JP2016163624A - ゴルフクラブ用シャフト - Google Patents
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Abstract
【課題】ボールの飛距離を増大させるとともに、振りやすさを確保したゴルフクラブを構成可能なゴルフクラブ用シャフトを提供する。
【解決手段】
ゴルフクラブ1用シャフト10は、第1の重量物11と第2の重量物12を有している。重量が4g〜20gの範囲である第1の重量物11は、シャフト10をヘッド20に設けられたホーゼル21に取り付けた際のホーゼル21の開口端22からの距離が60mm〜180mmの範囲である位置に取り付けられている。第2の重量物12は、ヘッド20の取付側の反対側であるバット側のシャフト10の端から100mmまでの位置に取り付けられている。
【選択図】図1
【解決手段】
ゴルフクラブ1用シャフト10は、第1の重量物11と第2の重量物12を有している。重量が4g〜20gの範囲である第1の重量物11は、シャフト10をヘッド20に設けられたホーゼル21に取り付けた際のホーゼル21の開口端22からの距離が60mm〜180mmの範囲である位置に取り付けられている。第2の重量物12は、ヘッド20の取付側の反対側であるバット側のシャフト10の端から100mmまでの位置に取り付けられている。
【選択図】図1
Description
この発明は、ゴルフクラブ用シャフトに関し、特に、ボールの飛距離を増大させるとともに、振りやすさを確保したゴルフクラブ用シャフトに関する。
ヘッドスピードは、ゴルフボールの飛距離に影響を与える大きな要因の一つである。そのため、多くのゴルファーは、スイングする際にシャフトを撓らせてヘッド位置を遅らせ、打撃位置の手前でリストターンを行うことで、打撃(インパクト)時のヘッドスピードを速くして飛距離を長くすることを試みている。しかしながら、打撃時のヘッドスピードを速くしても、インパクト中にシャフトが撓ることにより、ゴルフボールの飛距離が低下してしまう場合がある。
例えば、特許文献1では、スイートスポットの上下方向にずれたミスヒットの際に、シャフトが曲がりフェースの向きが変化することにより、ゴルフボールの弾道が低くあるいは高くなって飛距離が低下することに着目し、フェースの向きの変化を防止し、飛距離を確保することが可能なゴルフクラブが開示されている。具体的には、ヘッドの基部に対してシャフトが挿入固定されたゴルフクラブにおいて、シャフトの基部内からグリップ方向への所定の範囲の曲げ剛性を補強するとともに、補強した領域の端部付近に重量体を設けることにより、フェース方向の変化を防止している。
また、特許文献2では、スイング中にシャフトの撓みやねじれが発生することにより、打球時におけるミートが不正確になって飛距離が低下することに着目し、シャフトのバランスポイントの内面にウェイトを取り付けてシャフトの軌道を安定させ、ヘッドの軌道を安定させることにより、ボールのミート率を高めると同時に打球の方向性を安定させ、飛距離を増大させることが提案されている。
しかしながら、特許文献1に示されたゴルフクラブでは、シャフトの基部内からグリップ方向に延びる補強領域自体の重量が増加し、さらに、ゴルフクラブの振りやすさを決定するクラブバランスの基準点よりもヘッド側(チップ側)の位置に重量体を設けているため、クラブバランスが重くなり、ゴルフクラブが振り難くなる。さらに、特許文献1に示されたゴルフクラブでは、補強領域の端部に応力が集中し、シャフトが折損する虞もある。また、特許文献2においても、ウェイトが取り付けられている位置(バランスポイント)は、クラブバランスの基準点よりもチップ側となるため、クラブバランスが重くなり、ゴルフクラブが振り難くなる。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、ボールの飛距離を増大させるとともに、振りやすさを確保したゴルフクラブを構成可能なゴルフクラブ用シャフトを提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を達成するために、ゴルフクラブ用シャフトは、前記シャフトをヘッドに設けられたホーゼルに取り付けた際の前記ホーゼルの開口端からの距離が60mm〜180mmの範囲である位置に取り付けられ、重量が4g〜20gの範囲である第1の重量物と、前記ヘッドの取付側の反対側であるバット側の前記シャフトの端から100mmまでの位置に取り付けられた第2の重量物と、を有することを特徴とする。
