JP2016168021A - 加温販売用容器詰め飲料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ショ糖と、オリゴ糖と、糖アルコールと、スクラロースと、アセスルファムカリウムと、を含む加温販売用容器詰め飲料であって、当該加温販売用容器詰め飲料自体の甘味度はショ糖換算で9以上15以下であり、当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記ショ糖の甘味度がショ糖換算で0.1以上2以下であり、当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記オリゴ糖と前記糖アルコールのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をXとし、当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記スクラロースと前記アセスルファムカリウムのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をYとしたとき、X/Yの値が、0.2以上0.7以下である。
【選択図】なし
Description
しかし、ショ糖を主な甘味成分として配合した加温販売用飲料は、加温に伴う当該ショ糖の褐変化により、当該飲料の風味面および香味面において品質が劣化してしまう、液色等の色調が変化してしまう等の不都合が生じがちであった。
オリゴ糖と、
糖アルコールと、
スクラロースと、
アセスルファムカリウムと、
を含む加温販売用容器詰め飲料であって、
当該加温販売用容器詰め飲料自体の甘味度はショ糖換算で9以上15以下であり、
当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記ショ糖の甘味度がショ糖換算で0.1以上2以下であり、
当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記オリゴ糖と前記糖アルコールのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をXとし、当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記スクラロースと前記アセスルファムカリウムのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をYとしたとき、X/Yの値が、0.2以上0.7以下である、加温販売用容器詰め飲料が提供される。
当該加温販売用容器詰め飲料自体の甘味度がショ糖換算で9以上15以下となり、
当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記ショ糖の甘味度がショ糖換算で0.1以上2以下となり、
当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記オリゴ糖と前記糖アルコールのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をXとし、当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記スクラロースと前記アセスルファムカリウムのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をYとしたとき、X/Yの値が、0.2以上0.7以下となるように調製することを特徴とする、加温販売用容器詰め飲料の呈味改善方法が提供される。
本発明における加温販売用容器詰め飲料(以下、「加温販売用飲料」または「飲料」とも示す。)は、ショ糖と、オリゴ糖と、糖アルコールと、スクラロースと、アセスルファムカリウムの5種の甘味成分を含むものである。そして、本発明に係る飲料自体の甘味度はショ糖換算で9以上15以下であり、本発明に係る飲料に含まれるショ糖の甘味度はショ糖換算で0.1以上2以下である。さらに、本発明における加温販売用容器詰め飲料において、当該飲料に含まれるオリゴ糖と糖アルコールのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をXとし、当該飲料に含まれるスクラロースとアセスルファムカリウムのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をYとしたとき、X/Yの値は、0.2以上0.7以下である。こうすることで、加温した場合においても品質の経時安定性に優れ、かつ自然な甘み(ショ糖様の甘さ)とボディ感(濃さ)とを付与した加温販売用容器詰め飲料を実現することができる。なお、本発明において、「加温販売用容器詰め飲料全量」は、容器に詰められた加温販売用飲料の全量を意味し、容器の重量を含まない。
本発明において飲料の甘味度は、以下の方法で算出したものとする。具体的には、飲料に配合した各甘味成分について、それぞれ下記式(1)によりショ糖換算の甘味度を算出し、その合計値を飲料の甘味度(ショ糖換算値)とする。
式(1):(飲料に含まれる甘味成分の配合量)×(飲料に含まれる甘味成分に関する単位配合量当たりのショ糖換算の甘味度の値)
