合の小帯キャッチポイント18aを示している。この図でわかるように把tの厚さに係わらず小帯キャッチポイント18aの位置が一定になることが示されている。ここでいう許容範囲とは、例えば、標準的な厚さの把を前述した方法によって湾曲した場合に発生する小帯挿入ポイントの位置ずれの標準的な誤差をいう。
その後、小帯kは小帯切断装置によって切断され、引き抜かれ、紙葉類100枚と小帯kに分離され、紙葉類100枚は検査機6へ排出され、小帯kは小帯収納装置(Fc)に収納される。
図14は、把湾曲量の自動調整動作フローである。把tの把厚Dによって湾曲する湾曲量を自動設定する方法で、以下順番に説明する。
最初に把クランプ動作を開始する(S1)。
次に、上述した方法によって把厚Dを測定するために把クランプ位置情報を取得する(S2)。
次に、上述した方法によって把厚Dを算出する(S3)。
次に、算出された把厚Dに応じた湾曲パラメータを把湾曲装置に入力する(S4)。
次に、把湾曲装置は入力された湾曲パラメータに基づいて把湾曲動作を開始する(S5)。
次に、小帯kをクランプし、小帯kを切断する(S6)。
次に、切断した小帯kを引き抜く(S7)。
次に、小帯kを取り除いた紙葉類を次工程に引き渡すための待機処理を行う(S8)。
以上説明したように本発明によれば、把厚Dを測定し、その測定した把厚Dによって湾曲量Hを設定することにより、処理する把tの品質にばらつきがあっても小帯キャッチポイントが一定になり、小帯kを確実に挟持できるため、小帯除去を確実に行うことのできる小帯除去装置を提供できる。
本発明の実施例による小帯除去装置を備えた紙葉類処理装置1の外観図。 紙葉類処理装置1の構成を示すブロック図。 図2で説明した紙葉類処理装置1で処理される紙葉類の処理の流れを説明する図。 糊剥がし部(E)及び小帯処理部(Fa)〜(Fc)の斜視図。 糊剥がし部(E)の斜視図。 糊剥がし部(E)の動作を説明する図−1。 糊剥がし部(E)の動作を説明する図―2。 糊剥がし部(E)及び小帯処理部(Fa)の斜視図。 把厚を測定する第1の方法。 把厚による把プレス14の湾曲量の変化を示す図。 把厚を測定するための把厚検知部の構成を示すブロック図(エンコーダ内臓方式)。 把厚を測定するための把厚検知部の構成を示すブロック図(外部エンコーダ方式)。 把湾曲装置19の動作を説明する図。 把湾曲量の自動調整動作を説明するフローチャート。
符号の説明
P 紙葉類
1 紙葉類処理装置
2 束処理機
4 コンベア
6 検査機
10 前処理機
11 小帯検出装置
12 小帯印字装置
13 小帯ヒートシール装置
14 把プレス装置
15 糊剥がし装置
16 クランプ装置
18 小帯キャッチ装置
19 把湾曲装置
20 束供給部
30 前処理部
40 検査部

Claims (6)

  1. 複数枚の紙葉類を重ね合わせた長手方向の一端側を結束帯で結束した把を長手方向に搬送する搬送路と、
    この搬送手段によって搬送される把を湾曲にするために押圧する押圧手段と、
    この押圧手段によって押圧された前記把の搬送方向先端を挟持する挟持手段と、
    この挟持手段で挟持した位置の前記把の厚さを測定する測定手段と、
    前記挟持手段で挟持した把の両側端を湾曲する湾曲手段と、
    この湾曲手段によって湾曲された把の上面の紙葉類と当該把を結束する前記結束帯の間に挿入され、当該結束帯を挟持する小帯キャッチ手段と、
    前記測定手段によって測定された前記把の厚さによって、当該把の両側端を湾曲する湾曲量を算出する湾曲量算出手段と、
    を備え、この算出手段によって算出された湾曲量に応じて前記湾曲手段によって前記把を湾曲することを特徴とする小帯除去装置。
  2. 前記挟持手段は、
    前記把を挟持する挟持部と、
    挟持した状態を保持したまま、搬送路にそって移動可能な移動手段と、
    を備え、この移動手段によって前記把を挟持搬送することを特徴とする請求項1記載の小帯除去装置。
  3. 前記湾曲手段は、
    前記把の上面の搬送方向中心を押圧する押圧ローラと、
    前記把の下面の両側端を上面に向かって押圧する押圧ベルトと、
    を備え、前記押圧ローラと前記押圧ベルトに挟持された前記把の先端を前記挟持手段によって挟持搬送することにより前期把を湾曲にすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の小帯除去装置。
  4. 前記算出手段は、
    測定された把の厚さと標準の把の厚さの差分を標準の厚さに対する湾曲量から減算して得られた値を基準に補正した値を湾曲量とすることにより、把の厚さが厚い場合には、湾曲量が少なく、把の厚さが薄い場合には湾曲量が大きくなることを特徴とする請求項1記載の小帯除去装置。
  5. 前記測定手段は、
    前記挟持部で前記把を挟持するときのアクチュエータと、
    このアクチュエータに内蔵されたエンコーダと、
    前記アクチュエータを駆動する駆動手段と、
    この駆動手段によってアクチュエータを駆動したとき、前記エンコーダ出力に基づく位置情報から前記把の厚さを算出する厚さ算出手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の小帯除去装置。
  6. 前記測定手段はまた、
    前記押圧手段を駆動する駆動手段に連結されたエンコーダと、
    前記押圧手段が前記把を押圧するとき、前記エンコーダ出力に基づく位置情報から前記把の厚さを算出する厚さ算出手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の小帯除去装置。
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