第1の重量物をシャフトに取り付けることにより、エネルギーロスの原因となる、インパクト中におけるシャフトのヘッド側(チップ側)部分の撓りが抑制されるので、ボールの飛距離が増大する。また、第2の重量物をシャフトに取り付けることにより、第1の重量物をシャフトに取り付けたことによるクラブバランスの変化を抑制することができるので、ゴルフクラブが振りにくくなることを抑制することができる。そのため、ボールの飛距離を増大させるとともに、振りやすさを確保したゴルフクラブを構成することが可能となる。
ゴルフクラブを構成した際の当該ゴルフクラブのバット側の端であるバット端からの前記第1の重量物の距離をL1、前記バット端からの前記第2の重量物の距離をL2、前記バット端からの前記ゴルフクラブのクラブバランスの基準点の距離をLp、前記第1の重量物の重量をW1としたときに、前記第2の重量物の重量であるW2が、下記数式を満たすように設定されているものとしても良い。
この構成によれば、第1の重量物をシャフトに取り付けたことによるクラブバランスの変化を±1ポイント以内に抑えることができるので、ゴルフクラブを構成した際の、ゴルフクラブの振りやすさをより良好に維持することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、ゴルフクラブ用シャフト、そのシャフトを使用したゴルフクラブ、既存のゴルフクラブ用シャフトあるいはゴルフクラブの調整方法、および、当該調整方法において使用される部材等、種々の態様で実現するものとしても良い。
A.実施形態:
図1は、本発明の一実施形態としてのゴルフクラブ1の構成を示す説明図である。図1(a)は、ゴルフクラブ1の全体を示し、図1(b)および図1(c)は、図1(a)において二点鎖線で囲んだ領域A,Bのそれぞれを拡大して示している。ゴルフクラブ1は、いわゆるドライバーと称されるゴルフクラブであり、図1に示すように、シャフト10と、シャフト10の一方の端部(チップ)に取り付けられたヘッド20と、シャフト10の他方の端部(バット)に取り付けられたグリップ30とを有している。シャフト10は、例えば、炭素繊維強化樹脂(CFRP)の未硬化のシート(プリプレグ)を芯金に多重に巻き付けた後、加熱してプリプレグを硬化させることにより形成される。
図1は、本発明の一実施形態としてのゴルフクラブ1の構成を示す説明図である。図1(a)は、ゴルフクラブ1の全体を示し、図1(b)および図1(c)は、図1(a)において二点鎖線で囲んだ領域A,Bのそれぞれを拡大して示している。ゴルフクラブ1は、いわゆるドライバーと称されるゴルフクラブであり、図1に示すように、シャフト10と、シャフト10の一方の端部(チップ)に取り付けられたヘッド20と、シャフト10の他方の端部(バット)に取り付けられたグリップ30とを有している。シャフト10は、例えば、炭素繊維強化樹脂(CFRP)の未硬化のシート(プリプレグ)を芯金に多重に巻き付けた後、加熱してプリプレグを硬化させることにより形成される。
ヘッド20は、チタン合金等により一体に形成された中空構造となっており、スリーブ40を介してシャフト10を取り付けるためのホーゼル21が設けられている。シャフト10とスリーブ40とは、シャフト10のチップ側端をスリーブ40のシャフト嵌入穴49に嵌め込むことにより固定される。スリーブ40は、先端部(スリーブ先端部)41をホーゼル21に設けられた穴に挿入し、ホーゼル21の開口端(ホーゼル上端)22とスリーブ40の段差(スリーブ段差)42とが接触した状態で取り付けられる。なお、シャフト10とヘッド20とは、スリーブ40を用いることなく、直接取り付けるものとしても良い。