本発明において飲料の「酸度」は、飲料に含まれている酸の量をクエン酸の相当量として換算した値、すなわち、クエン酸酸度(質量%)として表した数値を指し、フェノールフタレイン指示薬と水酸化ナトリウムとを用いて以下の方法で滴定することにより算出したものとする。具体的には、200mL三角フラスコに対して5〜15gの飲料を正確に秤量し、水を用いて適宜希釈した後、上記飲料に対して1%フェノールフタレイン指示薬を数滴加えて撹拌する。次いで、三角フラスコ内の飲料溶液をマグネティックスターラーで撹拌しながら、25mLビューレットに入れた0.1Mの水酸化ナトリウムを上記飲料溶液に添加しながら滴定試験を実施する。この滴定試験は、三角フラスコ内の飲料溶液の色が、30秒間赤色を持続した点を終点とする。そして、クエン酸酸度(質量%)の値は、上記方法で行った滴定試験結果に基づき、次式によって算出する。なお、上記滴定試験は、フェノールフタレイン指示薬に代えて、水素イオン濃度計を用いて実施してもよい。この場合、滴定試験の終点は、三角フラスコ内の飲料溶液のpHが8.1になった時とする。
クエン酸酸度(質量%)=A×f×100/W×0.0064 (2)
[上記式(2)において、Aは、0.1M水酸化ナトリウム溶液の滴定量(mL)を示し、fは、0.1M水酸化ナトリウム溶液の力価を示し、Wは、飲料試料の質量(g)を示す。また、上記式(2)において乗算している「0.0064」という値は、1mLの0.1M水酸化ナトリウム溶液に相当する無水クエン酸の質量(g)を指す。]
式(3):ΔE={(ΔL)2+(Δa)2+(Δb)2}0.5
本発明における飲料には、甘味成分として、ショ糖と、オリゴ糖と、糖アルコールと、スクラロースと、アセスルファムカリウムという5種が、必須の甘味成分として配合されている。本発明における飲料には、以上に説明した5成分の他にも、本発明の目的を損なわない範囲であれば、公知の加温販売用飲料の製造に用いられている甘味成分を、適宜、選択して使用することができる。その具体例としては、果糖ぶどう糖液糖、果糖、高果糖液糖、ぶどう糖、乳糖、はちみつ、他の高甘味度甘味料等が挙げられる。なお、スクラロースの甘味度は、ショ糖の600倍であり、アセスルファムカリウムの甘味度は、ショ糖の200倍である。
本発明における果汁は、飲料業界で公知の果汁成分であれば、適宜選択して用いることができる。その具体例としては、果実の搾汁液(ストレート果汁)、上記搾汁液を濃縮した濃縮果汁、上記濃縮果汁をさらに希釈した還元果汁等が挙げられる。また、本発明における果汁は、精密濾過法、酵素処理法、限外濾過法等の手法により清澄処理した透明果汁であっても、不溶性固形分を含む果汁であってもよい。上記不溶性固形分を含む果汁は、一般に、混濁果汁、コミニュテッド果汁、又はピューレと呼ばれる果汁を指す。上記混濁果汁は、従来の加温販売用果汁入り飲料に配合されている透明果汁を得るために実施されるペクチン分解酵素処理を行うことなく得られた、果実由来のペクチンやパルプ分などがコロイド状をなして混濁している果汁を指す。上記コミニュテッド果汁は、混濁果汁の中でも、粉砕された果実の果皮やオイル分も含む果汁である。そのため、コミニュテッド果汁を飲料中に配合した場合には、果実本来のみずみずしい味わいを存分に引き出すことができる。また、ピューレは、果実や野菜の搾汁液を裏ごししたもの(ソフトドリンクス)を指す。
本発明における乳は、飲料業界で公知の乳成分であれば、動物、植物の由来を問わず、適宜選択して用いることができる。その具体例としては、牛乳、山羊乳、羊乳、馬乳等の動物由来の乳、豆乳等の植物由来の乳が挙げられる。これらは、単独で使用してもよいし、2種類以上を併用してもよい。また、上述した各種乳成分の形態の具体例としては、全脂乳、脱脂乳、乳清、乳蛋白濃縮物、バターミルク粉、無糖練乳、脱脂加糖練乳、全脂加糖練乳等が挙げられ、また、粉乳、濃縮乳から還元した乳や、乳酸菌や酵母で発酵した発酵乳も用いることができる。
本発明における飲料には、飲料に許容される各種添加剤、たとえば乳化剤(ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、レシチン等)、酸化防止剤(トコフェロール、塩酸システイン等)、大豆多糖類、ペクチン、カラギーナン、ジェランガム、グアーガム、キサンタンガム、発酵セルロース等の増粘剤、色素(マリーゴールド色素、カロチノイド色素、アントシアニン色素、カラメル色素、各種合成着色料等)、香料、酸味料(無水クエン酸、クエン酸、アジピン酸、グルコン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、又はそれらの塩類等)、保存料、防腐剤、防かび剤などを含有してもよい。また、健康機能の増強を期待して、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE等)やミネラル類(カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム等)、食物繊維等の各種機能成分を添加してもよい。
本発明における飲料の製造方法は、ショ糖と、オリゴ糖と、糖アルコールと、スクラロースと、アセスルファムカリウムという特定の5種の甘味成分を、それぞれ特定の配合比率となるよう制御して配合することにより得られる相乗効果を確実に発現させる観点から、上記特定の5種の甘味成分の混合度合いをできる限り均一に制御することが重要である。こうすることで、品質や呈味がバラつくことを抑制し、加温した場合においても品質の経時安定性に優れ、かつ自然な甘み(ショ糖様の甘さ)とボディ感(濃さ)とを付与した加温販売用容器詰め飲料を歩留りよく製造することが可能となる。
本発明における製造方法においては、上述したショ糖と、オリゴ糖と、糖アルコールと、スクラロースと、アセスルファムカリウムという特定の5種の甘味成分の混合度合いを制御することを前提として、加温販売用容器詰め飲料を、公知の製造方法を用いて作成することができる。上記公知の製造方法としては、たとえば、以下の方法を採用することができる。具体的には、果汁などの水を主成分とする溶媒またはその希釈液に対して各種添加物を添加・混合し、必要に応じて、溶液のpHを調整する。その後、容器に充填する前もしくは後に、殺菌処理を行なう。殺菌処理は、通常のプレート式殺菌、チューブラー式殺菌、レトルト殺菌、バッチ殺菌、オートクレーブ殺菌などの方法を採用することができる。