シャフト10には、また、チップ側とバット側との2箇所に重量物としての錘11,12が取り付けられている。図1の例においては、チップ側の錘11は、シャフト10の外周に取り付けられており、バット側の錘12は、シャフト10の内面(シャフト内面)19に取り付けられている。チップ側の錘11は、例えば、鉛等の可撓性の金属シートをシャフト10の外周に巻き付けることにより形成することができる。バット側の錘12は、金属や樹脂の部材をシャフト10のバット側の端からシャフト内面19に嵌め込むことにより形成することができる。また、チップ側の錘として、金属や樹脂の部材をシャフト内面19に固定しても良く、バット側の錘として、可撓性の金属シートをシャフト10の外周に巻き付けても良い。但し、錘としてシャフト10の外周に金属シートを巻き付ける場合、ルールに適合するように、鉛のシートを使用するのが望ましい。なお、重量物としては、これらのような錘11,12に限らず、例えば、プリプレグを多重に巻き付ける際に、タングステン等の高比重の金属粉を付着させたプリプレグや金属シートを挟み込むことにより形成することもできる。
図2は、シャフト10のチップ側に取り付けた錘11の機能を説明する説明図であり、ゴルフクラブGCによりボールBLを打撃したインパクト中におけるゴルフクラブGCの挙動を示している。図2に示すように、ゴルフクラブGCのヘッドHDがボールBLを打撃すると、ボールBLからヘッドHDに衝撃力が加わるため、ヘッドHDが減速する。ヘッドHDの減速により、シャフトSTのチップ側(すなわち、ヘッドHD側)の先端部S1が減速し、シャフトSTが撓る。一方、シャフトSTが撓ることにより、先端部S1からバット側にやや離れた先端近傍部S2は加速される。このようにして、シャフトSTが図2に示すように撓ることにより、エネルギーロスが生じ、ボールBLの飛距離が短くなる。
このとき、シャフトSTの先端近傍部S2に重量物(図1の錘11)を取り付けると、インパクト中の先端近傍部S2の加速が抑制され、それに伴い先端部S1の減速も抑制される。その結果、インパクト中のシャフトSTの撓りが小さくなり、インパクト中におけるシャフトSTおよびヘッドHDのフェースFCが、理想的な場合に位置するシャフトの軸線LA(一点鎖線)により近くなる。これにより、エネルギーロスが低減され、ボールBLの飛距離を長くすることができる。
シャフト10(図1)のチップ側の錘11の重量や取付位置は、このような錘11の機能を考慮して実験等により決定される。錘11の重量を4g未満とすると、錘11の取付による飛距離増大効果が乏しくなり、20gを超えると、シャフト10自体が重くなりゴルフクラブ1が振り難くなる。そのため、錘11の重さは、4gから20gの範囲で設定される。また、錘11とヘッド20との距離が、長すぎても、短すぎても、インパクト中におけるシャフト10の撓りの抑制効果が減弱する。そのため、錘11は、ホーゼル上端22からの距離が所定の範囲の位置に取り付けられる。具体的には、錘11の取付位置は、ホーゼル上端22から60mmから180mmの範囲で設定される。なお、錘11の取付位置とは、シャフト10上における錘11の重心の位置をいう。
図3は、シャフト10のバット側に取り付けた錘12の機能を説明する説明図であり、ゴルフクラブ1のバランス(クラブバランス)を測定する様子を示している。クラブバランス(「スイングウェイト」とも呼ばれる)は、ゴルフクラブ1のバット端からの距離Lpが355.6mm(14in(インチ))の基準点を支点(バランス測定支点)Pとして測定される。このバランス測定支点Pを基準として、チップ側の重量が重く、あるいは、バット側の重量が軽くなると、スイングを行ったときのヘッド10の重量感が増大する。一方、バランス測定支点Pを基準として、チップ側の重量が軽く、あるいは、バット側の重量が重くなると、スイングを行ったときのヘッド10の重量感が低減する。一般的には、この重量感が大きくなるほど、スイングの安定性が向上するものの、ヘッドスピードが低下する。逆に、重量感が小さくなるほど、ヘッドスピードが上昇するが、スイングの安定性が低下する。そのため、クラブバランスは、ゴルフクラブのユーザであるゴルファーの体格やスイングの特性等によって適正に調整する必要がある。