本発明における加温販売用容器詰め飲料は、ショ糖と、オリゴ糖と、糖アルコールと、スクラロースと、アセスルファムカリウムとを含む。そして、本発明における加温販売用容器詰め飲料の呈味改善方法は、当該飲料自体の甘味度がショ糖換算で9以上15以下となり、当該飲料に含まれるショ糖の甘味度がショ糖換算で0.1以上2以下となり、かつ当該飲料に含まれるオリゴ糖と糖アルコールのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をXとし、当該飲料に含まれるスクラロースとアセスルファムカリウムのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をYとしたとき、X/Yの値が、0.2以上0.7以下となるように調製するものである。こうすることで、加温販売用容器詰め飲料の呈味を、従来の飲料と比べて、良好なものとすることができる。
表1に示す配合に従って飲料原料を混合して得られたレモン果汁入り飲料を加熱殺菌した後、280mlペットボトルにホットパック充填することで、実施例1〜3および比較例1〜4の加温販売用レモン果汁入り容器詰め飲料を作製した。
市販のレモン透明果汁(Brix:40以上、クエン酸酸度:35質量%)を水で希釈して果汁溶液を調製した後、得られた上記果汁溶液に対して、ショ糖としてグラニュー糖、オリゴ糖として日食フジオリゴG67(日本食品加工社製)、糖アルコールとしてエスイー20(物産フードサイエンス社製)、はちみつ、スクラロース、およびアセスルファムカリウムを添加し、均一に混合した。次いで、得られた混合溶液に対して無水クエン酸、L−アスコルビン酸、マリーゴールド色素および香料を添加して、クエン酸三ナトリウムによってpHが3.4となるように調整した。このようにして得られたレモン果汁入り飲料は、65℃で10分間相当分以上の条件で加熱殺菌した後、280mlペットボトルにホットパック充填してから、室温まで冷却し、後述する評価に用いた。なお、レモン果汁の果汁含有率は、3%となるように調整した。
官能評価試験1(全体の風味):実施例1〜3および比較例1〜4の加温販売用レモン果汁入り容器詰め飲料を、熟練した10名のパネラーが試飲することにより、以下の評価基準に従って評価を実施し、その平均点を求めた。
0点:全体の風味が、悪い
2点:全体の風味が、やや悪い
4点:どちらとも言えない
6点:全体の風味が、やや良い
8点:全体の風味が、良い
0点:甘味が、好ましくない
2点:甘味が、やや好ましくない
4点:甘味が、どちらとも言えない
6点:甘味が、やや好ましい
8点:甘味が、好ましい
0点:ショ糖様の甘さが、ない
2点:ショ糖様の甘さが、わずかにある
4点:ショ糖様の甘さが、ややある
6点:ショ糖様の甘さが、ある
8点:ショ糖様の甘さが、かなりある
0点:濃さが、ない
2点:濃さが、わずかにある
4点:濃さが、ややある
6点:濃さが、ある
8点:濃さが、かなりある
クエン酸酸度(質量%)=A×f×100/W×0.0064 (2)
[上記式(2)において、Aは、0.1M水酸化ナトリウム溶液の滴定量(mL)を示し、fは、0.1M水酸化ナトリウム溶液の力価を示し、Wは、飲料試料の質量(g)を示す。また、上記式(2)において乗算している「0.0064」という値は、1mLの0.1M水酸化ナトリウム溶液に相当する無水クエン酸の質量(g)を指す。]
式(1):(飲料に含まれる甘味成分の配合量(質量%))×(飲料に含まれる甘味成分に関する単位配合量当たりのショ糖換算の甘味度の値)
1点:保管前と比較して、大きな差がある
2点:保管前と比較して、差がある
3点:保管前と比較して、やや差がある
4点:保管前と比較して、ほとんど同じ
5点:保管前と比較して、まったく同じ
1点:保管前と比較して、大きな差がある
2点:保管前と比較して、差がある
3点:保管前と比較して、やや差がある
4点:保管前と比較して、ほとんど同じ
5点:保管前と比較して、まったく同じ
式(3):ΔE={(ΔL)2+(Δa)2+(Δb)2}0.5
表3に示す配合に従って飲料原料を混合して得られた飲料を加熱殺菌した後、280mlペットボトルにホットパック充填することで、実施例4〜5および比較例5〜7の容器詰め飲料を作製した。
Claims (19)
- ショ糖と、
オリゴ糖と、
糖アルコールと、
スクラロースと、
アセスルファムカリウムと、
を含む加温販売用容器詰め飲料であって、
当該加温販売用容器詰め飲料自体の甘味度はショ糖換算で9以上15以下であり、
当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記ショ糖の甘味度がショ糖換算で0.1以上2以下であり、
当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記オリゴ糖と前記糖アルコールのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をXとし、当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記スクラロースと前記アセスルファムカリウムのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をYとしたとき、X/Yの値が、0.2以上0.7以下である、加温販売用容器詰め飲料。 - 当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記スクラロースについてショ糖換算で算出される甘味度をSスとし、当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記アセスルファムカリウムについてショ糖換算で算出される甘味度をSアとしたとき、Sス/Sアの値が、1.5以上4以下である、請求項1に記載の加温販売用容器詰め飲料。
- 当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記オリゴ糖の甘味度がショ糖換算で0.3以上1以下である、請求項1または2に記載の加温販売用容器詰め飲料。
- 当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記糖アルコールの甘味度がショ糖換算で1.5以上3.5以下である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の加温販売用容器詰め飲料。
- 当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記スクラロースの甘味度がショ糖換算で2以上6以下である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の加温販売用容器詰め飲料。
- 当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記アセスルファムカリウムの甘味度がショ糖換算で1以上3以下である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の加温販売用容器詰め飲料。
- 果汁を含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の加温販売用容器詰め飲料。
- 当該加温販売用容器詰め飲料における前記果汁の果汁含有率が、当該加温販売用容器詰め飲料全量に対して、0.5%以上10%以下である、請求項7に記載の加温販売用容器詰め飲料。
- 前記果汁が、柑橘類果実の果汁を含むことを特徴とする、請求項7または8に記載の加温販売用容器詰め飲料。
- 乳を含む、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の加温販売用容器詰め飲料。
- 前記オリゴ糖が、マルトオリゴ糖、グルコオリゴ糖、ニゲロオリゴ糖およびイソマルトオリゴ糖からなる群より選択される1種以上を含む、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の加温販売用容器詰め飲料。
- 前記糖アルコールが、ソルビトール、マルチトール、マルトトリイトールおよびマルトテトライトールからなる群より選択される1種以上を含む、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の加温販売用容器詰め飲料。
- ショ糖と、オリゴ糖と、糖アルコールと、スクラロースと、アセスルファムカリウムと、を含む加温販売用容器詰め飲料の呈味改善方法であって、
当該加温販売用容器詰め飲料自体の甘味度がショ糖換算で9以上15以下となり、
当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記ショ糖の甘味度がショ糖換算で0.1以上2以下となり、
当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記オリゴ糖と前記糖アルコールのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をXとし、当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記スクラロースと前記アセスルファムカリウムのそれぞれについてショ糖換算で算出される甘味度の合計値をYとしたとき、X/Yの値が、0.2以上0.7以下となるように調製することを特徴とする、加温販売用容器詰め飲料の呈味改善方法。 - 当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記スクラロースについてショ糖換算で算出される甘味度をSスとし、当該加温販売用容器詰め飲料に含まれる前記アセスルファムカリウムについてショ糖換算で算出される甘味度をSアとしたとき、Sス/Sアの値が、1.5以上4以下となるように調製する、請求項13に記載の加温販売用容器詰め飲料の呈味改善方法。
- 前記加温販売用容器詰め飲料は、果汁を含む、請求項13または14に記載の加温販売用容器詰め飲料の呈味改善方法。
- 前記加温販売用容器詰め飲料における前記果汁の果汁含有率が、当該加温販売用容器詰め飲料全量に対して、0.5%以上10%以下である、請求項15に記載の加温販売用容器詰め飲料の呈味改善方法。
- 前記加温販売用容器詰め飲料は、乳を含む、請求項13乃至16のいずれか一項に記載の加温販売用容器詰め飲料の呈味改善方法。
- 前記オリゴ糖が、マルトオリゴ糖、グルコオリゴ糖、ニゲロオリゴ糖およびイソマルトオリゴ糖からなる群より選択される1種以上を含む、請求項13乃至17のいずれか一項に記載の加温販売用容器詰め飲料の呈味改善方法。
- 前記糖アルコールが、ソルビトール、マルチトール、マルトトリイトールおよびマルトテトライトールからなる群より選択される1種以上を含む、請求項13乃至18のいずれか一項に記載の加温販売用容器詰め飲料の呈味改善方法。
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