本実施形態では、シャフト10のチップ側に錘11を取り付けている。この錘11は、通常、バランス測定支点Pよりもチップ側に位置するため、錘11を取り付けることにより、クラブバランスの変化による重量感が増大する。そこで、本実施形態においては、シャフト10のバット側に錘12を取り付けることにより、クラブバランスの変化を抑制している。クラブバランスの変化を抑制するためには、錘12がバット端から離れるに従って錘12を重くする必要がある。そのため、錘12の取付位置(すなわち、シャフト10上における錘12の重心位置)は、シャフト10のバット側の端から100mmまでの範囲に設定される。また、錘12の重量W2は、錘11の重量W1と、バット端からバランス測定支点P(すなわち、クラブバランスの基準点)までの距離Lpと、バット端から錘11までの距離L1と、バット端から錘12までの距離L2としたときに、下記数式を満たすように設定される。ここで、バット端とは、ゴルフクラブ1を構成した際のバット側の端、すなわち、グリップ30のバット側の端を謂う。
クラブバランスは、バランス測定支点Pを基準としたチップ側とバット側の力のモーメントの差が1.75in×oz(オンス)変化するごとに、最小単位である1ポイント分変化する。ここでバランス測定支点Pから14in離れたバット端に3.6g(0.127oz)の錘を付加すると、クラブバランスの変化量は、14in×0.127oz÷(1.75in×oz)=1.02≒1ポイントとなる。錘12は、バット端からチップ側の位置に配置されるので、上記数式(1)を満たすように錘12の重量W2を設定することにより、錘11,12を使用しない状態からのクラブバランスの変化を、±1ポイント以下に抑えることが可能となる。なお、錘12の重量W2が上記数式(1)を満たしていない場合においても、錘12を取り付けることにより、チップ側の錘11を取り付けたことによるクラブバランスの変化を抑制することができる。そのため、バット側の錘12の重量W2は、必ずしも上記数式を満たす必要はない。このように本実施形態によれば、クラブバランスの変化を抑制することができるので、ゴルフクラブ1の振りやすさ(スイングのしやすさ)を確保することが可能となる。
本実施形態によれば、シャフト10のチップ側とバット側との2箇所に重量物(錘11,12)を設けることにより、クラブバランスの変化を抑制してゴルフクラブ1の振りやすさを確保しつつ、インパクト中のシャフト10の撓りを抑制してエネルギーロスを低減してボールの飛距離を増大させることが可能となる。また、本実施形態は、シャフト10に錘11,12を取り付けることにより実現できるので、どのように設計されたシャフトにも適用でき、また、既存のシャフトの改善を図ることも可能である。さらに、本実施例によれば、シャフト先端部S1(図2)および先端近傍部S2を含むシャフトST全体の剛性を高めることなく撓りを抑制することができる。そのため、シャフト先端部S1、先端近傍部S2およびその他の部分の補強を行うことが必要でなくなり、シャフトの軽量化をより容易に行うことが可能となる。
B.実施例:
チップ側の錘11の重量と、錘11の取付位置とが飛距離に与える影響を評価した。具体的には、錘11を取り付けていない基となるゴルフクラブとして、2009年ヤマハインプレスX4.6Dr.p.m.として販売された、いわゆるドライバーと称されるゴルフクラブを準備し、当該ゴルフクラブに錘11を取り付けた。基となるゴルフクラブは、体積460cc、ロフト角10度のヘッドに、シャフトを取り付けたもので、シャフトとしては、MUX−409DTypeII(フレックスSR)、47グラムで、全長45.5インチのものを使用した。
チップ側の錘11の重量と、錘11の取付位置とが飛距離に与える影響を評価した。具体的には、錘11を取り付けていない基となるゴルフクラブとして、2009年ヤマハインプレスX4.6Dr.p.m.として販売された、いわゆるドライバーと称されるゴルフクラブを準備し、当該ゴルフクラブに錘11を取り付けた。基となるゴルフクラブは、体積460cc、ロフト角10度のヘッドに、シャフトを取り付けたもので、シャフトとしては、MUX−409DTypeII(フレックスSR)、47グラムで、全長45.5インチのものを使用した。
図4のグラフおよび以下の表1は、実施例1〜4および比較例1〜4として、チップ側の錘11の重量と、錘11の取付位置(ホーゼル上端22からの距離)とを種々変化させた際の飛距離の測定結果を示している。なお、飛距離の測定は、ゴルフクラブをロボットの回転アームに固定し、ヘッドスピード40m/sでゴルフボールを打撃することにより行った。図4および表1の飛距離は、3回の試打を行った際の平均値をヤード(yards)で表したものである。
表1から判るように、錘を取り付けない場合(比較例1)と比較して、4gから20gの錘を、ホーゼル上端22から60mmから180mmの範囲に取り付けることにより、1.3ヤード以上、飛距離を延ばすことができた。また、図4から判るように、錘の重量を3g(比較例3)から4g(実施例1)とすることにより、飛距離の伸びが顕著に大きくなった。また、錘の取付位置を、30mmから60mm、あるいは、210mmから180mmに変えることにより、飛距離の伸びが顕著に大きくなった。
C.変形例:
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
シャフトのバット側の端において、シャフト長さやシャフト重さ等を調整するため、チップ側と反対側に延びるエンド部材を設ける場合がある。このようなエンド部材は、エンド部材を含めたシャフトのバット端に取り付けられた錘12(図3)として扱うことが可能である。この場合において、上記数式(1)におけるバット端からバランス測定支点Pまでの距離Lpと、バット端から錘11までの距離L1としては、シャフト本来のバット端からの距離にエンド部材の長さを加えた値を用いれば良い。また、エンド部材を含めたシャフトのバット端に錘12が取り付けられていると考えることができるので、バット端から錘12(エンド部材)までの距離L2を0mmとし、錘12の重量W2をエンド部材の重量とすれば良い。このように、エンド部材によりバランス調整を行うことにより、バット端からバランス測定支点Pまでの距離Lpを大きくすることができるため、シャフト内のいずれかの位置に錘12を取り付けるのに比べて小さい重量でバランスを調整することができる。
シャフトのバット側の端において、シャフト長さやシャフト重さ等を調整するため、チップ側と反対側に延びるエンド部材を設ける場合がある。このようなエンド部材は、エンド部材を含めたシャフトのバット端に取り付けられた錘12(図3)として扱うことが可能である。この場合において、上記数式(1)におけるバット端からバランス測定支点Pまでの距離Lpと、バット端から錘11までの距離L1としては、シャフト本来のバット端からの距離にエンド部材の長さを加えた値を用いれば良い。また、エンド部材を含めたシャフトのバット端に錘12が取り付けられていると考えることができるので、バット端から錘12(エンド部材)までの距離L2を0mmとし、錘12の重量W2をエンド部材の重量とすれば良い。このように、エンド部材によりバランス調整を行うことにより、バット端からバランス測定支点Pまでの距離Lpを大きくすることができるため、シャフト内のいずれかの位置に錘12を取り付けるのに比べて小さい重量でバランスを調整することができる。
C2.変形例2:
上記実施形態では、本発明をドライバーに適用しているが、本発明が適用されるゴルフクラブは、ドライバーに限らず、いわゆるフェアウェイウッド等のウッド系のゴルフクラブ、ユーティリティと称されるゴルフクラブ、あるいは、アイアン系のゴルフクラブにも適用することが可能である。
上記実施形態では、本発明をドライバーに適用しているが、本発明が適用されるゴルフクラブは、ドライバーに限らず、いわゆるフェアウェイウッド等のウッド系のゴルフクラブ、ユーティリティと称されるゴルフクラブ、あるいは、アイアン系のゴルフクラブにも適用することが可能である。
1…ゴルフクラブ、10…シャフト、11,12…錘、19…シャフト内面、20…ヘッド、21…ホーゼル、22…ホーゼル上端、30…グリップ、40…スリーブ、41…スリーブ先端部、42…スリーブ段差、49…シャフト嵌入穴、BL…ボール、FC…フェース、GC…ゴルフクラブ、HD…ヘッド、LA…軸線、S1…先端部、S2…先端近傍部、ST…シャフト
Claims (2)
- ゴルフクラブ用シャフトであって、
前記シャフトをヘッドに設けられたホーゼルに取り付けた際の前記ホーゼルの開口端からの距離が60mm〜180mmの範囲である位置に取り付けられ、重量が4g〜20gの範囲である第1の重量物と、
前記ヘッドの取付側の反対側であるバット側の前記シャフトの端から100mmまでの位置に取り付けられた第2の重量物と、
を有する、
ゴルフクラブ用シャフト
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